JP2003044243A - 印刷システムにおける印刷取消制御方法、印刷取消制御装置、印刷装置及びプログラム - Google Patents

印刷システムにおける印刷取消制御方法、印刷取消制御装置、印刷装置及びプログラム

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JP2003044243A
JP2003044243A JP2001234952A JP2001234952A JP2003044243A JP 2003044243 A JP2003044243 A JP 2003044243A JP 2001234952 A JP2001234952 A JP 2001234952A JP 2001234952 A JP2001234952 A JP 2001234952A JP 2003044243 A JP2003044243 A JP 2003044243A
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JP2001234952A
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Hiroshi Takeuchi
博 武内
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ印刷が出ないように印刷データを取消し
できるとともに、次の印刷を速やかに開始する。 【解決手段】 プリンタ1とホストコンピュータ2はI
EEE1394インタフェイス4,5を介して接続され
る。プリンタ1側でリセット検出または異常検出がある
と、インタフェイス4に実装された通信プロトコルから
ホストコンピュータ2側の通信プロトコル(プロトコル
層53)にリセット発生通知が送られる。すると、その
通信プロトコルは印刷ジョブを削除(クリア)するとと
もに印刷ジョブクリア通知をプリンタ1側の通信プロト
コル(プロトコル層43)に送る。プリンタ1側の通信
プロトコルは印刷ジョブクリア通知を受信すると、印刷
ジョブ削除前に既に送られた印刷データがプリンタ1に
全て蓄積されたタイミングで、バッファクリア要求をア
プリケーション層44に通知し、タスクの起動によりプ
リンタ1に蓄積された印刷データがクリアされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷実行中に印刷
を取消する必要がある時に、無駄なゴミ印刷を少なくす
るように印刷データを取消する印刷システムにおける印
刷取消制御方法、印刷取消制御装置、印刷装置及びプロ
グラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(PC)
等のホストコンピュータと通信ケーブル(シリアル通信
線)で接続して使用されるプリンタ(印刷装置)が知ら
れている。この種のプリンタでは、ホストコンピュータ
側でユーザが印刷実行操作をしたことによりホストコン
ピュータから送られてきた印刷データを実行することで
紙などの媒体に印刷を行う。
【0003】例えばホストコンピュータ側で印刷実行操
作がなされた後、操作ミス、印刷ミスや紙詰まり等を理
由にプリンタの印刷動作を中止させたいときがある。こ
の際、従来は、プリンタに設けられたリセットボタンを
操作していたが、リセットボタンを操作してもプリンタ
内のバッファに蓄積された印刷データが消去されるのみ
で、ホストコンピュータから印刷データは送り続けられ
るため、無駄に印刷されるいわゆるゴミ印刷が発生する
問題があった。この場合、ホストコンピュータで送信中
止と既に蓄積された印刷データを消去する印刷ジョブク
リアを操作した後、プリンタに蓄積された印刷データを
リセット操作で消去する二重の操作をしなければ印刷デ
ータは完全には消去されず、二重の操作が面倒であるう
え、二重の操作をしているうちにゴミ印刷が増えてしま
うことになっていた。特に近年使用されている専用紙な
どは高価なので、ゴミ印刷によって無駄紙が発生すると
経済的な損失が大きかった。
【0004】例えば特開2000−289297号公報
には、この種のゴミ印刷の問題を解決する印刷システム
が開示されている。この印刷システムでは、リセットボ
タンが操作されると、その時点から印刷モードから捨て
モードに移り、ホストコンピュータから送られてくる印
刷データの読み捨てをする。そして、次のジョブの印刷
データにある識別文字を検出すると、捨てモードから印
刷モードに戻って、次のジョブからは印刷が行われる。
このため、リセットボタン操作後にホストコンピュータ
から印刷データが送られ続けても、その印刷データは捨
てられるため、プリンタのリセットボタンを操作すれば
ゴミ印刷が回避されるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、リセットボタンを操作した後にホストコンピュータ
から送られてくる印刷データを読み捨てるだけで印刷デ
ータは送られ続ける。このため、その読み捨てられる印
刷データを全て送信し終わるまで次の印刷データを送る
ことができなかった。このため、次の印刷ジョブの印刷
が開始されるまでの待ち時間が長く、リセットボタン操
作後、しばらく間があってから次ジョブの印刷が開始さ
れるという印刷開始遅れの問題があった。
【0006】なお、ユーザが自分の意志で取消操作(リ
セット操作)する場合の他に、プリンタに致命的なエラ
ーが発生してプリンタが強制停止(非常停止)されると
きにも、そのときプリンタやホストコンピュータに残っ
た印刷データがゴミ印刷の原因となっていた。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、ゴミ印刷が出ないように印刷
データを取消しできるとともに、次の印刷を速やかに開
始することができる印刷システムにおける印刷取消制御
方法、印刷取消制御装置、印刷装置及びプログラムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、印刷装置が受信した印
刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手順と、前記
検出手順により前記所定状態が検出されると、印刷装置
からホストコンピュータに印刷取消要求を送信する取消
要求手順と、前記印刷取消要求を受信したホストコンピ
ュータの印刷制御手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除
して印刷データの送信を中止する処理を行う印刷取消手
順と、前記印刷取消手順の後、前記送信が中止される前
に既に前記印刷制御手段から送信された印刷データの全
てを印刷装置が受信し終える以後のタイミングで、印刷
装置に蓄積された印刷データを消去する消去手順とを備
えたことを要旨とする。
【0009】この発明によれば、印刷装置が受信した印
刷を取り消すべき所定状態が検出されると、印刷装置か
らホストコンピュータに印刷取消要求が送信される。こ
の印刷取消要求を受信したホストコンピュータでは印刷
制御手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷デー
タの送信を中止する。そして、この送信が中止される前
に既に印刷制御手段から送信された印刷データの全てを
印刷装置が受信し終える以後のタイミングで、印刷装置
に蓄積された印刷データが消去される。従って、ゴミ印
刷が出ないように印刷データが取消されるとともに、次
の印刷ジョブが開始されるまでの待ち時間が短くなる。
【0010】請求項2に記載の発明は、印刷装置が受信
した印刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手順
と、前記検出手順により前記所定状態が検出されると、
印刷装置からホストコンピュータに印刷取消要求を送信
する取消要求手順と、前記印刷取消要求を受信したホス
トコンピュータの印刷制御手段が、印刷対象の印刷ジョ
ブを削除して印刷データの送信を中止する処理を行う印
刷取消手順と、前記印刷制御手段が前記印刷データの送
信を中止した旨の中止応答を印刷装置に送信する中止応
答手順と、前記印刷装置が前記中止応答を受信すると、
