JP2003043147A - 対象物検出装置および方法 - Google Patents

対象物検出装置および方法

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JP2003043147A
JP2003043147A JP2001231249A JP2001231249A JP2003043147A JP 2003043147 A JP2003043147 A JP 2003043147A JP 2001231249 A JP2001231249 A JP 2001231249A JP 2001231249 A JP2001231249 A JP 2001231249A JP 2003043147 A JP2003043147 A JP 2003043147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物検出装置の投光するレーザ光の投光方
向のずれを検知できるようにする。 【解決手段】 左から右に向かって走行する自車1に、
所定の高さhで取り付けられた対象物検出装置2のレー
ザレーダ3から投光されたレーザ光は、頭上標識41に
より反射され、レーザレーダ3に受光され、対象物検出
装置2は、頭上標識41までの距離を算出し続ける。頭
上標識41がレーザ光の投光範囲外に出る瞬間、すなわ
ちレーザ光上端31が、頭上標識41の下端bを通過す
る瞬間、対象物検出装置2は、頭上標識41までの距離
L1を特定し、頭上標識41の設置高H、および対象物
検出装置2の設置高hを基に、レーザ光上端31の平行
線51に対する角度θを算出する。対象物検出装置2
は、算出したθから角度Θ/2を引き、平行線51に対
する光軸33の角度を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物検出装置お
よび方法に関し、特に、光軸のずれを検知することがで
きるようにした対象物検出装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に設置したレーザレーダを
用いて、前を走る自動車との車間距離を測定し、この距
離が、安全な距離以下になると、運転手に、もっと車間
距離をとるよう警告を発したり、自動的に自車の速度を
制御し、先行車との距離をあけさせる対象物検出装置が
ある。この装置の概要について、図1を参照して説明す
る。
【0003】図1において、対象物検出装置2を車両前
方に設置した自車1は、図中、左から右方向に走行して
いる。自車1の前方には、先行車5が、自車1と同様の
方向に走行している。対象物検出装置2のレーザレーダ
3は、レーザ光4を自車の前方に向けて発射(投光)す
る。このレーザ光4は、先行車5の後部で反射され、そ
の反射光は、レーザレーダ3により受光される。対象物
検出装置2は、レーザレーダ3によりレーザ光4が投光
されてから、先行車5に反射して、レーザレーダ3に受
光されるまでの時間を測定し、その時間より、自車1と
先行車5の車間距離を算出する。
【0004】そして、対象物検出装置2は、このように
して算出した自車1と先行車5の車間距離が、あらかじ
め設定されている安全な距離(先行車5が事故をおこし
たり急停止したときに、自車1が危険を回避できると考
えられる距離)以下であると判断した場合、自車1の運
転手に、車間距離をもっととるよう警告を発したり、自
動的に自車1の速度を制御して、安全な車間距離を確保
させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな対象物検出装置2は、レーザレーダ3が投光するレ
ーザ光4の光軸がずれると、図2に示すように先行車5
との距離を正確に測定できないという課題があった。
【0006】図2において、レーザレーダ3が投光する
レーザ光4は、例えば、自車1の軽衝突による歪みや、
レーザレーダ3を固定する固定機構の経年変化による緩
みなどが原因で、図1に示したレーザ光4の正常な投光
方向と比較して、投光角度が、上方に傾いてしまってい
る。
【0007】このような場合、レーザレーダ3は、先行
車5が、破線で示した先行車5の位置に近づくまで、レ
ーザ光4の反射光を受光することが出来ない。このた
め、対象物検出装置2は、自車1と先行車5との車間距
離が、破線で示した先行車5の位置より長い場合、車間
距離はおろか、先行車5の存在すら検知できない。
【0008】そのため、異常に接近するまで先行車5を
検出することができず、緊急事態に対処出来ないという
課題があった。
【0009】この課題を解決するために、例えば特開平
11−194169号公報には、路面に対する装置自体
の傾きを検出する傾き検出手段を備えた車両用物体検知
装置が開示されている。
【0010】同公報の車両用物体検知装置は、先行車と
の車間距離を計測するために、路面と水平な方向にレー
ザ光を投光する第1のレーザレーダとは別に、車両用物
体検知装置自体の路面に対する傾きを測定するために、
路面に向かって所定の角度でレーザ光を投光させる第2
および第3のレーザレーダを備えている。
【0011】この車両用物体検知装置においては、第2
