JPS6038386Y2 - 大豆の加圧連続蒸し装置 - Google Patents

大豆の加圧連続蒸し装置

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JPS6038386Y2
JPS6038386Y2 JP1981043188U JP4318881U JPS6038386Y2 JP S6038386 Y2 JPS6038386 Y2 JP S6038386Y2 JP 1981043188 U JP1981043188 U JP 1981043188U JP 4318881 U JP4318881 U JP 4318881U JP S6038386 Y2 JPS6038386 Y2 JP S6038386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
soybeans
steaming
steam
damper
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981043188U
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English (en)
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JPS57155091U (ja
Inventor
幹次 堀
Original Assignee
株式会社スカイ醸機研究所
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Publication date
Application filed by 株式会社スカイ醸機研究所 filed Critical 株式会社スカイ醸機研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 味噌を製造するに当っては、米又は麦等の麹を醗酵原料
とし、これに2倍程度の量の蒸した大豆と若干の塩とを
混ぜ合わせて仕込むのが一搬的である。
この場合に用いられる大豆を処理するに当って、最も原
始的な手段は長時間釜で煮ることであるが、 ■ 燃料費が嵩む。
■ 能率が悪い。
■ 煮汁の処理が困難である。
■ 味噌原料としての大豆自体の蒸し上がりが悪い。
等の欠点を有している。
この欠点を解消するべく、加圧しながら大豆を搬送し、
この間に蒸す手段が採られているが、人手によって大量
の大豆を反転させる必要があるだけでなく、煮汁の排除
なども充分でないという欠点があり、また、横型加圧筒
の中にベルトコンベヤを設け、一方の口より浸漬大豆を
投入しこれを連続的に移送して反対側の出口から取り出
し、この間に蒸気を投じて連続的に加圧する手段を採っ
た場合には、蒸気を排出する際大きな騒音が出るだけで
なく、大豆を充分蒸すことができないという欠点がある
この場合、加圧筒内を1回通すだけでは大豆の蒸しが不
充分であるため、2機を併設連結しして連続蒸しをして
いるのが現状である。
1機でさえ多量の蒸気を要するから2機連結した場合の
蒸気消費量は膨大となり、また、■機に2個所設けられ
ているロータリーバルブからの爆発音は大きな騒音とな
り、耐え難い。
しかも、2機連設するとなると、その設備投資、エネル
ギーの消費は多大であって、いずれも実用的でない。
このように、従来から用いられている装置には種々の欠
点が存在する。
しかして、味噌原料としての大豆は層迄充分に蒸され、
皮もなるべくそのまま光沢よく残っているものが要求さ
れ、また、これを蒸す装置は大豆を連続して蒸すことが
できる能率のよいもので、しかもエネルギーを節約する
ことができ、省力化されたものでなければならない。
本考案は従来の欠点を解消し、しかも上記要望が満たさ
れるようにしたもので、予備蒸し用のりンク1と本蒸し
用のタンク2の冷却装置に連なる荒抜きホッパー3とを
上方から順次段違いに配設し、2段目の本蒸し用のタン
ク2の上部と最上段の予備蒸し用のタンク1の下部とを
排気管2dで連絡したものである。
本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面に示すように、予備蒸し用のタンク1と本蒸し用の
タンク2と荒抜き用のホッパー3とを上方から順次段違
いに設けいわゆる竪型とする。
予備蒸し用のタンク1の投入口1aには取り外し自在の
蓋を設け、原料である大豆は開口のままベルトコンベヤ
等により連続投下する。
また、タンク1の排出口(図の下端部)にはスライド開
閉式の加圧用ダンパー1bを設け、タンク1の胴筒部分
には2本の蒸気管1c、ldを上下段違いに設ける。
なお、加圧用のダンパー1bには、流れ落ちてくる煮汁
を溜めこれを外部に排出させ得るパイプ(図示しない)
を設ける。
タンク1の下方に位置する本蒸し用のタンク2の投入口
