JP2003039970A - アクセルペダル装置 - Google Patents
アクセルペダル装置Info
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- JP2003039970A JP2003039970A JP2001227941A JP2001227941A JP2003039970A JP 2003039970 A JP2003039970 A JP 2003039970A JP 2001227941 A JP2001227941 A JP 2001227941A JP 2001227941 A JP2001227941 A JP 2001227941A JP 2003039970 A JP2003039970 A JP 2003039970A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accelerator pedal
- load
- open position
- fully open
- rotation
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクセルペダル2の回動に大荷重が作用して
も、回動軸1へ作用する荷重を低減することのできるア
クセルペダル装置1Aを提供する。 【解決手段】 アクセルペダル2が踏込操作され全開位
置に達した際に、アクセルペダル2の一部と当接してこ
のアクセルペダル2の回動を制止する全開位置制止部材
3、5を回動軸1を挟むアクセルペダル2の両側に各々
1ヶ所以上備える。てこの原理上で説明すると、アクセ
ルペダル2が踏込まれF1荷重が作用する点(作用
点)、全開位置制止部材3とアクセルペダル2の一部と
が当接しF2荷重が作用する点(支点)、およびF2荷
重が作用する回動軸(力点)1として見立てた場合、回
動軸1を挟む他の側に配置させた全開位置制止部材5が
第2の力点として配置される。この第2の力点は、回動
軸1に加わる荷重を分け合って負担支持し回動軸1へ作
用する荷重を低減する。
も、回動軸1へ作用する荷重を低減することのできるア
クセルペダル装置1Aを提供する。 【解決手段】 アクセルペダル2が踏込操作され全開位
置に達した際に、アクセルペダル2の一部と当接してこ
のアクセルペダル2の回動を制止する全開位置制止部材
3、5を回動軸1を挟むアクセルペダル2の両側に各々
1ヶ所以上備える。てこの原理上で説明すると、アクセ
ルペダル2が踏込まれF1荷重が作用する点(作用
点)、全開位置制止部材3とアクセルペダル2の一部と
が当接しF2荷重が作用する点(支点)、およびF2荷
重が作用する回動軸(力点)1として見立てた場合、回
動軸1を挟む他の側に配置させた全開位置制止部材5が
第2の力点として配置される。この第2の力点は、回動
軸1に加わる荷重を分け合って負担支持し回動軸1へ作
用する荷重を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動軸を中心にア
クセルペダルを回動させるアクセルペダル装置に関し、
特にアクセルペダルを全開位置、あるいは全閉位置に制
止させる制止部材を備えるアクセルペダル装置に関す
る。
クセルペダルを回動させるアクセルペダル装置に関し、
特にアクセルペダルを全開位置、あるいは全閉位置に制
止させる制止部材を備えるアクセルペダル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりのアクセルペダル装置100を
図3に示す。このアクセルペダル装置100は、踏込力
に応じて回動軸101を中心に回動するアクセルペダル
102を備える。そして、例えばアクセルペダル102
が踏込操作されて踏込力(図3(b)中のF11)がア
クセルペダル102の一端に加わりアクセルペダル10
2が全開位置に達した際に、アクセルペダル102の一
部と当接してこのアクセルペダル102の回動を制止す
る全開位置制止部材103を備えている(図3(b)参
照)。この全開位置制止部材103は、一ヶ所(1個)
のみ設けられている。また、アクセルペダル102の全
閉位置においても同様に、アクセルペダル102の踏込
操作が解除されてアクセルペダル102の一端に加わっ
ていた踏込力F11が除去され、アクセルペダル102
に戻り力が加わり(図3中のF110)アクセルペダル