および第3のレーザレーダによる路面との距離の計測結
果を基に、車両用物体検知装置自体の、路面に対する角
度を算出し、ひいては、第1のレーザレーダから投光さ
れるレーザ光の光軸の角度を演算するようになされてい
る。
【0012】しかしながら、上記公報の発明では、車間
距離を測定する第1のレーザレーダとは別に、車両用物
体検知装置の傾きを測定するための第2、第3のレーザ
レーダを設置する必要があり、その分、装置が大きくな
ってしまうと共に、高価になってしまうという課題があ
った。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で、レーザ光4の光軸のずれ
を検知することができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の対象物検
出装置は、ビームを出射する出射手段と、出射手段によ
り出射されたビームが物体に当り反射された反射ビーム
を受信する受信手段と、受信手段により受信した反射ビ
ームを基に、ビームを反射した物体までの距離を測定す
る測定手段と、受信手段により受信した反射ビームを基
に、路面上にある頭上標識を認識する認識手段と、認識
手段による頭上標識の認識が不可能になる直前の、頭上
標識までの距離を特定する特定手段と、特定手段により
特定された頭上標識までの距離を基に、出射手段により
出射されたビームの出射方向のずれを検知する検知手段
とを備えることを特徴とする。
【0015】出射手段および受信手段は、例えば、図3
のレーザレーダ3であり、ビームを出射し、路面、およ
び路面上の対象物に反射された反射ビームを受信する。
測定手段とは、例えば、図3の対象物認識/距離測定部
13であり、受信手段により受信された反射ビームに基
づいて、物体までの距離を算出する。認識手段とは、例
えば、図3の対象物認識/距離測定部13であり、受信
手段により受信された反射ビームに基づいて、路面上に
ある頭上標識を認識する。
【0016】特定手段とは、例えば、図3の対象物認識
/距離測定部13であり、認識手段により頭上標識が認
識され始めてから認識されなくなるまでの間、測定手段
により対象物検出装置と頭上標識の間の距離を測定し続
け、認識手段により頭上標識が認識されなくなると、そ
の直前に測定した頭上標識までの距離を特定する。
【0017】検知手段とは、例えば、図3の光軸ズレ検
出部14であり、特定手段により特定された頭上標識ま
での距離を基に、予め記憶してある頭上標識の設置高、
および対象物検出装置の車両への設置高を利用して、レ
ーザレーダ3より出射されているビームの上下方向のず
れを算出する。
【0018】前記検知手段により検知された前記ずれ
が、所定の範囲内にあるか否かを判断する第1の判断手
段と、第1の判断手段により、前記ずれが所定の範囲内
にないと判断された場合、警報を発する警報手段とをさ
らに備えるようにすることができる。
【0019】第1の判断手段とは、例えば、図3の光軸
ズレ検出部14であり、検出手段により検出されたビー
ムの出射方向のずれが、予め設定されている所定の範囲
内にあるか否かを判断する。所定の範囲とは、出射方向
のずれがその範囲内にあれば、対象物検出装置が路面上
の対象物までの距離を算出する際に、実用上問題ないと
考えられる程度の測定誤差で、距離を算出することがで
きる範囲のことである。
【0020】警報手段とは、例えば、図3の警報提示部
16であり、第1の判断手段により、ずれが所定の範囲
内にないと判断された場合、対応するインジケータを表
示させたり、音声を出力したりして、運転手に、対象物
検出装置が正常に動作していないことを伝える。
【0021】このようにすることにより、対象物検出装
置が正常に対象物までの距離を測定していないことを運
転手に知らせることができ、これを原因とする事故を未
然に防ぐことができる。
【0022】前記対象物検出装置が設置された車両の速
度を計測する計測手段と、計測手段により計測された車
両の速度を基に、車両が安定した速度で走行しているか
否かを判断する第2の判断手段とをさらに備えるように
し、前記検知手段には、第2の判断手段により車両が安
定した速度で走行していると判断された場合、前記ずれ
を検知するようにさせることができる。
【0023】計測手段とは、例えば、図3の車両速度測
定装置21であり、第2の判断手段とは、例えば図3の
制御部11である。制御部11は、車両速度測定装置2
1から供給される車両の走行速度に関する情報に基づい
て、車両が安定した速度で走行しているかを判断し、車
両が安定した速度で走行しているときにのみ、ビームの
出射方向のずれを算出させるようにする。
【0024】このようにすることにより、車両が傾いた
状況(すなわち、車両に取り付けた対象物検出装置が傾
いた状況)のときには、ビームの出射方向のずれを算出
する処理は行わないようにすることができる。そのた
め、ビームの出射方向のずれを誤って算出することを防
ぐことができる。
【0025】本発明の第1の対象物検出方法は、ビーム
を出射する出射ステップと、出射ステップの処理により
出射されたビームが物体に当り反射された反射ビームを
