JP2003043953A - 電気光学装置、その製造方法及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その製造方法及び電子機器

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JP2003043953A JP2002102946A JP2002102946A JP2003043953A JP 2003043953 A JP2003043953 A JP 2003043953A JP 2002102946 A JP2002102946 A JP 2002102946A JP 2002102946 A JP2002102946 A JP 2002102946A JP 2003043953 A JP2003043953 A JP 2003043953A
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    • H10K59/35Devices specially adapted for multicolour light emission comprising red-green-blue [RGB] subpixels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察者によって感知される光の明るさを可視
光領域内の各波長について調整する。 【解決手段】 液晶表示装置は、赤色系、緑色系及び青
色系の各色に対応する複数のカラーフィルタ12R、1
2G及び12Bと、液晶及びカラーフィルタ12に対し
て観察側とは反対側に設けられた反射層22とを具備す
る。反射層22の表面には複数の微細な山部及び谷部が
形成されている。そして、反射層22のうち少なくとも
一の色のカラーフィルタに対向する領域の鏡面反射率と
他の色のカラーフィルタに対向する領域の鏡面反射率と
は異なる。具体的には、反射層22のうち青色系のカラ
ーフィルタ12Bに対向する領域の鏡面反射率は、反射
層22のうち赤色系及び緑色系のカラーフィルタ12
R、12Gに対向する領域の鏡面反射率よりも高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置、E
L装置等といった電気光学装置、その電気光学装置の製
造方法、及び電気光学装置を用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気光学装置の一例である液晶表示装置
は、一般に、ガラス基板等から成る一対の基板がシール
材を介して貼り合わされ、両基板の間に液晶が封入され
た構成を有する。さらに、R(赤色系)、G(緑色系)
及びB(青色系)といった複数の色に対応するカラーフ
ィルタと、液晶に対して観察側とは反対側に設けられた
反射層とを有する液晶表示装置が知られている。この種
の反射型液晶表示装置においては、観察側の基板から入
射した太陽光や室内照明光等といった外光が反射層の表
面において反射し、カラーフィルタを透過した後に観察
側に出射する。この出射光が観察者によってカラー画像
として視認される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間の
目の感度(すなわち、視感度)は、可視光領域内の各波
長によって異なる。より具体的には、人間の目は、緑色
系の光に対応する550nm程度の波長の光に対する感
度が高い反面、その他の波長の光に対する感度が低いと
いう特性を有する。従って、例えば、青色系、赤色系及
び緑色系の各色のカラーフィルタを透過して観察側に出
射した光が同一の光量であったとしても、青色系及び赤
色系は緑色系と比較して暗く見えるといった具合に、観
察者が感じる色のバランスが均一にならないという問題
があった。この問題は、反射型表示に加えて透過型表示
も可能な、いわゆる半透過反射型液晶表示装置において
も同様に生じ得る問題である。
【0004】本発明は、以上説明した事情に鑑みて成さ
れたものであり、観察者によって感知される光の明るさ
を可視光領域内の各波長について調整することができる
電気光学装置、その製造方法及び電子機器を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の目的を達
成するため、本発明に係る電気光学装置は、各々が異な
る色の複数のカラーフィルタと、少なくとも1つの前記
カラーフィルタに対向する領域の表面形状とその他の前
記カラーフィルタに対向する領域の表面形状とが異なる
反射層とを有することを特徴とする。
【0006】この電気光学装置によれば、反射層のうち
各色のカラーフィルタに対向する領域の表面形状を異な
らせることにより、各領域における反射の態様、例えば
反射層表面における散乱の度合い等を任意に変化させる
ことができる。従って、観察者に視認される光量をカラ
ーフィルタの色に対応する波長ごとに調節することによ
って、観察者によって視認される表示の色のバランスを
任意に選定することができる。
【0007】(2) 上記構成の電気光学装置において
は、前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向す
る前記領域の鏡面反射率と、その他の前記カラーフィル
タに対向する前記領域の鏡面反射率とを異ならせること
ができる。
【0008】こうすれば、反射層のうち鏡面反射率の高
い領域については、その表面における散乱を抑えて鏡面
反射する光量を多くすることができるから、当該領域に
対向するカラーフィルタの色について明るい表示を実現
できる。一方、反射層のうち鏡面反射率の低い領域につ
いては、その表面における散乱を促進して鏡面反射する
光量を少なくすることができるから、当該領域に対向す
るカラーフィルタの色について表示の明るさを抑えるこ
とができる。
【0009】(3) 上記構成の電気光学装置におい
て、前記反射層の表面には、前記少なくとも1つの前記
カラーフィルタに対向する前記領域と、その他の前記カ
ラーフィルタに対向する前記領域とにおいて形状が異な
る複数の山部及び形状が異なる複数の谷部を形成するこ
とができる。
【0010】この構成によれば、構成の煩雑化を伴うこ
となく、反射層の各領域における散乱特性を異ならせる
ことができる。従って、観察者によって視認される光量
を各カラーフィルタの色に対応する波長に応じて調節す
ることができる。
【0011】(4) 上記構成の電気光学装置において
は、前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向す
る領域と、その他の前記カラーフィルタに対向する前記
領域とにおいて、1つの前記山部の頂上から当該山部に
隣接する他の山部の頂上までの距離で規定されるピッチ
の平均値を異ならせることができる。
【0012】この場合、ピッチの平均値が大きい領域に
おいては、その表面における散乱を抑えて観察者側に出
射する光量を多くすることができるから、当該領域に対
応する色を明るい表示にすることができる。逆に、ピッ
チの平均値が小さい領域においては、その表面における
散乱が促進されて観察者によって視認される光量が抑え
られるから、当該領域に対応する色の明るさを抑えるこ
とができる。
【0013】(5) 上記構成の電気光学装置におい
て、前記谷部の深さは、前記反射層の前記複数のカラー
フィルタに対向する領域において実質的に同一とするこ
とができる。
【0014】(6) 上記構成の電気光学装置において
は、少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する前
記領域と、その他の前記カラーフィルタに対向する前記
領域とにおいて、前記谷部の深さの平均値を異ならせる
ことができる。
【0015】この場合、谷部の深さの平均値が小さい領
域においては、その表面における散乱を抑えて観察者側
に出射する光量を多くすることができるから、当該領域
に対応する色を明るい表示にすることができる。逆に、
谷部の深さの平均値が大きい領域においては、その表面
における散乱が促進されて観察者によって視認される光
量が抑えられるから、当該領域に対応する色の明るさを
抑えることができる。 (7) 谷部の深さの平均値をカラーフィルタに対向す
る領域ごとに異ならせるようにした上記構成の電気光学
装置において、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣
接する他の前記山部の頂上までの距離で規定されるピッ
チは、前記反射層の前記カラーフィルタに対向する領域
において実質的に同一とすることができる。
【0016】(8) 反射層の表面に複数の山部及び谷
部を形成するようにした上記構成の電気光学装置におい
ては、前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向
する前記領域と、その他の前記カラーフィルタに対向す
る前記領域とにおいて、前記基板の面と前記山部の頂上
から当該山部に隣接する谷部の底に向かう方向とのなす
傾斜角の平均値を異ならせることができる。
【0017】この場合、傾斜角の平均値が小さい領域に
おいては、その表面における散乱を抑えて観察者側に出
射する光量を多くすることができるから、当該領域に対
応する色を明るい表示にすることができる。逆に、傾斜
角の平均値が大きい領域においては、その表面における
散乱が促進されて観察者によって視認される光量が抑え
られるから、当該領域に対応する色の明るさを抑えるこ
とができる。
【0018】(9) 次に、本発明に係る他の電気光学
装置は、赤色系のカラーフィルタと、緑色系のカラ
ーフィルタと、青色系のカラーフィルタと、さらに、
前記赤色系のカラーフィルタに対向する第1領域、前
記緑色系のカラーフィルタに対向する第2領域及び前記
青色系のカラーフィルタに対向する第3領域を有する反
射層とを有する電気光学装置であって、前記第3領域
の表面形状は、前記第1領域及び前記第2領域のそれぞ
れの表面形状と異なり、さらに、前記第3領域の鏡面
反射率は、前記第1領域及び前記第2領域のそれぞれの
鏡面反射率よりも高いことを特徴とする。
【0019】一般に、人間の目の視感度は可視光領域内
の各波長の光によって異なり、特に緑色系の光に対する
視感度は、青色系の光に対する視感度よりも著しく高い
のが通常である。従って、上記構成のように、反射層の
うち青色系に対応する領域の鏡面反射率を、赤色系及び