印刷装置に蓄積された印刷データを消去する消去手順と
を備えたことを要旨とする。
【0011】この発明によれば、印刷装置が受信した印
刷を取り消すべき所定状態が検出されると、印刷装置か
らホストコンピュータに印刷取消要求が送信される。こ
の印刷取消要求を受信したホストコンピュータでは印刷
制御手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷デー
タの送信を中止する。ホストコンピュータの印刷制御手
段は印刷データの送信を中止した旨を知らせる中止応答
を印刷装置に送信する。この中止応答を受信した印刷装
置では蓄積された印刷データを消去する。従って、ゴミ
印刷が出ないように印刷データが取消されるとともに、
次の印刷ジョブが開始されるまでの待ち時間が短くな
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、通信プロトコル
を有するプロトコル層が実装されたインタフェイスを介
してホストコンピュータと印刷装置が双方向通信可能に
接続される印刷システムにおける印刷取消制御方法であ
って、印刷装置が受信した印刷を取り消すべき所定状態
を検出する検出手順と、前記検出手順により前記所定状
態が検出されると、印刷装置側インタフェイスのプロト
コル層の通信プロトコルがホストコンピュータに印刷取
消要求を送信する取消要求手順と、ホストコンピュータ
側インタフェイスが有するプロトコル層の通信プロトコ
ルが前記印刷取消要求を受信すると、該通信プロトコル
が印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷データの送信を
中止する処理を行う印刷取消手順と、前記ホストコンピ
ュータ側インタフェイスが有するプロトコル層の通信プ
ロトコルが、前記印刷データの送信を中止した旨の中止
応答を印刷装置に応答する中止応答手順と、前記印刷装
置側インタフェイスが有するプロトコル層の通信プロト
コルが前記中止応答を受信すると、印刷装置のアプリケ
ーション層に印刷データ消去要求を通知する消去通知手
順と、前記印刷装置側のアプリケーション層のプログラ
ムが前記印刷データ消去要求の通知を受けて、印刷装置
に蓄積された印刷データを消去する消去手順とを備えた
ことを要旨とする。
【0013】この発明によれば、印刷装置が受信した印
刷を取り消すべき所定状態が検出されると、印刷装置側
インタフェイスのプロトコル層の通信プロトコルが印刷
取消要求をホストコンピュータに送信する。ホストコン
ピュータ側インタフェイスのプロトコル層の通信プロト
コルは印刷取消要求を受信すると、印刷対象の印刷ジョ
ブを削除して印刷データの送信を中止する処理を行うと
ともに、中止応答を印刷装置に応答する。印刷装置側イ
ンタフェイスのプロトコル層の通信プロトコルはその中
止応答を受信すると、印刷装置のアプリケーション層に
印刷データ消去要求を通知し、その印刷データ消去要求
の通知を受けた印刷装置側アプリケーション層のプログ
ラムは印刷装置に蓄積された印刷データを消去する。従
って、ゴミ印刷が出ないように印刷データが取消される
とともに、次の印刷ジョブが開始されるまでの待ち時間
が短くなる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の印刷システムにおける印刷取消制
御方法において、前記検出手順は、印刷装置に設けられ
たリセット操作手段が操作されたことを前記所定状態と
して検出することを要旨とする。
【0015】この発明によれば、リセット操作手段が操
作されたことを所定状態として検出すると、請求項1〜
3のいずれか一項に記載の発明の処理が行われる。この
結果、リセット操作手段が操作されたときには、ゴミ印
刷が出ないように印刷データが取消されるとともに、次
の印刷ジョブが印刷開始されるまでの待ち時間が短くな
る。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の印刷システムにおける印刷取消制
御方法において、前記検出手順は、検出手段が前記所定
状態として印刷装置の異常を検出する手順であることを
要旨とする。
【0017】この発明によれば、検出手段が所定状態と
して印刷装置の異常を検出すると、請求項1〜3のいず
れか一項に記載の発明の処理が行われる。この結果、印
刷装置の異常が検出されたときには、ゴミ印刷が出ない
ように印刷データが取消されるとともに、次の印刷ジョ
ブが印刷開始されるまでの待ち時間が短くなる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
いずれか一項に記載の印刷システムにおける印刷取消制
御方法において、前記インタフェイスはIEEE139
4であり、前記通信プロトコルはPPDTプロトコルで
あることを要旨とする。
【0019】この発明によれば、請求項3〜5のいずれ
か一項に記載の発明において、インタフェイスとしてI
EEE1394を使用し、通信プロトコルとしてPPD
Tプロトコルを使用して、請求項3〜5のいずれか一項
に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0020】請求項7に記載の発明は、印刷装置が受信
した印刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手段
と、前記検出手段により前記所定状態が検出されると、
印刷装置からホストコンピュータの印刷制御手段に印刷
取消要求を送信する取消要求手段と、前記印刷取消要求
がホストコンピュータの印刷制御手段に受信されると印
刷対象の印刷ジョブを削除して印刷データの送信を中止
する処理を行う印刷取消手段と、前記印刷取消手段によ
り前記送信が中止される前に既に前記印刷制御手段から
送信された印刷データの全てを印刷装置が受信し終える
以後のタイミングで、印刷装置のバッファに蓄積された
印刷データを消去する消去手段とを備えたことを要旨と
する。
【0021】この発明によれば、請求項1に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項8に記載の発明は、印
刷装置が受信した印刷を取り消すべき所定状態を検出す
る検出手段と、前記検出手段により前記所定状態が検出
されると、印刷装置からホストコンピュータに印刷取消
要求を送信する要求送信手段と、前記印刷取消要求を受
信したホストコンピュータにおいて、印刷対象の印刷ジ
ョブを削除して印刷データの送信を中止した旨の中止応
答を印刷装置に送信する印刷取消手段と、前記印刷装置
が前記中止応答を受信すると、印刷装置のバッファに蓄
積された印刷データを消去する消去手段とを備えたこと
を要旨とする。
【0022】この発明によれば、請求項2に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項9に記載の発明は、通
信プロトコルを有するプロトコル層が実装されたインタ
フェイスを介してホストコンピュータと印刷装置が双方
向通信可能に接続される印刷システムにおける印刷取消
制御装置であって、印刷装置が受信した印刷を取り消す
べき所定状態を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り前記所定状態が検出されると、印刷装置側インタフェ
イスが有するプロトコル層の通信プロトコルが通信を介
してホストコンピュータに印刷取消要求を送信する取消
要求手段と、ホストコンピュータ側インタフェイスが有
するプロトコル層の通信プロトコルが前記印刷取消要求
を受信すると、印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を
行うとともに、前記印刷ジョブを削除して印刷データの
送信を中止した旨の中止応答を印刷装置に送信する印刷
取消手段と、前記印刷装置側インタフェイスが有するプ
ロトコル層の通信プロトコルが前記中止応答を受信する
と、印刷装置のアプリケーション層に印刷データ消去要
求を通知する消去通知手段と、前記印刷装置側のアプリ
ケーション層のプログラムを備え、前記印刷データ消去
要求の通知を受けると、印刷装置に蓄積された印刷デー
タを消去する消去手段とを備えたことを要旨とする。
