JP2003040676A - 窒化けい素焼結体およびその製造方法 - Google Patents

窒化けい素焼結体およびその製造方法

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JP2003040676A
JP2003040676A JP2001224837A JP2001224837A JP2003040676A JP 2003040676 A JP2003040676 A JP 2003040676A JP 2001224837 A JP2001224837 A JP 2001224837A JP 2001224837 A JP2001224837 A JP 2001224837A JP 2003040676 A JP2003040676 A JP 2003040676A
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nitride sintered
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Michiyasu Komatsu
通泰 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1600℃以下の低温度で焼結して製造した場
合であっても、従来の窒化けい素焼結体と同等以上の緻
密さと窒化けい素焼結体本来の高い機械的強度とを備
え、さらに焼結したままの状態でも平滑で良好な表面性
状を有し、各種構造部品として好適な窒化けい素焼結体
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】エルビウム,ホルミウムの少なくとも一方
を酸化物に換算して2〜10質量%と,アルミニウムを
酸化物に換算して2.5〜7質量%と,マグネシウムを
酸化物に換算して1.5〜4質量%と、残部を構成する
窒化けい素とから成り、ビッカース硬度が1500以上
であることを特徴とする窒化けい素焼結体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化けい素を主成分
とする窒化けい素焼結体およびその製造方法に係り、特
に1600℃以下の低温度で焼結した場合においても、
従来の窒化けい素焼結体と同等以上の緻密さと窒化けい
素焼結体本来の機械的強度とを備え、さらに焼結したま
まの状態でも平滑で良好な表面性状を有し、各種構造部
品として好適な窒化けい素焼結体およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の窒化けい素焼結体の焼結組成とし
ては窒化けい素−希土類酸化物−酸化アルミニウム系、
窒化けい素−希土類酸化物−酸化アルミニウム−酸化チ
タン系等が知られている。上記焼結組成における希土類
酸化物等の焼結助剤は、焼結中にSi−希土類元素−A
l−O−N等からなる粒界相(液相)を生成させ、焼結
体を緻密化し高強度化するために添加されている。
【0003】従来の窒化けい素焼結体は窒化けい素原料
粉末に上記のような焼結助剤を添加物として加えて成形
し、得られた成形体を焼成炉を使用して1700〜19
00℃程度の高温で所定時間焼成する方法で量産されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法においては、焼結温度が1700〜190
0℃と極めて高いため、焼成炉およびその付属機器の耐
熱仕様を高度化する必要があり、製造設備費が高騰する
上に、連続式の製造プロセスを採用することが困難であ
り、窒化けい素焼結体の製造コストが大幅に上昇すると
ともに量産性が低下する問題点があった。
【0005】また、上記従来方法によって製造された窒
化けい素焼結体では、焼結温度が前記のように1700
〜1900℃と極めて高いために、焼結したまま(as
sintered)の焼結体表面(以下、「焼結仕上
り面」という。)の表面粗さが大きくなるとともに、焼
結仕上り面に存在する気孔の径が大きくなる欠点があっ
た。そして、この気孔部分に応力が集中し易いため、焼
結仕上り面の強度特性が不十分となる問題点があった。
【0006】上記のような表面性状や強度特性が低下し
た部分を有する焼結体は、そのまま構造部品としては使
用できないため、予め焼結仕上り面を研磨加工法等によ
り後加工し、所望の強度を有する加工面を露出させた後
に、初めて製品としての各構造部品を製作する必要があ
った。そのため、構造部品の製造工程が複雑化するに伴
