JP2003042418A - 焼却装置 - Google Patents

焼却装置

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JP2003042418A
JP2003042418A JP2001227297A JP2001227297A JP2003042418A JP 2003042418 A JP2003042418 A JP 2003042418A JP 2001227297 A JP2001227297 A JP 2001227297A JP 2001227297 A JP2001227297 A JP 2001227297A JP 2003042418 A JP2003042418 A JP 2003042418A
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combustible waste
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waste
combustion
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Tokuzo Nagatomo
篤藏 永友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱溶融する可燃性廃棄物を含む種々の可燃性
廃棄物を効率よく焼却することのできる焼却装置を提供
する。 【解決手段】可燃性廃棄物をガス化するガス化容器10
と、このガス化容器10を収容すると共に、このガス化
容器10を加熱する加熱バーナー31を有する燃焼炉3
0とを備えており、ガス化容器10は、可燃性廃棄物を
供給する供給口11と、供給された可燃性廃棄物を燃焼
炉30内に排出する排出口12と、可燃性廃棄物を供給
口11から排出口12まで搬送するスクリュー13とを
有している。燃焼炉30は、ガス化容器10から排出さ
れた可燃性廃棄物を燃焼させる燃焼床36及び燃焼バー
ナー37を有しており、ガス化容器10内に発生した可
燃性廃棄物の生成ガスを、加熱バーナー31及び燃焼バ
ーナー37に導入して燃料として使用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチックや
ゴム等を含む種々の可燃性廃棄物を焼却するための焼却
装置、特に、こういった可燃性廃棄物を効率よく焼却す
ることのできる焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の焼却装置としては、特開200
0−329320号公報に開示されている焼却装置があ
る。この焼却装置は、図3に示すように、密閉構造のガ
ス化溶融容器50と、このガス化溶融容器50を収容す
る燃焼炉60とを備えており、この燃焼炉60内にはガ
ス化溶融容器50を加熱するためのガスバーナー61が
設けられている。
【0003】前記ガス化溶融容器50には、可燃性廃棄
物を供給する廃棄物供給装置51が接続されており、こ
の廃棄物供給装置51によって、ガス化溶融容器50を
密閉状態に維持したままで、可燃性廃棄物がガス化溶融
容器50に連続的に供給されるようになっている。
【0004】また、このガス化溶融容器50は、配管5
3を介して燃焼炉60の外部に設置されている予備タン
ク52に接続されており、ガス化溶融容器50内におい
て発生した生成ガスが配管53を通って予備タンク52
に貯留されるようになっている。
【0005】前記燃焼炉60内に設置されたガスバーナ
ー61には、給気管63を介してブロア62が接続され
ており、この給気管63には、プロパンガス等の補助燃
料ガスを充填したガスボンベ64と予備タンク52とが
それぞれガス配管65、54を介して接続されている。
【0006】以上のように構成された焼却装置では、可
燃性廃棄物をガス化するガス化溶融容器50が生成ガス
を燃焼させる燃焼炉60内に収容されているので、装置
全体の小型化を図ることができると共に、ガス化溶融容
器50内で発生した生成ガスを燃焼炉60のバーナー6
