JP2003043090A - 断線検出装置 - Google Patents
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Abstract
検出装置を提供する。 【解決手段】 この断線検出装置1Aでは、検出用抵抗
R1のオープン破壊を検出する検出部Bは、トランジス
タQ5のエミッタがダイオード(順方向接続)D2を介
して検出用抵抗R1の上流側端部に接続され、トランジ
スタQ5のベースが抵抗R8を介して検出用抵抗R1の
下流側端部に接続され、トランジスタQ5のコレクタが
判定部3の抵抗R4の上流側に接続されて構成される。
この検出部Bは、検出用抵抗R1の両端の電位差に応じ
てトランジスタQ5をオンオフし、トランジスタQ5の
オン状態により検出用抵抗R1のオープン破壊の検出状
態となり、断線を検出した旨の検出結果として電源4か
らの電流をトランジスタQ5を介して判定部3に送出す
る。
Description
ップランプ、ハイマウントストップランプ、テールラン
プ等)との間に接続され、負荷と電源との間の給電路に
介装接続された検出用抵抗での電圧降下を検出すること
で負荷の断線検出を行う断線検出装置に関する。
図であり、図6は、図5の断線検出装置の要部の回路図
である。
6に示す如く、例えば電源4とヒューズHとスイッチS
Wと負荷Fとが直列接続されて成る供給路2の例えばス
イッチSWと負荷Fとの間に介装されて接続される。以
下、負荷Fが例えばランプである場合で説明する。
のワイヤーハーネス等の配線及び負荷F側からのワイヤ
ーハーネス等の配線がそれぞれ接続される一対の端子P
1,P2と、両端子P1,P2の間に介装接続した検出
用抵抗R1と、検出用抵抗R1での正常時の電圧降下に
対する電圧降下の減少に応じて給電路2の断線検出を行
う検出部(第1の検出部)Aと、検出部Aの検出結果に
対して断線か否かの判定を行う判定部3と、給電路2の
断線を報知するための警告灯5と、警告灯5を駆動する
駆動部7と、判定部3の判定結果に基づいて駆動部7を
制御する制御部9とを備えて主構成される。
R3、トランジスタ(例えばPNP形)Q1,Q2、コ
ンデンサC1により構成され、検出用抵抗R1の上流側
端部から分岐して順に抵抗R2、トランジスタQ1のエ
ミッタ・コレクタ間、抵抗R3が直列接続されてダイオ
ード(順方向接続)D1を介してアースされると共に検
出用抵抗R1の下流側端部から分岐してトランジスタQ
2のエミッタ・コレクタ間が、後述の判定部3を介して
ダイオードD1のアノードに共通接続される。また、ト
ランジスタQ1のベースが、トランジスタQ1のコレク
タに接続されると共にトランジスタQ2のベースに共通
接続される。そして、検出用抵抗R1の下流側端部と抵
抗2の下流側端部との間にノイズ除去用のコンデンサC
1が介装接続される。
レントミラー回路を構成し、後述するように、検出用抵
抗R1の下流側端部の電位(即ちトランジスタQ2のエ
ミッタ電位)の変化に応じてトランジスタQ2をオンオ
フし、トランジスタQ2のオン状態により断線検出状態
となり、その状態の間、断線を検出した旨の検出結果と
して電源4からの電流をトランジスタQ2を介して判定
部3に送出する。
タ(例えばNPN形)Q3のベースが抵抗R4を介して
上記のトランジスタQ2のコレクタに接続され、トラン
ジスタQ3のエミッタが、抵抗R5を介してトランジス
タQ3のベースに分岐接続されると共に上記のダイオー
ドD1のアノードに分岐接続され、トランジスタQ3の
コレクタが分圧用の抵抗R6,R7を介して端子P1に
接続され、抵抗R5に並列にノイズ除去用のコンデンサ
C2が接続される。そして、トランジスタ(例えばPN
P形)Q4のベースが抵抗R6,R7間のノードに接続
され、トランジスタQ4のエミッタが端子P1に接続さ
れ、トランジスタQ4のコレクタが制御部9に接続され
て構成される。
