JPS60108629A - 天井輻射型空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱源流体を流動させる放熱パイプを、空調対
象室の天井部に設けた天井輻射型空調装置の改良に関す
る。

従来、上記天井輻射型空調装置において、放熱パイプを
配設子るに、第８図に示すように、上部スラブ（２）の
下面に並設固定した放熱パイプ（３）を、天井面（４）
形成用の仕上モルタル間中に埋設したり、第９図に示す
ように、木質合板製や金属板製の天井材瞥の裏面側Ｐこ
パイプ（３）を並設載置し、それら載置パイプ（３）の
上から天井材（２３）の裏面上に７′ラスウール等の断
熱材０荀を敷設したり、あるいは、第１０図に示すよう
に、天井面（４）を形成する金属平板（財）と、熱源流
体流路形成用凹凸部（２５ａ）を備えた金属板（至）と
を重ね合せ接合して凹凸部（２５ａ）　ｖこ放熱パイプ
（３）相当管路を形成すると共に、それら接合板の裏面
側Ｖこ断熱材（１６）を敷設する等、種々の配役構造が
採用されている。

しかしながら、いずれの構造にあっても、天井面１４）
が、硬質の板状面となるために、室内音に対する反響作
用が大きく、聴覚面において居住性が低下する問題があ
った。

そこで、それら硬質板状の天井面に表面を吸音加工した
石ｆ製の天井ボードｆ、吸音性のある仮粧ボード材等を
貼設することも考えられるが、それら吸音性を備えた材
料は、はぼ例外なく熱伝導率が小であるために、放熱パ
イプから室内側・＼の放熱効果が大巾に低下し、その結
果、十分な放熱熱量を室内側ｖこ供給しようとすると、
冷房あるいは暖房のいずれしこおいても流源流体温度と
室温との温度差を犬きく設定しなければならなくなって
、天井幅対型空調の本来利点である小温度差熱源流体利
用による省エネルギー効果が大巾に損なわれてしまう欠
点が派生する。

本発明の目的は、上述実情に鑑みて、合理的な改良によ
り、放熱パイプから室内への放熱効果と室内音に対する
吸音効果との両立を図る点にある。

本発明の特徴構成は、冒記天井輻射型空調装置において
、前記空調対象室内Ｖこ臨む天井面側Ｖこ前記放熱パイ
プから熱伝導する熱良導体を多数設け、前記熱良導体の
間に室内音に対する吸音用空間を形成しであることにあ
り、その作用効果は次の通りである。

つまり、多数設けだ熱良導体の熱伝動作用により、放熱
パイプから室内への放熱効果を、放熱パイプを室内側に
露出状態で設ける場合と略同等程度にまで高くしながら
も、それら熱良導体間の夫々に形成された多数空間の作
用で室内音を効果的に吸音することができ、その結果、
天井輻射型の本来利点である省エネルギー効果を十分に
生かした経済的な冷暖房空調を行なえながら、聴覚面で
の室内居住性を犬ｒｆＪに向上できる極めて実用効果の
大きな空調装置にできた。

次に本発明の第１実施例を第１図ないし第８図に基づい
て説明する。

第１図及び第２図は、一般居室（１）に対する空調構造
を示し、上部スラブ（２）の下面側にその全面にわたっ
て多数のコ・１ル状放熱パイプ（３）を並設支持し、そ
れら放熱パイプ（３）よりも下方に天井面（４）を形成
すると共に、冷温水発生装置（５）の冷温水出口（５ａ
）及び入口（５ｂ）を、各放熱パイプ（３）の両端部に
各別接続した供給側ヘッダー管（６ａ）及び還水側ヘッ
ダー管（６ｂ）＆こ循環管路（７ａ）。

（７ｂ）を介して各別に、かつ、一方の循環管路（７ｂ
）に循環ポンプ（８）を介装して接続しである。

そして、循環ポンプ（８）よりもヘッダー管（６ａ）。

（６ｂ）側において両循環管路（７ａ）　、（７ｂ）を
短絡接続するバイパス管（９）と遣水側循環管路（７ｂ
）との接続部に、バイパス管（９）側からの冷温水量と
還水側へノダー管（６ｂ）からの冷温水量との合流比を
変更する合流型自動三方弁（１０）を介装すると共に、
室内に設けた室温検出センサー（ｌりからの情報しこ基
づいて三方弁（１０）を自動制御操作する制御器（１２
）を設け、もって、冷温水流動］・こ伴なう放熱パイプ
１１から室内側への熱輻射により室内を冷房、ないし暖
房するようシこ、又、室温検出センサー（１１）からの
情報に基づいて放熱パイプ（３）に供給する冷温水量を
三方弁（１０）で自動変更制御することにより室温を設
定範囲に維持するように構成しである。