1に導入することによって燃焼させ、この生成ガスの燃
焼熱によってガス化溶融容器50を加熱するようにした
ので、運転開始時に補助燃料ガスをバーナー61に供給
して一時的にガス化溶融容器50を加熱するだけで、そ
の後は、補助燃料ガスをバーナー61に供給することな
く、ガス化溶融容器50内で発生した生成ガスを、ガス
化溶融容器50を加熱するための燃料として使用するこ
とができるので、非常に効率よく可燃性廃棄物をガス化
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した焼
却装置は、ガス化溶融容器50内に投入される可燃性廃
棄物を一旦溶融させた後、これをガス化させるものであ
るので、この焼却装置によって焼却することができる可
燃性廃棄物としては、加熱することによって溶融するプ
ラスチックやゴム等からなる廃棄物に限られ、加熱して
も溶融しない可燃性廃棄物については、予め、分別して
おく必要がある。
【0008】しかしながら、合成樹脂からなる廃棄物に
ついても、加熱すると溶融する熱可塑性樹脂からなるも
のと、加熱すると硬化する熱硬化性樹脂からなるものと
があるように、加熱溶融する可燃性廃棄物であるか否か
の判断は難しく、加熱しても溶融しない可燃性廃棄物
が、ガス化溶融容器50内に誤って投入される場合があ
る。
【0009】このようにして、加熱しても溶融しない廃
棄物が、ガス化溶融容器50内に頻繁に投入されると、
ガス化溶融容器50内には、加熱しても溶融しない廃棄
物が徐々に蓄積されていくことになるので、蓄積された
溶融しない可燃性廃棄物を頻繁に取り除かなければなら
ないといった問題がある。
【0010】また、加熱溶融する可燃性廃棄物以外の廃
棄物については、他の焼却装置によって、別途、焼却処
理を行わなければならないので、可燃性廃棄物の焼却作
業が繁雑になるという問題もある。
【0011】そこで、この発明の課題は、加熱溶融する
可燃性廃棄物を含む種々の可燃性廃棄物を効率よく焼却
することのできる焼却装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1に係る発明は、供給される可
燃性廃棄物をガス化するガス化容器と、このガス化容器
を収容すると共に、このガス化容器を加熱する加熱バー
ナーを有する燃焼炉とを備え、前記ガス化容器は、可燃
性廃棄物を供給する供給口と、供給された可燃性廃棄物
を前記燃焼炉内に排出する排出口と、可燃性廃棄物を前
記供給口から前記排出口まで搬送する搬送手段とを有
し、前記燃焼炉は、前記ガス化容器から排出された可燃
性廃棄物を燃焼させる燃焼床及び燃焼バーナーを有し、
前記ガス化容器内においてガス化した可燃性廃棄物の生
成ガスを、前記加熱バーナーに導入して燃焼させるよう
にしたことを特徴とする焼却装置を提供するものであ
る。
【0013】以上のように構成された焼却装置では、供
給口からガス化容器内に供給された可燃性廃棄物が、ガ
ス化容器内を搬送手段によって排出口まで搬送されてい
く間に加熱される。この段階で、加熱溶融する可燃性廃
棄物については一旦溶融した後にガス化するので、ガス
化容器内に残留することはないが、加熱しても溶融しな
い可燃性廃棄物については溶融することなくガス化し、
ガス化後の可燃性廃棄物がガス化容器内に残留すること
になる。このようにして、ガス化容器内に残った可燃性
廃棄物は、排出口から燃焼炉に排出され、燃焼炉内に設
けられた燃焼床で、燃焼バーナーによって直接焼却され
る。
【0014】以上のように、この焼却装置では、焼却す
ることができる可燃性廃棄物が加熱溶融するものに限定
されていた従来の焼却装置とは異なり、加熱しても溶融
しない可燃性廃棄物を加熱溶融する可燃性廃棄物と共に
焼却することができるので、可燃性廃棄物の焼却作業を
効率よく行うことができる。
【0015】しかも、ガス化容器内で生成された可燃性
廃棄物の生成ガスは、ガス化容器を加熱する加熱バーナ
ーに供給され、ガス化容器を加熱するための燃料として
使用されるので、従来の焼却装置と同様に、非常に効率
よく可燃性廃棄物をガス化することができる。