AのトランジスタQ2からの検出結果としての上記電流
によりトランジスタQ3をオンオフし、トランスジスタ
Q3のオン状態により断線と判定した状態となり、その
状態の間、断線と判定した旨の判定結果として電源4か
らの電流をトランジスタQ4を介して制御部9に送出す
る。
た旨の判定結果としての上記電流を入力すると、駆動部
7を介して警告灯5を点灯駆動させる。
明する。以下、スイッチSWはオン状態とする。電源4
からの負荷電流がヒューズH、スイッチSW、検出用抵
抗R1、負荷Fを介してアースされる正常時では、その
負荷電流による検出用抵抗R1での電圧降下によりトラ
ンジスタQ2のエミッタ電位が閾値未満に落とされて、
トランジスタQ2のエミッタ・ベース間電圧がオン電圧
未満にされ、トランジスタQ2がオフにされる。この場
合、トランジスタQ3,Q4は共にオフに保たれ、判定
部3から制御部9に断線と判定した旨の判定結果として
の電流が送出されない為、制御部9が作動せず、警告灯
5が点灯されない。
の下流側の配線での断線)が生じた場合(通常の給電線
2の断線)、検出用抵抗R1に負荷電流が流れない為に
検出用抵抗R1での電圧降下が無くなる(即ち正常時で
の電圧降下に対し電圧降下が減少する)。この場合、ト
ランジスタQ2のエミッタ電位が電源電位に上げられ
て、トランジスタQ2のエミッタ・ベース間電圧がオン
電圧以上にされ、トランジスタQ2がオン(断線検出)
される。これにより、電源4からの電流が(断線検出の
検出結果として)検出用抵抗R1、トランジスタQ2、
抵抗R4,R5、ダイオードD1を介してアースに流れ
る。そして、その電流による抵抗R5での電圧降下によ
りトランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧が増加し
てトランジスタQ3がオン(断線と判定)し、抵抗R
7,R6に通流が開放されてその分圧抵抗によりトラン
ジスタQ4のベース・エミッタ間電圧が増加してトラン
ジスタQ4がオンされ、そのトランジスタQ4を介して
電源4からの電流が(断線と判定した旨の判定結果とし
て)制御部9に送出される。そして、その電流を受けた
制御部9により駆動部7を介して警告灯5が点灯駆動さ
れる。
00では、断線検出の精度及び誤動作防止の観点から、
検出用抵抗R1の値を大きくし、検出用抵抗R1での電
圧降下を大きくする必要がある。また、装置100の小
型化及びコスト削減の観点から、検出用抵抗R1の許容
損失を小さくする必要がある。
場合、検出用抵抗R1でオープン破壊(検出用抵抗R1
で電気的に不通となる破壊)が生じる場合がある。
(図6)で周囲部材と短絡した場合、電源4からヒュー
ズH、スイッチSW、検出用抵抗R1、短絡点Gを介し
てアースされる短絡電流は、負荷Fを流れない為、短絡
の無い場合に流れる負荷電流と比べると大きくなる。こ
の場合、検出用抵抗R1の抵抗値が上記理由により大き
く設定されていると、短絡電流は抑制されてそれほど大
きくは成らない。このような短絡電流が供給路2に流れ
た場合、ヒューズHの溶断に時間がかかる為に検出用抵
抗R1に長時間にわたり短絡電流が流れ、しかも、検出
用抵抗R1の抵抗値が大きく設定されている為に検出用
抵抗R1で多量の発熱が生じることになる。その一方で
上記の理由により、検出用抵抗R1の許容損失が小さく
設定されていると、その発熱の量が検出用抵抗R1の許
容損失を超えてしまい、検出用抵抗R1でオープン破壊
が生じるのある。
破壊した状態では、検出用抵抗R1の下流端がアース電
位となってトランジスタQ2のエミッタ電位が閾値未満
に保たれてトランジスタQ2がオフに保たれる為、その
オープン破壊が検出部Aにより検出されない。従って、
上記の断線検出装置100では、検出用抵抗R1でオー
プン破壊が生じてもそのオープン破壊が検出できないと
いう欠点がある。
検出のみならず、その検出用抵抗でのオープン破壊も検
