JP2003045958A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003045958A
JP2003045958A JP2001228282A JP2001228282A JP2003045958A JP 2003045958 A JP2003045958 A JP 2003045958A JP 2001228282 A JP2001228282 A JP 2001228282A JP 2001228282 A JP2001228282 A JP 2001228282A JP 2003045958 A JP2003045958 A JP 2003045958A
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film
resin thin
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metal film
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Chikage Noritake
千景 則武
Koji Ino
功治 井野
Mikimasa Suzuki
幹昌 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製薄膜中に発生するボイドにより、樹脂
製薄膜や樹脂製薄膜上に形成される金属層が膨れること
を防止する。 【解決手段】 シリコン基板上1に第1金属膜3、樹脂
製薄膜4、第2金属膜5の順に積層構造を形成してなる
半導体装置の製造方法において、第2金属膜5と樹脂製
薄膜4のオーバラップ長を600μm以下とする。この
ように、オーバラップ長を短くし、第2金属膜5と樹脂
製薄膜4との重なりを狭くすることで、樹脂製薄膜4中
から発生する成分が第2金属膜5の端部から外部に脱離
するようにできる。このため、樹脂製薄膜4の膨れが発
生しないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミドなどの
樹脂製膜を構成要素とする半導体装置及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド膜は、耐熱性および流動性な
どの優れた特性を有しているため、半導体用絶縁膜や保
護膜として使用されている(例えば、機能材料、198
4年4〜6、10、11月号、牧野ら著「ポリイミド系
樹脂の半導体への応用」参照)。このポリイミド膜の製
造工程としては、例えば、Al配線上にポリアミド酸溶
液を塗布したのち、フォトリソグラフィ法を用いてパタ
ーニングする。その後、約100℃でポリアミド酸の溶
媒を揮発させ、次いで約200℃でイミド化を促進させ
たのち、約350℃でポリイミドの最終構造を形成す
る。
【0003】このようなポリイミド膜は、例えば、パワ
ー素子の保護膜として用いられる。このパワー素子の製
造工程では、上述のようにポリイミドを加工した後、ウ
ェハ裏面を研削し、スパッタや蒸着など真空成膜装置を
用いて、裏面側にTi、Ni、Auで構成されるはんだ
付け用電極を積層成膜し、ウェハ工程を完了する。
【0004】また、ウェハレベルCSPプロセスでは、
ポリイミドを層間絶縁膜として使用するものがある。こ
のCSPプロセスでは、上述のようにしてポリイミドを
加工した後、再配置パターン形成のため、例えばスパッ
タ法にてUBM(Under Bump Metal)膜を形成する。
その後、電解メッキ法にてCuポストを形成し、このポ
スト上にスクリーン印刷法などを用いてペーストを印刷
したのち、その印刷部にはんだボールを配置すること
で、ウェハエ程を完了する(例えば、エレクトロニクス
実装学会誌、Vo1.3、No.3(2000)、小林
著、「ウェハレベルCSPの今後の動向」参照)。
【0005】また、近年、チップの高集積化が進み、チ
ップからの熱を如何に放熱するかについて検討されてい
る。その一手法として、素子両面に放熱板を配置する構
造が検討されている(例えば、’00/10月、日立評
論参照)。パワー素子の場合、この放熱板は電極を兼ね
るため、この放熱板と半導体素子とがはんだを介して接
合される。このとき、はんだ付けを行うために、通常、
半導体素子にはTi、Ni、Auで構成された積層金属
膜が形成される。この際のプロセスでは、例えば、保護
膜としてポリイミド膜を形成し、Arを用いたドライク
リーニングを行った後、はんだ付け用電極としてTi、
Ni、Auを順次スパッタ法にて形成する。そして、こ
の電極をフォトリソグラフィおよびエッチングによって
パターニングした後、ウェハ裏面を研削すると共に、ウ
ェハ裏面側にはんだ付け用電極であるTi、Ni、Au
をスパッタ法(基板加熱100℃)で形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法によってウェハ裏面側にTi、Ni、Auを成膜
すると、表面側のポリイミド上のTi、Ni、Au電極
が膨れるという不具合が発生した。この様子を表したの
が図5であり、図6は図5のA−A断面を表したもので
ある。
【0007】そして、この不具合を詳細に調査した結
果、図6に示されように、ポリイミド膜J4中にボイド
J10が発生していることが確認された。このボイドJ
10は、ウェハJ1の裏面側へのスパッタ中に発生して
おり、真空中での加熱が原因であることがわかった。
【0008】上述したように、ポリイミド膜J4の形成
