JP2003039573A - ビードリングの搬送装置、及びビードリングの搬送方法 - Google Patents
ビードリングの搬送装置、及びビードリングの搬送方法Info
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Abstract
に正確に搬送すること。 【解決手段】 内面掴み装置12では、複数のローラ3
8を用いてビードリング142を内周面側より保持す
る。内面掴み装置12を移動して内面掴み装置12の軸
線26Cをタイヤ成型ドラム16の軸線16Cと一致さ
せる。側面掴み装置14を移動して側面掴み装置14の
挟持部材でビードリング142を幅方向両側から挟持す
る。ローラ38をビードリング142から離してビード
リング142を側面掴み装置14に受け渡し、側面掴み
装置14を内面掴み装置12から離して内面掴み装置1
2を元の位置に戻す。ビードリング142の軸線をタイ
ヤ成型ドラム16の軸線16Cに一致させた状態で側面
掴み装置14をタイヤ成型ドラム16側へ移動するの
で、ビードリング142をタイヤ成型ドラム16の所定
の位置に正確に搬送して受け渡すことが出来る。
Description
送装置、及びビードリングの搬送方法に係り、特に、重
量のある大型のビードリングを、タイヤ成型ドラムに正
確に搬送することのできるビードリングの搬送装置、及
びビードリングの搬送方法に関する。
を形成するためにタイヤ成型ドラムが用いられている。
イナー(未加硫)が巻き付けられ、その後、インナーラ
イナーの外周面にカーカスプライ(及びその他のタイヤ
構成部材)が巻きつけられて、その外周部にゴム組成物
からなるスティフナーを設けたスティフナー付きビード
リングがセットされ、更に、その他のタイヤ構成部材が
貼付けられる。
ビード台車に複数保管され、使用時に、一つずつビード
搬送装置によって取り出されてタイヤ成型ドラムへと搬
送されていた。
ビード搬送装置(例えば、特開平9−201883号公
報等)では、ビードリングをマグネットで吸着して保持
していたため、乗用車用タイヤ等に用いられる比較的小
径のビードリングは保持可能であったが、建設車両用タ
イヤ等に用いられる大径(例えば、直径が57〜73イ
ンチ、重量が110〜305kg)のビードリングは、
保持することができなかった。
送するビード搬送装置があるが、ビードリングの径毎に
ホルダーを用意しなければならず、また、ホルダーの交
換作業も煩雑であった。
もので、ホルダー等の部品交換をせず、重量があり、か
つ異なるサイズのビードリングであっても確実に保持で
き、タイヤ成型ドラムの軸線とビードリングの軸線とを
一致させてビードリングをタイヤ成型ドラムに搬送可能
なビードリングの搬送装置、及びビードリングの搬送方
法を提供することが目的である。
は、ビードリングをタイヤ成型ドラムへ搬送するための
ビードリングの搬送装置であって、前記ビードリングを
内面側から保持可能な内掴み装置と、前記ビードリング
を軸方向両面側から保持可能な側面掴み装置と、を備
え、前記側面掴み装置は、タイヤ成型ドラムの軸線に沿
って移動可能とされる第1の移動部材と、ビードリング
を両側面より挟持可能な挟持手段と、前記第1の移動部
材に設けられ、前記挟持手段を前記タイヤ成型ドラムの
軸線と同軸的に設けられた第1の軸線を中心として各々
略半径方向に移動可能に保持すると共に、前記第1の軸
線から計測する各挟持手段の距離が同一となるように前
記各挟持手段を同期して移動する第1の駆動手段と、前
記挟持手段を前記ビードリングの幅方向に移動して前記
ビードリングを挟持させる第2の駆動手段と、を有し、
前記内掴み装置は、タイヤ成型ドラムの軸線と交差する
方向に移動可能とされる第2の移動部材と、ビードリン
グの内周面に当接可能な複数の内面保持部材と、前記第
2の移動部材に設けられ、前記内面保持手段を第2の軸
線を中心にして各々略半径方向に移動可能に保持すると
共に、前記第2の軸線から計測する各内面保持部材の半
径方向の距離が同一となるように前記各内面保持部材を
同期して移動する第3の駆動手段と、を有し、前記内掴
み装置は、前記第2の軸線が前記側面掴み装置の前記第
1の軸線の延長線上に配置される第1の位置と、前記側
面掴み装置の移動軌跡上から離れた第2の位置との間を
移動可能とされている、ことを特徴としている。
送装置の作用を説明する。
される。
2の軸線側に寄せ、内面保持手段の第2の軸線から見て
外側の端部を通る外接円の半径を、ビードリングの内径
よりも小さく設定する。
る方向に移動し、ビードリングの内周面に押圧し、内面
保持手段によってビードリングを内周面側より保持す
る。
2の軸線を側面掴み装置の第1の軸線の延長線上に配置
する。
置するように、側面掴み装置をタイヤ成型ドラムの軸線
に沿って移動する。
リングの両側に配置し、第2の駆動手段で挟持手段を移
動してビードリングを両側より挟持し、内面保持手段を
第2の軸線側に移動してビードリングから内面保持手段
を離す。
に受け渡される。
タイヤ成型ドラムから離れる方向に移動し、内面掴み装
置から離す。
ら退避するので、側面掴み装置をタイヤ成型ドラム側へ
移動し、ビードリングの装着位置で側面掴み装置を停止
する。
軸心と一致しているので、ビードリングをタイヤ成型ド
ラム上のタイヤ構成部材に対して最適に装着することが
出来るようになる。
持手段を第1の軸線から離れる側に移動し、側面掴み装
置をタイヤ成型ドラムの外側に退避させる。
のビードリングの搬送装置において、前記第2の駆動手
段は、前記挟持手段を前記ビードリングの幅方向に移動
するエアシリンダを備えていることを特徴としている。
送装置の作用を説明する。
では、挟持手段の移動をエアシリンダで行っているの
で、大きな力でビードリングを挟持することが出来る。
は、ビードリングの軸線がタイヤ成型ドラムの軸線の延
長線上に位置するように、ビードリングを内周面側から
保持する第1の工程と、内周面側から保持されたビード
リングを幅方向両側から挟持して受け取る第2の工程
と、幅方向両側から挟持したビードリングをタイヤ成型
ドラムの軸線に沿って移動してタイヤ成型ドラムの一端
から挿入する第3の工程と、タイヤ成型ドラム上に配置
されたタイヤ構成部材の所定の位置でビードリングを離
し、ビードリングをタイヤ構成部材上にセットする第4
の工程と、を有することを特徴としている。
は、先ず、第1の工程でビードリングの軸線がタイヤ成
型ドラムの軸線の延長線上に位置するように、ビードリ
ングを内周面側から保持する。
されたビードリングを幅方向両側から挟持して受け取
る。
ビードリングをタイヤ成型ドラムの軸線に沿って移動
し、ビードリングをタイヤ成型ドラムの一端から挿入す
る。
置されたタイヤ構成部材の所定の位置でビードリングを
離す。
材上に装着される。
施の形態の一例を詳細に説明する。
ヤ成型ドラム16の軸方向と直交する矢印B方向には、
インナーライナー、カーカスプライ等のタイヤ構成部材
をタイヤ成型ドラム16に搬送するバンドサーバー18
が配置されている。
床面に配置された支柱20に対して片持ちで回転可能に
支持されている。
み装置12と側面掴み装置14からなるビードリングの
搬送装置10が設けられている。
矢印R方向側に配置されており、側面掴み装置14はタ
イヤ成型ドラム16の軸線に沿って配置されている。 (内面掴み装置)図1及び図2に示すように、内面掴み
装置12は、リニアモーションベアリング22を構成す
るガイドレール22Aにスライド自在に支持されたスラ
イドブロック22Bに取り付けられており、タイヤ成型
ドラム16の軸線16Cに対して直交方向に移動可能と
されている。
2Bを下面に取りつけた支柱24を備えている。
取り付けられている。
ラム16の軸線16Cとは互いに平行であり、かつ床面
28からの高さが同一に設定されている。
設けられている。
0は、支持軸26に固定された環状のベース板32を備
えている。
Aが外周方向に等間隔で8ヶ所形成されている。
固定されている。
ており、支持軸26の軸線26Cからの距離も全て同一
である。
折れ曲ったリンク36が回転可能に支持されている。
転可能に支持されている。
が形成されている。
の側方には、ベース板32と平行に環状の可動板42が
配置されている。
で8個固定されている。
40の中にスライド自在に挿入されている。
エアシリンダ46が揺動可能に支持されている。
の先端には、軸受48が取り付けられている。
た軸50が回転自在に挿入されている。
ッド46Aを突出すると、可動板42が矢印CW方向に
回転し、軸50が長孔40の孔壁を押しながら摺動し、
リンク36が図6の矢印OUT方向に回転してリンク3
6のローラ38側が外側に移動する。
46Aを引き込むと、可動板42が矢印CCW方向に回
転するので、リンク36が図5の矢印IN方向に回転
し、リンク36のローラ38側が内側に移動する。
ラ38を通る仮想円(2点鎖線で図示)39の中心と支
持軸26の軸線とは一致する。
柱24には、モータ52が取り付けられており、モータ
52の回転軸52Aには平歯車54が取り付けられてい
る。
台座56に取り付けられており、台座56には、ガイド
レール22Aと平行にラック58が取り付けられてい
る。
おり、平歯車54をモータ52で回転させることによ
り、内面掴み装置12をタイヤ成型ドラム16の軸線1
6Cと直交方向に移動することができる。
第1のストッパ及び第2のストッパが設けられている。
により、支持軸26の軸線がタイヤ成型ドラム16の軸
線16Cと一致した位置(本発明の第1の位置)で内面
掴み装置12が高精度(例えば、タイヤ成型ドラム16
の軸線に対して径方向に±2mm以内)で停止する。
ることにより、内面掴み装置12は、側面掴み装置14
の移動軌跡から離れた位置(本発明の第2の位置)で停
止することが出来る。
設けて内面掴み装置12の停止位置を制御しても良い。 (側面掴み装置)図1及び図7に示すように、側面掴み
装置14は、リニアモーションベアリング60を構成す
るガイドレール60Aにスライド自在に支持されたスラ
イドブロック60Bに取り付けられており、タイヤ成型
ドラム16の軸線16Cに沿って移動可能とされてい
る。
0Bを下面に取りつけたスライドベース板62を備えて
いる。
には、互いに平行とされた一対の側板64A及び側板6
4Bが垂直に立設されている。
び側板64Bには、スティフナー140の取り付けられ
たビードリング142を挿通可能とする大径の丸孔66
が形成されている。
は、タイヤ成型ドラム16の軸線16Cと一致してお
り、かつ内面掴み装置12の支持軸26の軸線26Cと
は平行かつ床面28からの高さが一致している。
Aと側板64Bの間には、側板64Aと側板64Bとを
連結するように第1の軸68が周方向に等間隔で8個設
けられていると共に、第2の軸70が周方向に等間隔で
8個設けられている。
6の軸線66Cからの距離が全て同一に設定されてお
り、同様に、これら第2の軸70も丸孔66の軸線66
Cからの距離が全て同一に設定されている。
アリング72を介して側板64A及び側板64Bに回転
自在に支持されている。
イン68Aが、第2の軸70の中間部分にはスプライン
70Aが形成されている。
リンク74が配置されている。
プライン68Aの形成されている部分が挿通する異形孔
(図示せず。スプライン68Aの断面形状と相似形状の
孔。)が形成されており、第1のリンク74は第1の軸
68を中心として第1の軸68と一体で回転する構成と
なっている。
板64Bの内周側に突出した端部に段付きの丸孔77が
形成されている。
一部分に連結部材76が掛け渡されている。
8が固定されている。
ンダ80が配置されている。
側部には軸82が固定されており、この軸82が支柱7
8の丸孔84に回転自在に挿入されている。
中心として揺動可能となっている。
の先端には、軸受86が取り付けられている。
74は、一部分が側板64A及び側板64Bの外周側に
突出しており、この突出した部分の端部に丸孔75が形
成されている。
り、この軸88が第1のリンク74の丸孔75に回転自
在に挿入されている。
することにより、第1のリンク74は第1の軸68の軸
線を中心として揺動する。
部分に、軸90及び軸92が固定されている。
印CW方向側に隣接する第1のリンク74の軸92と連
結リンク94を介して連結されており、隣接する第1の
リンク74同士は全て連結リンク94を介して連結され
ている。
た第1のリンク74を揺動させると、他の第1のリンク
74も同期して揺動する。
ング96を介して軸98が回転自在に支持されている。
部材100が設けられている。
側面に当接する当接部100Aと、当接部100Aに一
体的に取り付けられた支持部100Bを備えている。
形状に合わせて湾曲している。
が形成されており、この丸孔102に第1リンク74の
軸98が挿入され固定されている。
中心として揺動可能となっている。
が固定されている。
6が揺動可能に支持されている。
反対側の端部には、第2の軸70のスプライン70Aの
断面形状と相似形状の異形孔106Aが形成されてお
り、この異形孔106Aに第2の軸70が挿入されてい
る。
第2の軸70と一体となって回転する。
間には、環状のスライド側板108が配置されている。
スプライン68Aの形成されている部分が貫通する孔1
10と、第2の軸70のスプライン70Aの形成されて
いる部分が貫通する孔112とが形成されている。
ダ114が取り付けられている。
4Aは、スライド側板108に固定されている。
動することにより、スライド側板108は、第1のリン
ク74と接離する方向に平行に移動される。
第1のリンク74と平行に第2のリンク116が配置さ
れている。
部材120を介してこのスライド側板108に回転自在
に支持されている。
イド側板108に回転自在に支持されつつ、かつスライ
ド側板108と一体となって移動することができる。
70のスプライン70Aの形成されている部分が挿通す
る異形孔118(図示せず。スプライン70Aの断面形
状と相似形状の孔。)が形成されており、第2のリンク
116は、第2の軸70を中心として第2の軸70と一
体的に回転する構成となっている。
とは反対側の端部に段付きの丸孔119が形成されてい
る。
アリング96を介して軸98が回転自在に支持されてい
る。
挟持部材100が設けられており、この挟持部材100
の丸孔102に第2のリンク116の軸98が挿入され
固定されている。
材100も、軸98を中心として揺動可能となってい
る。
持部100Bの中間部分には、軸122が固定されてい
る。
4が揺動可能に支持されている。
反対側の端部には、第2の軸70のスプライン70Aの
断面形状と相似形状の異形孔124Aが形成されてお
り、この異形孔124Aに第2の軸70が挿入されてい
る。
2の軸70と一体となって回転する。
には、モータ126が取り付けられており、モータ12
6の回転軸には平歯車128が取り付けられている。
れた台座130に取り付けられており、台座130に
は、ガイドレール60Aと平行にラック132が取り付
けられている。
っており、平歯車128をモータ126で回転させるこ
とにより、側面掴み装置14をタイヤ成型ドラム16の
軸線16Cに沿って移動することができる。
は、エアシリンダ114を駆動することにより、第1の
リンク74に対して第2のリンク116を接離する方向
に移動でき、これにより、複数の第1のリンク74の挟
持部材100と第2のリンク116の挟持部材100と
でビードリング142を挟持することができる。
より、挟持部材100を、各々図10に示す実線の位置
と2点鎖線で示す退避位置との間でほぼ半径方向に自由
に移動することができる。
4は、部品交換等をせずに径の異なる複数種類のビード
リング142を挟持することが可能となっている。
板62には、第1のリンク74の揺動角度を制限するス
トッパ装置146が設けられている。
シャフト148と送りねじ150が軸受152に支持さ
れている。送りねじ150は、モータ154で回転され
る。
56が螺合している。
この孔にシャフト148がスライド自在に貫通してい
る。したがって、送りねじ150を回転させると、ナッ
ト156がシャフト148にガイドされて移動する。
1のリンク74には、ナット156の側面に当接する突
起158が形成されており、ナット156と突起158
とが当接する位置を調整することにより、第1のリンク
74の揺動角度、即ち、挟持部材100の停止位置(軸
心66C側の)を調整することができる。
わせて挟持部材100の停止位置を簡単に変更調整する
ことができる。
整弁等を介してエアコンプレッサに接続されている。
き付けられたタイヤ構成部材144(インナーライナ
ー、カーカスプライ及びその他のタイヤ構成部材。図1
参照)にビードリング142をセットする工程を説明す
る。 (1) 先ず、図示しないビード台車に保管されたビー
ドリング142をクレーン等を用いて内面掴み装置12
へ搬送する。
うに、予めリンク36のローラ38を内側に寄せてお
き、図1に実線で示すように、側面掴み装置14の移動
軌跡上から退避した位置(本発明の第2の位置)に配置
しておく。 (2) ローラ38の外側にビードリング142を配置
してリンク36を揺動させてローラ38を外側へ移動す
る。
8がビードリング142の内周面に当接し、ビードリン
グ142の中心が、内面掴み装置12の支持軸26の軸
線26Cと一致する。
ビードリング142を保持させる。
保持することで、ビードリング142の軸線の高さを、
タイヤ成型ドラム16の軸線16Cの高さに一致させる
ことができる。 (3) 図1の2点鎖線で示すように、内面掴み装置1
2を矢印B方向とは反対方向に移動し、内面掴み装置1
2の支持軸26の軸線26Cを、側面掴み装置14の軸
線66Cと一致させる(本発明の第1の位置)。 (4) 側面掴み装置14を内面掴み装置12側へ移動
し、互いに対向する挟持部材100と挟持部材100の
外側に、ビードリング142を位置させる。 (5) エアシリンダ80を駆動して挟持部材100を
内側へ移動し、ビードリング142の両側に当接部10
0Aを配置する。 (6) エアシリンダ114を駆動して一対の挟持部材
100を互いに接近させ、両方の当接部100Aでビー
ドリング142を挟持する(図12,13参照)。 (7) 内面掴み装置12のリンク36を揺動させてロ
ーラ38を内側へ移動し、ローラ38をビードリング1
42から離す。
み装置14に受け渡される。 (8) ビードリング142を保持した側面掴み装置1
4を矢印R方向に移動して内面掴み装置12から離し、
その後、内面掴み装置12を元の位置(本発明の第2の
位置)に戻す。 (9) 図14に示すように、側面掴み装置14をタイ
ヤ成型ドラム16側へ移動してビードリング142をタ
イヤ構成部材144の装着で停止させ、図15に示すよ
うに、タイヤ構成部材144を拡径してタイヤ構成部材
144をビードリング142の内周面に当接させてビー
ドリング142の固定を行う。 (10) 挟持部材100をビードリング142から離
し、挟持部材100を外側へ移動し、側面掴み装置14
を矢印R方向に移動してタイヤ成型ドラム16から離
す。
程が終了となる。
シリンダ114の力を用いてビードリング142を挟持
するので、ビードリング142が大径で重量のあるもの
(例えば、305kg)であっても確実に挟持すること
ができる。
部材100をビードリング142の側面に当接させるの
で、外周面にスティフナー140の取り付けられたビー
ドリング142を挟持することができる。
は、エアシリンダ80を駆動して挟持部材100の位置
(径方向)を変更することができるので、側面掴み装置
14は種々の径のビードリング142を挟持することが
出来る。
は、種々の径のビードリング142に合わせて挟持部材
100を径方向に移動可能としているが、挟持部材10
0の湾曲した当接部100Aが実質的にビードリング1
42の湾曲に沿って配置されるように、第1の軸68と
軸98との中心間距離、第2の軸70と軸122(及び
104)との中心間距離、第1の軸68と第2の軸70
との中心間距離、及び軸98と軸122(及び104)
との中心間距離を各々調整している。具体的には、第1
の軸68と軸98との中心間距離が、第2の軸70と軸
122との中心間距離よりも若干長く、第1の軸68と
第2の軸70との中心間距離が、軸98と軸122との
中心間距離よりも若干長く形成されている(即ち、完全
な平行四辺形リンクでは無い。)。
いる幅方向に移動しない挟持部材100の位置を、軸線
26Cに対して直角な同一平面上に配置することによ
り、ビードリング142の面精度を確実に出すことが出
来る。
で保持した後、挟持部材100で挟持することにより、
ビードリング142の軸線とタイヤ成型ドラム16の軸
線16Cとが一致するので、ビードリング142をタイ
ヤ構成部材144の装着位置まで正確に搬送することが
できる。
リエーション)に優れた空気入りタイヤを製造すること
が出来る。
グの搬送装置、及びビードリングの搬送方法によれば、
部品交換をせず、重量があり、かつ異なるサイズのビー
ドリングであっても確実に保持でき、タイヤ成型ドラム
の軸線とビードリングの軸線とを一致させてビードリン
グをタイヤ成型ドラムに搬送することが出来る、という
優れた効果を有する。
装置の概略構成を示す平面図である。
の背面図である。
る。
図である。
側面掴み装置で把持した状態を示す内掴み装置及び側面
掴み装置の軸線に沿った縦断面図である。
側面掴み装置で把持した状態を示す内掴み装置及び側面
掴み装置の正面側から見た断面図である。
ヤ構成部材の装着位置で停止させた状態を示す側面掴み
装置及びタイヤ成型ドラムの側面図である。
態を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ビードリングをタイヤ成型ドラムへ搬送
するためのビードリングの搬送装置であって、 前記ビードリングを内面側から保持可能な内掴み装置
と、前記ビードリングを軸方向両面側から保持可能な側
面掴み装置と、を備え、 前記側面掴み装置は、タイヤ成型ドラムの軸線に沿って
移動可能とされる第1の移動部材と、ビードリングを両
側面より挟持可能な挟持手段と、前記第1の移動部材に
設けられ、前記挟持手段を前記タイヤ成型ドラムの軸線
と同軸的に設けられた第1の軸線を中心として各々略半
径方向に移動可能に保持すると共に、前記第1の軸線か
ら計測する各挟持手段の距離が同一となるように前記各
挟持手段を同期して移動する第1の駆動手段と、前記挟
持手段を前記ビードリングの幅方向に移動して前記ビー
ドリングを挟持させる第2の駆動手段と、を有し、 前記内掴み装置は、タイヤ成型ドラムの軸線と交差する
方向に移動可能とされる第2の移動部材と、ビードリン
グの内周面に当接可能な複数の内面保持部材と、前記第
2の移動部材に設けられ、前記内面保持手段を第2の軸
線を中心にして各々略半径方向に移動可能に保持すると
共に、前記第2の軸線から計測する各内面保持部材の半
径方向の距離が同一となるように前記各内面保持部材を
同期して移動する第3の駆動手段と、を有し、 前記内掴み装置は、前記第2の軸線が前記側面掴み装置
の前記第1の軸線の延長線上に配置される第1の位置
と、前記側面掴み装置の移動軌跡上から離れた第2の位
置との間を移動可能とされている、 ことを特徴とするビードリングの搬送装置。 - 【請求項2】 前記第2の駆動手段は、前記挟持手段を
前記ビードリングの幅方向に移動するエアシリンダを備
えていることを特徴とする請求項1に記載のビードリン
グの搬送装置。 - 【請求項3】 ビードリングの軸線がタイヤ成型ドラム
の軸線の延長線上に位置するように、ビードリングを内
周面側から保持する第1の工程と、 内周面側から保持されたビードリングを幅方向両側から
挟持して受け取る第2の工程と、 幅方向両側から挟持したビードリングをタイヤ成型ドラ
ムの軸線に沿って移動してタイヤ成型ドラムの一端から
挿入する第3の工程と、 タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材の所定
の位置でビードリングを離し、ビードリングをタイヤ構
成部材上にセットする第4の工程と、 を有することを特徴とするビードリングの搬送方法。
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