JP2003039295A - レンズ拭き取り方法および装置 - Google Patents

レンズ拭き取り方法および装置

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JP2003039295A
JP2003039295A JP2001227399A JP2001227399A JP2003039295A JP 2003039295 A JP2003039295 A JP 2003039295A JP 2001227399 A JP2001227399 A JP 2001227399A JP 2001227399 A JP2001227399 A JP 2001227399A JP 2003039295 A JP2003039295 A JP 2003039295A
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lens
wiping
dish
lens surface
contact
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JP2001227399A
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English (en)
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Naoyuki Kishida
尚之 岸田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ面を拭き取って洗浄する場合、レンズ
面の異物を拭き皿に移し取った後、この異物をレンズ面
に再付着させることなく洗浄を行い、かつ拭き皿の長寿
命化を両立させる。 【解決手段】 レンズ1のコバ2を支持ローラー3と移
動ローラー4により支持し、移動ローラー4を矢印B方
向に回転してレンズ1を矢印C方向に回転する。拭き皿
8をレンズ面に接触させつつ、拭き皿8をレンズ面の中
心位置から外周縁方向に円弧状の軌跡16を描かせなが
ら移動し、拭き皿8とレンズ面との接触点を連続的に変
化させ、研磨加工した後のレンズに付着している研磨材
粒子等の異物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨されたレンズ
表面に付着している研磨材などの異物を除去するための
レンズ拭き取り方法および装置に係り、特に異物除去に
対して、物理的・機械的に除去するレンズ拭き取り方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研磨後のレンズに付着している異
物を機械的に拭き取る技術としては、図4に示す特公平
5−26629号公報の『レンズの拭き取り方法および
拭き取り装置』が知られている。
【0003】上記拭き取り装置は、拭き取るレンズ10
0を支持する回転可能な円柱状の支持部材101が等配
されて3本設けられている。各支持部材101には凹部
が周設されており、その凹部において3本の支持部材1
01がレンズの外周部を挟持してレンズ100を支持す
るようになっている。また、各支持部材101は、レン
ズ100の支持と解放が可能なように、レンズ支持位置
の中心位置(以下、レンズ支持中心位置という)に対し
てそれぞれ進退移動可能になっているとともに、支持部
材101の少なくとも1本は支持したレンズ100を回
転させるように回転駆動可能になっている。
【0004】支持部材101で支持したレンズ100の
側方には、レンズ100を拭くための洗浄皿102(以
下、拭き皿102という)を先端に取り付けたアーム1
03を設けた支持台104が配置されている。アーム1
03は、支軸105を介して支持台104に回動可能に
設けられ、支持部材101で支持したレンズ100の上
下に位置し得るように一対配置されるとともに、アクチ
ュエータ106により、支軸105を中心に両先端が接