の際に350℃程度の熱処理が行われる。しかし、この
熱処理は、通常、大気圧にて行われる。また、スパッタ
などの成腹方法では、1.33×10-1Pa(1×10
3Torr)程度の真空中で、かつ、通常膜質を向上
させるために、ウェハJ1を加熱しながら成膜がなされ
る。また、ウェハJ1を加熱しなくとも、スパッタ粒子
のエネルギーにより、スパッタ中にウェハ1が100℃
程度まで加熱されることがある。
【0009】上記のポリイミド膜J4中のボイドJ10
は、真空中で加熱(スパッタ成膜)され、かつ、ポリイ
ミド膜J4上にTi等の膜が形成されたことが複合し、
生成されたと考えられる。つまり、真空中は有機成分や
水分、あるいは成膜前処理に用いたAr等がポリイミド
中から発生しやすいが、成膜時のウェハJ1が加熱され
ることにより、さらにそれらの成分が脱離しやすくなっ
た。しかし、それらの成分が脱離してもポリイミド膜J
4上にはTi等の金属膜J5が形成されているため、半
導体素子外部には脱離できず、ポリイミド膜J4中のボ
イドとなったと考えられる。
【0010】このようなボイドJ10が発生した場合、
次のような問題が予想される。まず、ポリイミド膜J4
と下地、例えばA1配線J3との接合面積が狭くなるた
め、ポリイミド/Al間の密着力が低下する。次に、金
属膜J5に凹凸を発生させるため、はんだ濡れ性が悪く
なり、はんだボイドの原因となる。また、ポリイミド膜
J4上に形成する膜が例えば、Ni膜のように、強い引
張り応力を有する膜であれば、さらにポリイミド膜J4
の膨れが促進されると考えられる。
【0011】本発明は上記点に鑑みて、樹脂製薄膜中に
発生するボイドにより、樹脂製薄膜や樹脂製薄膜上に形
成される金属層が膨れることを防止することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、基板上(1)に第1金
属膜(3)、樹脂製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順
に積層構造を形成してなる半導体装置において、第2金
属膜(5)と樹脂製薄膜(4)のオーバラップ長が60
0μm未満となっていることを特徴としている。このよ
うに、オーバラップ長を短くし、第2金属膜(5)と樹
脂製薄膜(4)との重なりを狭くすることで、樹脂製薄
膜(4)中から発生する成分が第2金属膜(5)の端部
から外部に脱離するようにできる。このため、樹脂製薄
膜(4)の膨れが発生しないようにすることができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、樹脂製薄膜
(4)の下地に、該樹脂製薄膜(4)から発生する所定
の成分を吸収する吸収性薄膜(7)が成膜されているこ
とを特徴としている。このような構成とすれば、樹脂製
薄膜(4)にボイドが形成されることを防止することが
できるため、樹脂製薄膜(4)と第2金属膜(5)との
オーバラップ長によらず、樹脂製薄膜(4)が膨れるこ
とを防止することができる。なお、吸収性薄膜(7)と
しては、請求項3に示すように、Si02膜又はPもし
くはBを含んだSi02膜を用いることができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、基板上(1)に
第1金属膜(3)、樹脂製薄膜(4)、第2金属膜
(5)の順に積層構造を形成してなる半導体装置の製造
方法において、第2金属膜(5)と樹脂製薄膜(4)の
オーバラップ長を600μm以下とすることを特徴とし
ている。これにより、請求項1と同様の効果を得ること
ができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、樹脂製薄膜
(4)の下地に、該樹脂製薄膜(4)から発生する所定
の成分を吸収する吸収性薄膜(7)を形成することを特
徴としている。これにより、請求項2と同様の効果を得
ることができる。
【0016】請求項8に記載の発明では、第2金属膜
(5)の形成前処理として、真空中で加熱処理をするこ
とを特徴としている。このように、第2金属膜の形成前
に真空中での加熱処理を行なうことで、第2金属膜
(5)を形成する前に樹脂製薄膜(4)中の水分などの
成分を脱離させることができる。これにより、第2金属
膜(5)を形成した後の工程中に樹脂製薄膜(4)にボ
イドが形成されることを防止することができる。
【0017】具体的には、請求項9に示すように、加熱
処理を100℃以上400℃以下、好ましくは、請求項
10に示すように、150℃以上400℃以下で行な
う。
【0018】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の第1実施形態を適用した半導体装置の断面構成を示
す。ただし、この図では、シリコン基板に形成した素子
については省略してある。
【0020】図1に示すように、シリコン基板1に形成
された素子の上には、BPSG等から構成される層間絶
縁膜2を介して、Al等から構成される第1金属膜3が
パターニングされ、第1金属膜3及び層間絶縁膜2の露
出部分の表面には、例えばポリイミドで構成された樹脂
薄膜4がパターニングされている。具体的には、樹脂製
薄膜4は、樹脂製薄膜4の端部から第1金属膜3の端部
までの距離が600μm以下となるように形成されてい
る。また、樹脂製薄膜4及び第1金属膜3の露出部分の
表面には、Au、Ni、Tiの三層膜等で構成された第
2金属膜5が形成されている。このため、第2金属膜5