緑色系に対応する領域の鏡面反射率よりも高くすれば、
観察者によって感知される表示の色のバランスが、視感
度の相違に起因して不均一となるのを抑えることができ
る。
【0020】(10) 青色系に対応する第3領域の鏡
面反射率を高くした上記構成の電気光学装置において
は、さらに、赤色系に対応する前記第1領域の鏡面反射
率を緑色系に対応する前記第2領域の鏡面反射率よりも
高くすることができる。
【0021】一般に、赤色系の光に対する視感度は、緑
色系の光に対する視感度よりも低い。従って、反射層の
うち赤色系に対応する領域の鏡面反射率を、緑色系に対
応する領域の鏡面反射率よりも高くすれば、そのような
視感度の相違に起因した表示色のバランスをも均一にす
ることができる。
【0022】(11) 鏡面反射率の値を各色に対応さ
せて変化させるようにした上記構成の電気光学装置にお
いて、前記反射層の表面には、前記第1領域、前記第
2領域及び前記第3領域において複数の山部及び複数の
谷部を形成でき、前記谷部の深さは、前記第1領域、
前記第2領域及び前記第3領域において実質的に同一に
でき、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接する
他の山部の頂上までの距離でピッチが規定され、前記
第3領域内におけるピッチの平均値は、前記第1領域内
及び前記第2領域内のそれぞれにおけるピッチの平均値
よりも大きくすることができる。
【0023】一般に、人間の目の視感度は、緑色系の光
が最も高く、次いで赤色系、青色系の順に低くなるのが
一般的である。したがって、観察者によって感知される
表示の色のバランスを均一化するという観点からする
と、上記構成のように、青色系に対応する第3領域内に
おけるピッチの平均値を他の領域内におけるピッチの平
均値よりも大きくすることが望ましい。
【0024】(12) さらに、青色系に対応する第3
領域内におけるピッチの平均値を大きくした上記構成の
電気光学装置においては、さらに、赤色系に対応する前
記第1領域内におけるピッチの平均値を、緑色系に対応
する前記第2領域内におけるピッチの平均値よりも大き
くすることができる。
【0025】(13) 上記構成の電気光学装置におい
ては、前記反射層の表面には、前記第1領域、前記第
2領域及び前記第3領域において複数の山部及び複数の
谷部を形成し、前記第3領域内における前記谷部の深
さの平均値は、前記第1領域内及び前記第2領域内のそ
れぞれにおける前記谷部の深さの平均値よりも小さく
し、さらに、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣
接する他の前記山部の頂上までの距離で規定されるピッ
チは、前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域に
おいて実質的に同一であるように設定できる。
【0026】この構成によれば、反射層のうち青色系の
カラーフィルタに対向する領域内における谷部の深さの
平均値を、反射層のうち赤色系及び緑色系のカラーフィ
ルタに対向する領域内における谷部の深さの平均値より
も小さくすることにより、観察者によって感知される表
示の色のバランスを均一化できる。
【0027】(14) 青色系に対応する第3領域内に
おける谷部の深さの平均値を小さく設定した上記構成の
電気光学装置においては、さらに、赤色系に対応する第
1領域内における前記谷部の深さの平均値を、緑色系に
対応する第2領域内における前記谷部の深さの平均値よ
りも小さくすることができる。
【0028】(15) 上記構成の電気光学装置におい
ては、前記基板の面と前記山部の頂上から当該山部に隣
接する谷部の底に向かう方向とのなす角度を傾斜角とし
たときに、前記第3領域内における傾斜角の平均値は、
前記第1領域内及び前記第2領域内における傾斜角の平
均値よりも小さくすることができる。こうすれば、観察
者によって感知される表示の色のバランスを均一化する
ことができる。
【0029】(16) 青色系に対応する第3領域内に
おける傾斜角の平均値を小さくした上記構成の電気光学
装置においては、さらに、前記第1領域内における傾斜
角の平均値を、前記第2領域内における傾斜角の平均値
よりも小さくすることができる。
【0030】(17) 次に、本発明に係る電子機器
は、以上に記載した構成の電気光学装置を備えることを
特徴とする。上記の通り、本発明に係る電気光学装置に
よれば、カラーフィルタの各色に対応する波長の光量を
調節することができるので、この電気光学装置を備えた
電子機器においては、色のバランスの不均一を抑えて良
好な表示が実現される。
【0031】(18) 次に、本発明に係る電気光学装
置の製造方法は、表面形状と、前記表面形状上に設けら
れる反射層と、前記反射層上に設けられ各々が異なる色
の複数のカラーフィルタとを備える電気光学装置の製造
方法において、前記表面形状を形成する工程と、前記表
面形状上に前記表面形状を覆うように反射層を形成する
工程と、前記反射層上に前記複数のカラーフィルタを形
成する工程とを備え、さらに、少なくとも1つの前記カ
ラーフィルタに対向する領域における前記表面形状と、
その他の前記カラーフィルタに対向する領域における前
記表面形状とが異なることを特徴とする。
【0032】この製造方法によって得られた電気光学装
置によれば、観察者に視認される光量をカラーフィルタ
の色に対応する波長ごとに調節することができるので、
観察者によって視認される表示の色のバランスを任意に
選定することができる。
【0033】(19) 上記構成の電気光学装置の製造
方法において、前記表面形状を形成する工程において
は、表面に複数の山部及び谷部を有する樹脂層を形成
することとし、その樹脂層は、前記少なくとも1つの
前記カラーフィルタに対向する領域と、その他の前記カ
ラーフィルタに対向する領域とにおいて、前記表面形状
が異なるようになっていることを特徴とする。
【0034】こうすれば、樹脂層の表面に形成された反
射層の表面を、当該樹脂層表面の山部及び谷部を反映し
た形状とすることができる。すなわち、加工が容易な樹
脂層を用いることにより、煩雑な製造工程を要すること
なく、観察者によって視認される表示の色のバランスが
調整された電気光学装置を製造することができる。
【0035】(20) 上記構成の電気光学装置の製造
方法において、前記表面形状を形成する工程において
は、前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向す
る領域と、その他の前記カラーフィルタに対向する領域
とにおいて、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接
する他の山部の頂上までの距離であるピッチの平均値が
異なるように、前記樹脂層を形成することができる。
【0036】(21) さらに、上記構成の電気光学装
置の製造方法において、前記表面形状を形成する工程に
おいては、前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに
対向する領域と、その他の前記カラーフィルタに対向す
る領域とにおいて、前記谷部の深さの平均値が異なるよ
うに、前記樹脂層を形成することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。この実施形態は、本発明の
一態様を示すものであり、この発明を限定するものでは
なく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。なお、
以下に示す各図においては、各層や各部材を図面上で認
識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに
縮尺を異ならせてある。
【0038】(電気光学装置の第1実施形態)まず、本
発明を電気光学装置の一例である液晶表示装置、特にア
クティブマトリクス方式の反射型液晶表示装置に適用し
た場合の実施形態について説明する。この液晶表示装置
は、非線形(スイッチング)素子として三端子型非線形
素子であるTFT(Thin Film Transistor)を備えてい
る。
【0039】図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の
構成を示している。また、図2は、図1におけるA−
A'線に従って液晶表示装置の断面構造を示している。
これらの図に示すように、液晶表示装置1は、相互に対
向する第1基板10と第2基板20とがシール材31を
介して貼り合わされると共に、両基板とシール材31と
によって囲まれた領域に、例えばTN(Twisted Nemati
c)型等の液晶32が封入された構成となっている。
【0040】シール材31は、第1基板10の縁辺に沿
って略長方形の枠状に形成され、その一部に液晶32を
封入するための開口36を有している。このため、液晶
32の封入後に、その開口36が封止材311によって
封止される。なお、第1基板10及び第2基板20の外
側の表面(すなわち、液晶32とは反対側の表面)に
は、入射光を偏光させるための偏光板18や、干渉色を
補償するための位相差板19等が適宜に貼着される。
【0041】第1基板10及び第2基板20は、ガラス
や石英、プラスチック等からなる板状部材であり、光透
過性を有する。第1基板10は観察側、すなわち表示を
視認する観察者の側に位置する一方、第2基板20は観
察側とは反対側(すなわち、背面側)に位置する。第1
基板10の内側の表面には、図2に示すように、遮光層
11と、複数のカラーフィルタ12と、オーバーコート
層13とが形成されている。カラーフィルタ12は、R
(赤)のカラーフィルタ12Rと、G(緑)のカラーフ
ィルタ12Gと、B(青)のカラーフィルタ12Bとを
平面内で所定のパターンに並べることよって形成されて
いる。
【0042】遮光層11は、第1基板10のうち、第2
基板20上にマトリクス状に配列された複数の画素電極
21と対向する領域以外の領域(つまり、画素電極21
の間隙部分に対向する領域)を覆うように格子状に形成
されている。この遮光層11は、例えばクロム(Cr)
等の金属や、カーボンブラックが分散された黒色樹脂材
料等からなる。
【0043】カラーフィルタ12は、各画素電極21と
対向するように形成された層である。このカラーフィル
タ12は、例えばアクリル系やエポキシ系の樹脂材料に