って製品の製造コストを大幅に押し上げてしまうという
問題点もあった。
【0007】本発明は上記のような課題要請に対処する
ためになされたものであり、特に1600℃以下の低温
度で焼結して製造した場合であっても、従来の窒化けい
素焼結体と同等以上の緻密さと窒化けい素焼結体本来の
高い機械的強度とを備え、さらに焼結したままの状態で
も平滑で良好な表面性状を有し、各種構造部品として好
適な窒化けい素焼結体およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するため、従来の窒化けい素焼結体を製造する際に、
一般的に使用されていた窒化けい素原料粉末の種類、焼
結助剤や添加物の種類および添加量、焼成条件を種々変
えて、それらの要素が焼結体の特性に及ぼす影響を実験
により確認した。
【0009】その結果、微細な窒化けい素原料粉末に、
エルビウムおよびホルミウムの少なくとも1種の酸化物
と、酸化マグネシウムと酸化アルミニウムと、必要に応
じて酸化ストロンチウムと、窒化アルミニウムと、T
i,Hf,Zr,Wの酸化物,炭化物,窒化物,けい化
物,ホウ化物から成る群より選択される少なくとも1種
を所定量ずつ添加した原料混合体を調製したときに、焼
結性が大幅に改善され、1600℃以下の低温度で焼結
した場合においても、焼結したままの状態であっても平
滑で表面性状が良好な窒化けい素焼結体が得られること
が判明した。
【0010】本発明は上記知見に基づいて完成されたも
のである。
【0011】すなわち、本発明に係る窒化けい素焼結体
は、エルビウム,ホルミウムの少なくとも一方を酸化物
に換算して2〜10質量%と,アルミニウムを酸化物に
換算して2.5〜7質量%と,マグネシウムを酸化物に
換算して1.5〜4質量%と、残部を構成する窒化けい
素とから成り、ビッカース硬度が1500以上であるこ
とを特徴とする。
【0012】上記本発明に係る窒化けい素焼結体におい
て、酸化ストロンチウム(SrO)を2質量%以下含有
することが好ましい。また窒化アルミニウム(AlN)
を0.1〜4質量%含有することが好ましい。
【0013】また、前記エルビウムおよびホルミウムの
少なくとも一方の酸化物の一部を所定量の酸化イットリ
ウム(Y)で代替するように添加してもよい。す
なわち、前記エルビウムおよびホルミウムの少なくとも
一方の含有量を2〜8質量%と少な目に設定するととも
に、代替剤としての酸化イットリウム(Y)を2
質量%以下含有するように添加してもよい。
【0014】また、本発明に係る窒化けい素焼結体にお
いてチタン(Ti),ハフニウム(Hf),ジルコニウ
ム(Zr)およびタングステン(W)からなる群より選
択される少なくとも1種を酸化物に換算して0.1〜5
質量%含有することが好ましい。
【0015】さらに、本発明において、窒化けい素焼結
体がα相型およびβ相型窒化けい素を共に含有し、X線
回折法により測定したα相型窒化けい素の回折X線強度
比が25%以下であることが好ましい。
【0016】通常のα相型の窒化けい素原料粉末を使用
しても、1700〜1900℃程度の高温度で焼結した
場合には、得られる焼結体の大部分はβ型窒化けい素に
なる。しかるに本発明に係る窒化けい素焼結体では、あ
る程度の曲げ強度,硬度および破壊靭性値を共に確保す
るために、所定量のα相型窒化けい素が残存するように
所定の原料組成で1600℃以下の低温度で焼成してい
る。
【0017】本発明において、窒化けい素焼結体中に含
有されるα相型窒化けい素の割合(R)は、焼結体をX
線回折法により分析した際に得られるX線回折図中のα
相型窒化けい素の回折X線強度のピーク高さをα,α
…とし、β相型窒化けい素の回折X線強度のピーク高
さをβ,β…とした場合に下記算式(1)で与えら
れる。
【0018】
【数1】
【0019】上記窒化けい素焼結体中のα相型窒化けい
素の含有割合Rが25%を超えると、焼結体のビッカー
ス硬度,曲げ強度および破壊靭性値が低下し易いため、
上記割合Rは25%以下の範囲とされる。なお特に、窒
化けい素焼結体本来の機械的特性を備えるためには、上
記割合Rは5〜20%の範囲とすることが望ましい。
【0020】また本発明に係る窒化けい素焼結体の製造
方法は、酸素を1.7質量%以下、α相型窒化けい素を
90質量%以上含有し、平均粒径が1.0μm以下の窒
化けい素粉末に、エルビウムおよびホルミウムの少なく
とも一方の元素を酸化物に換算して2〜10質量%と,
酸化マグネシウムを1.5〜4質量%と,酸化アルミニ