102が全閉位置に達した際に、アクセルペダル102
の一部と当接してこのアクセルペダル102の回動を制
止する全閉位置制止部材104が一ヶ所(1個)のみ設
けられている(図3(a)参照)。
図3に示す。このアクセルペダル装置100は、踏込力
に応じて回動軸101を中心に回動するアクセルペダル
102を備える。そして、例えばアクセルペダル102
が踏込操作されて踏込力(図3(b)中のF11)がア
クセルペダル102の一端に加わりアクセルペダル10
2が全開位置に達した際に、アクセルペダル102の一
部と当接してこのアクセルペダル102の回動を制止す
る全開位置制止部材103を備えている(図3(b)参
照)。この全開位置制止部材103は、一ヶ所(1個)
のみ設けられている。また、アクセルペダル102の全
閉位置においても同様に、アクセルペダル102の踏込
操作が解除されてアクセルペダル102の一端に加わっ
ていた踏込力F11が除去され、アクセルペダル102
に戻り力が加わり(図3中のF110)アクセルペダル
102が全閉位置に達した際に、アクセルペダル102
の一部と当接してこのアクセルペダル102の回動を制
止する全閉位置制止部材104が一ヶ所(1個)のみ設
けられている(図3(a)参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアクセ
ルペダル装置100のように、例えば全開位置制止部材
103が一ヶ所のみ設けられている状況において、アク
セルペダル102が全開操作されアクセルペダル102
の一部と全開位置制止部材103とが当接して荷重F1
2が加わると、この当接する点を支点として回動軸10
1に荷重F12とは反対方向に大荷重F13が発生す
る。つまり、荷重F13は操作者の踏込力F11の大き
さに準じた大きさの荷重となり、操作者が強くアクセル
ペダル102を踏込むと、大荷重F13が回動軸101
に作用するのである。また、アクセルペダル102が踏
込操作が解除される状況においても、図3(a)に示す
ように操作者の急激なアクセルペダル102の操作によ
りアクセルペダル102の一部と全閉位置制止部材10
4とが当接して荷重F120が生じ、回動軸101に荷
重F120とは反対方向に大荷重F130が発生する。
この大荷重F13、F130の作用に回動軸101が耐
えられなくなると、回動軸101の軸変形等に至り回動
不良となって問題である。
ルペダル装置100のように、例えば全開位置制止部材
103が一ヶ所のみ設けられている状況において、アク
セルペダル102が全開操作されアクセルペダル102
の一部と全開位置制止部材103とが当接して荷重F1
2が加わると、この当接する点を支点として回動軸10
1に荷重F12とは反対方向に大荷重F13が発生す
る。つまり、荷重F13は操作者の踏込力F11の大き
さに準じた大きさの荷重となり、操作者が強くアクセル
ペダル102を踏込むと、大荷重F13が回動軸101
に作用するのである。また、アクセルペダル102が踏
込操作が解除される状況においても、図3(a)に示す
ように操作者の急激なアクセルペダル102の操作によ
りアクセルペダル102の一部と全閉位置制止部材10
4とが当接して荷重F120が生じ、回動軸101に荷
重F120とは反対方向に大荷重F130が発生する。
この大荷重F13、F130の作用に回動軸101が耐
えられなくなると、回動軸101の軸変形等に至り回動
不良となって問題である。
【0004】本発明の目的は上記の点に鑑み、アクセル
ペダルに荷重が作用した場合に、回動軸へ作用する荷重
を低減することのできるアクセルペダル装置を提供する
ことにある。
ペダルに荷重が作用した場合に、回動軸へ作用する荷重
を低減することのできるアクセルペダル装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1記載のアクセルペダル装置に
よると、踏込力に応じて回動軸を中心に回動するアクセ
ルペダルが踏込操作されてこのアクセルペダルが全開位
置に達した際に、アクセルペダルの一部と当接してこの
アクセルペダルの回動を制止する全開位置制止部材を備
える。そして、この全開位置制止部材は、回動軸を挟む
アクセルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えることを特
