JP2003041471A - 熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法 - Google Patents
熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法Info
- Publication number
- JP2003041471A JP2003041471A JP2001223925A JP2001223925A JP2003041471A JP 2003041471 A JP2003041471 A JP 2003041471A JP 2001223925 A JP2001223925 A JP 2001223925A JP 2001223925 A JP2001223925 A JP 2001223925A JP 2003041471 A JP2003041471 A JP 2003041471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- woven fabric
- polyvinyl alcohol
- pva
- nonwoven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
の性質を合わせもち、さらには、ポリビニルアルコール
系シートのみならず、ポリオレフィン系シートにもヒー
トシール可能な不織布を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性ポリビニルアルコールからなる
第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,000
以下のポリエチレンからなる第2成分を90〜10%の
比率でブレンドした樹脂からなる不織布。
Description
のであり、さらに詳しくは、特定の組成からなり、ポリ
オレフィンシートとのヒートシール性に優れた熱可塑性
ポリビニルアルコール系不織布とその製造方法に関す
る。
VAと略すこともある)系繊維としては1)原液溶媒と
固化浴のいずれもが水系の湿式紡糸による繊維、2)原
液溶媒が水の乾式紡糸による繊維、3)原液溶媒と固化
浴のいずれもが溶媒系の湿式紡糸(ゲル紡糸)による繊
維が知られている。これらのPVA系繊維は、ステープ
ルまたはショートカット繊維として製紙、乾式不織布な
どに用いられている。
技術をPVA系の不織布に適用する試みは、いわゆるス
パンボンド法やメルトブロー法において従来から検討さ
れていた。
する例としては、特開昭51−112980号公報にお
いて、平均重合度50〜300、残存酢酸基15〜80
モル%、の無水ポリビニルアルコールを溶融押出したフ
ィラメントを吸引ジェットで引き取り、噴射気流により
形成面上に吹き付けて堆積することを特徴とするポリビ
ニルアルコール糸合成繊維不織布の製造方法が開示され
ている。
布は、Maureen Dever,Ph.D.らによる論文「Development
and Evaluation of Water Soluble Melt Blown Nonwov
ens」(TAPPI Proceedings,Nonwovens Conference,pp99
-110,1993)に開示されているが、この論文では、良好
な冷水溶解度および生分解性を確保するため、特に、鹸
化度90%未満のPVA樹脂を用いてメルトブローンが
なされている。
wn Processing and Characterization of Cellulose Ac
etate and Polyvinyl Alcohol」(TAPPI Proceedings,N
onwovens Conference,pp111-113,1993)にPVAを用い
たメルトブローン不織布が開示されている。さらに、特
開平5−345013号公報には、50℃以上の温度で
水溶性を示すPVAホモポリマーからなる布帛が開示さ
れ、布帛の例示としてメルトブローン不織布が開示され
ている。
報において、熱可塑性ポリビニルアルコール樹脂からな
る不織布が開示されているが、該出願あるいは他の先願
においても、他のシート、特にポリオレフィンシートと
のヒートシール性に問題があった。
ビニルアルコールとポリオレフィンの両者が混合された
繊維からなり、両者の性質を合わせもち、さらには、ポ
リビニルアルコール系シートのみならず、ポリオレフィ
ン系シートにもヒートシール可能な不織布を提供するこ
とにある。
塑性ポリビニルアルコールからなる第1成分を10〜9
0%、重量平均分子量が5,000以下のポリエチレン
からなる第2成分を90〜10%の比率でブレンドした
樹脂からなる不織布であり、また、熱可塑性ポリビニル
アルコールからなる第1成分を10〜90%、重量平均
分子量が5,000以下のポリエチレンからなる第2成
分を30〜0.01%および少なくとも1種類のポリオ
レフィン樹脂からなる第3成分を90%未満の比率でブ
レンドした樹脂からなる不織布である。
コールからなる第1成分を10〜90%、重量平均分子
量が5,000以下のポリエチレンからなる第2成分を
30〜0.01%、少なくとも1種類のポリオレフィン
樹脂からなる第3成分を90%未満の比率でブレンドし
た樹脂を、複数個配列されたノズル孔から溶融紡糸した
フィラメント群を吸引ジェットにて引き取り、噴射気流
により形成面上に吹き付け、ウェブを形成させた後ボン
ディング処理することを特徴とする不織布の製造方法で
ある。
コールからなる第1成分を10〜90%、重量平均分子
量が5,000以下のポリエチレンからなる第2成分を
30〜0.01%、少なくとも1種類のポリオレフィン
樹脂からなる第3成分を90%未満の比率でブレンドし
た樹脂を、紡糸ノズル温度220℃以上、熱風量0.0
1〜2.0Nm3/分/cmの条件下で紡出し、紡糸ノ
ズルから50cm以内離れた捕集装置上に吹き付けるこ
とにより極細繊維ウェブを得ることを特徴とする不織布
の製造方法である。
分であるポリビニルアルコールは、熱可塑性であれば特
に限定されず、ポリビニルアルコールのホモポリマー、
共重合、末端変性、および後反応により官能基を導入し
た変性ポリビニルアルコールも包含する。
重合度(以下、重合度と略記する場合がある)は200
〜700が好ましく、230〜500がより好ましく、
250〜450が特に好ましい。重合度が700を超え
ると溶融粘度が高いため、紡糸ノズルからポリマーを安
定に吐出することができない場合がある。特に本発明の
不織布をメルトブロー法にて製造する場合においては、
その繊維径が太くなり、また繊維が部分的にコイル状あ
るいは鞠状の固まりとなったものが混在するようにな
り、ザラついた手触りの不織布になってしまい、メルト
ブローン不織布の特徴を生かすことができなくなる。ま
たさらに過剰に重合度を上げた場合、ノズルからポリマ
ーを吐出することができなくなる。また、重合度が20
0未満の場合には、紡糸時に十分な曳糸性が得られない
ため、繊維形成そのものが困難である。
6726に準じて測定される。すなわち、PVAを再鹸
化し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘度
[η](dl/g)から次式により求められるものであ
る。 P=([η]×103/8.29)(1/0.62) 重合度が上記範囲にある時、本発明の目的がより好適に
達せられる。
〜99.99モル%が好ましく、92〜99.98モル
%がより好ましく、93〜99.97モル%がさらに好
ましく、94〜99.96モル%が特に好ましい。鹸化
度が90モル%未満の場合にはPVAの熱安定性が悪
く、熱分解やゲル化によって紡糸を行うことが困難とな
り、後述する共重合モノマーの種類によっては本発明で
目的とする不織布を得られない場合がある。一方、鹸化
度が99.99モル%よりも大きいPVAは安定に製造
することが困難であり、繊維化も安定にできない場合が
ある。
コールユニットに対するトライアッド表示による水酸基
3連鎖の中心水酸基のモル分率が66〜99.9モル%
であることが好ましく、70〜99モル%がより好まし
く、74〜97モル%がさらに好ましく、75〜96モ
ル%が特に好ましく、76〜95モル%が最も好まし
い。本発明にいうトライアッド表示による水酸基3連鎖
の中心水酸基とは、PVAのd6−DMSO溶液での5
00MHz 1HNMR(JEOL GX−500)装
置、65℃測定による水酸基プロトンのトライアッドの
タクティシティを反映するピーク(I)を意味する。ピ
ーク(I)はPVAの水酸基のトライアッド表示のアイ
ソタクティシティ連鎖(4.54ppm)、ヘテロタク
ティシティ連鎖(4.36ppm)およびシンジオタク
ティシティ連鎖(4.13ppm)の和で表され、全て
のビニルアルコールユニットにおける水酸基に由来する
ピーク(II)はケミカルシフト4.05ppmから4.
