JP2003045303A - タッチ式スイッチ装置 - Google Patents

タッチ式スイッチ装置

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JP2003045303A JP2001232075A JP2001232075A JP2003045303A JP 2003045303 A JP2003045303 A JP 2003045303A JP 2001232075 A JP2001232075 A JP 2001232075A JP 2001232075 A JP2001232075 A JP 2001232075A JP 2003045303 A JP2003045303 A JP 2003045303A
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恭一 池田
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透 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業性を良好にして作業効率を向上させ
ると共に、各構成部材に破損等を生じさせることなくこ
れら各構成部材の成形誤差や組立誤差等を吸収して、触
板と回路基板との電気的な導通状態が安定的に保たれる
ようする。 【解決手段】 回路基板12の一方の主面部12a上に
鼓型コイルばね21を固着させると共に、触板16の背
面16b側にスタッドボルト24を立設する。そして、
触板16をその背面16b側に押圧することで、スタッ
ドボルト24の先端側を鼓型コイルばね21の被挿入部
(内周部)内に挿入させ、この鼓型コイルばね21の最
小内径部を弾性変形させて、スタッドボルト24のねじ
山を鼓型コイルばね21の最小内径部に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエレベータ
等の機器の所定位置に設けられて、機器の利用者による
操作入力を受け付けるためのタッチ式スイッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の利用者による操作入力を受
け付けるためのスイッチとして、タッチ式のスイッチ装
置が普及している。このタッチ式スイッチ装置は、機器
の利用者が触れたことを静電容量の変化として検出する
ものであり、例えば、エレベータの操作盤に設けられ
て、エレベータの利用者が行先階の指定やドアの開閉指
示、移動方向の指定等を行うためのスイッチとして広く
利用されている。
【0003】エレベータの操作盤に設けられる従来のタ
ッチ式スイッチ装置の一例を図19に示す。この図19
に示すタッチ式スイッチ装置100は、操作盤のフェー
スプレート110の裏面側に配設され、ねじ部材等によ
ってフェースプレート110に固着された枠体101を
備えている。
【0004】この枠体101のフェースプレート110
に近接する位置には、拡散板102が取り付けられてい
る。この拡散板102には、その略中央部に位置して厚
み方向に貫通する貫通孔が穿設されている。そして、こ
の拡散板102の前面側に、フェースプレート110に
設けられた開口部から外部を臨むように、触板収容体1
03が配設されている。
【0005】触板収容体103は、アクリル等の樹脂材
料が所定の形状に成形されてなるものであり、その前面
側には、所定の深さの凹部が設けられている。また、こ
の凹部の略中央部には、拡散板102に設けられた貫通
孔と連続する貫通孔が、触板収容体103の厚み方向に
貫通して穿設されている。
【0006】触板収容体103の凹部内には、金属等の
導電材料がこの凹部に対応した形状に成形されてなる触
板104が収容されている。この触板104の背面側の
略中央部には、スタッドボルト105が立設されてい
る。スタッドボルト105は、外周面にねじ山を有する
棒状部材であり、基端部が触板104の背面側に溶接さ
れて触板104に固着されている。そして、このスタッ
ドボルト105は、触板104が触板収容体103の凹
部内に収容されたときに、その基端側が触板収容体10
3の貫通孔及び拡散板102の貫通孔内に挿通され、そ
の先端側が拡散板102の背面側に突出するようになっ
ている。
【0007】また、枠体101の内部には、拡散板10
2の背面側に位置して、この拡散板102と所定間隔を
存して対向するように、回路基板105が収容されてい
る。この回路基板105は、エレベータの利用者が触板
104に触れたことを静電容量の変化として検出するも
のである。また、この回路基板105には発光ダイオー
ド等の光源106が実装されており、この光源106を
点灯させることでエレベータの利用者に指示入力が受け
付けられたことを提示するようになっている。
【0008】所定間隔を存して対向配置された拡散板1
02と回路基板105との間には、金属等の導電材料が
筒状に成形されてなる支柱107が設けられている。こ
の支柱107の内周部には、ねじ溝が形成されている。
そして、この支柱107は、その基端部を回路基板10