よって形成され、染料や顔料によって赤色系(R)、緑
色系(G)又は青色系(B)のいずれかに着色されてい
る。より具体的には、カラーフィルタ12に入射する光
の波長をλとすると、カラーフィルタ12Rは、可視光
域(380nm〜780nm)において、600nm<
λ≦780nmの波長域にて透過率のピークを有するも
のであり、カラーフィルタ12Gは、可視光域(380
nm〜780nm)において、500nm≦λ≦600
nmの波長域にて透過率のピークを有するものであり、
カラーフィルタ12Bは、可視光域(380nm〜78
0nm)において、380nm≦λ<500nmの波長
域にて透過率のピークを有するものである。
【0044】オーバーコート層13は、例えば樹脂材料
等によって形成され、遮光層11及びカラーフィルタ1
2によって形成された第1基板10上の凹凸を平坦化す
る役割を担っている。さらに、このオーバーコート層1
3の表面には、ITO(Indium Tin Oxide)等といった
透明導電材料からなる対向電極14が、その全面にわた
って形成されている。また、対向電極14が形成された
オーバーコート層13の表面は、ポリイミド等の有機材
料からなる配向膜15によって覆われている。この配向
膜15には、電圧が印加されていないときの液晶32の
配向方向を規定するためのラビング処理が施されてい
る。
【0045】一方、第2基板20は、第1基板10から
張り出した領域を有する。図1に示すように、この張り
出した領域のうちX軸の正方向及び負方向の領域には、
走査信号を生成して出力する走査線駆動回路33がそれ
ぞれ形成されている。一方、張り出した領域のうちY軸
の正方向の領域には、データ信号を生成して出力するデ
ータ線駆動回路34が形成されている。
【0046】さらに、Y軸の正方向に位置する領域のう
ち当該第2基板20の縁辺近傍の領域には複数の実装端
子35が形成されており、図示しない外部回路からの各
種信号が入力されるようになっている。こうして実装端
子35から入力された信号が、上記走査線駆動回路33
及びデータ線駆動回路34に供給される。なお、上述し
た対向電極14は、第2基板20との接合部分における
四隅のうち、少なくとも一箇所に設けられた導通材によ
って、上記実装端子35との電気的な導通が図られてい
る。
【0047】一方、第2基板20の内側表面(すなわ
ち、液晶32側の表面)のうち第1基板10と対向する
領域には、複数の画素電極21が形成されている。これ
らの画素電極21は、ITO等といった透明導電材料に
よって形成された略矩形状の電極である。以上の構成の
下、画素電極21と対向電極14との間に挟まれた液晶
32は、両電極の間に印加された電圧に応じてその配向
方向が変化する。
【0048】また、第2基板20の面上であって各画素
電極21によって覆われた領域には、反射層22が形成
されている。この反射層22は、アルミニウムや銀とい
った光反射性を有する金属や、これらの金属を主成分と
する合金等によって形成され、第1基板10側からの入
射光を反射させる役割を担っている。すなわち、第1基
板10側からの入射光Rは、反射層22の表面において
反射して第1基板10側から出射し、これにより反射型
表示が実現される。
【0049】図2に示すように、第1基板10上に形成
された各色のカラーフィルタ12は、画素電極21及び
反射層22と対向するようになっている。さらに、画素
電極21及び反射層22が形成された第2基板20の面
上は、上記配向膜15と同様の配向膜26によって覆わ
れている。
【0050】図3は、第2基板20のうち画素電極21
が形成された領域の近傍の構成を平面的に示している。
なお、図3においては、「R」、「G」、「B」の各文字に
よって示されるように、第2基板20に形成された複数
の画素電極21のうち、赤色系、緑色系及び青色系の3
つのカラーフィルタ12R、12G及び12Bに対向す
る3つの画素電極21が示されている。但し、図3にお
いては、図面が煩雑になるのを防ぐため、画素電極21
及び反射層22の外形が鎖線で示されていることに留意
されたい。
【0051】図3において、第2基板20上には、X軸
方向に延在する複数の走査線23と、Y軸方向に延在す
る複数のデータ線24とが設けられている。そして、各
走査線23には走査線駆動回路33から出力された走査
信号が供給される一方、各データ線24にはデータ線駆
動回路34から出力されたデータ信号が供給される。上
述した画素電極21は、走査線23とデータ線24と交
差の各々に対応して設けられ、全体として図1に示すよ
うにマトリクス状に配列する。
【0052】そして、これらの画素電極21は、TFT
25を介して走査線23及びデータ線24に接続されて
いる。なお、図1では、走査線23及びデータ線24を
実際よりも広い間隔で数本だけ示しているが、実際に
は、多数本の走査線23及びデータ線24が狭い間隔で
配列される。また、画素電極21は実際よりも大きく模
式的に示されているが、実際には、より小さいドット状
の画素電極21が多数個、表示領域の全面にマトリクス
状に設けられる。
【0053】以下、第2基板20上に形成された上記の
各要素の位置関係について、図3中のB−B'線に従っ
た断面図である図4を参照して詳述する。図4に示すよ
うに、第2基板20の内側表面には、酸化ケイ素(Si
2)等からなる下地絶縁膜200を下地として半導体
層251が形成されている。この半導体層251の表面
は、当該半導体層251に熱酸化処理を施して得られた
絶縁膜252によって覆われている。そして、この半導
体層251のうち、上述した走査線23と重なる領域が
チャンネル領域251aとなっている。
【0054】すなわち、図3に示すように、各走査線2
3はX軸方向に延在する部分からY軸方向に分岐して半
導体層251と交差する部分を有しており、この交差す
る部分がゲート電極231として機能する。一方、半導
体層251及びゲート電極231(従って、走査線2
3)が形成された下地絶縁膜200の表面は、例えば酸
化ケイ素(SiO2)等からなる第1の層間絶縁膜20
1によって覆われている。
【0055】また、半導体層251のうちチャンネル領
域251aのソース側には低濃度ソース領域251b及
び高濃度ソース領域251Sが設けられる一方、チャン
ネル領域251aのドレイン側には低濃度ドレイン領域
251c及び高濃度ドレイン領域251Dが設けられ
て、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造とな
っている。このうち高濃度ソース領域251Sは、半導
体層251表面の絶縁膜252と第1の層間絶縁膜20
1とを開口するコンタクトホール24aを介して上述し
たデータ線24に接続されている。
【0056】データ線24が形成された第1の層間絶縁
膜201の表面は、第2の層間絶縁膜202によって覆
われている。この第2の層間絶縁膜202は、窒化ケイ
素(SiN)層202aと、アクリル系又はエポキシ系
等の樹脂材料によって上記窒化ケイ素層202aの面上
に積層された樹脂層202bとを有する。上述した画素
電極21及び反射層22は、この第2の層間絶縁膜20
2の面上に形成されている。より具体的には、反射層2
2には開口部22aが設けられており、当該反射層22
を覆うように形成された画素電極21は、この開口部2
2aと、第2の層間絶縁膜202に形成されたコンタク
トホール21aとを介して、半導体層251の高濃度ド
レイン領域251Dに接続されている。
【0057】図4に示すように、第2の層間絶縁膜20
2を構成する樹脂層202bの表面は、多数の微細な山
部(すなわち、凸状に突起した部分)及び谷部(すなわ
ち、凹状に窪んだ部分)が形成された粗面となってい
る。このため、樹脂層202bの面上に薄膜状に形成さ
れた反射層22の表面には、当該粗面を反映した山部と
谷部(すなわち、散乱構造)とが形成される。この散乱
構造が形成される結果、第1基板10側からの入射光
は、反射層22の表面において適度に散乱した状態で第
1基板10側から出射するため、広い視野角を確保する
ことができる。
【0058】但し、本実施形態においては、各色のカラ
ーフィルタ22に対向する反射層22の表面形状(つま
り、樹脂層202bの表面形状)が、当該反射層22に
対向するカラーフィルタ12の色に応じて異なっている
(図7及び図8参照)。なお、以下では、赤色系、緑色
系及び青色系の各色のカラーフィルタ12R、12G及
び12Bに対向する反射層22の各々を「反射層22
R」、「反射層22G」及び「反射層22B」と表記す
る場合がある。
【0059】さらに詳述すると、同一の光を照射したと
きの鏡面反射率Rが、各色のカラーフィルタ12に対向
する反射層22ごとに異なるように、各反射層22の表
面形状が選定されている。ここで、本明細書における
「鏡面反射率R」とは、図5に示すように、反射層22
に照射された光量Aのうち、当該反射層22の表面で鏡
面反射した光量Bの割合を示す値(%)である。つま
り、鏡面反射率Rは、((鏡面反射光量B)/(照射光
量A))×100(%)として表される。
【0060】但し、本明細書における「鏡面反射光」と
は、法線Nから角度(入射角)θをもって反射層22に
光を入射させたときに、当該反射層22の表面で反射し
た光のうち法線Nを挟んで角度θに等しい角度に出射す
る光(つまり、反射層22表面で散乱して角度θ以外に
出射する光を除いたもの)を意味する。
【0061】従って、鏡面反射率Rが高いということ
は、相対的に、鏡面反射光量Bが大きく、反射層22表
面において散乱(すなわち、乱反射)した光量Cが少な
いことを意味する。逆に、鏡面反射率Rが低いというこ
とは、鏡面反射光量Bが小さく、反射層22表面におい
て散乱した光量Cが多いことを意味する。なお、反射層
22の表面が完全な鏡面であるとき、鏡面反射率Rは約
100%となる。
【0062】そして、本実施形態においては、各色のカ
ラーフィルタ12に対向する反射層22の鏡面反射率R
を、各色光の視感度に応じて異ならせることによって、
当該視感度の相違を補償するようになっている。例え
ば、青色系の光の視感度は緑色系の光の視感度よりも低
いため、青色系のカラーフィルタ12に対向する反射層
22Bの鏡面反射率Rを、緑色系のカラーフィルタ12
に対向する反射層22Gの鏡面反射率Rよりも高く設定
する。
【0063】こうすることにより、反射層22Bにおい
ては、反射層22Gと比較して、その表面において散乱