と排出口には、回転式のダンパー2a。
2bを設け、底側のダンパー2bには流れ落ちてくる煮
汁を溜めこれを外部に排出させ得るパイプ2cを設ける
また、タンク2の投入口付近には排気管2dを設け、該
排気管2dの上部はタンク1の下部に接続して循環式と
する。
タンク2の胴筒部分には下吹き用の蒸気管2eを反対側
の胴壁に達するごとく貫通して設ける。
上記タンク1とタンク2との容積比は、タンク1の容積
がタンク2の容積の2倍程度とする。
タンク2の下方に位置する荒抜きホッパー3はその上下
をともに開口し、該ホッパー3の胴部はその半周(図の
右側)を金網3aで形成し、その反対側である半周部分
は普通の金属板製とする。
この金属板製の胴筒外方にはシロッコファンなど適当な
ファン3bを設ける。
荒抜きホッパー3の下方には連続式の冷却機(図示しな
い)が備え付けらでいる。
なお、タンク1,2の内壁はテフロン加工を施して残滓
などが付着しないようにするとよい。
その他図面において、4はタンク1の投入口近くに設け
たレベルスイッチ、5はタンク2の上部に設けたレベル
スイッチ、6,7はダンパー1b、2a及びダンパー2
bの開閉装置、8はタンク1,2、荒抜き用のホッパー
3とを定着した機枠である。
次に、この装置の操作方法について説明する。
予備蒸し用のタンク1の底即ちダンパー1bを閉じ、タ
ンク1の投入口1aからベルトコンベヤ等の搬送機によ
り(できるだけ急速に)浸漬大豆を投入するとともに下
段の蒸気管1dを開く、これに続いて上段の蒸気管1c
を開く。
従って、投入口の大豆には蒸気が万遍無く噴射せしめら
れ、適度の予備蒸しが行われる。
タンク1が一杯となると、レベルスイッチ4が作動し、
タンク1内への大豆の投入が停止せしめられる。
一方、タンク2においてその底に設けであるダンパー2
bを閉じるとともにダンパー2aを開く。
これに続いて蒸気管2eを開いてタンク2内に蒸気を噴
入腰これと同時にタンク1のダンパーlbを全開する。
なお、このとき上段の蒸気管1cを止める。
すると、予備蒸しされた大豆がその自重によりタンク2
内に落下し、それがタンク2内で一定量に達すると、レ
ベルスイッチ5が働いてタンク1のダンパー1b、タン
ク2のダンパー2aがそれぞれ自動的に閉じ、これと同
時にベルトコンベヤ等の搬送機が再び作動し、タンク1
内へ原料である大豆が投入される。
このとき上段の蒸気管1cを再び開く。
タンク1が再び一杯となると、レベルスイッチ4が作動
し、タンク1内への大豆の投入が停止する。
しかして、タンク1の容積はタンク1の容積の2倍程度
としであるから、予備蒸しされた大豆がタンク2の中に
一杯になるまで投入された場合でも、タンク1の下半分
には予備蒸しされた大豆(これは次回の操作によりタン
ク2へ落される)が残存していることとなる。
従って、タンク2内における本蒸し作業を連続して能率
よく行うことができる。
予備蒸しされた大豆がタンク2内に投入されそれがタン
ク2内で一定量に達すると、レベルスイッチ5が働いて
タンク1のダンパー1b、タンク2のダンパー2aがそ
れぞれ自動的に閉じる。
これと同時にタンク2の蒸気管2eより通蒸する。
そして、所定時間経過後タンク2上層部に設けた排気管
2dを開いてタンク2から圧力のかかった蒸気を抜くと
、タンク2内は均等圧の蒸気が充満することとなり、予
備蒸しされた大豆はタンク2内においてこの状態の下で
本蒸しされる。
上述したように圧力のかかった蒸気は排気管2dを通じ
てタンク2から予備蒸し用のタンク1へ放出されるから
、その節約を計ることができるだけでなく、騒音の発生
防止にもなる。
ついで、ダンパー2bを開くと、本蒸しされた大豆は自
重により荒抜きホッパー3に落ちることになるが、さら
にこれを促進かつ確実にするため、小型パイブレイショ
ンモーターをタンク2胴外側に取付は振動を与えるとよ
い。
そして、ホッパー3に落ちた大豆は該ホッパー3内にお
いてファン3bにより予備冷却が行われる。
大豆を熱いまま放置すると、製品が老化着色するのでこ
れを防止するためである。
そして、予備冷却された大豆は放冷機に投入され、ここ
で所定の温度に冷却され、ベルトコンベヤなどで次の工
程である仕込みタンクへと送られらる。
タンク2内の大豆が荒抜きホッパー3に落されると同時
に、タンク2の底のダンパー2bを閉じ、予備蒸し用の
タンク1の底のダンパー1b1を開いてその中の大豆を
タンク2へ落し、蒸気管2eを開いてタンク2に蒸気を
噴入する。
大豆がタンク2内で一定量に達すると、レベルスイッチ
5が再び働いてタンク1のダンパー117′とタンク2
のダンパー20がそれぞれ自動的に閉じる。
この操作を繰り返すことにより、大豆を連続的に能率よ
く蒸すことができる。
本考案によれば、予備蒸し用のタンク1と本蒸し用のタ
ンク2と荒抜き用のホッパー3とが上方から順次段違い
に設けられ、2段目の本蒸し用のタンク2の上部と最上