5のランドに接触させて回路基板105と電気的に導通
された状態で、ねじ部材108によって回路基板105
に固着されている。また、この支柱107は、ねじ溝が
形成された内周部を拡散板102に設けられた貫通孔と
一致させるようにして、その先端部を拡散板102の背
面側に当接させている。
【0009】そして、このタッチ式スイッチ装置100
では、触板104の背面側に立設されたスタッドボルト
105の先端部が支柱107の内周部に螺合されること
で、触板104の回路基板105に対する固定及び電気
的導通が図られ、また、触板収容体103が、触板10
4と支柱107との間に挟み込まれるかたちで保持され
るようになっている。
【0010】以上のように構成されるタッチ式スイッチ
装置100では、エレベータの利用者が触板104に触
れて指示入力を行うと、利用者が触板104に触れたこ
とで生じる静電容量の変化が回路基板105によって検
出される。そして、その検出信号がエレベータの制御装
置に供給されてエレベータの移動制御が行われると共
に、光源106が点灯されて乗客による指示が受け付け
られたことが乗客に提示されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来のタッチ式スイッチ装置100では、所定間隔を
存して対向配置された拡散板102と回路基板105と
の間に支柱107を配設し、この支柱107を介して触
板104と回路基板105とを電気的に導通させるよう
にしているので、支柱107や他の部材に成形誤差、組
立誤差等が生じて支柱107と回路基板105との間に
隙間が生じると、触板104と回路基板105との電気
的な導通状態が保たれない場合がある。これらの部材を
設計寸法通りに成形して正確に組み立てるのは非常に困
難で、多少の成形誤差や組立誤差等が生じてしまうのが
実情である。そこで、従来のタッチ式スイッチ装置10
0においては、触板104に固着されたスタッドボルト
105の支柱107に対する締め付け力や、ねじ部材1
08の支柱107に対する締め付け力を調整すること
で、支柱107や他の部材の成形誤差、組立誤差等を吸
収し、支柱107と回路基板105との間に隙間が生じ
ないようにしている。
【0012】しかしながら、この場合、支柱107に対
するスタッドボルト105やねじ部材108の締め付け
力が過大になると、特に拡散板102や回路基板105
に応力が集中して、これら拡散板102や回路基板10
5を破損させてしまうといった問題が生じる場合があ
る。また、支柱107に対するねじ部材108の締め付
け力が過大になることに起因して回路基板105に撓み
が生じ、支柱107と回路基板105とに接触不良が生
じて、触板104と回路基板105との電気的な導通状
態が阻害される場合もある。
【0013】また、従来のタッチ式スイッチ装置100
では、支柱107に対してスタッドボルト105やねじ
部材108を螺合させることで、触板104の回路基板
105に対する固定及び電気的導通を図るようにしてい
るので、組立作業性が悪く、作業効率の低下を招くとい
った問題がある。
【0014】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て創案されたものであって、組立作業性を良好にして作
業効率を向上させると共に、各構成部材に破損等を生じ
させることなくこれら各構成部材の成形誤差や組立誤差
等を吸収して、触板と回路基板との電気的な導通状態が
安定的に保たれるようにしたタッチ式スイッチ装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタッチ式ス
イッチ装置は、機器のスイッチ取付位置に固着される枠
体と、前面側に凹部が形成されていると共にこの凹部か
ら厚み方向に貫通する貫通孔が穿設されて前記枠体に保
持される触板収容体と、前記触板収容体の凹部内に収容
される導電材料よりなる触板と、少なくとも先端側に係
合手段が設けられ、前記触板の背面側に立設されて前記
触板収容体の貫通孔に挿通される導電材料よりなる棒状
部材と、前記触板収容体の背面側に位置して前記枠体の
内部に収容される回路基板と、前記棒状部材の先端側が
挿入される被挿入部を有し、前記回路基板の前記触板収
容体と対向する面上にこの回路基板と電気的に導通され
た状態で固着される導電材料よりなる弾性部材とを備え
ている。そして、このタッチ式スイッチ装置は、前記触
板がその背面側へと押圧され、前記棒状部材の先端側が
前記弾性部材を弾性変位させながら前記被挿入部に挿入
されることで、前記棒状部材の係合手段が前記弾性部材
と係合して、前記触板の前記回路基板に対する固定及び
電気的導通が図られるようになっている。
【0016】この本発明に係るタッチ式スイッチ装置で
は、触板をその背面側へと押圧することによって、触板
が触板収容体の凹部内に収容される。このとき、触板の
背面側に立設された棒状部材の先端側は、触板収容体の
貫通孔を介して回路基板側に突出する。そして、この棒
状部材の先端側が回路基板に固着された弾性部材に干渉