と樹脂製薄膜4とのオーバラップ長が600μm以下と
なっている。そして、シリコン基板1の裏面側には、T
i、Ni、Auの三層膜がスパッタされて、はんだ付け
用電極6が形成されている。
【0021】続いて、図1のように構成される半導体装
置の製造方法について、図2に示す製造工程図を参照し
て説明する。
【0022】まず、図2(a)に示すようにシリコン基
板1を用意したのち、シリコン基板1に対して通常の素
子形成工程を行ない、半導体素子を作り込む。次に、図
2(b)に示すように、シリコン基板1の表面に層間絶
縁膜2を形成したのち、図2(c)に示すように、層間
絶縁膜2の表面に第1金属膜3を形成し、第1金属膜3
をパターニングする。
【0023】続いて、図2(d)に示すように、第1金
属膜3及び層間絶縁膜2の露出部分に樹脂製薄膜4を成
膜したのち、パターニングし、さらに350℃程度の熱
処理を行なう。次いで、室温下において、真空中でのA
rイオン照射を行なうことで、Arを用いたドライクリ
ーニングを行なう。
【0024】その後、図3(a)に示すように、樹脂製
薄膜4及び第1金属膜3の露出部分に第2金属膜5を成
膜したのち、パターニングする。このとき、第2金属膜
5と樹脂製薄膜4とのオーバラップ長が600μm以下
となるようにする。そして、図3(b)に示すように、
シリコン基板1の裏面側を研削したのち、真空中におい
てシリコン基板1を100℃程度に加熱した状態でT
i、Ni、Auの三層膜をスパッタすることで、図3
(c)に示すように、はんだ付け用電極6を形成する。
このようにして、半導体装置が完成する。
【0025】以上のような半導体装置の製造方法によれ
ば、第2金属膜5と樹脂製薄膜4とのオーバラップ長が
600μm以下となるようにしている。このように第2
金属膜5と樹脂製薄膜4とのオーバラップ長を短くとる
ようにすれば、重なり量が狭いため、樹脂製薄膜4中か
ら発生する成分が第2金属膜5の端部から外部に脱離す
るようにできる。このため、樹脂製薄膜4の膨れが発生
しないようにすることができる。なお、図5、図6を見
てみると分かるように、第2金属膜に相当する金属膜J
5と樹脂製薄膜に相当するポリイミド膜J4とのオーバ
ラップ長が600μm程度の箇所まではボイドJ10が
発生しておらず、ポリイミド膜J4が膨れていない。こ
のことからも、本実施形態のようにすることで、樹脂製
薄膜4の膨れが発生しないようにすることができるとい
える。
【0026】このように、樹脂製薄膜4の膨れを防止す
ることにより、樹脂製薄膜4の上に形成される第2金属
膜5の膨れを防止することができると共に、樹脂製薄膜
4と第2金属膜5との間の密着力の低下を抑制すること
ができる。また、はんだ濡れ性の悪化も抑制することも
可能であり、さらに、第2金属膜5がNi膜のように強
い引張り応力を有する膜であっても樹脂製薄膜4の膨れ
が促進されることを防止することができる。
【0027】(第2実施形態)本実施形態では、第1実
施形態と異なる方法により、樹脂製薄膜4が膨れること
を防止する。図4に本実施形態における半導体装置の製
造工程を示すが、ここでは第1実施形態と異なる部分に
ついてのみ示し、同様の部分については省略する。
【0028】まず、第1実施形態における図2(a)、
(b)、(c)の工程を行なったのち、図4(a)に示
すように、層間絶縁膜2の表面に吸収性のある薄膜(吸
収性薄膜)7を成膜する。例えば、吸収性薄膜7として
は、SiO2膜やPもしくはBを含んだSiO2膜を用い
ることができる。そして、図2(c)、(d)と同様の
工程を行なって、第1金属膜3及び樹脂製薄膜4を成膜
する。このとき、樹脂製薄膜4と第1金属膜3とのオー
バラップ量を600μm未満と短くする。
【0029】このように樹脂製薄膜4の下地を吸収性薄
膜7としておけば、樹脂製薄膜4と第2の金属膜5との
オーバラップ量が600μm以上となっても、その後に
真空中での加熱処理を行なっても樹脂製薄膜4中にボイ
ドが発生しないようにでき、加熱処理前と同様の形態を
保つことができる。その後、図3(a)〜(c)に示す
工程を行なうことで半導体装置が完成する。
【0030】以上説明したように、樹脂製薄膜4の下地
に吸収性薄膜7を成膜しておくことで、樹脂製薄膜4に
ボイドが形成されることを防止することができるため、
樹脂製薄膜4と第2金属膜5とのオーバラップ長によら
ず、樹脂製薄膜4が膨れることを防止することができ
る。
【0031】(第3実施形態)本実施形態では、第1、
第2実施形態と異なる方法により、樹脂製薄膜4が膨れ
ることを防止する。具体的には、第1実施形態における
図2(a)〜(d)の工程を行なったのち、真空中にて
Arイオン照射を行なうことで、Arを用いたドライク
リーニングを行なう。例えば、100℃以上かつ400
℃以下、好ましくは150℃以上かつ400℃以下での
熱処理を行なう。このようにすれば、熱処理時に樹脂製
薄膜4中の水分などの成分を予め脱離させることができ
る。この後、図3(a)〜(c)と同様の工程を行なえ
うことで半導体装置が完成する。
【0032】このように、第2金属膜5を形成する前
に、樹脂製薄膜4中の水分などの成分を脱離させておけ
ば、第2実施形態のような吸収性薄膜7を形成しなかっ
たとしても、第2金属膜5を形成した後の工程中に樹脂
製薄膜4にボイドが形成されることを防止することがで
きる。このため、樹脂製薄膜4と第2金属膜5とのオー
バラップ長によらず、樹脂製薄膜4が膨れることを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体装置の断