する光量を抑えて鏡面反射光量を多くすることができ
る。換言すれば、反射層22Bの表面で反射して観察者
に視認される光量を、反射層22Gの表面で反射して観
察者に視認される光量よりも多くできる。このため、両
色光に対する視感度の相違を補償できる。
【0064】このことからも明らかなように、視感度が
低い色(例えば、青色系)のカラーフィルタ12に対向
する反射層22の鏡面反射率Rは、視感度が高い色(例
えば、緑色系)のカラーフィルタ12に対向する反射層
22の鏡面反射率Rよりも高くすることが望ましい。但
し、一般的には、青色系の光の視感度は赤色系の光の視
感度よりも高く、かつ赤色系の光の視感度は緑色系の光
の視感度よりも高いことが多い。このため、本実施形態
においては、青色系のカラーフィルタに対向する反射層
22bの鏡面反射率Rb、赤色系のカラーフィルタに対
向する反射層22Rの鏡面反射率Rr、及び緑色系のカ
ラーフィルタに対向する反射層22Gの鏡面反射率Rg
が、それぞれ20%、15%、10%となるように、す
なわち、Rb>Rr>Rgとなるように、各反射層22
の表面形状を異ならせている。
【0065】より具体的には、各反射層22表面の山部
及び谷部の形状の相違に応じて、すなわち樹脂層の表面
に形成された山部及び谷部の形状の相違に応じて、これ
らの鏡面反射率を異ならせるようになっている。以下、
反射層22の鏡面反射率と反射層22表面の形状との関
係について詳述する。
【0066】本実施形態においては、反射層22の表面
形状を特定するための特徴量として、山部のピッチP、
谷部の深さD及び傾斜角αを用いる。山部のピッチPと
は、図6に示すように、反射層22の表面に形成された
ひとつの山部の頂上から当該山部に隣接する他の山部の
頂上までの距離、換言すれば、ひとつの谷部の底から当
該谷部に隣接する他の谷部の底までの距離を意味する。
【0067】また、谷部の深さDとは、第2基板20の
基板面と略平行な面を基準としたときの谷部の深さを意
味する。なお、図6においては、山部の頂上を含む面を
基準面とし、この基準面から谷部の底までの距離を谷部
の深さDとした場合が例示されている。この場合、谷部
の深さDは、谷部の底を含む面を基準面としたときの山
部の高さに等しい。
【0068】さらに、傾斜角αとは、第2基板20の基
板面と、ひとつの山部の頂上からこれに近接する谷部の
底に向かう方向とがなす角を意味する。
【0069】なお、以上の特徴量については、製造技術
上の理由によってばらつきが生じるのが通常であるた
め、それらの特徴量を利用するにあたっては、各色のカ
ラーフィルタ12に対向する反射層22ごとに各特徴量
の平均値を出して、その平均値を用いるものとする。
【0070】図6において、反射層22の表面を、山部
のピッチPが大きく、谷部の深さDが小さく、又は傾斜
角αが小さくなる形状とすれば、当該反射層22の鏡面
反射率Rを大きい値にすることができる。逆に、反射層
22の表面を、山部のピッチPが小さく、谷部の深さD
が大きく、又は傾斜角αが大きくなる形状とすれば、当
該反射層22の鏡面反射率Rを小さい値にすることがで
きる。
【0071】このように、各色のカラーフィルタ12に
対向する反射層22ごとに、ピッチP、深さD及び傾斜
角αの値を異ならせることによって、鏡面反射率Rを各
反射層22ごとに任意に設定することができる。本実施
形態においては、反射層22の表面形状(つまり、図4
に示す樹脂層202bの表面形状)として、以下に示す
第1又は第2の態様のいずれかを採用することによっ
て、図3に示す反射層22B、22R及び22Gの鏡面
反射率をそれぞれ20%、15%、10%に設定する。 [1]第1の態様 図7は、反射層22の表面形状として第1の態様を採用
した場合における、当該反射層22の表面の様子を示す
断面図である。なお、図7は、図3におけるC−C'線
に従った断面図に対応する。但し、図7においては、第
2基板20上の要素のうち画素電極21、反射層22及
び樹脂層202bのみが図示されており、第1基板10
上の要素のうちカラーフィルタ12のみが図示されてい
る。
【0072】図7において、谷部の深さDは、各色のカ
ラーフィルタ12に対向する反射層22にわたって略同
一に設定される。その一方、ピッチPの平均値は各色の
カラーフィルタ12に対向する反射層22ごとに異なら
せる。
【0073】より具体的には、各色のカラーフィルタ1
2に対向する反射層22にわたって、谷部の深さDは
0.6μmとする。つまり、谷部の深さDは、全ての反
射層22にわたって略一定の値とする。一方、反射層2
2Bについては山部のピッチPの平均値を12μmと
し、反射層22Rについては山部のピッチPの平均値を
8.5μmとし、反射層22Gについては山部のピッチ
Pの平均値を7μmとする。
【0074】上述したように、谷部の深さDを一定とす
れば、山部のピッチPが大きいほど鏡面反射率Rが大き
くなる。従って、反射層22の表面をこのような形状と
することによって、青色系、赤色系及び緑色系のカラー
フィルタ12に対向する各反射層22の鏡面反射率R
b、Rr、Rgを、それぞれ20%、15%、10%に
設定することができる。
【0075】なお、この場合の傾斜角αは、青色系のカ
ラーフィルタ12に対向する反射層22については6
°、赤色系のカラーフィルタ12に対向する反射層22
については8°、緑色系のカラーフィルタ12に対向す
る反射層22については10°となる。 [2]第2の態様 続いて、図8は、反射層22の表面形状として第2の態
様を採用した場合における、当該反射層22の表面の様
子を示す断面図である。図8において、山部のピッチP
は、各色のカラーフィルタ12に対向する反射層22に
わたって略同一に設定する。その一方、谷部の深さDの
平均値は各色のカラーフィルタ12に対向する反射層2
2ごとに異ならせる。
【0076】より具体的には、各色のカラーフィルタ1
2に対向する反射層22にわたって山部のピッチPを1
2μmとする。つまり、山部のピッチPは、全ての反射
層22にわたって略同一の値とする。
【0077】一方、青色系のカラーフィルタ12に対向
する反射層22については深さDの平均値を0.6μm
とし、赤色系のカラーフィルタ12に対向する反射層2
2については深さDの平均値を0.8μmとし、緑色系
のカラーフィルタ12に対向する反射層22については
深さDの平均値を1.0μmとする。
【0078】上述したように、山部のピッチPを一定と
すれば、谷部の深さDが小さいほど鏡面反射率Rが大き
くなる。従って、反射層22の表面をこのような形状と
することによって、青色系、赤色系及び緑色系のカラー
フィルタ12に対向する各反射層22の鏡面反射率R
b、Rr、Rgを、それぞれ20%、15%、10%に
設定することができる。なお、この場合の傾斜角αは、
上記第1の態様と同様の値となる。
【0079】このように、本実施形態においては、各色
のカラーフィルタ12に対向する反射層22ごとに鏡面
反射率Rが異なっている。従って、青色系のカラーフィ
ルタ12に対向する反射層22では、緑色系のカラーフ
ィルタ12に対向する反射層22と比較して、その表面
において散乱する光量を抑えて鏡面反射光量を多くする
ことができる。
【0080】換言すれば、青色系のカラーフィルタ12
に対向する反射層22の表面で反射して観察者に視認さ
れる光量を、緑色系のカラーフィルタ12に対向する反
射層22の表面で反射して観察者に視認される光量より
も多くすることができる。従って、本実施形態に係る液
晶表示装置、すなわち電気光学装置によれば、可視光領
域内の各波長の光に対する視感度の相違を補償して、観
察者によって視認されるカラー画像の色のバランスを良
好に保つことができる。
【0081】次に、本実施形態に係る液晶表示装置、す
なわち電気光学装置の製造プロセス、特に第2基板20
上の各要素の製造プロセスについて説明する。なお、以
下では、反射層22の表面形状として第1の態様を採用
した場合、すなわち各色のカラーフィルタ12に対向す
る反射層22ごとに山部のピッチPを異ならせた場合の
製造プロセスと、第2の態様を採用した場合、すなわち
各色のカラーフィルタ12に対向する反射層22ごとに
谷部の深さDを異ならせた場合の製造プロセスとに分け
て説明する。
【0082】(第1の態様を採用した場合の製造プロセ
ス)まず、図9(a)において、下地絶縁膜200によ
って覆われた第2基板20の表面にポリシリコンからな
る半導体層251を形成すると共に、熱酸化処理を施し
て当該半導体層251の表面に絶縁膜252を形成す
る。
【0083】次いで、絶縁膜252の面上に第2基板2
0の全面にわたってポリシリコン層を堆積した後、当該
ポリシリコン層をフォトリソグラフィやエッチングによ
ってパターニングすることにより、X軸方向に延在する
部分と、TFT25のゲート電極231に相当する分岐
部分とを有する走査線23を形成する。なお、走査線2
3については、ポリシリコンではなく、アルミニウム等
の金属膜や金属シリサイド膜から形成してもよい。
【0084】次いで、半導体層251に適切な不純物を
ドーピングして上記LDD構造を形成する。さらに、半
導体層251及び走査線23が形成された第2基板20
の表面を覆うように、酸化ケイ素等からなる第1の層間
絶縁膜201を形成すると共に、当該第1の層間絶縁膜
201及び絶縁膜252にわたってコンタクトホール2
4aを形成する。そして、これらの各部を覆うようにア
ルミニウム等の低抵抗金属からなる導電膜を堆積した
後、当該導電膜をフォトリソグラフィやエッチング等に
よってパターニングすることによってデータ線24を形
成する。
【0085】以上の工程によって、図9(a)に示すよ
うに、第2基板20の面上に、X軸方向に延在する走査
線23及びゲート電極231と、Y軸方向に延在するデ
ータ線24と、これらの各交差に対応するTFT25と
が形成される。
【0086】次いで、図9(b)において、データ線2
4が形成された第1の層間絶縁膜201を覆うように窒
化ケイ素層202aを形成する。さらに、当該窒化ケイ
素層202aの表面にポジ型の感光性樹脂を塗布して、
さらにプリベークすることにより、樹脂層40を形成す
る。
【0087】続いて、図9(c)に示すように、フォト
マスク41を介して当該樹脂層40に紫外線(UV)を
照射する。このフォトマスク41は、遮光性を有する基
材411を備えるとともに、樹脂層40のうち谷部が形
成されるべき部分に対応して透光部412を有する。