して、この弾性部材を弾性変位させながら被挿入部に挿
入される。これにより、棒状部材の係合手段が弾性部材
と係合して、触板が回路基板に固定され、また、触板が
棒状部材及び弾性部材を介して回路基板と電気的に導通
されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明をエレベ
ータ用のタッチ式スイッチ装置に適用した場合を例に挙
げて具体的に説明する。
【0018】エレベータの乗場に設けられる操作盤の一
例を図1に示す。この図1に示す操作盤1は、前面が金
属製のフェースプレート2によって覆われており、この
フェースプレート2に設けられた開口部から外部を臨む
ように、本発明を適用したタッチ式スイッチ装置10が
フェースプレート2の裏面側に配設されている。
【0019】本発明を適用したタッチ式スイッチ装置1
0の一例を図2乃至図7に示す。なお、図2はタッチ式
スイッチ装置10の斜視図、図3はタッチ式スイッチ装
置10の分解斜視図、図4はタッチ式スイッチ装置10
の正面図、図5はタッチ式スイッチ装置10の側面図、
図6はタッチ式スイッチ装置10の底面図、図7は図4
におけるA−A線断面図をそれぞれ示している。
【0020】この図2乃至図7に示すタッチ式スイッチ
装置10は、操作盤1のフェースプレート2に固定され
る外枠11と、この外枠11の内部に収容される回路基
板12と、この回路基板12の一方の主面部12a上に
載置されるスペーサ13と、このスペーサ13に保持さ
れる拡散板14と、拡散板14の前面14a側に接合さ
れる触板収容体15と、この触板収容体15の前面15
a側に形成された凹部15b内に収容される触板16
と、触板収容体15の側面部を覆って外枠11に係合さ
れるボタン枠17とを備えている。
【0021】外枠11は、樹脂材料が有底の箱状に成形
されてなるものであり、内部にタッチ式スイッチ装置1
0を構成する各部材を収容できるようになっている。こ
の外枠11の相対向する一対の側面部には、一対の係合
爪11a,11bが、それぞれ外枠11の側面部に対し
て弾性変位可能に一体形成されている。そして、外枠1
1は、これら一対の係合爪11a,11bを弾性変位さ
せながらフェースプレート2に設けられた開口部の端縁
に係合させることによって、フェースプレート2に固定
されるようになっている。
【0022】外枠11の底面部には、その略中央部に位
置して、触板16の取り外しに用いられる器具を外枠1
1の内部に進入させるための貫通孔11cが穿設されて
いる。また、外枠11の内周側には、内部に向かって若
干張り出すように段差部が形成されている。そして、こ
の段差部上に回路基板12の外周端部が支持されること
で、回路基板12が外枠11の内部に収容されるように
なっている。
【0023】回路基板12には、他方の主面部12b側
に各種電子部品18が実装されており、これらの電子部
品18によって、エレベータの利用者が触板16に触れ
たことを静電容量の変化として検出するための検出回路
が構成されている。また、回路基板12の他方の主面部
12bには、検出回路をエレベータの制御装置との接続
を図るためのコネクタ19が取り付けられている。この
コネクタ19は、外枠11の底面側に設けられた開口部
11dから外枠11の外部に露出しており、エレベータ
の制御装置に接続されたケーブルの端部がこのコネクタ
19に接続されることで、検出回路とエレベータの制御
装置とがケーブルを介して電気的に接続されるようにな
っている。
【0024】また、回路基板12の一方の主面部12a
側には、発光ダイオード等の光源20が実装されてお
り、エレベータの利用者による指示入力が受け付けられ
たときにこの光源20が点灯するようになっている。こ
れにより、指示入力が受け付けられたことが、エレベー
タの利用者に提示されることになる。
【0025】また、回路基板12の略中央部には、外枠
11の貫通孔11cと協働して、触板16の取り外しに
用いられる器具の先端部を回路基板12の一方の主面部
12a側に到達させるための貫通孔12cが穿設されて
いる。
【0026】また、回路基板12の一方の主面部12a
側には、その略中央部に位置して鼓型コイルばね21が
固着されている。この鼓型コイルばね21は、後述する
スタッドボルト24の先端側が挿入される弾性部材であ
り、図8(A)及び図8(B)に示すように、その高さ
方向の中途部において最小内径部21aを有するよう
に、金属線材が鼓型に巻回されてなる。そして、この鼓
型コイルばね21は、その基端部を回路基板12の一方
の主面部12aに形成されたランドに当接させて、回路
基板12と電気的に導通された状態で、半田22等によ
ってこの回路基板12に固着されている。
【0027】この鼓型コイルばね21は、その内周部が
スタッドボルト24の先端側が挿入される被挿入部21
bとされており、この被挿入部21bにスタッドボルト
24の先端側が挿入されると、最小内径部21aを外側
へ拡げる方向に弾性変位するようになっている。そし
て、この鼓型ばね21は、最小内径部21aに弾性復帰
力が働くことによってスタッドボルト24の先端部を把
持するようになっている。
【0028】なお、この鼓型コイルばね21は、図9に
示すように、その基端側にて回路基板12を挟み込むこ
とで、この回路基板12に固着されるようにしてもよ
い。この場合には、鼓型コイルばね21を回路基板12
に固着するために半田付けを行う必要がないので、組立
工数を削減してコストの低減を図ることが可能となると
共に、半田を使用しないので環境負荷を低減させること
ができる。
【0029】スペーサ13は、樹脂材料が矩形の筒状に
成形されてなるものであり、その外周側の四隅には、外
側に張り出す支持座13aが突出形成されている。そし
て、この支持座13aにてボタン枠17の下端部を支持
するようになっている。また、このスペーサ13の内周
側には、内部に向かって若干張り出すように段差部が形
成されており、この段差部にて拡散板14の外周端部を
支持するようになっている。
【0030】拡散板14は、光源20からの光を拡散し
て均一な照明を得るためのものであり、乳白色の樹脂材
料が矩形の板状に成形されてなる。この拡散板14の背
面14b側には、その略中央部に位置して円筒状の突起
23が拡散板14と一体に形成されている。そして、こ
の円筒状の突起23の内部に、回路基板12に固着され
た鼓型コイルばね21の先端側が収容されるようになっ
ている。また、拡散板14の略中央部には、スタッドボ
ルト24が挿通される貫通孔14cが、厚み方向に貫通
して穿設されている。この拡散板14の前面14aに
は、触板収容体15が固着されている。
【0031】触板収容体15は、アクリル樹脂等の透明
の樹脂材料が矩形のブロック状に成形されてなるもので
あり、拡散板14の前面14a側に固着された状態で、
外枠11の内部に保持されている。この触板収容体15
の前面15a側には、触板16を収容するための凹部1
5bが触板16に対応した形状で形成されている。ま
た、この触板収容体15の略中央部には、拡散板14の
貫通孔14cと連通する貫通孔15cが穿設されてい
る。そして、この貫通孔15cにスタッドボルト24が
挿通されるようになっている。
【0032】触板16は、金属材料が矩形の板状に成形
されてなるものであり、触板収容体15の凹部15b内
に収容されて、その前面16aがエレベータの利用者に
よって触れられるようになっている。そして、この触板
16の背面16b側には、その略中央部に位置して、ス
タッドボルト24が立設されている。
【0033】スタッドボルト24は、外周面にねじ山を
有する棒状部材であり、基端部が触板16の背面16b
側に溶接されて触板16に固着されている。そして、こ
のスタッドボルト24は、触板16が触板収容体15の
凹部15b内に収容されたときに、その基端側が触板収
容体15の貫通孔15c及び拡散板14の貫通孔14c
内に挿通され、その先端側が拡散板14の背面14b側
に突出して、回路基板12に固着された鼓型コイルばね
21の被挿入部21bに挿入されるようになっている。
【0034】このスタッドボルト24の先端側が鼓型コ
イルばね21の被挿入部21bに挿入されると、鼓型コ
イルばね21が弾性変位してその最小内径部21aが外
側に拡がり、この最小内径部21aの弾性復帰力によっ
てスタッドボルト24の先端部が把持される。このと
き、スタッドボルト24の外周面に形成されたねじ山が
係合手段として機能し、このねじ山が鼓型コイルばね2
1の最小内径部21aに係合して、スタッドボルト24
と鼓型コイルばね21とが相互に連結される。これによ
り、触板16が回路基板12に対して固定されることに
なり、また、触板16がスタッドボルト24及び鼓型コ
イルばね21を介して回路基板12と電気的に導通され
ることになる。
【0035】ボタン枠17は、樹脂材料が矩形の筒状に
成形されてなるものであり、その周壁にて触板収容体1
5の側面部を覆った状態で下端部がスペーサ13の支持
座13a上に支持され、外枠11の内部に収容されてい
る。そして、このボタン枠17の相対向する一対の周壁
には、それぞれ係合突起17aが外部に向かって突出形
成されており、この係合突起17aが外枠11の側面部
に形成された固定孔11eに係合されることによって、
ボタン枠17が外枠11に固定されるようになってい
る。
【0036】以上のように構成されるタッチ式スイッチ
装置10では、エレベータの利用者が触板16に触れた
ときに、スタッドボルト24及び鼓型コイルばね21を
介して触板16と電気的に導通された回路基板12の検
出回路において、静電容量の変化が検出される。そし
て、その検出信号がコネクタ19からケーブルを介して
エレベータの制御装置に供給され、エレベータの移動制
御が行われると共に、光源20が点灯されて、乗客によ
る指示が受け付けられたことが乗客に提示されることに
なる。
【0037】ここで、以上のようなタッチ式スイッチ装
置10を組み立てる手順を説明する。タッチ式スイッチ
装置10を組み立てる場合、まず、外枠11の内部に、
鼓型コイルばね21が固着された回路基板12を収容す
る。そして、拡散板14に触板収容体15を固着させ、
これら拡散板14及び触板収容体15を、スペーサ13
を介して回路基板12の一方の主面部12a上に載置す
る。
【0038】次に、ボタン枠17を触板収容体15の前
面15a側から装着し、その周壁に形成された係合突起
17aを外枠11の側面部に形成された固定孔11eに
係合させる。これにより、触板16を除く各部が一体化
されることになる。
【0039】次に、触板16に立設されたスタッドボル
ト24を拡散板14及び触板収容体15の貫通孔14
c,15cにそれぞれ挿通させ、その先端側を鼓型コイ
ルばね21に当接させる。そして、この状態で触板16
をその背面16b側へと押圧して、触板16を触板収容
体15の凹部15b内に収容させる。このとき、スタッ
ドボルト24の先端側が鼓型コイルばね21の被挿入部
(内周部)21b内に挿入され、鼓型コイルばね21が
弾性変位してその最小内径部21aが外側に拡がって、
この最小内径部21aの弾性復帰力によってスタッドボ
ルト24の先端部が把持される。そして、図10に示す
ように、スタッドボルト24の外周面に形成されたねじ
山が、鼓型コイルばね21の最小内径部21aに係合し
て、スタッドボルト24と鼓型コイルばね21とが相互
に連結される。これにより、触板16の回路基板12に
対する固定及び電気的導通が図られ、タッチ式スイッチ
装置10の組み立てが完了する。
【0040】以上のように組み立てられたタッチ式スイ
ッチ装置10は、外枠11の側面部に形成された係合爪
11a,11bを弾性変位させながら、フェースプレー
ト2の開口部の端縁に係合させることによって、触板収
容体15及び触板16をフェースプレート2の開口部か
ら露出させた状態で、フェースプレート2の裏面側に固
定される。
【0041】なお、このタッチ式スイッチ装置10にお
いて、触板16を取り外す場合には、触板取り外し用の
器具を外枠11の底面部に設けられた貫通孔11cから
外枠11の内部に進入させる。そして、その器具の先端
部を回路基板12に設けられた貫通孔12cに挿通させ
て、鼓型コイルばね21に係合されたスタッドボルト2
4を押し上げる。これにより、スタッドボルト24の鼓
型コイルばね21に対する係合が解除され、触板16が
取り外されることになる。
【0042】以上説明したように、本発明を適用したタ
ッチ式スイッチ装置10においては、回路基板12の一
方の主面部12aに鼓型コイルばね21を固着すると共
に、触板16の背面16b側にスタッドボルト24を立
設して、触板16をその背面16b側に押圧することに
よってスタッドボルト24の先端側を鼓型コイルばね2
1の被挿入部(内周部)21b内に挿入させ、スタッド
ボルト24の外周面のねじ山を鼓型コイルばね21の最
小内径部21aに係合させることで、触板16の回路基
板12に対する固定及び電気的導通を図るようにしてい
る。したがって、このタッチ式スイッチ装置10におい
ては、当該タッチ式スイッチ装置10を構成する各部材
に多少の成形誤差や組立誤差等が生じている場合でも、
鼓型コイルばね21が弾性変位することでこれら成形誤
差や組立誤差を適切に吸収し、各部材に応力集中による
破損等を生じさせることなく、触板16の回路基板12
に対する固定及び電気的導通を確実に行うことができ
る。
【0043】すなわち、触板の回路基板に対する固定及
び電気的導通をねじ部材による締め付け力を利用して行
うようにした場合、各部材の成形誤差や組立誤差を吸収
するためにねじ部材の締め付け力が過大になる場合があ
る。そして、ねじ部材の締め付け力が過大になると、拡
散板や回路基板等に応力が集中して、これらの部材の破
損等を招いてしまう虞がある。また、回路基板が撓むこ
とによって触板と回路基板との電気的導通状態が阻害さ
れる虞がある。
【0044】これに対して、本発明を適用したタッチ式
スイッチ装置10においては、触板24に立設されたス
タッドボルト24を回路基板12に固着された鼓型コイ
ルばね21の被挿入部(内周部)21bに挿入させ、ス
タッドボルト24のねじ山を鼓型コイルばね21の最小
内径部21aに係合させることで、触板16の回路基板
12に対する固定及び電気的導通を図るようにしている
ので、各部材の成形誤差や組立誤差は鼓型コイルばね2
1の弾性変位によって吸収しながら、触板16の回路基
板12に対する固定及び電気的導通を確実に行うことが
でき、応力の集中に起因する回路基板12等の撓みや破
損等を未然に防止することができる。
【0045】また、このタッチ式スイッチ装置10にお
いては、触板16をその背面16b側に押圧するのみで
回路基板12に対する固定及び電気的導通が図られるの
で、ねじ部材を用いて締結する場合と比較して、作業性
が良好で、作業効率の向上を図ることができる。特に、
触板16には、エレベータの納入先の仕様に応じた停止
階庄名等を表示する場合があり、また、経時劣化による
交換等が必要な場合も生じるので、触板16の着脱は簡
単且つ確実であることが要求されるが、本発明を適用し
たタッチ式スイッチ装置10においては、他の部材を分
解することなく、触板16の着脱を極めて簡単且つ確実
に行うことができる。
【0046】ところで、本発明を適用したタッチ式スイ
ッチ装置10においては、上述したように、当該タッチ
式スイッチ装置10を構成する各部材の寸法誤差や組立
誤差を鼓型コイルばね21の弾性変位によってある程度
吸収できるようになっているが、各部材の寸法誤差、特
に鼓型コイルばね21の最小内径部21aの寸法誤差が
あまりに大きくなると、この寸法誤差を吸収しきれず
に、回路基板12に対する触板16の固定及び電気的導
通が適切に図れない場合がある。
【0047】このような不都合を回避するためには、図
11に示すように、鼓型コイルばね21にメッキ加工を
施すことが有効である。この場合、メッキ加工によって
形成されるメッキ層25の厚みを制御することで、鼓型
コイルばね21の最小内径部21aの寸法Tを調整する
ことができる。したがって、鼓型コイルばね21の寸法
精度を高めて、スタッドボルト24のねじ山を鼓型コイ
ルばね21の最小内径部21aに確実に係合させ、回路
基板12に対する触板16の固定及び電気的導通を確実
なものとすることができる。
【0048】また、上述した不都合を回避するために
は、図12(A)及び図12(B)に示すように、鼓型
コイルばね21の巻形状を楕円形にすることも有効であ
る。この場合、鼓型コイルばね21は、最小内径部21
aにおける短軸方向の寸法が設計寸法よりも小さい場合
でも、この短軸方向の寸法を大きくする方向へと容易に
変形することができるので、スタッドボルト24のねじ
山を鼓型コイルばね21の最小内径部21aに確実に係
合させて、回路基板12に対する触板16の固定及び電
気的導通を確実なものとすることができる。
【0049】また、本発明を適用したタッチ式スイッチ
装置10においては、上述したように、触板16がスタ
ッドボルト24及び鼓型コイルばね21を介して回路基
板12と電気的に導通されるようになっているので、こ
れらの間での電気的な導通状態を安定に保つためには、
スタッドボルト24のねじ山が鼓型コイルばね21の最
小内径部21aに確実に接触していることが重要であ
る。
【0050】これらスタッドボルト24と鼓型コイルば
ね21との接触状態を更に確実なものとするためには、
図13に示すように、鼓型コイルばね21の最小内径部
21aが複数巻分の金属線材から構成されるようにする
ことが有効である。この場合、スタッドボルト24のね
じ山と鼓型コイルばね21の最小内径部21aとの接触
面積が増大することになり、これらの接触状態が更に良
好なものとなる。また、この場合には、スタッドボルト
24のねじ山が鼓型コイルばね21の最小内径部21a
に対して複数箇所にて係合されることになるので、スタ
ッドボルト24と鼓型コイルばね21との連結状態が更
に良好なものとなる。
【0051】また、スタッドボルト24と鼓型コイルば
ね21との接触状態を更に確実なものとするためには、
図14に示すように、鼓型コイルばね21を、スタッド
ボルト24のねじ山のピッチPとは異なる線径Lを有す
る金属線材を用いて形成することも有効である。この場
合、鼓型コイルばね21を構成する金属線材がスタッド
ボルト24のねじ山を跨いだ状態で、これら鼓型コイル
ばね21とスタッドボルト24とが接触することにな
り、これらの接触状態が更に良好なものとなる。
【0052】また、スタッドボルト24と鼓型コイルば
ね21との接触状態を更に確実なものとするためには、
図15に示すように、鼓型コイルばね21の巻方向を逆
ねじ方向、すなわち、スタッドボルト24のねじ山と交
差する方向とすることも有効である。この場合も、鼓型
コイルばね21を構成する金属線材がスタッドボルト2
4のねじ山を跨いだ状態で、これら鼓型コイルばね21
とスタッドボルト24とが接触することになり、これら
の接触状態が更に良好なものとなる。
【0053】なお、以上は、触板16に立設されて鼓型
コイルばね21と連結される棒状部材としてスタッドボ
ルト24を用いた場合を例に挙げて具体的に説明した
が、本発明を適用したタッチ式スイッチ装置10におい
て、触板16に立設されて鼓型コイルばね21と連結さ
れる棒状部材としては、スタッドボルト24以外にも、
少なくとも先端側に係合手段が設けられた導電材料より
なる棒状部材であれば、あらゆる部材が適用可能であ
る。具体的には、例えば図16に示すように、先端側の
周面に係合手段としての溝部26aが形成された金属製
の円柱体26を棒状部材としてスタッドボルト24に代
えて用いるようにしてもよいし、また、図17に示すよ
うに、先端側の周面に係合手段としての鍔部27aが形
成された金属製の円柱体27を棒状部材としてスタッド
ボルト24に代えて用いるようにしてもよい。また、図
示を省略するが、外周面に多数の溝部が形成されたバナ
ナジャックと呼ばれる円柱体をスタッドボルト24に代
えて用いるようにしてもよい。
【0054】以上のように、スタッドボルト24に代え
て円柱体26,27を用いた場合でも、これら円柱体2
6,27の先端側が鼓型コイルばね21の被挿入部(内
周部)21b内に挿入され、これら円柱体26,27の
係合手段26a,27aが鼓型コイルばね21の最小内