【0023】この発明によれば、請求項3に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項10に記載の発明は、
請求項7〜9のいずれか一項に記載の印刷システムにお
ける印刷取消制御装置において、前記検出手段は、印刷
装置に設けられたリセット操作手段が操作されたことを
前記所定状態として検出することを要旨とする。
【0024】この発明によれば、請求項4に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項11に記載の発明は、
請求項7〜9のいずれか一項に記載の印刷システムにお
ける印刷取消制御装置において、前記検出手段は、前記
所定状態として印刷装置の異常を検出する異常検出手段
であることを要旨とする。
【0025】この発明によれば、請求項5に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項12に記載の発明は、
請求項7〜11のいずれか一項に記載の印刷システムに
おける印刷取消制御装置において、前記インタフェイス
はIEEE1394であり、前記通信プロトコルはPP
DTプロトコルであることを要旨とする。
【0026】この発明によれば、請求項6に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項13に記載の発明は、
ホストコンピュータと通信線を介して接続されて使用さ
れるとともに、ホストコンピュータから通信線を介して
受信した印刷データを基に印刷動作する印刷装置であっ
て、ホストコンピュータから通信線を介して受信した印
刷データを蓄積するバッファと、印刷装置が受信した印
刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手段と、前記
検出手段により前記所定状態が検出されると、ホストコ
ンピュータに印刷取消要求を送信する取消要求手段と、
前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータの印刷
制御手段が印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を行う
前に既に送信した印刷データの全てを受信し終えた以後
のタイミングで、前記バッファに蓄積された印刷データ
を消去する消去手段とを備えたことを要旨とする。
【0027】この発明によれば、請求項1に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項14に記載の発明は、
ホストコンピュータと通信線を介して接続されて使用さ
れるとともに、ホストコンピュータから通信線を介して
受信した印刷データを基に印刷動作する印刷装置であっ
て、ホストコンピュータから通信線を介して受信した印
刷データを蓄積するバッファと、印刷を取り消すべき所
定状態を検出する検出手段と、前記検出手段により前記
所定状態が検出されると、ホストコンピュータに印刷取
消要求を送信する取消要求手段と、前記印刷取消要求を
受信したホストコンピュータ側の印刷取消手段がそのと
き印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を行って印刷デ
ータの送信を中止した旨を知らせるために送った中止応
答を受信すると、前記バッファに蓄積された印刷データ
を消去する消去手段とを備えたことを要旨とする。
【0028】この発明によれば、請求項2に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項15に記載の発明は、
ホストコンピュータと通信線を介して接続されて使用さ
れるとともに、ホストコンピュータから通信線を介して
受信した印刷データを基に印刷動作する印刷装置であっ
て、ホストコンピュータから通信線を介して受信した印
刷データを蓄積するバッファと、印刷を取り消すべき所
定状態を検出する検出手段と、インタフェイスが有する
プロトコル層の通信プロトコルにより構成され、前記検
出手段により前記所定状態が検出されると、ホストコン
ピュータに印刷取消要求を送信する要求送信手段と、前
記プロトコル層の通信プロトコルにより構成され、前記
印刷取消要求を受信したホストコンピュータ側インタフ
ェイスが有するプロトコル層の通信プロトコルが、印刷
ジョブを削除する処理を行って印刷データの送信を中止
した旨を知らせるために送った中止応答を受信すると、
アプリケーション層に印刷データ消去要求を通知する消
去通知手段と、前記アプリケーション層のタスクにより
構築され、前記印刷データ消去要求の通知を受けると、
前記バッファに蓄積された印刷データを消去する消去手
段とを備えたことを要旨とする。
【0029】この発明によれば、請求項3に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項16に記載の発明は、
請求項13〜15のいずれか一項に記載の印刷装置にお
いて、前記検出手段は、印刷装置に設けられたリセット
操作手段が操作されたことを前記所定状態として検出す
ることを要旨とする。
【0030】この発明によれば、請求項4に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項17に記載の発明は、
請求項13〜16のいずれか一項に記載の印刷装置にお
いて、前記検出手段は、前記所定状態として印刷装置の
異常を検出する異常検出手段であることを要旨とする。
【0031】この発明によれば、請求項5に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項18に記載の発明は、
請求項13〜17のいずれか一項に記載の印刷装置にお
いて、前記インタフェイスはIEEE1394であり、
前記通信プロトコルはPPDTプロトコルであることを
要旨とする。
【0032】この発明によれば、請求項6に記載の発明
と同様の作用が得られる。請求項19に記載の発明で
は、コンピュータを、請求項7〜12のいずれか一項に
記載の前記検出手段と、前記取消要求手段と、前記印刷
取消手段と、前記消去手段として機能させることを要旨
とする。
【0033】この発明によれば、請求項7〜12のいず
れか一項に記載の発明と同様の作用が得られる。請求項
20に記載の発明では、プログラムは、コンピュータ
を、請求項13〜18のいずれか一項に記載の前記検出
手段と、前記取消要求手段と、前記消去手段として機能
させることを要旨とする。
【0034】この発明によれば、請求項13〜18のい
ずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を、図面に基づいて説明する。図1は、印刷システ
ムの概略構成を示すブロック図を示す。
【0036】同図に示すように、印刷装置としてのプリ
ンタ1は、ホストコンピュータ(PC)2と通信線とし
ての通信ケーブル3を介して接続された状態で使用され
る。本実施形態のプリンタ1は、IEEE1394イン
ターフェイス4を装備する例えばインクジェット式プリ
ンタである。ホストコンピュータ(PC)2にもIEE
E1394インターフェイス5が装備されている。両イ
ンタフェイス4,5は通信ケーブル3を介して互いに双
方向通信可能に接続されている。ホストコンピュータ2
で生成された印刷データは、インタフェイス5から通信
ケーブル3を介してプリンタ1のインタフェイス4に転
送される。
【0037】まずホストコンピュータ2について説明す
る。ホストコンピュータ2は、本体10、入力装置11
および表示装置12を備えている。本体10には、アプ
リケーション13、ビデオドライバ14、印刷制御手段
としての印刷制御部(プリンタドライバ)15、送信バ
ッファ16、インタフェイス5が備えられている。イン
タフェイス5は、インタフェイス制御部17およびイン
タフェイス部18から構成される。
【0038】ホストコンピュータ2には、記録媒体とし
てのCD−ROMから読み取ったビデオドライバ用プロ
グラム及びプリンタドライバ用プログラムがインストー
ルされており、これらの各プログラムとCPUとによ
り、ビデオドライバ14とプリンタドライバ15とが構
築されている。またホストコンピュータ2には画像処理
