JP2003042463A - 家屋の床冷暖房構造 - Google Patents
家屋の床冷暖房構造Info
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- JP2003042463A JP2003042463A JP2001227319A JP2001227319A JP2003042463A JP 2003042463 A JP2003042463 A JP 2003042463A JP 2001227319 A JP2001227319 A JP 2001227319A JP 2001227319 A JP2001227319 A JP 2001227319A JP 2003042463 A JP2003042463 A JP 2003042463A
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- floor
- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄熱体を備えた床冷暖房において、温度制御
が容易で効率的な冷暖房を行う。 【解決手段】建物の基礎枠１の内方における床下空間
に、断熱材４を敷設した上に、熱媒体の流路管５１を埋
設した蓄熱コンクリート層５を設置し、前記蓄熱コンク
リート層の上面に遠赤外線強化素材層（トルマリン微粉
末混合層）６を設け、更に前記混合層上面に炭素混合モ
ルタル層７で被覆し、前記モルタル層と床板８との間に
空間９が介在するように設置してなる。
が容易で効率的な冷暖房を行う。 【解決手段】建物の基礎枠１の内方における床下空間
に、断熱材４を敷設した上に、熱媒体の流路管５１を埋
設した蓄熱コンクリート層５を設置し、前記蓄熱コンク
リート層の上面に遠赤外線強化素材層（トルマリン微粉
末混合層）６を設け、更に前記混合層上面に炭素混合モ
ルタル層７で被覆し、前記モルタル層と床板８との間に
空間９が介在するように設置してなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の床冷暖房構造に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】家屋の床
暖房構造としては、種々のものが知られている。シート
状電気ヒータを床下に組み込む構造や、熱媒体の流路配
管を床面に設置して直接床暖房とする構造が周知であ
り、そのほか床下空間に熱風を吹き込む間接床暖房など
が知られている。
暖房構造としては、種々のものが知られている。シート
状電気ヒータを床下に組み込む構造や、熱媒体の流路配
管を床面に設置して直接床暖房とする構造が周知であ
り、そのほか床下空間に熱風を吹き込む間接床暖房など
が知られている。
【０００３】特に熱媒体の流路配管を設置する床冷暖房
工法として、熱源（冷却源）となる配管による冷暖房が
不均一とならないように、配管を蓄熱体で被覆すること
が提案されている。具体的には、セラミックス粒状体を
混合したシンダーコンクリート内に熱媒体流路管を埋設
し、このシンダーコンクリートの上面に床材を積層して
いる（特許２７７１９５５号）。
工法として、熱源（冷却源）となる配管による冷暖房が
不均一とならないように、配管を蓄熱体で被覆すること
が提案されている。具体的には、セラミックス粒状体を
混合したシンダーコンクリート内に熱媒体流路管を埋設
し、このシンダーコンクリートの上面に床材を積層して
いる（特許２７７１９５５号）。
【０００４】ところでコンクリートなどの蓄熱材で熱媒
体流路管を被覆して、床冷暖房を均一的に実現しようと
する場合に、蓄熱体は温度変化に機敏に対応できないの
で、熱媒体の温度制御を厳密に行わなければならない。
即ち暖房（冷房）に際して、熱媒体の温度が高く（低
く）、蓄熱体温度が所望温度より大きく逸脱した場合
に、熱媒体の温度調整を行っても、蓄熱体温度が速やか
に変化しない。このため室内温度調整が困難となる。
体流路管を被覆して、床冷暖房を均一的に実現しようと
する場合に、蓄熱体は温度変化に機敏に対応できないの
で、熱媒体の温度制御を厳密に行わなければならない。
即ち暖房（冷房）に際して、熱媒体の温度が高く（低
く）、蓄熱体温度が所望温度より大きく逸脱した場合
に、熱媒体の温度調整を行っても、蓄熱体温度が速やか
に変化しない。このため室内温度調整が困難となる。
【０００５】そこで本発明は、蓄熱体の温度制御が簡単
となり、且つ効率的で健康な環境を作り出す新規な床冷
暖房構造を提案したものである。
となり、且つ効率的で健康な環境を作り出す新規な床冷
暖房構造を提案したものである。
【０００６】
【課題を解決する手段】本発明に係る家屋の床冷暖房構
造は、建物の基礎枠内方における床下空間に、断熱体を
敷設した上に、熱媒体の流路管を埋設した蓄熱コンクリ
ート層を設置し、前記蓄熱コンクリート層の上面に遠赤
外線強化素材層（トルマリン微粉末混合層）を設け、更
に前記混合層上面に炭素混合モルタル層で被覆し、前記
モルタル層と床板との間に空間が介在するように設置し
てなることを特徴とするものである。
造は、建物の基礎枠内方における床下空間に、断熱体を
敷設した上に、熱媒体の流路管を埋設した蓄熱コンクリ
ート層を設置し、前記蓄熱コンクリート層の上面に遠赤
外線強化素材層（トルマリン微粉末混合層）を設け、更
に前記混合層上面に炭素混合モルタル層で被覆し、前記
モルタル層と床板との間に空間が介在するように設置し
てなることを特徴とするものである。
【０００７】従って熱媒体を所定温度に加熱又は冷却し
て流路管に流通させると、蓄熱部（蓄熱コンクリート層
と、遠赤外線強化素材層と、炭素混合モルタル層）が加
熱又は冷却され、熱放射は冷放射によって室内の冷暖房
を実現する。特に蓄熱部と床板箇所との間に空間を形成
しているので、蓄熱部の温度が直接床板に作用しないの
で、蓄熱コンクリートの高温度による床材の熱変形を回
避できるし、また熱媒体の温度調整を厳密に制御しなく
とも、蓄熱部の温度検知値に対応して大まかな調整で可
能である。
て流路管に流通させると、蓄熱部（蓄熱コンクリート層
と、遠赤外線強化素材層と、炭素混合モルタル層）が加
熱又は冷却され、熱放射は冷放射によって室内の冷暖房
を実現する。特に蓄熱部と床板箇所との間に空間を形成
しているので、蓄熱部の温度が直接床板に作用しないの
で、蓄熱コンクリートの高温度による床材の熱変形を回
避できるし、また熱媒体の温度調整を厳密に制御しなく
とも、蓄熱部の温度検知値に対応して大まかな調整で可
能である。
【０００８】更に蓄熱コンクリート層の上面に遠赤外線
強化素材層（トルマリン微粉末混合層）を設けたので、
蓄熱コンクリート層の温度に基づくトルマリンからの遠
赤外線放射がなされるので、前記の空間が存在したとし
ても何ら支障なく、且つ室内への遠赤外線放射による健
康的な暖房が実現することになる。
強化素材層（トルマリン微粉末混合層）を設けたので、
蓄熱コンクリート層の温度に基づくトルマリンからの遠
赤外線放射がなされるので、前記の空間が存在したとし
ても何ら支障なく、且つ室内への遠赤外線放射による健
康的な暖房が実現することになる。
【０００９】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態について説明す
る。実施形態に示した家屋の床冷暖房構造は、家屋の基
礎枠１内に設置するもので、基礎枠１内の盛土２上やベ
タ基礎（図示例なし）の上に防湿シート３を敷いて、そ
の上に断熱材４を敷設し、更に発熱蓄熱部を設置するも
のである。
る。実施形態に示した家屋の床冷暖房構造は、家屋の基
礎枠１内に設置するもので、基礎枠１内の盛土２上やベ
タ基礎（図示例なし）の上に防湿シート３を敷いて、そ
の上に断熱材４を敷設し、更に発熱蓄熱部を設置するも
のである。
【００１０】具体的には、断熱材４は、発泡ポリスチレ
ンボードやその他の発泡樹脂板を採用し、その上に蓄熱
コンクリート層５と、トルマリン微粉末混合層（遠赤外
線強化素材層）６と、炭素混合モルタル層７からなる発
熱蓄熱部を打設するものである。
ンボードやその他の発泡樹脂板を採用し、その上に蓄熱
コンクリート層５と、トルマリン微粉末混合層（遠赤外
線強化素材層）６と、炭素混合モルタル層７からなる発
熱蓄熱部を打設するものである。
【００１１】蓄熱コンクリート層５は、内部に熱媒体の
流路管５１を配置すると共に、鉄筋５２を組み込んでコ
ンクリートを打設し、全体を固定するもので、コンクリ
ートは、炭素混合の特殊コンクリートを採用する。また
流路管５１は、別置のボイラーや冷却機の熱源装置（図
示せず）と連結接続しているものである。
流路管５１を配置すると共に、鉄筋５２を組み込んでコ
ンクリートを打設し、全体を固定するもので、コンクリ
ートは、炭素混合の特殊コンクリートを採用する。また
流路管５１は、別置のボイラーや冷却機の熱源装置（図
示せず）と連結接続しているものである。
【００１２】トルマリン微粉末混合層（遠赤外線強化素
材層）６は、トルマリン微粉末を適宜なバインダーと混
合して、固化した蓄熱コンクリート層５の上面に薄く塗
布して形成するものであり、また炭素混合モルタル層７
は、前記トルマリン微粉末混合層（遠赤外線強化素材
層）６の保護のために塗布するものである。
材層）６は、トルマリン微粉末を適宜なバインダーと混
合して、固化した蓄熱コンクリート層５の上面に薄く塗
布して形成するものであり、また炭素混合モルタル層７
は、前記トルマリン微粉末混合層（遠赤外線強化素材
層）６の保護のために塗布するものである。
【００１３】また前記の発熱蓄熱部分は、床板８との間
に、空間９が存在するように形成してなるものである。
尚、建物外壁部分は、断熱材４ａで外壁面を覆うと共に
基礎部分も覆うようにする。
に、空間９が存在するように形成してなるものである。
尚、建物外壁部分は、断熱材４ａで外壁面を覆うと共に
基礎部分も覆うようにする。
【００１４】而して前記の熱媒体の流路管５１に、熱源
装置によって所定の温度に加熱又は冷却した熱媒体を流
通させると、蓄熱コンクリート層５が加熱又は冷却さ
れ、同時に一体となっているトルマリン微粉末混合層６
と、炭素混合モルタル層７が加熱又は冷却される。加熱
時には、発熱蓄熱部の熱は空間９で対流を起こして、床
板８の裏面を暖め、室内暖房の熱源となると共に、蓄熱
コンクリート層５の上面に遠赤外線強化素材層（トルマ
リン微粉末混合層）６を形成しているので、遠赤外線が
強化され放射することになり、床板８を通過して室内に
放射され、室内は身体に優しい暖房がなされることにな
る。
装置によって所定の温度に加熱又は冷却した熱媒体を流
通させると、蓄熱コンクリート層５が加熱又は冷却さ
れ、同時に一体となっているトルマリン微粉末混合層６
と、炭素混合モルタル層７が加熱又は冷却される。加熱
時には、発熱蓄熱部の熱は空間９で対流を起こして、床
板８の裏面を暖め、室内暖房の熱源となると共に、蓄熱
コンクリート層５の上面に遠赤外線強化素材層（トルマ
リン微粉末混合層）６を形成しているので、遠赤外線が
強化され放射することになり、床板８を通過して室内に
放射され、室内は身体に優しい暖房がなされることにな
る。
【００１５】更に温度制御に際しては、蓄熱部の温度制
御によるが、室内温度と蓄熱部温度を検出し、熱媒体の
温度制御を行えば良いものであるが、特に発熱蓄熱部と
の床板８との間に空間９が介在しているので、発熱蓄熱
部の異常温度上昇に対しても、室内温度が直接上昇する
ことがないので、制御範囲の限定条件を緩くできる。而
も緊急の温度上昇に際しては別に空間９への強制通気構
造を採用すれば良いし、この通気構造の採用により、階
上居室への暖房配給も可能となる。
御によるが、室内温度と蓄熱部温度を検出し、熱媒体の
温度制御を行えば良いものであるが、特に発熱蓄熱部と
の床板８との間に空間９が介在しているので、発熱蓄熱
部の異常温度上昇に対しても、室内温度が直接上昇する
ことがないので、制御範囲の限定条件を緩くできる。而
も緊急の温度上昇に際しては別に空間９への強制通気構
造を採用すれば良いし、この通気構造の採用により、階
上居室への暖房配給も可能となる。
【００１６】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、床下空間に熱媒
体の流路管を埋設した蓄熱コンクリート層を設置し、前
記蓄熱コンクリート層の上面に遠赤外線強化素材層（ト
ルマリン微粉末混合層）を設け、更に前記混合層上面に
炭素混合モルタル層で被覆し、前記モルタル層と床板と
の間に空間が介在するように設置してなる床冷暖房構造
であり、発熱蓄熱部分が床板と当接しないので、加熱過
多であっても蓄熱効果を充分に利用することができ、而
も遠赤外線強化によって室内暖房を効率的に実現するも
のである。
体の流路管を埋設した蓄熱コンクリート層を設置し、前
記蓄熱コンクリート層の上面に遠赤外線強化素材層（ト
ルマリン微粉末混合層）を設け、更に前記混合層上面に
炭素混合モルタル層で被覆し、前記モルタル層と床板と
の間に空間が介在するように設置してなる床冷暖房構造
であり、発熱蓄熱部分が床板と当接しないので、加熱過
多であっても蓄熱効果を充分に利用することができ、而
も遠赤外線強化によって室内暖房を効率的に実現するも
のである。
【図１】本発明の実施形態の断面図。
【図２】同発熱蓄熱部の拡大断面図。
１ 基礎枠
２ 盛土
３ 防湿シート
４，４ａ 断熱材
５ 蓄熱コンクリート層
５１ 流路管
５２ 鉄筋
６ トルマリン微粉末混合層（遠赤外線強化素材層）
７ 炭素混合モルタル層