受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受
信した反射ビームを基に、ビームを反射した物体までの
距離を測定する測定ステップと、受信ステップの処理に
より受信した反射ビームを基に、路面上にある頭上標識
を認識する認識ステップと、認識ステップの処理による
頭上標識の認識が不可能になる直前の、頭上標識までの
距離を特定する特定ステップと、特定ステップの処理に
より特定された頭上標識までの距離を基に、出射ステッ
プの処理により出射されたビームの出射方向のずれを検
知する検知ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】出射ステップとは、例えば、図4のステッ
プS1であり、受信ステップとは、例えば、図4のステ
ップS2であり、測定ステップとは、例えば図4のステ
ップS3であり、認識ステップとは、例えば、図4のス
テップS4である。特定ステップとは、例えば、図4の
ステップS6であり、検知ステップとは、例えば、図4
のステップS7である。
【0027】本発明の第1の対象物検出装置および方法
においては、ビームが出射され、出射されたビームが物
体に当り反射された反射ビームが受信され、受信した反
射ビームを基に、ビームを反射した物体までの距離が測
定され、受信した反射ビームを基に、路面上にある頭上
標識が認識され、頭上標識の認識が不可能になる直前
の、頭上標識までの距離が特定され、特定された頭上標
識までの距離を基に、出射されたビームの出射方向のず
れが検知される。
【0028】本発明の第2の対象物検出装置は、ビーム
を出射する出射手段と、出射手段により出射されたビー
ムが、物体に当り反射された反射ビームを受信する受信
手段と、受信手段により受信した反射ビームを基に、物
体までの距離を測定する測定手段と、受信手段により受
信した反射ビームを反射した物体が路面であるか否かを
判別する判別手段と、判別手段により反射ビームを反射
した物体は路面であると判別された場合、路面のビーム
を反射した位置までの距離を特定する特定手段と、特定
手段により特定された路面の反射位置までの距離を基
に、出射手段により出射されたビームの出射方向のずれ
を検知する検知手段とを備えることを特徴とする。
【0029】出射手段および受信手段は、例えば、図3
のレーザレーダ3であり、ビームを出射し、路面、およ
び路面上の対象物に反射された反射ビームを受信する。
測定手段とは、例えば、図3の対象物認識/距離測定部
13であり、受信手段により受信された反射ビームに基
づいて、物体までの距離を算出する。判別手段とは、例
えば、図3の対象物認識/距離測定部13であり、受信
手段により受信された反射ビームが路面からの反射ビー
ムであるか否かを判断する。
【0030】特定手段とは、例えば、図3の対象物認識
/距離測定部13であり、判断手段により路面からの反
射ビームであると判断された場合、測定手段により測定
された複数のデータから、路面までの距離に関するデー
タを特定する。
【0031】検知手段とは、例えば、図3の光軸ズレ検
出部14であり、特定手段により特定された路面までの
距離を基に、予め記憶してある対象物検出装置の車両へ
の設置高を利用して、レーザレーダ3より出射されてい
るビームの出射方向のずれを算出する。
【0032】前記検知手段により検知された前記ずれ
が、所定の範囲内にあるか否かを判断する第1の判断手
段と、第1の判断手段により、前記ずれが所定の範囲内
にないと判断された場合、警報を発する警報手段とをさ
らに備えるようにすることができる。
【0033】第1の判断手段とは、例えば、図3の光軸
ズレ検出部14であり、検出手段により検出されたビー
ムの出射方向のずれが、予め設定されている所定の範囲
内にあるか否かを判断する。所定の範囲とは、出射方向
のずれがその範囲内にあれば、対象物検出装置が路面上
の対象物までの距離を算出する際に、実用上問題ないと
考えられる程度の測定誤差で、距離を算出することがで
きる範囲のことである。
【0034】警報手段とは、例えば、図3の警報提示部
16であり、第1の判断手段により、ずれが所定の範囲
内にないと判断された場合、対応するインジケータを表
示させたり、音声を出力したりして、運転手に、対象物
検出装置が正常に動作していないことを伝える。
【0035】このようにすることにより、対象物検出装
置が正常に対象物までの距離を測定していないことを運
転手に知らせることができ、これを原因とする事故を未
然に防ぐことができる。
【0036】前記対象物検出装置が設置された車両の速
度を計測する計測手段と、計測手段により計測された車
両の速度を基に、車両が安定した速度で走行しているか
否かを判断する第2の判断手段とをさらに備えるように
し、前記検知手段は、第2の判断手段により車両が安定
した速度で走行していると判断された場合、前記ずれを
検知するようにさせることができる。
【0037】計測手段とは、例えば、図3の車両速度測
定装置21であり、第2の判断手段とは、例えば図3の
制御部11である。制御部11は、車両速度測定装置2
1から供給される車両の走行速度に関する情報に基づい