ウムを2.5〜7質量%とを添加した原料混合体を成形
して成形体を調製し、得られた成形体を非酸化性雰囲気
中で温度1600℃以下で焼結することを特徴とする。
【0021】上記製造方法によれば、窒化けい素焼結体
を調製する際に、エルビウム,ホルミウム酸化物と,酸
化マグネシウムと,酸化アルミニウムと,必要に応じて
Ti,Hf,Zr等の化合物を添加しているため、エル
ビウム,ホルミウム酸化物が酸化イットリウムなどの希
土類酸化物と同様に窒化けい素原料粉末と反応して低融
点の液相を生成して焼結促進剤として機能するとともに
他の希土類酸化物を使用した場合より焼結温度を下げ
て、特に、1600度以下の低温での緻密化を可能とす
るとともに、アルミニウムおよびマグネシウムの酸化物
が結晶組織において粒成長を抑止する機能を果し窒化け
い素焼結体の組織構造を微細化し機械的強度を向上させ
る。
【0022】また酸化ストロンチウム(SrO)および
窒化アルミニウム(AlN)は、酸化アルミニウムおよ
び酸化マグネシウムの焼結促進剤としての機能を助長す
る一方、Ti,Hf,Zrなどの化合物は、上記エルビ
ウム,ホルミウムの酸化物等の焼結促進剤としての機能
を促進するとともに、結晶組織において分散強化の機能
を果し、窒化けい素焼結体の機械的強度を向上させる。
その結果、窒化けい素結晶組織中にエルビウム,ホルミ
ウム,アルミニウム,マグネシウム元素等を含む微細な
粒界相が形成され、最大気孔径が0.3μm以下であ
り、気孔率が1.5%以下、三点曲げ強度が室温で90
0MPa以上であり、破壊靭性値が6.0MPa・m
1/2以上の機械的特性に優れた窒化けい素焼結体が得
られる。
【0023】本発明方法において使用され、窒化けい素
焼結体の主成分となる窒化けい素粉末としては、焼結
性、曲げ強度、破壊靭性値および硬度を考慮して、酸素
含有量が1.7質量%以下、好ましくは0.5〜1.5
質量%であるα相型窒化けい素を90質量%以上、好ま
しくは92〜97質量%含有し、平均粒径が1.0μm
以下、好ましくは0.4〜0.8μm程度の微細な窒化
けい素粉末を使用することが好ましい。
【0024】なお、窒化けい素原料粉末としてはα相型
のものとβ相型のものとが知られているが、α相型の窒
化けい素原料粉末は焼結性に優れ、焼結体とした場合に
α相がβ相に変化するため、アスペクト比が高い窒化け
い素結晶粒子が複雑に入り組んだ高強度の焼結体が得ら
れる。一方、β相型の窒化けい素原料粉末では高温度焼
成が必要で強度が不足し易い傾向にある。
【0025】しかるに、本発明においてはα相型原料粉
末を1600℃以下の低温度で焼成して窒化けい素焼結
体としているため、α相型とβ相型の窒化けい素結晶粒
子が混在する焼結体が得られる。そして生成量は25%
以下と少ないが、α相型の結晶粒子によって焼結体の強
度および硬度が改善されるので好適である。
【0026】本発明方法において、α相型窒化けい素粉
末の配合量を90質量%以上の範囲に限定した理由は、
90質量%以上の範囲で焼結体の曲げ強度、破壊靭性値
および硬度が格段に向上し、窒化けい素の優れた特性が
顕著となるためである。一方、焼結性を考慮すると、9
7質量%までの範囲とする。好ましくは92〜95質量
%の範囲とすることが好ましい。
【0027】その結果、窒化けい素の出発原料粉末とし
ては、焼結性、曲げ強度、破壊靭性値、転がり寿命を考
慮して、酸素含有率が1.7質量%以下,好ましくは
0.5〜1.5質量%であり、α相型窒化けい素を90
質量%以上含有し、平均粒径が1.0μm以下、好まし
くは0.4〜0.8μm程度の微細な窒化けい素粉末を
使用することが好ましい。
【0028】特に平均粒径が0.7μm以下の微細な原
料粉末を使用することにより、少量の焼結助剤であって
も気孔率が1.5%以下の緻密な焼結体を形成すること
が可能である。この焼結体の気孔率はアルキメデス法に
より容易に計測できる。
【0029】また本発明に係る窒化けい素焼結体に含有
される全酸素量は4.5質量%以下に抑制することが好
ましい。この焼結体の全酸素量が4.5質量%を超える
と結晶粒界相中の最大気孔径が大きくなり疲労破壊の起
点となり易く、耐久性が低下する。好ましくは4.0質
量%以下とする。
【0030】なお、上記のように規定する「焼結体の全
酸素量」とは、窒化けい素焼結体を構成している酸素の
全量を質量%で示したものである。したがって、酸素が
窒化けい素焼結体中に金属酸化物や酸窒化物等として存
