JP2003044517A - インターネット検索結果修飾方法及びプログラム - Google Patents

インターネット検索結果修飾方法及びプログラム

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JP2003044517A
JP2003044517A JP2001226993A JP2001226993A JP2003044517A JP 2003044517 A JP2003044517 A JP 2003044517A JP 2001226993 A JP2001226993 A JP 2001226993A JP 2001226993 A JP2001226993 A JP 2001226993A JP 2003044517 A JP2003044517 A JP 2003044517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示される情報内の検索対象キーワードに修
飾を施し(例えば検索対象キーワードのみ文字色をかえ
て表示する)、一目で検索対象キーワードの表示場所が
わかるようにする機能および手段を提供する。 【解決手段】 1はWWWサーバの内容を閲覧するための
ブラウザ、1aはブラウザ1に組み込まれたプロキシで
ある。プロキシ1aは、検索エンジン2に対する検索要
求及びその結果をハンドリングするとともに、WWWサ
ーバ3に対する情報要求及びその情報をハンドリングす
る。さらに、プロキシ1aはWWWサーバ3からの情報
に含まれるキーワードに修飾を施し、しかる後にブラウ
ザ1に当該情報を引き渡す。ブラウザ1はキーワードに
修飾が施された状態でWWWサーバ3の情報(ホームペ
ージ)を表示する。ユーザUはこのように加工された情
報を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
検索を行ったときに表示される画面上に、検索の際に用
いたキーワードの表示場所を修飾して提示するインター
ネット検索結果修飾方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット上の膨大な情報の
中から必要な情報だけを的確かつ素早く取り出すため
に、各種検索サイトを利用することが主流となってい
る。その利用手順は次のとおりである。(1)検索サイ
トへアクセス、(2)検索対象キーワードの入力、
(3)検索実行、(4)検索結果(ヒットしたホームペ
ージへのリンク)表示、(5)ヒットしたホームページ
の表示。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】利用者が、上記(5)
で表示された情報内のどこに検索対象キーワードが存在
するのか見つけだすことに多くの時間を費やすこともし
ばしば起こる。表示されるホームページの冒頭に検索対
象キーワードが表示されるとは限らず、そのホームペー
ジ内において再度キーワードを探さなければならない。
ブラウザ(Netscape(商標)、Internet Explorer(商
標)等)の機能であるキーワードの検索機能を用いてキ
ーワードを当該ホームページにおいて検索することがで
きるが、マウスやキーボードの操作が煩わしく、ほとん
ど使用されることはない。
【0004】そこで、本発明は、表示される情報内の検
索対象キーワードに修飾を施し(例えば検索対象キーワ
ードのみ文字色をかえて表示する)、一目で検索対象キ
ーワードの表示場所がわかるようにする機能および手段
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、インターネ
ットの検索エンジンで検索されたページの情報の一部に
修飾を加えるインターネット検索結果修飾方法であっ
て、クライアントからキーワードを受けるステップと、
受けたキーワードを検索エンジンに対して送信して検索
を要求するステップと、修飾処理のために前記キーワー
ドを記憶するステップと、前記検索エンジンから検索結
果を受けるステップと、検索結果を前記クライアントに
送るステップと、前記クライアントから前記検索結果に
基づくリンク又はURLの指定を受けるステップと、前
記リンク又はURLにより指定されたWWWサーバに対
して情報を要求するステップと、前記WWWサーバから
情報データを受けるステップと、記憶された前記キーワ
ードを読み出し、受けた情報データに含まれる前記キー
