JP2000257888A - 床暖房システム - Google Patents

床暖房システム

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Publication number
JP2000257888A
JP2000257888A JP11063010A JP6301099A JP2000257888A JP 2000257888 A JP2000257888 A JP 2000257888A JP 11063010 A JP11063010 A JP 11063010A JP 6301099 A JP6301099 A JP 6301099A JP 2000257888 A JP2000257888 A JP 2000257888A
Authority
JP
Japan
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hot water
floor
water pipe
heating system
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP11063010A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Nakamura
好孝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP11063010A priority Critical patent/JP2000257888A/ja
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、温水パイプからの熱を床面に伝導さ
せ、床面からの輻射熱で室内を暖める床暖房システムに
関し、外気に放出する熱を少なくしてエネルギロスを抑
えた床暖房システムを提供することにある。 【解決手段】内部に温水が流れる温水パイプ5を保持す
る基材を介して床面に熱を伝導する温水マット32−
1、32−2と、温水パイプ5に温水を供給する熱源機
1とを有し、床面からの輻射熱で室内22−1、22−
2を暖める床暖房システムにおいて、熱源機1から温水
パイプ5に至る温水配管4−1、4−2は、屋内に配管
されている。特に、温水配管4−2は、屋内に取り付け
られた手すり12内に配管されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水パイプからの
熱を床面に伝導させ、床面からの輻射熱で室内を暖める
床暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床暖房システムの概要を図2を用
いて説明する。図2は、温水を床に循環させて温水の熱
により暖房する温水式の床暖房システムを説明するため
に、戸建て住宅を床面に垂直な方向に切断した断面を示
している。この床暖房システムは、戸外に設置された熱
源機1でガスを燃焼させて作った約60°Cの低温水を
床下に敷設した温水マット32に循環させ、床からの輻
射熱で部屋全体を均一に暖房するようになっている。
【0003】図2に示す例では、1階の部屋22−1
と、2階の部屋22−2に床暖房システムが設置されて
いる。1階と2階とは手すり12付きの階段10で上り
下りできるようになっている。部屋22−1の床下には
温水マット32−1が敷き詰められ、部屋22−2の床
下には温水マット32−2が敷き詰められている。熱源
機1からは、各温水マット32−1、32−2に温水を
供給するための温水配管4−1、4−2が配管されてい
る。両温水配管4−1、4−2共、地面20から所定高
さに施工された基礎14上に設けられた床下部と地面2
0との間の床下空間に配管されている。温水配管4−1
は、床下空間を経て部屋22−1下方から温水マット3
2−1に接続されている。温水配管4−2は、床下空間
を経て途中で家屋外壁と内壁18との間の空間を引き回
されて2階の部屋22−2の温水マット32−2に接続
されている。
【0004】温水配管4−1、4−2は、熱源機1から
温水マット32−1、32−2に向かう温水が流れる往
き管と、温水マット32−1、32−2内を循環した水
が熱源機1に戻るための戻り管とをそれぞれ有してお
り、それらの周囲は断熱材で囲まれている。
【0005】各温水マット32−1、32−2が配置さ
れた部屋22−1、22−2の壁には、図示を省略した
が、室温を計測して室内の温度調節を行う床暖房コント
ローラが取り付けられている。所望の室温が維持される
ように床暖房コントローラから信号線等を介して熱源機
1に指令が送出されるようになっている。熱源機1は、
床暖房コントローラからの指令に基づいて各温水マット
32−1、32−2に供給する温水の供給時間をそれぞ
れ制御して、各温水マット32−1、32−2からの床
を介した輻射熱によりそれぞれの部屋22−1、22−
2を所定の室温に維持させるようになっている。
【0006】詳細な図示は省略するが温水マット32−
1、32−2及びそれらの近傍の構成について簡単に説
明する。温水マット32−1、32−2はそれぞれ下地
合板上に配置されている、下地合板は下方に配置された
根太(ねだ)により支えられている。隣り合う根太間に
は断熱材が張り付けられている。これら根太及び断熱材
は大引きによって支持されている。1階部分において
は、大引きは基礎(土台)14により地面20から所定
高さに保持されている。また、戸建て住宅の場合、床下
空間の湿気を防ぐ通風口の設置が義務付けられているた
め、基礎14には複数箇所に渡って床下の換気をする通
風口(図示せず)が設けられている。
【0007】温水マット32−1、32−2は、樹脂発
泡体等からなる基材を有し、それぞれの基材中に温水配
管4−1、4−2の往き管及び戻り管とが接続される温
水循環用の温水パイプ5が設けられている。また、温水
マット32−1、32−2上にはフローリング材が敷き
詰められている。
【0008】以上説明した床暖房システムは、室内に温
風を循環させて室内を暖房する暖房システムと異なり、
暖まった床面からの輻射と熱伝導により室内を暖房する
ため、室内の利用者に不快な風を感じさせない利点を有
している。さらに床暖房システムは、燃焼装置や送風装
置などが室内にないため、安全であると共に極めて静か
な室内環境を得ることができるという利点も有してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
床暖房システムは、燃焼装置である熱源機1が戸外にあ
ること及び、温水マット32−1、32−2そのものが
床下に配置されること等から、温水配管4−1、4−2
の引き回しは、熱源機1から家屋の外壁あるいは外壁と
内壁の間を通って床下に入り、床下から温水マット32
−1、32−2に接続するようにならざるを得ない。