70ppmの領域に現れることから、本発明のビニルア
ルコールユニットに対するトライアッド表示による水酸
基3連鎖の中心水酸基のモル分率は、100×(I)/
(II)で表されるものである。
基3連鎖の中心水酸基の量を制御することで、PVAの
水溶性、吸湿性、耐水性など水に関わる諸物性、強度、
伸度、弾性率など繊維に関わる諸物性、融点、溶融粘
度、溶融粘性など溶融成形に関わる諸物性をコントロー
ルできる。これはトライアッド表示による水酸基3連鎖
の中心水酸基は結晶性に富み、PVAの特長を発現させ
るためと思われる。
連鎖の中心水酸基の含有量が66モル%未満の場合に
は、ポリマーの結晶性が低下し、溶融紡糸時の曳糸性が
乏しく本発明で目的とする不織布が満足に得られない場
合がある。PVAのトライアッド表示による水酸基3連
鎖の中心水酸基の含有量が99.9モル%より大きい場
合には、ポリマーの融点が高いため溶融成形温度を高く
する必要があり、その結果、ポリマー溶融成形時の熱安
定性が悪く、分解、ゲル化および着色等のトラブルが発
生する場合がある。
は160〜230℃が好ましく、170〜227℃がよ
り好ましく、175〜224℃がさらに好ましく、18
0〜220℃が特に好ましい。融点が160℃未満の場
合には、PVAの結晶性が低下し十分な強度を有する繊
維が得られないと同時に、紡糸時に十分な曳糸性が得ら
れず、不織布としての性能を保持できないウェブになっ
てしまい、さらには、ウェブ化できない場合もある。一
方、融点が230℃を超えると紡糸温度が高くなり、P
VAの分解温度に近づくために不織布を安定に製造する
ことができない場合がある。
囲気中、昇温速度10℃/分で250℃まで昇温後、室
温まで冷却し、再度昇温速度10℃/分で250℃まで
昇温した場合のPVAの融点を示す吸熱ピークのピーク
トップの温度を意味する。
テル系重合体のビニルエステル単位を鹸化することによ
り得られる。ビニルエステル単位をポリマー中に導入す
るためのビニル化合物単量体としては、ギ酸ビニル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、カ
プリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニルおよびバーサテ
ィック酸ビニル等が挙げられ、これらの中でもPVAを
得る点からは酢酸ビニルが好ましい。
ルアルコール単位およびビニルエステル単位以外の単量
体単位を含有していることが好ましい。このような単位
としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブ
テン、1−ヘキセン等のα−オレフィン類、アクリル酸
およびその塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピル等の
アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
n−プロピル、メタクリル酸i−プロピル等のメタクリ
ル酸エステル類、アクリルアミド、N−メチルメタクリ
ルアミド、n−エチルメタクリルアミド等のメタクリル
アミド誘導体、メチルビニルエーテル、エチルビニルエ
ーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プロピルビ
ニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類、エチレングリコールビニルエーテル、1,3
−プロパンジオールビニルエーテル、1,4−ブタンジ
オールビニルエーテル等のヒドロキシ基含有のビニルエ
ーテル類、アリルアセテート、プロピルアリルエーテ
ル、ブチルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテル等
のアリルエーテル類、オキシアルキレン基を有する単量
体、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン類、酢
酸イソプロペニル、3−ブテン−1−オール、4−ペン
テン−1−オール、5−ヘキセン−1−オール、7−オ
クテン−1−オール、9−デセン−1−オール3−メチ
ル−3−ブテン−1−オール等のヒドロキシ基含有のα
−オレフィン類、フマール酸、マレイン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメリット
酸または無水イタコン酸等に由来するカルボキシル基を
有する単量体;エチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等に由来するスルホン酸基を
有する単量体;ビニロキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ビニロキシメチルジエチルアミン、N−
アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、N−アクリルアミドジメチルアミン、アリルトリメ
チルアンモニウムクロライド、メタアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ジメチルアリルアミン、アリル
エチルアミン等に由来するカチオン基を有する単量体が
挙げられる。これらの単量体の含有量は、通常25モル
%以下である。
などからエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテ
ン、1−ヘキセン等のα−オレフィン類、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニル
エーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル等のビニルエーテル類、エチレングリコー
ルビニルエーテル、1,3−プロパンジオールビニルエ
ーテル、1,4−ブタンジオールビニルエーテル等のヒ
ドロキシ基含有のビニルエーテル類、アリルアセテー
ト、プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、
ヘキシルアリルエーテル等のアリルエーテル類、オキシ
アルキレン基を有する単量体、3−ブテン−1−オー
ル、4−ペンテン−1−オール、5−ヘキセン−1−オ
ール、7−オクテン−1−オール、9−デセン−1−オ
ール、3−メチル−3−ブテン−1−オール等のヒドロ
キシ基含有のα−オレフィン類に由来する単量体が好ま
しい。
性、吸水性、水膨潤性等水に対して優れた親和性を示す
観点から、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブ
テンの炭素数4以下のα−オレフィン類、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニル
エーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル等のビニルエーテル類がより好ましい。炭
素数4以下のα−オレフィン類および/またはビニルエ
ーテル類に由来する単位は、PVA中に0.1〜25モ
ル%存在していることが好ましく、4〜15モル%がさ