徴とする。
ために、本発明の請求項1記載のアクセルペダル装置に
よると、踏込力に応じて回動軸を中心に回動するアクセ
ルペダルが踏込操作されてこのアクセルペダルが全開位
置に達した際に、アクセルペダルの一部と当接してこの
アクセルペダルの回動を制止する全開位置制止部材を備
える。そして、この全開位置制止部材は、回動軸を挟む
アクセルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えることを特
徴とする。
【0006】それにより、回動軸の片側のみの一ヶ所に
備えていた従来の全開位置制止部材に加えて、回動軸を
挟む他の側に全開位置制止部材を配置させることとな
る。つまり、てこの原理上で説明すると、アクセルペダ
ルが踏込まれる点(作用点)、片側の全開位置制止部材
の支持点(支点)、および回動軸(力点)として見立て
た場合、回動軸を挟む他の側に配置させた全開位置制止
部材が第2の力点として配置される。この第2の力点
は、回動軸に加わる荷重を分け合って負担支持する。よ
って、回動軸に加わる荷重を軽減できるので、アクセル
ペダルの回動に大荷重が作用しても、回動軸へ作用する
荷重を低減することのできるアクセルペダル装置を提供
できる。なお、全開位置制止部材を両側に各々1ヶ所以
上備えると、全開位置制止部材および回動軸の各々に加
わる荷重をさらに軽減できる効果がある。
備えていた従来の全開位置制止部材に加えて、回動軸を
挟む他の側に全開位置制止部材を配置させることとな
る。つまり、てこの原理上で説明すると、アクセルペダ
ルが踏込まれる点(作用点)、片側の全開位置制止部材
の支持点(支点)、および回動軸(力点)として見立て
た場合、回動軸を挟む他の側に配置させた全開位置制止
部材が第2の力点として配置される。この第2の力点
は、回動軸に加わる荷重を分け合って負担支持する。よ
って、回動軸に加わる荷重を軽減できるので、アクセル
ペダルの回動に大荷重が作用しても、回動軸へ作用する
荷重を低減することのできるアクセルペダル装置を提供
できる。なお、全開位置制止部材を両側に各々1ヶ所以
上備えると、全開位置制止部材および回動軸の各々に加
わる荷重をさらに軽減できる効果がある。
【0007】本発明の請求項2の記載によると、踏込力
に応じて回動軸を中心に回動するアクセルペダルの踏込
操作が解除されこのアクセルペダルが全閉位置に達する
ように回動した際に、アクセルペダルの一部と当接して
このアクセルペダルの回動を制止する全閉位置制止部材
を備える。そして、この全閉位置制止部材は、回動軸を
挟むアクセルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えること
を特徴とする。
に応じて回動軸を中心に回動するアクセルペダルの踏込
操作が解除されこのアクセルペダルが全閉位置に達する
ように回動した際に、アクセルペダルの一部と当接して
このアクセルペダルの回動を制止する全閉位置制止部材
を備える。そして、この全閉位置制止部材は、回動軸を
挟むアクセルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えること
を特徴とする。
【0008】それにより、回動軸の片側のみの一ヶ所に
備えていた従来の全閉位置制止部材に加えて、回動軸を
挟む他の側に全閉位置制止部材を配置させることとな
る。つまり、てこの原理上で説明すると、アクセルペダ
ルに対し復帰力付与手段(バネ等)により全閉方向への
復帰力を作用させる点(作用点)、片側の全閉位置制止
部材の支持点(支点)、および回動軸(力点)として見
立てた場合、回動軸を挟む他の側に配置させた全閉位置
制止部材が第2の力点として配置される。この第2の力
点は、回動軸に加わる荷重を分け合って負担支持する。
よって、回動軸に加わる荷重を軽減できるので、アクセ
ルペダルの回動に大荷重が作用することとなっても、回
動軸へ作用する荷重を低減することのできるアクセルペ
ダル装置を提供できる。なお、全閉位置制止部材を両側
に各々1ヶ所以上備えると、全閉位置制止部材および回
動軸の各々に加わる荷重をさらに軽減できる効果があ
る。
備えていた従来の全閉位置制止部材に加えて、回動軸を
挟む他の側に全閉位置制止部材を配置させることとな
る。つまり、てこの原理上で説明すると、アクセルペダ
ルに対し復帰力付与手段(バネ等)により全閉方向への
復帰力を作用させる点(作用点)、片側の全閉位置制止
部材の支持点(支点)、および回動軸(力点)として見
立てた場合、回動軸を挟む他の側に配置させた全閉位置
制止部材が第2の力点として配置される。この第2の力
点は、回動軸に加わる荷重を分け合って負担支持する。
よって、回動軸に加わる荷重を軽減できるので、アクセ
ルペダルの回動に大荷重が作用することとなっても、回
動軸へ作用する荷重を低減することのできるアクセルペ
ダル装置を提供できる。なお、全閉位置制止部材を両側
に各々1ヶ所以上備えると、全閉位置制止部材および回
動軸の各々に加わる荷重をさらに軽減できる効果があ
る。
【0009】本発明の請求項3の記載によると、請求項
1および請求項2に記載の構成の全開位置制止部材およ
び全閉位置制止部材を備えることで、アクセルペダルの
全開から全閉操作のいずれの状態におけるアクセルペダ
ルに大きな回動荷重が加わることとなっても、回動軸に
加わる荷重を低減することのできるアクセルペダル装置
を提供できる。
1および請求項2に記載の構成の全開位置制止部材およ
び全閉位置制止部材を備えることで、アクセルペダルの
全開から全閉操作のいずれの状態におけるアクセルペダ
ルに大きな回動荷重が加わることとなっても、回動軸に
加わる荷重を低減することのできるアクセルペダル装置
を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
アクセルペダル装置を図面を参照して詳細に説明する。
アクセルペダル装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】本発明は、車両等に装着され、踏込力に応
じて回動軸を中心に回動するアクセルペダルが踏込操作
されてこのアクセルペダルが全開位置に達すると、アク
セルペダルの一部と当接してこのアクセルペダルの回動
を制止する全開位置制止部材を備えるアクセルペダル装
置であって、アクセルペダルの回動に大荷重が作用して
も、回動軸へ作用する荷重を低減することのできる技術
に関する。
じて回動軸を中心に回動するアクセルペダルが踏込操作
されてこのアクセルペダルが全開位置に達すると、アク
セルペダルの一部と当接してこのアクセルペダルの回動
を制止する全開位置制止部材を備えるアクセルペダル装
置であって、アクセルペダルの回動に大荷重が作用して
も、回動軸へ作用する荷重を低減することのできる技術
に関する。
【0012】図1は、本発明のアクセルペダル装置を示
す断面図である。アクセルペダル装置1Aは、操作者に
よる踏込み部2aへ加えられる踏込み力(図1中のF
1)に応じて回動軸1を中心に回動するアクセルペダル
2、このアクセルペダル2が踏込操作(図1中の一点破
線部Aに示す状態)されてアクセルペダル2が全開位置
に達した際にアクセルペダル2の一部と当接してアクセ
ルペダル2の回動を制止する全開位置制止部材3、5、
およびアクセルペダル2の踏込操作が解除されアクセル
ペダル2が全閉位置に達するように回動された際に、ア
クセルペダル2の一部と当接してアクセルペダル2の回
動を制止する全閉位置制止部材4、6を有する。これら
全開位置制止部材3、5、および全閉位置制止部材4、
6の各々は、回動軸1を挟むアクセルペダル2の両側に
位置するように各々1ヶ所(1個)配置される。
す断面図である。アクセルペダル装置1Aは、操作者に
よる踏込み部2aへ加えられる踏込み力(図1中のF
1)に応じて回動軸1を中心に回動するアクセルペダル
2、このアクセルペダル2が踏込操作(図1中の一点破
線部Aに示す状態)されてアクセルペダル2が全開位置
に達した際にアクセルペダル2の一部と当接してアクセ
ルペダル2の回動を制止する全開位置制止部材3、5、
およびアクセルペダル2の踏込操作が解除されアクセル
ペダル2が全閉位置に達するように回動された際に、ア
クセルペダル2の一部と当接してアクセルペダル2の回
動を制止する全閉位置制止部材4、6を有する。これら
全開位置制止部材3、5、および全閉位置制止部材4、
6の各々は、回動軸1を挟むアクセルペダル2の両側に
位置するように各々1ヶ所(1個)配置される。
【0013】また、回動軸1、全開位置制止部材3、
5、および全閉位置制止部材4、6をその一部に一体構
成してアクセルペダル2とともに車両側の所定部位に固
定するハウジング部材7を備える。このハウジング部材
7は、自らを車体側の所定部位に固定させるビスの取付
け穴7aを備え、アクセルペダル2の踏込み量を電気信
号として出力させるアクセルセンサ9を取付け固定して
いる。また、ハウジング部材7内には、アクセルペダル
2が踏込まれたのちのアクセルペダル2を全閉方向に復
帰させる力を発生させる復帰力付与手段としてのバネ8
を収容させている。
5、および全閉位置制止部材4、6をその一部に一体構
成してアクセルペダル2とともに車両側の所定部位に固
定するハウジング部材7を備える。このハウジング部材
7は、自らを車体側の所定部位に固定させるビスの取付
け穴7aを備え、アクセルペダル2の踏込み量を電気信
号として出力させるアクセルセンサ9を取付け固定して
いる。また、ハウジング部材7内には、アクセルペダル
2が踏込まれたのちのアクセルペダル2を全閉方向に復
帰させる力を発生させる復帰力付与手段としてのバネ8
を収容させている。
【0014】次に、アクセルペダル2の回動に大荷重が
作用しても、回動軸1へ作用する荷重を低減できる点に
ついて、図2を用いて説明する。図2は、本発明のアク
セルペダル装置の力の作用を説明する模式構成図であ
り、図2(a)は、アクセルペダルの全閉位置状態を示
し、図2(b)は、アクセルペダルの全開位置状態を示
す。
作用しても、回動軸1へ作用する荷重を低減できる点に
ついて、図2を用いて説明する。図2は、本発明のアク
セルペダル装置の力の作用を説明する模式構成図であ
り、図2(a)は、アクセルペダルの全閉位置状態を示
し、図2(b)は、アクセルペダルの全開位置状態を示
す。
【0015】アクセルペダル2が操作者により加えられ
る踏込力F1により全開位置に達する場合においては、
図2(b)に示すようにアクセルペダル2の一部が各々
全開位置制止部材3、5と当接することによりその当接
部位にて生じる荷重とその方向をF2、F4として示
す。この荷重F2、F4が発生している場合に、回動軸
1へ作用する荷重がF3であり、上記したF1、F2、
F3、およびF4は、各々の荷重値とその作用方向がつ
りあって、アクセルペダル2の全開位置を維持してい
る。
る踏込力F1により全開位置に達する場合においては、
図2(b)に示すようにアクセルペダル2の一部が各々
全開位置制止部材3、5と当接することによりその当接
部位にて生じる荷重とその方向をF2、F4として示
す。この荷重F2、F4が発生している場合に、回動軸
1へ作用する荷重がF3であり、上記したF1、F2、
F3、およびF4は、各々の荷重値とその作用方向がつ
りあって、アクセルペダル2の全開位置を維持してい
る。
【0016】ここで、F1、F2、F3、およびF4の
力(荷重)のバランスを、てこの原理上にて説明する。
つまり、アクセルペダル2が踏込まれF1荷重が作用す
る点を作用点、片側の全開位置制止部材3とアクセルペ
ダル2の一部とが当接しF2荷重が作用する点を支点、
およびF2荷重が作用する回動軸1を力点として見立て
た場合、回動軸1を挟む他の側に配置させた全開位置制
止部材5とアクセルペダル2の一部とが当接しF4荷重
が作用する点が、第2の力点として配置されることとな
る。この第2の力点は、回動軸1に加わる荷重F3を分
け合って負担支持する。
力(荷重)のバランスを、てこの原理上にて説明する。
つまり、アクセルペダル2が踏込まれF1荷重が作用す
る点を作用点、片側の全開位置制止部材3とアクセルペ
ダル2の一部とが当接しF2荷重が作用する点を支点、
およびF2荷重が作用する回動軸1を力点として見立て
た場合、回動軸1を挟む他の側に配置させた全開位置制
止部材5とアクセルペダル2の一部とが当接しF4荷重
が作用する点が、第2の力点として配置されることとな
る。この第2の力点は、回動軸1に加わる荷重F3を分
け合って負担支持する。
【0017】詳細には、図3に示す従来のアクセルペダ
ル装置100における回動軸101に加わっていた荷重
F13を、本発明における全開位置制止部材5と回動軸
1とが各々荷重F3、F4に分担して受けるのである。
よって、回動軸1に加わる荷重F3は軽減されることと
なり、操作者により大きな踏込力F1が加えられアクセ
ルペダル2の回動に大荷重が作用することとなっても、
回動軸1へ作用する荷重F3を低減することのできるア
クセルペダル装置1Aを提供できる。なお、図示しない
が全開位置制止部材3、5を両側に各々1ヶ所以上備え
ると、全開位置制止部材および回動軸1の各々に加わる
荷重をさらに軽減できる効果がある。
ル装置100における回動軸101に加わっていた荷重
F13を、本発明における全開位置制止部材5と回動軸
1とが各々荷重F3、F4に分担して受けるのである。
よって、回動軸1に加わる荷重F3は軽減されることと
なり、操作者により大きな踏込力F1が加えられアクセ
ルペダル2の回動に大荷重が作用することとなっても、
回動軸1へ作用する荷重F3を低減することのできるア
クセルペダル装置1Aを提供できる。なお、図示しない
が全開位置制止部材3、5を両側に各々1ヶ所以上備え
ると、全開位置制止部材および回動軸1の各々に加わる
荷重をさらに軽減できる効果がある。
【0018】次に、操作者により加えられる踏込力F1
が解除され、バネ8がアクセルペダル2の一部を押圧さ
せて生じる戻り力F10によりアクセルペダル2を全閉
方向に復帰させる場合、図2(a)に示すようにアクセ
ルペダル2の一部が各々全閉位置制止部材4、6と当接
することによりその当接部位にて生じる荷重とその方向
をF20、F40として示す。この荷重F20、F40
が発生している場合に、回動軸1へ作用する荷重がF3
0であり、上記したF10、F20、F30、およびF
40は、各々の荷重値とその作用方向がつりあって、ア
クセルペダル2の全閉位置を維持している。
が解除され、バネ8がアクセルペダル2の一部を押圧さ
せて生じる戻り力F10によりアクセルペダル2を全閉
方向に復帰させる場合、図2(a)に示すようにアクセ
ルペダル2の一部が各々全閉位置制止部材4、6と当接
することによりその当接部位にて生じる荷重とその方向
をF20、F40として示す。この荷重F20、F40
が発生している場合に、回動軸1へ作用する荷重がF3
0であり、上記したF10、F20、F30、およびF
40は、各々の荷重値とその作用方向がつりあって、ア
クセルペダル2の全閉位置を維持している。
【0019】ここで、F10、F20、F30、および
F40の力(荷重)のバランスを、てこの原理上にて説
明する。つまり、アクセルペダル2の踏込み解除による
戻り荷重F10が作用する点を作用点、片側の全閉位置
制止部材4とアクセルペダル2の一部とが当接しF20
荷重が作用する点を支点、およびF30荷重が作用する
回動軸1を力点として見立てた場合、回動軸1を挟む他
の側に配置させた全閉位置制止部材6とアクセルペダル
2の一部とが当接しF40荷重が作用する点が、第2の
力点として配置されることとなる。この第2の力点は、
回動軸1に加わる荷重F30を分け合って負担支持す
る。詳細には、図3に示す従来のアクセルペダル装置1
00における回動軸101に加わっていた荷重F130
を、本発明における全閉位置制止部材6と回動軸1とが
各々荷重F30、F40に分担して受けるのである。よ
って、回動軸1に加わる荷重F30は軽減されることと
なり、操作者により大きな戻り荷重F10が加えられア
クセルペダル2の回動に大荷重が作用しても、回動軸1
へ作用する荷重F30を低減することのできるアクセル
ペダル装置1Aを提供できる。なお、図示しないが全閉
位置制止部材4、6を両側に各々1ヶ所以上備えると、
全閉位置制止部材および回動軸1の各々に加わる荷重を
さらに軽減できる効果がある。
F40の力(荷重)のバランスを、てこの原理上にて説
明する。つまり、アクセルペダル2の踏込み解除による
戻り荷重F10が作用する点を作用点、片側の全閉位置
制止部材4とアクセルペダル2の一部とが当接しF20
荷重が作用する点を支点、およびF30荷重が作用する
回動軸1を力点として見立てた場合、回動軸1を挟む他
の側に配置させた全閉位置制止部材6とアクセルペダル
2の一部とが当接しF40荷重が作用する点が、第2の
力点として配置されることとなる。この第2の力点は、
回動軸1に加わる荷重F30を分け合って負担支持す
る。詳細には、図3に示す従来のアクセルペダル装置1
00における回動軸101に加わっていた荷重F130
を、本発明における全閉位置制止部材6と回動軸1とが
各々荷重F30、F40に分担して受けるのである。よ
って、回動軸1に加わる荷重F30は軽減されることと
なり、操作者により大きな戻り荷重F10が加えられア
クセルペダル2の回動に大荷重が作用しても、回動軸1
へ作用する荷重F30を低減することのできるアクセル
ペダル装置1Aを提供できる。なお、図示しないが全閉
位置制止部材4、6を両側に各々1ヶ所以上備えると、
全閉位置制止部材および回動軸1の各々に加わる荷重を
さらに軽減できる効果がある。
【0020】上述したアクセルペダル装置1Aは、アク
セルペダル2の踏込み位置を検出するアクセルセンサ9
が回動軸101の回動する動きと連動させるように配置
される構成のリンクレススロットル方式のアクセルペダ
ル装置1Aである。このリンクレススロットル方式のア
クセルペダル装置1Aにおいては、回動軸1の軸変形が
生じるとアクセルセンサ9の踏込み位置検出信号に誤差
を生じさせたり、踏込み位置検出不能となる可能性があ
る。しかし、本発明のアクセルペダル装置1Aに備える
全開位置制止部材3、5、および全閉位置制止部材4、
6は、回動軸1に加わる荷重を軽減させて回動軸1の軸
変形を抑制する。つまり、アクセルセンサからの位置検
出信号を安定させる効果がある。
セルペダル2の踏込み位置を検出するアクセルセンサ9
が回動軸101の回動する動きと連動させるように配置
される構成のリンクレススロットル方式のアクセルペダ
ル装置1Aである。このリンクレススロットル方式のア
クセルペダル装置1Aにおいては、回動軸1の軸変形が
生じるとアクセルセンサ9の踏込み位置検出信号に誤差
を生じさせたり、踏込み位置検出不能となる可能性があ
る。しかし、本発明のアクセルペダル装置1Aに備える
全開位置制止部材3、5、および全閉位置制止部材4、
6は、回動軸1に加わる荷重を軽減させて回動軸1の軸
変形を抑制する。つまり、アクセルセンサからの位置検
出信号を安定させる効果がある。
【0021】なお、アクセルセンサ9を備えないアクセ
ルペダル装置であっても、全開位置制止部材3、5、お
よび全閉位置制止部材4、6を備えれば回動軸1の軸変
形を抑える効果があるのは勿論である。
ルペダル装置であっても、全開位置制止部材3、5、お
よび全閉位置制止部材4、6を備えれば回動軸1の軸変
形を抑える効果があるのは勿論である。
【図1】本発明のアクセルペダル装置を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本発明のアクセルペダル装置の力の作用を説明
する模式構成図であり、(a)は、アクセルペダルの全
閉位置状態を示し、(b)は、アクセルペダルの全開位
置状態を示す。
する模式構成図であり、(a)は、アクセルペダルの全
閉位置状態を示し、(b)は、アクセルペダルの全開位
置状態を示す。
【図3】従来のアクセルペダル装置の力の作用を説明す
る模式構成図であり、(a)は、アクセルペダルの全閉
位置状態を示し、(b)は、アクセルペダルの全開位置
状態を示す。
る模式構成図であり、(a)は、アクセルペダルの全閉
位置状態を示し、(b)は、アクセルペダルの全開位置
状態を示す。
1 回動軸
1A アクセルペダル装置
2 アクセルペダル
3、5 全開位置制止部材
4、6 全閉位置制止部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3D037 CB03 EA02
3G065 CA24 GA46 JA04 JA09 JA10
JA11
3J070 AA32 BA02 BA10 BA66 CA51
CD11 CD21 DA01 EA01
Claims (3)
- 【請求項1】 踏込力に応じて回動軸を中心に回動する
アクセルペダルと、前記アクセルペダルが踏込操作され
て該アクセルペダルが全開位置に達すると前記アクセル
ペダルの一部と当接して該アクセルペダルの回動を制止
する全開位置制止部材とを備えるアクセルペダル装置に
おいて、 前記全開位置制止部材は、前記回動軸を挟む前記アクセ
ルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えることを特徴とす
るアクセルペダル装置。 - 【請求項2】 踏込力に応じて回動軸を中心に回動する
アクセルペダルと、前記アクセルペダルの踏込操作が解
除され該アクセルペダルが全閉位置に達するように回動
すると前記アクセルペダルの一部と当接して該アクセル
ペダルの回動を制止する全閉位置制止部材とを備えるア
クセルペダル装置において、 前記全閉位置制止部材は、前記回動軸を挟む前記アクセ
ルペダルの両側に各々1ヶ所以上備えることを特徴とす
るアクセルペダル装置。 - 【請求項3】 踏込力に応じて回動軸を中心に回動する
アクセルペダルと、前記アクセルペダルが踏込操作され
て該アクセルペダルが全開位置に達すると前記アクセル
ペダルの一部と当接して該アクセルペダルの回動を制止
する全開位置制止部材と、前記アクセルペダルの踏込操
作が解除され該アクセルペダルが全閉位置に達するよう
に回動すると前記アクセルペダルの一部と当接して該ア
クセルペダルの回動を制止する全閉位置制止部材とを備
えるアクセルペダル装置において、 前記全開位置制止部材および前記全開位置制止部材の各
々は、前記回動軸を挟む前記アクセルペダルの両側に各
々1ヶ所以上備えることを特徴とするアクセルペダル装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227941A JP2003039970A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | アクセルペダル装置 |
US10/199,115 US6802202B2 (en) | 2001-07-27 | 2002-07-22 | Method for adjusting accelerator pedal apparatus |
DE10234170A DE10234170B4 (de) | 2001-07-27 | 2002-07-26 | Beschleunigungspedalvorrichtung und Verfahren zum Einstellen einer Beschleunigungspedalvorrichtung |
US10/901,043 US7028577B2 (en) | 2001-07-27 | 2004-07-29 | Acceleration pedal apparatus |
US11/353,946 US7305904B2 (en) | 2001-07-27 | 2006-02-15 | Accelerator pedal apparatus and method for adjusting accelerator pedal apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227941A JP2003039970A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | アクセルペダル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039970A true JP2003039970A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19060526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001227941A Withdrawn JP2003039970A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | アクセルペダル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003039970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005231538A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Denso Corp | ペダルモジュール |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227941A patent/JP2003039970A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005231538A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Denso Corp | ペダルモジュール |
DE102005007637B4 (de) * | 2004-02-20 | 2016-03-31 | Denso Corporation | Pedalmodul |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |