JP2003047421A - 豆類の蒸煮方法及び装置 - Google Patents
豆類の蒸煮方法及び装置Info
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Abstract
蒸煮することを目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、豆類を本蒸煮の排気により
予備蒸煮し、ついで、本蒸煮した後、放冷することを特
徴とした豆類の蒸煮方法、及び、蒸煮槽を、多孔のシャ
ッター板で上下二段に分割し、上段を予備蒸煮室、下段
を本蒸煮室とし、前記蒸煮槽の下端部へ開閉蓋付の排出
室を連設し、該排出室の上部内側へ蒸気供給口を設け、
前記蒸煮槽の上部へ豆類の投入口を設けると共に、前記
シャッター板に駆動手段を付設したことを特徴とする豆
類の蒸煮装置により目的を達成した。
Description
ら本蒸煮することにより、豆類を均一蒸煮することを目
的とした豆類の蒸煮方法及び装置に関する。
み、排気を吸引し循環流動できるようにした穀物原料の
蒸煮方法及び装置の提案がある(特開平5−3832号
公報)。
か穀類などを連続投入し、撹拌しつつ蒸気を供給して下
部から順次蒸練したものを順次取り出す方法が普通であ
った。
は、排気を吸引して循環蒸煮する方法及び装置である
が、撹拌することなく、しかも、膨張する豆類などの蒸
煮には不向きであった。
するために豆類の皮が剥離する問題点があった。
気を利用して予備蒸煮することによって、本蒸煮の効率
を向上すると共に、予備蒸煮と、本蒸煮とを別々の位置
で行うことにより、豆類自体の自重による圧力差(上下
位置による加圧力の差)を可及的に小さくし、均等膨張
(均等品質)を可能にするなど、前記従来の問題点を解
決したのである。
により予備蒸煮し、ついで、本蒸煮した後、放冷するこ
とを特徴とした豆類の蒸煮方法である。また、予備蒸煮
と、本蒸煮との間の豆類の移動は自由落下とすることを
特徴としたものであり、放冷は強制放冷とすることを特
徴としたものである。
ャッター板で上下二段に分割し、上段を予備蒸煮室、下
段を本蒸煮室とし、前記蒸煮槽の下端部へ開閉蓋付の排
出室を連設し、該排出室の上部内側へ蒸気供給口を設
け、前記蒸煮槽の上部へ豆類の投入口を設けると共に、
前記シャッター板に駆動手段を付設したことを特徴とす
る豆類の蒸煮装置であり、蒸煮槽を、多孔のシャッター
板で上下二段に分割し、上段を予備蒸煮室、下段を本蒸
煮室とし、前記蒸煮槽の下端部へ開閉蓋付の排出室を連
設し、該排出室の上部内側へ蒸気供給口を設け、前記蒸
煮槽の上部へ豆類の投入口を設けると共に、前記シャッ
ター板に駆動手段を付設し、前記排出室の出口側に放冷
タンクを設けたことを特徴とする豆類の蒸煮装置であ
る。また、開閉蓋は、エアシリンダにより自動開閉でき
るようにしたものであり、駆動手段は、エアシリンダと
したものである。
を支持することと、蒸気を通過させる作用効果が求めら
れるので、例えば、豆類の大きさより小幅のスリットを
均等に分布させる。このスリットは、細長い形状が好ま
しく、円形又は円形に近い形状の場合には豆類で閉塞さ
れるので好ましくない。
一時間(例えば10〜20分)であり、予備蒸煮で常温
から本蒸煮温度まで昇温するので、本蒸煮では恒温(例
えば100℃)で一定時間(例えば15分)蒸煮するこ
とになり、同一条件で処理(豆類の上下位置に拘わら
ず)することができる。
温空気を吸引通過させて放冷するもので、吸引により、
均等に通過(各豆に空気が均等に接触する)させる。前
記放冷について、比較的広い床面積をとり得る場合に
は、蒸煮済の豆類をコンベア上に薄く並べて、移動中に
放冷してもよいが、このよう場合には、放冷による排気
の処理が大懸かりになり易い。前記吸引放冷の場合に
は、そのまま排気ダクトに導き、要すれば除湿して外界
へ放出するので、処理が簡単容易である。
するのみで、その表面は、ほぼ一定になるが、要すれ
ば、蒸気を吹き付けるなどの手段によりほぼ平面を形成
させることもできる。
の量は、豆類が加熱により膨張しても(1.2〜1.3
倍になる)十分余裕がある容積にする。例えば、豆類の
容量の2倍位の容積にする。
投入した際に、その深さが一定以下(例えば、30cm
以下)になるように定める。この深さは、豆類が膨張す
る際に、下部の豆類と、上部の豆類とでは、加えられる
圧力(自重による圧力)が相違するが、圧力の相違によ
り膨張に悪影響がでない程度の深さにする。
り、豆類の種類により異なるのは当然である。
の排気により予備蒸煮するように、2段蒸煮し、その後
放冷するものである。
ター板で上下二段に分割し、上段を予備蒸煮室、下段を
本蒸煮室とし、本蒸煮室のシャッター板の下部へ排出室
を連設し、その排出口に開閉蓋を設けると共に、排出室
の上部へ蒸気供給口を設け、前記予備蒸煮室の上部へ豆
類の投入口を設け、前記シャッター板の一側へ駆動用の
ピストンを固定したものである。
給(例えば0.2kg/cm2)すれば、生蒸気は、シ
ャッター板の多数の孔から上昇し、本蒸煮室内の豆類を
加熱した後、上部のシャッター板の多数の孔を通過して
予備蒸煮室の豆類を加熱し、ついで、蒸煮槽の上部から
排気される。
いて、該部の豆類を排出室に移した後、該シャッター板
を閉じ、ついで、予備蒸煮室の下部のシャッター板を開
いて、該部の豆類を本蒸煮室に移す。そこで、前記シャ
ッター板を閉じた後に蒸煮槽の上部から所定量の新豆類
を投入する。前記操作を繰り返して逐次蒸煮処理する。
明する。
5分管予備蒸煮し、ついで100℃で15分間本蒸煮し
た後、取り出した黒豆に常温空気を流通させて放冷(3
0℃)し、ついで、次工程へ移す。前記放冷は、コンベ
ア上へ薄く並べてもよいが、所定の放冷槽に収容し、該
放冷槽の底部から空気を吸引し、室内空気を放冷槽の上
部から下部へ強制通過させて冷却すれば、吸引により常
温空気を用いた均等放冷ができる。前記における黒豆の
膨張率は1.2であった。
ついて説明する。機台1上に、円筒状の蒸煮槽2を立設
し、該蒸煮槽2の下側に、所定間隔を保って上下二段の
シャッター板3、4を摺動可能に水平に設置する。この
シャッター板3、4の上下間隔は1回に処理すべき豆類
の容量によって決められるが、例えば、豆類の容量の
1.5倍以上の容積を保つようにする。豆類を蒸煮すれ
ば、1.2〜1.3倍に膨張するので、その際、膨張に
支障を生じないことと、蒸気が溜まるための余裕が必要
だからである。
一回に処理すべき豆類の量に対し、深さが大きくならな
いように定める。例えば、深さは30cm位を限度とし
て設計する。これは、豆類が膨張する際に、その自重が
膨張の支障にならないように、上下ほぼ均一に膨張させ
る為である。
設し、該排出室5の下方の出口5aには、開閉蓋6を開
閉可能に被着する。前記出口5aの下側には、貯槽7を
設け、貯槽7の底板7aは、取り出し口7bに向かって
下り傾斜に形成してある。前記底板7aには吸引用のフ
ァン8の吸入口8aが設けてある。
9、10との連結杆11、12で連結され、前記ピスト
ン9、10の一側はエアシリンダ13、14内へ収容さ
れている。従ってエアシリンダ13、14への加圧エア
の給排によりピストン9、10を矢示15、16のよう
に移動させることができる。
ズル17が設置され、ノズル17は配管18を介してボ
イラー19に連結されている。
gを投入口21から投入し、シャッター板3上へ載置
し、100℃の蒸気で15分間予備蒸煮した後、シャッ
ター板3を開いて予備蒸煮済の黒豆20をシャッター板
4上に移し、ついでシャッター板3を閉じて再び30k
gの黒豆を投入し、ノズル17から生蒸気(100℃)
を出してシャッター板3、4上の黒豆を100℃の蒸気
で15分間蒸煮する。この場合にシャッター板4上の黒
豆は本蒸煮され、シャッター板3上の黒豆は予備蒸煮さ
れる。
豆が十分蒸煮されたならば、シャッター板4のエアシリ
ンダに加圧エアを送入して、シャッター板4を矢示16
の方向へ引き出して、シャッター板4を開けると、シャ
ッター板4上の黒豆は矢示23のように自動落下して排
出室5に入る。そこでシャッター板4を前記と逆方向
(矢示15)に移動してシャッター板4を閉じる。そこ
でシャッター板3を開いて予備蒸煮した黒豆を、矢示2
2のようにシャッター板4上へ移し、ついで、シャッタ
ー板3を閉めて新しい黒豆を矢示24のように投入すれ
ば、この蒸煮の1サイクルを完了する。前記排出室5に
排出された黒豆は、開閉蓋6を開くことにより矢示25
のように自動落下し、貯槽7に入るので、前記開閉蓋6