らに好ましく、6〜13モル%が特に好ましい。さら
に、α−オレフィンがエチレンである場合は、紡糸時の
曳糸性が良好となり、平均繊維径40μm以下の繊維が
安定して形成されることから、特にエチレン単位が3〜
20モル%、より好ましくは6〜13モル%導入された
変性PVAを使用することが好ましい。
ては、溶液重合、バルク重合、パール重合、乳化重合等
をあげることができる。その中でも、無溶媒あるいはア
ルコールなどの溶媒中で重合する塊状重合法や溶液重合
法が通常採用される。溶液重合時に溶媒として使用され
るアルコールとしては、メチルアルコール、エチルアル
コール、プロピルアルコールなどの低級アルコールが挙
げられる。共重合に使用される開始剤としては、α,
α’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチル−バレロニトリル)、過酸化ベン
ゾイル、n−プロピルパーオキシジカーボネートなどの
アゾ系開始剤または過酸化物系開始剤などの公知の開始
剤が挙げられる。重合温度については特に制限はない
が、0〜150℃の範囲が適当である。
金属イオンが含有されていてもよい。該アルカリ金属イ
オンの含有割合は、PVA100質量部に対して0.0
003〜1質量部が好ましく、0.0003〜0.8質
量部がより好ましく、0.0005〜0.6質量部がさ
らに好ましく、0.0005〜0.5質量部が特に好ま
しい。アルカリ金属イオンの含有割合が0.0003質
量部未満の場合には、ブローン時にゲル化しやすく繊維
化しにくいばかりでなく、十分な水溶性が得られず未溶
解物が残る場合がある。また、アルカリ金属イオンの含
有量が1質量部より多い場合にはブローン時の分解およ
びゲル化が著しく繊維化することが困難となる場合があ
る。アルカリ金属イオンとしては、カリウムイオン、ナ
トリウムイオン等が挙げられる。
PVA中に含有させる方法は特に制限されず、一旦PV
Aを得た後にアルカリ金属イオン含有の化合物を添加す
る方法、ビニルエステルの重合体を溶媒中において鹸化
するに際し、鹸化触媒としてアルカリイオンを含有する
アルカリ性物質を使用することによりPVA中にアルカ
リ金属イオンを配合し、鹸化して得られたPVAを洗浄
液で洗浄することにより、PVA中に含まれるアルカリ
金属イオンを制御する方法などが挙げられるが後者の方
が好ましい。尚、アルカリ金属イオンの含有量は、原子
吸光法で求めることができる。
しては、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムが挙げ
られる。鹸化触媒に使用するアルカリ性物質のモル比
は、酢酸ビニル単位に対して0.004〜0.5が好ま
しく、0.005〜0.05が特に好ましい。鹸化触媒
は、鹸化反応の初期に一括添加しても良いし、鹸化反応
の途中で追加添加しても良い。鹸化反応の溶媒として
は、メタノール、酢酸メチル、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。これらの溶媒
の中でもメタノールが好ましく、含水率を0.001〜
1%に制御したメタノールがより好ましく、含水率を
0.003〜0.9%に制御したメタノールがより好ま
しく、含水率を0.005〜0.8%に制御したメタノ
ールが特に好ましい。洗浄液としては、メタノール、ア
セトン、酢酸メチル、酢酸エチル、ヘキサン、水などが
あげられ、これらの中でもメタノール、酢酸メチル、水
の単独もしくは混合液がより好ましい。洗浄液の量とし
てはアルカリ金属イオンの含有割合を満足するように設
定されるが、通常、PVA100質量部に対して、30
0〜5000質量部がより好ましい。洗浄温度として
は、5〜80℃が好ましく、20〜70℃がより好まし
い。洗浄時間としては20分間〜10時間が好ましく、
1時間〜6時間がより好ましい。
溶融粘度を下げるためや不織布の柔軟性を付与するため
に可塑剤を添加してもよい。可塑剤としては、PVAの
ガラス転移点や溶融粘度を低下させうる化合物であれば
特に制限はないが、例えば、水、エチレングリコールお
よびそのオリゴマー、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、およびそのオリゴマー、ポリグリセリ
ンやグリセリン等にエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド等が付加したグリセリン誘導体、ソルビトー
ル、ペンタエリスリトール等が挙げられる。中でもグリ
セリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ソルビトール、ペンタエリストール等の多価アルコール
およびその誘導体が好適に使用される。可塑剤の添加量
に制限はないが、PVA100質量部に対して、0.0
1〜10質量部の範囲で可塑剤を添加することが好まし
い。
ン樹脂(PE)は、重量平均分子量が5,000以下で
あり、一般にポリエチレンワックスと称されているもの
である。かかるポリエチレン樹脂を第2成分として用い
ることで、ポリオレフィン系シートとのヒートシール性
が向上する。また、PVA系樹脂にポリオレフィン樹脂
を均一に混合させ、紡糸時の曳糸性を発現させるため
の、いわゆる分散剤としても働くものである。したがっ
て、この樹脂の重量平均分子量が5,000を超えると
分子量が大きすぎるために、分散剤としての機能を発現
しにくくなってしまう。分散性等の点から、重量平均分
子量3,000以下が好ましく、さらに好ましくは重量
平均分子量1,000〜2,000である。
フィン系樹脂を第3成分として用いても良い。該ポリオ
レフィン樹脂は重量平均分子量10,000〜300,
000の樹脂を用いることが好ましく、重量平均分子量
50,000〜200,000の樹脂を用いることがよ
り好ましい。本発明に適用されるポリオレフィン樹脂
は、特に限定はなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブチレン、ポリペンテン等およびこれらの改質ポリ
マーあるいは混合物であってもよいが、中でもポリプロ
ピレン(PP)を用いることが好ましい。ポリプロピレ
ン樹脂は、ポリオレフィン樹脂のなかで最も曳糸性に優
れかつポリエチレン樹脂との親和性も高く、安価で入手
し易いというメリットがある。また、ヒートシールを行
う場合、相手のシート(不織布、フィルム)を構成する
樹脂としてもポリプロピレン樹脂が一般的に用いられて
いる場合が多く、本発明のポリオレフィンもポリプロピ
レンを使用することが有効となる。
ンを用いる場合は、MFRが1〜2,000の樹脂を用
いることが好ましい。MFRが1未満であると、溶融粘
度が高くなりすぎてしまい、均一に分散することが難し
く、特にメルトブローン不織布に加工したい場合には、
一部の繊維がコイル状になってウェブに混入してしまう
ため、非常に不均一な不織布になってしまう場合があ
る。一方、2,000を超えると樹脂粘度があまりにも
低く、例えば、本発明においてメルトブローン不織布を
得る際、製造時の紡糸性が非常に不安定になり、良好な
ウェブを製造しにくい場合がある。
なる第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,0
00以下のポリエチレンからなる第2成分を90〜10
%の比率とすることで、オレフィンシートとの好ましい
ヒートシール性を得ることが可能である。そして、さら
に好ましくは、該第1成分を30〜90%、該第2成分
を70〜10%の比率でブレンドした樹脂であり、さら
に好ましくは、該第1成分を60〜90%、該第2成分
を40〜10%の比率でブレンドした樹脂である。
からなるシートとヒートシールをする場合、その樹脂と
のより強固なヒートシール強度を得るためには、PVA
からなる第1成分を10〜90%、重量平均分子量が
5,000以下のポリエチレンからなる第2成分を30
〜0.01%および少なくとも1種類のポリオレフィン
樹脂からなる第3成分を90%未満の比率でブレンドし
た樹脂であることが好ましい。より好ましくは、PVA
からなる第1成分を30〜70%、重量平均分子量が
5,000以下のポリエチレンからなる第2成分を30
〜0.01%および第3成分を70%未満の比率でブレ
ンドした樹脂であり、さらに好ましくは第1成分を40
〜60%、第2成分を10〜0.01%および第3成分
を60%未満の比率でブレンドした樹脂である。なお第
3成分は、本発明の不織布と貼り合わせる対象となるシ
ートとの間で最も高いヒートシール強度を得ることので
きる樹脂を1種類あるいは2種以上の混合物として選択
し、使用することが好ましい。
は、各成分が均一に混合できれば特に限定されないが、
例えば、予め本発明の第2成分であるポリエチレンを使
用する第1成分のPVA樹脂に練り込んでマスターバッ
チとし、このマスターバッチに第3成分のポリオレフィ
ンをチップブレンドする方法でも良いし、あるいは、二
軸押出機等を用いて、第1成分のPVA樹脂を押し出す
と共に、第2成分および第3成分を添加混練する方法で
も良い。
で、必要に応じて銅化合物等の安定剤、着色剤、紫外線
吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、
可塑剤、潤滑剤、結晶化速度遅延剤を重合反応時、また
はその後の工程で添加することができる。特に熱安定剤
としてヒンダードフェノール等の有機系安定剤、ヨウ化
銅等のハロゲン化銅化合物、ヨウ化カリウム等のハロゲ
ン化アルカリ金属化合物を添加すると、繊維化の際の溶
融滞留安定性が向上するので好ましい。
nm以下の微粒子を0.1〜5%、重合反応時、または
その後の工程で添加することができる。微粒子の種類は
特に限定されず、例えばシリカゲル(コロイダルシリ
カ)、乾式法シリカ、酸化アルミニウムを含有する乾式
法シリカ、粒子表面にアルキル基を有し、かつ粒子表面
にシラノール基を封鎖した乾式法シリカ、アルミナゾル
(コロイダルアルミナ)、酸化チタン、炭酸カルシウム
およびそのゾル(コロイダル炭酸カルシウム)等の不活
性微粒子;リン化合物と金属化合物とをPVAの重合反
応系で反応析出せしめた内部析出微粒子などをあげるこ
とができる。特に平均粒子径15〜70nmのシリカが
好ましく、紡糸性が向上する。
明する。本発明の不織布を製造する方法としては、スパ
ンボンド法やメルトブロー法、フラッシュ紡糸法などの
直接法や短繊維からカードウェブを得、これを水流絡
合、エンボスあるいはニードルパンチなどの繊維固定方
法により製造する方法があり、これら不織布化の方法に
ついては特に限定されない。しかしながら、元来PVA
繊維はその製造および加工において水系の処理剤を使用
する工程を用いてフィラメントやステープルを製造する
ことが難しいので、スパンボンド法やメルトブロー法の
ようにコンパクトな直接法を用いて製造することが本発
明の不織布の製造方法としてより好ましい。
ン樹脂を用いた不織布であり、公知の製法であれば特に
問題なく製造することができるが、既に述べたとおり、
スパンボンド法またはメルトブロー法により製造される
不織布であることが好ましい。このうち、樹脂の持つ曳
糸性をあまり強く要求しない技術であるメルトブロー法
が特に好ましい。特に、20μm以下の繊維径を有する
超極細繊維からなる本発明の不織布を得ようとする場合
には、最も好ましい方法である。この方法を用いること
により超極細繊維不織布を安定に効率よく製造できると
いうメリットがある。
造する場合、既に公知の方法、装置において製造可能で
ある。すなわち、前述のPVA樹脂とポリオレフィンと
のブレンド樹脂を加熱溶融して紡糸口金から吐出させ、
得られた紡出糸条を従来公知の横型吹き付けや環状吹き
つけなどの冷却装置を用いて冷却した後、引き取り手段
(例えば、エアサッカー等の吸引装置やローラー等)を
用いて牽引細化し、引き続き、吸引装置から排出された
糸条群を開繊させた後、スクリーンから成るコンベアの
如き移動堆積装置上に開繊堆積させてウェブとする。次
いで、この移動堆積装置上に形成されたウェブに、加熱
されたエンボス装置または超音波融着装置などの部分熱
圧着装置を用いて部分的に熱圧着を施すことにより長繊
維ウェブを得る。
場合、紡出条件を1000〜7000m/分の高速で牽
引細化するとよく、より好ましくは3000〜6000
m/分である。紡出糸条を牽引細化する際に牽引速度が
1000m/分未満では、重合体の配向結晶化が進ま
ず、得られる長繊維ウェブの機械的強度が低下し、寸法
安定性にも劣り、また、太い径の繊維の不織布となるた
め、地合や柔軟性が劣る傾向のものとなる。一方、牽引
速度が7000m/分を超えると、糸切れが発生しやす
く、均一な長繊維ウェブを得ることができない場合があ
る。
スパンボンド不織布製造設備に組み込まれている物と基
本的に同様であり、加熱された凹凸ロールと平滑ロー
ル、あるいは一対の凹凸ロールあるいは一対の平滑ロー
ルからなるものである。このロ−ル間に長繊維ウェブを
通布して、加熱された凹凸ロ−ルの凸部がウェブを押圧
し、凸部に該当する部分の長繊維が溶融または軟化して
繊維同士を熱圧着により固定させ、所望の機械的強力を
有する長繊維ウェブとなる。また、長繊維ウェブに部分
的熱圧着処理を施すことにより、ウェブ製造後のハンド
リング性に優れる物とすることができるが、本発明にお
いては、特に限定されるものではない。
からなる不織布は、フィルター用途をはじめ多くの用途
が開発されてきており、メルトブロ−法による重合体の
紡糸方法については、「Industrial and Engineering C
hemistry」(48巻、第8号p1342〜1346、1956
年)に基本的な装置および方法が開示されている。本発
明においても、同じ手法で不織布製造が可能であり、例
えば、本発明においては常法のメルトブローン用装置を
用いて、PVA樹脂に、ポリエチレンを予め練り込んだ
ポリプロピレン樹脂をチップブレンドし、紡糸孔から溶
融紡出すると同時に、紡糸孔に隣接して設置されたスリ
ット状気体吹出口から紡糸温度とほぼ同じ温度の高温高
速気体を噴出して細化繊維化した極細繊維流を移動する
コンベアネット上に捕集して目的の不織布を得ることが
可能であるが、本発明においては、特に限定されるもの
ではない。
法により得る場合において、良好なシート形態を保ちか
つ良好な触感と柔軟性、および通気性を有するようにす
るためには、PVA樹脂とポリエチレン樹脂および/ま