段の予備蒸し用のタンク1の下部とが排気管2dで連絡
されているから、圧力のかかった蒸気は該排気管2dを
通じて2段目のタンク2から最上段のタンク1へ放出さ
れ、その余熱を予備蒸し用に再利用することができ、そ
の節約を計ることができるだけでなく、騒音の発生を防
止することができる。
また、大豆を動力によらないで重力により順次移送する
ことができるから、移送装置を別途設ける必要がなく、
装置全体を安価かつ小型化することができる。
また、本蒸しするに当って予備蒸しされた大豆を用いる
ことができるから、冷えた大豆を直接水蒸しする場合に
比べてその処理を迅速に行い得、きわめて理想的である
といえる。
大豆を蒸煮すると、粘りのある汁が必ず出るが、この汁
は製品に悪影響を及ぼすから排除すべきである。
実施例ではこの汁をダンパー1bに設けたパイプ(図示
しない)やダンパー2bに設けたパイプ2cにより容易
に排出することができる。
また、原料である大豆は種類、産地等によりその質が異
なり、それによって蒸す時間、蒸気圧を適度に調整する
必要があるが、その調整も容易に行い得る。
なお、粘りにより大豆がタンク1,2あるいは荒抜きホ
ッパー3から落ちにくいことが考えられるが、タンク1
,2あるいは荒抜きホッパー3に振動を与えたり、ある
いはこれらを落ちやすい形状とすることにより、容易に
回避することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による大豆の加圧連続蒸し装置の実施例を
示す立面図である。 1・・・・・・予備蒸し用のタンク、2・・・・・・本
蒸し用のタンク、3・・・・・・荒抜きホッパー 1b
、 2a、 2b・・・・・・ダンパー icy
ldv 2e・・・・・・蒸気管、2d・・・・・・
排気管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 予備蒸し用のタンク1と本蒸し用のタンク2と冷却
    装置に連なる荒抜き用のホッパーとを上方から順次段違
    いに配設し、上記水蒸し用のタンク2の上部と予備蒸し
    用のタンク1の下部とを排気管2dで連絡したことを特
    徴とする大豆の加圧連続蒸し装置。 2 タンク1の容積をタンク2の容積の2倍程度とした
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の大豆の加圧連続蒸
    し装置。
JP1981043188U 1981-03-26 1981-03-26 大豆の加圧連続蒸し装置 Expired JPS6038386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981043188U JPS6038386Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26 大豆の加圧連続蒸し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981043188U JPS6038386Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26 大豆の加圧連続蒸し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57155091U JPS57155091U (ja) 1982-09-29
JPS6038386Y2 true JPS6038386Y2 (ja) 1985-11-15

Family

ID=29840183

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981043188U Expired JPS6038386Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26 大豆の加圧連続蒸し装置

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JP (1) JPS6038386Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102107759B1 (ko) * 2020-03-06 2020-05-07 강호근 커넥터 분리용 지그

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102107759B1 (ko) * 2020-03-06 2020-05-07 강호근 커넥터 분리용 지그

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JPS57155091U (ja) 1982-09-29

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