用アプリケーションプログラム(以下、単にアプリケー
ションという)が、CD−ROMから読取りをすること
によりインストールされており、このプログラムとCP
Uとにより、アプリケーション13が構築されている。
アプリケーション13は、例えばスキャナやデジタルカ
メラから画像データを取り込む処理や、画像データの加
工処理、表示装置12の画面12Aに表示された画像を
プリンタ1に印刷させるために画像データをプリンタド
ライバ15に送る処理などを司る。
【0039】入力装置11はキーボード及びマウス等か
らなり、入力装置11を用いて印刷実行の操作がなされ
ると、ビデオバッファ(図示せず)に格納された画像デ
ータはアプリケーション13から印刷制御部15に送ら
れ、印刷制御部15は画像データを印刷データに変換す
る処理を行う。印刷制御部15により変換された印刷デ
ータは送信バッファ16に一時蓄積される。インタフェ
イス5は、送信バッファ16に蓄積された印刷データを
パケット通信により通信ケーブル3を介してプリンタ1
に転送する。
【0040】印刷制御部15が行う処理は、解像度変換
処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処
理およびコマンド生成処理などからなる。解像度変換処
理では、アプリケーション13から受け取った画像デー
タの解像度をプリンタ1が印刷するための印刷解像度に
変換する。色変換処理では、解像度変換処理後のRGB
階調値の画像データをプリンタ1で使用するCMYK階
調値のデータに変換する。ハーフトーン処理では、色変
換処理後のCMYK画像データをプリンタ1が表現可能
な例えば4階調のCMYKドットデータに変換する。こ
の4階調のドットデータによって、大中小3種類のドッ
ト面積(インク吐出量)と、ドット形成なしの4状態が
区別される。ラスタライズ処理では、4階調のドットデ
ータをドットの形成順序を考慮しながらプリンタ1に転
送すべき順序に並び替えるインターレース処理を行う。
コマンド生成処理では、インターレース処理後のデータ
にコマンドを付して印刷データを生成する。印刷データ
は印刷ジョブ毎に管理される。
【0041】印刷データは送信バッファ16に一時蓄積
(スプール)される。インタフェイス5は、プリンタド
ライバ15の指示に従い転送処理を行い、送信バッファ
16に蓄積された印刷データをプリンタ1側のバッファ
容量を考慮してその印刷動作の進度に合わせた所定タイ
ミングで印刷データを所定量(1パス分)ずつ転送す
る。ここで、インタフェイス制御部17は主として通信
プロトコル(プロトコル層)により構成され、インタフ
ェイス部18は主にインタフェイスボード(物理層,リ
ンク層)およびコネクタから構成される。インタフェイ
ス制御部17は、印刷データのパケット通信のためのパ
ケット分割処理をはじめ、通信プロトコルに用意された
イベント処理などを司る。
【0042】次にプリンタ1について説明する。プリン
タ1は、制御部21、印刷処理部22、データ送信部2
3、データ受信部24、インタフェイス4、リセット検
出部25、異常検出部26などを備えている。
【0043】制御部21は、操作パネル上に設けられた
リセット操作手段としてのリセットボタン(リセットス
イッチ)27が操作されたことを検出したリセット信号
をリセット検出部25から入力すると、後述する印刷キ
ャンセル処理を起動させるためのリセット要求を通知す
る。また制御部21は、プリンタ1で異常(致命的(フ
ェイタル)エラー)が発生したことを検出した異常信号
を異常検出部26から入力すると、後述する印刷キャン
セル処理を起動させるためのリセット要求を通知する。
制御部21はリセット要求をデータ送信部23を介して
インタフェイス4に通知し、インタフェイス4の通信プ
ロトコルはリセット要求を受け取ると、通信ケーブル3
を介してホストコンピュータ2側のインタフェイス5に
印刷ジョブクリアの要求をする。ここで、制御部21、
リセット検出部25および異常検出部26は、プリンタ
1に設けられたCPUおよびROMに記憶されたプログ
ラム等より構成される。
【0044】プリンタ1は、電源立ち上げ直後はテキス
トモードになっており、ホストコンピュータ2から送ら
れてくる印刷ジョブの最初の部分でテキストデータかグ
ラフィックモードかが指定される。リセットボタン27
の操作時やフェイタルエラー発生時は強制的にテキスト
モードになるので、グラフィックモードで画像のドット
として送られてくるデータを、アスキーコードとして解
釈してしまう。よって、パネルリセットやフェイタルエ
ラー発生後にホストコンピュータ2から送られてきた印
刷データはアスキーコードでゴミ印刷される。印刷キャ
ンセル処理は、この種のゴミ印刷を防止するための処理
である。
【0045】インタフェイス4は、インタフェイス制御
部28およびインタフェイス部29から構成される。こ
こで、インタフェイス制御部28は主として通信プロト
コル(プロトコル層)により構成され、インタフェイス
部29は主にインタフェイスボード(物理層,リンク
層)およびコネクタから構成される。インタフェイス制
御部28は、パケット通信で送られてきた印刷データを
組み立てるパケット組立処理をはじめ、通信プロトコル
に用意されたイベント処理などを司る。
【0046】インタフェイス4内で受信された印刷デー
タは、インタフェイス部29、インタフェイス制御部2
8、データ受信部24を順次介して印刷処理部22に転
送される。印刷処理部22は、印刷データを基に印刷処
理を実行して紙などの媒体に印刷する印刷駆動制御を行
うものである。印刷処理部22は、例えばASIC(Ap
plication Specific IC)(特定用途向けIC(ゲー
トアレイ))により構成される。
【0047】印刷処理部22は、データ保持部31、入
力バッファ(受信バッファ)32、コマンド解析部3
3、イメージ展開部34、イメージバッファ35および
印刷実行部36を備えている。データ保持部31はデー
タ受信部24から受け取った印刷データを保持し、入力
バッファ32に蓄積する。コマンド解析部33は入力バ
ッファ32に蓄積された印刷データを取り出してコマン
ド解析(解釈)をする。本例ではESCP/2コマンド
として解析される。イメージ展開部34は、コマンド解
析された印刷データを、紙上に印刷されるイメージとし
てイメージ展開する。イメージ展開された印刷データは
イメージバッファ35に蓄積される。印刷実行部36
は、イメージバッファ35から読み出したイメージ展開
後の印刷データを基に媒体(紙)上に印刷するための印
刷駆動制御を実行する。
【0048】印刷実行部36は、各駆動回路(ドライ
バ)37,38,39を介してキャリッジモータM1、
印刷ヘッド40および紙送りモータM2を駆動制御す
る。すなわち、印刷実行部36は、キャリッジモータM
1を駆動させてキャリッジを主走査方向に走行させると
ともに、この走行時に印刷ヘッド40を駆動制御してノ
ズルからインクを吐出させることにより用紙上に所定の
印刷画像を施し、印刷ヘッド40が1パス移動する度に
紙送りモータM2を駆動させて紙送りさせる。
【0049】リセット検出部25は、ユーザによりリセ
ットボタン27が操作されたことを検出する。制御部2
1はリセット検出部25によりリセットボタン27が操
作されたことを検出したときにリセット要求を発生させ
る。本実施形態では、リセットボタン27の操作以外に
もフェイタルエラーが発生したときに、同じようにリセ
ット要求を発生させて印刷キャンセル処理を行うように
している。ここで、フェイタルエラーとは、パソコンの
電源を入れ直さなければ回復させられないエラーが挙げ
られる。例えば紙詰まり(ジャム)の発生、印刷ヘッド
40に内蔵された駆動部分(例えば圧電素子)の温度異
常などが挙げられる。
【0050】異常検出部26は、この種のフェイタルエ
ラーを検出するためのものである。印刷ヘッド40に内
蔵された圧電素子は印刷時の駆動により温度が上昇す
る。例えば圧電素子の温度が設定温度を超える異常時に
はプリンタ1の駆動を停止させるようにしている。この
ために印刷ヘッド40には圧電素子の温度を計測するた
めの温度センサ50が設けられている。異常検出部26
は温度センサ50からの入力信号を基にヘッド温度異常