たはポリオレフィン樹脂とをブレンドした樹脂を220
℃以上の温度で溶融押出し、熱風量0.01〜2.0N
m3/分/cmで細化紡糸し、さらには紡糸ノズルとコ
ンベアネット間の距離を50cm以内、好ましくは10
〜50cmに設定するのがよい。これが50cm以上大
きく離れるとシート形態を保つことが困難になる。ま
た、10cmより小さくなると、繊維同士の膠着が激し
く、不織布の良好な触感がそこなわれる場合がある。
一部あるいは全ての繊維を熱圧着することにより繊維間
の接着力を向上し、不織布強度の向上を行っても良い。
本発明のメルトブローン不織布を構成する繊維は、その
ウェブ形成時の繊維同士の接着度合いが低いため、ウェ
ブの繊維が引き抜かれる形で破断する場合がある。そこ
で、例えば熱エンボス加工や熱カレンダー等によって繊
維同士を部分的にあるいは全面に渡って熱圧着し固定す
ることでウェブ強度を向上させ、実用性を向上させるこ
とができる。熱圧着処理における加熱ロールの温度、圧
力、処理速度、エンボスロール模様等は目的に応じて適
宜選択することができる。本発明における不織布を構成
するPVA系繊維は、水に対して活性であって水の存在
下では見かけの融点が低下することから、水を付与した
後で熱圧処理を行う場合には、加熱ロールの温度を下げ
ることが可能である。
は、平均繊維径1〜40μmという細い繊維からなり、
通気度10〜400cc/cm2/秒という良好な通気
性を有し、平均ポアサイズが1〜200μmであるよう
な密な構造を有する不織布とすることがより好ましい。
平均繊維径が1μmより小さくなる場合には、不織布と
しての強度が低下してしまう場合がある。逆に平均繊維
径が20μmを超えると風合いが硬くなったり、地合が
粗くなるため、ポリオレフィンのシートにヒートシール
した場合、安定したヒートシール強度を発揮しにくい場
合がある。さらに、このような不織布は形態安定性が悪
くなったり、シートの取扱が難しく操業性が低下すると
いう問題が発生する場合もある。同様に、通気度が40
0cc/cm2/秒を超える場合、あるいは平均ポアサ
イズが200μmを超える場合においても、このような
不織布は地合が粗くなるため、品質の安定性、形態安定
性に欠けるという問題点が発生する場合が生ずる。反対
に、通気度が1cc/cm2/秒未満の場合、あるいは
平均ポアサイズが1μmより小さい場合においては、不
織布としては均一なものであり外観上は好ましいもの
の、不織布の特徴である通気性を発揮できなくなるため
好ましくない。また、不織布の目付としては10〜10
0g/m2程度がコスト的にも好ましい範囲である。
は、ポリビニルアルコールとポリオレフィンの性質を併
せ持つものである。例えば、この性質を利用すること
で、熱可塑性ポリビニルアルコールシートとのヒートシ
ール性は当然ながら、ポリオレフィン系シートとのヒー
トシール性にも優れ、これらのシートの間に介在して両
者を結合する接着剤として、あるいは本発明の熱可塑性
ポリビニルアルコール系繊維不織布の一端を熱可塑性熱
可塑性ポリビニルアルコール系シートとヒートシール
し、もう一方の端をポリオレフィンシートとヒートシー
ルすることで、これらのシートを連結することも可能に
なる。
を含んでいることから、水溶性、吸水性、水膨潤性など
水に対して強い親和性を示し、さらに、熱水に曝すこと
により、ポリビニルアルコール成分を抽出することが可
能である。特に本発明のメルトブロ−不織布は、その製
法における特徴から、できた繊維の結晶化が進んでいな
いため、冷水による抽出も可能である。
ことにより、繊維内に微多孔を有する、あるいはより細
い繊維からなる不織布とすることができる。
m)−5℃の温度で、熱処理することにより、結晶化を
進めることで、低温ではポリビニルアルコール成分が抽
出されない不織布とすることができる。この場合、処理
温度が40℃より低い場合には十分に結晶化した繊維が
得られず該不織布の水崩壊温度の向上効果を得ることが
できない。また処理温度がTm−5℃を超える場合には
繊維が熱により膠着し、不織布の表面がざらついたり、
風合いが硬くなる場合がある。
直接不織布を曝す方法以外で有ればよく、熱風、熱板、
熱ローラー等によって行うことができるが、工業的に連
続処理のしやすい熱ローラーを用いて処理する方法が好
ましい。この熱ローラーを用いる場合は、不織布を熱ロ
ーラーにタッチさせる方法を用いる。この熱処理は、不
織布の片面のみ熱処理しても良いし、両面を処理しても
良い、また、必要に応じて熱だけでなく圧力も同時に加
えてもよい。そして、不織布構成繊維のポリビニルアル
コール成分の水に対する抽出温度は、原料ポリマーの仕
様以外に、紡糸温度、紡糸速度等の製造条件や不織布に
してからの熱処理温度あるいは熱処理時間等の熱履歴に
よって、冷水で溶解する不織布から沸騰水でやっと抽出
される不織布まで、自由に変えることができる。
も併せもっており、補強その他の目的に応じて他の不織
布(例えば、スパンボンド、乾式不織布、湿式不織布な
ど)や織物、編物、網状物、フィルム等と積層して各種
製品に用いることができ、例えば、洗剤、浴用剤、殺菌
剤、脱臭剤、医薬、農薬等の薬剤、種、食品、餌などを
包装するための包装材料、各種商品、製品、部品、粉体
等のラッピング材料、使い捨てカイロ用袋、おむつライ
ナー、紙おむつ、生理用品、失禁パッド等の衛生材料、
サージカルガウン、サージカルテープ、マスク、シー
ツ、包帯、ガーゼ、清浄綿、救急絆基布、パップ材基
布、創傷被覆材等のメディカル関連製品、ホットメルト
用シート(仮止め用シートも含む)、芯地、マスキング
テープ、キャップ、フィルター類、ワイピングクロス
類、研磨布、タオル、おしぼり、化粧用パフ、化粧用パ
ック材、エプロン、手袋、テーブルクロス、便座カバー
等の各種カバー、壁紙、壁紙等の裏糊として使用される
通気性再湿接着材、水溶性玩具等の用途に用いることが
できる。また、本発明の不織布は、製品の製造段階でそ
の一部に用い、PVA成分を溶解除去することによって
最終製品に至るような中間資材的な使用も可能であり、
また、本発明の不織布を積層製品の一層に用いることも
可能と考えられる。さらに、常温水に膨潤する程度の変
性ポリビニルアルコール樹脂を用いて本発明の不織布を
製造することにより、不織布を高吸水性樹脂や高吸水性
繊維不織布の代替物として使用することも可能である。
るが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものでは
ない。なお、実施例中の%は断りのない限り質量に関す
るものである。
ッド表示による3連鎖の水酸基の割合およびPVAの融
点の測定法は前述した通りである。
1−B」型機を使用して測定した。試験用オレフィン系
シートとして出光ユニテック社製ポリプロピレンスパン
ボンド(PPSB)「RN2050」を使用した。ま
た、試験用PVA系シートは、以下の実施例の中で述べ
るような方法で製造した、熱可塑性PVA100%から
なるスパンボンド(PVASB)を使用した。試験用オ
レフィン系シートあるいはPVAシートと本発明のPV
A系繊維不織布について、50mm幅×100mm長の
サンプルを用意し、これらを重ねて、ヒートシール試験
機にて表1に示すような条件でシール処理した。シール
部のズレを除去する目的で、幅方向中央部25mmを切
り出し、これらのシール部分を引き剥がす方向に、サン
プルを広げ、両端を引張試験機にて引張り、シール部の
剥離時にかかる荷重をシール強度とした。
1000倍に拡大した写真を撮影し、この写真に2本の
対角線を引き、この対角線と交わった繊維の太さを倍率
換算した値を用いた。そして、それら繊維の100本の
平均値を平均繊維径として用いた。ただし、該当する繊
維が不鮮明であったり、複数本重なるなどして1本の繊
維径を測定できない場合は、測定対象から除外した。
準拠して測定した。
準拠して測定した。
フラジール法に準拠して測定した。
ter を用いてバブルポイント法により測定した。
た。 PP:JIS K 6758に準拠;230℃、2.1
6kg荷重。 PE:JIS K 6760に準拠;190℃、2.1
6kg荷重。
口を備えた100L加圧反応槽に酢酸ビニル29.0k
gおよびメタノール31.0kgを仕込み、60℃に昇
温した後30分間窒素バブリングにより系中を窒素置換
した。次いで、反応槽圧力が5.9kg/cm2となる
ようにエチレンを導入仕込みした。開始剤として2,
2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)(AMV)をメタノールに溶解した濃度
2.8g/L溶液を調製し、窒素ガスによるバブリング
を行って窒素置換した。上記の重合槽内温を60℃に調
整した後、上記開始剤溶液170mlを注入し重合を開
始した。重合中はエチレンを導入して反応槽圧力を5.
9kg/cm2に、重合温度を60℃に維持し、上記の
開始剤溶液を用いて610ml/hrでAMVを連続添
加して重合を実施した。10時間後に重合率が70%と
なったところで冷却して重合を停止した。反応槽を解放
して脱エチレンした後、窒素ガスをバブリングして脱エ
チレンを完全に行った。次いで減圧下、未反応酢酸ビニ
ルモノマーを除去し、ポリ酢酸ビニルのメタノール溶液
とした。得られた該ポリ酢酸ビニル溶液にメタノールを
加えて濃度が50%となるように調製したポリ酢酸ビニ
ルのメタノール溶液200g(溶液中の酢酸ビニルユニ
ットに対してモル比0.10)のアルカリ溶液(NaO
Hの10%メタノール溶液)を添加して鹸化を行った。
アルカリ添加後約2分の後、系がゲル化したものを粉砕
器にて粉砕し、60℃で1時間放置して鹸化を進行させ
た後、酢酸メチル1000gを加えて残存するアルカリ
を中和した。フェノールフタレイン指示薬を用いて中和
の終了を確認後、濾別して得られた白色固体のPVAに
メタノール1000gを加えて室温で3時間放置洗浄し
た。上記洗浄操作を3回繰り返した後、遠心脱液して得
られたPVAを乾燥機中70℃で2日間放置して乾燥P
VAを得た。
8.4モル%であった。また、該変性PVAを灰化させ
た後、酸に溶解したものを用いて原子吸光光度計により
測定したナトリウムの含有量は、変性PVA100質量
部に対して0.03質量部であった。また、重合後未反
応酢酸ビニルモノマーを除去して得られたポリ酢酸ビニ
ルのメタノール溶液をn−ヘキサンに添加して沈殿させ
たポリ酢酸ビニルを採取した後、該ポリ酢酸ビニルをア
セトンに溶解させ、再度n−ヘキサンに添加して沈殿さ
せる再沈精製を3回行った後、80℃で3日間減圧乾燥
を行って精製ポリ酢酸ビニルを得た。該ポリ酢酸ビニル
をd6−DMSOに溶解し、500MHz 1HNMR
(JEOL GX−500)装置を用いて80℃で測定
したところ、エチレンの含有量は10モル%であった。
上記のポリ酢酸ビニルのメタノール溶液をアルカリモル
比0.5で鹸化した後、粉砕したものを60℃で5時間
放置して鹸化を進行させた後、メタノールソックスレー
を3日間実施し、次いで80℃で3日間減圧乾燥を行っ
て精製されたエチレン変性PVAを得た。該PVAの粘
度平均重合度をJIS K6726に準じて測定したと
ころ330であった。該精製PVAの1,2−グリコー
ル結合量および水酸基3連鎖の水酸基の含有量を500
MHz 1HNMR(JEOL GX−500)装置に
よる測定から前述の通り求めたところ、それぞれ1.5
0モル%および83モル%であった。さらに、該精製さ
れた変性PVAの5%水溶液を調製し厚み10μmのキ
ャスト製フィルムを作成した。該フィルムを80℃で1
日間減圧乾燥を行った後に、DSC(メトラー社、TA
3000)を用いて、前述の方法によりPVAの融点を
測定したところ206℃であった。
平均分子量1700のポリエチレン(PE)樹脂(第2
成分)を、70対30の質量比で二軸押出機にて260
℃で溶融混練しながら押出し、該溶融ポリマー流をダイ
ヘッドに導き、ギヤポンプで計量し、直径0.3mmφ
の孔を1.0mmピッチで一列に並べたメルトブローン
ノズルから吐出させ、同時にこの樹脂に260℃の熱風
を噴射して吐出した繊維を成形コンベア上に捕集し、目
付50.5g/m2のメルトブローン不織布を得た。こ
の時の樹脂の単孔吐出量は0.5g/分/孔であり、熱
風量は0.15Nm3/分/cm幅であり、ノズルと捕
集コンベア間の距離は15cmであった。
でブレンドしたこと以外は、実施例1と同じ方法によ
り、不織布を得た。
700のポリエチレンを二軸押出機にて溶融混練した
後、ダイスより押出し、ポリエチレンが30%混練され
たポリプロピレンマスターバッチを得た。実施例1で用
いたPVA樹脂(第1成分)とこのポリプロピレンマス
ターバッチおよびMFR=100のPP樹脂(第3成
分)を用いてブレンドすることで、第1成分/第2成分
/第3成分の混合比をそれぞれ、80/3/17、70
/3/27、50/3/27、30/3/67、20/
3/77、70/0.1/29.9としたこと以外は、
実施例1と同じ方法により不織布を得た。
00および20の線状低密度ポリエチレンを使用したこ
と以外は実施例5と同じ方法により不織布を得た。
合度460かつ鹸化度98.0モル%、および重合度2
30かつ鹸化度99.2モル%のPVA樹脂を準備し
た。得られたPVA樹脂を第1成分として用いて実施例
5と同じ方法により不織布を得た。
合度340かつ鹸化度92.1モル%の樹脂を得た。こ
の樹脂を第1成分として用いて、実施例5と同じ方法に
より不織布を得た。
ぞれ20および1600の樹脂を用いたこと以外は、実
施例5と同じ方法により不織布を得た。
量がそれぞれ1200および2500の樹脂であること
以外は、実施例5と同じ方法により、不織布を得た。
脂を合成した。該樹脂を第1成分として用い、各樹脂成
分の比率は実施例9と同様の質量比とし、紡糸温度21
0℃、単孔吐出量を1.0g/分の条件下で紡糸口金よ
り溶融紡糸した。紡出糸条を冷却装置にて冷却した後、
引き続いて紡糸口金の下方に設けたエアサッカ−にて牽
引速度3600m/分で牽引細化し、公知の開繊機を用
いて開繊し、成型コンベア上に捕集堆積させウェブとし
た。次いで、このウェブをロール温度135℃としたフ
ラットロールと凹凸ロール(四角柄、1つの凸部先端面
積0.8mm2、圧着面積率15%)からなるエンボス
装置に通して線圧35kg/cmの条件で熱圧着し、繊
維径が23μmの長繊維からなる目付49.3g/m2
のスパンボンド不織布を得た。
細を表2に示した。全てのサンプルについて、紡糸性等
の生産性に問題はなく、良好な不織布を得ることができ
た。また、この不織布がブレンドしたオレフィンとPV
A樹脂の両方の性質を持つことを確認するために、PP
スパンボンドおよび熱可塑性PVA100%スパンボン
ド不織布とのヒートシール性を測定した結果も表2に示
した。実施例1〜18の不織布は、どちらのシートに対
しても良好なヒートシール性を示した。ただし、ここで
用いた熱可塑性PVAスパンボンド不織布は、実施例1
8で製造したPVA樹脂のみを用い、ポリオレフィンの
ブレンドを行うことなく実施例18と同じ方法で得た熱
可塑性PVA樹脂のみからなるスパンボンド不織布であ
る。
は、実施例1と同じ方法により、不織布を得たが、良好
なヒートシール性は得られなかった。(表2)
種類の原料のみをチップブレンドして使用したこと以外
は、実施例3と同じ方法により、不織布を得たが、この
不織布は全面にショットが発生し、安定に巻き取ること
ができなかった。(表2)
0,000の線状低密度ポリエチレン樹脂の2種類の原
料のみを70:30の比率でチップブレンドして使用し
たこと以外は、実施例3と同じ方法により、不織布を得
たが、この不織布は全面にショットが発生し、安定に巻
き取ることができなかった。(表2)
としたこと以外は、実施例18と同じ方法により、スパ
ンボンド不織布を得たが、良好なヒートシール性は得ら
れなかった。(表2)
ポリオレフィンの両者の性質を合わせ持ち、ポリビニル
アルコール系シートのみならず、ポリオレフィン系シー
トにもヒートシール可能な不織布を得ることができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリビニルアルコールからなる
第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,000
以下のポリエチレンからなる第2成分を90〜10%の
比率でブレンドした樹脂からなる不織布。 - 【請求項2】 熱可塑性ポリビニルアルコールからなる
第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,000
以下のポリエチレンからなる第2成分を30〜0.01
%および少なくとも1種類のポリオレフィン樹脂からな
る第3成分を90%未満の比率でブレンドした樹脂から
なる不織布。 - 【請求項3】 第1成分が粘度平均重合度200〜70
0、鹸化度90〜99.99モル%のポリビニルアルコ
ールである請求項1または2に記載の不織布。 - 【請求項4】 第1成分が炭素数4以下のα−オレフィ
ン単位および/またはビニルエーテル単位を0.1〜2
5モル%含有する変性ポリビニルアルコールである請求
項1〜3のいずれか1項に記載の不織布。 - 【請求項5】 第1成分がエチレン単位を3〜20モル
%含有する変性ポリビニルアルコールである請求項1〜
4のいずれか1項に記載の不織布。 - 【請求項6】 第1成分中の1,2−グリコール結合の
含有量が1.2〜2.0モル%である請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の不織布。 - 【請求項7】 第3成分がMFR=1〜2000のポリ
プロピレン樹脂である請求項2〜6のいずれか1項に記
載の不織布。 - 【請求項8】 不織布がスパンボンド不織布であって、
平均繊維径が1〜40μmである請求項1〜7のいずれ
か1項に記載の不織布。 - 【請求項9】 不織布がメルトブローン不織布であっ
て、該不織布を構成する繊維の平均繊維径が20μm以
下であり、通気度が1〜400cc/cm2/秒、平均
ポアサイズが1〜200μmである請求項1〜7のいず
れか1項に記載の不織布。 - 【請求項10】 熱可塑性ポリビニルアルコールからな
る第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,00
0以下のポリエチレンからなる第2成分を30〜0.0
1%、少なくとも1種類のポリオレフィン樹脂からなる
第3成分を90%未満の比率でブレンドした樹脂を、複
数個配列されたノズル孔から溶融紡糸したフィラメント
群を吸引ジェットにて引き取り、噴射気流により形成面
上に吹き付け、ウェブを形成させた後ボンディング処理
することを特徴とする不織布の製造方法。 - 【請求項11】 熱可塑性ポリビニルアルコールからな
る第1成分を10〜90%、重量平均分子量が5,00
0以下のポリエチレンからなる第2成分を30〜0.0
1%、少なくとも1種類のポリオレフィン樹脂からなる
第3成分を90%未満の比率でブレンドした樹脂を、紡
糸ノズル温度220℃以上、熱風量0.01〜2.0N
m3/分/cmの条件下で紡出し、紡糸ノズルから50
cm以内離れた捕集装置上に吹き付けることにより極細
繊維ウェブを得ることを特徴とする不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001223925A JP4593028B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001223925A JP4593028B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003041471A true JP2003041471A (ja) | 2003-02-13 |
JP4593028B2 JP4593028B2 (ja) | 2010-12-08 |
Family
ID=19057176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001223925A Expired - Fee Related JP4593028B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4593028B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004323987A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Kuraray Co Ltd | 耐水性不織シート |
JP2007533871A (ja) * | 2004-04-19 | 2007-11-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 高ガラス転移温度ポリマー類から製造されるナノファイバーを含有する繊維、不織布及び物品 |
JP2008208347A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-09-11 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリビニルアルコール系樹脂組成物およびフィルム |
JP2008223190A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Kuraray Co Ltd | 海島型混合紡糸繊維およびその製造方法ならびにそれを用いた人工皮革 |