【0088】このフォトマスク41用いて図9(c)に
示した工程を行なうことにより、樹脂層40のうち、上
記透光部412を通過した紫外線が照射された部分、す
なわち谷部となるべき部分が光反応を起こす。従って、
この後に現像処理を施すと、樹脂層40は、図9(d)
に示すように、山部となるべき部分を残して選択的に除
去される。
【0089】次に、こうして得られた樹脂層40を、当
該樹脂層40の熱変形温度以上(例えば150℃以上)
に加熱する。この加熱によって樹脂層40は軟化し、そ
の熱変形によって角部が丸められる。この結果、図9
(e)に示すように、窒化ケイ素層202aの面上に
は、表面が滑らかな凹凸を有する粗面となった樹脂層2
02bが形成される。
【0090】次いで、粗面化された樹脂層202bの表
面に、アルミニウム等の光反射性を有する金属からなる
金属膜をスパッタリング等によって堆積した後、図10
(a)に示すように、この金属膜をパターニングするこ
とによって反射層22を形成する。このパターニングに
際して、反射層22のうち画素電極21と低濃度ドレイ
ン領域251Dとを導通させるための開口部22aも形
成する。こうして形成された反射層22の表面には、図
10(a)に示すように、樹脂層202b表面の山部及
び谷部を反映した山部及び谷部が形成される。
【0091】次に、図10(b)に示すように、第2の
層間絶縁膜202、すなわち窒化ケイ素層202a及び
樹脂層202bを形成し、さらに、第1の層間絶縁膜2
01並びに絶縁膜252にわたってコンタクトホール2
1aを形成する。この後、第2基板20の面上にITO
等からなる透明導電膜を形成すると共に、この透明導電
膜をフォトリソグラフィやエッチング等を用いてパター
ニングすることにより、図10(c)に示すように、反
射層22を覆う画素電極21を形成する。
【0092】この後、画素電極21及び反射層22が形
成された第2の層間絶縁膜202を覆うようにポリイミ
ド等からなる配向膜26を形成するとともに、この配向
膜26に対してラビング処理を施す。以上の工程によ
り、第2基板20上の各要素が形成されるのである。
【0093】次に、上記各工程のうち、樹脂層40の表
面を粗面化するための処理について詳述する。図9
(c)に示したように、樹脂層40のうち山部となるべ
き領域以外の領域(つまり、谷部となるべき領域)を選
択的に除去する工程においては、透光部411及び遮光
部412を有するフォトマスク41を介して当該樹脂層
40に紫外線を照射する。
【0094】ここで、図11は、このフォトマスク41
の構成を模式的に示す平面図である。但し、図11にお
いては、第2基板20の全面を覆うように配置されるフ
ォトマスク41のうちの一部のみが図示されている。す
なわち、図11に示すフォトマスク41の領域41R
は、樹脂層40(従って、樹脂層202b)のうち反射
層22Rが形成されるべき領域を覆う部分(つまり、第
2基板20のうち赤色系のカラーフィルタ12Rに対向
すべき領域を覆う部分)である。また、領域41Gは、
反射層22Gが形成されるべき領域を覆う部分である。
また、領域41Bは、反射層22Bが形成されるべき領
域を覆う部分である。
【0095】図11において、フォトマスク41は、遮
光性を有する基材411に円形又は多角形の透光部41
2が複数形成されたものである。樹脂層40のうち、こ
れらの透光部412を透過した紫外線が照射された部分
は谷部となる。一方、上述したように、反射層22の表
面形状を上記第1の態様とする場合(つまり、ピッチP
を各色のカラーフィルタ12に対向する反射層22ごと
に異ならせる場合)、樹脂層202b表面のピッチPを
各色のカラーフィルタ12に対向する領域ごとに異なら
せる必要がある。
【0096】このため、図11に示すように、透光部4
12の直径及び隣接する透光部412同士の中心間の距
離は、平均値で、当該フォトマスク41の各領域41
R、41G及び41Bごとに異なっている。より具体的
には、フォトマスク41のうち領域41R、41G及び
41Bに形成された透光部412の直径の平均値は、そ
れぞれ6μm、5μm、8μmである。一方、領域41
R、41G及び41B内において、隣接する透光部41
2同士の中心間距離の平均値は、それぞれ8.5μm、
7μm、12μmとなっている。
【0097】つまり、反射層22のピッチPの平均値
は、樹脂層202bのピッチPの平均値と略同一となる
ため、フォトマスク41における透光部412同士の中
心間距離の平均値は、反射層22のピッチPの平均値と
略同一となるように設定されているのである。
【0098】このように、フォトマスク41に形成され
る透光部412の直径及び間隔を適宜に選定することに
より、樹脂層202bにおける山部のピッチP、従って
谷部のピッチPを任意に選定することができ、これによ
り、反射層22の表面におけるピッチPを、各色のカラ
ーフィルタ12に対向する領域ごとに任意に選定するこ
とができる。
【0099】なお、ここでは樹脂層40をポジ型の感光
性樹脂によって形成する場合を例示したが、樹脂層40
をネガ型の感光性樹脂によって形成する場合には、フォ
トマスク41の基材411と透光部412との関係を反
転させたものを用いて紫外線の照射を行なえばよい。す
なわち、この場合のフォトマスクは、光透過性を有する
基材の表面に円形、又は多角形の遮光部が複数形成され
たものとなる。
【0100】さて、以上の工程によって図10(c)に
示すように第2基板20上に各要素を形成する一方で、
図2に示した第1基板10に関しては、その第1基板1
0の上に遮光層11、カラーフィルタ12、オーバーコ
ート層13、対向電極14及び配向膜15が形成され
る。そして、この第1基板10と図10(c)の第2基
板20とを、各々の電極形成面が対向するようにシール
材31(図2参照)を介して貼り合わせる。
【0101】そして、図2において、両基板とシール材
31とによって囲まれた領域内に、シール材31の開口
部分(図示せず)を介して液晶32を封入した後、当該
開口部分を封止材311(図1参照)によって封止す
る。この後、図2において、両基板10、20の基板面
に偏光板18や位相差板19等を貼着することにより、
図1に示した液晶表示装置、すなわち電気光学装置が得
られる。
【0102】(第2の態様を採用した場合の製造プロセ
ス)次に、反射層22の表面形状として図8に示した第
2の態様を採用した場合、すなわち、各色のカラーフィ
ルタ12に対向する反射層22ごとに谷部の深さDの平
均値を異ならせると共に、ピッチPの平均値は略同一に
設定する場合、の製造プロセスを説明する。
【0103】まず、上記第1の態様を採用した場合と同
様の工程である図9(a)によって、第2基板20の面
上に、X軸方向に延在する走査線23と、Y軸方向に延
在するデータ線24と、これらの各交差に対応するTF
T25とを形成する。そしてその後、図9(b)におい
て、データ線24が形成された第1の層間絶縁膜201
を覆うように窒化ケイ素層202a及び樹脂層40を形
成する。
【0104】次いで、図12(a)に示すように、フォ
トマスク42Bを介して紫外線を照射することにより、
樹脂層40における青色系のカラーフィルタ12と対向
すべき領域40Bのうち、谷部となるべき部分を選択的
に光反応させる。すなわち、このフォトマスク42B
は、樹脂層40のうち赤色系のカラーフィルタ12Rと
対向すべき領域40R、及び緑色系のカラーフィルタ1
2Gと対向すべき領域40Gを覆う遮光部423と、領
域40Bのうち山部となるべき領域を覆う遮光部424
とを有する。
【0105】樹脂層40に対し、このフォトマスク42
Bを介して所定の時間だけ紫外線を照射することによ
り、領域40Bにおいて谷部となるべき部分を所定の厚
さだけ光反応させる。なお、図12においては、樹脂層
40のうち紫外線の照射によって光反応した部分に斜線
が付されている。
【0106】次いで、図12(b)に示すように、樹脂
層40のうち赤色系のカラーフィルタ12と対向すべき
領域40Rを選択的に光反応させる。すなわち、樹脂層
40のうち青色系のカラーフィルタ12Bと対向すべき
領域40B、及び緑色系のカラーフィルタ12と対向す
べき領域40Gを覆う遮光部423と、領域40Rのう
ち山部となるべき領域を覆う遮光部424とを有するフ
ォトマスク42Rを介して、樹脂層40に紫外線を照射
する。
【0107】なお、フォトマスク42Rの遮光部424
の大きさ及び間隔は、フォトマスク42Bの遮光部42
4と同様である。但し、この領域40Rに対して紫外線
を照射する時間を、上記領域40Bに紫外線を照射した
時間よりも長い時間とする。この結果、図12(b)に
示すように、樹脂層40における領域40Rのうち谷部
となるべき領域は、領域40Bのうち谷部となるべき領
域よりも深い部分にわたって光反応する。
【0108】続いて、図13(a)に示すように、樹脂
層40のうち緑色系のカラーフィルタ12Gと対向すべ
き領域40Gについても同様に、フォトマスク42Gを
介して、谷部となる部分に紫外線を照射する。但し、こ
の領域40Gに対して紫外線を照射する時間は、領域4
0Rに紫外線を照射した時間よりも長い時間とする。こ
の結果、樹脂層40のうち領域40G内の谷部となるべ
き領域は、領域40B及び40R内の谷部となるべき領
域よりも深い部分にわたって光反応する。
【0109】次いで、樹脂層40に対して現像処理を施
すことにより、紫外線の照射によって光反応した部分
を、領域40R、40G及び40Bにわたって一括して
除去する。上述したように、樹脂層40における谷部と
なるべき領域のうち紫外線の照射によって光反応された
部分の深さは、領域40R、40G及び40Bの各々に
よって異なるため、現像の結果、図13(b)に示すよ
うに、当該各領域によって深さが異なる凹凸が形成され
る。
【0110】この後、樹脂層40を熱変形温度以上に加
熱することによって軟化させ、上記凹凸の角部を丸め
る。この結果、図13(c)に示すように、窒化ケイ素
層202a上には、滑らかな凹凸を有し、かつ各色のカ
ラーフィルタ12R、12G及び12Bと対向すべき領
域ごとに谷部の深さDが異なる樹脂層202bが形成さ
れる。
【0111】このように、各色のカラーフィルタ12と
対向すべき領域の各々における谷部の深さDを、当該各
領域に対する紫外線の照射時間に応じて、適宜に調整す
る。なお、上記の例では、樹脂層40に対し、領域40
B、領域40R、領域40Gの順に紫外線の照射を行な