ワードを検索するステップと、検索された前記キーワー
ドに対して所定の修飾処理を施すステップと、修飾処理
が施された前記キーワードを含む情報データを前記クラ
イアントへ送るステップと、を備えるものである。
【0006】好ましくは、さらに、前記キーワードの変
更要求を受けるステップと、新しいキーワードを記憶す
るステップと、受けた情報データに含まれる新しいキー
ワードを検索するステップと、検索された新しいキーワ
ードに対して所定の修飾処理を施すステップと、修飾処
理が施された新しいキーワードを含む情報データを前記
クライアントへ送るステップと、を備える。
【0007】好ましくは、さらに、前記キーワードを検
索するときに前記情報データにおけるその位置の情報を
取得するステップと、前記キーワードの位置が画面に表
示されるように表示された情報をスクロールするステッ
プとを備える。
【0008】好ましくは、さらに、前記キーワードに基
づき関連するバナー広告を検索するバナー広告検索ステ
ップと、検索されたバナー広告のディレクトリ及びファ
イル情報と前記バナー広告の提供企業へのリンクを前記
クライアントへ送信するバナー広告送信ステップと、を
備える。
【0009】好ましくは、所定の時間間隔あるいはキー
ワードが更新されたタイミングで、前記バナー広告検索
ステップ及びバナー広告送信ステップが実行される。
【0010】好ましくは、さらに、キーワードがないと
きデフォルトバナーアドレスを送るステップを備える。
【0011】この発明は、コンピュータに、インターネ
ットの検索エンジンで検索されたページの情報の一部に
修飾を加えるインターネット検索結果修飾方法を実行さ
せるためのプログラムであって、クライアントからキー
ワードを受けるステップと、受けたキーワードを検索エ
ンジンに対して送信して検索を要求するステップと、修
飾処理のために前記キーワードを記憶するステップと、
前記検索エンジンから検索結果を受けるステップと、検
索結果を前記クライアントに送るステップと、前記クラ
イアントから前記検索結果に基づくリンク又はURLの
指定を受けるステップと、前記リンク又はURLにより
指定されたWWWサーバに対して情報を要求するステッ
プと、前記WWWサーバから情報データを受けるステッ
プと、記憶された前記キーワードを読み出し、受けた情
報データに含まれる前記キーワードを検索するステップ
と、検索された前記キーワードに対して所定の修飾処理
を施すステップと、修飾処理が施された前記キーワード
を含む情報データを前記クライアントへ送るステップ
と、を実行させるものである。
【0012】本発明は、インターネットの検索エンジン
で検索されたホームページに掲載されている情報に対し
て、ユーザが必要としている検索キーワードに修飾
(例:表示色を変える、ゴシックにする)を施し、ブラ
ウザ上に表示するものである。ユーザはブラウザ上でキ
ーワードを容易に見つけることができるので、探してい
る情報をすぐに得ることができる。
【0013】本発明は、インターネットの検索エンジン
を利用するサーバ、クライアント、プログラムに応用可
能である。例えば、検索エンジンで検索されたホームペ
ージを開いたとき、画面上でキーワード部分を自動的に
修飾する機能を付加したブラウザプログラム、あるい
は、クライアントと検索エンジンの間を仲介するプロキ
シであって、画面上でキーワード部分を自動的に修飾し
てクライアントに渡す機能を備えるプロキシ、である。
【0014】この発明に係るプログラムは、例えば、記
録媒体に記録される。媒体には、例えば、フレキシブル
ディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディス
ク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、
DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD
−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバッ
クアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュ
メモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を
含む。
【0015】また、電話回線等の有線通信媒体、マイク
ロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インタ
ーネットもここでいう通信媒体に含まれる。
【0016】媒体とは、何等かの物理的手段により情報
(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されている
ものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理
装置に所定の機能を行わせることができるものである。
要するに、何等かの手段でもってコンピュータにプログ
ラムをダウンロードし、所定の機能を実行させるもので
あればよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下の説明において、本発明の実
施の実施の形態に係る装置/ソフトウエアにより実現さ
れる機能を"DecoProxy"と称する。"DecoProxy"は、表示
される情報内の検索対象キーワードに修飾を施すことに
より、一目で検索対象キーワードの表示場所がわかるよ
うにする機能である。"DecoProxy"は、例えば検索対象
キーワードのみ文字色をかえて表示する。
【0018】発明の実施の形態1.この発明の実施の形
態1に係る装置/ソフトウエアは、ブラウザに"DecoPro
xy"機能を組み込んだものである。組み込みのやり方と
して、ブラウザプログラムへの直接組み込み、あるいは
Plug-in等が考えられる。この発明の実施の形態1は、
ソフトウエア構成として最もシンプルで、かつユーザに
とっても利用しやすいと思われる。
【0019】図1はこの発明の実施の形態1の処理手順
の説明図である。1はWWWサーバの内容を閲覧するため
のブラウザ、1aはブラウザ1に組み込まれたプロキシ
である。プロキシ1aは、検索エンジン2に対する検索
要求及びその結果をハンドリングするとともに、WWW
サーバ3に対する情報要求及びその情報をハンドリング
する。さらに、プロキシ1aはWWWサーバ3からの情
報に含まれるキーワードに修飾を施し、しかる後にブラ
ウザ1に当該情報を引き渡す。ブラウザ1はキーワード
に修飾が施された状態でWWWサーバ3の情報(ホーム
ページ)を表示する。ユーザUはこのように加工された
情報を見ることができる。
【0020】図1において、まずユーザUはブラウザ1
を起動して検索エンジン2にアクセスする。そして、キ
ーワードを入力し(S1)、検索エンジンに対して検索
を要求する。プロキシ1aがキーワードを検索エンジン
2に送り検索を要求する(S2)。プロキシ1aは後の
修飾処理のためにキーワードを記憶する。検索エンジン
2が検索結果をプロキシ1aに返す(S3)。ブラウザ
1は検索結果を表示する。ユーザUは検索結果から所望
のリンク/URLを選択する。プロキシ1aは選択され
たWWWサーバ3に対して情報を要求する(S4)。W
WWサーバ3は情報データ(ホームページの内容)を返
す(S5)。プロキシ1aは受けた情報データに含まれ
るキーワードに対して所定の修飾処理を施し、しかる後
にブラウザ1へ情報データを渡す。ブラウザ1は加工さ
れた情報を表示する(S6)。なお、現在表示されてい
る情報サイトのページにおいて、追加・削除したいキー
ワードがある場合、ユーザUはキーワードを更新するこ
とができる。また、キーワードの修飾内容を変えること
もできる。
【0021】プロキシ1aの処理フローチャートを図2
に示す。与えられた検索キーワードを記憶する(S10
0)。WWWサーバ3から情報を取得する(S101)
と、取得された情報において検索キーワードと一致する
ものを検索する(S102)。検索された部分に所定の
修飾を加える(S103)。以上の処理により、表示さ
れる情報内の検索対象キーワードに修飾が施され、一目
で検索対象キーワードの表示場所がわかる。
【0022】検索キーワードや修飾内容の変更も可能で
ある。キーワード変更の要求があると(S104),新
しいキーワードを記憶し(S106)、S102及びS
103の処理を繰り返す。修飾内容の変更が要求される
と(S105)、新しい修飾内容の指定を受け(S10
7)及びS103の処理を繰り返す。
【0023】修飾内容として以下のものが考えられる。 ・表示された文字の色彩を変化させる。例えば、文字を
赤、青、緑などの色で着色する。 ・表示された文字の大きさを変化させる。例えば、キー
ワードを他の文字よりも大きくする。 ・表示された文字のフォントを変化させる。例えば、キ
ーワードのフォントをゴシック体とする。 ・表示された文字に下線あるいは波線を付す。 ・表示された文字を斜体(イタリック)や太字(ボール
ド)とする。 ・表示された文字をアニメーションで動かす。 ・表示された文字にコメントを付す。例えば、キーワー
ドに吹きだしを付し、「検索キーワード」などの内容を
記載する。 ・表示された文字を指し示す矢印を付す。 ・表示された文字に背景を付す。例えば、キーワードに
黒の背景を付し、反転表示させる。 ・表示された文字を点滅(ブリンク)させる。
【0024】この発明の実施の形態1によれば、ユーザ
Uは検索したサーバの情報を見ることができる。しか
も、表示画面において検索に使用したキーワードに修飾
が施されているため、それを画面中で容易に発見でき
る。従来、検索により得られたホームページの情報のど
の部分に探していた内容があるか、わかりにくかった。
この発明の実施の形態によれば、表示されたホームペー
ジから一目でキーワードを探し出すことができ、所望の
内容をすぐに探し当てることができる。
【0025】なお、文字の修飾に代えて/文字の修飾と
ともに、情報に含まれる検索キーワードの部分が最初に
表示されるように、表示位置を自動的に設定する機能を
設けてもよい。この場合、プロキシ1aが検索キーワー
ドと一致するものを検索するときにその位置の情報を取
得し、当該部分が表示されるように表示された情報をス
クロールする。
【0026】発明の実施の形態2.この発明の実施の形
態2に係る装置/ソフトウエアは、Proxy方式であって
ユーザのローカルコンピュータ(またはユーザが属する
ドメインのサーバコンピュータ)上で起動・動作する"D
ecoProxy"を実現するものである。これは、コンピュー
タ上で動作する単独ソフトウエアとなるため、ソフトウ
エア製作が容易であり、配布に関しても通常のソフトウ
エア配布・販売形式に則ればよい。
【0027】図3はこの発明の実施の形態2の処理手順
の説明図である。1はWWWサーバの内容を閲覧するため
のブラウザ、1aはプロキシである。ブラウザ1及びプ
ロキシ1aはユーザのローカルコンピュータ上に構成さ
れる。プロキシ1aは、検索エンジン2に対する検索要
求及びその結果をハンドリングするとともに、WWWサ
ーバ3に対する情報要求及びその情報をハンドリングす
る。さらに、プロキシ1aはWWWサーバ3からの情報
に含まれるキーワードに修飾を施し、しかる後にブラウ
ザ1に当該情報を引き渡す。ブラウザ1はキーワードに
修飾が施された状態でWWWサーバ3の情報(ホームペ
ージ)を表示する。ユーザUはこのように加工された情
報を見ることができる。
【0028】図3において、まずユーザUはブラウザ1
及びプロキシ1aを起動して検索エンジン2にアクセス
する。そして、キーワードを入力し(S1)、検索エン
ジンに対して検索を要求する。ブラウザ1は受けたキー
ワードをプロキシ1aに渡す(S2)。プロキシ1aが
キーワードを検索エンジン2に送り検索を要求する(S
3)。プロキシ1aは後の修飾処理のためにキーワード
を記憶する。検索エンジン2が検索結果をプロキシ1a
に返す(S4)。ブラウザ1は検索結果を表示する。ユ
ーザUは検索結果から所望のリンク/URLを選択す
る。プロキシ1aは選択されたWWWサーバ3に対して
情報を要求する(S5)。WWWサーバ3は情報データ
(ホームページの内容)を返す(S6)。プロキシ1a
は受けた情報データに含まれるキーワードに対して所定
の修飾処理を施し、しかる後にブラウザ1へ情報データ
を渡す(S7)。ブラウザ1は加工された情報を表示す
る(S8)。なお、前述のように、現在表示されている
情報サイトのページにおいて、追加・削除したいキーワ
ードがある場合、ユーザUはキーワードを更新すること
ができる。また、キーワードの修飾内容を変えることも
できる。
【0029】発明の実施の形態3.この発明の実施の形
態3に係る装置/ソフトウエアは、プロキシサーバを独
立して設け、この上で起動・動作する"DecoProxy"を実
現するものである。
【0030】図4はこの発明の実施の形態3の処理手順
の説明図である。1はWWWサーバの内容を閲覧するため
のブラウザ、1aはプロキシである。ブラウザ1はユー
ザのローカルコンピュータ上に構成され、プロキシ1a
は独立したサーバとして構成される。プロキシ1aは、
検索エンジン2に対する検索要求及びその結果をハンド
リングするとともに、WWWサーバ3に対する情報要求
及びその情報をハンドリングする。さらに、プロキシ1
aはWWWサーバ3からの情報に含まれるキーワードに
修飾を施し、しかる後にブラウザ1に当該情報を引き渡
す。ブラウザ1はキーワードに修飾が施された状態でW
WWサーバ3の情報(ホームページ)を表示する。ユー
ザUはこのように加工された情報を見ることができる。
【0031】この発明の実施の形態4の動作は、発明の
実施の形態2の場合と同様であるので、その説明は省略
する。
【0032】発明の実施の形態4.この発明の実施の形
態4に係る装置/ソフトウエアは、プロキシサーバを検
索エンジンの中に設けるものである。
【0033】図5はこの発明の実施の形態4の処理手順
の説明図である。1はWWWサーバの内容を閲覧するため
のブラウザ、1aはプロキシである。ブラウザ1はユー
ザのローカルコンピュータ上に構成され、プロキシ1a
は検索エンジン2の中に構成される。プロキシ1aは、
検索エンジン2に対する検索要求及びその結果をハンド
リングするとともに、WWWサーバ3に対する情報要求
及びその情報をハンドリングする。さらに、プロキシ1
aはWWWサーバ3からの情報に含まれるキーワードに
修飾を施し、しかる後にブラウザ1に当該情報を引き渡
す。ブラウザ1はキーワードに修飾が施された状態でW
WWサーバ3の情報(ホームページ)を表示する。ユー
ザUはこのように加工された情報を見ることができる。
【0034】この発明の実施の形態4の動作は、発明の
実施の形態2の場合と同様であるので、その説明は省略
する。
【0035】発明の実施の形態5.この発明の実施の形
態5に係る装置/ソフトウエアは、サーバ上で起動・動
作を行うことを目的とした"DecoProxyServer"と、ユー
ザのローカルコンピュータ上で起動・動作を行う"DecoP
roxyClient"から成るサーバ・クライアント型の装置/
システム/方法/ソフトウエアである。
【0036】この発明の実施の形態5に係る、ユーザの
ローカルコンピュータ上で動作するソフトウエア(Deco
ProxyClient)は、フリーソフトウエアとして配布する
ことができる。DecoProxyClientは、インターネットに
属するサーバコンピュータ上で動作しているサーバソフ
トウエア(DecoProxyServer)に接続する機能(接続が
不可能な場合、DecoProxyClientは動作しないこととす
る)、及び、検索対象キーワードの修飾表示機能を有す
ると同時に、ユーザが検索対象としているキーワードに
関連した企業のバナー広告を定期的に表示する。したが
って、DecoProxyServerを運営する機関は、そのバナー
広告のヒット状況に応じて広告収入を得ることができ
る。
【0037】この発明の実施の形態5において、サイト
の構成は次のようになる。 (1)ローカルサイト:DecoProxyClientを使用し、本
機能のサービスを受けるユーザが属するサイト (2)サーバサイト:DecoProxyClientの配布を行うと
ともに、DecoProxyの主たる機能を提供するサイト。こ
のサイトにおいてDecoProxy機能の提供を通じて広告収
入を得ることができる。 (3)検索サイト:検索対象キーワードの情報が掲載さ
れている情報サイトの検索を行い、情報サイトのリスト
をユーザへ転送するサイト (4)情報サイト:ユーザが望む検索対象キーワードの
情報が掲載されているサイト
【0038】なお、サーバサイトにおいて検索エンジン
を自機関で保有し、情報サイトのリストをユーザへ転送
する機能までをも受け持つ場合は、検索サイトは不要で
ある。
【0039】図6及び図7のDecoProxyサーバ・クライ
アント型イベントトレース図にしたがい、DecoProxySer
ver、DecoProxyClientおよびサイトの動作関係について
説明する。図7は図6の続きである。なお説明は、イベ
ント番号、イベント名、(イベント発行者)、説明、の
構成とし、DPSはDecoProxyServer、DPCはDecoProxyClie
ntを表すものとする。図6及び図7において、ユーザ、
ブラウザ、DPC、DPS、検索サイト、情報サイトの各ライ
ンにおいて囲まれている部分はアイドル状態を示す。
【0040】(1)起動および設定: S1.起動(ユーザU):ブラウザを起動する。 S2.プロキシ設定(ユーザU):ブラウザのHTTPプロ
トコルに対するプロキシ設定において、ホストをユーザ
のローカルコンピュータ、ポート番号を所定のものに設
定する。なお本設定は一度行えば、ブラウザの再起動後
も同一設定が保たれる。 S3.起動、設定(ユーザU):DPC1bを起動する。
起動後、ユーザのネットワーク環境にあわせてDPC1b
の設定(例えば、ユーザのネットワーク環境におけるプ
ロキシの設定、プロキシが無い場合は無いことを指定)
を行い、動作を開始させる。 DPS1cとDPC1bによる連係動作(DPC1bの最終起動
と広告表示機能を含む):
【0041】S4.接続確認(DPC1b):所定のポー
トを用い、インターネット上のDPS1cに接続を試み
る。接続できない場合、DPC1bは動作(最終起動)し
ない。 S5.接続完了(DPS1c):DPC1bからの接続要求に
対し、コネクションを許す場合、接続完了のAck(確認
応答)を返す。 S6.キーワード(DPC1b):現在登録されているキ
ーワードをDPS1cへ送信する。キーワードが無い場合
は、""を送信する。 S7.キーワード確認(DPS1c):キーワードを認識
し、これに基づき広告企業のバナーを検索する。検索に
使われた用語に連動して広告を提供すると、アピール効
果が高いと言われている。S7〜S12の処理により、
キーワードが使われた検索結果の表示画面に対して関連
する広告を掲載することができる。例えば「パソコン」
というキーワードが使われた場合、その表示画面にパソ
コンメーカーやパソコン販売業者、パソコン用ソフトウ
エアメーカーの広告を提供する。
【0042】S8.キーワードがある場合(DPS1
c):キーワードに関連する登録済みの広告企業を検索
し、バナーを選択する。キーワードごとにバナー広告を
用意しておくことも可能である。 S9.バナーアドレス(DPS1c):バナーが保存され
ているサーバ内のディレクトリ・ファイル情報と広告企
業へのリンク(広告企業のアドレス)をDPC1bへ送信
する。 S10.バナー要求(DPC1b):DPS1cから送られて
きたディレクトリ・ファイル情報を再度DPSへ送信し、
バナーデータを要求する。 S11.バナーデータ(DPS1c):バナーデータを送
信する。 S12.バナー表示(DPC1b):受け取ったバナーデ
ータと広告企業のアドレスをリンクし、バナー表示欄に
表示する。バナーがクリックされることで、広告企業の
ホームページが開く。 S13.接続切断(DPC1b):DPS1cとの接続を切断
する。 S14.接続切断(DPS1c):接続切断処理を行い、
アイドル状態に入る。
【0043】S4〜S14(図6において点線で囲まれ
た部分)は、所定タイミング、例えば所定の時間間隔で
定期的にあるいはキーワードが更新されたタイミングな
どで実行される。
【0044】なお、S4〜S14において、キーワード
がない場合はデフォルトバナーアドレスを送る。バナー
アドレス、バナー要求、バナーデータをまとめ、バナー
データを直送する方法もある。
【0045】(2)検索サイトの表示 S15.検索サイト(ユーザU):検索サイトのアドレ
ス入力と表示の実行命令を出す。 S16.検索サイト(ブラウザ1):所定のポートを用
い、検索サイトのアドレスを送信する。 S17.検索サイト認識(DPC1b):アドレスを確認
し、検索サイト2へのアクセスであることを確認する。 S18.アクセス(DPC1b):ユーザのネットワーク
環境に依存する所定のポートを用い、検索サイト2へア
クセスする。 S19.HTML転送(検索サイト2):ホームページのデ
ータ(HTML等)を転送する。 S20.HTML転送(DPC1b):検索サイトからのデー
タなので、データの加工はせずにブラウザへ転送する。 S21.HTML表示(ブラウザ1):検索サイトのホーム
ページを表示する。
【0046】(3)キーワードの認識と情報サイトのリ
スト表示: S22.キーワード(ユーザU):検索サイトのホーム
ページ画面にキーワード(群)を入力する。 S23.キーワード(ブラウザ1):キーワードおよび
検索サイトアドレスをDPC1bへ転送する。 S24.キーワード認識(DPC1b):キーワードを認
識する。 S25.キーワード表示(DPC1b):認識されたキー
ワードをDPC1bのキーワード入力編集フィールドに表
示する。 S26.キーワード(DPC1b):キーワードを検索サ
イト2へ転送する。 S27.情報サイトリスト(検索サイト2):検索結果
である、情報サイトのリストをDPC1bへ転送する。 S28.情報サイトリスト(DPC1b):検索サイト2
からのデータなので、データの加工はせずにブラウザへ
転送する。 S29.HTML表示(ブラウザ1):情報サイトのリスト
を表示する。
【0047】(4)キーワード部の修飾表示: S30.情報サイト選択(ユーザU):表示されている
リストの中から情報サイトを選択する。 S31.情報サイト(ブラウザ1):選択された情報サ
イト3のアドレスをDPC1bへ転送する。 S32.情報サイト認識(DPC1b):情報サイト3へ
のアクセスであることを認識する。 S33.アクセス(DPC1b):情報サイト3へアクセ
スする。 S34.HTML転送(情報サイト3):情報サイト3のペ
ージを転送する。 S35.HTML認識(DPC1b):情報サイト3からのデ
ータであることを認識する。 S36.キーワードマッチング(DPC1b):受信した
データに対し、キーワードとのマッチングを行い、キー
ワード部にのみ修飾を施す。 S37.HTML表示(ブラウザ):情報サイト3のページ
を表示する(キーワード修飾あり)。
【0048】(5)キーワード部の変更修飾表示: S38.キーワード更新(ユーザU):現在表示されて
いる情報サイトのページにおいて、追加・削除したいキ
ーワードがある場合、DPC1bのキーワード入力編集フ
ィールドを編集する。 S39.更新(ユーザU):更新命令を出す。 S40.情報サイト(ブラウザ1):情報サイト3のア
ドレスをDPC1bへ転送する。 S41.キーワード認識、更新(DPC1b):キーワー
ドを認識し、DPC1bのキーワード入力編集フィールド
を更新する。 S42.情報サイト認識(DPC1b):情報サイト3へ
のアクセスであることを認識する。 S43.アクセス(DPC1b):情報サイト3へアクセ
スする。 S44.HTML転送(情報サイト3):情報サイト3のペ
ージを転送する。 S45.HTML認識(DPC1b):情報サイト3からのデ
ータであることを認識する。 S46.キーワードマッチング(DPC1b):受信した
データに対し、キーワードとのマッチングを行い、キー
ワード部にのみ修飾を施す。 S47.HTML表示(ブラウザ1):情報サイト3のペー
ジを表示する(キーワード修飾あり)。
【0049】以上のS38〜S47までは、キーワード
の更新に関するものであるが、これらの処理ステップ
は、キーワード表示色を変える場合にも適用される。
【0050】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0051】また、本明細書において、手段とは必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウエアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段に
より実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、インターネットの検索
エンジンで検索されたホームページに掲載されている情
報に対して、ユーザが必要としている検索キーワードに
修飾を施してブラウザ上に表示するので、ユーザはブラ
ウザ上でキーワードを容易に見つけることができ、探し
ている情報をすぐに得ることができる。
【0053】また、検索対象キーワードの修飾表示機能
を有すると同時に、ユーザが検索対象としているキーワ
ードに関連した企業のバナー広告を表示するので、バナ
ー広告のヒット率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1に係るブロック図であ
る。
【図2】 発明の実施の形態に係るプロキシの動作フロ
ーチャートである。
【図3】 発明の実施の形態2に係るブロック図であ
る。
【図4】 発明の実施の形態3に係るブロック図であ
る。
【図5】 発明の実施の形態4に係るブロック図であ
る。
【図6】 発明の実施の形態5に係るイベントトレース
図である。
【図7】 発明の実施の形態5に係るイベントトレース
図(続き)である。
【符号の説明】
1 ブラウザ 1a プロキシ 1b プロキシクライアント 1c プロキシサーバ 2 検索サイト 3 情報サイト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットの検索エンジンで検索さ
    れたページの情報の一部に修飾を加えるインターネット
    検索結果修飾方法であって、 クライアントからキーワードを受けるステップと、 受けたキーワードを検索エンジンに対して送信して検索
    を要求するステップと、 修飾処理のために前記キーワードを記憶するステップ
    と、 前記検索エンジンから検索結果を受けるステップと、 検索結果を前記クライアントに送るステップと、 前記クライアントから前記検索結果に基づくリンク又は
    URLの指定を受けるステップと、 前記リンク又はURLにより指定されたWWWサーバに
    対して情報を要求するステップと、 前記WWWサーバから情報データを受けるステップと、 記憶された前記キーワードを読み出し、受けた情報デー
    タに含まれる前記キーワードを検索するステップと、 検索された前記キーワードに対して所定の修飾処理を施
    すステップと、 修飾処理が施された前記キーワードを含む情報データを
    前記クライアントへ送るステップと、を備えるインター
    ネット検索結果修飾方法。
  2. 【請求項2】 前記キーワードの変更要求を受けるステ
    ップと、 新しいキーワードを記憶するステップと、 受けた情報データに含まれる新しいキーワードを検索す
    るステップと、 検索された新しいキーワードに対して所定の修飾処理を
    施すステップと、 修飾処理が施された新しいキーワードを含む情報データ
    を前記クライアントへ送るステップと、を備えることを
    特徴とする請求項1記載のインターネット検索結果修飾
    方法。
  3. 【請求項3】 前記キーワードを検索するときに前記情
    報データにおけるその位置の情報を取得するステップ
    と、 前記キーワードの位置が画面に表示されるように表示さ
    れた情報をスクロールするステップとを備えることを特
    徴とする請求項1記載のインターネット検索結果修飾方
    法。
  4. 【請求項4】 前記キーワードに基づき関連するバナー
    広告を検索するバナー広告検索ステップと、 検索されたバナー広告のディレクトリ及びファイル情報
    と前記バナー広告の提供企業へのリンクを前記クライア
    ントへ送信するバナー広告送信ステップと、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインターネット検索結果
    修飾方法。
  5. 【請求項5】 所定の時間間隔あるいはキーワードが更
    新されたタイミングで、前記バナー広告検索ステップ及
    びバナー広告送信ステップが実行されることを特徴とす
    る請求項4記載のインターネット検索結果修飾方法。
  6. 【請求項6】 キーワードがないときデフォルトバナー
    アドレスを送るステップを備えることを特徴とする請求
    項4記載のインターネット検索結果修飾方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、インターネットの検索
    エンジンで検索されたページの情報の一部に修飾を加え
    るインターネット検索結果修飾方法を実行させるための
    プログラムであって、 クライアントからキーワードを受けるステップと、 受けたキーワードを検索エンジンに対して送信して検索
    を要求するステップと、 修飾処理のために前記キーワードを記憶するステップ
    と、 前記検索エンジンから検索結果を受けるステップと、 検索結果を前記クライアントに送るステップと、 前記クライアントから前記検索結果に基づくリンク又は
    URLの指定を受けるステップと、 前記リンク又はURLにより指定されたWWWサーバに
    対して情報を要求するステップと、 前記WWWサーバから情報データを受けるステップと、 記憶された前記キーワードを読み出し、受けた情報デー
    タに含まれる前記キーワードを検索するステップと、 検索された前記キーワードに対して所定の修飾処理を施
    すステップと、 修飾処理が施された前記キーワードを含む情報データを
    前記クライアントへ送るステップと、を実行させるため
    のプログラム。
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