図中１璃は、−欠字調器０４）により温度制御並びに湿
度制御された外気を天井面（４）しこ浴って室内に吹出
し供給する換気外気供給口であり、その外気吹出し供給
で、室内に空気流動を生じさせることにより、特に、暖
房時における室内温度の均一化を図ると共に、天井面（
４）に宿った空気流動により冷房時における天井面（４
）での結露を確実に防止するように構成しである。

前記放熱パイプ（３）の設置構造、並びに、天井面（４
）の形成構造を構成する（・こ、第３図Ｖこ示すように
、放熱パイプ（３）とスラブ（２）との間にり゛ラスウ
ール材等から成る断熱材（１５）を、放熱パイプ（３）
の並設スペース全面にわたって設け、放熱パイプ（３）
から上部スラブ（２）側への放熱損失を抑制すると共に
、極めて多数のリボン状金属線をフェルト状ｐｃ集合さ
せた熱良導体（１Ｂ）を、各放熱パイプ（３）の周部に
、パイプ（３）の径寸法よりも大きな厚み寸法の層状態
でパイプ並設スペースの全面にわたって設け、更に、平
面状に形成した熱良導体痢の下面に、織布から成る通気
性の良い天井化粧シート０７）を全面にわたって貼設し
である。

つ１す、熱良導体０６）の熱伝導作用で放熱パイプ（３
）から室内側への放熱効率を高くしながらもフェルト状
熱良導体０６）中に存在する極めて多数の空間（１〜の
吸音作用で室内音を吸音し、聴覚面における室内の居住
性を向上するようにしである。

尚、熱良導体（Ｉ６）を形成する金属線の具体的材質、
及び、フェルト状に集合させる集合密度は種々の変更が
可能であり、又、フェルト状熱良導体１１６）の下面Ｖ
こ貼設する天井化粧シーＮ１７）の材質は、熱良導体ｔ
＋ｔａ下面から室内への放熱を遮げす、かつ、室内音を
反射しにくいものであれば種々のシートｌを適用でき、
更には天井化粧シートＬ＋７）上省略しても良い。

次に本発明の第２実施例を説明する。

前述第１実施例と同様に天井部に設けた放熱パイプ（３
）からの放熱で室内を冷暖房空調する天井輻射型空調装
置しこおいて、放熱パイプ（３）の設置構造を構成する
に、第４図、及び第５図に示すように、長方形形状の枠
体α９）に蛇行コイル状放熱パイプ（３）を、その両端
接続部（３ａ）、（８ｂ）を枠体（１（至）外に突出さ
せた状態で内装装備すると共に、枠体（１９）を天井部
に取付けた状態Ｖこおいて下面側となる側の端部に天井
面に沿う向きの屈曲部（１６Ｂ）を形成した金属フィン
から成る熱良導体（１６）の多数を、隣り合う屈曲部（
１６ａ）どうしの間にスリット状開口（１８ａ）が形成
される状態で枠体０９）内全域にわたって放熱パイプ（
３）に並設しである。

そして、枠体０９）とフィン状熱良導体（１６）の集合
体とから形成される直方体のうち前記屈曲部（＋６８）
の存在側とけ反対側の面の全面にわたって、岩綿材から
なる板状断熱材（１５）を貼設すると共に、熱良導体（
１６）どうしの間に形成される空間（１８）の夫々に７
゛ラスウール（湧を充填し、もって、隣り合う直方体ユ
ニットのパイプ接続部（８ａ）。

（３ｂ）どうしを順次連結する状態で天井部に並設する
天井輻射ユニット（ロ）を構成しである。

つまり、複数の天井輻射ユニツ）　（Ｕ）を天井部のほ
ぼ全面にわたって並設した状態においてそれらユニット
（ＩＪ）の而−状下面に天井化粧材（１７）となるネッ
トを張設して天井面（４）を形成するようシこ、又、冷
温水流動に伴なう放熱パイプ（３）から室内側への放熱
をフィン状熱良導体０６）の熱伝導作用で良好にしなが
ら、室内音を、熱良導体ｌｌ６）間の多数空間（国、及
び、それしこ充填したグラスウール噛で効果的しこ吸音
できるようにしである。