【0010】このため、壁内や床下内で温水配管4−
1、4−2中の温水の熱が低温の外気により奪われない
よう温水配管4周囲に断熱材を用いているが、外気や床
下内の寒気が強まると断熱材だけでは十分に放熱を防止
できなくなる。熱源機1から温水マット32−1、32
−2に至るまでに温水配管4−1、4−2から外気に放
出されてしまう熱が多くなると暖房効率が低下してしま
うという問題を生じる。特に、床暖房を必要とする冬季
では、床下の通風口から外気が出入りして床下空間の温
度がかなり低下してしまうため床暖房システムのエネル
ギロスは無視できなくなる。本発明の目的は、外気に放
出する熱を少なくしてエネルギロスを抑えた床暖房シス
テムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内部に温水
が流れる温水パイプを保持する基材を介して床面に熱を
伝導する温水マットと、温水パイプに温水を供給する熱
源機とを有し、床面からの輻射熱で室内を暖める床暖房
システムにおいて、熱源機から温水パイプに至る温水配
管は、屋内に配管されていることを特徴とする床暖房シ
ステムによって達成される。本発明の床暖房システムに
おいて、前記温水配管は、屋内に取り付けられた手すり
内に配管されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による床暖
房システムを図1を用いて説明する。図1は、本実施の
形態による床暖房システムが設置された家屋を床面に垂
直な方向に切断した一部断面を示している。図2に示し
た従来の床暖房システムと同一の機能作用を有する構成
部材には同一の符号を付してその説明は省略する。本実
施の形態による床暖房システムは、熱源機1から温水パ
イプ5に至る温水配管4−1、4−2が屋内に配管され
ていることを特徴としている。また、2階に配管される
温水配管4−2は、屋内に取り付けられた手すり12内
に配管されていることを特徴とする。
【0013】図1において、1階の部屋22−1の温水
マット32−1の温水パイプ5まで温水を供給する温水
配管4−1は、熱源機1近傍から屋内に引き込まれ、部
屋22−3の床面上を伝って部屋22−1まで配管され
ている。部屋22−1に達した温水配管4−1は部屋2
2−1で床下に引き回されて温水マット32−1の温水
パイプ5に接続される。このように、本実施の形態によ
れば、温水配管4−1は低温の外気や床下空間に殆どさ
らされることなく、屋内の比較的温度の高い場所に配管
されて温水マット32−1まで到達できるため、温水配
管4−1からの放熱によるエネルギロスを減少させるこ
とができるようになる。
【0014】このような温水配管4−1の屋内配管の仕
方としては種々の態様があるが、例えば、部屋22−3
では部屋内の床面と壁面の境界にカバー付きで温水配管
4−1を配管したり、床面のフローリング材中に溝を形
成し、この溝中に配管してフローリング材中に温水配管
4−1を通すようにしてもよい。この場合には、配管引
き回しによる意匠性の低下も生じず、また、部屋22−
3の床面からもある程度の暖房効果を得ることができる
ようになる。
【0015】また、2階の部屋22−2の温水マット3
2−2の温水パイプ5まで温水を供給する温水配管4−
2も温水配管4−1と同様に熱源機1近傍から屋内に引
き込まれた後、部屋22−3の床面上を伝って階段10
の昇降に供される手すり12の一端部に配管されてい
る。温水配管4−2は手すり12一端部から手すり12
内部を通って手すり12他端部に達している。そして、
温水配管4−2は手すり12他端部から部屋22−2の
床下に引き回されて温水マット32−2の温水パイプ5
に接続される。
【0016】このように、本実施の形態によれば、温水
配管4−2も低温の外気や床下空間に殆どさらされるこ
となく、屋内の比較的温度の高い場所に配管されて温水
マット32−2まで到達できるため、温水配管4−2か
らの放熱によるエネルギロスを減少させることができる
ようになる。さらに、温水配管4−2からある程度放出
される熱は手すり12表面に伝導し、手すり2を使って
階段10の上り下りをする人に暖かさを与えることがで
きるようになっている。この場合にも、配管引き回しに
よる屋内の意匠性の低下が生じることもない。
【0017】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、従来の床暖房システムと同様に熱源機1が戸外にあ
り、また温水マット32−1、32−2が床下に配置さ
れていても、温水配管4−1、4−2を流れる温水の熱
を床下空間やその他の外気に逃がしてしまうことを減少
させることができるので、暖房効率を向上させることが
できるようになる。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、外気に放
出する熱を少なくしてエネルギロスを抑えた床暖房シス
テムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による床暖房システムの
概略の構成を示す図である。
【図2】従来の床暖房システムの概略の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 熱源機 4−1、4−2 温水配管 5 温水パイプ 10 階段 12 手すり 14 基礎 18 壁 20 地面 22−1、22−2 部屋 32−1、32−2 温水マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F24D 3/16 F24D 17/00 N

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に温水が流れる温水パイプを保持する
    基材を介して床面に熱を伝導する温水マットと、前記温
    水パイプに温水を供給する熱源機とを有し、前記床面か
    らの輻射熱で室内を暖める床暖房システムにおいて、 前記熱源機から前記温水パイプに至る温水配管は、屋内
    に配管されていることを特徴とする床暖房システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の床暖房システムにおいて、 前記温水配管は、屋内に取り付けられた手すり内に配管
    されていることを特徴とする床暖房システム。
JP11063010A 1999-03-10 1999-03-10 床暖房システム Pending JP2000257888A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8800069B2 (en) 2009-04-03 2014-08-12 Culnat, Llc. Transfer seat

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