出できる断線検出装置を提供することにある。
には、請求項1に記載の発明は、電源から負荷に至る給
電路に介装接続された検出用抵抗と、前記検出用抵抗で
の正常時の電圧降下に対する電圧降下の減少に応じて前
記給電路の断線を検出する第1の検出部と、前記検出用
抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧降下の増加に応
じて前記検出用抵抗のオープン破壊を検出する第2の検
出部と、を備えるものである。
第1の検出部より断線が検出された場合に前記警告灯を
所定の点灯動作で点灯制御する制御部と、前記第2の検
出部によりオープン破壊が検出された場合に前記警告灯
を他の所定の点灯動作で点灯制御する他の制御部と、を
更に備えるものである。
の負荷に至る他の給電路に介装接続された他の検出用抵
抗と、前記他の検出用抵抗での正常時の電圧降下に対す
る電圧降下の減少に応じて前記他の給電路の断線を検出
する第3の検出部と、前記他の検出用抵抗での正常時の
電圧降下に対する電圧降下の増加に応じて前記他の検出
用抵抗のオープン破壊を検出する第4の検出部と、を更
に備え、前記制御部は、前記第1の検出部により前記給
電路の断線が検出された場合に前記警告灯を前記所定の
点灯動作で点灯制御すると共に、更に第3の検出部又は
第4の検出部のいずれか一方に対応し、前記一方に対応
した検出部により前記他の給電路の断線又は前記他の検
出用抵抗のオープン破壊が検出された場合に前記警告灯
を前記所定の点灯動作で点灯制御し、前記他の制御部
は、前記第2の検出部によりオープン破壊が検出された
場合に前記警告灯を前記他の所定の点灯動作で点灯制御
すると共に、更に第3の検出部又は第4の検出部のいず
れか他方に対応し、前記他方に対応した検出部により前
記他の給電路の断線又は前記他の検出用抵抗のオープン
破壊が検出された場合に前記警告灯を前記他の所定の点
灯動作で点灯制御するものである。
記負荷に供給される負荷電流の供給をオンオフするスイ
ッチと、前記電源から前記他の負荷に供給される負荷電
流の供給をオンオフする他のスイッチと、を更に備える
ものである。
発明の第1の実施の形態に係る断線検出装置の構成概略
図であり、図2は、図1に示した断線検出装置の要部の
回路図である。
は、図1及び図2に示す如く、従来装置100に対し
て、更に、検出用抵抗R1での正常時の電圧降下に対す
る電圧降下の増加に応じて検出用抵抗R1のオープン破
壊を検出する検出部B(第2の検出部)が付加されると
共に、その検出部Bの検出結果が判定部3に送られて判
定部3により給電路3の断線検出のみならず検出抵抗R
1のオープン破壊が生じたか否かの判定も行われるよう
に構成される。以下、従来装置100と同一部分につい
ては同一符号を付して説明を省略し、検出部Bを中心に
説明する。
タ(例えばはPNP形)Q5のエミッタがダイオード
(順方向接続)D2を介して検出用抵抗R1の上流側端
部に接続され、トランジスタQ5のベースが抵抗R8を
介して検出用抵抗R1の下流側端部に接続され、トラン
ジスタQ5のコレクタが判定部3の例えば抵抗R4の上
流側に接続されて構成される。この検出部Bは、後述す
るように、検出用抵抗R1の両端の電位差に応じてトラ
ンジスタQ5をオンオフし、トランジスタQ5のオン状
態により検出用抵抗R1のオープン破壊の検出状態とな
り、その状態の間、オープン破壊を検出した旨の検出結
果として電源4からの電流をトランジスタQ5を介して
判定部3に送出する。
の各抵抗値は、正常時における検出用抵抗R1での電圧
降下により両トランジスタQ2,Q5がオンしないよう
に設定される。具体的には、例えば、検出用抵抗R1の
抵抗値は、電源4を12Vとし、負荷Fが21W/12
Vのストップランプの場合は0.1Ωに設定され、負荷
Fが21W/12Vのテールランプの場合は0.3Ωに
設定される。その際の各抵抗R2,R3の抵抗値は、検
