JPH0451599Y2 - - Google Patents

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JPH0451599Y2
JPH0451599Y2 JP1989096716U JP9671689U JPH0451599Y2 JP H0451599 Y2 JPH0451599 Y2 JP H0451599Y2 JP 1989096716 U JP1989096716 U JP 1989096716U JP 9671689 U JP9671689 U JP 9671689U JP H0451599 Y2 JPH0451599 Y2 JP H0451599Y2
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steam
pot
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shellfish
water
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、貝類蒸気処理装置に関し、特に、ス
チーム釜の入口と出口を水封状態としてスチーム
加圧釜とし、蒸した身を水中に通して取り出し、
引締まつた状態の身を連続的に分離して得るため
の新規な改良に関する。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種の貝類蒸気処理装
置として代表的なものについて述べると、第3図
にて示される構成が一般に採用されていた。
すなわち、第3図において、符号1で示される
ものは、入口1aと出口1bが開放された筒状を
なすスチーム釜であり、このスチーム釜1の底部
2には、図示しないボイラーに接続された蒸気吹
出し口3が形成されている。
前記スチーム釜1の内部には、無端状のコンベ
ア4が案内されており、このコンベア4は、案内
ローラ5を介して無端状に回転する構成である。
さらに、前記出口1bには、篩い機6が設けら
れ、この篩い機6によつて身と殻を分離するよう
に構成されている。
従来の貝類蒸気処理装置は、前述したように構
成されており、以下に、その動作について説明す
る。
まず、入口1aから矢印で示されるように殻付
の貝(例えば、ホタテ)を投入すると、スチーム
釜1内で蒸気によつて蒸され、出口1bから篩い
機6に案内される。
この篩い機では、強い振動によつて殻と身が強
制的に分離され、身のみが取り出される。
c 考案が解決しようとする課題 従来の貝類蒸気処理装置は、以上のように構成
されているため、次のような課題を有していた。
(1) スチーム釜の入口と出口が解放されているた
め、釜内に圧力がなく、貝の身全体を均一に蒸
すことが不可能であつた。
(2) スチーム釜が前述のように解放であるため、
釜内の温度を100℃に維持するには、釜の長さ
を長く(例えば16m)する必要があり、且つ、
温度を均一化することができなかつた。
(3) また、スチーム釜の入口と出口から大量の蒸
気が流出することにより、エネルギー損失が大
きく、省エネに反することになつていた。
(4) また、スチーム釜から出たところで、強い振
動による篩い機で分離するため、身に大きい衝
撃を与えるため、身が傷つきやすかつた。
さらに、この篩い機を用いると外気に身が触れ
るため色が黒ずみ且つ、柔らかくなり、身の洗浄
も人手によつて別工程であるため、人手、設備共
に多く必要となつていた。
従つて、品質のよい蒸し身を連続的に製造する
小形化された貝類蒸気処理装置を得ることは不可
能であつた。
本考案は、以上のような課題を解決するために
なされたもので、特に、スチーム釜の入口と出口
を水封状態としてスチーム加圧釜とし、蒸した身
を水中を通して取り出し、引締まつた状態の美味
な身を連続的に分離して得るようにした貝類蒸気
処理装置を提供することを目的とする。
d 課題を解決するための手段 本考案による貝類蒸気処理装置は、殻付貝類を
スチーム釜にて蒸し、身と殻を分離するようにし
た貝類蒸気処理装置において、前記スチーム釜に
設けられ熱交換器を有する天板と、前記スチーム
釜に設けられ蒸気を導入するための蒸気口と、前
記スチーム釜の下部に設けられ水封とされた入口
と、前記スチーム釜内に設けられた第1コンベア
と、前記スチーム釜に接続され水を満杯とした水
槽からなる分離部と、前記分離部に設けられ殻取
り出し用の分離コンベア及び剥身取り出し用の第
2コンベアと、前記スチーム釜に設けられ前記分
離部の水により水封とされた出口とを備え、前記
スチーム釜は、水封状の前記入口と出口及び天板
とにより密閉釜状のスチーム加圧釜をなす構成で
ある。
e 作用 本考案による貝類蒸気処理装置においては、ス
チーム釜の入口と出口が水封状態によつてスチー
ム加圧釜を構成しているため、蒸気圧によつて温
度が極めて短時間で身の中迄蒸され、殻と身の分
離が円滑且つ確実に行われる。
また、密閉であるため、わずかなエネルギーで
蒸すことができ省エネ化が達成できる。
さらに、スチーム釜で蒸された貝は、分離部で
空気吐出部からの空気によつて攪拌を受け、身の
みが分離コンベアの金網から下方に落下し、身は
下方の第2コンベアで取り出され、殻は分離コン
ベア上に残つて外部へ排出される。
また、この分離部においては、分離コンベアか
ら落下した身は、水中に浸漬している第2コンベ
ア上に落下するため、身は殻と分離後、直ちに水
で冷却されることになり、身のしまりが良く、高
品質の剥身を得ることができる。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による貝類蒸気処理装
置の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分は、同一符号を
付して説明する。
図において符号10で示されるものは、貯貝槽
11から殻付の貝(図示せず)を洗浄部12に搬
送するための搬出コンベアであり、この洗浄部1
2に設けられた搬出シユート13は、スチーム釜
1の入り口1a内に挿入されている。
前記スチーム釜1内には、チエーンコンベアか
らなる第1コンベア4が底部1cから上方に向け