【0016】特に、請求項2にかかる発明の焼却装置の
ように、前記ガス化容器が、前記搬送手段による搬送途
中に溶融した可燃性廃棄物を貯留する貯留部を備えてい
るものにあっては、溶融した可燃性廃棄物が溶融しない
可燃性廃棄物と共に燃焼炉に排出されることがなく、溶
融した可燃性廃棄物をガス化容器内で確実にガス化する
ことができるので、さらに効率よく可燃性廃棄物の焼却
を行うことができる。
【0017】また、請求項3にかかる発明の焼却装置の
ように、前記ガス化容器の前記供給口には、可燃性廃棄
物を供給するための供給路を備えた廃棄物供給装置が接
続されており、前記廃棄物供給装置が、可燃性廃棄物を
圧縮しながら前記供給路内に充満させた状態で、可燃性
廃棄物を前記供給口から前記ガス化容器内に供給するよ
うになっているものにあっては、圧縮された状態で供給
路内に充満している可燃性廃棄物によってガス化容器と
外部との間が遮断されるので、ガス化容器を密閉状態に
維持したまま、ガス化容器に対して可燃性廃棄物の供給
を行うことができる。
【0018】また、請求項4にかかる発明の焼却装置の
ように、前記ガス化容器の前記排出口には、可燃性廃棄
物を排出するための排出路を備えた廃棄物排出装置が接
続されており、前記廃棄物排出装置は、前記ガス化容器
から排出された可燃性廃棄物を圧縮しながら前記排出路
内に充満させた状態で、可燃性廃棄物を前記燃焼炉内に
排出するようになっているものにあっては、圧縮された
状態で排出路内に充満している可燃性廃棄物によってガ
ス化容器と燃焼炉との間が遮断されるので、ガス化容器
を密閉状態に維持したまま、燃焼炉に対して可燃性廃棄
物の排出を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1及び図2に示すように、この焼
却装置1は、供給される可燃性廃棄物をガス化する密閉
構造のガス化容器10と、このガス化容器10を収容す
る燃焼炉30とを備えており、この燃焼炉30内にはガ
ス化容器10を加熱するための加熱バーナー31が設け
られている。なお、燃焼炉30は、冷却水CWが充填さ
れた冷却槽30aによって覆われており、この冷却槽3
0a内に冷却水CWを連続的に供給することによって、
燃焼炉30が冷却されるようになっている。
【0020】前記ガス化容器10には、可燃性廃棄物を
供給するための供給口11及び可燃性廃棄物を燃焼炉3
0に排出するための排出口12が形成されており、この
ガス化容器10内には、供給口11からガス化容器10
内に供給された可燃性廃棄物を排出口12まで搬送する
搬送手段としてのスクリュー13が設けられている。な
お、スクリュー13の羽根には、ガス化容器10の内周
面に付着した可燃性廃棄物を掻き落とすスクレーパが取
り付けられている。
【0021】このガス化容器10は、スクリュー13に
よる可燃性廃棄物の搬送路の下方側に、搬送途中に溶融
した可燃性廃棄物を貯留する複数の貯留部14を備えて
おり、溶融しない可燃性廃棄物が貯留部14に進入しな
いように、可燃性廃棄物の搬送路は、メッシュ状部材に
よって形成されている。
【0022】また、ガス化容器10の供給口11には、
ホッパ22及びスクリューコンベア23、24を備えた
廃棄物供給装置21が接続されており、ガス化容器10
の排出口12には、スクリューコンベア26を備えた廃
棄物排出装置25が接続されている。
【0023】前記廃棄物供給装置21及び廃棄物排出装
置25を構成しているスクリューコンベア24、26は
いずれも縦方向に配設されており、可燃性廃棄物を下側
から押し上げることによって、可燃性廃棄物の供給路及
び排出路が可燃性廃棄物によって充満されるので、廃棄
物供給装置21及び廃棄物排出装置25を介してガス化
容器10内に空気が侵入したり、ガス化容器10内で発
生した可燃性廃棄物の生成ガスが流出したりすることが
なく、ガス化容器10を密閉状態に維持したまま、ガス
化容器10に対する可燃性廃棄物の供給及び排出を行う
ことができるようになっている。
【0024】前記ガス化容器10は、配管16を介して
燃焼炉30の外部に設置されている予備タンク15に接