て、車両が安定した速度で走行しているかを判断し、車
両が安定した速度で走行しているときにのみ、ビームの
出射方向のずれを算出させるようにする。
【0038】このようにすることにより、車両が傾いた
状況(すなわち、車両に取り付けた対象物検出装置が傾
いた状況)のときには、ビームの出射方向のずれを算出
する処理は行わないようにすることができる。そのた
め、ビームの出射方向のずれを誤って算出することを防
ぐことができる。
【0039】本発明の第2の対象物検出方法は、ビーム
を出射する出射ステップと、出射ステップの処理により
出射されたビームが、物体に当り反射された反射ビーム
を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により
受信した反射ビームを基に、物体までの距離を測定する
測定ステップと、受信ステップの処理により受信した反
射ビームを反射した物体が路面であるか否かを判別する
判別ステップと、判別ステップの処理により反射ビーム
を反射した物体は路面であると判別された場合、路面の
ビームを反射した位置までの距離を特定する特定ステッ
プと、特定ステップの処理により特定された路面の反射
位置までの距離を基に、出射ステップの処理により出射
されたビームの出射方向のずれを検知する検知ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0040】本発明の第2の対象物検出装置および方法
においては、ビームが出射され、出射されたビームが、
物体に当り反射された反射ビームが受信され、受信した
反射ビームを基に、物体までの距離が測定され、受信し
た反射ビームを反射した物体が路面であるか否かが判別
され、反射ビームを反射した物体は路面であると判別さ
れた場合、路面のビームを反射した位置までの距離が特
定され、特定された路面の反射位置までの距離を基に、
出射されたビームの出射方向のずれが検知される。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の対象物検出装置2の構成
例について、図3のブロック図を参照して説明する。
【0042】対象物検出装置2の制御部11は、予め設
定された所定の制御プログラムに基づいて、対象物検出
装置2の各部を制御し、先行する車両の有無を判断した
り、先行車5が検出された場合、先行車5との車間距離
を測定し、車間距離が安全な距離か否かを判断し、安全
な距離ではない場合、運転手に警告を発したりする一連
の処理を実行させる。また、制御部11は、対象物認識
/距離測定部13より、頭上標識(または路面)の存在
を確認した旨の情報が入力されると、車両速度測定装置
21から供給された自車1の走行速度に関する情報を参
照して、自車1が安定した速度で走行しているか否か
(加速度運動をしていないか否か)を判断し、安定して
いる(一定の速度で走行している)と判断した場合、後述
する光軸ずれを検知する所定の処理を実行する。
【0043】レーザレーダ3は、制御部11の制御に基
づいて、レーザ光4を出力し、頭上標識や先行車5など
の対象物や道路などの反射体からの反射光を受光し、光
電変換して信号処理部12に入力する。信号処理部12
は、レーザレーダ3から出力されるレーザ光4およびそ
の反射光に対応する信号に対して、所定の信号処理を施
し、それを対象物認識/距離測定部13に供給する。
【0044】対象物認識/距離測定部13は、信号処理
部12より供給された信号に基づいて、頭上標識、先行
車5、道路などの反射体を識別すると共に、反射体まで
の距離を測定し、制御部11、光軸ズレ検出部14、お
よび安全距離判断部15に、それぞれ供給する。
【0045】光軸ズレ検出部14は、対象物認識/距離
測定部13から入力された反射体までの距離を基に、所
定の演算を実行し、レーザ光4の光軸の基準方向からの
ずれを算出し、光軸のずれが、予め設定された所定のず
れ角度より大きいと判断した場合、警報提示部16に、
警報を発するよう指示する。ここで、レーザ光4の光軸
について、図4を参照して説明する。
【0046】図4において、レーザレーダ3から投光さ
れたレーザ光4は、上下に所定の幅の広がりを有してお
り、その端(利用可能な強度を有する範囲の境界)を、そ
れぞれレーザ光上端31、およびレーザ光下端32とす
る。レーザ光上端31とレーザ光下端32が成す角度を
Θとしたとき、その2等分線を、光軸33とする。な
お、角度Θは、予め所定の値に設定されている。
【0047】図3に戻って、安全距離判断部15は、対
象物認識/距離測定部13から入力された反射体までの
距離を基に、先行車5との間の車間距離が安全な距離で
あるか否かを判断し、安全な距離ではないと判断した場
合、警報提示部16に、警報を発するよう指示する。
【0048】警報提示部16は、光軸ズレ検出部14、
または、安全距離判断部15からの指示が入力される
と、対応した警報を発する。
【0049】図3の車両速度測定装置21は、走行中の
自車1の速度を常時計測し、対象物検出装置2の制御部
11に供給する。
【0050】ところで、対象物検出装置2の制御部11