出用抵抗R1の抵抗値に応じて適宜に設定される。
る。以下、スイッチSWはオン状態とする。電源4から
の負荷電流がヒューズH、スイッチSW、検出用抵抗R
1、負荷Fを介してアースされる正常時では、従来装置
100と同様に、その負荷電流による検出用抵抗R1で
の電圧降下によりトランジスタQ2はオンされずにオフ
に保たれる。この場合、従来と同様の動作でトランジス
タQ3,Q4が共にオフに保たれ、判定部3から制御部
9に断線と判定した旨の判定結果としての電流が送出さ
れない為、制御部9が作動せず、警告灯5が点灯されな
い。
の断線)が生じた場合、検出用抵抗R1では電圧降下が
生じない為、トランジスタQ5のベース電位がほぼ電源
電位に保たれてトランジスタQ5はオフに保たれるが、
トランジスタQ2は従来例と同様の動作によりオンされ
る為、従来と同様にして警告灯5が点灯駆動される。
じた場合は、検出用抵抗R1で電気的に開放状態(非導
通状態)となり、検出用抵抗R1の上流側端部が電源電
位に保たれて検出用抵抗R1の下流側端部がアース電位
となる為、検出用抵抗R1での電圧降下がほぼ電源電圧
相当分に保たれる(即ち正常時の電圧降下に対し電圧降
下が増加する)。この状態では、トランジスタQ2は、
そのエミッタがアース電位に落とされる為にオフされ
が、トランジスタQ5は、検出用抵抗R1での電圧降下
が電源電圧相当分(オン電圧以上)である為にオンされ
て、電源4からの電流がダイオードD2、トランジスタ
Q5、抵抗R4,R5、ダイオードD1を介してアース
に流れる。そして、その電流による抵抗R5での電圧降
下により通常の給電路の断線の場合と同様、トランジス
タQ3,Q4がオンされ、そのトランジスタQ4を介し
て電源4からの電流が制御部9に送出される。そして、
その電流を受けた制御部9により駆動部7を介して警告
灯5が通常の給電路の断線が検出された場合と同様に点
灯駆動される。
によれば、検出用抵抗R1の両端の電位差に応じて断線
検出を行う検出部Bを備えるため、検出用抵抗R1でオ
ープン破壊が生じても、そのオープン破壊を適切に検出
することができ、これにより運転者にオープン破壊の警
告ができる。
と一個の抵抗R8と一個のダイオードD2により構成さ
れるため、容易に構成できる。
2の実施の形態に係る断線検出装置の構成概略図であ
り、図4は、図3の断線検出装置の要部の回路図であ
る。
の断線を検出した場合も検出用抵抗R1のオープン破壊
を検出した場合も同じ点灯動作により警告灯5を点灯さ
せた。この実施の形態では、通常の給電路の断線を検出
した場合と検出用抵抗のオープン破壊を検出した場合と
で、異なる点灯動作により負荷Fを点灯させるようにし
た断線検出装置について説明する。
示す如く、第1の実施の形態における断線検出装置1A
に対して、更に、他の供給路11に介装接続するための
他の一対の端子P3,P4と、両端子P3,P4の間に
介装接続した他の検出用抵抗R1’と、他の検出用抵抗
R1’での正常時の電圧降下に対する電圧降下の減少に
応じて他の給電線2の断線検出を行う検出部(第3の検
出部)Cと、他の検出用抵抗R1’での正常時の電圧降
下に対する電圧降下の増加に応じて他の検出用抵抗R
1’のオープン破壊を検出する検出部(第4の検出部)
Dと、検出部Cの検出結果に基づいて断線が生じたかを
判定する他の判定部13と、他の判定部13の判定結果
に基づいて駆動部7を制御する他の制御部15とを備え
て主構成される。
端子P1,P2間が、電源4とヒューズH1とブレーキ
スイッチSW1とストップランプ(負荷)F1とが直列
接続されて成る供給路2の例えばブレーキスイッチSW
1とストップランプF1との間に介装接続され、他方の
端子P3,P4間が、電源4とヒューズH2とテールス
イッチSW2とテールランプ(負荷)F2とが直列接続
されて成る他の供給路11の例えばテールスイッチSW
2とテールランプF2との間に介装接続される。
