JP2003042042A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JP2003042042A
JP2003042042A JP2001231247A JP2001231247A JP2003042042A JP 2003042042 A JP2003042042 A JP 2003042042A JP 2001231247 A JP2001231247 A JP 2001231247A JP 2001231247 A JP2001231247 A JP 2001231247A JP 2003042042 A JP2003042042 A JP 2003042042A
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JP
Japan
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support piece
brush
starter
spiral spring
holder
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Application number
JP2001231247A
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English (en)
Inventor
Yukio Hase
幸雄 長谷
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシの偏摩耗及び直流モータの性能低下を
抑制すること。 【解決手段】 ブラシホルダ17には、渦巻きスプリン
グを支持するための支持片17Cが一体に設けられてい
る。この支持片17Cは、胴体部17Aの側方に直立し
て設けられ、板厚方向の一表面に打ち出しによって設け
られた突起部17aを有している。この突起部17a
は、支持片17Cの上下方向で上側から下側へ向かって
支持片17Cの表面から突出する高さが次第に大きくな
る様に傾斜して設けられている。渦巻きスプリングは、
自身の内周端部がブラシホルダ17の支持片17Cに支
持され、その支持片17Cに設けられた突起部17aに
よって支持片17Cから抜ける方向への移動が規制され
ている。これにより、振動によって渦巻きスプリングの
位置が大きくずれることを防止できるので、ブラシの偏
摩耗、及び整流悪化による直流モータの性能低下を抑制
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを駆動す
るスタータに関し、特にアーマチャに具備される整流子
に対しブラシを付勢する渦巻きスプリングの支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば実開平1-120759
号公報に記載された回転電機がある。この回転電機は、
ホルダステーに取り付けられたブラシホルダにブラシが
保持され、そのブラシを渦巻きスプリングによりアーマ
チャの整流子方向へ押圧している。渦巻きスプリング
は、ホルダステーに一体的に設けられた支持片に支持さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、二輪
車やATV車(多目的ビークル)等に用いられるスター
タは、排気量UPや高回転数化による馬力向上により、
高振動の環境に晒されている。このため、上記の従来技
術では、振動によって渦巻きスプリングが支持片から抜
ける方向に移動することがあり、渦巻きスプリングがブ
ラシを所定の位置で押圧できなくなる。その結果、ブラ
シに偏摩耗が発生すると共に、整流悪化により性能が低
下する虞があった。本発明は、上記事情に基づいて成さ
れたもので、その目的は、ブラシの偏摩耗及び直流モー
タの性能低下を抑制できるスタータを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)本発
明は、整流子を具備するアーマチャと、整流子上に配置
されるブラシと、このブラシを保持するブラシホルダ
と、整流子に対しブラシを押圧する渦巻きスプリングと
を備え、アーマチャに発生する回転力を動力源として内
燃機関を始動させるスタータであって、ブラシホルダ
は、渦巻きスプリングを支持する板状の支持片を有し、
この支持片に渦巻スプリングの移動を規制する移動規制
手段が設けられている。
【0005】この構成によれば、支持片に対し渦巻きス
プリングの移動が規制されるので、振動によって渦巻き
スプリングの位置が大きくずれることはなく、ブラシに
対し所定の位置で押圧できる。その結果、ブラシの偏摩
耗を防止でき、且つ整流子に対しブラシが正常な姿勢で
当接できるので、整流悪化による性能の低下を防止でき
る。
【0006】また、ブラシホルダに支持片を設けている
ので、ブラシホルダに保持されるブラシと渦巻きスプリ
ングとの相対位置が大きくずれることがない。これに対
し、従来技術の様に支持片をホルダステーに設ける場合
は、ホルダステーに取り付けられるブラシホルダと支持
片との相対位置がずれる可能性があり、この状態(両者
の相対位置がずれた状態)で支持片に渦巻きスプリング
を支持させると、渦巻きスプリングがブラシを所定の位