を検出する。また異常検出部26には駆動回路39から
紙送りモータM2の電流指令信号が入力されるようにな
っており、異常検出部26は電流指令信号を基に紙送り
モータM2の電流負荷をみることで紙詰まり異常(ジャ
ム)を検出する。異常検出部26は、ヘッド温度異常ま
たは紙送り異常を検出すると、制御部21にその旨の通
知をする。なお、本実施形態では、リセット操作(パネ
ルリセット)された状態と、フェイタルエラーが発生し
た状態とが、印刷を取り消しすべき所定状態に該当す
る。
【0051】制御部21は、リセット検出部25からリ
セット検出通知を受け付けるか、異常検出部26から異
常検出通知を受け付けると、プリンタ1が現在実行して
いる印刷対象の印刷ジョブをキャンセルさせる印刷キャ
ンセル処理をホストコンピュータ2側で起動させるリセ
ット要求をする。なお、異常検出部26はヘッド温度異
常と紙詰まり異常以外の他の異常も検出するようになっ
ており、プリンタ1を非常停止させるよう予め設定され
た他の異常検出時も同様に印刷キャンセル処理は行われ
る。ここで、両検出部25,26、制御部21及び温度
センサ50により、検出手段が構成される。
【0052】制御部21は、リセット検出部25および
異常検出部26からの検出通知を契機として起動される
OS管理下のタスクを備える。制御部21はリセット検
出通知または異常検出通知を受け付けたときにタスクを
起動し、リセット要求(イベント)を発生させる。この
リセット要求(イベント)はデータ送信部23を介して
インタフェイス4の通信プロトコルに送られ、通信プロ
トコルはリセット要求を受け付けることによりリセット
検出または異常検出があったことを知り、イベント機能
を使ってプリンタ1からホストコンピュータ2に印刷ジ
ョブを取消す命令に相当するリセット発生通知(イベン
ト)を送る。
【0053】次に印刷キャンセル処理について説明す
る。本実施形態の印刷キャンセル処理では、IEEE1
394上に実装される通信プロトコルとしてPPDTプ
ロトコルを使用する。印刷キャンセル処理とは、印刷を
取り消すときにゴミ印刷を防ぐもので、プリンタ1内の
バッファ32,35を消去しただけでは、その後にもホ
ストコンピュータ2に残った印刷データがしばらく送ら
れ続けるので、これも回避する。通信プロトコル(PP
DTプロトコル)には、ホストコンピュータ2へイベン
トとして通知する機能があるので、このイベント機能を
利用して印刷データの取消をホストコンピュータ2側に
通知する。ホストコンピュータ2はこのイベントを検出
したら現在実行中の印刷ジョブを削除するとともに、こ
の削除により印刷データの送信を中止した旨を知らせる
中止応答をプリンタ1に送る。なお、プリンタ1と、ホ
ストコンピュータ2のうち印刷制御部(プリンタドライ
バ)15とインタフェイス5とにより、印刷取消制御装
置が構成される。
【0054】図2は、インタフェイス4,5などの階層
構造を用いて印刷キャンセル処理を説明するものであ
る。同図に示すように、プリンタ1側のインタフェイス
4は、物理層41、リンク層42、プロトコル層43の
3層からなり、その上位階層には、プリンタ1のCPU
が実行するプログラム等からなるアプリケーション層4
4が位置する。タスクはアプリケーション層44に属す
る。一方、ホストコンピュータ2側のインタフェイス5
は、物理層51、リンク層52、プロトコル層53の3
層からなり、その上位階層には、ホストコンピュータ2
のCPUが実行するプログラム等からなるアプリケーシ
ョン層54が位置する。例えば印刷制御部(プリンタド
ライバ)15はアプリケーション層54に属する。物理
層41,51はバスなどのハードウェアからなり、双方
の物理層41,51は双方のコネクタ間を接続する通信
ケーブル3を介してイベント(コマンド)の双方向通信
が可能となっている。
【0055】以下、印刷キャンセル処理の手順を説明す
る。 (1)プリンタ1の印刷動作中に印刷を停止したくなった
ときに操作者がリセットボタン27を操作すると、リセ
ット検出部25によりリセット検出される。また、ヘッ
ド温度異常または紙詰まり異常が発生すると、異常検出
部26によりその異常が検出される。これらのリセット
検出または異常検出は、アプリケーション層44にタス
クを有する制御部21に通知される。
【0056】(2)制御部21はリセット検出または異常
検出の通知を受け付けると、タスクを起動してリセット
要求を発生し、プロトコル層43の通信プロトコルにリ
セット要求を通知する。すなわち、リセット要求は、制
御部21からデータ送信部23を介してインタフェイス
4の通信プロトコルに通知される。
【0057】(3)インタフェイス4の通信プロトコルは
リセット要求を受け付けると、ホストコンピュータ2側
に印刷ジョブの取消命令をするために印刷取消要求とし
てのリセット発生通知(イベント)を送信する。このリ
セット発生通知はプリンタ1側のリンク層42、物理層
41、通信ケーブル3等を通り、さらにホストコンピュ
ータ2側のインタフェイス5の物理層51およびリンク
層52を経てプロトコル層53に送られる。
【0058】(4)インタフェイス5の通信プロトコルは
リセット発生通知を受け付けると、印刷ジョブクリアす
る。その結果、送信バッファ16に蓄積された現在実行
中の印刷ジョブが削除(クリア)される。
【0059】(5)通信プロトコルは印刷ジョブクリアを
終えると、印刷データの送信を中止した旨の中止応答と
して印刷ジョブクリア通知(イベント)をプリンタ1側
の通信プロトコルに送信する。印刷ジョブクリア通知
は、ホストコンピュータ2から印刷データの送信が中止
されてから、ホストコンピュータ2側のリンク層52、
物理層51、通信ケーブル3を通ってさらにプリンタ1
側の物理層41、リンク層42を経てプロトコル層43
に送られる。
【0060】(6)プリンタ1側の通信プロトコルは、印
刷ジョブクリア通知を受け付けると、アプリケーション
層44にバッファクリア要求を通知する。制御部21は
バッファクリア処理を行うタスクをアプリケーション層
44に備えており、このタスクがバッファクリア要求を
受け付ける。
【0061】(7)バッファクリア要求を受け付けるとバ
ッファクリア処理用のタスクが起動し、バッファ32,
35をクリアする。すなわち、制御部21はこのタスク
を起動させることにより、印刷処理部22に指示をして
バッファ32,35に格納された印刷データを消去す
る。なお、上記(1)の手順が検出手順に相当する。上記
(2),(3)の手順が取消要求手順に相当する。上記(4)の手
順が印刷取消手順に相当する。また上記(5)の手順が中
止応答手順に相当する。上記(6),(7)の手順が消去手順
に相当する。
【0062】印刷ジョブのキャンセル後も、その直前ま
でホストコンピュータ2から送り出されていた印刷デー
タはプリンタ1に送られてしまうが、印刷データの送り
出しを中止した後にその応答としてホストコンピュータ
2から発信した印刷ジョブクリア通知(中止応答)がプ
リンタ1側に届いてからバッファ32,35をクリアす
る。つまり、ホストコンピュータ2で印刷ジョブを取消
した後、それまで送られていた印刷データが全てプリン
タ1側に受信され終えた以後のタイミングで、バッファ
32,35をクリアする。
【0063】このように消去の順番として、ホストコン
ピュータ2側の印刷ジョブを削除し、その後、転送中の
印刷データが全てプリンタ1に受信されたタイミングを
見計らってバッファ32,35の印刷データを消去す
る。これにより、ユーザがリセットさせたい印刷ジョ
ブ、または異常検出(フェイタルエラー)のために取り
消すべき印刷ジョブの印刷データが完全に消去される。
よって、リセット操作したり異常検出時に、媒体(紙)
を無駄に消費するゴミ印刷が無くなる。
【0064】また通信ケーブル3をコネクタから抜かれ
たときには、通信不能となることでホストコンピュータ
2とプリンタ1との双方で通信ケーブル3の接続断が検
出される。通信ケーブル3の接続断が検出された場合
は、ホストコンピュータ2側の通信プロトコルは印刷ジ
ョブを削除し、プリンタ1側の通信プロトコルはバッフ
ァ32,35をクリアする。これにより、通信ケーブル
3を抜かれたときにもゴミ印刷を防ぐことができる。
【0065】なお、リセット検出または異常検出があっ