在している場合は、その金属酸化物(および酸窒化物)
量ではなく、その金属酸化物(および酸窒化物)中の酸
素量に着目したものである。
【0031】また窒化けい素原料粉末に焼結助剤として
添加する希土類元素としては、ErおよびHoの酸化物
もしくは焼結操作により、これらの酸化物となる物質が
単独で、または2種の酸化物を組み合せたものが使用さ
れる。これらのEr,Hoを含有する焼結助剤は、酸化
イットリウム等の希土類酸化物と同様に焼結を進行させ
る焼結助剤であり、窒化けい素原料粉末と反応して液相
を生成し、焼結促進剤として機能するが、他の希土類酸
化物と比較して、より焼結温度を下げて焼結性を改善す
ることが可能であり、特に温度1600℃以下の低温度
において緻密化焼結を可能とする効果を発揮するもので
ある。
【0032】上記エルビウム,ホルミウムを含有する焼
結助剤の添加量は、酸化物換算で原料粉末に対して2〜
10質量%の範囲とする。この添加量が2質量%未満の
場合は、焼結体の緻密化あるいは高強度化が不十分であ
る。一方、添加量が10質量%を超える過量となると、
過量の粒界相が生成し、気孔の発生量が増加したり、焼
結体の強度が低下し始めたり、緻密化を阻害するので上
記範囲とする。特に同様の理由により5〜7.5質量%
とすることが望ましい。
【0033】ここで上記ErおよびHoの酸化物の一部
を酸化イットリウム(Y)で最大2質量%だけ置
換することにより、焼結体の強度を上昇させることが可
能であり好ましい。すなわち、前記エルビウムおよびホ
ルミウムの少なくとも一方の含有量を2〜8質量と少な
目に設定するとともに、代替剤としての酸化イットリウ
ム(Y)を2質量%以下含有するように添加する
ことにより、焼結体の強度を改善できる。しかしなが
ら、酸化イットリウム(Y)の添加量が2質量%
を超えると、1600℃以下の低温度での焼結が困難と
なるため、酸化イットリウムの添加量は最大で2質量%
とされる。
【0034】また、本発明に係る焼結体において添加成
分として使用する酸化アルミニウム(Al)およ
び酸化マグネシウム(MgO)は、上記エルビウム,ホ
ルミウムの酸化物の焼結促進剤としての機能を促進し、
1600℃以下の低温での焼結体の緻密化を可能にする
と共に、結晶組織において粒成長を制御する機能を果
し、窒化けい素焼結体の機械的強度を向上させる成分で
ある。また、焼結時にα相型窒化けい素からβ相型窒化
けい素へ変化する転移温度を低下させて、焼結仕上げ面
の表面粗さを小さくし、さらに焼結体表面に存在する気
孔のサイズも低減させ、焼結仕上り面の強度も増加させ
る効果を発揮する成分である。また、焼結後における結
晶組織にある程度のα相型窒化けい素相を残存せしめ
て、焼結体の強度および硬度を向上させる。
【0035】上記MgOの添加量は、1.5〜4質量%
の範囲とされる。添加量が1.5質量%未満では焼結体
の緻密化が不十分である一方、4質量%を超えるように
過量になる場合には焼結体の強度や耐摩耗特性が低下す
るため、添加量は上記範囲とされるが、特に2〜3質量
%の範囲が望ましい。
【0036】また、Alの添加量は、2.5〜7
質量%の範囲とされる。添加量が2.5質量%未満では
焼結体の緻密化が不十分である一方、7質量%を超える
ように過量になる場合には焼結体の曲げ強度や耐摩耗特
性が低下する。そのため、添加量は2.5〜7質量%の
範囲とされるが、特に3〜5質量%の範囲が望ましい。
【0037】なお、上記酸化アルミニウムと酸化マグネ
シウムとの合計添加量は、焼結体の強度特性の観点から
8質量%以下の範囲が望ましい。
【0038】また本発明において必要に応じて添加成分
として使用する酸化ストロンチウム(SrO)および窒
化アルミニウム(AlN)は、上記エルビウム(E
r),ホルミウム(Ho)の酸化物および酸化アルミニ
ウム,酸化マグネシウムの焼結促進剤としての機能を助
長する役目を果たす成分である。
【0039】この酸化ストロンチウム(SrO)の添加
量が0.1質量%未満の場合においては添加効果が不十
分である一方、2質量%を超える過量となる場合には焼
結体の緻密化が不十分となり焼結体の曲げ強度の低下が
起こるため、添加量は2質量%以下の範囲とされるが、
好ましくは0.1〜1質量%の範囲とする。
【0040】また、上記窒化アルミニウムについては、
添加量が0.1質量%未満では添加効果が不十分である
一方、4質量%を超える過量となる場合には焼結体の強
度の低下が起こるため、添加量は0.1〜4質量%の範
囲とする。特に0.1〜3質量%とすることが望まし
