JP2003047092A - 圧電スピーカ及びそれを利用した電子機器 - Google Patents
圧電スピーカ及びそれを利用した電子機器Info
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Abstract
対する実装の自由度の向上,電子機器自体の薄型化を図
る。 【解決手段】 圧電発音体10は、シム板12に圧電素
子14及び20を貼り合わせたバイモルフ構造で、全体
がディスク状に形成されている。圧電発音体10には、
導電性樹脂パッド34A〜34C,導体パターン36A
〜36Cを予め形成した柔軟性シート30,40が、表
裏両面から貼り合わられる。電極層18A,24Aは、
パッド34A,34C及び導体パターン36A,36C
を介してそれぞれ外部に引き出され、電極層18B,2
4Bは、シム板12,パッド34B,導体パターン36
Bを介して外部に引き出される。
Description
それを利用した電子機器に関し、更に具体的には、圧電
スピーカにおける電極構造の改良に関するものである。
として広く利用されており、特に近年は、携帯電話や携
帯情報端末などの分野で多用されている。図8に断面を
示すように、バイモルフ型の圧電発音体300は、圧電
素子306,312をシム板302に貼り合わせた構成
となっている。圧電素子306,312は、圧電性セラ
ミックス{ジルコン酸チタン酸鉛(略してPZT),チ
タン酸バリウム,ジルコン酸鉛,チタン酸鉛などを主成
分とするセラミックス}などによる圧電層310,31
6の表面に電極層308A,308B,314A,31
4Bを形成した積層構造となっている。
Fe−Ni系ステンレス材料)によって構成されてい
る。該シム板302及び前記電極308B,314Bの
それぞれには、リード線318が半田320で接合され
ており、これらリード線318を介して、圧電層31
0,316に電圧を印加することで、それらに分極が施
される。このようにして分極が施された圧電素子30
6,312を、例えば導電性接着剤を用いて前記シム板
302に貼り合わせることで、圧電スピーカを得る。な
お、本例では、電極308A,314A,シム板302
は共通電位となっており、必要に応じてアースされる。
説明すると、リード線318を介して、電極308Bと
シム板302との間,及び電極314Bとシム板302
との間にそれぞれ音声信号を与えると、圧電層310,
316の分極方向が逆方向となっているため、矢印F
A,FCで示す伸縮が互いに逆となる。
に伸びたときは圧電素子312が矢印FC方向に縮み、
逆に、圧電素子306が矢印FA方向に縮んだときは圧
電素子312が矢印FC方向に伸びる。つまり、シム板
302の一方の面が縮んだときは他方の面が伸びる関係
となり、全体として矢印FB方向で示すように上下方向
に振動し、音が発生する。
ような背景技術では、半田320を利用してリード線3
18を電極308B,314B及びシム板302に接合
するため、半田320の厚みによって、圧電スピーカ全
体の厚みが増す。これは、携帯電話や携帯情報端末に使
用する場合などを考えると、薄型化という観点から、非
常に不都合である。
その目的は、圧電スピーカ全体を薄型化して、電子機器
に対する実装の自由度の向上,電子機器自体の薄型化を
図ることができる圧電スピーカ及びそれを利用した電子
機器を提供することである。
め、本発明は、圧電層に電極層を積層した圧電素子を含
む圧電発音体によって構成した圧電スピーカであって、
前記電極層を外部に引き出すための引出手段を有する柔
軟性シートによって、前記圧電発音体の全体もしくは一
部を表裏両面から覆ったことを特徴とする。
圧電素子をシム板の少なくとも一方の面に貼り合わせた
構造であることを特徴とする。他の形態は、前記圧電素
子が、単層の圧電層を有することを特徴とする。更に他
の形態は、前記圧電素子が、圧電層と電極層を交互に複
数積層した積層構造を有することを特徴とする。
スピーカを利用したことを特徴とする。本発明の前記目
的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から
明瞭になろう。
の実施の形態について詳細に説明する。最初に、図1及
び図2を参照しながら実施形態1について説明する。図
1は、本実施形態の主要断面を示す図である。同図に示