面構成を示す図である。
【図2】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図3】図2に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図5】従来の半導体装置の上面図である。
【図6】図5におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…層間絶縁膜、3…第1金属膜、
4…樹脂製薄膜、5…第2金属膜、6…はんだ付け用電
極、7…吸収性薄膜。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幹昌 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH13 HH18 JJ07 JJ13 JJ18 KK08 MM08 QQ09 QQ14 QQ37 QQ85 QQ92 RR22 VV07 WW01 WW03 XX14 XX22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上(1)に第1金属膜(3)、樹脂
    製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順に積層構造を形成
    してなり、真空中100℃以上に加熱して形成される半
    導体装置において、 前記第2金属膜(5)と前記樹脂製薄膜(4)のオーバ
    ラップ長が600μm未満となっていることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板上(1)に第1金属膜(3)、樹脂
    製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順に積層構造を形成
    してなり、真空中100℃以上に加熱して形成される半
    導体装置において、 前記樹脂製薄膜(4)の下地に、該樹脂製薄膜(4)か
    ら発生する所定の成分を吸収する吸収性薄膜(7)が成
    膜されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記吸収性薄膜(7)として、Si02
    膜又はPもしくはBを含んだSi02膜が用いられてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂製薄膜としてポリイミド膜を用
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 基板上(1)に第1金属膜(3)、樹脂
    製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順に積層構造を形成
    後、真空中100℃以上に加熱する工程を有する半導体
    装置の製造方法において、 前記第2金属膜(5)と前記樹脂製薄膜(4)のオーバ
    ラップ長を600μm未満とすることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上(1)に第1金属膜(3)、樹脂
    製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順に積層構造を形成
    後、真空中100℃以上に加熱する工程を有する半導体
    装置の製造方法において、 前記樹脂製薄膜(4)の下地に、該樹脂製薄膜(4)か
    ら発生する所定の成分を吸収する吸収性薄膜(7)を形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記吸収性薄膜(7)として、Si02
    膜又はPもしくはBを含んだSi02膜を形成すること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上(1)に第1金属膜(3)、樹脂
    製薄膜(4)、第2金属膜(5)の順に積層構造を形成
    後、真空中100℃以上に加熱する工程を有する半導体
    装置の製造方法において、 前記第2金属膜(5)の形成前処理として、真空中で加
    熱処理をすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記加熱処理を100℃以上400℃以
    下で行なうことを特徴とする請求項8に記載の半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記加熱処理を150℃以上400℃
    以下で行なうことを特徴とする請求項9に記載の半導体
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2金属膜(5)の形成前の処理
    として、Arによるクリーニングを行うことを特徴とす
    る請求項5乃至10のいずれか1つに記載の半導体装置
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記樹脂製薄膜(4)としてポリイミ
    ド膜を用いることを特徴とする請求項5乃至11のいず
    れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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