示す如く、検出部Bの検出結果が、判定部3に送られず
に他の判定部13に送られて他の判定部13により検出
用抵抗R1でオープン破壊が生じたか否かが判定され、
反対に、検出部Dの検出結果が、他の判定部13に送ら
れずに判定部3に送られて判定部3により他の検出用抵
抗R1’でオープン破壊が生じたか否かが判定されるよ
うに構成される。
他の判定部13は、図4に示す如く、第1の実施の形態
における検出部A,B及び判定部3と同様の回路に構成
される。但し、上記と対応して、検出部Bのトランジス
タQ5のコレクタが、判定部3のトランジスタQ3のベ
ースに接続されずに他の判定部13のトランジスタQ
3’のベースに接続され、反対に、検出部Dのトランジ
スタQ5’のコレクタが、他の判定部13のトランジス
タQ3’のベースに接続されずに判定部3のトランジス
タQ3のベースに接続されて構成される。なお、図4に
おいて、検出部C,D及び他の判定部13の各構成要素
の符号は、それぞれ検出部A,B及び判定部3における
対応する構成要素の符号に「’」を付したものとなって
いる。
オンされた状態で、判定部3からの判定結果としての電
流を入力すると、この入力時点からイグニションスイッ
チIGがオフされるまで、駆動部7を介して警告灯5を
点灯させるように設定される。この場合、当該スイッチ
SW1,SW2がオフされて判定結果としての上記電流
(電源電流)が停止されも警告灯5は制御部9により消
灯制御されない。
IGがオンされた状態で、他の判定部13からの判定結
果としての電流(電源電流)を入力すると、その入力の
間だけ駆動部7を介して警告灯5を点灯させるように設
定される。この場合、当該スイッチSW1,SW2がオ
フされて判定結果としての上記電流が停止されると、警
告灯5は他の制御部15により消灯制御される。
する。以下、イグニションスイッチIGはオン状態とす
る。供給路2に断線(通常の給電路2の断線)が有る場
合は、ブレーキスイッチSW1をオンしても、検出用抵
抗R1で電圧降下が起こらない為にトランジスタQ5が
オフに保たれた状態でトランジスタQ2がオン(給電路
2の断線の検出)され、電源4からの電流が検出用抵抗
R1、トランジスタQ2、抵抗R4,R5、ダイオード
D1を介してアースに流れる。そして、その電流による
抵抗R5での電圧降下によりトランジスタQ3がオン
(即ち判定部3による給電路2の断線判定)して、トラ
ンジスタQ4がオンされ、そのトランジスタQ4を介し
て電源4からの電流が(給電路2の断線と判定した旨の
判定結果として)制御部9に送出される。そして、その
電流を受けた制御部9により駆動部7が制御され、イグ
ニションスイッチIGがオフ操作されるまで警告灯5が
点灯駆動される。この場合、ブレーキスイッチSW1を
オフしても警告灯5は消灯されない。
は、ブレーキスイッチSW1をオンすると、検出用抵抗
R1の上流端が電源電位にされ検出用抵抗R1の下流端
がアース電位に保たれて検出用抵抗R1の両端の電位差
が電源電圧相当分にされる為に、トランジスタQ2がオ
フに保たれた状態でトランジスタQ5がオン(検出用抵
抗R1のオープン破壊の検出)され、電源4からの電流
がダイオードD2、トランジスタQ5、抵抗R5’、ダ
イオードD1を介してアースに流れる。そして、その電
流による抵抗R5’での電圧降下によりトランジスタQ
3’がオン(即ち他の判定部13によるオープン破壊の
判定)して、トランジスタQ4’がオンされ、そのトラ
ンジスタQ4’を介して電源4からの電流が(オープン
破壊と判定した旨の判定結果として)他の制御部15に
送出される。そして、その電流を入力した他の制御部1
5により駆動部7が制御され、その電流の入力の間だけ
(即ちブレーキスイッチSW1がオンされる間だけ)警
告灯5が点灯駆動される。この場合、ブレーキスイッチ
SW1をオフすると警告灯5が消灯される。
の下流側の配線での断線)が有る場合(通常の給電路1