ったが、この順番はこれに限られるものではない。要
は、紫外線の照射時間を、所期の谷部の深さに応じて各
領域ごとに異ならせればよい。
【0112】続いて、図10(a)から図10(c)に
示した工程によって反射層22及び画素電極21を形成
すると共に、これらが形成された樹脂層202bの表面
を覆うように配向膜26(図2参照)を形成し、さらに
この配向膜26にラビング処理を施す。この後、当該第
2基板20と第1基板10とを電極対向面が対向するよ
うに貼り合わせるとともに、両基板の間に液晶を封止し
て図1に示した液晶表示装置1、すなわち電気光学装置
が得られる。
【0113】(第2実施形態)次に、本発明を電気光学
装置の一例である液晶表示装置に適用した場合の第2実
施形態を説明する。この液晶表示装置は、非線形素子と
してTFD(Thin Film Diode)を備えるアクティブマ
トリクス方式の反射型液晶表示装置である。なお、以下
では、本実施形態に係る液晶表示装置の構成要素のうち
図1に示した液晶表示装置1と共通するものについては
同一の符号を用いて示すものとする。
【0114】図14は、本実施形態に係る液晶表示装置
の構成を示す断面図であり、図15は、その液晶表示装
置の要部を示す斜視図である。図14は、図15におけ
るE−E’線に従った断面図に相当する。これらの図に
示すように、液晶表示装置2における第1基板10の内
側表面には、マトリクス状に配列する複数の画素電極5
1と、各画素電極51の間隙部分においてY軸方向(す
なわち、図14における紙面と垂直な方向)に延在する
複数の走査線52とが形成されている。
【0115】さらに、画素電極51と、当該画素電極5
1に隣接する走査線52とは、TFD53を介して接続
されている。各TFD53は、非線形な電流−電圧特性
を有する二端子型非線形素子である。画素電極51、走
査線52及びTFD53が形成された第1基板10の表
面は、配向膜15によって覆われている。
【0116】一方、第2基板20の内側表面には、樹脂
層60と、反射層61と、カラーフィルタ62と、遮光
層63と、これらが形成された第2基板20の表面を覆
うオーバーコート層64とが形成されている。カラーフ
ィルタ62は、赤色系に着色されたカラーフィルタ62
Rと、緑色系に着色されたカラーフィルタ62Gと、青
色系に着色されたカラーフィルタ62Bとを平面的に所
定の配列パターンで並べることによって形成されてい
る。
【0117】さらに、オーバーコート層64の表面に
は、X軸方向(すなわち、走査線52と交差する方向)
に延在する複数のデータ線65が形成されている。図1
4及び図15に示すように、各データ線65は、ITO
等といった透明導電材料によって形成された帯状の電極
であり、第1基板10上においてX軸方向に列をなす複
数の画素電極51と対向する。この構成の下、画素電極
51とデータ線65との間に電圧が印加されることによ
り、両電極によって挟まれた液晶32の配向方向が変化
する。
【0118】一方、反射層61は、第2基板20を覆う
樹脂層60の面上に形成された薄膜であり、図14にお
いて、第1基板10側からの入射光Rを反射させる役割
を担っている。カラーフィルタ62は、各々が第1基板
10上の画素電極51と対向するように、反射層61の
面上に設けられている。
【0119】ここで、樹脂層60の表面は、上記第1実
施形態における図4の樹脂層202bと同様に、多数の
微細な山部及び谷部が形成された粗面となっている。従
って、この粗面上に形成された図14の反射層61の表
面には、当該粗面を反映した山部及び谷部が形成され
る。そして、本実施形態に係る液晶表示装置2において
も、図2に示した上記第1実施形態と同様に、反射層6
1のうち各色のカラーフィルタ62と対向する領域ごと
に表面形状が異なるように、樹脂層60の表面形状が異
なっている。すなわち、反射層61のうち、青色系、赤
色系及び緑色系のカラーフィルタ62B、62R及び6
2Gの各々に対向する領域における鏡面反射率Rb、R
r、Rgがそれぞれ20%、15%、10%となるよう
に、樹脂層60表面における山部のピッチP、谷部の深
さD及び傾斜角αが異なっているのである。
【0120】図16は、反射層61の表面形状として上
述した第1の態様を採用した場合の当該反射層61を、
その面上に形成されたカラーフィルタ62と共に示す断
面図である。同図に示すように、この反射層61は、各
色のカラーフィルタ62R、62G及び62Bに対向す
る領域にわたって深さDが、例えば0.6μm程度、で
略同一である。その一方、山部のピッチPの平均値が各
色のカラーフィルタ62R、62G及び62Bに対向す
る領域ごとに異なっている。
【0121】より具体的には、反射層61のうち、青色
系のカラーフィルタ62Bに対向する領域61B内の山
部のピッチPの平均値を12μmとし、赤色系のカラー
フィルタ62Rに対向する領域61R内のピッチPの平
均値を8.5μmとし、緑色系のカラーフィルタ62G
に対向する領域61G内のピッチPの平均値を7μmと
することにより、各領域における鏡面反射率Rb、Rr
及びRgを、それぞれ20%、15%、10%とするこ
とができる。
【0122】一方、図17は、反射層61の表面形状と
して上述した第2の態様を採用した場合の当該反射層6
1を、その面上に形成されたカラーフィルタ62と共に
示す断面図である。同図に示すように、この反射層61
は、各色のカラーフィルタ62R、62G及び62Bに
対向する領域にわたって山部のピッチPが、例えば12
μmで略同一である。その一方、谷部の深さDの平均値
が各色のカラーフィルタ62R、62G及び62Bに対
向する領域ごとに異なっている。
【0123】より具体的には、当該反射層61のうち、
領域61B内の谷部の深さDの平均値を0.6μmと
し、領域61R内の谷部の深さDの平均値を0.8μm
とし、領域61G内の谷部の深さDの平均値を1.0μ
mとすることにより、各領域における鏡面反射率Rb、
Rr及びRgを、それぞれ20%、15%、10%とす
ることができる。
【0124】なお、このような表面形状を有する反射層
は、上記第1実施形態において示した製造プロセスと同
様の製造プロセスによって製造可能であるため、本実施
形態においてはその説明を省略する。
【0125】このように、本実施形態においても、反射
層61の鏡面反射率を各色のカラーフィルタに対向する
領域ごとに異ならせることによって、上記第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0126】(変形例)以上、本発明を実施形態を挙げ
て説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、
上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない
範囲で様々な変形を加えることができる。変形例として
は、例えば以下のようなものが考えられる。
【0127】(変形例1)上記各実施形態においては、
反射層のうち青色系、赤色系及び緑色系のカラーフィル
タに対向する領域の鏡面反射率を、それぞれ20%、1
5%、10%とした場合を例示したが、これらの数値は
あくまでも例示であることは言うまでもない。従って、
反射層の形状に関する山部のピッチP、谷部の深さD及
び傾斜角αについても、上記各実施形態に例示した数値
に限られるものではない。
【0128】例えば、上記各実施形態においては、反射
層の表面形状に関する第1の態様として、谷部の深さD
を略一定とする一方、山部のピッチPを各色のカラーフ
ィルタに対向する領域ごとに異ならせる構成としたが、
谷部の深さDを各領域にわたって略一定とする必要は必
ずしもない。
【0129】同様に、上記各実施形態においては、反射
層の表面形状に関する第2の態様として、山部のピッチ
Pを略一定とする一方、谷部の深さDを各色のカラーフ
ィルタに対向する領域ごとに異ならせる構成としたが、
山部のピッチPを各領域にわたって略一定とする必要は
必ずしもない。要は、反射層の鏡面反射率が、各色のカ
ラーフィルタに対向する領域ごとに異なるように、各領
域の表面形状が異なっていればよいのである。
【0130】また、上記各実施形態においては、反射層
の表面形状を色の異なるカラーフィルタに対向する領域
ごとに異ならせた場合を例示したが、必ずしもこうする
必要はない。例えば、人間の目の視感度は、青色系の光
及び赤色系の光と比較して、緑色系の光に対して顕著に
高いという傾向がある。このため、反射層22のうち青
色系及び赤色系のカラーフィルタ12に対向する部分の
表面形状を緑色系のカラーフィルタ12に対向する部分
の表面形状と異ならせる一方、青色系及び赤色系のカラ
ーフィルタ12に対向する部分の表面形状は略同一とし
てもよい。つまり、反射層のうち少なくとも一の色のカ
ラーフィルタに対向する領域の表面形状と、他の色のカ
ラーフィルタに対向する領域の表面形状とが異なってい
ればよいのである。
【0131】(変形例2)上記各実施形態においては、
反射型表示のみを行なう反射型液晶表示装置を例示した
が、反射型表示に加えて透過型表示も可能な、いわゆる
半透過反射型の液晶表示装置にも本発明を適用可能であ
る。すなわち、この場合には、上記実施形態における反
射層に代えて、背面側(すなわち、第2基板側)からの
入射光を透過させる開口部を有する反射層、又は表面に
至った光のうちの一部を反射させ他の一部を透過させる
半透過反射層(いわゆるハーフミラー)を設けるととも
に、液晶表示装置の背面側に照明装置を配設した構成と
すればよい。
【0132】また、上記各実施形態においては、三端子
型非線形素子たるTFT及び二端子型非線形素子たるT
FDを用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置
を例示したが、これらの非線形素子を持たないパッシブ
マトリクス方式の液晶表示装置にも本発明を適用可能で
ある。さらに、上記各実施形態においては、R(赤色
系)、G(緑色系)及びB(青色系)の3色のカラーフ
ィルタを用いた構成を例示したが、カラーフィルタの色
はこれに限られるものではない。カラーフィルタの配列
の態様についても同様であり、ストライプ配列やモザイ
ク配列、デルタ配列等、各種の配列ルールを採用するこ
とができる。
【0133】このように、少なくとも一の色のカラーフ
ィルタに対向する領域の表面形状と、他の色のカラーフ