８ 床板
９ 空間
Claims (3)
- 【請求項１】 建物の基礎枠内方における床下空間に、
断熱体を敷設した上に、熱媒体の流路管を埋設した蓄熱
コンクリート層を設置し、前記蓄熱コンクリート層の上
面に遠赤外線強化素材層を設け、更に前記混合層上面に
炭素混合モルタル層で被覆し、前記モルタル層と床板と
の間に空間が介在するように設置してなることを特徴と
する家屋の床冷暖房構造。 - 【請求項２】 遠赤外線強化素材層に、トルマリン微粉
末混合層を採用してなる請求項１記載の家屋の床冷暖房
構造。 - 【請求項３】 蓄熱コンクリートを炭素混合コンクリー
トとしてなる請求項１または２記載の床冷暖房構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227319A JP2003042463A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 家屋の床冷暖房構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227319A JP2003042463A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 家屋の床冷暖房構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003042463A true JP2003042463A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19060000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001227319A Pending JP2003042463A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 家屋の床冷暖房構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003042463A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100711493B1 (ko) | 2005-05-02 | 2007-04-24 | 주식회사 엘지화학 | 각재를 이용한 바닥고정식 상판 시공구조 및 시공방법 |
| JP2009008310A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Air Cycle Sangyo Kk | 躯体内暖房システム |
| JP2012013240A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Kita Nippon Electric Cable Co Ltd | 床下蓄熱式暖房システム |
| JP2014001885A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Kenichi Yamaguchi | 冷暖房兼用蓄熱体 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227319A patent/JP2003042463A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100711493B1 (ko) | 2005-05-02 | 2007-04-24 | 주식회사 엘지화학 | 각재를 이용한 바닥고정식 상판 시공구조 및 시공방법 |
| JP2009008310A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Air Cycle Sangyo Kk | 躯体内暖房システム |
| JP2012013240A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Kita Nippon Electric Cable Co Ltd | 床下蓄熱式暖房システム |
| JP2014001885A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Kenichi Yamaguchi | 冷暖房兼用蓄熱体 |
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