は、前回に光軸ずれの検出処理を行ってから、所定の時
間(例えば、1日間)が経過したと判断すると、光軸ず
れを検知する一連の処理を開始する。
【0051】次に、光軸ズレ検知処理について、図5の
フローチャートを参照して、説明する。
【0052】ステップS1において、レーザレーダ3
は、レーザ光4を投光する。
【0053】ステップS2において、レーザレーダ3
は、ステップS1で投光したレーザ光4が路面上にある
各種の物体(反射体)に反射してきた反射光を受光する。
【0054】ステップS3において、レーザレーダ3
は、ステップS2で受光した反射光に対応する信号(反
射信号)を信号処理部12に入力する。対象物認識/距離
測定部13は、信号処理部12において所定の信号処理
が施された反射信号を基に、対象物(反射体)の有無、お
よび対象物までの距離を算出する。
【0055】ステップS4において、対象物認識/距離
測定部13は、認識した対象物(反射体)が頭上標識41
であるか否かを判断する。制御部11は、対象物認識/
距離測定部13から、頭上標識41を確認した旨の情報
が入力されるまで待機する。
【0056】図6Aは、図中、左から右方向に走行する
自車1と、頭上標識41の関係を示している。自車1に
設置された対象物検出装置2のレーザレーダ3は、自車
1の前方にレーザ光4を投光している。自車1の走行に
伴って、遠方から頭上標識41(図中、実線)が接近し、
レーザレーダ3の測定範囲内にまで接近すると、レーザ
光4は、頭上標識41により反射され、レーザレーダ3
は、この反射光を受光する。この信号は信号処理部12
で処理された後、対象物認識/距離測定部13に入力さ
れる。対象物認識/距離測定部13は、入力された信号
を基準の信号と比較することで、頭上標識であることを
認識する。基準の信号は、実験等により予め測定され、
記憶されている。対象物認識/距離測定部13から、頭
上標識41を認識した旨の情報が制御部11に入力され
ると、処理はステップS5に進む。
【0057】ステップS5において、制御部11は、車
両速度測定装置21から、自車1の走行速度を取得し、
それを基に、自車1が、安定した速度(一定の速度)で走
行しているか否かを判定し、安定した速度で走行してい
ない場合、処理はステップS4に戻り、上述した処理を
繰り返す。
【0058】ステップS5において、制御部11が、自
車1は安定した速度で走行していると判断した場合、ス
テップS6に進み、制御部11からの指令により、対象
物認識/距離測定部13は、レーザレーダ3が頭上標識
41を検出できなくなる瞬間(直前)の、レーザレーダ3
と頭上標識41の間の距離を算出する。すなわち、図6
Aにおいて、自車1が右方向に走行する間、対象物認識
/距離測定部13は、頭上標識41を認識し続けるが、
自車1と頭上標識41との距離が頭上標識ロスト距離に
なると(頭上標識41が、図中、破線で示される位置
(▲で示す地点)になると)、頭上標識41は、レーザ
光4の投光範囲より上方の外に出てしまい、対象物認識
/距離測定部13は、以後、頭上標識41を認識するこ
とができなくなる(これをロストと称する)。対象物認識
/距離測定部13は、頭上標識41を認識することがで
きなくなる直前の、レーザレーダ3と頭上標識41の間
の距離(図6AのL1で示された距離)を算出し、光軸
ズレ検出部14に供給する。
【0059】ステップS7において、光軸ズレ検出部1
4は、ステップS6で、対象物認識/距離測定部13が
算出したレーザレーダ3と頭上標識41の間の距離L1
を基に、光軸のずれを算出する。この処理の詳細は、後
述する。
【0060】ステップS8において、光軸ズレ検出部1
4は、ステップS7において算出した光軸のずれが、予
め設定された所定の範囲内に収まっているか否かを判定
し、所定の範囲内に収まっている場合、処理を終了す
る。
【0061】ステップS8において、光軸ズレ検出部1
4が、光軸が所定の範囲より大きくずれていると判定し
た場合、ステップS9に進み、光軸ズレ検出部14は、
警報提示部16に、運転手に対して警報を提示するよう
指令する。警報提示部16は、この指令に従って、例え
ば、光軸がずれていることを示すインジケータを表示さ
せたり、光軸がずれていることを案内する音声を出力さ
せたりして、運転手に、光軸がずれていることを知らせ
る。
【0062】以上のようにして、本願発明の対象物検出
装置2は、光軸のずれを検知する一連の処理を行う。
【0063】なお、例えば、カーナビゲーションシステ
ムの記録媒体に、頭上標識41の設置位置を予め記録さ
せておき、カーナビゲーションシステムと連動して、対
象物検出装置2の光軸ズレ検知処理を行うようにしても
よい。すなわち、カーナビゲーションシステムが、自車
1が走行する道路の前方に頭上標識41があると判断し
たとき、その情報を対象物検出装置2に供給し、対象物
検出装置2に、光軸のずれを検知する一連の処理を行わ
せるようにしてもよい。また、頭上標識41の設置高に
関する情報も、カーナビゲーションシステムの記録媒体
に予め記録させておき、光軸ズレ検出部14が、光軸の
ずれを算出する際に、この頭上標識41の設置高に関す
る情報を用いるようにしてもよい。