ィルタに対向する領域の表面形状とが異なる反射層を備
える液晶表示装置であれば、他の構成要素の態様の如何
を問わず、本発明を適用可能である。
【0134】さらに、上記各実施形態に示した製造プロ
セスはあくまでも例示であり、各色のカラーフィルタご
とに表面形状が異なる反射層を形成するための方法が、
これらに限られるものでないことは言うまでもない。例
えば、上記各実施形態においては第2基板を覆う樹脂層
の表面を粗面化する方法を例示したが、当該第2基板自
体の表面を粗面化して、この粗面上に反射層を形成する
ようにしてもよい。
【0135】(変形例3)以上の説明では、電気光学装
置の一例として液晶表示装置を例示したが、本発明は液
晶表示装置以外の任意の電気光学装置に対して用いるこ
ともできる。このような電気光学装置としては、例え
ば、エレクトロルミネッセンス装置(EL装置)、有機
エレクトロルミネッセンス装置(有機EL装置)、無機
エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ
装置、電気泳動ディスプレイ装置、電界放出表示装置
(フィールドエミッションディスプレイ)、LEDディ
スプレイ装置等が考えられる。 (変形例4)上述した実施形態及び変形例では、カラー
フィルタとしてR(赤色系)、G(緑色系)及びB(青
色系)の3色のカラーフィルタを用いたが、これに限ら
れることなく、カラーフィルタとしてC(シアン)、M
(マゼンタ)及びY(イエロー)の3色のカラーフィル
タを用いても良い。この場合、視感度はY(イエロー)
>C(シアン)>M(マゼンタ)となる。したがって、
本変形例においては、シアンのカラーフィルタに対向す
る反射層の鏡面反射率Rc、マゼンタのカラーフィルタ
に対向する反射層の鏡面反射率Rm、及びイエローのカ
ラーフィルタに対向する反射層の鏡面反射率Ryが、R
m>Rc>Ryとなるように、各反射層の表面形状を異
ならせることが好ましい。
【0136】また、Rm>Ryとなるようにしても、シ
アン、マゼンタ、イエローの視感度の差をある程度小さ
くすることができる。そして、このように鏡面反射率R
m>鏡面反射率Rc>鏡面反射率Ryとするためには、
谷部の深さを全ての反射層にわたって略一定の値とし、
一方、シアンのカラーフィルタに対向する反射層におけ
る山部のピッチの平均値Pc、マゼンタのカラーフィル
タに対向する反射層における山部のピッチの平均値P
m、イエローのカラーフィルタに対向する反射層におけ
る山部のピッチの平均値Pyが、Pm>Pc>Pyとな
るようにすればよい。また、谷部の深さを全ての反射層
にわたって略一定の値とし、Pm>Pyとなるようにし
てもシアン、マゼンタ、イエローの視感度の差をある程
度小さくすることができる。
【0137】また、別の手段として、鏡面反射率Rm>
鏡面反射率Rc>鏡面反射率Ryとするためには、各色
のカラーフィルタに対向する反射層の山部のピッチP
は、全ての反射層にわたって略同一の値とし、一方、シ
アンのカラーフィルタに対向する反射層における谷部の
深さの平均値をDc、マゼンタのカラーフィルタに対向
する反射層における谷部の深さの平均値をDm、イエロ
ーのカラーフィルタに対向する反射層22における谷部
の深さの平均値Dyが、Dy>Dc>Dmとなるように
すればよい。また、各色のカラーフィルタに対向する反
射層の山部のピッチPを全ての反射層にわたって略同一
の値とし、Dy>Dmとなるようにしてもシアン、マゼ
ンタ、イエローの視感度の差をある程度小さくすること
ができる。 (電子機器)次に、本発明に係る電気光学装置を用いた
電子機器について説明する。
【0138】(モバイル型コンピュータ)まず、本発明
に係る電気光学装置を、可搬型のパーソナルコンピュー
タ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例
について説明する。図18は、このパーソナルコンピュ
ータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パ
ーソナルコンピュータ71は、キーボード711を備え
た本体部712と、本発明に係る電気光学装置を適用し
た表示部713とを備えている。なお、このパーソナル
コンピュータに用いる電気光学装置として液晶表示装置
を用いる場合には、暗所においても視認性を確保するた
め、反射型表示のみならず透過型表示も可能な半透過反
射型の液晶表示装置が望ましい。
【0139】(携帯電話機)続いて、本発明に係る電気
光学装置を、携帯電話機の表示部に適用した例について
説明する。図19は、この携帯電話機の構成を示す斜視
図である。同図に示すように、携帯電話機72は、複数
の操作ボタン721と、受話口722と、送話口723
と、本発明に係る電気光学装置を適用した表示部724
とを備える。この実施形態の場合にも、電気光学装置と
して液晶表示装置を用いるときには、暗所における視認
性を確保すべく、半透過反射型の液晶表示装置を表示部
724として用いることが望ましい。
【0140】なお、本発明に係る電気光学装置を適用可
能な電子機器としては、図18に示したパーソナルコン
ピュータや図19に示した携帯電話機の他にも、液晶テ
レビ、ビューファインダ型のビデオテープレコーダ、モ
ニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーショ
ン装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッ
サ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、デ
ィジタルスチルカメラ等が挙げられる。
【0141】上述したように、本発明に係る電気光学装
置によれば、可視光領域内の各波長の光に対する視感度
の相違を補償することができるから、この電気光学装置
を用いた電子機器によれば、観察者によって認識される
画像の色のバランスを確保することができる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
観察者によって感知される光の明るさを可視光領域内の
各波長について調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気光学装置の一例である液晶
表示装置に本発明を適用した場合の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】 図1におけるA−A’線に従った断面図であ
る。
【図3】 図1に示す液晶表示装置の第2基板上の構成
を示す平面図である。
【図4】 図3のB−B’線に従ってスイッチング素子
としてのTFTの近傍の断面構造を示す断面図である。
【図5】 鏡面反射率について説明するための図であ
る。
【図6】 表面形状を特定するためのピッチ、深さ及び
傾斜角を説明するための図である。
【図7】 反射層の表面形状として第1の態様を採用し
た場合の要部構成を図3のC−C’線に従って示す断面
図である。
【図8】 反射層の表面形状として第2の態様を採用し
た場合の要部構成を図3のC−C’線に従って示す断面
図である。
【図9】 図1の液晶表示装置の製造方法の一実施形態
を液晶表示装置の断面図によって工程順に示す図であ
る。
【図10】 図9の工程に引き続く工程を液晶表示装置
の断面図によって工程順に示す図である。
【図11】 反射層の表面形状として第1の態様を採用
した場合に製造プロセスにおいて用いられるフォトマス
クの構成を示す平面図である。
【図12】 反射層の表面形状として第2の態様を採用
した場合の製造プロセスを示す断面図である。
【図13】 図12に引き続く工程を示す断面図であ
る。
【図14】 本発明に係る電気光学装置の一例である液
晶表示装置に本発明を適用した場合の他の実施形態を示
す斜視図である。
【図15】 図14に示す液晶表示装置の要部構成を示
す斜視図である。
【図16】 反射層の表面形状として第1の態様を採用
した場合の要部構成を示す断面図である。
【図17】 反射層の表面形状として第2の態様を採用
した場合の要部構成を示す断面図である。
【図18】 本発明に係る電気光学装置を適用した電子
機器の一例であるパーソナルコンピュータを示す斜視図
である。
【図19】 本発明に係る電気光学装置を適用した電子
機器の一例である携帯電話機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 液晶表示装置 10 第1基板 11 遮光層 12(12R,12G,12B) カラーフィルタ 62(62R,62G,62B) カラーフィルタ 13 オーバーコート層 14 対向電極 15,26 配向膜 20 第2基板 200 下地絶縁膜 201 第1の層間絶縁膜 202 第2の層間絶縁膜 202a 窒化ケイ素層 202b 樹脂層 21,51 画素電極 21a コンタクトホール 22(22R,22G,22B) 反射層 61(61R,61G,61B) 反射層 23 走査線 231 ゲート電極 24,65 データ線 25 TFT 31 シール材 32 液晶 33 走査線駆動回路 34 データ線駆動回路 35 実装端子 53 TFD 41,42(42R,42G,42G) フォトマスク 412 透光部 423,424 遮光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 5G435 520 520 G09F 9/00 342 G09F 9/00 342Z // H05B 33/24 H05B 33/24 (72)発明者 本田 賢一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA03 BA15 BA20 DA01 DA11 DA22 DC02 DC08 DD09 DE00 2H048 BA02 BA11 BB02 BB10 BB14 BB37 BB42 BB46 2H091 FA02Y FA11X FA11Z GA01 GA13 HA07 LA30 3K007 AB04 AB17 BB06 CC01 DB03 5C094 AA08 AA43 AA48 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 EA04 EA06 ED03 ED11 FA03 FA04 FB01 FB15 GB10 5G435 AA04 AA17 BB12 BB16 CC09 CC12 FF03 GG12 HH03 KK05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学装置において、 各々が異なる色の複数のカラーフィルタと、 少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する領域の
