JP2003039755A - ドットプリンタ - Google Patents
ドットプリンタInfo
- Publication number
- JP2003039755A JP2003039755A JP2001235873A JP2001235873A JP2003039755A JP 2003039755 A JP2003039755 A JP 2003039755A JP 2001235873 A JP2001235873 A JP 2001235873A JP 2001235873 A JP2001235873 A JP 2001235873A JP 2003039755 A JP2003039755 A JP 2003039755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- printing
- platen
- printing element
- flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラテンをフラット面として用紙をプラテン
に巻き付かせた場合、用紙の剛性によりプラテン面より
印字用紙が浮上り易く、印字素子の打撃音増大および印
字用紙に対するインク汚れの付着、感圧紙（多部紙）に
おける各用紙間での印刷層ズレといった問題が発生す
る。 【解決手段】 フラットプラテンの用紙搬送方向のフラ
ット部幅を用紙剛性に対し十分に広いものとすること
で、印字素子の打撃領域における用紙の浮上りを抑え、
印字素子の打撃音、印字用紙に対するインク汚れの付着
防止および感圧紙（多部紙）における各用紙間での印刷
層ズレを低減する。
に巻き付かせた場合、用紙の剛性によりプラテン面より
印字用紙が浮上り易く、印字素子の打撃音増大および印
字用紙に対するインク汚れの付着、感圧紙（多部紙）に
おける各用紙間での印刷層ズレといった問題が発生す
る。 【解決手段】 フラットプラテンの用紙搬送方向のフラ
ット部幅を用紙剛性に対し十分に広いものとすること
で、印字素子の打撃領域における用紙の浮上りを抑え、
印字素子の打撃音、印字用紙に対するインク汚れの付着
防止および感圧紙（多部紙）における各用紙間での印刷
層ズレを低減する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットプリンタの
紙送り機構部に関するものであり、さらに詳しくは印字
素子の印字力を保持するためのプラテンに関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】図３にドットプリンタの印字機構の概略
を示す。 【０００３】図示しない印字素子を有するハンマバンク
１は、図示していないシャトル機構により桁方向（矢印
Ａ方向）に往復運動する。また、ハンマバンク１は、イ
ンクリボン２と用紙３とを間に挟み、印字力を支持する
ための桁方向に延びたプラテン５と対向した状態で配置
されていて、ハンマバンク１が往復運動している状態で
印字素子が適時駆動される毎にドットマトリクスの形で
文字、図形等が用紙３に印字される。用紙３はハンマバ
ンク１の反転時に適時、プラテン５に対して所定の入射
角及び出射角を持って、用紙３がプラテンに巻き付くよ
うな状態で紙送り機構４により行方向（矢印Ｂ方向）に
送られる。 【０００４】通常、ドットプリンタにおいて、ハンマバ
ンクとプラテン間のギャップは印字素子の打撃力および
打撃に要する時間を一定にするために約１０μｍの精度
で管理されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】ドットプリンタの多く
は、印字素子を行方向に多段配列させて印刷速度の向上
を図っている。このようなドットプリンタの場合、印字
素子の配置位置による印字素子とプラテン間のギャップ
変化を克服するためにプラテン形状をフラットとしてい
るものがあるが、プラテンをフラット面として用紙をプ
ラテンに巻き付かせた場合、図２に示すように、用紙の
剛性によりプラテン面より印字用紙が浮上り易く、印字
素子の打撃音の増大及び用紙に対するインク汚れの付
着、感圧紙(多部紙)における各用紙間での印刷層ズレと
いった問題が発生する。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記課題に対し、本発明
によるフラットプラテンの構成ではフラットプラテンの
用紙搬送方向のフラット部幅を用紙の剛性に対し十分に
広いものとすることで、印字素子の打撃領域における用
紙の浮上り防止を図るものである。具体的には、複数個
の印字素子が搭載されたハンマバンクと、ハンマバンク
を桁方向に往復移動させるシャトル機構と、用紙搬送方
向に一対のペーパーガイドが装着され、印字素子の印字
力を保持するために設けられた印字素子の打撃面がフラ
ットなプラテンと、該プラテンに対して所定の入射角及
び出射角を持って用紙がプラテンに巻き付くように搬送
せしめる少なくとも一対のトラクタが具備された紙送り
機構を有し、印字素子とプラテンの間に前記用紙とイン
クリボンを配置してハンマバンクの往復移動の過程で印
字素子を適時駆動することにより用紙に文字、図形など
を印字するドットプリンタにおいて、プラテンの用紙搬
送方向のフラット部幅を７ｍｍ以上とすることで効果が
得られる。 【０００７】 【発明の実施の形態】図１に本発明の一例となるフラッ
トプラテンの構成の側面断面図を示す。そして、本発明
の構成について、従来技術を示す図２と比較し、詳述す
る。 【０００８】図２に示すように、フラットプラテンにお
いて用紙をプラテンに巻き付ける搬送系では、剛性の強
い用紙において印字素子前面（打撃部）で用紙が浮上り
易く、印字素子の打撃音の増大および印字用紙に対する
インク汚れの付着、感圧紙(多部紙)における各用紙間で
印刷層ズレといった問題が発生していた。これに対し、
本例となる図１の構成では、用紙の剛性の対策としてプ
ラテンの行方向のフラット部幅を広くして、印字素子前
面（打撃部）において用紙の浮上りを低減するようにし
ている。 【０００９】図４及び図５に、フラットプラテンにおけ
るフラット部幅５ｍｍから１５ｍｍで測定した連量１３
５ｋｇ用紙、感圧紙（８部紙）の印字素子前面（打撃
部）における浮上り量を示す。この測定において、紙送
り搬送機構はプラテンの下側に用紙の弛みを防ぐブレー
キ機構により適当なブレーキ力が与えられ、印字面を挟
んで反対側のトラクタで搬送する機構を用いている。 【００１０】この測定結果によれば、用紙搬送方向のフ
ラット面の幅が７ｍｍ以上で１３５ｋｇ紙、感圧紙（８
部紙）のいずれにおいても印字素子前面(打撃部)での浮
上り量がほとんど無くなり、その後は一定となってい
る。このことより、フラットプラテンにおいて、用紙搬
送方向のフラット面幅を７ｍｍ以上とすることで、印字
素子前面（打撃部）での用紙浮上りを抑えて、印字素子
の打撃音低減、印字用紙に対するインク汚れの付着防止
および感圧紙(多部紙)における各用紙間での印刷層ズレ
の低減を図ることができる。 【００１１】 【発明の効果】以上詳述したように、フラットプラテン
の用紙搬送方向のフラット部幅を７ｍｍ以上とすること
で、印字素子の行方向の多段配列に対し、印字素子の配
置に関わらず印字素子とプラテン間の距離を一定としな
がら用紙の浮上りを抑え、印字素子の打撃音低減、印字
用紙に対するインク汚れの付着防止および感圧紙(多部
紙)における各用紙間での印刷層ズレ低減を図ることが
できる。
紙送り機構部に関するものであり、さらに詳しくは印字
素子の印字力を保持するためのプラテンに関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】図３にドットプリンタの印字機構の概略
を示す。 【０００３】図示しない印字素子を有するハンマバンク
１は、図示していないシャトル機構により桁方向（矢印
Ａ方向）に往復運動する。また、ハンマバンク１は、イ
ンクリボン２と用紙３とを間に挟み、印字力を支持する
ための桁方向に延びたプラテン５と対向した状態で配置
されていて、ハンマバンク１が往復運動している状態で
印字素子が適時駆動される毎にドットマトリクスの形で
文字、図形等が用紙３に印字される。用紙３はハンマバ
ンク１の反転時に適時、プラテン５に対して所定の入射
角及び出射角を持って、用紙３がプラテンに巻き付くよ
うな状態で紙送り機構４により行方向（矢印Ｂ方向）に
送られる。 【０００４】通常、ドットプリンタにおいて、ハンマバ
ンクとプラテン間のギャップは印字素子の打撃力および
打撃に要する時間を一定にするために約１０μｍの精度
で管理されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】ドットプリンタの多く
は、印字素子を行方向に多段配列させて印刷速度の向上
を図っている。このようなドットプリンタの場合、印字
素子の配置位置による印字素子とプラテン間のギャップ
変化を克服するためにプラテン形状をフラットとしてい
るものがあるが、プラテンをフラット面として用紙をプ
ラテンに巻き付かせた場合、図２に示すように、用紙の
剛性によりプラテン面より印字用紙が浮上り易く、印字
素子の打撃音の増大及び用紙に対するインク汚れの付
着、感圧紙(多部紙)における各用紙間での印刷層ズレと
いった問題が発生する。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記課題に対し、本発明
によるフラットプラテンの構成ではフラットプラテンの
用紙搬送方向のフラット部幅を用紙の剛性に対し十分に
広いものとすることで、印字素子の打撃領域における用
紙の浮上り防止を図るものである。具体的には、複数個
の印字素子が搭載されたハンマバンクと、ハンマバンク
を桁方向に往復移動させるシャトル機構と、用紙搬送方
向に一対のペーパーガイドが装着され、印字素子の印字
力を保持するために設けられた印字素子の打撃面がフラ
ットなプラテンと、該プラテンに対して所定の入射角及
び出射角を持って用紙がプラテンに巻き付くように搬送
せしめる少なくとも一対のトラクタが具備された紙送り
機構を有し、印字素子とプラテンの間に前記用紙とイン
クリボンを配置してハンマバンクの往復移動の過程で印
字素子を適時駆動することにより用紙に文字、図形など
を印字するドットプリンタにおいて、プラテンの用紙搬
送方向のフラット部幅を７ｍｍ以上とすることで効果が
得られる。 【０００７】 【発明の実施の形態】図１に本発明の一例となるフラッ
トプラテンの構成の側面断面図を示す。そして、本発明
の構成について、従来技術を示す図２と比較し、詳述す
る。 【０００８】図２に示すように、フラットプラテンにお
いて用紙をプラテンに巻き付ける搬送系では、剛性の強
い用紙において印字素子前面（打撃部）で用紙が浮上り
易く、印字素子の打撃音の増大および印字用紙に対する
インク汚れの付着、感圧紙(多部紙)における各用紙間で
印刷層ズレといった問題が発生していた。これに対し、
本例となる図１の構成では、用紙の剛性の対策としてプ
ラテンの行方向のフラット部幅を広くして、印字素子前
面（打撃部）において用紙の浮上りを低減するようにし
ている。 【０００９】図４及び図５に、フラットプラテンにおけ
るフラット部幅５ｍｍから１５ｍｍで測定した連量１３
５ｋｇ用紙、感圧紙（８部紙）の印字素子前面（打撃
部）における浮上り量を示す。この測定において、紙送
り搬送機構はプラテンの下側に用紙の弛みを防ぐブレー
キ機構により適当なブレーキ力が与えられ、印字面を挟
んで反対側のトラクタで搬送する機構を用いている。 【００１０】この測定結果によれば、用紙搬送方向のフ
ラット面の幅が７ｍｍ以上で１３５ｋｇ紙、感圧紙（８
部紙）のいずれにおいても印字素子前面(打撃部)での浮
上り量がほとんど無くなり、その後は一定となってい
る。このことより、フラットプラテンにおいて、用紙搬
送方向のフラット面幅を７ｍｍ以上とすることで、印字
素子前面（打撃部）での用紙浮上りを抑えて、印字素子
の打撃音低減、印字用紙に対するインク汚れの付着防止
および感圧紙(多部紙)における各用紙間での印刷層ズレ
の低減を図ることができる。 【００１１】 【発明の効果】以上詳述したように、フラットプラテン
の用紙搬送方向のフラット部幅を７ｍｍ以上とすること
で、印字素子の行方向の多段配列に対し、印字素子の配
置に関わらず印字素子とプラテン間の距離を一定としな
がら用紙の浮上りを抑え、印字素子の打撃音低減、印字
用紙に対するインク汚れの付着防止および感圧紙(多部
紙)における各用紙間での印刷層ズレ低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一例となるフラットプラテンの構成
を示す側面断面図。 【図２】 従来のフラットプラテンの構成を示す側面断
面図。 【図３】 ドットプリンタの概略斜視図。 【図４】 １３５ｋｇ用紙における印字素子前面での用
紙浮上り量を示すグラフ。 【図５】 感圧紙における印字素子前面での用紙浮上り
量を示すグラフ。 【符号の説明】 図において、１はハンマバンク、２はインクリボン、３
は用紙、４は紙送り機構、５はプラテンである。
を示す側面断面図。 【図２】 従来のフラットプラテンの構成を示す側面断
面図。 【図３】 ドットプリンタの概略斜視図。 【図４】 １３５ｋｇ用紙における印字素子前面での用
紙浮上り量を示すグラフ。 【図５】 感圧紙における印字素子前面での用紙浮上り
量を示すグラフ。 【符号の説明】 図において、１はハンマバンク、２はインクリボン、３
は用紙、４は紙送り機構、５はプラテンである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】複数個の印字素子が搭載されたハンマバン
クと、該ハンマバンクを桁方向に往復移動させるシャト
ル機構と、用紙搬送方向に一対のペーパーガイドが装着
され、前記印字素子の印字力を保持するために設けられ
た印字素子の打撃面がフラットなプラテンと、該プラテ
ンに対して所定の入射角及び出射角を持って用紙がプラ
テンに巻き付くように搬送せしめる少なくとも一対のト
ラクタが具備された紙送り機構を有し、前記印字素子と
前記プラテンの間に前記用紙とインクリボンを配置して
前記ハンマバンクの往復移動の過程で印字素子を適時駆
動することにより前記用紙に文字、図形などを印字する
ドットプリンタにおいて、 前記プラテンの用紙搬送方向のフラット部幅が７ｍｍ以
上であることを特徴とするドットプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235873A JP2003039755A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | ドットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235873A JP2003039755A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | ドットプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003039755A true JP2003039755A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19067247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001235873A Pending JP2003039755A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | ドットプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003039755A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008044142A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Ricoh Printing Systems Ltd | ドットラインプリンタ |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001235873A patent/JP2003039755A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008044142A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Ricoh Printing Systems Ltd | ドットラインプリンタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060210 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071026 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071031 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080305 |