続されており、ガス化容器10内において発生した可燃
性廃棄物の生成ガスが配管16を通って予備タンク15
に貯留されるようになっている。
【0025】前記燃焼炉30内に設置された加熱バーナ
ー31には、給気管33を介してブロア32が接続され
ており、この給気管33には、プロパンガス等の補助燃
料ガスを充填したガスボンベ34と前記予備タンク15
とがそれぞれ配管35、17を介して接続されている。
従って、加熱バーナー31には、ガスボンベ34に充填
された補助燃料ガスや予備タンク15に貯留された可燃
性廃棄物の生成ガスを空気と適宜混合した状態で供給す
ることができる。
【0026】また、燃焼炉30内には、ガス化容器10
の排出口12から排出された可燃性廃棄物が供給される
燃焼床36と、この燃焼床36に供給された可燃性廃棄
物を燃焼させる燃焼バーナ37が設置されており、燃焼
バーナ37は配管35に接続されている。従って、燃焼
バーナー37には、加熱バーナー31と同様に、ガスボ
ンベ34に充填された補助燃料ガスや予備タンク15に
貯留された可燃性廃棄物の生成ガスを空気と適宜混合し
た状態で供給することができる。
【0027】なお、燃焼床36において燃焼した可燃性
廃棄物の灰は、燃焼床36の下方に堆積するようになっ
ており、堆積した灰は、燃焼炉30に形成された掃除口
38から排出することができるようになっている。
【0028】前記燃焼炉30には、燃焼炉30内で発生
する燃焼ガスを排出するための排気ダクト39が接続さ
れており、この排気ダクト39の途中には、高温の燃焼
ガスを冷却する水冷式の冷却装置41、活性炭が充填さ
れた除塵フィルタ42及び排出される燃焼ガスに対して
オゾン等のマイナスイオンを供給することで脱臭、殺菌
等を行うマイナスイオン供給装置43が順次設けられて
いる。
【0029】前記マイナスイオン供給装置43は、排気
ダクト39が接続されたイオン水の貯留槽44と、この
貯留槽44に貯留されたイオン水を汲み上げて、貯留槽
44内に散布するイオン水散布手段45とを備えてお
り、貯留槽44内に排出される燃焼ガスに対してイオン
水を散布することで、燃焼ガスの脱臭及び殺菌等が行わ
れるようになっている。
【0030】以上のように構成された焼却装置1では、
まず、廃棄物供給装置21によって、可燃性廃棄物をガ
ス化容器10内に供給した後、ガスボンベ34に充填さ
れた補助燃料ガスを、ブロア32によって供給される空
気と混合した状態で加熱バーナー31に導入し、補助燃
料ガスを燃焼させることによってガス化容器10を加熱
する。
【0031】廃棄物供給装置21によって供給口11か
らガス化容器10内に供給された可燃性廃棄物は、スク
リュー13によって排出口12まで順次搬送されていく
が、その間に加熱され、加熱溶融する可燃性廃棄物につ
いては、溶融した状態で貯留部14に貯留され、この液
状に溶融した可燃性廃棄物が順次ガス化して、ガス化容
器10内で生成ガスを発生する。
【0032】一方、加熱しても溶融しない可燃性廃棄物
については、溶融することなくガス化し、ガス化後の可
燃性廃棄物が、排出口12から燃焼炉30内に排出さ
れ、燃焼炉30内に設けられた燃焼床36で、燃焼バー
ナー37によって直接焼却される。なお、このとき、燃
焼バーナー37には、加熱バーナー31と同様に、ガス
ボンベ34に充填された補助燃料ガスが、ブロア32に
よって供給される空気と混合した状態で導入されてお
り、補助燃料ガスを燃焼させることによって可燃性廃棄
物を燃焼させる。
【0033】このようにして、ガス化容器10内で発生
した可燃性廃棄物の生成ガスは、配管16を通って予備
タンク15内に貯留される。なお、ガス化容器10内に
は、上述したように、空気が供給されることがないの
で、ガス化容器10内で加熱された可燃性廃棄物が燃焼
することはない。
【0034】予備タンク15に十分な生成ガスが貯留さ
れると、補助燃料ガスの供給を停止すると共に、予備タ
ンク15内に貯留された生成ガスを加熱バーナー31及
び燃焼バーナー37に導入し、以後は、可燃性廃棄物の
生成ガスを燃焼させることによってガス化容器10を継
続して加熱すると共に、ガス化容器10から排出された