い。
【0041】また、この窒化アルミニウムを酸化アルミ
ニウムと併用する場合は、焼結体の強度の観点から合計
量を7質量%以下とすることが望ましい。
【0042】また本発明において他の選択的な添加成分
として、Ti,Hf,Zr,Wの少なくとも1種の元素
を、酸化物,炭化物、窒化物、けい化物、硼化物などの
化合物として0.1〜5質量%の範囲で添加する。これ
らの化合物は、上記エルビウム,ホルミウムの酸化物等
の焼結促進剤としての機能を促進すると共に、焼結時に
α相型窒化けい素からβ相型窒化けい素へ変化する転移
温度をさらに低下させる上に、結晶組織において分散強
化の機能を果しSi焼結体の機械的強度を向上さ
せるものであり、特に、Ti,Zrの化合物が好まし
い。これらの化合物の添加量が酸化物換算で0.1質量
%未満の場合においては添加効果が不十分である一方、
5質量%を超える過量となる場合には焼結体の機械的強
度の低下が起こるため、添加量は0.1〜5質量%の範
囲とする。特に0.1〜3質量%とすることが望まし
い。
【0043】また上記Ti,Zr,Hf等の化合物は窒
化けい素セラミックス焼結体を黒色系に着色し不透明性
を付与する遮光剤としても機能する。
【0044】また焼結体の気孔率は曲げ強度に大きく影
響するため1.5%以下となるように製造する。気孔率
が1.5%を超えると、疲労破壊の起点となる気孔が急
増して焼結体の曲げ強度の低下が起こる。好ましい気孔
率は1%以下である。
【0045】本発明に係る窒化けい素焼結体は、例えば
以下のようなプロセスを経て製造される。すなわち前記
所定の微細粒径を有し、また酸素含有量が少ない微細な
窒化けい素粉末に対して所定量の焼結助剤としてのエル
ビウム,ホルミウム,マグネシウム,アルミニウムの酸
化物,有機バインダ等の必要な添加剤および必要に応じ
てSrO,AlN,Ti等の化合物を加えて原料混合体
を調製し、次に得られた原料混合体を成形して所定形状
の成形体を得る。原料混合体の成形法としては、汎用の
金型プレス法、ドクターブレード法のようなシート成形
法などが適用できる。
【0046】上記金型プレス法で成形体を形成する場合
において、特に焼結後において気孔が発生し難い粒界相
を形成するためには、原料混合体の成形圧力を120M
Pa以上に設定することが必要である。この成形圧力が
120MPa未満である場合には、主として粒界相を構
成する成分となる希土類元素化合物が凝集した箇所が形
成され易い上に、十分に緻密な成形体となり得ず、クラ
ックの発生が多い焼結体しか得られない。
【0047】上記成形操作に引き続いて、成形体を非酸
化性雰囲気中で温度600〜800℃、または空気中で
温度400〜500℃で1〜2時間加熱して、予め添加
していた有機バインダ成分を十分に除去し、脱脂する。
【0048】次に脱脂処理された成形体を窒素ガス、水
素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスを充填した非酸
化性雰囲気中で1600℃以下の温度で0.5〜10時
間、常圧焼結または加圧焼結を行う。加圧焼結法として
は、雰囲気加圧焼結、ホットプレス、HIP処理など各
種の加圧焼結法が用いられる。
【0049】上記製法によって製造された窒化けい素焼
結体は、全酸素量が4.5質量%以下で気孔率が1.5
%以下、最大気孔径が0.4μm以下であり、また三点
曲げ強度が常温で900MPa以上と機械的特性にも優
れている。
【0050】また、破壊靭性値が6.0MPa・m
1/2以上、好ましくは6.3MPa・m1/2以上で
ある窒化けい素焼結体を得ることもできる。
【0051】なお、本発明に係る窒化けい素焼結体にお
いては、熱抵抗となるアルミナ(Al)などの酸
化物を比較的に多量に含有する組成を有するため、焼結
体の熱伝導率は10〜30W/m・K程度の範囲に留ま
っている。
【0052】本発明に係る窒化けい素焼結体およびその
製造方法によれば、所定量の希土類元素としてのエルビ
ウム,ホルミウムの酸化物と酸化マグネシウムと酸化ア
ルミニウムと、必要に応じてSrO,AlN,Ti,H
f,Zr,等の化合物を添加した原料混合体を調製して
いるため、焼結性が大幅に改善され、1600℃以下の
低温度で焼結した場合においても、従来の窒化けい素焼
結体と同等以上の緻密性および高い機械的強度とを備
え、焼結したままの状態においても平滑で良好な表面性
状を有し、各種構造部品として好適な窒化けい素焼結体
が得られる。
【0053】また、特に所定の原料組成で1600℃以