たときに、まずバッファ32,35のデータを消去する
ようにし、その後、ホストコンピュータ2から印刷ジョ
ブクリア通知があった際に再度バッファ32,35を消
去させるようにしてもよい。この処理方法を採用すれ
ば、リセット検出または異常検出のあったときに直ちに
プリンタ1の印刷動作を停止でき、印刷停止までの応答
時間の遅れにより改ページされて次ページの印刷の最初
が実行されてしますゴミ印刷を回避し易くなる。
【0066】以上詳述したようにこの実施形態によれ
ば、以下の効果を得ることができる。 (1)インタフェイス4,5にIEEE1394を使用
する印刷システムにおいて、インタフェイス4,5の通
信プロトコルを利用し、プリンタ1側でリセット検出ま
たは異常検出があると、リセット発生通知を送ってホス
トコンピュータ2側で印刷ジョブを削除して印刷データ
の送信を中止する。そしてプリンタ1側ではその中止応
答(印刷ジョブクリア通知)受信後にバッファ32,3
5をクリアする。ユーザが印刷を止めたいときには、ホ
ストコンピュータ2にある実行中(印刷対象)の印刷ジ
ョブ(印刷データ)はクリアされるし、プリンタ1側に
実行中の印刷ジョブの印刷データが残らないように全て
クリアできるので、ゴミ印刷が発生しない。また印刷ジ
ョブが削除されることにより、従来技術で述べたような
印刷データの読み捨てのための待ち時間が無く、次の印
刷ジョブをほとんど待ち時間なく開始できる。よって、
ゴミ印刷が出ないように印刷ジョブ(印刷データ)を取
消できるとともに、次の印刷ジョブの印刷を速やかに開
始することができる。
【0067】(2)ユーザはリセットボタン27を押す
だけでゴミ印刷が発生しないので、ユーザがプリンタ1
側とホストコンピュータ2側とで二度のリセット操作を
する面倒がなくユーザに手間を煩わせることなく印刷を
取り消すことができる。
【0068】(3)パネルリセット(リセット操作)以
外にフェイタルエラーが発生した時にも、印刷キャンセ
ル処理が実行されて、実行中の印刷ジョブを削除すると
ともに印刷データが全て受信し終えたタイミングでプリ
ンタ1のバッファ32,35を消去する。よって、ヘッ
ド温度異常や紙詰まり異常などのフェイタルエラーが発
生したときにも、ゴミ印刷を防ぐことができ、しかもエ
ラー復帰後の次の印刷ジョブを速やかに開始することが
できる。
【0069】(4)リセット検出や異常検出があったと
きには、ホストコンピュータ2側のアプリケーション層
54を介さず、プロトコル層53(PPDTプロトコ
ル)だけを介する通信で足りるので、印刷キャンセルを
早く処理することができる。
【0070】(5) 通信ケーブル3を抜かれたときに
は、通信不能となることでホストコンピュータ2とプリ
ンタ1との双方で通信ケーブル3の接続断が検出され
る。ケーブル接続断が検出された場合は、ホストコンピ
ュータ2側の通信プロトコルは印刷ジョブを削除し、プ
リンタ1側の通信プロトコルはバッファ32,35をク
リアする。これにより、通信ケーブル3をコネクタから
抜かれたときにもゴミ印刷を防ぐことができる。
【0071】なお、実施の形態は、上記に限定されず以
下の変形例でも実施できる。 (変形例1)プリンタ1側でバッファ32,35をクリ
アするタイミングを決めるのは、ホストコンピュータ2
から中止応答を受信したタイミングとする方法に限定さ
れない。例えばタイマを使って計時した時間を基にバッ
ファをクリアするタイミングを決めてもよい。例えばリ
セット検出(または異常検出)あるいはリセット発生通
知(またはリセット要求)からの経過時間をタイマで計
時する。プリンタ1側から送信したリセット発生通知が
ホストコンピュータ2に受信されて印刷ジョブが削除さ
れ印刷データの送信が中止される前に、既に転送された
印刷データの全てがプリンタ1に受信されるタイミング
に匹敵する時間を計時すると、プリンタ1側のバッファ
32,35に格納された印刷データを消去する。この方
法によっても、バッファ32,35に印刷データが残ら
ないよう印刷データを完全に消去することができ、ゴミ
印刷を防止できる。
【0072】(変形例2)印刷ジョブを削除する処理
は、ホストコンピュータ2側の通信プロトコルが行うの
ではなく、さらに上位階層のアプリケーション層54が
行ってもよい。例えばホストコンピュータ2側のCPU
が印刷ジョブの削除処理をするためのタスクを用意し、
アプリケーション層54に属するタスクを起動させるこ
とにより印刷ジョブを削除する方法を用いてもよい。
【0073】(変形例3)インタフェイス4,5に実装
された通信プロトコルを利用する方法に限定されない。
例えばシリアル通信ケーブルを使用する印刷システムに
おいては、従来より通信ケーブルに論理的な複数のチャ
ネルを仮想的に形成し、ホストコンピュータ2の印刷制
御部(プリンタドライバ)15によりプリンタ1を監視
することをしている。この論理的なチャネルを利用して
プリンタ1側からホストコンピュータ2側に印刷ジョブ
を削除する要求(コマンド)を出してもよい。リセット
ボタン27の操作またはフェイタルエラーを検出した
際、シリアル通信ケーブルの論理的なチャネルを使って
印刷ジョブを削除する印刷ジョブ削除コマンドをホスト
コンピュータ2の印刷制御部15に送る。印刷制御部1
5は印刷ジョブ削除コマンドを受け取ると、送信バッフ
ァ16に蓄積された印刷対象の印刷ジョブを削除する。
さらに印刷制御部15はプリンタ1にバッファ消去コマ
ンドを論理チャネルを使用して送信する。プリンタ1の
制御部は、バッファ消去コマンドを受け取ると、バッフ
ァ32,35をクリアする。これらのコマンドのやりと
りおよびコマンドを実行する処理は、プリンタ1とホス
トコンピュータ2の各CPUがアプリケーション層4
4,54のプログラム(タスク)を実行することで行
う。
【0074】(変形例4)双方向通信可能で通信プロト
コルが実装されるインタフェイスは、IEEE1394
インタフェイスに限定されない。例えばUSBインタフ
ェイスでもよい。USBインタフェイスにおいても通信
プロトコルを必要に応じて拡張するなどすれば、印刷キ
ャンセルのための通信制御をプロトコル層の通信プロト
コルを利用して行うことはできる。また、その他、IE
EE1284.4インタフェイスの通信プロトコルを使
用してもよい。
【0075】(変形例5)プリンタ1で印刷を取り消す
べき所定状態(パネルリセットやフェイタルエラー)が
検出されたらホストコンピュータ2側の印刷ジョブを削
除して、既に転送された印刷データについてはプリンタ
1側で読み捨てるようにしてもよい。この方法によって
も、不要な印刷ジョブを早期に完了できて次の印刷ジョ
ブを速やかに開始できるうえ、印刷ジョブの削除前にプ
リンタ1側へ既に転送中にあった印刷データによるゴミ
印刷を防止できる。
【0076】(変形例6)印刷ジョブを削除するコマン
ドをプリンタ側からホストコンピュータ側に送ることが
できる構成であればどのような印刷システムにも適用で
きる。
【0077】(変形例7)印刷装置であるプリンタ1
は、インクジェット式プリンタ1に限定されない。バブ
ルジェット(登録商標)式プリンタでも構わない。(変
形例8)通信プロトコルはPPDTプロトコルに限定さ
れない。使用するインタフェイスに適した通信プロトコ
ルを使用することができる。
【0078】前記実施形態及び別例から把握される技術
的思想を、以下に記載する。 (1)請求項3〜5のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記インタフェイスはIEEE1394であること
を要旨とする。
【0079】(2)請求項3〜5のいずれか一項に記載
の発明において、前記通信プロトコルは、PPDTプロ
トコルであることを要旨とする。 (3)請求項9〜11のいずれか一項に記載の発明にお
いて、前記インタフェイスは、IEEE1394である
ことを要旨とする。
【0080】(4)請求項9〜11のいずれか一項に記
載の発明において、前記通信プロトコルは、PPDTプ
ロトコルであることを要旨とする。 (5)請求項15〜17のいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記インタフェイスは、IEEE1394であ
ることを要旨とする。