置で押圧できなくなる虞がある。
【0007】(請求項2の発明)請求項1に記載したス
タータにおいて、移動規制手段は、支持片の板厚方向に
打ち出しによって設けられた突起部であり、支持片の上
下方向で上側から下側へ向かって支持片の表面から突き
出る高さが次第に大きくなる様に傾斜して設けられてい
る。これにより、支持片に支持された渦巻きスプリング
は、突起部によって支持片から抜ける方向への移動が規
制される。
【0008】(請求項3の発明)請求項1に記載したス
タータにおいて、移動規制手段は、支持片の側辺に設け
られた鉤状の切欠き部であり、この切欠き部より上部側
の側辺が傘状に傾斜して設けられている。これにより、
支持片に支持された渦巻きスプリングは、切欠き部によ
って支持片から抜ける方向への移動が規制される。
【0009】(請求項4の発明)請求項1〜3に記載し
た何れかのスタータにおいて、ブラシホルダが取り付け
られる金属製のホルダプレートを具備し、正極側のブラ
シを保持するブラシホルダは、ホルダプレートに対し絶
縁板を介して取り付けられている。この構成によれば、
ブラシホルダとは別に支持片を単独で絶縁する必要がな
いので、絶縁構造を簡単にできる効果がある。これに対
し、従来技術の構造では、ホルダステー(本発明のホル
ダプレートに相当する)に支持片を設けているので、正
極側のブラシを保持するブラシホルダの絶縁とは別に、
支持片に対して渦巻きスプリングを絶縁する必要があ
り、絶縁構造が複雑になっている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はブラシアセンブリの平面図
(a)と側面図(b)である。本実施例のスタータ1
は、図3に示す様に、回転力を発生する直流モータ2
と、この直流モータ2の回転力をエンジンのリングギヤ
(図示しない)に伝達するピニオン3とを備える。
【0011】直流モータ2は、円筒形のヨーク4の内周
に複数の磁石5を配置して構成される界磁と、この界磁
の内周に配置されるアーマチャ(下述する)、及びこの
アーマチャに具備される整流子6上にブラシ7を配置す
るブラシアセンブリ(図1参照)等より構成される。ア
ーマチャは、回転軸8と、この回転軸8の外周に圧入固
定されたアーマチャコア9、このアーマチャコア9に巻
装されるアーマチャコイル10、及び整流子6等より構
成され、回転軸8が一組の軸受11、12を介してフロ
ントハウジング13とリヤハウジング14とに回転自在
に支持されている。
【0012】整流子6は、互いに絶縁保持された複数の
整流子片6aを回転軸8の外周に円筒状に配置して構成
され、個々の整流子片6aがそれぞれアーマチャコイル
10と電気的及び機械的に結合されている。ピニオン3
は、回転軸8の外周に一方向クラッチ15と一体化して
組付けられ、その一方向クラッチ15を介してアーマチ
ャの回転が伝達されて回転する。一方向クラッチ15
は、アーマチャの回転をピニオン3に伝達すると共に、
エンジン始動後にアーマチャのオーバランを防止するも
ので、回転軸8にヘリカルスプライン結合されている。
【0013】ブラシアセンブリは、図1に示す様に、円
環状のホルダプレート16、このホルダプレート16に
取り付けられるブラシホルダ17、このブラシホルダ1
7に保持されるブラシ7、及びブラシ7を整流子6側へ
押圧する渦巻きスプリング18より構成され、整流子6
の径方向外周に配置される。ホルダプレート16は、金
属製で、自身の外周縁部がヨーク4とリヤハウジング1
4との間に挟持され、周方向に回転規制された状態で取
り付けられている。
【0014】ブラシホルダ17は、ホルダプレート16
と同じ金属製で、図2に示す様に、ブラシ7を収納する
胴体部17Aと、この胴体部17Aの両側に設けられる
かしめ部17B、及び渦巻きスプリング18を支持する
ための支持片17Cが一体に設けられている。胴体部1
7Aは、略コの字状に折り曲げて形成され、ブラシ7を
挿入する開口部がホルダプレート16の径方向を向いて
配置される(図1参照)。
【0015】かしめ部17Bは、バーリング加工によっ
て円筒形に設けられ、予めホルダプレート16に開けら
れた丸孔に挿通され、ホルダプレート16の裏側でかし
め固定される。但し、正極側のブラシ7を保持するブラ
シホルダ17は、ベークライト等の絶縁板19(図1参
照)にかしめ固定され、その絶縁板19が金属製のホル
ダプレート16に固定されている。
【0016】支持片17Cは、図2(a)に示す様に、
胴体部17Aの側方に直立して設けられ、支持片17C
の先端が胴体部17Aの上面より若干高い位置にある。
この支持片17Cは、板厚方向の一表面に打ち出しによ
って設けられた突起部17a(本発明の移動規制手段)
を有している。この突起部17aは、支持片17Cの上
下方向で上側から下側へ向かって支持片17Cの表面か
ら突出する高さが次第に大きくなる様に傾斜して設けら
れている。
【0017】ブラシ7は、ホルダプレート16を介して
アースされる負極側のブラシ7と、入力端子20を介し
てバッテリから給電される正極側のブラシ(図示しな
い)とが設けられている。なお、入力端子20は、図3
に示す様にリヤハウジング14を貫通して取り付けら
れ、ケーブル(図示しない)を介してバッテリに接続さ
れる。