下の低温度で焼成しているため、窒化けい素の結晶粒径
を微細にでき、硬度を高め耐摩耗性を向上させることが
でき、さらに気孔の発生が抑制されて最大気孔径を極微
小化することが可能であり、耐久性が優れた耐摩耗性部
材が得られる。
【0054】また1600℃以下の低温度で焼結して製
造されるため、焼成炉等の耐熱仕様を高度化する必要が
なく、製造設備を低減できる上に、連続式の製造プロセ
スを採用できるために、焼結体の製造コストおよび製造
効率を大幅に高めることも可能である。さらに焼結した
ままの状態であっても表面性状が良好であるため、さら
なる研磨加工等を実施しなくても直接機械加工により構
造部品に加工できるため、材料歩留りが向上し、構造部
品の量産性を大幅に改善することも可能である。
【0055】本発明に係る窒化けい素焼結体は、特に一
般の治工具の構成材料および自動車のエンジン部品など
の耐摩耗性を要求される構造部品の構成材料として極め
て有用である。
【0056】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を以下に示
す実施例を参照して具体的に説明する。
【0057】実施例1〜2 実施例1として、酸素量が1.3質量%であり、α相型
窒化けい素97%を含む平均粒径0.55μmのSi
(窒化けい素)原料粉末89質量%に、焼結助剤と
して平均粒径0.7μmのEr(酸化エルビウ
ム)粉末を5質量%と、平均粒径0.7μmのAl
(アルミナ)粉末4質量%と、平均粒径0.5μmの
MgO(酸化マグネシウム)を3質量%とを添加し、エ
チルアルコール中で粉砕媒体として窒化けい素製ボール
を用いて96時間湿式混合したのち乾燥して原料混合体
を調製した。
【0058】次に得られた原料粉末混合体に有機バイン
ダを所定量添加し調合造粒粉としたのち、120MPa
の成形圧力でプレス成形し、50mm×50mm×厚さ
5mmの成形体を多数製作した。次に得られた成形体を
450℃の空気気流中において4時間脱脂したのち、窒
素ガス雰囲気中にて温度1550℃で6時間焼結して実
施例1に係る窒化けい素焼結体を調製した。
【0059】一方、実施例2として、実施例1で使用し
たEr粉末の代替として平均粒径0.7μmのH
(酸化ホルミウム)粉末を5質量%添加した点
以外は実施例1と同一条件で処理することにより実施例
2に係る窒化けい素焼結体を調製した。
【0060】比較例1 比較例1として実施例1で使用したEr粉末に代
えて平均粒径0.9μmのY(酸化イットリウ
ム)粉末を5質量%添加した点以外は実施例1と同一条
件で処理して比較例1に係る窒化けい素製焼結体を調製
した。
【0061】こうして得られた各実施例および比較例に
係る各窒化けい素焼結体について気孔率、焼結仕上り面
の表面粗さ(中心線平均粗さ:Ra),X線回折法によ
るα相型窒化けい素の含有率,室温での3点曲げ強度,
マイクロインデンテーション法における新原方式による
破壊靭性値およびビッカース硬度(Hv)を測定して表
1に示す結果を得た。
【0062】なお、焼結体の気孔率はアルキメデス法に
よって測定する一方、X線回折によるα相型の窒化けい
素の含有率は、焼結体の観察断面の中から任意の3個所
選択し各部におけるα相型およびβ相型窒化けい素に起
因する回折X線強度のピーク高さα,α…,β
β…を求め、前記(1)式により算出した。
【0063】また、三点曲げ強度については下記の2通
りの場合についてそれぞれ測定した。すなわち、日本工
業規格(JIS R1601)に規定する三点曲げ強度
試験法に準拠し、焼結仕上り面(無加工面)をそのまま
三点曲げ試験における引張り面にした場合および焼結仕
上り面をダイヤモンド砥石で研削し、その表面粗さを
0.8S(約0.15μm−Ra)に調整した研削加工
面を引張り面にした場合の2通りについて測定した。ま
た、ビッカース硬度(Hv)はJIS−R−1610に
規定するHV20(試験荷重198.1N)で測定し
た。各測定結果を下記表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】上記表1に示す結果から明らかなように各
実施例に係る窒化けい素焼結体においては、所定の添加
成分が含有されて形成されているため、気孔の発生が抑
制されており、焼結体の表面性状が良好であり、焼結し
たままでの三点曲げ強度が良好であり、および硬度に優
れた窒化けい素製焼結体が得られた。
【0066】一方、各実施例で使用したEr粉末