近・離反可能になっている。拭き皿102は、各アーム
103の先端にそれぞれ対向するように取り付けられ、
レンズ100のレンズ両面を同時に拭き取りできるよう
になっている。支持台104は、矢印110で示すよう
に、上記レンズ支持中心位置に対して直線的に進退移動
可能になっており、前進させた際には、図4に示すよう
に、一対の拭き皿102をレンズ100のレンズ両面の
ほぼ中心に当接可能になっている。また、支持したレン
ズ100のレンズ面の上下側には、それぞれのレンズ面
に向けて洗浄液108を供給するためのノズル107が
一対設けられている。
【0005】次に、上記レンズ拭き取り装置によるレン
ズ拭き取り方法を説明する。まず、上記レンズ支持位置
からレンズ外周面と各レンズ面とをそれぞれ解放し得る
ように、各支持部材101と一対の拭き皿102とをレ
ンズ支持中心位置から離れるように後退し、拭き取るレ
ンズ100をレンズ支持位置に配設し得る空間を開け
る。
【0006】次に、上記レンズ支持位置にレンズ100
を搬送する。その後、各支持部材101をレンズ支持中
心位置に向かって前進させてレンズ100のレンズ外周
面を挟持し、支持部材101によりレンズ支持中心位置
(レンズ100の中心となる)を中心にしてレンズ10
0を回転させる。さらに、アーム103を開いた状態で
支持台104をレンズ支持中心位置に向かって前進さ
せ、両アーム103の先端を接近させて各拭き皿102
をレンズ100のレンズ両面のほぼ中心にそれぞれ当接
するとともに、ノズル107より洗浄液108をレンズ
両面にそれぞれ供給する。そして、支持台104をレン
ズ支持中心位置から離れる方向へ移動することで各拭き
皿102を、回転しているレンズ面にそれぞれ接触させ
つつレンズ100の外周縁に向かって直線的に移動さ
せ、レンズ100のレンズ両面全面を拭き取る。
【0007】さらに、上記特公平5−26629号公報
には、拭き取るレンズの半径より大径にした一対の拭き
皿を用い、支持部材101で支持したレンズ100のレ
ンズ両面に対して、レンズ100の中心からレンズ外周
縁まで上記拭き皿をそれぞれ当接し、レンズ100と各
拭き皿とを相対回転してレンズ両面を同時に拭き取る技
術も開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズ拭き取り方法および装置では、以下の問題があっ
た。
【0009】従来の拭き取り方法および装置では、拭き
皿とレンズとを相対的に直線移動させて、あるいは相対
的に回転させて、レンズ面を拭き皿により拭き取る手法
であるため、レンズ面に付着している研磨材粒子などの
異物の拭き取りを行った拭き皿の接触部分が、拭き取り
作業後もレンズ面に接触して拭き取りを行うので、せっ
かく拭き取った異物が拭き皿からレンズ面に再付着して
しまう。すなわち、レンズ面に付着している異物を拭き
皿に移し取った後は、この部分の拭き皿がレンズ面に接
触しないように拭き取りを実施しないと、異物がレンズ
面に再付着して汚れが生じる。従って、異物をきれいに
レンズ面の全面から拭き取るには、必ず、常に拭き取り
作業を行っていない拭き皿の新しい部分を接触させてい
く必要がある。
【0010】さらに、拭き取り作業を終了させる際の拭
き皿の離脱方法が、良好な拭き取り面を得るために重要
であることが経験的にわかっており、従来の動作である
直線的な離脱手法では、レンズ面の縁部に洗浄液溜まり
による液残りが発生しやすく、部分的な汚れが残留して
しまう。経験的な作業から、拭き皿を円弧状に移動さ
せ、レンズ外周に対して鋭角を保った状態で拭き皿を抜
き取ることによって、レンズ表面に洗浄液残りがほとん
ど発生せずに良好な拭き取りが行えることが解ってい
る。
【0011】また、1枚のレンズを上記方法で洗浄した
後は、拭き皿に異物が付着したままであり、この状態で
次のレンズを拭き取ると、せっかく拭き皿に移し取った
異物が次のレンズに拭き皿から再付着してしまう。特
に、複数枚のレンズを洗浄していけば、より拭き皿への
異物残留が増え、洗浄性が低下する。
【0012】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、レンズ面を拭き取って洗浄する場合、
レンズ面の異物を拭き皿に移し取った後、この異物をレ
ンズ面に再付着させることなく洗浄を行い、かつ拭き皿
の長寿命化を両立させるレンズ拭き取り方法および装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るレンズ拭き取り方法は、レ
ンズを研磨加工した後に、レンズに付着している研磨材
粒子等を除去するレンズ拭き取り方法において、レンズ
を回転させ、拭き皿をレンズ面に接触させつつ一定方向
に円弧状の軌跡を描かせながら移動し、上記拭き皿とレ
ンズ面との接触点を連続的に変化させることを特徴とす
る。
【0014】本発明によれば、レンズのレンズ面に当て
付けられた拭き皿が、円弧の軌跡を描きながらレンズの
外周部に向かって移動する。これによって、拭き皿が拭
き取りで進行する方向は、必ずレンズのコバ(外周)部
分、つまり拭き皿が接触している場所でのレンズの円周
方向とのなす角度が、必ず鋭角を構成する。鋭角を構成
することで、拭き取りの際にレンズの拭き取り面と拭き
皿が、洗浄液の液溜まりを形成し挟み込むように進行す
るため、レンズ面に存在する研磨材やゴミなどの付着物
を有効に捕獲することができる。
【0015】また、本発明の請求項2に係るレンズ拭き
取り装置は、レンズを研磨加工した後に、レンズに付着
している研磨材粒子等を除去するレンズ拭き取り装置に
おいて、レンズのコバを挟持して回転させる複数の支持
部材と、上記支持部材で支持したレンズのレンズ両面に
対向させて配置される一対の拭き皿と、上記一対の拭き
皿をレンズ両面にそれぞれ押圧させ、かつ円弧状に移動
させる回転駆動部と、上記一対の拭き皿とレンズ両面に
洗浄液を供給する供給ユニットとより構成したことを特
徴とする。
【0016】本発明によれば、拭き取るレンズを支持部
材で支持してレンズを回転させ、拭き皿をレンズ面の中
心部に接触させた後、回転駆動部により拭き皿をレンズ
面に押圧しながら、レンズの外周面に向かって円弧状に
移動させ、拭き皿によりレンズ面の拭き取りを行う。こ
の際、拭き皿とレンズ面に供給ユニットにより洗浄液を
供給する。このとき、拭き皿が拭き取りで進行する方向
は、必ずレンズのコバ(外周)部分、つまり拭き皿が接
触している場所でのレンズの円周方向とのなす角度が、
必ず鋭角を構成する。鋭角を構成することで、拭き取り
の際にレンズの拭き取り面と拭き皿が、洗浄液の液溜ま
りを形成し挟み込むように進行するため、研磨材やゴミ
などの付着物を有効に捕獲することができる。
【0017】また、本発明の請求項3に係るレンズ拭き
取り装置は、本発明の請求項2の構成にあって、上記回
転駆動部は、上記拭き皿をそれぞれ取り付けた一対の平
行リンク機構を備え、上記拭き皿をレンズ両面に対して
一定の姿勢に保つことを特徴とする。
【0018】本発明によれば、拭き皿をレンズ面に対し
て一定姿勢に保つことで、球面状のレンズ面に対して円
弧状に移動する拭き皿の接触する部分がその移動位置に
おいて異なるようになる。
【0019】この状態を図3を用いて説明する。図3
は、拭き皿8とレンズ1の拭き取り状態を円弧軌跡と9
0度回転した方向から見た図として示しており、平行リ
ンク機構に取り付けられた拭き皿8は、レンズ中心部か
ら外周部(コバ部2)に円弧状に移動する際、その姿勢
を一定に保ち、常に拭き皿8の表面の異なる部分がレン
ズ面と接触している。すなわち、拭き皿8の円弧状の移
動により拭き皿8のレンズとの接触位置を示す角度θに
応じて、拭き皿8の接触点も最初の接触部位よりθずれ
た位置となり、1枚のレンズを拭き取る間には、一度接
触した部分が再度レンズに触れることがない。従って、
拭き取り作業で拭き皿8に付着した研磨材やゴミなどの
異物が、再度レンズ1に接触することがないため、異物
の再付着を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のレンズ拭き
取り方法および装置は、一度レンズ面を拭き取った拭き
皿の部位が、再度レンズ面に接触することなく安定した
押圧力をレンズ両面に付加させて、レンズ両面を同時に
拭き取るものである。
【0021】(実施の形態1)図1、図2および図3に
本発明の実施の形態1を示す。図1は拭き取り装置の全
体を示す構成図で、拭き取るレンズの外周部分であるコ
バの方向から見た図、図2は拭き取りを行う部分のみを
レンズの拭き取り面方向から見た図、図3は拭き皿の移
動方向に対して直交する方向から見てレンズの拭き取り
面と拭き皿の接触状態を示す図である。
【0022】本実施の形態の拭き取り装置では、拭き取
りが行われるレンズ1は、複数の支持部材としての回転
可能な支持ローラー3とその支持ローラー3と向かい合
って移動かつ回転可能な移動ローラー4によって、レン
ズ1の外周部であるコバ2が挟持されて回転可能に支持
される。レンズ1を安定良く支持するために、2つの支
持ローラー3と1つの移動ローラー4の3点で挟持され
る。
【0023】2つの支持ローラー3は、それぞれコの字
形の支持部材17により回転可能に支持され、装置の基
台30に立設した支柱18の先端部に固定した取付部材
19の側面に上記支持部材17を介して取り付けられて
いる。2つの支持ローラー3は、支柱18から同じ距離
に配設されており、図2に示すように、拭き取るレンズ
1のコバ2が2つの支持ローラー3の周面に接触した際
には、レンズ1の中心を通る線分が支柱18を通るよう
になっている。
【0024】移動ローラー4は、コの字形の支持部材2
1に回転可能に支持されている。支持部材21は、基台
30上に設けたガイド5に固設した立設部材22の上端
に取り付けた取付部材23の先端に固定されている。ガ
イド5は、拭き取るレンズ1のコバ2に向かって移動ロ
ーラー4を矢印A方向へ進退可能にしており、図2に示
すように、移動ローラー4は、レンズ1の中心を通り支
柱18を結ぶ線上でレンズ1のコバ2に当接し、2つの
支持ローラー3とによりレンズ1を安定して支持できる
ようになっている。ガイド5は、基台30に取り付けた
空圧で動作するシリンダ6の可動軸6aによって進退移
動可能となっている。
【0025】さらに、上記取付部材23には、移動ロー
ラー4を回転させるモーター7が取り付けられており、
ベルト24などを介してモーター7の回転動力を移動ロ
ーラー4に伝達し得るように接続されている。各支持ロ
ーラー3および移動ローラー4は、レンズ1のコバ2に
カケやキズを発生させないように、ゴムやポリウレタン
でできており、コバ2の部分も拭き取りが必要な際に
は、各ローラー3,4の表面に不織布を被せて用いる。
【0026】2つ支持ローラー3と移動ローラー4でコ
バ2を挟持されたレンズ1のレンズ両面としての上下面
(以下、表面という)には、レンズ1を拭き取るために
球面形状を有する拭き皿8が、レンズ1のほぼ中心でレ
ンズ1を挟むようにそれぞれ配置可能になっている。各
拭き皿8は、レンズ1の表面への接触に伴うキズを生じ
させず、かつレンズ1の表面に付着している研磨材粒子
や異物を除去するために、内部はゴムやポリウレタンな
どの弾性体から構成され、その表面には微粒子を吸着・
捕獲しやすい不織布8aを被せた構成となっている。
【0027】次に、一対の拭き皿をレンズ面にそれぞれ
押圧させ、かつ円弧状に移動させる回転駆動部を説明す
る。本実施の形態では、アーム9、支柱11、押圧シリ
ンダ12および回転シリンダ13等により回転駆動部を
構成してある。
【0028】各拭き皿8は、レンズ1の表面形状である
球面に沿って移動できるように、4点で支持される平行
リンク機構を有するそれぞれのアーム9に取り付けられ
ている。各アーム9は、3本のアーム部材9a,9b,
9cからなっており、アーム部材9bはアーム部材9a
のほぼ半分の長さになっている。なお、2つのアーム9
は、その配置が上下に対称となっている点を除けば同様
に構成されているので、以下、図1において上方に配置
されているアーム9について説明する。
【0029】アーム9のアーム部材9a,9bは、基台
30上に固設されエアー駆動する回転シリンダ13によ
り回転される支柱11の側面に取り付けられている。支
柱11は、支持ローラー3と移動ローラー4により支持
されたレンズ1の中心軸と平行な軸Z回りに回転され、
アーム9は支柱11と同期して軸Z回りに回転可能にな
っている。アーム部材9aは、その長さのほぼ中央にお
いて軸受け10aを介して支柱11に取り付けられてお
り、軸受け10aを中心にして上下方向に回動可能にな
っている。一方、アーム部材9bは、その端部が軸受け
10bを介して支柱11取り付けられてアーム部材9a
の下方に配置されており、レンズ1の上方に延在させた
先端を軸受け10bを中心にして回動可能になってい
る。
【0030】アーム部材9cは、レンズ1の上方に延在
させたアーム部材9a,9bの先端に軸受け10c,1
0dを介して回動可能に取り付けられており、アーム部
材9a,9bを平行に保ってリンク9の平行リンク機構
を構成している。軸受け10aと軸受け10cの間隔お
よび軸受け10bと軸受け10dの間隔は、同じになっ
ており、アーム部材9cは上下方向に配置され、アーム
部材9a,9bが軸受け10a,10bを中心に上下方
向に回動しても、アーム部材9cが上下方向に向かう状
態は維持されるようになっている。
【0031】アーム部材9cには、その前面のほぼ中央
にL字状部材25が固定されており、このL字状部材2
5の先端に上記拭き皿8が取り付けられている。アーム
部材9は、上述したように一定方向に保たれるので、拭
き皿8は、レンズ1の表面である球面に沿って移動して
も、上下左右方向に向かう位置の状態は一定に維持さ
れ、図3に示すように、移動に伴ってレンズ1の球面と
接触する拭き皿8表面の位置が変化するようになってい
る。
【0032】上記アーム部材9aには、アーム部材9c
を設けた反対側の端部に、アーム9を上下方向に回動さ
せる押圧シリンダ12の可動軸12aが軸受け26を介
して回動可能に取り付けられている。押圧シリンダ12
は、支柱11の上部に固設した取付部材27に可動軸1
2aを下方向けて揺動可能に取り付けられており、支柱
11によりアーム9と同期して軸Z回りに回転可能にな
っている。この押圧シリンダ12は、可動軸12aを上
方向に移動することで拭き皿8を下方に移動して所定の
押圧力を拭き皿8に与えるとともに、可動軸12aを下
方向に移動することでレンズ1の表面(上表面)に対す
る拭き皿8の接触を解除するようになっている。なお、
図1において、下方のアーム9においては、支柱11の
下部に固設した取付部材27に押圧シリンダ12が、そ
の可動軸12aを上に向けて揺動可能に取り付けられて
おり、上述の可動軸12aとは反対方向に上下の移動を
させることで、レンズ1の表面(下表面)に対して拭き
皿8への押圧力の付与および当接解除を行う。
【0033】また、アーム9の先端部である拭き皿8の
近傍には、レンズ1を拭き取る際の洗浄液14を供給す
る超音波ノズル15が、レンズ1の表面および拭き皿8
に向けて配置されている。超音波ノズル15は、拭き皿
8を取り付けたL字状部材25あるいはアーム部材9c
に取り付けられ、アーム9の移動と共に移動されるよう
になっている。
【0034】本実施の形態では、圧縮空気を形成するコ
ンプレッサーや、該圧縮空気を各アクチュエーター(シ
リンダ6、押圧シリンダ12)に送り込む配管・制御装
置に関しては、手動にて行ったり、モーターなどによる
電気的に動作させることも可能であり、本発明の主たる
構成要件に当たらないため図示省略した。
【0035】次に、上記構成からなるレンズ拭き取り装
置によるレンズの拭き取り方法を図1〜図3を用いて説
明する。
【0036】まず、研磨加工が終了したレンズ1を、図
示省略した搬送装置もしくは手作業で、支持ローラー3
にコバ2を当て付けて搬送する。その状態で移動ローラ
ー4が、供給される圧縮空気によって伸びるシリンダ6
の可動軸6aに押されてレンズ1に近づき、コバ2を介
してレンズ1を押さえ、2つの支持ローラー3と移動ロ
ーラー4により挟持する。
【0037】移動ローラー4はレンズ1を挟持した時点
で、モーター7の動力によって矢印B方向の回転を行
い、支持する支持ローラー3と共にレンズ1を矢印C方
向に回転させる。その際、超音波ノズル15からは、レ
ンズ1の研磨面(レンズ1の表面)およびコバ2を洗浄
するための純水もしくはアルコールからなる洗浄液14
が供給される。このとき洗浄液14には超音波ノズル1
5による超音波振動を付加させても、付加させなくても
構わない。特に超音波振動に伴う洗浄液14によるエッ
チング作用が発生しやすいFPL51、PHM52など
の光学ガラスに対しては、超音波振動によって潜傷不良
が発生しやすいため、必ずしも付加させる必要はない。
【0038】この状態で押圧シリンダ12に供給された
圧縮空気によってシリンダ12が縮み、その可動軸12
aの先端に回動可能に取り付けられたアーム9のアーム
部材9aを引きつけることで、アーム9の先端に取り付
けた拭き皿8がレンズ1の両表面の球面部に押さえつけ
られる。このとき、レンズ1に対してアーム9は上下に
1対あるため、レンズ1の表面の両側からレンズ1を挟
み込むようにして、レンズ1の表面の中心部に一対の拭
き皿8がそれぞれ当て付けられる。この状態で回転シリ
ンダ13に圧縮空気が送り込まれると、支柱11がZ軸
回りに回転し、支柱11に取り付けられたアーム9を介
して拭き皿8、超音波ノズル15がレンズ1の外周縁に
向かって回転を行う。
【0039】この回転時の動作をレンズ1の拭き取り面
方向から見た図を図2に示す。レンズ1の中心部に当て
付けられた拭き皿8が、支柱11のZ軸回りの回転に応
じて、円弧状の軌跡16を描きながらレンズ1の外周部
に向かって移動する。これによって、拭き皿8が拭き取
りで進行する方向は、必ずレンズ1のコバ2部分、つま
り拭き皿8が接触している場所でのレンズ8の円周方向
とのなす角度ψが、必ず鋭角を構成する。鋭角を構成す
ることで、拭き取りの際にレンズ1の拭き取り面と拭き
皿8が、洗浄液の液溜まりを形成し挟み込むように進行
するため、研磨材やゴミなどの付着物を有効に捕獲する
ことができる。
【0040】また、図3には拭き皿8とレンズ1の拭き
取り状態を円弧軌跡と90度回転した方向から見た図と
して示すが、アーム9によるリンク機構によって、拭き
皿8はレンズ1の表面に対して一定の姿勢に保たれるの
で、拭き皿8はレンズ中心部Oから外周部(コバ部2)
に移動するにつれて、常に異なる部分がレンズ1の表面
と接触している。すなわち、拭き皿8が支柱11の回転
によりアーム9を介してレンズ1の表面中心から角度θ
移動した際、拭き皿8のレンズ1との接触位置を示す角
度θに応じて、拭き皿8は、その表面が最初にレンズ1
の中心部において接触した接触点から角度θずれた接触
点で接触することになり、1枚のレンズ1を拭き取る間
には、一度接触した部分が再度レンズ1に触れることが
ない。従って、拭き取り作業で拭き皿8に付着した研磨
材やゴミなどの異物が、再度レンズ1に接触することが
ないため、異物の再付着を防止することができる。
【0041】特に、本実施の形態で示す4点支持のリン
ク機構を有するアーム9を用いれば、拭き皿8を取り付
けるアーム9の長さに関係なく、接触位置である角度θ
がレンズ1の形状によって定まることから、拭き皿8の
形状がレンズ1の拭き取りを完了する位置にあたる最大
角度θを有していれば拭き取りが行えるため、レンズ1
の球面半径が小さい、あるいは半球により近いレンズ1
を拭き取る際に有効な手段となる。半球形状に近いレン
ズほど本構成が有効になるだけであり、半球とは逆に平
面でなく、平面に近い形状のレンズであれば、拭き皿8
の拭き取り点が移動に伴って変化することから、全く問
題なく拭き取りを行えることは明らかであり、半球に近
い形状に限定したものではない。
【0042】本実施の形態では、支柱11に伴う拭き皿
8の回転動作、移動ローラー4の進退に関して、空気圧
シリンダを用いたが、モーターなど電気的に動作するア
クチュエータを用いた構造を採用しても同様な効果が望
めることは明らかである。
【0043】また、洗浄液14は純水やアルコールが良
いが、市販の界面活性剤を混ぜた溶液でも構わない。た
だし前述したように、潜傷の発生しやすいガラスに対し
ては、界面活性剤によるエッチング作用が大きくなるた
め、純水やアルコールが好ましい。洗浄液14を供給す
る超音波ノズル15は、本多電子(株)、島田理化
(株)などから市販されている洗浄ユニットであり、供
給液に超音波振動を付加することができるノズルであ
る。洗浄液14に超音波振動を付加させることで、洗浄
効果を高めることができる。ただし、これも潜傷の発生
しやすいガラスに対しては、洗浄液14によるガラスへ
のエッチング作用が強くなり、潜傷不良を発生させるた
め、必ずしも付加させる必要はない。
【0044】そして、拭き取り作業を実施すると、必ず
拭き皿8には研磨材やゴミなどの異物が付着するため、
拭き皿8に対しては超音波ノズル15より供給される洗
浄液14をかけ流す必要がある。すなわち、超音波によ
る潜傷発生が危惧されるガラスに対しては、拭き取り作
業中は超音波ノズル15からの超音波を付加させずに洗
浄・拭き取りを行い、本実施の形態の装置にレンズ1が
保持されていない時に超音波を付加させて拭き皿8を洗
浄することで、次のレンズを拭き取る際に懸念される異
物の再付着を防止することができる。
【0045】また、本拭き取りをレンズ研磨後に実施す
ると、研磨によって活性化されたガラス表面から、いち
早く研磨材や研磨液を除去することができるため、研磨
レンズ面に発生するヤケを防止すると共に、研磨後に行
うレンズ洗浄での研磨材持ち込みなどが減ることから、
洗浄液寿命が長くなり、ランニングコスト削減や廃液量
削減による効果もある。
【0046】本実施の形態によれば、洗浄液14の液溜
まりを挟み込むとともに、レンズ面に対して拭き皿8の
接触位置を変えるように拭き取り作業を行うので、研磨
後のレンズに付着した研磨材・異物を、レンズ面に拭き
残すことなくかつ再付着させることなく除去することが
できる。
【0047】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)レンズを研磨加工した後に、レンズに付着してい
る研磨材粒子等を除去するレンズ拭き取り方法におい
て、レンズをレンズ面の中心位置を中心に回転させ、拭
き皿をレンズ面のほぼ中心位置に接触させた後、拭き皿
をレンズの外周縁方向へ円弧状の軌跡を描かせながら移
動し、上記拭き皿とレンズ面との接触点を連続的に変化
させることを特徴とするレンズ拭き取り方法。
【0048】(2)超音波ノズルより洗浄液をレンズ両
面と拭き皿とに供給することを特徴とする付記(1)に
記載のレンズ拭き取り方法。
【0049】(3)レンズを研磨加工した後に、レンズ
に付着している研磨材粒子等を除去するレンズ拭き取り
装置において、レンズのコバを挟持して回転させる複数
の支持部材と、上記支持部材で支持したレンズのレンズ
両面に対向させ、上記レンズ両面に対してそれぞれ接触
および離反可能に配置した一対の拭き皿と、上記一対の
拭き皿をレンズ両面にそれぞれ押圧させ、かつレンズ両
面の中心位置から外周縁方向へ円弧状に移動させる回転
駆動部と、上記一対の拭き皿とレンズ両面に洗浄液を供
給する供給ユニットと、より構成したことを特徴とする
レンズ拭き取り装置。
【0050】(4)上記回転駆動部は、支持したレンズ
の中心軸と平行な回転軸回りに支柱を回転させる回転シ
リンダと、上記支柱に対して回動可能に取り付けられて
上下に配設されそれぞれに拭き皿を設けた一対の平行リ
ンク機構と、上記平行リンク機構を上下に回動させ上記
拭き皿をレンズ面に当接および離反させる押圧シリンダ
と、からなることを特徴とする付記(3)に記載のレン
ズ拭き取り装置。
【0051】付記(1)および(3)のレンズ拭き取り
方法および装置によれば、回転しているレンズのレンズ
面に対し、拭き皿を接触させつつレンズの中心から外周
縁方向へ円弧状に移動させることで、研磨加工後のレン
ズに付着した研磨材粒子や異物の拭き残しや再付着を発
生させることなく、レンズの全面を拭き取ることができ
る。
【0052】付記(2)のレンズの拭き取り方法によれ
ば、洗浄効果を向上させることができる。さらに、拭き
皿に付着した研磨材等の異物を洗浄液により洗い流すこ
とができ、次に新たなレンズに対して異物が付着してい
ない状態で拭き作業を実施でき、拭き皿の長寿命化を図
ることができる。
【0053】また、付記(4)のレンズ拭き取り装置に
よれば、回転されているレンズの両面に対して、一対の
拭き皿を同時に接触させ、同じ円弧状の運動を同じ押圧
力で同時に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および請求項2に係るレンズ拭き取り方法および装置に
よれば、回転しているレンズのレンズ両面に対して拭き
皿をそれぞれ接触させつつ円弧状に移動させるので、研
磨加工後のレンズに付着した研磨材粒子や異物の拭き残
しや、拭き取った研磨材粒子等の再付着を発生させるこ
となく、レンズの全面を完全に拭き取ることができる。
【0055】また、本発明の請求項3に係るレンズ拭き
取り装置によれば、拭き皿を円弧状に移動させる際に、
レンズ面に対する拭き皿の接触部位を常に新たな部位と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレンズ拭き取り装置の
全体を示す構成図で、拭き取るレンズの外周部分である
コバの方向から見た図である。
【図2】図1に示す拭き取りを行う部分の周辺をレンズ
の拭き取り面方向から見た図である。
【図3】図2に示す拭き皿の移動方向に対して直交する
方向から見てレンズの拭き取り面と拭き皿の接触状態を
示す図である。
【図4】従来のレンズ拭き取り装置を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 コバ 3 支持ローラー 4 移動ローラー 6 シリンダ 7 モーター 8 拭き皿 9 アーム 12 押圧シリンダ 13 回転シリンダ 14 洗浄液 15 超音波ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを研磨加工した後に、レンズに付
    着している研磨材粒子等を除去するレンズ拭き取り方法
    において、 レンズを回転させ、拭き皿をレンズ面に接触させつつ一
    定方向に円弧状の軌跡を描かせながら移動し、上記拭き
    皿とレンズ面との接触点を連続的に変化させることを特
    徴とするレンズ拭き取り方法。
  2. 【請求項2】 レンズを研磨加工した後に、レンズに付
    着している研磨材粒子等を除去するレンズ拭き取り装置
    において、 レンズのコバを挟持して回転させる複数の支持部材と、 上記支持部材で支持したレンズのレンズ両面に対向させ
    てそれぞれ配置される一対の拭き皿と、 上記一対の拭き皿をレンズ両面にそれぞれ押圧させ、か
    つ円弧状に移動させる回転駆動部と、 上記一対の拭き皿とレンズ両面に洗浄液を供給する供給
    ユニットと、より構成したことを特徴とするレンズ拭き
    取り装置。
  3. 【請求項3】 上記回転駆動部は、上記拭き皿をそれぞ
    れ取り付けた一対の平行リンク機構を備え、上記拭き皿
    をレンズ両面に対して一定の姿勢に保つことを特徴とす
    る請求項2記載のレンズ拭き取り装置。
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