JP2003045282A - シーソースイッチ - Google Patents
シーソースイッチInfo
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- JP2003045282A JP2003045282A JP2001229517A JP2001229517A JP2003045282A JP 2003045282 A JP2003045282 A JP 2003045282A JP 2001229517 A JP2001229517 A JP 2001229517A JP 2001229517 A JP2001229517 A JP 2001229517A JP 2003045282 A JP2003045282 A JP 2003045282A
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- cylindrical hole
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- fulcrum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シーソースイッチの操作ノブが中間位置で停止
することを防止する。 【解決手段】一端に支点2aを有するケース2と、操作
面1aが一端に形成されると共に他端に有底の円筒穴1
bが形成され、前記支点2aに揺動自在に支持された操
作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴1bから突出す
る方向に付勢された状態で前記円筒穴1b内に設けられ
た節度用ボール4と、前記ケース2において前記円筒穴
1bに対向する箇所に設けられた山状突出部Aを有する
カム面2bとからなり、前記節度用ボール4が前記カム
面2bに圧接することによって前記操作ノブ1が揺動位
置で保持されるディマースイッチにおいて、前記円筒穴
1bの軸線が、この円筒穴1bの端部と前記支点2aと
を結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺動方向に一定角度傾
いて設けられていることを特徴とするシーソースイッ
チ。
することを防止する。 【解決手段】一端に支点2aを有するケース2と、操作
面1aが一端に形成されると共に他端に有底の円筒穴1
bが形成され、前記支点2aに揺動自在に支持された操
作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴1bから突出す
る方向に付勢された状態で前記円筒穴1b内に設けられ
た節度用ボール4と、前記ケース2において前記円筒穴
1bに対向する箇所に設けられた山状突出部Aを有する
カム面2bとからなり、前記節度用ボール4が前記カム
面2bに圧接することによって前記操作ノブ1が揺動位
置で保持されるディマースイッチにおいて、前記円筒穴
1bの軸線が、この円筒穴1bの端部と前記支点2aと
を結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺動方向に一定角度傾
いて設けられていることを特徴とするシーソースイッ
チ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作ノブを揺動さ
せることにより、電気回路を開閉するシーソースイッチ
に関するもので、特に、二輪自動車、原動機付自転車、
ATV、四輪自動車等の車両における各種切換スイッチ
に好適なものである。
せることにより、電気回路を開閉するシーソースイッチ
に関するもので、特に、二輪自動車、原動機付自転車、
ATV、四輪自動車等の車両における各種切換スイッチ
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なシーソースイッチ10
は、図8に示すように、一端に支点2aを有するケース
2と、操作面1aが一端に形成されると共に他端に有底
の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動自在に支
持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴1b
から突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴1b内
に設けられた節度用ボール4と、前記ケース2におい
て、前記円筒穴1bに対向する箇所に設けられ、前記操
作ノブ1の中央対応位置を頂部とする山状突出部Aを有
するカム面2bとから成るものである。
は、図8に示すように、一端に支点2aを有するケース
2と、操作面1aが一端に形成されると共に他端に有底
の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動自在に支
持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴1b
から突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴1b内
に設けられた節度用ボール4と、前記ケース2におい
て、前記円筒穴1bに対向する箇所に設けられ、前記操
作ノブ1の中央対応位置を頂部とする山状突出部Aを有
するカム面2bとから成るものである。
【0003】以上の構成において、操作ノブ1の操作面
1aの上部を指で前方(図中右方向)に押すと、操作ノ
ブ1は支点2aを中心に時計方向に揺動し、節度用ボー
ル4が山状突出部Aを左側に乗り越えた位置に至る。す
なわち、操作ノブ1は揺動ストロークの中央位置から一
定角度時計方向に揺動した位置に至り、この状態で操作
ノブ1の側面に設けられた可動接点(図示しない)が対
向して配置された固定接点(図示しない)を短絡するこ
とによって回路が切り換えられる。
1aの上部を指で前方(図中右方向)に押すと、操作ノ
ブ1は支点2aを中心に時計方向に揺動し、節度用ボー
ル4が山状突出部Aを左側に乗り越えた位置に至る。す
なわち、操作ノブ1は揺動ストロークの中央位置から一
定角度時計方向に揺動した位置に至り、この状態で操作
ノブ1の側面に設けられた可動接点(図示しない)が対
向して配置された固定接点(図示しない)を短絡するこ
とによって回路が切り換えられる。
【0004】また、前記と逆に操作ノブ1の下部を下方
へ押し下げた際には、操作ノブ1は反時計方向に揺動
し、節度用ボール4が山状突出部Aを右側に乗り越えた
位置に至るものである。
へ押し下げた際には、操作ノブ1は反時計方向に揺動
し、節度用ボール4が山状突出部Aを右側に乗り越えた
位置に至るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のシーソ
ースイッチにおいては、操作ノブ1を極めてゆっくりと
操作して前記カム面2bの山状突出部A上に節度用ボー
ル4が至った際に操作ノブ1から指を離すと、山状突出
部A上で節度用ボール4の荷重の釣合いがとれ、図9に
示すように操作ノブ1が左右どちらにも揺動しないで停
止(いわゆる中間停止)してしまうことがある。このよ
うな中間停止が発生すると、回路が切り替わらない状態
が保持されたり、固定接点の端部に可動接点がわずかに
接触した不安定な接触状態が保持されるという不具合が
あった。
ースイッチにおいては、操作ノブ1を極めてゆっくりと
操作して前記カム面2bの山状突出部A上に節度用ボー
ル4が至った際に操作ノブ1から指を離すと、山状突出
部A上で節度用ボール4の荷重の釣合いがとれ、図9に
示すように操作ノブ1が左右どちらにも揺動しないで停
止(いわゆる中間停止)してしまうことがある。このよ
うな中間停止が発生すると、回路が切り替わらない状態
が保持されたり、固定接点の端部に可動接点がわずかに
接触した不安定な接触状態が保持されるという不具合が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決したもので、操作ノブ1を極めてゆっくりと操作
して、操作ストロークの中間位置で手を離した際におい
ても、操作ノブ1が停止しないように構成したものであ
る。すなわち、本発明の第一は、一端に支点2aを有す
るケース2と、操作面1aが一端に形成されると共に他
端に有底の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動
自在に支持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円
筒穴1bから突出する方向に付勢された状態で前記円筒
穴1b内に設けられた節度用ボール4と、前記ケース2
において前記円筒穴1bに対向する箇所に設けられた山
状突出部Aを有するカム面2bとからなり、前記節度用
ボール4が前記カム面2bに圧接することによって前記
操作ノブ1が揺動位置で保持されるシーソースイッチに
おいて、前記円筒穴1bの軸線が、この円筒穴1bの端
部と前記支点2aとを結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺
動方向に一定角度傾いて設けられていることを特徴とす
るシーソースイッチである。
を解決したもので、操作ノブ1を極めてゆっくりと操作
して、操作ストロークの中間位置で手を離した際におい
ても、操作ノブ1が停止しないように構成したものであ
る。すなわち、本発明の第一は、一端に支点2aを有す
るケース2と、操作面1aが一端に形成されると共に他
端に有底の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動
自在に支持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円
筒穴1bから突出する方向に付勢された状態で前記円筒
穴1b内に設けられた節度用ボール4と、前記ケース2
において前記円筒穴1bに対向する箇所に設けられた山
状突出部Aを有するカム面2bとからなり、前記節度用
ボール4が前記カム面2bに圧接することによって前記
操作ノブ1が揺動位置で保持されるシーソースイッチに
おいて、前記円筒穴1bの軸線が、この円筒穴1bの端
部と前記支点2aとを結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺
動方向に一定角度傾いて設けられていることを特徴とす
るシーソースイッチである。
【0007】また、本発明の第二は、一端に支点2aを
有するケース2と、操作面1aが一端に形成されると共
に他端に山状突出部Aを有するカム面1cが形成され、
前記支点2aに揺動自在に支持された操作ノブ1と、前
記ケース2において前記カム面1cに対向する箇所に設
けられた有底の円筒穴2cと、バネ3によって前記円筒
穴2cから突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴
2c内に設けられた節度用ボール4と、からなり、前記
節度用ボール4が前記カム面1cに圧接することによっ
て前記操作ノブ1が揺動位置で保持されるシーソースイ
ッチにおいて、前記円筒穴2cの軸線が、この円筒穴2
cの端部と前記支点2aとを結ぶ直線に対し、操作ノブ
1の揺動方向に一定角度傾いて設けられていることを特
徴とするシーソースイッチである。
有するケース2と、操作面1aが一端に形成されると共
に他端に山状突出部Aを有するカム面1cが形成され、
前記支点2aに揺動自在に支持された操作ノブ1と、前
記ケース2において前記カム面1cに対向する箇所に設
けられた有底の円筒穴2cと、バネ3によって前記円筒
穴2cから突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴
2c内に設けられた節度用ボール4と、からなり、前記
節度用ボール4が前記カム面1cに圧接することによっ
て前記操作ノブ1が揺動位置で保持されるシーソースイ
ッチにおいて、前記円筒穴2cの軸線が、この円筒穴2
cの端部と前記支点2aとを結ぶ直線に対し、操作ノブ
1の揺動方向に一定角度傾いて設けられていることを特
徴とするシーソースイッチである。
【0008】さらに、本発明の第三は、前記第一または
第二の発明において、前記シーソースイッチが、二輪自
動車の前照灯の光軸切り替えスイッチであることを特徴
とするものである。
第二の発明において、前記シーソースイッチが、二輪自
動車の前照灯の光軸切り替えスイッチであることを特徴
とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を二輪車の前照灯の
光軸切り替えスイッチ(ディマースイッチ)に適用した
場合に基づき説明する。なお、従来のシーソースイッチ
と共通する構成要素には同一の符号を付している。
光軸切り替えスイッチ(ディマースイッチ)に適用した
場合に基づき説明する。なお、従来のシーソースイッチ
と共通する構成要素には同一の符号を付している。
【0010】《実施例1》図1〜図3は、本発明の第一
の実施の形態を示すもので、一端に支点2aを有するケ
ース2と、操作面1aが一端に形成されると共に他端に
有底の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動自在
に支持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴
1bから突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴1
b内に設けられた節度子としてのボール4と、前記ケー
ス2において、前記円筒穴1bに対向する箇所に設けら
れ、前記操作ノブ1の中央対応位置を頂部とする山状突
出部Aを有するカム面2bと、前記操作ノブ1の側面に
設けられた凹部1cにバネ9によって付勢された状態で
設けられた可動接点5と、この可動接点5と対向するよ
うに設けられた端子板7と、この端子板上に設けられた
複数の固定接点6とからなるものである。
の実施の形態を示すもので、一端に支点2aを有するケ
ース2と、操作面1aが一端に形成されると共に他端に
有底の円筒穴1bが形成され、前記支点2aに揺動自在
に支持された操作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴
1bから突出する方向に付勢された状態で前記円筒穴1
b内に設けられた節度子としてのボール4と、前記ケー
ス2において、前記円筒穴1bに対向する箇所に設けら
れ、前記操作ノブ1の中央対応位置を頂部とする山状突
出部Aを有するカム面2bと、前記操作ノブ1の側面に
設けられた凹部1cにバネ9によって付勢された状態で
設けられた可動接点5と、この可動接点5と対向するよ
うに設けられた端子板7と、この端子板上に設けられた
複数の固定接点6とからなるものである。
【0011】そして、本実施例のシーソースイッチ10
は、前記操作ノブ1を運転者側に突出した状態でハウジ
ング22に取り付けられ、この状態で前記ハウジング2
2を車両のバーハンドル20のハンドルグリップ21に
隣接する箇所を前後から挟み込むように取り付けられる
ものである(図4、図5参照)。なお、8は固定接点6
に半田付け、カシメ等の手段で固着されたリード線であ
る。
は、前記操作ノブ1を運転者側に突出した状態でハウジ
ング22に取り付けられ、この状態で前記ハウジング2
2を車両のバーハンドル20のハンドルグリップ21に
隣接する箇所を前後から挟み込むように取り付けられる
ものである(図4、図5参照)。なお、8は固定接点6
に半田付け、カシメ等の手段で固着されたリード線であ
る。
【0012】運転者が前記操作ノブ1の操作面1aの上
部を指で前方(図1の右方向)に押すと、操作ノブ1が
時計方向に揺動し、節度用ボール4は山状突出部Aを左
側に乗り越えた前方照射位置に至り、この状態で図3に
示すように操作ノブ1の側面に設けられた可動接点5が
固定接点6間を短絡することによって前照灯が前方照射
に切り換えられ、逆に操作ノブ1の下部を下方へ押し下
げた際には、操作ノブ1は反時計方向に揺動し、節度用
ボール4が山状突出部Aを右側に乗り越えた下方照射位
置に至り、前照灯が下方照射に切り換わるものである。
部を指で前方(図1の右方向)に押すと、操作ノブ1が
時計方向に揺動し、節度用ボール4は山状突出部Aを左
側に乗り越えた前方照射位置に至り、この状態で図3に
示すように操作ノブ1の側面に設けられた可動接点5が
固定接点6間を短絡することによって前照灯が前方照射
に切り換えられ、逆に操作ノブ1の下部を下方へ押し下
げた際には、操作ノブ1は反時計方向に揺動し、節度用
ボール4が山状突出部Aを右側に乗り越えた下方照射位
置に至り、前照灯が下方照射に切り換わるものである。
【0013】ここで、前記円筒穴1bは、前記支点2a
と前記山状突出部Aとを結ぶ直線(b線)に対し、操作
ノブ1の揺動方向(下方照射位置方向)に一定角度
(θ)傾いて設けられている。このため、操作ノブ1が
揺動して前記山状突出部A上に節度用ボール4が至った
際、前記バネ3による前記山状突出部Aへの荷重は、前
記b線に対し、θだけ変位して作用するので、節度用ボ
ール4は、山状突出部A上で荷重のバランスが取れ難く
なる。
と前記山状突出部Aとを結ぶ直線(b線)に対し、操作
ノブ1の揺動方向(下方照射位置方向)に一定角度
(θ)傾いて設けられている。このため、操作ノブ1が
揺動して前記山状突出部A上に節度用ボール4が至った
際、前記バネ3による前記山状突出部Aへの荷重は、前
記b線に対し、θだけ変位して作用するので、節度用ボ
ール4は、山状突出部A上で荷重のバランスが取れ難く
なる。
【0014】したがって、操作ノブ1を極めてゆっくり
と操作して、節度用ボール4が前記カム面2bの山状突
出部A上に至った時に操作ノブ1から指を離しても、操
作ノブ1には揺動方向の力が作用するので、操作ノブ1
が左右どちらにも揺動しないで停止(いわゆる中間停
止)してしまうことが無くなる。 《実施例2》
と操作して、節度用ボール4が前記カム面2bの山状突
出部A上に至った時に操作ノブ1から指を離しても、操
作ノブ1には揺動方向の力が作用するので、操作ノブ1
が左右どちらにも揺動しないで停止(いわゆる中間停
止)してしまうことが無くなる。 《実施例2》
【0015】図4、図5は、本発明の第二の実施の形態
を示すもので、一端に支点2aを有するケース2と、操
作面1aが一端に形成されると共に他端に山状突出部A
を有するカム面1cが形成され、前記支点2aに揺動自
在に支持された操作ノブ1と、前記ケース2において前
記カム面1cに対向する箇所に設けられた有底の円筒穴
2cと、バネ3によって前記円筒穴2cから突出する方
向に付勢された状態で前記円筒穴2c内に設けられた節
度用ボール4と、前記操作ノブ1の側面に設けられた凹
部1cにバネ9によって付勢された状態で設けられた可
動接点5と、この可動接点5と対向するように設けられ
た端子板7と、この端子板上に設けられた複数の固定接
点6とからなるものである。
を示すもので、一端に支点2aを有するケース2と、操
作面1aが一端に形成されると共に他端に山状突出部A
を有するカム面1cが形成され、前記支点2aに揺動自
在に支持された操作ノブ1と、前記ケース2において前
記カム面1cに対向する箇所に設けられた有底の円筒穴
2cと、バネ3によって前記円筒穴2cから突出する方
向に付勢された状態で前記円筒穴2c内に設けられた節
度用ボール4と、前記操作ノブ1の側面に設けられた凹
部1cにバネ9によって付勢された状態で設けられた可
動接点5と、この可動接点5と対向するように設けられ
た端子板7と、この端子板上に設けられた複数の固定接
点6とからなるものである。
【0016】そして、本実施例のシーソースイッチ10
は、前記第一の実施の形態と同様に、前記操作ノブ1を
運転者側に突出した状態でハウジング22に取り付けら
れ、この状態で前記ハウジング22を車両のバーハンド
ル20のハンドルグリップ21に隣接する箇所を前後か
ら挟み込むように取り付けられる。
は、前記第一の実施の形態と同様に、前記操作ノブ1を
運転者側に突出した状態でハウジング22に取り付けら
れ、この状態で前記ハウジング22を車両のバーハンド
ル20のハンドルグリップ21に隣接する箇所を前後か
ら挟み込むように取り付けられる。
【0017】運転者が前記操作ノブ1の操作面1aの上
部を指で前方(図4の右方向)に押すと、操作ノブ1が
時計方向に揺動し、山状突出部Aが節度用ボール4を乗
り越えることによって前方照射位置に至る。これによ
り、前照灯が前方照射に切り換えられ、逆に操作ノブ1
の下部を下方へ押し下げた際には、操作ノブ1は反時計
方向に揺動して下方照射位置に至り、前照灯が下方照射
に切り換わるものである。
部を指で前方(図4の右方向)に押すと、操作ノブ1が
時計方向に揺動し、山状突出部Aが節度用ボール4を乗
り越えることによって前方照射位置に至る。これによ
り、前照灯が前方照射に切り換えられ、逆に操作ノブ1
の下部を下方へ押し下げた際には、操作ノブ1は反時計
方向に揺動して下方照射位置に至り、前照灯が下方照射
に切り換わるものである。
【0018】ここで、前記円筒穴2cは、前記支点2a
と前記山状突出部Aとを結ぶ直線(b線)に対し、操作
ノブ1の揺動方向に一定角度(θ)傾いて設けられてい
る。このため、操作ノブ1が揺動して前記山状突出部A
上に節度用ボール4が至った際、前記バネ3による前記
山状突出部Aへの荷重は、前記b線に対し、θだけ変位
して作用するので、節度用ボール4は、山状突出部A上
で荷重のバランスが取れ難くなる。
と前記山状突出部Aとを結ぶ直線(b線)に対し、操作
ノブ1の揺動方向に一定角度(θ)傾いて設けられてい
る。このため、操作ノブ1が揺動して前記山状突出部A
上に節度用ボール4が至った際、前記バネ3による前記
山状突出部Aへの荷重は、前記b線に対し、θだけ変位
して作用するので、節度用ボール4は、山状突出部A上
で荷重のバランスが取れ難くなる。
【0019】したがって、操作ノブ1を極めてゆっくり
と操作して、節度用ボール4が前記カム面2bの山状突
出部A上に至った時に操作ノブ1から指を離しても、操
作ノブ1には揺動方向の力が作用するので、操作ノブ1
が左右どちらにも揺動しないで停止(いわゆる中間停
止)してしまうことが無くなる。
と操作して、節度用ボール4が前記カム面2bの山状突
出部A上に至った時に操作ノブ1から指を離しても、操
作ノブ1には揺動方向の力が作用するので、操作ノブ1
が左右どちらにも揺動しないで停止(いわゆる中間停
止)してしまうことが無くなる。
【0020】なお、前記実施例1および実施例2におい
て、円筒穴1bの傾斜角度θは、約5度に設定されてい
るが、バネ3の荷重や山状突出部Aの傾斜角を考慮し
て、適宜変更可能なものである。
て、円筒穴1bの傾斜角度θは、約5度に設定されてい
るが、バネ3の荷重や山状突出部Aの傾斜角を考慮し
て、適宜変更可能なものである。
【0021】また、節度用ボール4に代えて、一端に球
面が形成された円柱状の節度子としてもよいし、バネ3
についても、コイルバネに限らず、例えば板バネを用い
てもよいし、円筒穴1bまたは2cを角穴としてもよ
い。さらに、本実施例では二輪自動車のディマースイッ
チについて述べたが、これに限らず、同様な形態を有す
る各種スイッチに適用できることは言うまでもない。
面が形成された円柱状の節度子としてもよいし、バネ3
についても、コイルバネに限らず、例えば板バネを用い
てもよいし、円筒穴1bまたは2cを角穴としてもよ
い。さらに、本実施例では二輪自動車のディマースイッ
チについて述べたが、これに限らず、同様な形態を有す
る各種スイッチに適用できることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のようにシーソースイッ
チの操作ノブ1が中間位置で停止することが無くなるよ
うに構成したから、回路が切り替わらない状態が保持さ
れたり、不安定な接触状態が保持されたりするという不
具合が効果的に解消されるものである。
チの操作ノブ1が中間位置で停止することが無くなるよ
うに構成したから、回路が切り替わらない状態が保持さ
れたり、不安定な接触状態が保持されたりするという不
具合が効果的に解消されるものである。
【図1】 本発明の第一の実施形態の要部構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】 節度用ボールが山状突出部上に至った状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】 図1のX−X線断面図である。
【図4】 本発明の第二の実施形態の要部構成を示す断
面図である。
面図である。
【図5】 節度用ボールが山状突出部上に至った状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 ハウジングの正面図である。
【図7】 図6の一部を切り欠いた右側面図である。
【図8】 従来のシーソースイッチの要部構成を示す断
面図である。
面図である。
【図9】 操作ノブが中間停止した状態を示す断面図で
ある。
ある。
1………操作ノブ
1a……操作面
1b……円筒穴
1c……カム面
1d……凹部
2………ケース
2a……支点
2b……カム面
2c……円筒穴
3………バネ
4………節度用ボール
5………可動接点
6………固定接点
7………端子板
9………バネ
10………シーソースイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】一端に支点2aを有するケース2と、操作
面1aが一端に形成されると共に他端に有底の円筒穴1
bが形成され、前記支点2aに揺動自在に支持された操
作ノブ1と、バネ3によって前記円筒穴1bから突出す
る方向に付勢された状態で前記円筒穴1b内に設けられ
た節度用ボール4と、前記ケース2において前記円筒穴
1bに対向する箇所に設けられた山状突出部Aを有する
カム面2bとからなり、前記節度用ボール4が前記カム
面2bに圧接することによって前記操作ノブ1が揺動位
置で保持されるシーソースイッチにおいて、前記円筒穴
1bの軸線が、この円筒穴1bの端部と前記支点2aと
を結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺動方向に一定角度傾
いて設けられていることを特徴とするシーソースイッ
チ。 - 【請求項2】一端に支点2aを有するケース2と、操作
面1aが一端に形成されると共に他端に山状突出部Aを
有するカム面1cが形成され、前記支点2aに揺動自在
に支持された操作ノブ1と、前記ケース2において前記
カム面1cに対向する箇所に設けられた有底の円筒穴2
cと、バネ3によって前記円筒穴2cから突出する方向
に付勢された状態で前記円筒穴2c内に設けられた節度
用ボール4と、からなり、前記節度用ボール4が前記カ
ム面1cに圧接することによって前記操作ノブ1が揺動
位置で保持されるシーソースイッチにおいて、前記円筒
穴2cの軸線が、この円筒穴2cの端部と前記支点2a
とを結ぶ直線に対し、操作ノブ1の揺動方向に一定角度
傾いて設けられていることを特徴とするシーソースイッ
チ。 - 【請求項3】前記シーソースイッチが、二輪自動車の前
照灯の光軸切り替えスイッチであることを特徴とする請
求項1または2に記載のシーソースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229517A JP2003045282A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | シーソースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229517A JP2003045282A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | シーソースイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003045282A true JP2003045282A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19061855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229517A Pending JP2003045282A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | シーソースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003045282A (ja) |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229517A patent/JP2003045282A/ja active Pending
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