やHo粉末に代えて従来のY 粉末のみを添
加した比較例1においては、焼結を十分に実施しても気
孔率が大きく、曲げ強度および破壊靭性値が共に低下す
ることが判明した。また、本実施例に係る焼結体の任意
の断面において単位面積50μm×50μmの拡大写真
を3個所測定したところ、粒界相中の最大気孔径はいず
れも0.4μm以下であった。
【0067】次に前記実施例以外の組成または処理条件
によって調製した窒化けい素焼結体について以下の実施
例および比較例を参照して具体的に説明する。
【0068】実施例3〜30 実施例3〜30として実施例1〜2および比較例1にお
いて使用した窒化けい素原料粉末と、Er粉末
と、Ho粉末と、Y粉末と、MgAl
粉末と、MgO粉末と、表2に示すように平均粒径
0.9μmのSrO粉末の他に、平均粒径0.5μmの
TiO粉末と、平均粒径1.0μmのZrO粉末,
平均粒径0.4〜0.5μmの各種化合物粉末を表2に
示す組成比となるように調合して原料混合体をそれぞれ
調製した。
【0069】次に得られた各原料混合体を実施例1と同
一条件で成形脱脂処理した後、表2に示す条件で焼結を
実施することにより、それぞれ実施例3〜30に係る窒
化けい素焼結体を製造した。
【0070】比較例2〜13 一方比較例2〜13として表3に示すように、Er
などの希土類酸化物,Al,MgO等の各種添
加物を過少量に添加したり、または過量に添加して各比
較例用の原料混合体をそれぞれ調製した。
【0071】次に得られた各原料混合体を実施例3と同
一条件で成形脱脂処理した後、表3に示す条件で焼結す
ることにより、それぞれ比較例2〜13に係る窒化けい
素焼結体を製造した。
【0072】こうして製造した各実施例および比較例に
係る各窒化けい素焼結体について、実施例1と同一条件
で気孔率,焼結仕上り面の表面粗さ,α相型窒化けい素
の含有率,室温での三点曲げ強度,破壊靭性値およびビ
ッカース硬度を測定して下記表2〜3に示す結果を得
た。
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】上記表2〜3に示す結果から明らかなよう
に、所定量のErまたはHo を含み、各種
添加物の含有量を規定した原料成形体を焼結して製造さ
れた各実施例に係るSi焼結体においては、気孔
の発生が抑制されて焼結したままでも表面粗さが微小化
されており、表面性状が良好であり、三点曲げ強度,破
壊靭性値および硬度による耐摩耗性に優れた窒化けい素
焼結体が得られている。
【0076】また、実施例1と同様に粒界相の最大気孔
径を測定したところ本実施例に係る焼結体はいずれも
0.4μm以下であった。
【0077】一方、比較2〜13で示すように、Er,
Ho成分などの各種添加物の添加量を本発明で規定する
範囲外とした焼結体では、十分な焼結処理を実施して
も、焼結体の気孔率,焼結仕上り面の表面粗さ,α相型
窒化けい素の含有率,三点曲げ強度,破壊靭性値および
ビッカース硬度等のいずれかの特性において本発明で規
定する特性要件が満たされていないことが確認できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係る窒化けい
素焼結体およびその製造方法によれば、所定量の希土類
元素としてのエルビウム,ホルミウムの酸化物と酸化マ
グネシウムと酸化アルミニウムと、必要に応じてSr
O,AlN,Ti,Hf,Zr,等の化合物を添加した
原料混合体を調製しているため、焼結性が大幅に改善さ
れ、1600℃以下の低温度で焼結した場合において
も、従来の窒化けい素焼結体と同等以上の緻密性および
高い機械的強度とを備え、焼結したままの状態において
も平滑で良好な表面性状を有し、各種構造部品として好
適な窒化けい素焼結体が得られる。
【0079】また、特に所定の原料組成で1600℃以
下の低温度で焼成しているため、窒化けい素の結晶粒径
を微細にでき硬度を高め耐摩耗性を向上させることがで
き、さらに気孔の発生が抑制されて最大気孔径を極微小
化することが可能であり、耐久性が優れた耐摩耗性部材
が得られる。
【0080】また1600℃以下の低温度で焼結して製
造されるため、焼成炉等の耐熱仕様を高度化する必要が
なく、製造設備を低減できる上に、連続式の製造プロセ
スを採用できるために、焼結体の製造コストおよび製造
効率を大幅に高めることも可能である。さらに焼結した
ままの状態であっても表面性状が良好であるため、さら
なる研磨加工等を実施しなくても直接機械加工により構
造部品に加工できるため、材料歩留りが向上し、構造部
品の量産性を大幅に改善することも可能である。
【0081】本発明に係る窒化けい素焼結体は、特に一
般の治工具の構成材料および自動車のエンジン部品など
の耐摩耗性を要求される構造部品の構成材料として極め
て有用である。
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エルビウム,ホルミウムの少なくとも一
    方を酸化物に換算して2〜10質量%と,アルミニウム
    を酸化物に換算して2.5〜7質量%と,マグネシウム
    を酸化物に換算して1.5〜4質量%と、残部を構成す
    る窒化けい素とから成り、ビッカース硬度が1500以
    上であることを特徴とする窒化けい素焼結体。
  2. 【請求項2】 酸化ストロンチウムを2質量%以下含有
    することを特徴とする請求項1記載の窒化けい素焼結
    体。
  3. 【請求項3】 窒化アルミニウムを0.1〜4質量%含
    有することを特徴とする請求項1記載の窒化けい素焼結
    体。
  4. 【請求項4】 前記エルビウムおよびホルミウムの少な
    くとも一方の含有量が2〜8質量%であるとともに、酸
    化イットリウムを2質量%以下含有することを特徴とす
    る請求項1記載の窒化けい素焼結体。
  5. 【請求項5】 チタン,ジルコニウム,ハフニウムおよ
    びタングステンから選択される少なくとも1種の元素を
    酸化物に換算して0.1〜5質量%以下含有することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の窒化けい素
    焼結体。
  6. 【請求項6】 前記窒化けい素焼結体がα相型およびβ
    相型窒化けい素を共に含有し、X線回折法により測定し
    たα相型窒化けい素の回折X線強度化が25%以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の窒
    化けい素焼結体。
  7. 【請求項7】 前記窒化けい素焼結体の気孔率が1.5
    %以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の窒化けい素焼結体。
  8. 【請求項8】 前記窒化けい素焼結体の三点曲げ強度が
    900MPa以上であることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の窒化けい素焼結体。
  9. 【請求項9】 前記窒化けい素焼結体の破壊靭性値が
    6.0MPa・m1/ 以上であることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の窒化けい素焼結体。
  10. 【請求項10】 前記窒化けい素焼結体の焼結仕上り面
    における表面粗さが中心線平均粗さ(Ra)基準で0.
    3μm以下であることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の窒化けい素焼結体。
  11. 【請求項11】 酸素を1.7質量%以下、α相型窒化
    けい素を90質量%以上含有し、平均粒径が1.0μm
    以下の窒化けい素粉末に、エルビウムおよびホルミウム
    の少なくとも一方の元素を酸化物に換算して2〜10質
    量%と,酸化マグネシウムを1.5〜4質量%と,酸化
    アルミニウムを2.5〜7質量%とを添加した原料混合
    体を成形して成形体を調製し、得られた成形体を非酸化
    性雰囲気中で温度1600℃以下で焼結することを特徴
    とする窒化けい素焼結体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016008167A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 京セラ株式会社 窒化珪素質焼結体およびこれを備える耐衝撃磨耗性部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016008167A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 京セラ株式会社 窒化珪素質焼結体およびこれを備える耐衝撃磨耗性部材

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