尚、フィン状熱良導体１１６）の具体的形状は種々の改
良が可能であり、又、それらの並設間隔は適宜変更が可
能である。

フィン状熱良導体Ｕ６）の間の吸音空間（１匂に充填す
る部材は、グラスクールに代えて金属線のフェルト状集
合体等種々のフェルト状体−を適用でき、又、そのフェ
ルト状体（社）を省略しても良い。

次に本発明の第３実施例を第６図及びｇ７図に基づいて
説明する。

金属板製の熱良導体用の複数から格子状体を形成し、両
端部にパイプ接続部（３ａ）、（８ｂ）を備えた蛇行コ
イル状の放熱パイプ（３）を、格子状体の面方向に沿う
姿勢で格子状体に貫通装備すると共に、格子状体の多数
のセル状空間Ｌ１８）に、金属線のフェルト状集合体１
２０）を充填し、もって、前述第２実施例と同使用形態
の天井輻射ユニット（Ｕ）を構成しである。

そして、天井輻射ユニソ）　（Ｕ）の複数を、互いに配
管接続した状態で、かつ、それらの上面１ｔＣ断熱材（
１５）を敷設した状態で、天井部しこその全面にわたっ
て並設すると共に、それら並設ユニット（四の下方にお
いて、天井面（４）形成用の木製格子状体（２１）を設
け、前述用１、及び、第２実施例と同様に、熱良導体す
６）の熱伝導作用で放熱パイプ（３）から室内への放熱
を良好にしながら、多数セル状空間１＋ａ）、及び、そ
れに充填したフェルト状集合体四の作用により室内音を
効果的に吸音するようにしである。

尚、他の★流側として、多数の熱良導体（１Ｇ）の具体
的材質並びに形状は種々の改良が可能であり、又、それ
ら熱良導体（１６）の組付構造、並びに、放熱パイプ（
３）との接触構造も種々の改良が可能である。

更ＶＣ１多数熱良導体り→の組付構造の変更改良に伴な
い、それらの間に形成する吸音用空間０８）の形成構造
、並びに形状は種々の改良が可能である。

又、放熱バイブ（３）に流動させる熱源流体は、水に代
えて種々の熱媒溶液を適用できる。

本発明による天井輻射型空調装置は、一般空調、工場空
調、並びに、クリーンルームｆ恒温恒湿室の特殊空調等
、種々の用途の空調に適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は、本発明の第１実施例を示し、第
１図は空調構造を示す立面図、第２図は、同概略平面図
、第３図は、要部の拡大断面図、第４図及び第５図は本
発明の第２実施例を示し、第４図は、天井輻射ユニット
の一部切欠斜視図、第５図は、同拡大断面図、第６図及
び第７図は本発明の第８実施例を示し、第６図は、天井
輻射ユニットの平面図、第７図は、同拡大断面図、第８
図、第９図及び第１θ図は夫々従来例を示す断面図であ
る。 （１）・・・・・・空調対象室、（３）・・・・・・放
熱パイプ、（４）・・・・・・天井面、ＩＩＱＩ・・・
・・・熱良導体、（１機・・・・・・吸音用空間、四）
・・・・・・フェルト状体。 代理人　弁理士　北　村　修

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　熱源流体を流動させる放熱パイプ（３）を、空調対
   象室ｔｌ＋の天井部に設けた天井輻射型空調装置であっ
   て、前記空調対象室ｔｌｌ内に臨むｉ天井面（４）側に
   前記放熱パイプ（３）から熱伝導する熱良導体Ｕ）を多
   数設け、前記熱良導体幀の間に室内音に対する吸音用空
   間ｕ〜を形成しである天井輻射型空調装置。 ■　前記熱良導体（Ｉ６）が、フェルト状金属線集合体
   である特許請求の範囲第■項に記載の天井輻射型空調装
   置。 ■　前記熱良導体用がフィンであり、前記フィンの間Ｉ
   ／Ｃフェルト状体（至）を設けである特許請求の範囲第
   ■項に記載の天井輻射型空調装置。