1の断線)は、テールスイッチSW2をオンすると、そ
の給電路11の断線が検出部Cにより検出されて他の判
定部13により判定され、他の制御部15によりテール
スイッチSW2がオンされている間だけ警告灯5が点灯
される。また、他の検出用抵抗R1’にオープン破壊が
有る場合は、ストップスイッチSW2をオンすると、そ
のオープン破壊が検出部Dにより検出されて判定部3に
より判定され、制御部9により、イグニションスイッチ
IGがオフ操作されるまで警告灯5が点灯され、ストッ
プスイッチSW2をオフしても消灯されない。
によれば、検出部A(C)より通常の給電路2(11)
の断線が検出された場合は、警告灯5が制御部9(1
5)により所定の点灯動作で点灯制御され、検出部B
(D)により検出用抵抗R1(R1’)のオープン破壊
が検出された場合は、警告灯5が制御部15(9)によ
り他の所定の点灯動作で点灯制御されるため、給電路2
(11)の断線か検出用抵抗R1(R1’)のオープン
破壊かに応じて警告灯5の点灯動作を異ならしめること
ができ、この点灯動作の違いにより、給電路2(11)
の断線か検出用抵抗R1(R1’)のオープン破壊かの
判断ができる。
給電路2の断線が検出された場合の警告灯5の点灯制御
に用いられると共に検出部Dにより検出用抵抗R1’の
オープン破壊が検出された場合の警告灯5の点灯制御に
兼用され、他の制御部15が、検出部Bにより検出用抵
抗R1のオープン破壊が検出された場合の警告灯5の点
灯制御に用いられると共に検出部Cにより通常の給電路
11の断線が検出された場合の警告灯5の点灯制御に兼
用されるため、部品点数が低減でき、装置1Bの小型化
及びコスト低減に貢献できる。
荷電流の供給をオンオフするスイッチSW1と、電源4
から他の負荷F2に供給される負荷電流の供給をオンオ
フする他のスイッチSW2と備えるため、負荷F1に対
する通常の給電路2の断線又は検出用抵抗R1のオープ
ン破壊が有る場合は、スイッチSW1のオン時に、それ
ら断線又はオープン破壊に応じて制御部9又は他の制御
部15により異なる点灯動作で警告灯5が点灯制御さ
れ、他の負荷F2に対する通常の給電路11の断線又は
他の検出用抵抗R1’のオープン破壊が有る場合は、他
のスイッチSW2のオン時に、それら断線又はオープン
破壊に応じて制御部9又は他の制御部15により異なる
点灯動作で警告灯5が点灯制御され、これにより、オン
操作したスイッチSW1,SW2及び警告灯5の点灯動
作の違いの組み合わせにより、どの負荷F1,F2に対
する給電路の断線か、どの検出用抵抗R1,R1’のオ
ープン破壊かが判断できる。
検出部により給電路の断線を検出できることはもちろん
のこと、検出用抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧
降下の増加に応じて検出用抵抗でのオープン破壊を検出
する第2の検出部を備えるため、第1の検出部により検
出できない検出用抵抗でのオープン破壊を検出すること
ができる。
出部より断線が検出された場合は、警告灯が第1の制御
部により所定の点灯動作で点灯制御され、第2の検出部
によりオープン破壊が検出された場合は、警告灯が第2
の制御部により他の所定の点灯動作で点灯制御されるた
め、給電路の断線か検出用抵抗のオープン破壊かに応じ
て警告灯の点灯動作を異ならしめることができ、これに
より、給電路の断線か検出用抵抗のオープン破壊かの判
断ができる。
が、第1の検出部により給電路の断線が検出された場合
の警告灯の点灯制御に用いられると共に第3の検出部又
は第4の検出部のいずれか一方により給電路の断線又は
検出用抵抗のオープン破壊が検出された場合の警告灯の
点灯制御に兼用され、他の制御部が、第2の検出部によ
り検出用抵抗のオープン破壊が検出された場合の警告灯
の点灯制御に用いられると共に第3の検出部又は第4の
検出部のいずれか他方により給電路の断線又は検出用抵
抗のオープン破壊が検出された場合の警告灯の点灯制御
に兼用されるため、部品点数が低減でき、装置の小型化
及びコスト低減に貢献できる。
負荷に供給される負荷電流の供給をオンオフするスイッ
チと、電源から他の負荷に供給される負荷電流の供給を
オンオフする他のスイッチと備えるため、負荷に対する
給電路の断線又は検出用抵抗のオープン破壊が有る場合
は、スイッチのオン時に、それら断線又はオープン破壊
に応じて制御部又は他の制御部により異なる点灯動作で
警告灯が点灯制御され、他の負荷に対する他の給電路の
断線又は他の検出用抵抗のオープン破壊が有る場合は、
他のスイッチのオン時に、それら断線又はオープン破壊
に応じて制御部又は他の制御部により異なる点灯動作で
警告灯が点灯制御され、これにより、オン操作したスイ
ッチ及び警告灯の点灯動作の違いの組み合わせにより、
どの負荷に対する給電路の断線か、どの検出用抵抗のオ
ープン破壊かが判断できる。
の構成概略図である。
の構成概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 電源から負荷に至る給電路に介装接続さ
れた検出用抵抗と、 前記検出用抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧降下
の減少に応じて前記給電路の断線を検出する第1の検出
部と、 前記検出用抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧降下
の増加に応じて前記検出用抵抗のオープン破壊を検出す
る第2の検出部と、を備えることを特徴とする断線検出
装置。 - 【請求項2】 警告灯と、 前記第1の検出部より断線が検出された場合に前記警告
灯を所定の点灯動作で点灯制御する制御部と、 前記第2の検出部によりオープン破壊が検出された場合
に前記警告灯を他の所定の点灯動作で点灯制御する他の
制御部と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記
載の断線検出装置。 - 【請求項3】 前記電源から他の負荷に至る他の給電路
に介装接続された他の検出用抵抗と、 前記他の検出用抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧
降下の減少に応じて前記他の給電路の断線を検出する第
3の検出部と、 前記他の検出用抵抗での正常時の電圧降下に対する電圧
降下の増加に応じて前記他の検出用抵抗のオープン破壊
を検出する第4の検出部と、を更に備え、 前記制御部は、前記第1の検出部により前記給電路の断
線が検出された場合に前記警告灯を前記所定の点灯動作
で点灯制御すると共に、更に第3の検出部又は第4の検
出部のいずれか一方に対応し、前記一方に対応した検出
部により前記他の給電路の断線又は前記他の検出用抵抗
のオープン破壊が検出された場合に前記警告灯を前記所
定の点灯動作で点灯制御し、 前記他の制御部は、前記第2の検出部によりオープン破
壊が検出された場合に前記警告灯を前記他の所定の点灯
動作で点灯制御すると共に、更に第3の検出部又は第4
の検出部のいずれか他方に対応し、前記他方に対応した
検出部により前記他の給電路の断線又は前記他の検出用
抵抗のオープン破壊が検出された場合に前記警告灯を前
記他の所定の点灯動作で点灯制御することを特徴とする
請求項2に記載の断線検出装置。 - 【請求項4】 前記電源から前記負荷に供給される負荷
電流の供給をオンオフするスイッチと、 前記電源から前記他の負荷に供給される負荷電流の供給
をオンオフする他のスイッチと、を更に備えることを特
徴とする請求項3に記載の断線検出装置。
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2002
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