【0018】渦巻きスプリング18は、図1に示す様
に、自身の内周端部がブラシホルダ17の支持片17C
に支持され、その支持片17Cに設けられた突起部17
aによって支持片17Cから抜ける方向(図1(b)の
右方向)への移動が規制されている。なお、渦巻きスプ
リング18を支持片17Cに組付ける時は、支持片17
Cに設けられた突起部17aが傾斜しているので、渦巻
きスプリング18が突起部17aに引っ掛かることはな
く、容易に組付けることができる。
【0019】(本実施例の効果)本実施例のスタータ1
は、渦巻きスプリング18を支持する支持片17Cに突
起部17aを設けて渦巻きスプリング18の移動を規制
しているので、振動によって渦巻きスプリング18の位
置が大きくずれることを防止できる(これは、特に振動
の大きい二輪車やATV車等に用いられるスタータ1に
効果的である)。この結果、渦巻きスプリング18が所
定の位置(正常な状態)でブラシ7を押圧できるので、
ブラシ7の偏摩耗を防止できる。また、整流子6に対し
ブラシ7が正常な姿勢で当接できるので、整流の悪化を
防止でき、直流モータ2の性能低下を抑制できる。
【0020】(第2実施例)本実施例は、図4に示す様
に、ブラシホルダ17の支持片17Cに鉤状の切欠き部
17bを設けた一例である。切欠き部17bは、支持片
17Cの幅方向における一方の側辺に設けられている。
また、切欠き部17bより上部側の側辺17cは、渦巻
きスプリング18の組付けを容易にするために、傘状に
傾斜して設けられている(図4(b)参照)。本実施例
の構成においても、第1実施例と同様に、渦巻きスプリ
ング18の移動を規制できるので、振動によって渦巻き
スプリング18の位置が大きくずれることを防止でき、
ブラシ7の偏摩耗及び直流モータ2の性能低下を抑制で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシアセンブリの平面図(a)と側面図
(b)である。
【図2】ブラシホルダの三面図である(第1実施例)。
【図3】スタータの半断面図である。
【図4】ブラシホルダの三面図である(第2実施例)。
【符号の説明】
1 スタータ 6 整流子 7 ブラシ 16 ホルダプレート 17 ブラシホルダ 17C 支持片 17a 突起部(移動規制手段) 17b 切欠き部(移動規制手段) 18 渦巻きスプリング 19 絶縁板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流子を具備するアーマチャと、 前記整流子上に配置されるブラシと、 このブラシを保持するブラシホルダと、 前記整流子に対し前記ブラシを押圧する渦巻きスプリン
    グとを備え、 前記アーマチャに発生する回転力を動力源として内燃機
    関を始動させるスタータであって、 前記ブラシホルダは、前記渦巻きスプリングを支持する
    板状の支持片を有し、この支持片に前記渦巻スプリング
    の移動を規制する移動規制手段が設けられていることを
    特徴とするスタータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したスタータにおいて、 前記移動規制手段は、前記支持片の板厚方向に打ち出し
    によって設けられた突起部であり、前記支持片の上下方
    向で上側から下側へ向かって前記支持片の表面から突き
    出る高さが次第に大きくなる様に傾斜して設けられてい
    ることを特徴とするスタータ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載したスタータにおいて、 前記移動規制手段は、前記支持片の側辺に設けられた鉤
    状の切欠き部であり、この切欠き部より上部側の前記側
    辺が傘状に傾斜して設けられていることを特徴とするス
    タータ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載した何れかのスタータ
    において、 前記ブラシホルダが取り付けられる金属製のホルダプレ
    ートを具備し、 正極側の前記ブラシを保持する前記ブラシホルダは、前
    記ホルダプレートに対し絶縁板を介して取り付けられて
    いることを特徴とするスタータ。
JP2001231247A 2001-07-31 2001-07-31 スタータ Pending JP2003042042A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161889A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Denso Corp かしめ装置およびかしめ装置のかしめ加工方法並びにかしめ装置を用いたブラシホルダの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161889A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Denso Corp かしめ装置およびかしめ装置のかしめ加工方法並びにかしめ装置を用いたブラシホルダの製造方法

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