【0081】(6)請求項15〜17のいずれか一項に
記載の発明において、前記通信プロトコルは、PPDT
プロトコルであることを要旨とする。 (7)請求項13〜18のいずれか一項に記載の印刷装
置は、通信プロトコルを実装するインタフェイスを介し
てホストコンピュータと双方向通信可能に接続される印
刷装置である。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜24に記
載の発明によれば、印刷ジョブを削除してからそれまで
に既に送られた印刷データが印刷装置に到達した以後の
タイミングで印刷装置に蓄積された印刷データを消去す
るので、ゴミ印刷が出ないように印刷データを取消しで
きるとともに、次の印刷を速やかに開始することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における印刷システムの概略構成
図。
【図2】印刷キャンセル処理を説明するための階層図。
【符号の説明】
1…印刷装置としてのプリンタ 2…ホストコンピュータ 3…通信線としての通信ケーブル 4…取消要求手段および消去通知手段としてのインタフ
ェイス 5…印刷取消手段としてのインタフェイス 17…印刷取消手段および消去通知手段を構成するイン
タフェイス制御部 21…検出手段を構成するとともに消去手段としての制
御部 25…検出手段としてのリセット検出部 26…検出手段および異常検出手段としての異常検出部 27…リセット操作手段としてのリセットボタン 28…取消要求手段を構成するインタフェイス制御部 43…プロトコル層(プリンタ側) 44…アプリケーション層(プリンタ側) 50…検出手段及び異常検出手段を構成する温度センサ 53…プロトコル層(ホストコンピュータ側)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき
    所定状態を検出する検出手順と、 前記検出手順により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置からホストコンピュータに印刷取消要求を送信する
    取消要求手順と、 前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータの印刷
    制御手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷デー
    タの送信を中止する処理を行う印刷取消手順と、 前記印刷取消手順の後、前記送信が中止される前に既に
    前記印刷制御手段から送信された印刷データの全てを印
    刷装置が受信し終える以後のタイミングで、印刷装置に
    蓄積された印刷データを消去する消去手順とを備えたこ
    とを特徴とする印刷システムにおける印刷取消制御方
    法。
  2. 【請求項2】 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき
    所定状態を検出する検出手順と、 前記検出手順により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置からホストコンピュータに印刷取消要求を送信する
    取消要求手順と、 前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータの印刷
    制御手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷デー
    タの送信を中止する処理を行う印刷取消手順と、 前記印刷制御手段が前記印刷データの送信を中止した旨
    の中止応答を印刷装置に送信する中止応答手順と、 前記印刷装置が前記中止応答を受信すると、印刷装置に
    蓄積された印刷データを消去する消去手順とを備えたこ
    とを特徴とする印刷システムにおける印刷取消制御方
    法。
  3. 【請求項3】 通信プロトコルを有するプロトコル層が
    実装されたインタフェイスを介してホストコンピュータ
    と印刷装置が双方向通信可能に接続される印刷システム
    における印刷取消制御方法であって、 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき所定状態を検出
    する検出手順と、 前記検出手順により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置側インタフェイスのプロトコル層の通信プロトコル
    がホストコンピュータに印刷取消要求を送信する取消要
    求手順と、 ホストコンピュータ側インタフェイスが有するプロトコ
    ル層の通信プロトコルが前記印刷取消要求を受信する
    と、該通信プロトコルが印刷対象の印刷ジョブを削除し
    て印刷データの送信を中止する処理を行う印刷取消手順
    と、 前記ホストコンピュータ側インタフェイスが有するプロ
    トコル層の通信プロトコルが、前記印刷データの送信を
    中止した旨の中止応答を印刷装置に応答する中止応答手
    順と、 前記印刷装置側インタフェイスが有するプロトコル層の
    通信プロトコルが前記中止応答を受信すると、印刷装置
    のアプリケーション層に印刷データ消去要求を通知する
    消去通知手順と、 前記印刷装置側のアプリケーション層のプログラムが前
    記印刷データ消去要求の通知を受けて、印刷装置に蓄積
    された印刷データを消去する消去手順とを備えたことを
    特徴とする印刷システムにおける印刷取消制御方法。
  4. 【請求項4】 前記検出手順は、印刷装置に設けられた
    リセット操作手段が操作されたことを前記所定状態とし
    て検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    項に記載の印刷システムにおける印刷取消制御方法。
  5. 【請求項5】 前記検出手順は、検出手段が前記所定状
    態として印刷装置の異常を検出する手順であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷シス
    テムにおける印刷取消制御方法。
  6. 【請求項6】 前記インタフェイスはIEEE1394
    であり、前記通信プロトコルはPPDTプロトコルであ
    ることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載
    の印刷システムにおける印刷取消制御方法。
  7. 【請求項7】 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき
    所定状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置からホストコンピュータの印刷制御手段に印刷取消
    要求を送信する取消要求手段と、 前記印刷取消要求がホストコンピュータの印刷制御手段
    に受信されると印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷デ
    ータの送信を中止する処理を行う印刷取消手段と、 前記印刷取消手段により前記送信が中止される前に既に
    前記印刷制御手段から送信された印刷データの全てを印
    刷装置が受信し終える以後のタイミングで、印刷装置の
    バッファに蓄積された印刷データを消去する消去手段と
    を備えたことを特徴とする印刷システムにおける印刷取
    消制御装置。
  8. 【請求項8】 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき
    所定状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置からホストコンピュータに印刷取消要求を送信する
    要求送信手段と、 前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータにおい
    て、印刷対象の印刷ジョブを削除して印刷データの送信
    を中止した旨の中止応答を印刷装置に送信する印刷取消
    手段と、 前記印刷装置が前記中止応答を受信すると、印刷装置の
    バッファに蓄積された印刷データを消去する消去手段と
    を備えたことを特徴とする印刷システムにおける印刷取
    消制御装置。
  9. 【請求項9】 通信プロトコルを有するプロトコル層が
    実装されたインタフェイスを介してホストコンピュータ
    と印刷装置が双方向通信可能に接続される印刷システム
    における印刷取消制御装置であって、 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき所定状態を検出
    する検出手段と、 前記検出手段により前記所定状態が検出されると、印刷
    装置側インタフェイスが有するプロトコル層の通信プロ
    トコルが通信を介してホストコンピュータに印刷取消要
    求を送信する取消要求手段と、 ホストコンピュータ側インタフェイスが有するプロトコ
    ル層の通信プロトコルが前記印刷取消要求を受信する
    と、印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を行うととも
    に、前記印刷ジョブを削除して印刷データの送信を中止
    した旨の中止応答を印刷装置に送信する印刷取消手段
    と、 前記印刷装置側インタフェイスが有するプロトコル層の
    通信プロトコルが前記中止応答を受信すると、印刷装置
    のアプリケーション層に印刷データ消去要求を通知する
    消去通知手段と、 前記印刷装置側のアプリケーション層のプログラムを備
    え、前記印刷データ消去要求の通知を受けると、印刷装
    置に蓄積された印刷データを消去する消去手段とを備え
    たことを特徴とする印刷システムにおける印刷取消制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、印刷装置に設けられ
    たリセット操作手段が操作されたことを前記所定状態と
    して検出することを特徴とする請求項7〜9のいずれか
    一項に記載の印刷システムにおける印刷取消制御装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は、前記所定状態として
    印刷装置の異常を検出する異常検出手段であることを特
    徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の印刷シス
    テムにおける印刷取消制御装置。
  12. 【請求項12】 前記インタフェイスはIEEE139
    4であり、前記通信プロトコルはPPDTプロトコルで
    あることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に
    記載の印刷システムにおける印刷取消制御装置。
  13. 【請求項13】 ホストコンピュータと通信線を介して
    接続されて使用されるとともに、ホストコンピュータか
    ら通信線を介して受信した印刷データを基に印刷動作す
    る印刷装置であって、 ホストコンピュータから通信線を介して受信した印刷デ
    ータを蓄積するバッファと、 印刷装置が受信した印刷を取り消すべき所定状態を検出
    する検出手段と、 前記検出手段により前記所定状態が検出されると、ホス
    トコンピュータに印刷取消要求を送信する取消要求手段
    と、 前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータの印刷
    制御手段が印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を行う
    前に既に送信した印刷データの全てを受信し終えた以後
    のタイミングで、前記バッファに蓄積された印刷データ
    を消去する消去手段とを備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  14. 【請求項14】 ホストコンピュータと通信線を介して
    接続されて使用されるとともに、ホストコンピュータか
    ら通信線を介して受信した印刷データを基に印刷動作す
    る印刷装置であって、 ホストコンピュータから通信線を介して受信した印刷デ
    ータを蓄積するバッファと、 印刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記所定状態が検出されると、ホス
    トコンピュータに印刷取消要求を送信する取消要求手段
    と、 前記印刷取消要求を受信したホストコンピュータ側の印
    刷取消手段が、印刷対象の印刷ジョブを削除する処理を
    行って印刷データの送信を中止した旨を知らせるために
    送った中止応答を受信すると、前記バッファに蓄積され
    た印刷データを消去する消去手段とを備えたことを特徴
    とする印刷装置。
  15. 【請求項15】 ホストコンピュータと通信線を介して
    接続されて使用されるとともに、ホストコンピュータか
    ら通信線を介して受信した印刷データを基に印刷動作す
    る印刷装置であって、 ホストコンピュータから通信線を介して受信した印刷デ
    ータを蓄積するバッファと、 印刷を取り消すべき所定状態を検出する検出手段と、 インタフェイスが有するプロトコル層の通信プロトコル
    により構成され、前記検出手段により前記所定状態が検
    出されると、ホストコンピュータに印刷取消要求を送信
    する要求送信手段と、 前記プロトコル層の通信プロトコルにより構成され、前
    記印刷取消要求を受信したホストコンピュータ側インタ
    フェイスが有するプロトコル層の通信プロトコルが、印
    刷ジョブを削除する処理を行って印刷データの送信を中
    止した旨を知らせるために送った中止応答を受信する
    と、アプリケーション層に印刷データ消去要求を通知す
    る消去通知手段と、 前記アプリケーション層のタスクにより構築され、前記
    印刷データ消去要求の通知を受けると、前記バッファに
    蓄積された印刷データを消去する消去手段とを備えたこ
    とを特徴とする印刷装置。
  16. 【請求項16】 前記検出手段は、印刷装置に設けられ
    たリセット操作手段が操作されたことを前記所定状態と
    して検出することを特徴とする請求項13〜15のいず
    れか一項に記載の印刷装置。
  17. 【請求項17】 前記検出手段は、前記所定状態として
    印刷装置の異常を検出する異常検出手段であることを特
    徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の印刷
    装置。
  18. 【請求項18】 前記インタフェイスはIEEE139
    4であり、前記通信プロトコルはPPDTプロトコルで
    あることを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項
    に記載の印刷装置。
  19. 【請求項19】 コンピュータを、請求項7〜12のい
    ずれか一項に記載の前記検出手段と、前記取消要求手段
    と、前記印刷取消手段と、前記消去手段として機能させ
    ることを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 コンピュータを、請求項13〜18の
    いずれか一項に記載の前記検出手段と、前記取消要求手
    段と、前記消去手段として機能させることを特徴とする
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005339341A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2011170883A (ja) * 2004-10-15 2011-09-01 Fujifilm Dimatix Inc プリント装置用通信プロトコル

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