可燃性廃棄物を焼却する。従って、この焼却装置1で
は、運転を開始した後一定時間経過すると、補助燃料ガ
スを使用することなく、廃棄物供給装置21によってガ
ス化容器10内に次々と供給される可燃性廃棄物をガス
化すると共に、ガス化容器10から燃焼炉30に排出さ
れる可燃性廃棄物を焼却することができる。
【0035】燃焼炉30内において、生成ガス及び可燃
性廃棄物が燃焼することによって発生する高温の燃焼ガ
スは、排気ダクト39を介して屋外に排気されるが、そ
の途中で、冷却装置41によって冷却された後、除塵フ
ィルタ42を通過することによって燃焼ガス中に残存し
ているダイオキシン等の有害物質が除去される。続い
て、燃焼ガスが、マイナスイオン供給装置43の貯留槽
44内に排気されると、イオン水散布手段45が貯留槽
44内に散布するイオン水によって、燃焼ガスの脱臭及
び殺菌等が行われるので、有害物質が完全に除去された
状態で、燃焼ガスが煙突46から外気中に排出される。
【0036】以上のように、この焼却装置1では、供給
口11からガス化容器10内に供給された可燃性廃棄物
を排出口12まで搬送する間にガス化させると共に、ガ
ス化容器10内でガス化させることができなかった可燃
性廃棄物については、燃焼炉30内に排出し、燃焼床3
6において燃焼させるようにしたので、加熱しても溶融
しない可燃性廃棄物を加熱溶融する可燃性廃棄物と共に
焼却することが可能となり、焼却することができる可燃
性廃棄物が加熱溶融するものに限定されていた従来の焼
却装置に比べて可燃性廃棄物の焼却作業を効率よく行う
ことができる。
【0037】また、この焼却装置1では、スクリュー1
3による搬送途中に溶融した可燃性廃棄物を貯留する貯
留部14をガス化容器10内に設ける構成を採用したた
め、溶融した可燃性廃棄物が溶融しない可燃性廃棄物と
共に燃焼炉30に排出されることがなく、溶融した可燃
性廃棄物をガス化容器10内で確実にガス化することが
できるので、効率よく可燃性廃棄物の焼却を行うことが
できる。
【0038】また、この焼却装置1では、ガス化容器1
0内で発生した可燃性廃棄物の生成ガスを燃焼炉30の
加熱バーナー31及び燃焼バーナー37に導入し、この
生成ガスを燃料として使用することによって、ガス化容
器10を加熱すると共に可燃性廃棄物を燃焼させるよう
にしたので、補助燃料ガスの使用量を最小限に抑えるこ
とができ、従来の焼却装置と同様に、非常に効率よく可
燃性廃棄物を焼却することができる。
【0039】なお、上述した実施形態では、溶融した可
燃性廃棄物の貯留部14をガス化容器10内に設けてい
るが、こういった貯留部14は必ずしも設ける必要はな
く、スクリュー13によって、可燃性廃棄物を単に供給
口11から排出口12まで搬送する構成を採用すること
も可能である。ただし、貯留部14を設けておくと、溶
融した可燃性廃棄物をガス化容器10内で確実にガス化
することができるので、効率よく可燃性廃棄物の焼却を
行うことができることは上述したとおりである。
【0040】また、上述した実施形態では、ガス化容器
10内に発生した可燃性廃棄物の生成ガスを加熱バーナ
ー31及び燃焼バーナー37の双方に導入するようにし
ているが、これに限定されるものではなく、燃焼バーナ
ー37には、常時、補助燃料ガスを導入するようにして
もよい。
【0041】また、上述した実施形態では、予備タンク
15内に十分な可燃性廃棄物の生成ガスが貯留される
と、補助燃料ガスの供給を完全に停止するようにしてい
るが、可燃性廃棄物の生成ガスだけでは適正な燃焼状態
が得られない場合には、補助燃料ガスを供給することも
可能である。
【0042】また、上述した実施形態では、廃棄物供給
装置21及び廃棄物排出装置25を構成しているスクリ
ューコンベア24、26を縦方向に配設することによっ
て、ガス化容器10の密閉状態を維持したまま、可燃性
廃棄物の供給と排出とを行うようにしているが、これに
限定されるものではなく、特殊構造の弁体を供給口11
及び排出口12に取り付けることによって、ガス化容器
10の密閉状態を維持しつつ、可燃性廃棄物の供給と排