を閉める。
空気は矢示28、29のように吸引され、黒豆内を通過
して外界へ排出されるので、急速に放冷される。この場
合に、シャッター26は開放状態にあるので、黒豆はホ
ッパー30を経てコンベア27上へ移され、矢示31の
ように次工程へ運ばれる。前記実施例によれば、予備蒸
煮してから本蒸煮するので、効率がよいのは勿論、製品
の品質が均質化する。
ので、熱経済になることは勿論、予備蒸煮によって品質
を一定にする効果がある。
豆類の移動はいずれも自重でよく別装置を必要としない
利点がある。
Claims (7)
- 【請求項1】 豆類を本蒸煮の排気により予備蒸煮し、
ついで、本蒸煮した後、放冷することを特徴とした豆類
の蒸煮方法。 - 【請求項2】 予備蒸煮と、本蒸煮との間の豆類の移動
は自由落下とすることを特徴とした請求項1記載の豆類
の蒸煮方法。 - 【請求項3】 放冷は強制放冷とすることを特徴とした
請求項1記載の豆類の蒸煮方法。 - 【請求項4】 蒸煮槽を、多孔のシャッター板で上下二
段に分割し、上段を予備蒸煮室、下段を本蒸煮室とし、
前記蒸煮槽の下端部へ開閉蓋付の排出室を連設し、該排
出室の上部内側へ蒸気供給口を設け、前記蒸煮槽の上部
へ豆類の投入口を設けると共に、前記シャッター板に駆
動手段を付設したことを特徴とする豆類の蒸煮装置。 - 【請求項5】 蒸煮槽を、多孔のシャッター板で上下二
段に分割し、上段を予備蒸煮室、下段を本蒸煮室とし、
前記蒸煮槽の下端部へ開閉蓋付の排出室を連設し、該排
出室の上部内側へ蒸気供給口を設け、前記蒸煮槽の上部
へ豆類の投入口を設けると共に、前記シャッター板に駆
動手段を付設し、前記排出室の出口側に放冷タンクを設
けたことを特徴とする豆類の蒸煮装置。 - 【請求項6】 開閉蓋は、エアシリンダにより自動開閉
できるようにした請求項4又は請求項5記載の豆類の蒸
煮装置。 - 【請求項7】 駆動手段は、エアシリンダとしたことを
特徴とする請求項4又は請求項5記載の豆類の蒸煮装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232733A JP2003047421A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 豆類の蒸煮方法及び装置 |
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JP2001232733A JP2003047421A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 豆類の蒸煮方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003047421A true JP2003047421A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19064605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001232733A Pending JP2003047421A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 豆類の蒸煮方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003047421A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5182770A (ja) * | 1975-01-18 | 1976-07-20 | Shigeo Yoshimura | |
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-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001232733A patent/JP2003047421A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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