【0064】さらに、道路上の特定の対象物(例えば、
頭上標識41以外の路上の看板や、トンネルの出口な
ど)とその設置高を対応付けて、予めカーナビゲーショ
ンシステムに登録させておくことにより、頭上標識41
以外の対象物を利用して、光軸のずれを検知するように
してもよい。
【0065】また、上述した例においては、検出のため
のビームとしてレーザ光を用いたが、本発明の対象物検
出装置2が用いるビームは、レーザ光に限定されるもの
ではない。
【0066】次に、図5のステップS7の処理、すなわ
ち、距離L1を利用した光軸ズレ検出処理の概要につい
て、図7を参照して説明する。
【0067】図7は、レーザレーダ3が頭上標識41を
ロストした瞬間の、自車1、頭上標識41、およびレー
ザ光4の関係を示している。レーザレーダ3と頭上標識
41間の距離L1は、対象物認識/距離測定部13のス
テップS6の処理によって算出されている。路面64を
基準としたレーザレーダ3の設置高hは、レーザレーダ
3の自車1への取り付け時に、予め計測済みである。ま
た、頭上標識41の設置高Hは、日本国内の場合、路面
64を基準とした標識下端の高さが、標準5m(例外と
して4.7m乃至6.0m)と定められている。平行線51
は、レーザレーダ3の設置高hで、路面64と平行に引
かれた便宜上の線である。
【0068】ここで、レーザレーダ3のレーザ光4の投
光口をa、頭上標識41の下端をb、下端bから路面に
下ろした垂線と平行線51の交わる点をcとすると、三
角形abcは、∠acbが直角な直角三角形である。辺abの長
さはL1であり、辺bcの長さはH-hで算出できる。
【0069】よって、∠bacをθとすると、角度θは、
次の式で求めることができる。 sinθ=(H−h)/L1
【0070】ところで、図4に示した通り、光軸33
は、レーザ光上端31とレーザ光下端32が成す角度Θ
の2等分線である。
【0071】以上のことから、光軸33が平行線51と
成す角度は、θ―Θ/2で求めることができる。
【0072】対象物検出装置2を自車1に設置する際
の、平行線51に対する光軸33の適正な角度は、予め
所定の範囲内に指定されており、値θ―Θ/2を、予め
指定された適正な角度と比較することにより、光軸33
の上下方向のずれを求めることができる。
【0073】次に、図6Bは、光軸が、予め設定された
所定の範囲より上方に傾いた場合の例について示してい
る。図6Bにおいても図6Aと同様に、自車1は、図
中、左から右方向に向かって走行している。レーザレー
ダ3は、接近する頭上標識41を認識し続ける。そし
て、頭上認識ロスト距離に達したとき(頭上標識41
が、破線で示される位置になると)、頭上標識41は、
レーザ光4の視野外に出てしまう。このときの、レーザ
レーダ3と頭上標識41の間の距離をL2とする。
【0074】図示したように、図6Aの光軸が正常な場
合におけるレーザレーダ3と頭上標識41の間の距離L
1と比較して、図6Bに示した光軸が上方に傾いている
場合のレーザレーダ3と頭上標識41の間の距離L2
は、短くなっている。距離L2を基に、上述した原理の
演算を行うことにより、光軸33のずれが求められ、そ
の結果、ずれの大きさが、対象物検出装置2が正常に作
動できる範囲を超えていると判定され、運転手に、警告
を表示するようになっている。
【0075】以上のような原理によって、本発明の対象
物検出装置2は、光軸33のずれを検知することができ
る。
【0076】次に、本発明の対象物検出装置2による光
軸ズレ検知方法の第2の例について、図8を参照して説
明する。なお、光軸ズレ検知方法の原理は、図7に示さ
れた頭上標識41を利用した検知方法と同様であるた
め、以下の説明においては、詳細な説明は、適宜省略す
る。
【0077】光軸ズレ検知方法の第2の例においては、
対象物検出装置2は、頭上標識41からの反射光を利用
する代わりに、路面64からの反射光を利用する。図8
に示すように、レーザ光下端62のレーザ光4は、点e
で、路面64に反射し、反射光はレーザレーダ3により
受光される。この反射光を基に、対象物認識/距離測定
部13において、路面64からの反射か否かが識別され
ると共に、レーザレーダ3の投光口dとレーザ光下端6
2と路面64との交点eの間の距離L3が算出される。
対象物認識/距離測定部13は、算出した距離L3を光
軸ズレ検出部14に供給する。
【0078】光軸ズレ検出部14は、対象物認識/距離
測定部13から供給された距離L3とレーザレーダ3の
設置高hを基に、以下の式により、θを算出する。
【0079】sinθ=h/L3
【0080】そして、光軸ズレ検出部14は、θからΘ
/2を引き算した値(θ−Θ/2)から、平行線51を基
準とした光軸63の角度を算出する。
【0081】以上のようにして、対象物検出装置2は、
路面64を利用して、光軸のずれを検知することもでき
る。上述した、路面64を利用した光軸ズレ検知方法
は、下方への光軸のずれを検知することができるほか、
所定の角度までなら、上方への光軸のずれを検知するこ
とも可能である。
【0082】なお、路面64からの反射光であるか否か
は、路面64からの反射光に基づく反射信号の特徴量を
実験により予め求めておき、その特徴量と比較すること
で判定することができる。
【0083】本発明においては、以上のような方法を用
いることにより、装置を大きくすることなく、また、装
置を高価にすることなく、光軸ズレ検知機能を持たせた
対象物検出装置を実現することができる。
【0084】以上においては、レーザ光によるビームを
用いるようにしたが、ミリ波等の充分鋭い指向性を確保
することができる電波によるビームを用いることも可能
である。
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の対象物検
出装置および方法によれば、頭上標識の認識が不可能に
なる直前の、頭上標識までの距離を特定し、特定された
頭上標識までの距離を基に、出射されたビームの出射方
向のずれを検知するようにしたので、簡単な構成の装置
で、高精度に光軸のずれを検知することが可能となる。
【0085】また、本発明の第2の対象物検出装置およ
び方法によれば、受信した反射ビームの信号が路面から
の反射に基づく信号であるか否かを判別し、信号が路面
からの反射に基づく信号であると判別された場合、路面
のビームを反射した位置までの距離を特定し、特定され
た路面の反射位置までの距離を基に、出射されたビーム
の出射方向のずれを検知するようにしたので、簡単な構
成の装置で、高精度に光軸のずれを検知することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の対象物検出装置による対象物検出の方法
を説明する図である。
【図2】従来の対象物検出装置による光軸のずれを説明
する図である。
【図3】本発明の対象物検出装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3の対象物検出装置が投光するレーザ光の光
軸について説明する図である。
【図5】図3の対象物検出装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】図3の対象物検出装置の光軸ズレ検知方法を説
明する図である。
【図7】図3の対象物検出装置の光軸ズレ検知方法を説
明する、別の図である。
【図8】図3の対象物検出装置の他の光軸ズレ検知方法
を説明する図である。
【符号の説明】
1 自車 2 対象物検出装置 3 レーザレーダ 4 レーザ光 5 先行車 11 制御部 12 信号処理部 13 対象物認識/距離測定部 14 光軸ズレ検出部 15 安全距離判定部 16 警報提示部 21 車両速度測定装置 31 レーザ光上端 32 レーザ光下端 33 光軸 41 頭上標識 51 平行線 61 レーザ光上端 62 レーザ光下端 63 光軸 64 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 3/06 G01S 7/40 C G01S 7/40 G08G 1/16 C // G08G 1/16 E G01S 17/88 A Fターム(参考) 2F065 AA06 AA37 BB28 DD08 EE12 FF11 FF23 FF43 FF61 FF64 GG04 HH04 HH12 JJ08 MM07 MM16 PP22 SS09 SS15 UU05 UU06 2F112 AD00 BA15 BA18 CA05 CA12 DA15 DA25 FA03 FA45 GA10 5H180 AA01 CC03 LL01 LL06 5J070 AC02 AC12 AD01 AE07 AE08 AF03 AH14 BF21 5J084 AA01 AA05 AA14 AC02 AD01 BA03 DA07 EA11 EA20 EA29 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上の対象物を検出する対象物検出装
    置において、 ビームを出射する出射手段と、 前記出射手段により出射された前記ビームが物体に当り
    反射された反射ビームを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記反射ビームを基に、前
    記ビームを反射した前記物体までの距離を測定する測定
    手段と、 前記受信手段により受信した前記反射ビームを基に、路
    面上にある頭上標識を認識する認識手段と、 前記認識手段による前記頭上標識の認識が不可能になる
    直前の、前記頭上標識までの距離を特定する特定手段
    と、 前記特定手段により特定された前記頭上標識までの距離
    を基に、前記出射手段により出射された前記ビームの出
    射方向のずれを検知する検知手段とを備えることを特徴
    とする対象物検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段により検知された前記ずれ
    が、所定の範囲内にあるか否かを判断する第1の判断手
    段と、 前記第1の判断手段により、前記ずれが前記所定の範囲
    内にないと判断された場合、警報を発する警報手段とを