すように、圧電発音体10は、シム板12の表裏に圧電
素子14,20をそれぞれ貼り合わせたバイモルフ構造
であって、全体がディスク状に形成されている。そし
て、導電性物質で予め導体パターンを形成した絶縁性の
柔軟なシートないしフィルム(以下単に「柔軟性シー
ト」という)30及び40によって表裏が全体として覆
われている。
された圧電層16の表裏両面に電極層18A,18Bを
形成した積層構造となっており、金属などによって構成
されたシム板12の上面略中央に、導電性接着剤で接着
される。圧電素子20も同様であり、PZTなどによる
圧電層22の表裏両面に、電極層24A,24Bを形成
した積層構造となっており、シム板12の下面略中央
に、導電性接着剤で接着される。圧電層としては例えば
PZTが用いられ、電極層としては例えば、Agもしく
はAg/Pd合金が用いられる。
う柔軟性シート30に、引出手段である導体パターンを
形成する様子が示されており、その#1−#1線に沿っ
て矢印方向に見た断面が、同図(B)に示されている。
これらの図において、柔軟性シート30は、シム板12
よりも大きい外径を有するディスク状の透明な絶縁性シ
ートないし絶縁性フィルムを所定形状に切抜いて形成さ
れており、左右には、引出部32A,32Bが突出形成
されている。そして、該引出部32A,32Bの上に、
引出手段である導体パターン及び導電性樹脂パッド,絶
縁性シートを順に重ねた構造となっている。柔軟性シー
トとしては、例えばPETフィルム等が用いられ、導体
パターンとしては、例えば銅箔等が用いられ、導電性樹
脂パッドとしては例えば導電樹脂塗布フィルムあるいは
導電性接着剤等が用いられる。
上の所定位置に、導体パターン36A,36Bが形成さ
れる。導体パターン36A,36Bとしては、所定形状
の銅箔を引出部32A,32Bに接着剤で貼り付けるよ
うにしてもよいし、カーボンペーストや導電性ペースト
などを、スクリーン印刷や蒸着などの方法で直接形成す
るようにしてもよい。導体パターン36Aは、前記引出
部32Aの端部から、前記圧電素子14の電極層18A
の表面適宜位置に達する長さに設定されており、導体パ
ターン36Bは、前記引出部32Bの端部から、前記シ
ム板12の表面適宜位置に達する長さに設定されてい
る。
先端ランド側には、ランドパターンと略同形状の導電性
樹脂パッド34A,34Bが、導電性接着剤で貼り付け
られる。一方、導体パターン36A,36Bの引出側に
は、それぞれ絶縁性シート38A,38Bが接着剤など
で貼り付けられる。絶縁性シート38Aは、前記導体パ
ターン36Aとシム板12との電気的な接触を防止する
ためのものである。なお、絶縁性シート38Bについて
は、導体パターン36Bとシム板12との接触を防止す
る必要はないので、必ずしも設ける必要はない。
40に対する導体パターン36C,導電性樹脂のパッド
34C,絶縁性シート38Cの形成も、基本的には、前
記柔軟性シート30の場合と同様に行われる。すなわ
ち、柔軟性シート40に、導体パターン36Cを形成
し、その上に、パッド34C及び絶縁性シート38Cを
貼り付ける。なお、前記導体パターン36Cは、圧電素
子20の電極層24A表面の適宜位置に達する長さに設
定されており、前記絶縁性シート38Cによってシム板
12と絶縁されている。
A〜36Cを形成した柔軟性シート30,40を、それ
ぞれ、図1に示すように、圧電素子14,20の両面側
から圧電発音体10の全体を覆うように貼り合わせ、圧
電スピーカを得る。図2(C)には、組み立てた状態が
一部破断して示されている。このような圧電スピーカの
電極18A,24A及びシム板12に電圧を印加するに
は、導電性樹脂パッド34A〜34Cを介して接触する
導体パターン36A〜36Cに、例えば図示しないピン
を柔軟性シート30,40上から接触させるようにす
る。
作用を説明する。駆動電圧は、電極18Aとシム板12
との間,電極24Aとシム板12との間に、前記ピン,
導体パターン36A〜36C,導電性樹脂パッド34A
〜34Cを介してそれぞれ印加される。仮に圧電層1
6,22の分極方向が逆方向であるとすると、同じ駆動
信号を電極18A,24Aに与えたとしても、圧電層1
6,22の伸縮方向は互いに逆となる。すなわち、シム
板12の一方の面で圧電層が縮んだときは他方の面で圧
電層が伸びる関係となり、全体として図の上下方向に振
動し、音が発生する。なお、この場合において、柔軟性
シート30,40は十分柔軟性があるため、柔軟性シー
ト30,40によって圧電発音体10の振動が妨げられ
ることはない。
シート30,40に、予め金属箔あるいは導電性ペース
トなどによる導体パターン36A〜36Cを形成し、こ
れら柔軟性シート30,40によって圧電発音体10を
挟むように貼り合わせる。そして、導電性樹脂パッド3
4A〜34C,導体パターン36A〜36Cを介して電
極の引出しを行うので、圧電スピーカの全体を薄型化す
ることができる。また、従来の半田付けと比較して、圧
電発音体を柔軟性シートで挟むだけでよく、作業の簡略
化を図ることも可能である。
参照して本発明の実施形態2について説明する。図3
(A)は、本実施形態の圧電スピーカの構成を示す斜視
図であり、その#2−#2線に沿って矢印方向に見た断
面が、同図(B)に示されている。図4は、本形態の他
の例を示す図である。上述した実施形態1では、シム板
12の外径が、その両面に設けられた圧電素子14,2
0よりも大きい場合について説明したが、本実施形態で
は、シム板とその両面に設けられた圧電素子の外径が同
一もしくは、シム板が圧電素子間に介在しない例であ
る。なお、上述した実施形態と同一または対応する構成
要素には同一の符号を用いることとする(以下の実施形
態についても同様)。
(B)に示すように、シム板52の両面に圧電素子5
4,60を貼り合わせたバイモルフ構造であって、全体
がディスク状に形成されている。シム板52,圧電素子
54,60の外径は同一に設定されている。そして、金
属箔や導電性薄膜による導体パターンを予め形成した柔
軟性シート30,40で、全体が覆われている。
電極層58A,58Bをそれぞれ形成した積層構造とな
っている。圧電素子60は、圧電層62の表裏両面に電
極層64A,64Bをそれぞれ形成した積層構造となっ
ている。電極層58A,64Aと同一平面上には、接続
ランド58C,64Cがそれぞれ形成されている。一
方、圧電層56,62には、スルーホールないしビアホ
ール66,68が設けられており、前記接続ランド58
C,64Cにそれぞれ接続されている。スルーホール6
6,68には、内側の電極層58B,64Bも接続され
ている。すなわち、スルーホール66,68によって、
内側の電極層58B,64Bが接続ランド58C,64
Cにそれぞれ接続されて、外部に引き出し可能となって
いる。
2が、圧電層54,60と同一の外径を有するため、該
シム板52と接する電極層58B,64Bと外部との接
続が、前記接続ランド58C,64Cを介して行われる
構成となっている。
0の引出部32Aには、上述した実施形態1と同様の方
法で、導体パターン36A,導電性樹脂パッド34A,
絶縁性シート38Aがそれぞれ所定の位置に設けられ
る。また、引出部32B側も同様に、導体パターン36
B,導電性樹脂パッド34B,絶縁性シート38Bが所
定の位置に設けられる。
40の引出部42Aには、導体パターン34C,導電性
樹脂パッド36C,絶縁性シート38Cが所定位置に設
けられる。引出部42Bにも、同様に、導体パターン3
4D,導電性樹脂パッド36D,絶縁性シート38Dが
所定位置に設けられる。
脂パッド34A,34Cが電極層58A,64Aの任意
位置に接触し、かつ、導電性樹脂パッド34B,34D
が接続ランド58C,64Cと接触するように、圧電発
音体50を表裏から挟んで貼り合わせられる。電極層5
8Aについては、導電性樹脂パッド34A及び導体パタ
ーン36Aを介して引き出され、外部と接続される。電
極層64Aについては、導電性樹脂パッド34C及び導
体パターン36Cを介して引き出され、外部と接続され
る。一方,電極層58Bについては、スルーホール6
6,接続ランド58C,導電性樹脂パッド34B,導体
パターン36Bを介して、外部と接続される。電極層6
4Bについては、スルーホール導体68,接続ランド6
4C,導電性樹脂パッド34D,導体パターン36Dを
介して、外部と接続される。なお、電極層58B,64
Bは、シム板52によって電気的に接続されているた
め、どちらか一方から外部に引き出すようにしてよい。
と圧電素子54,60の外径を同一にし、シム板52と
積層された電極層58B,64Bと外部との電気的接続
を、圧電素子54,60に形成したスルーホール66,
68及び接続ランド58C,64Cを介して行うことと
したので、圧電スピーカ全体の小型化を図ることができ
る。
素子54,60が同一の外径に設定されているため、シ
ム板52と導体パターン36A,36Cが接触しない。
従って、導体パターン36Aと36Cが、柔軟性シート
30の引出部32A(又は42A)で重ならないよう
に、例えば、図4(A)に示すように、各部がずれた位
置となるように柔軟性シート30,40にそれぞれ形成
することにより、上述した絶縁性シート38A,38C
は不要となる。更に、同図(B)に示すように、圧電素
子54,60を直接貼り合わせた構造,すなわちシム板
を省いた構造とすることも可能である。この場合も、電
極引出構造は、前記図3に示す圧電発音体50と基本的
に同様である。
がら、本発明の実施形態3について説明する。上述した
実施形態では、柔軟性シートに予め電極引出パターンを
形成することとしたが、本実施形態では、直接圧電発音
体に対して、電極引出パターンを形成する。
体80は、シム板82の一方の面に圧電素子84が接着
されたユニモルフ型の構造となっている。まず、同図
(A)に示すように、柔軟性シート86に、シム板82
側を貼り合わせ、その上から、柔軟性シート90を重
ね、これら柔軟性シート86,90の左右に設けられた
引出部88A,88Bと92A,92Bが、それぞれ重
なるように貼り合わせる。すなわち、柔軟性シート8
6,90で圧電発音体80を挟む。
ート90の所定位置を削り、電極引出用の孔94A,9
4Bを形成する。図示の例では、孔94Aは、圧電素子
84の表面電極上の適宜位置に、また、孔94Bは、シ
ム板82の表面上の適宜位置となるように形成されてい
る。これら孔94A,94Bには、略同一外径に形成さ
れた導電性樹脂パッド96A,96Bが埋め込まれる。
そして、それらの上に、導体パターン98A,98Bを
設ける。具体的には、金属箔を貼り付ける,所定パター
ンで印刷や蒸着を行うなど,公知の各種の方法を適用し
てよい。最後に、同図(C)に示すように、柔軟性シー
ト90の上に、同一形状の柔軟性シート100を、それ
らの引出部92A,92Bと、102A,102Bが重
なるように貼り合わせる。
音体80に対して、電極引出パターンを形成する各部を
順に形成することによって、電極引出構造が形成され
る。なお、本実施形態では、圧電素子80をユニモルフ
型の構造としたが、上述した実施形態と同様に、バイモ
ルフ型の構造としてもよい。
がら、本発明の実施形態4について説明する。同図は、
実施形態4の主要断面を示す図である。上述した実施形
態1〜3では、圧電素子は、一つの圧電層のみを有する
単層構造としたが、本実施形態のように、複数の圧電層
を有する積層構造とすることも可能である。
シム板202の両面に圧電素子204,210を貼り合
わせたバイモルフ構造となっており、各圧電素子20
4,210は積層構造となっている。まず、圧電素子2
04について説明すると、圧電素子204は、PZTな
どによる圧電層208A,208Bと、電極層206A
〜206Cを交互に積層した構造となっている。圧電層
208A,208Bには、該当個所にスルーホール20
6E,206Fが形成されている。スルーホール206
Eによって、内部に位置する電極層206Bが上面側に
引き出され、接続ランド206Dに接続されている。ま
た、スルーホール206Fによって、交互に位置する電
極層206A,206Cが接続されている。
2A〜212Cと、圧電層214A,214Bを積層し
た構造となっている。圧電層214A,214Bには、
該当個所にスルーホール212E,212Fが形成され
ている。スルーホール212Eによって、内部に位置す
る電極層212Bが下面側に引き出され、接続ランド2
12Dに接続される。また、スルーホール212Fによ
って、交互に位置する電極層212A,212Cが接続
される。
定位置に導体パターンを予め形成した柔軟性シート3
0,40で、全体がそれぞれ覆われる。電極層206
A,206C,212A,212Cは、スルーホール2
06F,212F及びシム板202を介して全て同電位
となっており、柔軟性シート30に設けられた導電性樹
脂パッド34B及び導体パターン36Bを介して一個所
から引き出される。
ンド206Dから、導電性樹脂パッド34A,導体パタ
ーン36Aを介して外部に引き出され、電極層212B
については、接続ランド212Dから、導電性パッド3
4C,導体パターン36Cを介して外部に引き出され
る。このように、電極層と圧電層が複数回積層した積層
構造の圧電素子に対しても、本発明を適用することがで
きる。
実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変する
ことが可能である。例えば、次のようなものも含まれ
る。 (1)前記実施形態に示した材料,形状,寸法は一例で
あり、同様の作用を奏するように適宜変更可能である。 (2)圧電層と電極層の積層数,内部電極の接続パター
ンなども必要に応じて適宜変更可能である。また、前記
実施形態を組み合わせるようにしてもよい。 (3)前記実施形態では、導電性樹脂パッドを介して導
体パターンと電極層を接続することとしたが、導体パタ
ーンと電極層が電気的にコンタクトがとれていれば、導
電性樹脂パッドは必ずしも必要ではない。 (4)本発明の好適な応用例としては、携帯電話,携帯
情報端末(PDA),ボイスレコーダ,PC(パソコ
ン)などの各種電子機器のスピーカがある。他にアクチ
ュエータなど、各種の用途に適用してよい。図7には、
一例として、携帯電話やデジタルカメラ等の筐体に、上
述した圧電スピーカを取り付けたときの主要断面が示さ
れている。同図に示すように、筐体260のスピーカ取
り付け部位には、圧電発音体250によって生成された
音声を、筐体260の外部に放音するための放音孔26
2が複数設けられている。また、これら放音孔262の
周囲には、圧電発音体250を支持するための支持部2
64が設けられている。圧電発音体250は、それを覆
う柔軟性シート252の端部が前記支持部264に接着
剤266などで固定支持されている。このように、本発
明によれば、柔軟性シート252を利用して簡便に圧電
スピーカを対象機器に取り付けることができる。
電極の引出手段を形成した柔軟性シートによって圧電発
音体の表面を覆うようにしたので、圧電スピーカ全体の
薄型化を図ることができ、電子機器に対する実装の自由
度が向上するとともに、電子機器自体の薄型化にも貢献
できるという効果がある。
る。
ある。
る。
を示す図である。
る。
端面図である。
る。
…引出部 94A,94B…孔 96A,96B…パッド 98A,98B…導体パターン 200…圧電発音体 202…シム板 204,210…圧電素子 206A〜206C,212A〜212C…電極層 206D,212D…接続ランド 206E,206F,212E,212F…スルーホー
ル 208A,208B,214A,214B…圧電層 250…圧電発音体 252…柔軟性シート 260…筐体 262…放音孔 264…支持部 266…接着剤 300…圧電発音体 302…シム板 306,312…圧電素子 308A,308B,314A,314B…電極層 310,316…圧電層 318…リード線 320…半田
Claims (5)
- 【請求項1】 圧電層に電極層を積層した圧電素子を含
む圧電発音体によって構成した圧電スピーカであって、 前記電極層を外部に引き出すための引出手段を有する柔
軟性シートによって、前記圧電発音体の全体もしくは一
部を表裏両面から覆ったことを特徴とする圧電スピー
カ。 - 【請求項2】 前記圧電発音体が、圧電素子をシム板の
少なくとも一方の面に貼り合わせた構造であることを特
徴とする請求項1記載の圧電スピーカ。 - 【請求項3】 前記圧電素子が、単層の圧電層を有する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の圧電スピーカ。 - 【請求項4】 前記圧電素子が、圧電層と電極層を交互
に複数積層した積層構造を有することを特徴とする請求
項1又は2記載の圧電スピーカ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の圧電ス
ピーカを利用したことを特徴とする電子機器。
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JP2001231657A JP3980847B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 圧電スピーカ及びそれを利用した電子機器 |
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