    表面形状とその他の前記カラーフィルタに対向する領域
    の表面形状とが異なる反射層と、を具備することを特徴
    とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気光学装置におい
    て、 前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する前
    記領域の鏡面反射率と、その他の前記カラーフィルタに
    対向する前記領域の鏡面反射率とは異なることを特徴と
    する電気光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気光学装置におい
    て、 前記反射層の表面には、前記少なくとも1つの前記カラ
    ーフィルタに対向する前記領域と、その他の前記カラー
    フィルタに対向する前記領域とにおいて形状が異なる複
    数の山部及び形状が異なる複数の谷部が形成されること
    を特徴とする電気光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電気光学装置におい
    て、 前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する領
    域と、その他の前記カラーフィルタに対向する前記領域
    とにおいて、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接
    する他の山部の頂上までの距離で規定されるピッチの平
    均値が異なることを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電気光学装置におい
    て、 前記谷部の深さは、前記反射層の前記複数のカラーフィ
    ルタに対向する領域において実質的に同一であることを
    特徴とする電気光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の電気光学装置におい
    て、 少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する前記領
    域と、その他の前記カラーフィルタに対向する前記領域
    とにおいて、前記谷部の深さの平均値が異なることを特
    徴とする電気光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電気光学装置におい
    て、 1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接する他の前記
    山部の頂上までの距離で規定されるピッチは、前記反射
    層の前記カラーフィルタに対向する領域において実質的
    に同一であることを特徴とする電気光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の電気光学装置におい
    て、 前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する前
    記領域と、その他の前記カラーフィルタに対向する前記
    領域とにおいて、前記基板の面と前記山部の頂上から当
    該山部に隣接する谷部の底に向かう方向とのなす傾斜角
    の平均値が異なることを特徴とする電気光学装置。
  9. 【請求項9】 電気光学装置において、 赤色系のカラーフィルタと、 緑色系のカラーフィルタと、 青色系のカラーフィルタと、 前記赤色系のカラーフィルタに対向する第1領域、前記
    緑色系のカラーフィルタに対向する第2領域及び前記青
    色系のカラーフィルタに対向する第3領域を有する反射
    層と、 前記第3領域の表面形状は、前記第1領域及び前記第2
    領域のそれぞれの表面形状と異なり、 前記第3領域の鏡面反射率は、前記第1領域及び前記第
    2領域のそれぞれの鏡面反射率よりも高いことを特徴と
    する電気光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電気光学装置におい
    て、前記第1領域の鏡面反射率は、前記第2領域の鏡面
    反射率よりも高いことを特徴とする電気光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電気光学装置にお
    いて、 前記反射層の表面には、前記第1領域、前記第2領域及
    び前記第3領域において複数の山部及び複数の谷部が形
    成され、 前記谷部の深さは、前記第1領域、前記第2領域及び前
    記第3領域において実質的に同一であり、 1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接する他の山部
    の頂上までの距離でピッチが規定され、 前記第3領域内におけるピッチの平均値は、前記第1領
    域内及び前記第2領域内のそれぞれにおけるピッチの平
    均値よりも大きいことを特徴とする電気光学装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の電気光学装置にお
    いて、前記第1領域内におけるピッチの平均値は、前記
    第2領域内におけるピッチの平均値よりも大きいことを
    特徴とする電気光学装置。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の電気光学装置におい
    て、 前記反射層の表面には、前記第1領域、前記第2領域及
    び前記第3領域において複数の山部及び複数の谷部が形
    成され、 前記第3領域内における前記谷部の深さの平均値は、前
    記第1領域内及び前記第2領域内のそれぞれにおける前
    記谷部の深さの平均値よりも小さく、 1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接する他の前記
    山部の頂上までの距離で規定されるピッチは、前記第1
    領域、前記第2領域及び前記第3領域において実質的に
    同一であることを特徴とする電気光学装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の電気光学装置にお
    いて、 前記第1領域内における前記谷部の深さの平均値は、前
    記第2領域内における前記谷部の深さの平均値よりも小
    さいことを特徴とする電気光学装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の電気光学装置にお
    いて、 前記基板の面と前記山部の頂上から当該山部に隣接する
    谷部の底に向かう方向とのなす角度を傾斜角とし、前記
    第3領域内における傾斜角の平均値は、前記第1領域内
    及び前記第2領域内における傾斜角の平均値よりも小さ
    いことを特徴とする電気光学装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の電気光学装置にお
    いて、 前記第1領域内における傾斜角の平均値は、前記第2領
    域内における傾斜角の平均値よりも小さいことを特徴と
    する請求項15に記載の電気光学装置。
  17. 【請求項17】 請求項1から16のいずれかに記載の
    電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】 表面形状と、前記表面形状上に設けら
    れる反射層と、前記反射層上に設けられ各々が異なる色
    の複数のカラーフィルタとを備える電気光学装置の製造
    方法において、 前記表面形状を形成する工程と、 前記表面形状上に前記表面形状を覆うように反射層を形
    成する工程と、 前記反射層上に前記複数のカラーフィルタを形成する工
    程と、を備え、 少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する領域に
    おける前記表面形状と、その他の前記カラーフィルタに
    対向する領域における前記表面形状とが異なることを特
    徴とする電気光学装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の電気光学装置の製
    造方法において、 前記表面形状を形成する工程において、 表面に複数の山部及び谷部を有する樹脂層を形成し、 前記樹脂層は、前記少なくとも1つの前記カラーフィル
    タに対向する領域と、その他の前記カラーフィルタに対
    向する領域とにおいて、前記表面形状が異なることを特
    徴とする電気光学装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の電気光学装置の製
    造方法において、 前記表面形状を形成する工程において、 前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する領
    域と、その他の前記カラーフィルタに対向する領域とに
    おいて、1つの前記山部の頂上から当該山部に隣接する
    他の山部の頂上までの距離であるピッチの平均値が異な
    るように、前記樹脂層を形成することを特徴とする電気
    光学装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の電気光学装置の製
    造方法において、 前記表面形状を形成する工程において、 前記少なくとも1つの前記カラーフィルタに対向する領
    域と、その他の前記カラーフィルタに対向する領域とに
    おいて、前記谷部の深さの平均値が異なるように、前記
    樹脂層を形成することを特徴とする電気光学装置の製造
    方法。
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