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の対象物
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記対象物検出装置が設置された車両の
    速度を計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された前記車両の速度を基に、
    前記車両が安定した速度で走行しているか否かを判断す
    る第2の判断手段とをさらに備え、 前記検知手段は、前記第2の判断手段により前記車両が
    安定した速度で走行していると判断された場合、前記ず
    れを検知することを特徴とする請求項1または2に記載
    の対象物検出装置。
  4. 【請求項4】 路面上の対象物を検出する対象物検出装
    置の対象物検出方法において、 ビームを出射する出射ステップと、 前記出射ステップの処理により出射された前記ビームが
    物体に当り反射された反射ビームを受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理により受信した前記反射ビーム
    を基に、前記ビームを反射した前記物体までの距離を測
    定する測定ステップと、 前記受信ステップの処理により受信した前記反射ビーム
    を基に、路面上にある頭上標識を認識する認識ステップ
    と、 前記認識ステップの処理による前記頭上標識の認識が不
    可能になる直前の、前記頭上標識までの距離を特定する
    特定ステップと、 前記特定ステップの処理により特定された前記頭上標識
    までの距離を基に、前記出射ステップの処理により出射
    された前記ビームの出射方向のずれを検知する検知ステ
    ップとを含むことを特徴とする対象物検出方法。
  5. 【請求項5】 路面上の対象物を検出する対象物検出装
    置において、 ビームを出射する出射手段と、 前記出射手段により出射された前記ビームが、物体に当
    り反射された反射ビームを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記反射ビームを基に、前
    記物体までの距離を測定する測定手段と、 前記受信手段により受信した前記反射ビームを反射した
    前記物体が前記路面であるか否かを判別する判別手段
    と、 前記判別手段により前記反射ビームを反射した前記物体
    は前記路面であると判別された場合、前記路面の前記ビ
    ームを反射した位置までの距離を特定する特定手段と、 前記特定手段により特定された前記路面の反射位置まで
    の距離を基に、前記出射手段により出射された前記ビー
    ムの出射方向のずれを検知する検知手段とを備えること
    を特徴とする対象物検出装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段により検知された前記ずれ
    が、所定の範囲内にあるか否かを判断する第1の判断手
    段と、 前記第1の判断手段により、前記ずれが前記所定の範囲
    内にないと判断された場合、警報を発する警報手段とを
    さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の対象物
    検出装置。
  7. 【請求項7】 前記対象物検出装置が設置された車両の
    速度を計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された前記車両の速度を基に、
    前記車両が安定した速度で走行しているか否かを判断す
    る第2の判断手段とをさらに備え、 前記検知手段は、前記第2の判断手段により前記車両が
    安定した速度で走行していると判断された場合、前記ず
    れを検知することを特徴とする請求項5または6に記載
    の対象物検出装置。
  8. 【請求項8】 路面上の対象物を検出する対象物検出装
    置の対象物検出方法において、 ビームを出射する出射ステップと、 前記出射ステップの処理により出射された前記ビーム
    が、物体に当り反射された反射ビームを受信する受信ス
    テップと、 前記受信ステップの処理により受信した前記反射ビーム
    を基に、前記物体までの距離を測定する測定ステップ
    と、 前記受信ステップの処理により受信した前記反射ビーム
    を反射した前記物体が前記路面であるか否かを判別する
    判別ステップと、 前記判別ステップの処理により前記反射ビームを反射し
    た前記物体は前記路面であると判別された場合、前記路
    面の前記ビームを反射した位置までの距離を特定する特
    定ステップと、 前記特定ステップの処理により特定された前記路面の反
    射位置までの距離を基に、前記出射ステップの処理によ
    り出射された前記ビームの出射方向のずれを検知する検
    知ステップとを含むことを特徴とする対象物検出方法。
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