て傾斜した状態で一対のローラ5によつて無端状
に設けられており、この第1コンベア4の先端4
aは、このスチーム釜1の端部に形成された出口
1b上に対応して配設されている。
前記スチーム釜1の天板1dの内面には、ヒー
ター等の熱交換器14が複数個設けられており、
この熱交換器14の側部に取付けられたフアン1
5によつて温風を強制循環することにより、スチ
ーム釜1内の温度をムラを最小の状態とするよう
に構成されている。
前記出口1bは、隣接して形成された水槽状の
分離部6と連通しており、この分離部6内には、
その下段に剥身取り出し用の第2コンベア16が
配設されると共に、その上段に分離及び殻取出し
用のチエーンコンベアからなる分離コンベア17
が無端状に作動できるようにローラ18によつて
案内されている。
前記分離コンベア17内には、圧縮空気を強制
吹付するための多数の空気吐出部19aを有する
ブロアー配管19が配設されており、このブロア
ー配管19は図示しない圧縮空気源に接続されて
いる。
前記分離コンベア17の先端17aの下方に
は、殻収集シユート20が設けられ、前記殻収集
シユート20は、第2図で示されるように、選別
コンベア21及びガイドコンベア22を介して粉
砕機23に連通されている。
前記第2コンベア16の先端16aの下方に
は、急速冷凍室(図示せず)に剥身を送るための
剥身搬送コンベア24が配設されている。
本考案による貝類蒸気処理装置は、前述したよ
うに構成されており、以下に、その動作について
説明する。
まず、貯貝槽11から搬出コンベア10で送ら
れた殻付貝類は、洗浄部12で洗浄された後、搬
出シユート13を介して入口1aからスチーム釜
1内の第1コンベア4上に供給される。
このスチーム釜1は、その一部に水が貯めら
れ、分離部6内も水で満杯であるため、その入口
1a及び出口1bが、水平状の点線A及びBで示
されるように水で水封とされていることにより、
入口1aと出口1bは水によつて密閉水封状態と
なり、スチーム釜1内が完全な密閉釜状のスチー
ム加圧釜となつている。
前述の状態で、各熱交換器14およびフアン1
5によつて温風が強制循環され、且つ、蒸気口1
eから図示しないボイラを介して蒸気が吐出され
ているため、スチーム釜1は、完全密閉のスチー
ム加圧釜の状態となつており、この状態下で殻付
貝類(例えば、ホタテ)が第1コンベア4で供給
されると、圧力と温度(約107℃)により短時間
で身の中まで蒸され、身が殻から分離可能な状態
となる。
スチーム釜1を通過した高温状の殻付貝類は、
出口1bを介して水中に浸漬した分離ベルト17
上に落下供給されるため、分離部6中において急
激に冷却されて身がしまると共に、ブロアー配管
19の空気吐出部19aからの吐出空気による水
の攪拌によつて、身が殻から分離し、殻は分離コ
ンベア17、選別コンベア21、ガイドコンベア
22を介して粉砕機23に搬送される。
また、分離された身は、分離コンベア17から
下方に落下して第2コンベア16を介して剥身搬
送コンベア24から急速冷凍室内に供給される。
g 考案の効果 本考案による貝類蒸気処理装置は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。
(1) スチーム釜が水封による密閉式であるため、
スチーム加圧釜として作用し、短時間で身の中
まで均一に蒸されると共に、身の分離が円滑と
なる。
また、密閉により蒸気が外部に洩れることが
なく、省エネ効果によるランニングコストの大
巾低減が得られる。
また、熱交換器とフアンによる強制循環によ
り、釜内の温度が均一となり、温度ムラをなく
し、身の品質向上が得られる。
また、密閉構造による効率向上により、スチ
ーム釜の長さを短く(約8m)することができ、
小形の装置を得ることができる。
(2) 分離部内が水槽で構成され水が満杯状態であ
るため、釜を経た高温の身が急速に冷却され、
身のしまりがよく、味及び品質を大巾に向上す
ることができる。
また、空気の吐出による水の攪拌によつて身
を殻から分離するために、身に大きい衝撃を与
えることがなく、損傷を起こすことなく歩留ま
りを向上することができる。
また、空気の吹付による水の攪拌により、人
手を介することなく内部の砂等も除去すること
ができ、高効率の処理を行うことができ、省力
化、省エネ化による大巾なコストダウンを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案による貝類蒸気処理
装置を示すもので、第1図は全体構成を示す構成
図、第2図は第1図の平面図、第3図は従来の装
置を示す構成図である。 1はスチーム釜、1aは入口、1bは出口、4
は第1コンベア、6は分離部、16は第2コンベ
ア、17は分離コンベア、19aは空気吐出部で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 殻付貝類をスチーム釜1にて蒸し、身と殻を分
    離するようにした貝類蒸気処理装置において、前
    記スチーム釜1に設けられ熱交換器14を有する
    天板1dと、前記スチーム釜1に設けられ蒸気を
    導入するための蒸気口1eと、前記スチーム釜1
    の下部に設けられ水封とされた入口1aと、前記
    スチーム釜1内に設けられた第1コンベア4と、
    前記スチーム釜1に接続され水を満杯とした水槽
    からなる分離部6と、前記分離部6に設けられ殻
    取り出し用の分離コンベア17及び剥身取り出し
    用の第2コンベア16と、前記スチーム釜1に設
    けられ前記分離部6の水により水封とされた出口
    1bとを備え、前記スチーム釜1は、水封状の前
    記入口1aと出口1b及び天板1dとにより密閉
    釜状のスチーム加圧釜を構成していることを特徴
    とする貝類蒸気処理装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5011200U (ja) * 1973-05-26 1975-02-05

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