出とを行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる焼却装置の一実施形態を示す
概略構成図である。
【図2】同上の焼却装置を概略的に示す部分拡大図であ
る。
【図3】従来の焼却装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 焼却装置 10 ガス化容器 11 供給口 12 排出口 13 スクリュー(搬送手段) 14 貯留部 15 予備タンク 16、17、35 配管 21 廃棄物供給装置 22 ホッパ 23、24 スクリューコンベア 25 廃棄物排出装置 26 スクリューコンベア 30 燃焼炉 30a 冷却槽 31 加熱バーナー 36 燃焼床 37 燃焼バーナー 39 排気ダクト 41 冷却装置 42 除塵フィルタ 43 マイナスイオン供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K061 AA23 AB02 AB03 AC13 AC19 CA01 CA07 FA03 FA08 FA10 FA21 3K078 AA10 BA03 CA03 CA07 CA09 CA24 4D004 AA07 AA11 AA46 CA27 CA28 CA32 CB34 CB42 CB43 CB45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される可燃性廃棄物をガス化するガ
    ス化容器と、 このガス化容器を収容すると共に、このガス化容器を加
    熱する加熱バーナーを有する燃焼炉とを備え、 前記ガス化容器は、可燃性廃棄物を供給する供給口と、
    供給された可燃性廃棄物を前記燃焼炉内に排出する排出
    口と、可燃性廃棄物を前記供給口から前記排出口まで搬
    送する搬送手段とを有しており、 前記燃焼炉は、前記ガス化容器から排出された可燃性廃
    棄物を燃焼させる燃焼床及び燃焼バーナーを有し、 前記ガス化容器内においてガス化した可燃性廃棄物の生
    成ガスを、前記加熱バーナーに導入して燃焼させるよう
    にしたことを特徴とする焼却装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス化容器は、前記搬送手段による
    搬送途中に溶融した可燃性廃棄物を貯留する貯留部を備
    えている請求項1に記載の焼却装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス化容器の前記供給口には、可燃
    性廃棄物を供給するための供給路を備えた廃棄物供給装
    置が接続されており、 前記廃棄物供給装置は、可燃性廃棄物を圧縮しながら前
    記供給路内に充満させた状態で、可燃性廃棄物を前記供
    給口から前記ガス化容器内に供給するようになっている
    請求項1または2に記載の焼却装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス化容器の前記排出口には、可燃
    性廃棄物を排出するための排出路を備えた廃棄物排出装
    置が接続されており、 前記廃棄物排出装置は、前記ガス化容器から排出された
    可燃性廃棄物を圧縮しながら前記排出路内に充満させた
    状態で、可燃性廃棄物を前記燃焼炉内に排出するように
    なっている請求項1、2または3に記載の焼却装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100424415C (zh) * 2006-06-30 2008-10-08 重庆大学 城市生活垃圾气化熔融焚烧处理方法及其系统

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CN100424415C (zh) * 2006-06-30 2008-10-08 重庆大学 城市生活垃圾气化熔融焚烧处理方法及其系统

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