径部21aに係合されることで、触板16の回路基板1
2に対する固定及び電気的導通が図られることになり、
棒状部材としてスタッドボルト24を用いた場合と同様
の効果を奏することができる。また、円柱体26,27
はスタッドボルト24と比較してより安価に得られるの
で、棒状部材として円柱体26,27を用いた場合に
は、タッチ式スイッチ装置10の製造コストの低減を図
ることができる。
【0055】また、以上は、回路基板12に固着されて
棒状部材が挿入される弾性部材として鼓型コイルばね2
1を用いた場合を例に挙げて具体的に説明したが、本発
明を適用したタッチ式スイッチ装置10において、回路
基板12に固着されて棒状部材が挿入される弾性部材と
しては、鼓型コイルばね21以外にも、棒状部材の先端
部が挿入される被挿入部を有する導電材料よりなる弾性
部材であれば、あらゆる部材が適用可能である。具体的
には、例えば図18(A)及び図18(B)に示すよう
に、プレス加工によって所定の形状に打ち抜かれた金属
板材が折曲加工されてなる板ばね部材28を、弾性部材
として鼓型コイルばね21に代えて用いるようにしても
よい。
【0056】この図18(A)及び図18(B)に示す
板ばね部材28には、その中央部に開口部28aが打ち
抜き形成されており、折曲加工されたときにこの開口部
28aの端縁が所定の空間を囲むようになっている。そ
して、この板ばね部材28では、開口部28aの端縁に
より囲まれる空間が、棒状部材の先端側が挿入される被
挿入部とされており、この被挿入部に棒状部材の先端側
が挿入されたときに、開口部28aの端縁がこの棒状部
材の先端側の外周面に接触するようになっている。
【0057】以上のような板ばね部材28を鼓型コイル
ばね21に代えて弾性部材として用いた場合でも、図1
8(B)に示すように、この板ばね部材28を回路基板
12に電気的に導通させた状態で半田22等によってこ
の回路基板12に固着させ、棒状部材の先端側をこの板
ばね部材28の被挿入部に挿入させてこれらを連結する
ことにより、触板16の回路基板12に対する固定及び
電気的導通が図られることになり、弾性部材として鼓型
コイルばね21を用いた場合と同様の効果を奏すること
ができる。また、板ばね部材28はプレス加工により形
成されるので、大量生産が可能で鼓型コイルばね21よ
り安価に得られる。したがって、弾性部材として板ばね
部材28を用いた場合には、タッチ式スイッチ装置10
の製造コストの低減を図ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明に係るタッチ式スイッチ装置にお
いては、触板がその背面側へと押圧され、触板の背面側
に立設された棒状部材の先端側が、回路基板に固着され
た弾性部材を弾性変位させながらこの弾性部材の被挿入
部に挿入されることで、棒状部材の係合手段が弾性部材
と係合し、これにより、触板が回路基板に固定されると
共に、触板が棒状部材及び弾性部材を介して回路基板と
電気的に導通されるようになっているので、当該タッチ
式スイッチ装置を構成する各部材に多少の成形誤差や組
立誤差等が生じている場合でも、これら各部材の成形誤
差や組立誤差を弾性部材の弾性変位によって適切に吸収
し、各部材に応力集中による破損等を生じさせることな
く、触板の回路基板に対する固定及び電気的導通を確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータの乗場に設けられた操作盤を示す
図。
【図2】本発明を適用したタッチ式スイッチ装置の斜視
図。
【図3】前記タッチ式スイッチ装置の分解斜視図。
【図4】前記タッチ式スイッチ装置の正面図。
【図5】前記タッチ式スイッチ装置の側面図。
【図6】前記タッチ式スイッチ装置の底面図。
【図7】図4におけるA−A線断面図。
【図8】前記タッチ式スイッチ装置が備える鼓型コイル
ばねを示す図であり、(A)は前記鼓型コイルばねの断
面図、(B)は前記鼓型コイルばねの平面図。
【図9】下端側で回路基板を挟み込むことでこの回路基
板に固着された鼓型コイルばねの断面図。
【図10】前記タッチ式スイッチ装置が備えるスタッド
ボルトのねじ山が鼓型コイルばねの最小内径部に係合さ
れた様子を拡大して示す要部断面図。
【図11】メッキ加工が施された鼓型コイルばねの最小
内径部付近を拡大して示す要部断面図。
【図12】楕円形の巻形状を有する鼓型コイルばねを示
す図であり、(A)は前記鼓型コイルばねの断面図、
(B)は前記鼓型コイルばねの平面図。
【図13】複数巻分の金属線材により最小内径部が構成
される鼓型コイルばねにおいて、前記最小内径部にスタ
ッドボルトのねじ山が係合された様子を拡大して示す要
部断面図。
【図14】スタッドボルトのねじ山のピッチとは異なる
線径を有する金属線材を用いて形成された鼓型コイルば
ねの最小内径部にスタッドボルトのねじ山が係合された
様子を拡大して示す要部断面図。
【図15】巻方向がスタッドボルト24のねじ山と交差
する方向とされた鼓型コイルばねを示す側面図。
【図16】先端側に係合手段として機能する溝部を有す
る円柱体が触板に立設された様子を示す斜視図。
【図17】先端側に係合手段として機能する鍔部を有す
る円柱体が触板に立設された様子を示す斜視図。
【図18】弾性部材として用いられる板ばね部材を示す
図であり、(A)は前記板ばね部材の斜視図、(B)は
回路基板に固着された前記板ばね部材の被挿入部にスタ
ッドボルトの先端側が挿入された様子を示す断面図。
【図19】従来のタッチ式スイッチ装置を示す断面図。
【符号の説明】
10 タッチ式スイッチ装置 11 外枠 12 回路基板 15 触板収容体 16 触板 17 ボタン枠 21 鼓型コイルばね 24 スタッドボルト 26,27 円柱体 28 板ばね部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器のスイッチ取付位置に固着される枠
    体と、 前面側に凹部が形成されていると共にこの凹部から厚み
    方向に貫通する貫通孔が穿設されて、前記枠体に保持さ
    れる触板収容体と、 前記触板収容体の凹部内に収容される導電材料よりなる
    触板と、 少なくとも先端側に係合手段が設けられ、前記触板の背
    面側に立設されて前記触板収容体の貫通孔に挿通される
    導電材料よりなる棒状部材と、 前記触板収容体の背面側に位置して前記枠体の内部に収
    容される回路基板と、 前記棒状部材の先端側が挿入される被挿入部を有し、前
    記回路基板の前記触板収容体と対向する面上にこの回路
    基板と電気的に導通された状態で固着される導電材料よ
    りなる弾性部材とを備え、 前記触板がその背面側へと押圧され、前記棒状部材の先
    端側が前記弾性部材を弾性変位させながら前記被挿入部
    に挿入されることで、前記棒状部材の係合手段が前記弾
    性部材と係合して、前記触板の前記回路基板に対する固
    定及び電気的導通が図られていることを特徴とするタッ
    チ式スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、高さ方向の中途部にお
    いて最小内径となる鼓型のコイルばねよりなり、その内
    周部が、前記棒状部材の先端側が挿入される被挿入部と
    されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチ式
    スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記鼓型のコイルばねにはメッキ加工が
    施されていることを特徴とする請求項2に記載のタッチ
    式スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記鼓型のコイルばねの巻形状が楕円形
    とされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    タッチ式スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記鼓型のコイルばねは、最小内径とな
    る部分が複数巻分設けられていることを特徴とする請求
    項2乃至4の何れかに記載のタッチ式スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記棒状部材が、その外周面に前記係合
    手段としてのねじ山が形成されたスタッドボルトよりな
    り、前記鼓型のコイルばねが、前記スタッドボルトのね
    じ山のピッチとは異なる線径の線材よりなることを特徴
    とする請求項2乃至5の何れかに記載のタッチ式スイッ
    チ装置。
  7. 【請求項7】 前記棒状部材が、その外周面に前記係合
    手段としてのねじ山が形成されたスタッドボルトよりな
    り、前記鼓型のコイルばねの巻方向が、前記スタッドボ
    ルトのねじ山と交差する方向とされていることを特徴と
    する請求項2乃至6の何れかに記載のタッチ式スイッチ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記鼓型のコイルばねが、その基端側で
    前記回路基板を挟み込むことで、前記回路基板に固着さ
    れていることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記
    載のタッチ式スイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記弾性部材が、折曲加工された板ばね
    部材よりなることを特徴とする請求項1に記載のタッチ
    式スイッチ装置。
  10. 【請求項10】 前記枠体の底面部及び前記回路基板
    に、前記棒状部材の延長線上に位置してそれぞれ貫通孔
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何
    れかに記載のタッチ式スイッチ装置。
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