JP2003038776A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003038776A
JP2003038776A JP2001231826A JP2001231826A JP2003038776A JP 2003038776 A JP2003038776 A JP 2003038776A JP 2001231826 A JP2001231826 A JP 2001231826A JP 2001231826 A JP2001231826 A JP 2001231826A JP 2003038776 A JP2003038776 A JP 2003038776A
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JP2001231826A
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English (en)
Inventor
Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Hideaki Kadota
英明 門田
Toshinori Isshiki
俊徳 一色
Hiroshi Kashiwagi
浩志 柏木
Tatsuya Hayakawa
達也 早川
Miho Sugie
美保 杉江
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遊技機とは異なった新鮮な遊技感覚を
遊技者に与えると共に、遊技者の心労の軽減を図ること
が可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、液晶表示装置13に表
示された変動図柄が確定停止表示される前に、時折、外
れ確定予告を行うから、遊技者は、結果的に外れになる
図柄変動表示の演出に余分な注意を払わなくて済み、心
労の軽減が図られる。しかも、従来には無い外れ確定予
告を行うことで、演出のバリエーションが増え、新鮮な
遊技感覚を味わうことができ、遊技の趣向性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機やスロットマシンに代表される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパチンコ遊技機等の遊技機は、液
晶表示装置やドットマトリックス表示装置等の表示手段
を備えたものが多い。そして、このような遊技機では、
特定入賞口に遊技球が入賞すると、その入賞に起因して
乱数を取得し、乱数が当たりの場合(乱数が特定の数値
と一致した場合)には、表示手段にて複数の図柄を変動
表示した後、当たり図柄の組み合わせを確定停止表示
し、取得した乱数が外れの場合には、複数の図柄を変動
表示した後、外れ図柄の組み合わせを確定停止表示する
という演出を行っていた。ここで、パチンコ遊技機の内
部処理としては、図柄変動させる前に、遊技の当否が決
められているが、遊技者に当否に関する興味を抱かせる
べく、遊技の当否に関わらず、図柄変動を行った上で、
所定の図柄組み合わせを確定停止表示させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
上記した図柄変動の演出を長時間に亘って行う傾向にあ
り、図柄が確定停止表示されるまでに、遊技者は当たり
への期待感を長時間に亘って抱かされることになる。そ
こで、例えば、図柄変動中に、大当たりになる可能性が
高いことを示唆する演出を行う遊技機や、或いは、変動
中の図柄が確定停止表示される前に、遊技の当たりを予
告する遊技機等が提供されている。
【0004】しかしながら、従来の遊技機では、図柄変
動中に遊技の当否を示唆又は予告する演出は、遊技が大
当たりになる場合に限って行われており、遊技の演出方
法が画一的になっていた。また、大当たりになることを
予告しない場合には、図柄が確定停止表示されるまで、
大当たり図柄で確定停止されることを遊技者は期待をし
続けるため、図柄変動中に相当の心労をもつことになっ
ていた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、従来の遊技機とは異なった新鮮な遊技感覚を遊技者
に与えると共に、遊技者の心労の軽減を図ることが可能
な遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の発明に係る遊技機は、判定開始条
件に起因して遊技の当たり外れを判定する当否判定手段
と、複数の図形を変動表示した後、停止表示する表示手
段と、表示手段にて複数の図柄を変動表示した後、当否
判定手段による当否判定の結果が当たりの場合には、予
め決定された当たり図柄の組み合わせを表示手段に確定
停止表示させ、当否判定の結果が外れの場合には、予め
決定された外れ図柄の組み合わせを表示手段に確定停止
表示させる表示制御手段とを備えた遊技機において、当
否判定の結果が外れで、かつ、所定条件が成立した場合
に、当否判定後、外れ図柄の組み合わせが確定停止表示
される前に、当否判定の結果が外れであることを、予め
遊技者に知らせる外れ確定予告手段を備えたところに特
徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の遊技機
において、当否判定の結果が当たりで、所定条件が成立
した場合に、当否判定後、当たり図柄の組み合わせが確
定停止表示される前に、当否判定の結果が当たりである
ことを、予め遊技者に知らせる当たり確定予告手段を備
え、外れ確定予告手段及び当たり確定予告手段は、共
に、表示手段にキャラクターを登場させた後、当否判定
の結果を遊技者に知らせる構成であるところに特徴を有
する。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技
機において、外れ確定予告手段により表示手段に表示し
たキャラクターと、当たり確定予告手段により表示手段
に表示したキャラクターとは、表示の初期段階において
形状が互いに略同一であるところに特徴を有する。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
かに記載の遊技機において、外れ確定予告手段を作動さ
せるための所定条件が成立する確率は、所定条件が不成
立になる確率に比べて小さく設定してあるところに特徴
を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
発明によれば、当否判定後、外れ図柄の組み合わせが確
定停止表示される前に、時折(つまり判定結果が外れで
かつ所定条件が成立した場合に)、予め遊技者に、当否
判定結果が外れであることが知らされるから、遊技者
は、結果的に外れになる図柄変動表示に余分な注意を払
わなくて済むという利益を得て、心労の軽減が図られ
る。しかも、従来には無い、外れ予告という演出のバリ
エーションが増え、従来とは異なった新鮮な遊技感覚を
味わうことができ、遊技の趣向性が向上する。
【0011】<請求項2の発明>請求項2の発明は、外
れ確定予告手段及び当たり確定予告手段は、共に、表示
手段にキャラクターを登場させた後、当否判定の結果を
遊技者に知らせる構成になっているから、キャラクター
が登場した時点では、遊技者は、外れ又は当たりのどち
らの予告が行われるかに興味を抱くことができ、従来に
は無い新鮮な遊技感覚を味わうことができる。そして、
外れの予告が行われたときには、遊技者は、結果的に外
れになる図柄変動表示に余分な注意を払わなくて済み、
心労の軽減が図られる。なお、本発明においては、外れ
確定予告手段に係るキャラクターと、当たり確定予告手
段に係るキャラクターとが、互いに異なっていてもよ
く、略同一であってもよい。
【0012】<請求項3の発明>請求項3の発明によれ
ば、外れ確定予告手段により表示手段に表示したキャラ
クターと、当たり確定予告手段により表示手段に表示し
たキャラクターとが、表示の初期段階において形状が互
いに略同一であるため、表示の初期段階においては、遊
技者は、外れ又は当たりのどちらの予告が行われるかに
興味を抱くことができ、従来には無い新鮮な遊技感覚を
味わうことができる。そして、外れの予告が行われたと
きには、遊技者は、結果的に外れになる図柄変動表示に
余分な注意を払わなくて済み、心労の軽減が図られる。
【0013】<請求項4の発明>請求項4の発明によれ
ば、外れ確定予告手段を作動させるための所定条件が成
立する確率を小さくすることで、外れ確定予告の実行頻
度が低くなり、遊技者は、各図柄の変動表示の多くは、
当たりへの期待感を抱いて遊技を楽しむことができる。
そして、低い頻度で外れ確定予告が実行されると、遊技
者は、無駄な期待感を抱かずに済んだという利益を得
て、心労の軽減が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したパチンコ
遊技機に係る一実施形態を、図1〜図16に基づいて説
明する。このパチンコ遊技機の遊技盤11は、図1に示
すように、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技
領域の中央部に、液晶表示装置13(本発明の「表示手
段」に相当する」)を備え、この液晶表示装置13の周
囲に配した装飾枠23のうち上部中央に、7セグメント
LED24を備える。
【0015】遊技盤11のうち液晶表示装置13の下方
には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入
れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられて
いる。また、前記液晶表示装置13等を挟んだ左右の両
側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18
及び風車19、一般入賞口20,21が設けられ、ガイ
ドレール12に沿った両側部には、円弧状のサイドラン
プ22が設けられている。さらに、これら入賞口等以外
に、遊技領域には、図示しない複数の釘が起立してい
る。
【0016】パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方
には、図1に示すように、上皿27A及び下皿27Bが
上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの
右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿2
7Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出さ
れる。また、上皿27Aに設けたボタン29を押せば、
上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容され
る。
【0017】次に所要の各部位についてさらに詳説す
る。前記7セグメントLED24は、前記始動ゲート1
8内に設けた入賞球検出スイッチSW1(図2参照)が
遊技球の通過を検出したときに、「0」〜「9」までの
数字を所定期間に亘って変動表示する。そして、所定期
間経過後に、7セグメントLED24に停止表示された
数字が、例えば奇数の場合に、前記始動入賞口14に設
けた次述の可動翼片14C,14Cが作動する。
【0018】前記始動入賞口14は、第1及び第2の始
動入賞口14A,14Bを上下に並べて備えており、上
側の第1始動入賞口14Aは、常に遊技球が入賞可能と
なっているが、下側の第2始動入賞口14Bは、その両
側に設けた可動翼片14C,14Cを立てて、遊技球の
入賞を規制してある。そして、前記7セグメントLED
24の停止表示が奇数になると、遊技盤11の裏に設け
たソレノイド14S(図2参照)が駆動されて、可動翼
片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒され、第2
始動入賞口14Bへの入賞を許容した状態になる。ま
た、始動入賞口14に遊技球が入賞すると、その始動入
賞口14内に設けた入賞球検出スイッチSW2(図2参
照)が、これを検出して、液晶表示装置13が複数の図
柄を変動表示した後、停止表示する。なお、液晶表示装
置13が、変動表示している間に、始動入賞口14に入
賞球があると、その入賞球は、4個まで累積カウントさ
れる。
【0019】大入賞口15は、横長に形成されて、常に
は、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述す
る所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当た
り状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド
15S(図2参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期
間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が
開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に
多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15T
が、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称す
ると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が2
9秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個
入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終
了する。
【0020】大入賞口15の内部には、図示しない継続
入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入
賞口及び計数入賞口は、選択的に何れか一方が開放され
る。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、最
初は継続入賞口が開放しており、継続入賞口に入賞後、
継続入賞口は閉鎖し、計数入賞口の開放に切り替わる。
そして、継続入賞口に入賞があると、前述した終了条件
を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウ
ンドが実行される。また、計数入賞口に入賞があると、
前記継続入用口への入賞球と合わせて、大入賞口15へ
の入賞球をカウントし、これらが前記したように計10
個に達したか否かがチェックされる。
【0021】なお、本実施形態では、大入賞口15が開
放された状態(即ち、各ラウンド中の遊技状態)が、連
続して複数回に亘って繰り返される遊技全体が、1回の
「大当たり遊技」に相当する。
【0022】液晶表示装置13は、装飾枠23の内側部
分を遊技盤11より陥没させて、その奥部にTFT−L
CDモジュールを備えてなる。また、装飾枠23の左右
の両側壁には、遊技球を装飾枠23の内側へ案内する転
入孔23A,23Aが設けられ、装飾枠23の下側内面
には、緩やかに傾斜して、遊技球を前記第1始動入賞口
14Aの開放口に案内する溝(図に現れず)が設けられ
ている。さらに、装飾枠23には、その上辺に沿って4
つのLED25が配列されており、このLED25の点
灯でもって、前記始動入賞口14への入賞球の累積カウ
ント数が表示される。
【0023】液晶表示装置13には、図11及び図12
に示すように、本発明の「複数の図柄」に相当する特別
図柄70,71,72が表示される。各特別図柄70,
71,72は、それぞれ例えば「0」〜「11」の12
種類の数字体で構成されており、遊技の当たり外れを示
すために用いられる。なお、各特別図柄を区別するとき
には、液晶表示装置13に向かって左側のものから順番
に、「左特別図柄70」、「中特別図柄71」、「右特
別図柄72」と呼ぶこととする。
【0024】図11(A)に示すように、各特別図柄7
0,71,72は、通常は、各特別図柄70,71,7
2ごとに、所定の種類のものが停止表示されている。そ
して、前記始動入賞口14に遊技球が入賞したときに
は、図11(B)に示すように、各特別図柄70,7
1,72が、上下方向にスクロールして変動表示され、
所定時間後に、例えば、左特別図柄70、右特別図柄7
2、中特別図柄71の順で、スクロールが止まって停止
表示される。
【0025】前述の如く、各特別図柄70,71,72
を順次に停止表示していく過程で、リーチ状態が成立す
る場合がある。本実施形態におけるリーチ状態の確定を
示す表示態様の1つとしては、図12(A)に示すよう
に、3つの特別図柄70,71,72のうち中特別図柄
71だけを変動表示したまま、他の2つの特別図柄7
0,72が特定の組合せ(例えば同一図柄)(当たり図
柄の一部を構成している組合わせ)となるように停止表
示されるように設定してある。
【0026】なお、リーチ状態とは、上記のものに限ら
れるものではなく、判定手段による判定結果を、複数の
図柄組み合わせで表示する場合に、複数の図柄の一部
が、停止表示されており、他の図柄が変動中において、
停止表示されている図柄が当たりを意味する図柄組み合
わせの一部を構成している状態をいう。
【0027】液晶表示装置13には、上記した特別図柄
70,71,72に重ねて、演出用の画像が表示され
る。演出用の画像には、例えば、漫画の主人公や動物等
の種々のキャラクターが出現し、遊技状況に応じて、表
示内容が変更されて、遊技の趣向性を向上させる。
【0028】さて、本実施形態では、上記した演出用の
キャラクターとして、図13に示した予告プラカード8
0と、図14及び図15に予告ビラ81とが設けられて
いる。予告プラカード80には、当たり確定予告プラカ
ード80Aと、外れ確定予告プラカード80Bとがあ
る。これら当たり及び外れの確定予告プラカード80
A,80Bは、図13(B)に示すように、液晶表示装
置13に登場した初期段階では、形状が略同一であり、
どちらの確定予告プラカード80A,80Bにも「当た
り」か「外れ」かの何れも表示しておらず、この段階で
は、「当たり」か「外れ」か遊技者にはわからない。そ
の後、図柄の変動が進むと、当たり確定予告プラカード
80Aには「これから起きる図柄変動は、大当たり!
!」という文字が表示される一方(図示せず)、外れ確
定予告プラカード80Bには、図13(C)に示すよう
に、「これから起きる図柄変動は、残念!はずれ。」と
いう文字が表示される。
【0029】また、予告ビラ81には、当たり確定予告
ビラ81Aと外れ確定予告ビラ81Bとがある。これら
当たり又は外れの確定予告ビラ81A,81Bは、図1
4(A)及び図15(A)に示すように、液晶表示装置
13に登場した初期段階では、形状が略同一であり、ど
ちらの確定予告ビラ81A,81Bにも「当たり」か
「外れ」かの何れも表示しておらず、この段階では、
「当たり」か「外れ」か遊技者にはわからない。その
後、図柄の変動が進むと、当たり確定予告ビラ81Aに
は、図14(B)に示すように、「大当たり」という文
字か表示される一方、外れ確定予告ビラ81Bには、図
15(B)に示すように、「はずれ」という文字が表示
される。
【0030】図16には、予告プラカード80及び予告
ビラ81の出現タイミングを、前記特別図柄70,7
1,72の停止及び変動タイミングに対応させて示して
ある。同図に示すように、始動入賞口14への遊技球の
入賞が検出されたタイミングT1で、後述するメインプ
ログラムに基づき、遊技の当否判定が行われると共に、
予告プラカード80,予告ビラ81に係る所定条件の成
否が判別される。そして、前記当否判定から所定時間T
11が経過したタイミングT4で、全部の特別図柄7
0,71,72が、一斉に変動表示を開始する。ここ
で、前記当否判定後、図柄変動の開始前までの所定時間
T11の間に、時折、前記予告プラカード80が液晶表
示装置13に出現する。そして、前述したように、予告
プラカード80が登場した初期段階(図16のT2)で
は、当たり又は外れの何れの予告であるか判明せず、途
中(図16のT3)で判明する。
【0031】また、全部の特別図柄70,71,72が
変動表示を開始してから、確定停止表示される前迄の所
定時間T12の間で、時折、前記予告ビラ81が液晶表
示装置13に出現する。より詳細には、本実施形態で
は、前記所定時間T12のうち、全部の特別図柄70,
71,72が変動表示されている所定時間T13の間
に、時折、予告ビラ81が液晶表示装置13に出現す
る。そして、前述したように、予告ビラ81が登場した
初期段階(図16のT5)では、当たり又は外れの何れ
の予告であるか判明せず、途中で(図16のT6)で判
明する。
【0032】なお、前記した「当否判定後、図柄変動の
開始前」の所定時間T11と、「変動表示を開始してか
ら、確定停止表示される前迄」の所定時間T12とを加
えた所定時間T14は、本発明における「当否判定後、
外れ又は当たりの図柄の組み合わせが確定停止表示され
る前」の時間に相当する。また、図柄の変動表示開始
後、確定停止表示までの時間は、選択された各変動パタ
ーンで定められており、例えば、最低5.1秒から最高
57.1秒で、変更して設定される。ここで、後述する
ように、特別図柄70,71,72が、所定の図柄組み
合わせで一時的に停止表示されて、再び、変動表示が行
われる場合があるが、確定停止表示は、前記一時的な停
止表示とは区別され、確定停止表示が行われると、その
後、始動入賞口14への入賞が無い限り、再び、変動表
示は行われない。
【0033】次に、図2及び図3を参照しつつ、本実施
形態のパチンコ遊技機の電気的な構成について説明す
る。図2において、50はメイン制御回路であって、C
PU51AとRAM51B及びROM51Cを合わせて
パッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部と
して備える。
【0034】52は、初期化パルス回路であって、パチ
ンコ遊技機の電源投入時に、ワンチップマイコン51の
リセット端子に初期化信号を出力する。53は、定期パ
ルス回路であって、周期的(例えば、4msecごと)
に割り込みパルスをワンチップマイコン51に出力す
る。ワンチップマイコン51は、前記割り込みパルスを
受ける度に、ROM51Cに記憶した制御用メインプロ
グラムM(図4参照)をランする。
【0035】SW1,SW2,・・は、前記各入賞口1
4,15,20,21及び始動ゲート18に設けられた
入賞球検出スイッチであって、これら入賞球検出スイッ
チSW1,SW2,・・からの検出信号が、メイン制御
回路50に設けたインターフェース等を介し、2値信号
としてワンチップマイコン51に取り込まれる。
【0036】54は、払い出し制御回路であって、ワン
チップマイコン51から受けた信号に基づいて、図示し
ない賞球装置を駆動し、これにより、所定数の賞球が前
記上皿27Aに排出される。55は、発射制御回路であ
って、操作ノブ28の回動操作に伴い信号をメイン制御
回路50へと出力する。そして、これに基づき、メイン
制御回路50が、図示しない弾球装置を駆動制御して、
遊技盤11上に遊技球が弾き出される。56は、電源回
路であって、各部位に電力を供給すると共に、メイン制
御回路50に電源のオンオフに係る信号を出力する。
【0037】ワンチップマイコン51の出力ラインに
は、ドライバー57を介して、前記7セグメントLED
24、LED25、サイドランプ22、可動翼片14C
及び可動扉15Tを開閉するためのソレノイド14S,
15S等が連なっている。ドライバー57は、例えば、
前記7セグメントLED24等への各電力ラインを、導
通状態と非導通状態に切り替えるスイッチ(図示せず)
を備え、これらスイッチが、ワンチップマイコン51か
らの信号に基づいて、オンオフ制御されて、前記7セグ
メントLED24等が駆動される。
【0038】58は、情報出力回路であって、パチンコ
遊技機の遊技状況を、パチンコホールに備えた管理装置
58Kへと出力する。
【0039】59は、音声合成回路であって、ワンチッ
プマイコン51から受けた2値信号に基づいて、所定の
音声信号を図示しないROMから取り出し、これをアナ
ログ信号に変換及び増幅してスピーカ59Sに出力す
る。
【0040】60は、表示制御回路であって、図3に詳
細が示されており、メイン制御回路50から受けた2値
信号を表示用CPU61で処理すると共に、表示用CP
U61の処理結果に基づき、VDP62が画像データを
生成して、これを液晶表示装置13へと出力する。
【0041】より詳細には、表示用CPU61は、表示
制御回路60に備えた制御データROM63及び制御デ
ータRAM64との間でデータを授受してデータ処理を
行うと共に、リセット回路65から信号を受けて初期化
される。また、VDP62は、画像データを生成するた
めに、特別図柄、リーチ演出等に係るキャラクタデータ
を、キャラクタROM66から取り出すと共に、VRA
M67をワークメモリとして使用する。さらに、VDP
62が出力した画像データは、D/A変換回路68を通
してRGB信号に変換されて液晶表示装置13に与えら
れ、液晶表示装置13は、このRGB信号と、VDP6
2から受けた同期信号とに基づいて、前記TFT−LC
Dモジュールに画像を表示する。
【0042】次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の
動作を、図4〜図10に示したフローチャートを参照し
つつ説明する。
【0043】パチンコ遊技機の電源をオンすると、ワン
チップマイコン51が、所定の周期で(例えば、4ms
ecごとに)、ROM51Bから制御用メインプログラ
ムMを取り出してランする。この制御用メインプログラ
ムMは、図4に示すように、まずは、電源投入直後であ
るか否かをチェックし(S1)、電源投入直後であれ
ば、遊技状態に係る各データを初期化する(S2)。具
体的には、例えば、電源投入時に、初期化パルス回路5
2が出力したパルスを、ワンチップマイコン51が受
け、初期化フラグのデータが「1」にセットされ、この
初期化フラグに基づいて電源投入直後か否かがチェック
される。また、一度、チェックされたら、前記初期化フ
ラグのデータを「0」にリセットし、これに基づき、次
に制御用メインプログラムMがランしたときに、初期設
定(S2)がパスされる。また、初期設定(S2)で
は、スタックの設定、定数設定、CPUの設定、SI
O、PIO、CTC(割り込み時間用コントローラ)の
設定等を行う。
【0044】次いで、乱数更新処理が行われる(S
3)。本実施形態においては、乱数を生成するためのカ
ウンタとして、表1に示したラベル−TRND−A,ラ
ベル−TRND−R1,ラベル−TRND−HH1,ラ
ベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−B1,ラ
ベル−TRND−B2,ラベル−TRND−B3等が設
けられている。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示した各力ウンタは、乱数更新処理
(S3)を具体的に示した図5において、「XRND
X」に代えて示されている。そして、これら各カウンタ
は、電源投入時には「0」に設定され、乱数更新処理
(S3)が実行される毎に(例えば、4msec毎
に)、1インクリメントされる(S31)。また、表1
における各カウンタの数値範囲の上限値は、図5におい
て「Y」に代えて示されており、各カウンタが上限値に
なったか否かがチェックされる(S32)。そして、上
限値になった場合には、「0」にリセットされて(S3
3)、次に乱数更新処理(S3)を実行したときに、再
び「0」から1インクリメントされる。このように更新
された各カウンタの数値は、前記RAM51B中に設け
たカウンタ数値記憶領域に逐一記憶され、この乱数更新
処理(S3)から抜ける。
【0047】図4に示すように、乱数更新処理(S3)
から抜けると、乱数取得条件が成立したか否かをチェッ
クする(S4)。具体的には、始動入賞口14への入賞
球を入賞球検出スイッチSW2にて検出したか否か、現
在の始動入賞に係る乱数記憶値が所定数(5個)より少
ないか等を、乱数取得条件としてチェックする。そし
て、始動入賞口14への入賞球を検出していた場合に
は、乱数取得処理(S5)を実行する。一方、始動入賞
口14内への入賞球を検出していない場合には、前記乱
数取得条件が成立していないと判断して(S4でN
o)、乱数取得処理(S5)を実行せずにステップS6
に進む。
【0048】乱数取得処理(S5)は、図6に示されて
おり、前記RAM51Bのカウンタ数値記憶領域に記憶
されているラベル−TRND−A等の各カウンタの数値
を取り出して(S51)、RAM51Bに別途設定した
乱数値記憶領域に記憶する(S52)。
【0049】乱数取得処理(S5)に次いで実行される
ステップS6では、当否判定条件が成立したか否かをチ
ェックする。具体的には、このステップS6を実行した
時点で、特別遊技が実行されている最中ではないこと、
特別図柄70,71,72を変動表示中でないこと、乱
数記憶値があること等が成立しているか否かをチェック
する。そして、これら条件が成立している場合には、当
否判定処理(S7)、リーチ決定処理(S8)、確定停
止特別図柄決定処理(S9)、予告決定処理(S1
0)、その他の処理(S11)が実行される。一方、前
記した2つの条件が不成立の場合には、特別遊技実行処
理(S12)にジャンプする。
【0050】当否判定処理(S7)は、図7に示されて
おり、ラベル−TRND−Aの数値が、大当たり数値と
しての「5」又は「500」と一致したか否かをチェッ
クする(S71)。そして、一致しなかった場合は、
「外れ」と判定して、この処理(S7)を抜ける一方、
一致した場合には、「大当たり」と判定して、大当たり
フラグA1に「1」をセットしてから(S72)、この
処理(S7)を抜ける。なお、この処理(S7)におけ
る上記ステップS71が、本発明に係る「当否判定手
段」に相当する。そして、この当否判定手段による「当
否判定の結果」が、大当たりフラグA1として、後述す
る各処理において参照される。
【0051】リーチ決定処理(S8)は、図8に示され
ており、まず、大当たりフラグA1が「1」か否かをチ
ェックする(S81)。大当たりフラグA1が「1」の
場合、即ち「大当たり」の場合には、リーチ有り(リー
チ状態移行可)と決定して、リーチフラグBを「1」に
セットし(S83)、表示制御回路60にリーチ表示の
指示を行ってから(S84)、この処理(S8)を抜け
る。つまり、大当たりになった場合には、必ずリーチ状
態になる。一方、大当たりフラグA1が「1」でない場
合、即ち「外れ」の場合には、ラベル−TRND−R1
が、「24」又は「49」に一致した場合にのみ、リー
チ有りと決定して、リーチフラグBに「1」をセットし
(S83)、表示制御回路60にリーチ表示の指示を行
ってから(S84)、この処理(S8)を抜ける。ま
た、ラベル−TRND−R1が、「24」又は「49」
に一致しなかった場合には、リーチ無しと決定して、リ
ーチフラグBを初期状態の「0」のままにする。
【0052】確定停止特別図柄決定処理(S9)は、本
発明の「表示制御手段」に相当し、図9に示されてお
り、前記当否判定処理(S7)に基づき、液晶表示装置
13に確定(最終)停止表示する特別図柄70,71,
72の組み合わせを決定する。具体的には、まず、前記
大当たりフラグA1が「1」か否かをチェックし(S2
01)、フラグA1が「1」の場合(S201でYe
s)、即ち大当たり(特別遊技実行可)の場合、ラベル
−TRND−AZ1の数値に対して予め決められている
図柄の組合せを、液晶表示装置13に確定停止表示する
大当たり図柄組合せとして決定する(S202)。即
ち、ラベル−TRND−AZ1=「0」の場合には、確
定大当たり図柄組合せとして、例えば「0」が3つ並ん
だぞろ目である「0 0 0」に決定し、ラベル−TR
ND−AZ1=「1」の場合には、確定大当たり図柄組
合せとして、例えば「1」が3つ並んだぞろ目である
「1 11」に決定する。以下同様に、ラベル−TRN
D−AZ1の数値に応じて、「0」〜「11」の何れか
の数値が3つ並んだぞろ目を、確定大当たり図柄組合せ
として決定する。
【0053】一方、大当たりフラグA1の値が「1」で
ない場合(S201でNo)、即ち外れと判定された場
合には、前記ラベル−TRND−B1,B2,B3(図
9では、単に、「B1」、「B2」、「B3」と簡略し
て示してある)の数値が、全て一致するか否かをチェッ
クし(S203)、全て一致した場合には、続いて、フ
ラグBに基づいて、リーチ有り(リーチ外れ)か否か
(リーチフラグB=1か否か)をチェックする(S20
4)。そして、リーチ無しの場合には(S204で「N
o」)、ラベル−TRND−B2の数値に1を加算し、
その数値とラベル−TRND−B1,B3の数値とで、
確定停止表示の図柄組み合わせを決定する(S20
5)。具体的には、ラベル−TRND−B2の数値に応
じて決定される右特別図柄72の数値表示が、ラベル−
TRND−B1,B3の数値に応じて決定される左特別
図柄70及び中特別図柄71の数値表示に対してずらさ
れ、液晶表示装置13に例えば、「0 0 1」、「1
1 2」の如く表示されるようにセットする。つま
り、変動表示の過程で、リーチにもならず、外れが確定
するように確定停止表示の図柄組み合わせをセットす
る。
【0054】一方、前記ステップS204で、リーチ有
りと判断された場合には、前記ラベル−TRND−B3
の数値に1を加算し、その数値とラベル−TRND−B
1,B2の数値とで、確定停止表示の図柄組み合わせを
決定する(S206)。具体的には、ラベル−TRND
−B3の数値に応じて決定される中特別図柄71の数値
表示が、ラベル−TRND−B1,B2の数値に応じて
決定される左右の特別図柄70,72の数値表示に対し
てずらされ、液晶表示装置13に、例えば、「0 1
0」、「1 2 1」の如く表示されるようにセットす
る。つまり、変動表示の過程でリーチ状態になるが、最
終的には、外れが確定するように確定停止表示の図柄組
み合わせをセットする。
【0055】また、前記ステップS203で、ラベル−
TRND−B1〜B3の数値のうち、少なくとも1つが
異なる数値となる場合には、ラベル−TRND−B1と
ラベル−TRND−B2の数値が一致するか否かをチェ
ックし(S207)、一致する場合には、さらにリーチ
有りか否かをチェックする(S208)。そして、リー
チ無しの場合には(S208で「No」)、前記ラベル
−TRND−B2の数値に1を加算し、その数値とラベ
ル−TRND−B1,B3の数値とで、確定停止表示の
図柄組み合わせを決定する(S205)。
【0056】一方、前記ステップS208でリーチ有り
の場合には、各ラベル−TRND−B1〜B3の数値に
対して予め決められている各図柄を、外れ図柄として決
定する(S209)。具体的には、ラベル−TRND−
B3の数値に応じて決定される中特別図柄71の数値表
示だけが、ラベル−TRND−B1,B2の数値に応じ
て決定される左右の特別図柄70,72の数値表示と異
なり、液晶表示装置13に例えば「0 3 0」、「1
5 1」、「2 11 2」の如く表示されるように
セットする。つまり、変動表示の過程でリーチ状態にな
るが、最終的には、外れが確定するように確定停止表示
の図柄組み合わせをセットする。
【0057】さらに、前記ステップS207で、ラベル
−TRND−B1の数値とラベル−TRND−B2の数
値が一致しない場合、続いてリーチ有りか否かをチェッ
クする(S210)。そして、リーチ有りの場合には
(S210で「Yes」)、ラベル−TRND−B2の
数値を強制的にラベル−TRND−B1の数値と同一数
値に変更し、かつラベル−TRND−B3の数値を強制
的に前記ラベル−TRND−B1の数値に1加算した数
値に変更し、それらの数値とラベル−TRND−B1の
数値に対して予め決められている図柄を、各表示領域に
確定停止表示される外れ図柄として決定する(S21
1)。即ち、この場合、液晶表示装置13に、例えば、
「0 1 0」、「1 2 1」、「2 3 2」の如
く表示されるようにセットする。
【0058】一方、前記ステップS210で、リーチ無
しと判断された場合、ラベル−TRND−B1〜B3の
数値に対して予め決められている図柄を、各表示領域に
確定停止表示される外れ図柄として決定する(S20
9)。この場合、ラベル−TRND−B1,B2,B3
の数値が全部互いに異なるから、液晶表示装置13に
は、例えば、「1 0 4」、「4 5 3」、「2
11 7」の如く表示されるようにセットされる。そし
て、確定停止特別図柄決定処理(S9)を抜けるとき
に、最後に、フラグBを「0」にリセットする(S21
2)。
【0059】以上が確定停止特別図柄決定処理(S9)
の説明である。さて、次に行われる予告決定処理(S1
0)は、本発明の「外れ確定予告手段」及び「当たり確
定予告手段」に相当し、図10に具体的に示されてい
る。この処理(S10)では、まず、大当たりフラグA
1が「1」か否かをチェックする(S101)。そし
て、大当たりフラグA1が「1」の場合(S101でY
es)、即ち、遊技が大当たりの場合に、ラベル−TR
ND−HH1の数値に基づき、当たり確定予告を行うか
否か、さらに、当たり確定予告を行うとしたら、どのタ
イミングで行うかを決定する。詳細には以下のようであ
る。
【0060】ラベル−TRND−HH1が、0〜9の何
れかの数値と一致したときには(S102でYes)、
図柄変動の開始前に当たり確定予告を行う(S10
3)。具体的には、前述した当たり確定予告プラカード
80Aを、図柄変動の開始前の所定のタイミング(図1
6のT2〜T3)で、液晶表示装置13に表示させる。
【0061】また、ラベル−TRND−HH1が、10
〜29の何れかの数値と一致したときには(S102で
No、かつ、S104でYes)、図柄変動の開始後、
図柄が確定停止表示される前(即ち、図柄変動中)に、
当たり確定予告を行う(S105)。具体的には、前述
した当たり確定予告ビラ81Aを、図柄変動中(図16
の所定時間T12の間)に、液晶表示装置13に表示さ
せる。
【0062】さらに、ラベル−TRND−HH1が、0
〜29の何れの数値とも一致しないときには(S104
でNo)、当たり確定予告を行わない。
【0063】一方、大当たりフラグA1が「1」でない
場合(S101でNo)、即ち、遊技が外れの場合に
は、ラベル−TRND−HH1の数値に基づき、外れ確
定予告を行うか否か、また、外れ確定予告を行うとした
ら、どのタイミングで行うかを決定する。詳細には以下
のようである。
【0064】ラベル−TRND−HH1が、「0」と一
致した場合には(S106でYes)、図柄変動の開始
前に、外れ確定予告を行う(S107)。具体的には、
前述した外れ確定予告プラカード80Bを、図柄変動の
開始前の所定のタイミング(図16のT2〜T3)で、
液晶表示装置13に表示させる。
【0065】また、ラベル−TRND−HH1が、
「1」と一致したときには(S106でNo、かつ、S
108でYes)、図柄変動の開始後、図柄を停止表示
する前の所定のタイミング(即ち、図柄変動中)に、外
れ確定予告を行う(S109)。具体的には、前述した
外れ確定予告ビラ81Bを、図柄変動中(図16の所定
時間T12の間)に、液晶表示装置13に表示させる。
【0066】さらに、ラベル−TRND−HH1が、2
〜99の何れかの数値と一致したときには(S108で
No)、外れ確定予告を行わない。
【0067】なお、上記したステップ101の「Ye
s」からS102の「Yes」、及び、ステップ101
の「Yes」からS102の「No」を経て104の
「Yes」に処理が進んだ場合が、本願の請求項2にお
ける「当否判定の結果が当たりで、かつ、所定条件が成
立した場合」に相当し、上記したステップ101の「N
o」からS106の「Yes」、及び、ステップ101
の「No」からS108の「No」を経て108の「Y
es」に処理が進んだ場合が、本願の請求項1における
「当否判定の結果が外れで、かつ、所定条件が成立した
場合」に相当する。
【0068】上述した当たり又は外れの各確定予告が実
行される確率を纏めると表2に示したようになる。
【0069】
【表2】
【0070】この表2に示すように、本実施形態では、
当たり確定予告が実行される確率は、30%であって、
当たり確定予告が実行されない確率(70%)に比べ
て、低い確率に設定してある。また、それ以上に、外れ
確定予告が実行される確率は、2%であって、外れ確定
予告が実行されない確率(98%)に比べて、極めて低
い確率に設定してある。このように、外れ確定予告が実
行される頻度を低くすることで、後述するように、常に
は、遊技者に期待感を抱かせることが出来ると共に、時
折、外れ確定予告を実行して、確定予告実行後、心労を
和らげることができる。
【0071】また、表2に示すように、当たり又は外れ
の確定予告が、図柄変動の開始前に、実行される確率は
5.5%であって、図柄変動中に実行される確率である
10.5%に比べて小さく設定してある。しかも、外れ
の確定予告が、図柄変動の開始前に、実行される確率は
1%であって、極めて小さい確率に設定してある。これ
により、外れ確定予告が図柄変動の開始前に実行された
ときには、後述するうように、遊技者は、極めて珍しい
演出を見ることができたという満足感を得られると共
に、心労の軽減が図られる。
【0072】予告決定処理(S10)を抜けると、リー
チ演出用の背景画像を決定する等の、その他の処理(S
11)が行われ、次いで、特別遊技実行処理(S12)
が実行される。特別遊技実行処理(S12)では、ま
ず、大当たりが成立しているか否かのチェックと、液晶
表示装置13にて大当たり表示が完了しているか否かの
チェックを行う。そして、大当たりで、かつ、大当たり
表示が完了している場合に、大入賞口開放用ソレノイド
15Sを駆動して、大入賞口15の可動扉15Tを開
き、特別遊技(大当たり遊技)の実行を開始する。な
お、大当たりでない場合及び大当たりの表示中の場合、
直ちにこの特別遊技実行処理(S12)を終了する。
【0073】そして、特別遊技実行処理(S12)に次
いで、例えば、スピーカ59Sから音を出したり、サイ
ドランプ22を点滅させたり、さらには、パチンコホー
ルの管理装置58Kに、情報を出力する等の種々の処理
を行い(S13)、制御用メインプログラムMから抜け
る。そして、4msec後に、制御用メインプログラム
Mがランして、再びステップS1から繰り返される。
【0074】さて、本実施形態のパチンコ遊技機は、遊
技者側からみると、以下のように動作する。パチンコ遊
技機が開始され、始動入賞口14に遊技球が入賞する
と、特別図柄70,71,72の変動表示が開始され
て、それら特別図柄70,71,72が上下方向にスク
ロールする。そして、暫くすると、左特別図柄70,右
特別図柄72の順に停止表示され、中特別図柄71だけ
が変動表示された状態になる。このとき、左右の特別図
柄70,72が一致して、リーチ状態になる場合と(図
12(A)参照)、左右の特別図柄70,72が一致せ
ず、リーチ状態にならない場合とが生じ得る。
【0075】リーチ状態にならない場合は、中特別図柄
71が停止表示されて、3つの特別図柄70,71,7
2が外れ図柄組み合わせになって確定停止表示される。
【0076】一方、リーチ状態になった場合には、大当
たりの確率が高いと、中特別図柄71が、何度か一時的
に停止表示されて、変動表示態様が発展的に変更された
後で、当たりか外れかの何れかの図柄の組み合わせが確
定停止表示される。このような発展的なリーチ演出が行
われると、最終的に、図柄が確定停止表示される迄に長
時間に亘る図柄変動が行われる。
【0077】ところで、大当たりリーチ演出により、長
時間に亘って図柄変動が何度か実行されると、遊技者
は、その都度、長時間に亘って緊張感を費やし、心労が
溜まる場合がある。特に、長時間に亘る図柄変動の結
果、外れ図柄の組み合わせが確定停止表示された場合に
は、心労が過度に増える。
【0078】ところが、本実施形態のパチンコ遊技機で
は、時折、図柄変動中に、図14及び図15に示すよう
に、予告ビラ81が液晶表示装置13に登場して、遊技
者は、早期に、遊技の当否に係る判定結果を知ることが
でき、緊張感から早期に解放される。特に、本実施形態
のパチンコ遊技機では、外れ確定予告ビラ81Bの表示
することで、従来では行われていなかった外れ確定の予
告を行うから、遊技者は、結果的に外れになる図柄変動
表示の演出に、余分な注意及び緊張感を費やさずに済む
という利益を受け、溜まった心労の軽減が図られる。ま
た、従来には無い、外れ予告という演出のバリエーショ
ンが増え、従来とは異なった新鮮な遊技感覚を味わうこ
とができ、遊技の趣向性が向上する。さらに、図14
(A)及び図15(A)に示すように、当たり確定予告
ビラ81Aと外れ確定予告ビラ81Bとは、液晶表示装
置13に登場した初期段階では見分けがつかないので、
この時点で、遊技者に新鮮な興味を抱かせることができ
る。
【0079】本実施形態のパチンコ遊技機によれば、極
めて低い頻度ではあるが、図柄変動が開始される前に、
図13に示すように、予告プラカード80が液晶表示装
置13に登場して、遊技者は、極めて早期に、遊技の当
否に係る判定結果を知ることができる。この場合、遊技
者は、珍しい演出を体験したという満足感を得ることが
出来ると共に、結果的に外れになる図柄変動表示の演出
に、一切、余分な注意を払わなくて済むという大きな利
益を受け、大幅な心労の軽減が図られる。しかも、当た
り及び外れの確定予告プラカード80A,80Bは、図
13(B)に示すように、液晶表示装置13に登場した
初期段階では見分けがつかないので、新鮮な興味を抱く
こともできる。
【0080】以上のように、本実施形態によれば、液晶
表示装置13に表示された変動図柄が確定停止表示され
る前に、時折、外れ確定予告を行うから、遊技者は、結
果的に外れになる図柄変動表示の演出に余分な注意を払
わなくて済み、心労の軽減が図られる。しかも、従来に
は無い外れ確定予告を行うことで、演出のバリエーショ
ンが増え、新鮮な遊技感覚を味わうことができ、遊技の
趣向性が向上する。
【0081】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0082】(1)前記実施形態においては、パチンコ
遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発
明はこれに限られず、遊技機であれば、コイン遊技機や
スロットマシン等に適用してもよい。即ち、本発明は、
遊技の当否判定用の複数の図柄と、演出用の表示物と
を、表示手段にて表示する全ての遊技機に適用可能であ
る。
【0083】(2)前記実施形態では、遊技の当否判定
用の特別図柄と、当たり及び外れの確定予告用の表示物
(予告プレート80、予告ビラ81)とを、同じ表示手
段(液晶表示装置13)に表示していたが、遊技機に2
つ以上の表示手段を設けて、当否判定用の特別図柄と予
告用の表示物とを、別々の表示手段に表示する構成にし
てもよい。
【0084】(3)前記実施形態の予告プレート80及
び予告ビラ81は、文字を表示して、当たり確定又は外
れ確定を予告する構成であったが、例えば、文字以外
に、○や×の記号や、或いは、人や動物のキャラクター
を登場させて、その表示の喜怒哀楽でもって、遊技の当
たり確定又は外れ確定を予告する構成にしてもよい。
【0085】(4)前記実施形態では、当たり確定予告
用と外れ確定予告用のキャラクターが同じキャラクター
(予告プレート80及び予告ビラ81)であったが、こ
れらキャラクターを異ならせてもよい。例えば、当たり
確定予告用のキャラクターとしては、「熊」を登場させ
る一方、外れ確定予告用のキャラクターとしては、
「狸」を登場させる構成としてもよい。
【0086】(5)本発明に係る外れ確定予告手段及び
当たり確定予告手段は、必ずしも、画像に当たり確定又
は外れ確定の予告表示を行う構成でなくてもよく、例え
ば、音声や、明るい曲や暗い曲の相違でもって、当たり
確定又は外れ確定の予告を行う構成としてもよい。
【0087】(6)また、当たり確定又は外れ確定の予
告を行った後で、図柄変動の時間を、通常時に比べて短
くする構成としてもよい。これにより、余分な表示を削
減して、遊技者の心労を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正
面図
【図2】パチンコ遊技機のメイン制御回路を示すブロッ
ク図
【図3】パチンコ遊技機の表示制御回路を示すブロック
【図4】制御用メインプログラムのフローチャート
【図5】乱数更新処理を示すフローチャート
【図6】乱数取得処理を示すフローチャート
【図7】当否判定処理を示すフローチャート
【図8】リーチ有無決定処理を示すフローチャート
【図9】確定停止特別図柄決定処理を示すフローチャー
【図10】予告決定処理を示すフローチャート
【図11】(A)特別図柄を表示手段に停止表示した画
像の概念図 (B)特別図柄を変動表示したときの画像の概念図
【図12】(A)リーチ状態における画像の概念図 (B)大当たり図柄組み合わせを表示した画像の概念図
【図13】(A)特別図柄を表示手段に停止表示してい
る画像の概念図(図16のT1時点) (B)当否判定後、図柄変動前に登場した予告プラカー
ドの初期段階の概念図(図16のT2時点) (C)外れ確定予告プラカードの終期段階の概念図(図
16のT3時点)
【図14】(A)図柄変動中に登場した当たり確定予告
ビラの初期段階の概念図(図16のT5時点) (B)当たり確定予告ビラの終期段階の概念図(図16
のT6時点)
【図15】(A)図柄変動中に登場した外れ確定予告ビ
ラの初期段階の概念図(図16のT5時点) (B)外れ確定予告ビラの終期段階の概念図(図16の
T6時点)
【図16】予告プラカード及び予告ビラの出現タイミン
グを示したタイミングチャート
【符号の説明】
13…液晶表示装置(表示手段) 80…予告プラカード 80A…当たり確定予告プラカード 80B…外れ確定予告プラカード 81…予告ビラ 81A…当たり確定予告ビラ 81B…外れ確定予告ビラ S9…確定停止特別図柄決定処理(表示制御手段) S10…予告決定処理(外れ確定予告手段、当たり確定
予告手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一色 俊徳 愛知県名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内 (72)発明者 柏木 浩志 愛知県名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内 (72)発明者 早川 達也 愛知県名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内 (72)発明者 杉江 美保 愛知県名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA35 AA36 AA42 BA03 BA04 BA05 BC23 EA10 EB15 EB56 EB58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定開始条件に起因して遊技の当たり外
    れを判定する当否判定手段と、 複数の図形を変動表示した後、停止表示する表示手段
    と、 前記表示手段にて前記複数の図柄を変動表示した後、前
    記当否判定手段による当否判定の結果が当たりの場合に
    は、予め決定された当たり図柄の組み合わせを前記表示
    手段に確定停止表示させ、前記当否判定の結果が外れの
    場合には、予め決定された外れ図柄の組み合わせを前記
    表示手段に確定停止表示させる表示制御手段とを備えた
    遊技機において、 前記当否判定の結果が外れで、かつ、所定条件が成立し
    た場合に、前記当否判定後、前記外れ図柄の組み合わせ
    が確定停止表示される前に、前記当否判定の結果が外れ
    であることを、予め遊技者に知らせる外れ確定予告手段
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記当否判定の結果が当たりで、所定条
    件が成立した場合に、前記当否判定後、前記当たり図柄
    の組み合わせが確定停止表示される前に、前記当否判定
    の結果が当たりであることを、予め遊技者に知らせる当
    たり確定予告手段を備え、 前記外れ確定予告手段及び前記当たり確定予告手段は、
    共に、前記表示手段にキャラクターを登場させた後、前
    記当否判定の結果を遊技者に知らせる構成であることを
    特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記外れ確定予告手段により前記表示手
    段に表示したキャラクターと、前記当たり確定予告手段
    により前記表示手段に表示したキャラクターとは、表示
    の初期段階において形状が互いに略同一であることを特
    徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記外れ確定予告手段を作動させるため
    の前記所定条件が成立する確率は、前記所定条件が不成
    立になる確率に比べて小さく設定してあることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
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