CN107407029A (zh) * | 2015-03-09 | 2017-11-28 | 三井化学株式会社 | 非织造布层叠体、伸缩性非织造布层叠体、纤维制品、吸收性物品及卫生口罩 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0428733A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-31 | Kuraray Co Ltd | 樹脂組成物、樹脂成形物およびフイルム |
JP2000314067A (ja) * | 1999-02-24 | 2000-11-14 | Kuraray Co Ltd | 熱可塑性ポリビニルアルコール系メルトブローン不織布及びその製造方法 |
JP2001143680A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Kuraray Co Ltd | 不織布及び該不織布からなる電池用セパレータ |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001223925A patent/JP4593028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0428733A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-31 | Kuraray Co Ltd | 樹脂組成物、樹脂成形物およびフイルム |
JP2000314067A (ja) * | 1999-02-24 | 2000-11-14 | Kuraray Co Ltd | 熱可塑性ポリビニルアルコール系メルトブローン不織布及びその製造方法 |
JP2001143680A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Kuraray Co Ltd | 不織布及び該不織布からなる電池用セパレータ |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004323987A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Kuraray Co Ltd | 耐水性不織シート |
JP2007533871A (ja) * | 2004-04-19 | 2007-11-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 高ガラス転移温度ポリマー類から製造されるナノファイバーを含有する繊維、不織布及び物品 |
JP4834659B2 (ja) * | 2004-04-19 | 2011-12-14 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 高ガラス転移温度ポリマー類から製造されるナノファイバーを含有する繊維、不織布及び物品 |
JP2008208347A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-09-11 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリビニルアルコール系樹脂組成物およびフィルム |
JP2008223190A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Kuraray Co Ltd | 海島型混合紡糸繊維およびその製造方法ならびにそれを用いた人工皮革 |
CN107407029A (zh) * | 2015-03-09 | 2017-11-28 | 三井化学株式会社 | 非织造布层叠体、伸缩性非织造布层叠体、纤维制品、吸收性物品及卫生口罩 |
CN107407029B (zh) * | 2015-03-09 | 2019-10-25 | 三井化学株式会社 | 非织造布层叠体、伸缩性非织造布层叠体、纤维制品、吸收性物品及卫生口罩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4593028B2 (ja) | 2010-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20090057454A (ko) | 필터재 및 그 제조 방법 | |
JP4094169B2 (ja) | 熱可塑性ポリビニルアルコール系メルトブローン不織布及びその製造方法 | |
JP2008095254A (ja) | 極細スパンボンド不織布及びその用途 | |
JP2006089851A (ja) | 極細長繊維不織布とその製造方法およびその用途 | |
JP4021238B2 (ja) | 極細長繊維不織布からなる人工皮革およびその製造方法 | |
JP4368490B2 (ja) | 多成分系長繊維からなる不織布およびその製法 | |
JP4648755B2 (ja) | 湿式抄造用のバインダー繊維 | |
JP4593028B2 (ja) | 熱可塑性ポリビニルアルコール/オレフィン系不織布とその製造方法 | |
JP2007321309A (ja) | 高機能性不織布とその製造方法およびその用途 | |
JP4680083B2 (ja) | 官能基を有する極細繊維シート | |
JP4282857B2 (ja) | 複合繊維 | |
JP2008038294A (ja) | 金属メッキ繊維および同繊維からなる不織布 | |
JP2003306861A (ja) | 長繊維不織布 | |
JP4754060B2 (ja) | 耐熱性を有する熱可塑性ポリビニルアルコール組成物、該組成物を含む繊維 | |
JP4368492B2 (ja) | リントフリー性に優れたワイパー | |
JP3887118B2 (ja) | 熱可塑性ポリビニルアルコール系長繊維不織布およびその製造方法 | |
JP2006063488A (ja) | 高伸度極細長繊維不織布 | |
JP6192395B2 (ja) | 徐放性複合繊維およびその製造方法 | |
JP4245772B2 (ja) | ポリビニルアルコール系長繊維不織布 | |
JP4094184B2 (ja) | 水溶性を有する熱可塑性ポリビニルアルコール繊維 | |
JP2001279569A (ja) | ポリビニルアルコール系耐水性長繊維不織布 | |
JP2001003249A (ja) | 洗剤包装用水溶性不織布 | |
JP2001355175A (ja) | 熱可塑性ポリビニルアルコール系極細繊維不織布とその製法 | |
JP4230077B2 (ja) | 水溶性を有する熱可塑性ポリビニルアルコール繊維 | |
JP2001062218A (ja) | 熱可塑性ポリビニルアルコール系メルトブローン不織布フィルター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100824 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100915 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |