JP2003038652A - ガイドワイヤ - Google Patents

ガイドワイヤ

Info

Publication number
JP2003038652A
JP2003038652A JP2002211639A JP2002211639A JP2003038652A JP 2003038652 A JP2003038652 A JP 2003038652A JP 2002211639 A JP2002211639 A JP 2002211639A JP 2002211639 A JP2002211639 A JP 2002211639A JP 2003038652 A JP2003038652 A JP 2003038652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rigidity
connecting member
guide wire
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002211639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3683237B2 (ja
Inventor
Shunichi Uchino
俊一 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2002211639A priority Critical patent/JP3683237B2/ja
Publication of JP2003038652A publication Critical patent/JP2003038652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3683237B2 publication Critical patent/JP3683237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる剛性のワイヤを接続してなるガイドワイ
ヤにおいて、ワイヤ接続箇所の剛性を徐々に変化でき
る、操作性および耐キンク性に優れたガイドワイヤを提
供すること。 【解決手段】ガイドワイヤ1のワイヤ本体は、剛性の異
なる第1のワイヤAと第2のワイヤBとからなり、第1
のワイヤAと第2のワイヤBとは管状の接続部材12で
接続されている。第1のワイヤAと第2のワイヤBと
は、溶接されている。第1のワイヤAを被包する接続部
材12の被包部121にはスリットが形成され、当該ス
リットのピッチは、第1のワイヤA側の方向へ密になる
ように形成されている。該スリットを設けることによ
り、ガイドワイヤ1の接続部材12での剛性は、第1の
ワイヤA側から第2のワイヤB側へ向かって徐々に増加
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドワイヤ、特
にカテーテル等を生体内の目的部位へ誘導する機能を有
するガイドワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ガイドワイヤは、外科的手術が困難な部
位、または人体への低侵襲を目的とした治療・検査、例
えばPTCA術(Percutaneous Transluminal Coronary
Angioplasty:経皮的冠状動脈血管形成術)等における
カテーテルの誘導に用いられる。このうち、PTCA術
に用いられるガイドワイヤは、カテーテルの血管への挿
入に先立ち、カテーテルに挿入され、ガイドワイヤの先
端が先行するようにカテーテルと共にガイドワイヤ先端
部を目的部位である血管狭窄部付近まで誘導するために
用いられる。このカテーテルの先端部は、使用目的・使
用部位に応じて様々な形状をしており、また血管および
体内の複雑な屈曲に追従し得る可撓性を有している。
【0003】したがって、このようなカテーテルを血管
および体内に挿入する際に用いるガイドワイヤには、適
度の可撓性、基端部において手元の操作を先端部に伝達
するための押し込み性およびトルク伝達性(これらを総
称して「操作性」という)、さらには耐キンク性(耐折
れ曲がり性)等が要求される。それらの特性の内、適度
の可撓性を得るための構造として、ガイドワイヤの細い
先端芯材の回りに柔軟性を有する金属コイルを備えたも
のや、ガイドワイヤの芯材にニチノール等の超弾性線を
用いたものがある。
【0004】従来のガイドワイヤは、芯材が実質的に1
種の材料から構成されており、ガイドワイヤの操作性を
高めるために、比較的剛性の高い材料が用いられ、その
影響としてガイドワイヤ先端部の可撓性は失われてい
る。また、ガイドワイヤの先端部の可撓性を得るため
に、比較的剛性の低い材料を用いると、ガイドワイヤの
基端部における操作性が失われる。このように、必要と
される可撓性および操作性を、1種の芯材で満たすこと
は困難とされていた。
【0005】このような欠点を改良するため、例えば芯
材にNi−Ti合金線を用い、その先端部と基端部とに
異なった条件で熱処理を施し、先端部の柔軟性を高め、
基端部の剛性を高めたガイドワイヤが提案されている。
しかし、このような熱処理による柔軟性の制御には限界
があり、先端部では十分な柔軟性が得られても、基端部
では必ずしも満足する剛性が得られないことがあった。
【0006】また、先端部での柔軟性および基端部での
高剛性を満足させるため、Ni−Ti合金の管状接続部
材を用いて、Ni−Ti合金線とステンレス線とを接続
したガイドワイヤが特開平4−9162号公報に開示さ
れている。ここで用いられたNi−Ti合金線の管状接
続部材は全体の剛性が均一であるため、剛性の異なるN
i−Ti合金線とステンレス線との接続箇所には、比較
的大きな剛性差が生じる。
【0007】このような剛性差が生じる箇所には、応力
集中が生じ、キンクの原因となったり、操作性を低下さ
せたりする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ワイ
ヤ長手方向の剛性の変化に連続性をもたせることによっ
て、操作性および耐キンク性に優れたガイドワイヤを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0010】(1) 先端側に配置された可撓性を有す
る第1のワイヤと、前記第1のワイヤより基端側に配置
され、前記第1のワイヤより剛性が大きい第2のワイヤ
と、前記第1のワイヤと、前記第2のワイヤとを接続す
る管状の接続部材とを有し、前記第1のワイヤと前記第
2のワイヤとは、溶接され、前記接続部材は、前記第1
のワイヤと前記第2のワイヤとの境界部より先端側の位
置に、溝および/またはスリットが形成されていること
を特徴とするガイドワイヤ。
【0011】(2) 先端側に配置された可撓性を有す
る第1のワイヤと、前記第1のワイヤより基端側に配置
され、前記第1のワイヤより剛性が大きい第2のワイヤ
と、前記第1のワイヤと、前記第2のワイヤとを接続す
る管状の接続部材とを有し、前記第1のワイヤと前記第
2のワイヤとは、溶接され、前記接続部材は、前記第1
のワイヤと前記第2のワイヤとの境界部より先端側の位
置に、溝および/またはスリットが形成され、前記第1
のワイヤの基端部付近の剛性がワイヤ長手方向に沿って
連続的に変化するように構成されていることを特徴とす
るガイドワイヤ。
【0012】(3) 前記溝および/またはスリット
は、前記接続部材の先端方向に向けて密になるように形
成されている上記(1)または(2)に記載のガイドワ
イヤ。
【0013】(4) 前記第2のワイヤは、金属材料で
構成され、前記接続部材は、前記第2のワイヤと同一ま
たは同種の材料で構成されている上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0014】(5) 前記第1のワイヤは、超弾性金属
で構成され、前記第2のワイヤは、ステンレス鋼で構成
されている上記(4)に記載のガイドワイヤ。
【0015】(6) 前記第1のワイヤと前記接続部
材、および、前記第2のワイヤと前記接続部材とは、そ
れぞれ溶接により固定されている上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0016】(7) 前記第1のワイヤと前記第2のワ
イヤとの接続端面が、それぞれ、両ワイヤの軸を法線と
する面に対し、所定の角度をなして傾斜している上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤ。 (8) 前記接続部材が生体内の位置となるように用い
られる上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のガイ
ドワイヤ。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガイドワイヤを添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明のガイドワイヤの全体側面
図である。本発明のガイドワイヤ1は、ガイドワイヤ1
を主に構成するワイヤ本体(芯線)を有している。この
ワイヤ本体は、その先端側に配置された第1のワイヤA
とワイヤ本体の基端側に配置された第2のワイヤBとか
ら構成され、第1のワイヤAの基端部と第2のワイヤB
の先端部とが、管状の接続部材12で被包されて接続さ
れている。
【0019】前記第1のワイヤAは、可撓性を有する線
材であって、その構成材料は特に限定されず、例えば各
種プラスティックや各種金属を用いることができるが、
超弾性合金で構成されているのが好ましい。これによ
り、第1のワイヤAの径を増大することなく、操作性お
よび耐キンク性に優れたワイヤ本体の先端部が得られ
る。
【0020】ここで、超弾性合金とは、一般に形状記憶
合金とも言われ、使用温度で超弾性を示す合金を言う。
超弾性とは、使用温度、すなわち少なくとも生体温度
(37℃付近)において、通常の金属が塑性変形する領
域まで変形(曲げ、引っ張り、圧縮)させても、ほぼ元
の形に回復する性質を言う。
【0021】超弾性合金の好ましい組成としては、49
〜58原子%NiのTi−Ni合金、38.5〜41.
5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのC
u−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、G
aのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%Alの
Ni−Al合金等の超弾性体が挙げられる。このなかで
も特に好ましいものは、前記Ti−Ni合金である。
【0022】前記第2のワイヤBは、可撓性を有する線
材であって、その構成材料は特に限定されず、各種プラ
スティックや各種金属を用いることができるが、前記第
1のワイヤAの剛性より大きい剛性を有する材料、特に
金属材料で構成される。これにより、第2のワイヤBの
径を増大することなく、操作性および耐キンク性に優れ
たワイヤ本体が得られる。
【0023】また、操作性および耐キンク性を高めるた
めに、第2のワイヤBの外径は、第1のワイヤAの外径
より大きくすることができる(図1の第2のワイヤB参
照)。この場合、接続部材12に被包される部分の第2
のワイヤBの外径は、接続容易性を向上させるために、
当該接続部材12に被包される部分の第1のワイヤAの
外径と等しくすることが好ましい。
【0024】前記第2のワイヤBに用いられる金属材料
の好ましい材料としては、例えばステンレス鋼、ピアノ
線等の金属材料が挙げられる。このなかでも特に好まし
いものは、優れた剛性を有するステンレス鋼である。
【0025】前記接続部材12は、可撓性を有し、第1
のワイヤAを挿通する開口部122と第2のワイヤBを
挿通する開口部123とを有し、当該開口部122と開
口部123とは導通して、管状の形状とされている。
【0026】このように、接続部材12を管状とするこ
とで、第1のワイヤAと第2のワイヤBとの接続処理が
容易になり、また、周方向の剛性が均一となる。
【0027】接続部材12の構成材料は特に限定され
ず、第1のワイヤAや第2のワイヤBと同様に各種プラ
スティックや各種金属を用いることができる。特に、接
続部材12としては、その剛性が前記第1のワイヤAの
剛性より大きい材料で構成されているのが好ましく、第
2のワイヤBと同一または同種の材料で構成されている
のがより好ましい。
【0028】ここで、接続部材12の剛性が、第1のワ
イヤAの剛性以下の場合には、接続部材12の部分の剛
性は、接続部材12に被包された第1のワイヤAの剛性
と第2のワイヤBの剛性に依存する。このような場合、
接続部材12に被包された第1のワイヤAと第2のワイ
ヤBとの境界部124に、第1のワイヤAと第2のワイ
ヤBとの大きな剛性差が生じる。
【0029】一方、接続部材12の剛性が、第2のワイ
ヤBの剛性より大きい場合には、接続部材12の部分の
剛性は、接続部材12自身の剛性に依存する。このよう
な場合、接続部材12の部分では剛性差が生じないが、
開口部122と第1のワイヤAとの境目と、開口部12
3と第2のワイヤBとの境目に大きな剛性差が生じる。
このような大きな剛性差が生じた箇所には応力集中が生
じるため、力学的エネルギーの移動がスムーズに行われ
ず、操作性および耐キンク性が損なわれる。
【0030】前記接続部材12に用いられる超弾性合金
の好ましい組成としては、前記Ti−Ni合金、前記C
u−Zn合金、前記Cu−Zn−X合金(Xは、Be、
Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、前
記Ni−Al合金、前記ステンレス鋼等の超弾性体が挙
げられる。特に、接続部材12としては、接続部材12
が第1のワイヤAの剛性値から第2のワイヤBの剛性値
以下の値を連続的に形成するために、第2のワイヤBと
同等の剛性を有するものが好ましい。剛性値は、接続部
材12を加工することにより、容易に小さくできるから
である。
【0031】また、接続部材12は、第1のワイヤAと
第2のワイヤBとを容易に接続するために、第1のワイ
ヤAまたは第2のワイヤBと同一または同種の金属とす
ることが好ましい。特に、第2のワイヤBと同一または
同種の金属とすることが好ましい。
【0032】また、管状の接続部材12の内面と外面と
の間の厚さは、必要かつ十分な強度を確保し、操作性を
向上することができるという点で、0.02〜0.06
mmであるものが好ましく、0.03〜0.05mmである
ものがより好ましい。
【0033】本発明では、接続部材12の剛性を、第1
のワイヤAの剛性から第2のワイヤBの剛性へと徐々に
連続的に変化(特に増加)させるため、接続部材12に
は所定の加工が施されている。具体的には、図2の
(1)および(2)に示すように、第1のワイヤAを被
包する接続部材12の被包部121に、螺旋状のスリッ
トまたは溝を形成することが好ましい。このようなスリ
ットや溝は、接続部材12の剛性を低下させる機能を有
する。
【0034】また、図2の(3)〜(5)に示すよう
に、第1のワイヤAを被包する接続部材12の被包部1
21には、例えば横溝や横線のスリット(図2の(3)
参照)、縦溝や縦線のスリット(図2の(4)参照)、
格子状の溝(図2の(5)参照)を形成することができ
る。
【0035】各溝は、被包部121の外面および/また
は内面に形成することができる。図示はしないが、溝と
スリットとは合わせて形成することができる。また、溝
およびスリットは、第1のワイヤAと第2のワイヤBと
の境界部124をまたがらないことが好ましい。前記境
界部124に溝またはスリットを形成することは、境界
部124での剛性低下を招き、キンクのおそれを生じる
からである。
【0036】これらの溝やスリットは、それらの間隔や
ピッチに応じてその部分の剛性を変化させる。詳しく
は、前述したように、接続部材12として第2のワイヤ
Bと同じ剛性を有する材料を用い、図1〜図3に示すよ
うに、接続部材12の第1のワイヤA側(先端側)程、
その間隔またはピッチを密にし、境界部124に近づく
程、その間隔またはピッチが粗くなるように溝またはス
リットを形成することによって、第1のワイヤAを被包
する接続部材12の剛性値は、第1のワイヤAの剛性値
から第2のワイヤBの剛性値へと連続的に変化(特に増
加)するようにできる。
【0037】なお、溝、スリットの形成パターンは、図
示するものに限定されないことは言うまでもない。
【0038】また、第1のワイヤAの先端部分111
は、特に限定されないが、先端部分111にはX線造影
材料112が封入され、さらに先端に丸みを持たせるよ
うに合成樹脂等の高分子材料による滑らかなコーティン
グが施されているものがより好ましい。X線造影材料1
12を用いることによって、当該ガイドワイヤ1の先端
位置をX線透視下でモニタ確認することができる。ま
た、高分子材料によるコーティング部分113により、
当該ガイドワイヤ1は、血管壁との接触による血管内壁
の欠損を防止することができる。
【0039】また、前記第1のワイヤAは、その外径が
先端に向かって漸減しているものが好ましい。漸減して
いるものを用いることにより、前記X線造影材料112
の封入や合成樹脂等によるコーティング部分113が施
されても、先端部分111は一定の外径を保つことがで
きる。このようなガイドワイヤ1を先端側から血管へ挿
入し、目的部位に到達させる操作は、血管の湾曲や分岐
等の複雑な血管形状に柔軟に対応され、かつ安全に行う
ことができる。
【0040】前記X線造影材料112としては、例え
ば、X線不透過材料の線(例えば、金、白金等の金属
線)をコイル状に巻いて封入することができる。
【0041】前記コーティング部分113を構成する高
分子材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、フッ素系樹脂
(PTFE、ETFE等)、シリコーンゴム、その他各
種のエラストマー、またはこれらの複合材料が好ましく
用いられる。特に、第1のワイヤAと同等またはそれ以
下の可撓性、柔軟性を有するものが好ましい。
【0042】さらに、コーティング部分113の外周面
には、湿潤状態で潤滑性を有する親水性高分子物質より
なる層(図示せず)が形成されているのが好ましい。こ
れにより、ガイドワイヤ1を挿入する際に、摩擦が低減
され、その挿入を円滑に行うことができ、操作性および
安全性が向上する。
【0043】前記親水性高分子物質としては、天然高分
子物質系のもの(例:デンプン系、セルロース系、タン
ニン・ニグニン系、多糖類系、タンパク質)と、合成高
分子物質系のもの(PVA系、ポリエチレンオキサイド
系、アクリル酸系、無水マレイン酸系、フタル酸系、水
溶性ポリエステル、ケトンアルデヒド樹脂、(メタ)ア
クリルアミド系、ビニル異節環系、ポリアミン系、ポリ
電解質、水溶性ナイロン系、アクリル酸グリシジルアク
リレート系)とがある。
【0044】これらのうちでも、特に、セルロース系高
分子物質(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース)、
ポリエチレンオキサイド系高分子物質(ポリエチレング
リコール)、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メ
チルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体のような無
水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質
(例えば、ポリジメチルアクリルアミド)、水溶性ナイ
ロン(例えば、東レ社製のAQ−ナイロン P−70)
またはそれらの誘導体は、血液中にて低い摩擦係数が安
定的に得られるので好ましい。これらの詳細について
は、特願平7−270519号明細書に記載されてい
る。
【0045】また、第2のワイヤBには、ガイドワイヤ
1と同時に用いられるカテーテルの内壁との接触により
発生する摩擦を抑える処理が施されていることが好まし
い。具体的には、第2のワイヤBがカテーテル内壁と接
触する手元部分(基部)131に、カテーテル内壁の材
質に対して摩擦係数が低い物質(例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン等のフッ素系樹脂、シリコーン等)をコ
ーティングすればよい。当該摩擦を抑えることによっ
て、カテーテル内に在る第2のワイヤBの操作性は、損
なわれることなく保持できる。
【0046】前記第1のワイヤA、接続部材12、第2
のワイヤBの各直径は特に限定されないが、PTCA用
カテーテルの挿入に用いるものである場合、各直径(平
均)は、0.25〜0.65mm(0.010〜0.02
5インチ)程度であるのが好ましく、0.36〜0.4
5mm(0.014〜0.018インチ)程度であるのが
より好ましい。
【0047】第1のワイヤAと第2のワイヤBとは、溶
接により接続(固着)されている。また、前記接続部材
12と第1のワイヤAおよび第2のワイヤBとは、それ
ぞれ溶接により固着するのが好ましい。例えば、図2に
示されるように、両ワイヤA、Bの軸を法線とする面に
対し、所定の角度(θ)でカットされた第1のワイヤA
の端面とその端面に合致するように、同様にカットされ
た第2のワイヤBの端面とを接続部材12内で接触さ
せ、これらを溶接により接続し、固定する。ここで、前
記角度θは、θ≦90度であればよく、0<θ≦45度
であることが好ましく、0.5≦θ≦20度であること
がより好ましい。その理由は、第1のワイヤAと第2の
ワイヤBとの接触端面付近における急激な剛性変化を緩
和することができ、優れた耐キンク性を得ることができ
るからである。
【0048】接続方法は、例えばレーザを用いたスポッ
ト溶接等の通常の溶接方法により行われればよい。溶接
箇所は、例えば境界部124の先端側および基端側を含
む部分であればよく、これも特に限定されない。接続部
材12全体に対して溶接を施すことも、境界部124の
周辺(溝やスリットが形成されている部分を除く)のみ
に溶接を施すこともできる。また、接続部材12の両端
の端面を接着固定してもよい。また、前記内面に形成さ
れた溝やスリットを利用して接続を行えば、接合力が向
上される利点がある。接続部材12の厚さは、ある程度
薄い程、接続材料の溶融がなされ易くなり溶接性は向上
する。したがって、接続部材12の厚さは、前述したよ
うな範囲が好ましい。
【0049】接続部材12を剛性の高い材料であるステ
ンレス鋼で構成した場合には、その厚さを薄くすること
ができ、接続性、特に第1のワイヤAとの溶接性が向上
する。また、ステンレス鋼で構成された第2のワイヤB
に対し、接続部材12を同種のステンレス鋼で構成した
場合には、その組成の同一性により、これらは、優れた
溶接性を得る。
【0050】また、当該接続は、かしめ処理により行う
こともできる。かしめ処理は、接続部材12に第1のワ
イヤAと第2のワイヤBとをそれぞれ反対側から強く押
し込み、それらの境界部124をその外部から圧するこ
とにより容易に行うことができる。なお、このかしめ処
理を行なう場合でも、前記溶接と併用することが好まし
い。第1のワイヤAと第2のワイヤBとの接続性を高め
るには、両ワイヤA、Bの接続端面が前述したように傾
斜していることが好ましい。このような端面の傾斜によ
り、両ワイヤA、Bをそれらが接触するように押圧した
とき、境界部124における両ワイヤA、Bの軸線に対
して互いに反対方向のズレが生じ、これにより突出部位
が形成され、接続部材12の内側からの膨張力によりか
しめることができる。なお、両ワイヤA、Bの接続端面
をこのように傾斜させることは、境界部124での剛性
の変化を緩和させる効果もある。
【0051】また、図3には、その他の接続方法の接続
手順を示す。同図には、突き合わせ抵抗溶接の一例であ
るバットシーム溶接の手順〜が示されている。
【0052】手順では、図示しないバット溶接機に設
定された第1のワイヤAと第2のワイヤBとが示され
る。第1のワイヤAの先端側には接続部材12が予め嵌
められている。
【0053】手順にて、第1のワイヤAと第2のワイ
ヤBとは、バット溶接機によって、所定の電圧を印加さ
れながら第1のワイヤAの基端側の端面と第2のワイヤ
Bの先端側の端面とが加圧接触される。この加圧接触に
より、接触部分には溶融層が形成され、第1のワイヤA
と第2のワイヤBとは強固に接続される。
【0054】手順にて、接続部材12が接続箇所を被
包できるように、加圧接触することによって変形された
接続箇所の突出部分を削除する。
【0055】次いで、手順にて、接続箇所を接続部材
12で被包する。手順にて、接続部材12は、所定の
接着剤20により、その端部にて第1のワイヤAおよび
第2のワイヤBとそれぞれ固着される。
【0056】このように、前記スポット溶接以外にも、
バットシーム溶接(突き合わせ抵抗溶接)により、第1
のワイヤAと第2のワイヤBとは接続できる。
【0057】なお、接続方法は、前述した各方法に限定
されないことは、言うまでもなく、例えば、ろう接(半
田付)や接着剤接着を併用してもよい。
【0058】以上のようなガイドワイヤ1の操作性およ
び耐キンク性は、次に記載する曲げ剛性測定により明ら
かにされる。
【0059】図4には、本発明のガイドワイヤ1の接続
部材12付近の曲げ剛性測定箇所と、本発明の比較例と
なるガイドワイヤ10の接続部材12付近の曲げ剛性測
定箇所が示される。
【0060】ここで、ガイドワイヤ1に用いられる第1
のワイヤAは前記Ti−Ni合金からなり、接続部材1
2および第2のワイヤBは前記ステンレス鋼からなる。
比較例であるガイドワイヤ10は、接続部材12にスリ
ットを形成しないこと以外は、ガイドワイヤ1と同じも
のとされる。
【0061】曲げ剛性測定箇所は、同図に示す矢印1〜
14である。矢印1〜13は、5mm間隔で設定され、矢
印14のみ第2のワイヤBの曲げ剛性測定箇所を示す。
【0062】曲げ剛性の測定は、ガイドワイヤ1、10
において、測定箇所となる矢印指示部(矢印1〜14)
の前後1/2インチの位置にガイドワイヤ1、10を支
える支点を設け、矢印指示部を2mm押すために必要な荷
重を測定することにより行った。
【0063】ガイドワイヤ1の矢印1、2は第1のワイ
ヤA部分の曲げ剛性測定箇所を示し、矢印3〜10は第
1のワイヤAを被包する接続部材12のスリットを形成
した曲げ剛性測定箇所を示し、矢印11は第1のワイヤ
Aを被包する接続部材12のスリットを形成しない曲げ
剛性測定箇所を示し、矢印12は境界部124を示し、
矢印13は第2のワイヤBを被包する曲げ剛性測定箇所
を示し、矢印14は第2のワイヤB部分(太い径の部
分)の曲げ剛性測定箇所を示す。
【0064】また、ガイドワイヤ10の矢印1、2は第
1のワイヤA部分の曲げ剛性測定箇所を示し、矢印3〜
11は第1のワイヤAを被包するスリットのない接続部
材12の曲げ剛性測定箇所を示し、矢印12は境界部1
24を示し、矢印13は第2のワイヤBを被包する曲げ
剛性測定箇所を示し、矢印14は第2のワイヤB部分
(太い径の部分)の曲げ剛性測定箇所を示す。
【0065】表1には、ガイドワイヤ1、10の矢印指
示部(矢印1〜14)にて測定した曲げ剛性測定値が示
される。
【0066】
【表1】
【0067】また、図5には、表1に示された曲げ剛性
測定値がグラフ化されている。グラフの縦軸には曲げ剛
性値(g)、横軸には曲げ剛性測定箇所である前記矢印1
〜14が示されている。
【0068】測定された曲げ剛性値から、以下のことが
認識できる。 (1)ガイドワイヤ1での測定 スリットのピッチが密(矢印3)から粗(矢印10)へ
と変化するように形成することにより、矢印3〜10で
の測定値は、第1のワイヤAの曲げ剛性値から第1のワ
イヤAを被包するスリットの無い状態の接続部材12の
曲げ剛性値までへと徐々に連続的に変化しており、さら
に、矢印13の部位を経て矢印14の部位まで、曲げ剛
性値が同様に連続的に変化している。これにより、ガイ
ドワイヤ1を曲げた際、キンクのない滑らかな湾曲状態
が得られることがわかる。
【0069】(2)ガイドワイヤ10での測定 矢印2と矢印3との曲げ剛性値に大きな剛性差があり、
これにより、ガイドワイヤ10を曲げた際に急角度の屈
曲が生じ易いことがわかる。以上のような傾向は、ワイ
ヤのねじり剛性についても同様である。
【0070】また、接続部材12に形成したスリットを
溝に代えて同様の測定を行ったが、やはり同様の結果が
得られた。
【0071】このように、本発明のガイドワイヤ1は、
その接続部材12の剛性を第1のワイヤAの剛性から第
2のワイヤBの剛性へと連続的に変化させることができ
る。すなわち、ガイドワイヤ1の接続部材12では、多
数の小さな剛性差を生じさせることで、大きな剛性差の
発生を防ぎ、応力集中を分散させることができる。この
ことは、ガイドワイヤ10に比して、ガイドワイヤ1の
操作性および耐キンク性が向上することを意味する。
【0072】図6および図7は、それぞれ、本発明のガ
イドワイヤ1をPTCA術に用いた場合における使用状
態を示す図である。
【0073】図6および図7中、符号4は大動脈弓、符
号5は心臓の右冠状動脈、符号6は右冠状動脈開口部、
符号7は血管狭窄部である。また、符号3は大腿動脈か
らガイドワイヤ1を確実に右冠状動脈に導くためのガイ
ディングカテーテル、符号21はガイドワイヤ1の先端
部分111に拡張・収縮自在なバルーンを有する狭窄部
拡張用のバルーンカテーテルである。
【0074】図6に示すように、ガイドワイヤ1の先端
をガイディングカテーテル3の先端から突出させ、右冠
状動脈開口部6から右冠状動脈5内に挿入する。さら
に、ガイドワイヤ1を進め、先端から右冠状動脈内に挿
入し、先端が血管狭窄部7を超えた位置で停止する。こ
れにより、バルーンカテーテル2の通路が確保される。
なお、このとき、ガイドワイヤ1の接続部材12は、大
動脈弓4の基部付近(生体内)に位置している。
【0075】次に、図7に示すように、ガイドワイヤ1
の基端側から挿通されたバルーンカテーテル2の先端を
ガイディングカテーテル3の先端から突出させ、さらに
ガイドワイヤ1に沿って進め、右冠状動脈開口部6から
右冠状動脈5内に挿入し、バルーンが血管狭窄部7の位
置に到達したところで停止する。
【0076】次に、バルーンカテーテル2の基端側から
バルーン拡張用の流体を注入して、バルーン21を拡張
させ、血管狭窄部7を拡張する。このようにすることに
よって、血管狭窄部7の血管に付着堆積しているコレス
テロール等の堆積物は物理的に押し広げられ、血流阻害
が解消できる。
【0077】以上本発明のガイドワイヤを図示の実施例
に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではない。例えば、ワイヤ本体を構成する第1のワ
イヤAと第2のワイヤBは、中実の部材、中空の部材の
いずれで構成されていてもよく、その構成材料は、前述
した超弾性合金やピアノ線、ステンレス、タングステン
等の金属材料の他、例えばポリイミド、ポリエステル、
ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン)、フ
ッ素樹脂、ポリウレタン等の各種樹脂材料で構成された
ものでもよい。また、ワイヤ本体は、材料または物理的
特性が異なる複数の層を積層した積層体で構成されてい
てもよい。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガイドワイ
ヤによれば、接続部材の前記第1のワイヤと前記第2の
ワイヤとの境界部より先端側の位置に、溝および/また
はスリットを形成することにより、接続部材の剛性に連
続的な変化を与えることができる。
【0079】特に、前記溝および/またはスリットを、
接続部材の先端方向に向けて密になるように形成すれ
ば、第1のワイヤ先端部から第1のワイヤと第2のワイ
ヤとの境界部へと剛性を連続的に増大するようにでき
る。
【0080】また、第2のワイヤを、第1のワイヤより
剛性の大きい金属材料で構成し、接続部材を、第2のワ
イヤと同一または同種の材料で構成し、接続部材の剛性
に勾配を与えれば、第1のワイヤから第2のワイヤに向
けて、その剛性を連続的に増大するようにできる。
【0081】さらに、第1のワイヤを超弾性金属で構成
し、第2のワイヤをステンレス鋼で構成することによっ
て、柔軟性に優れた先端部と剛性に富んだ基端部とを有
し、剛性変化が穏やかなガイドワイヤが構成できる。
【0082】また、第1のワイヤと第2のワイヤとを溶
接すること、特に、第1のワイヤと接続部材、および、
第2のワイヤと接続部材とを、それぞれ溶接により固定
することによって、第1のワイヤと第2のワイヤとの結
合力を強化することができる。この場合、両ワイヤおよ
び接続部材の材料の選択により、優れた溶接性を得るこ
とができる。
【0083】さらに、第1のワイヤと第2のワイヤとの
接続端面を、両ワイヤの軸を法線とする面に対し、所定
の角度を有するようにすれば、境界部での剛性変化をよ
り緩和すると共に、第1のワイヤと第2のワイヤとの結
合力をより強化することができる。
【0084】このようにして、本発明は、第1のワイヤ
と第2のワイヤとが有する剛性の差を、好適な管状の接
続部材を選択し、当該接続部材に所望の溝やスリットを
形成することにより、接続部材において多数の小さな剛
性差に変換して応力の分散を図ることができる。すなわ
ち、本発明は、基端部から先端部へ向けて力学的エネル
ギーの移動がスムーズに行え、操作性および耐キンク性
に優れたガイドワイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤの実施例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明のガイドワイヤの接続部材に設けられた
溝またはスリットの例を示す説明図である。
【図3】本発明のガイドワイヤの接続方法の例を示す説
明図である。
【図4】曲げ剛性測定箇所を示す説明図である。
【図5】曲げ剛性測定結果を示すグラフである。
【図6】本発明のガイドワイヤの使用例を説明するため
の模式図である。
【図7】本発明のガイドワイヤの使用例を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
1 ガイドワイヤ 111 先端部分 112 X線造影材料 113 コーティング部分 12 接続部材 121 被包部 122 開口部 123 開口部 124 境界部 131 手元部分(基部) 2 バルーンカテーテル 3 ガイディングカテーテル 4 大動脈弓 5 右冠状動脈 6 右冠状動脈開口部 7 血管狭窄部 10 ガイドワイヤ 20 接着剤 21 バルーン A 第1のワイヤ B 第2のワイヤ θ 角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に配置された可撓性を有する第1
    のワイヤと、 前記第1のワイヤより基端側に配置され、前記第1のワ
    イヤより剛性が大きい第2のワイヤと、 前記第1のワイヤと、前記第2のワイヤとを接続する管
    状の接続部材とを有し、 前記第1のワイヤと前記第2のワイヤとは、溶接され、 前記接続部材は、前記第1のワイヤと前記第2のワイヤ
    との境界部より先端側の位置に、溝および/またはスリ
    ットが形成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 【請求項2】 先端側に配置された可撓性を有する第1
    のワイヤと、 前記第1のワイヤより基端側に配置され、前記第1のワ
    イヤより剛性が大きい第2のワイヤと、 前記第1のワイヤと、前記第2のワイヤとを接続する管
    状の接続部材とを有し、 前記第1のワイヤと前記第2のワイヤとは、溶接され、 前記接続部材は、前記第1のワイヤと前記第2のワイヤ
    との境界部より先端側の位置に、溝および/またはスリ
    ットが形成され、前記第1のワイヤの基端部付近の剛性
    がワイヤ長手方向に沿って連続的に変化するように構成
    されていることを特徴とするガイドワイヤ。
JP2002211639A 2002-07-19 2002-07-19 ガイドワイヤ Expired - Fee Related JP3683237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002211639A JP3683237B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 ガイドワイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002211639A JP3683237B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 ガイドワイヤ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29817996A Division JP3380691B2 (ja) 1996-10-22 1996-10-22 ガイドワイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003038652A true JP2003038652A (ja) 2003-02-12
JP3683237B2 JP3683237B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=19195883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002211639A Expired - Fee Related JP3683237B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 ガイドワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3683237B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161219A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Terumo Corp ガイドワイヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161219A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Terumo Corp ガイドワイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3683237B2 (ja) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1325763B1 (en) Guide wire
JP3380691B2 (ja) ガイドワイヤ
EP2384218B1 (en) Medical guide wire and method of forming thereof
JP2006296478A (ja) ガイドワイヤ
JPH1157014A (ja) ガイドワイヤ
JP2004016359A (ja) ガイドワイヤ
JP4734029B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP4375951B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2007319705A (ja) ガイドワイヤおよびガイドワイヤの製造方法
JP3683237B2 (ja) ガイドワイヤ
JP3683236B2 (ja) ガイドワイヤ
JP4297916B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2005177094A (ja) ガイドワイヤ
JP2004065796A (ja) ガイドワイヤ
JP4288048B2 (ja) ガイドワイヤ
JP4116944B2 (ja) ガイドワイヤ
JP4855448B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP3962652B2 (ja) ガイドワイヤ
JP4138467B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5328835B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP4455808B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2007090097A (ja) ガイドワイヤ
JP2008110266A (ja) ガイドワイヤ
JP2004065794A (ja) ガイドワイヤ
JP2005204677A (ja) ガイドワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080603

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees