JP2003037752A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2003037752A
JP2003037752A JP2001224135A JP2001224135A JP2003037752A JP 2003037752 A JP2003037752 A JP 2003037752A JP 2001224135 A JP2001224135 A JP 2001224135A JP 2001224135 A JP2001224135 A JP 2001224135A JP 2003037752 A JP2003037752 A JP 2003037752A
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JP
Japan
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memory
signal
video signal
circuit
reduction circuit
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Pending
Application number
JP2001224135A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Tochio
剛志 栃尾
Takashi Sakaguchi
隆 坂口
Yasutoshi Yamamoto
靖利 山本
Noritoshi Shibuya
文紀 渋谷
Toru Yoshioka
徹 吉岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像機器等に使用される映像信号処理装置に
おいて、走査線変換処理時においても、ノイズ低減や電
子ズームなどの映像信号処理機能を実現する。 【解決手段】 第1同期系と第2同期系の2つの異なる
同期系を有し、第1同期系では、入力映像信号に対して
縮小処理を行う縮小回路2と、縮小回路2の出力信号及
び縮小回路2の出力信号をフィールド遅延させた信号を
用いてノイズ低減を行うノイズ低減回路3と、ノイズ低
減回路3の出力信号を書き込むと共にフィールド期間遅
延させた信号を読み出すメモリ4と、メモリ4への書き
込みを制御する書き込み制御回路6と、読み出しを制御
する読み出し制御回路5とを備え、第2同期系では、メ
モリ4から映像信号を出力するための読み出し制御回路
10と、メモリ4から出力された信号に対して、拡大処
理を施す電子ズーム回路9とを備え、走査線変換、ノイ
ズ低減及び電子ズームを1つのメモリで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラなど
の映像機器において、ノイズ低減または電子ズームの機
能を備えた映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号処理装置は、特開平8−
307760号公報に記載されたものが知られている。
この技術は3ポートメモリとメモリに対する書き込み制
御回路と第1読み出し制御回路と第2読み出し制御回路
を設け、少ないメモリ容量で、メモリを用いる複数の機
能を実現し、低コスト・小型化と多機能化を両立させる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ムービーには、
動画撮影機能に加えて静止画撮影機能が搭載されるよう
になり、それに伴い、デジタルスチルカメラと同様に多
画素化が進んできている。テレビジョン信号出力よりも
画素の多いCCD(Charge Coupled Device)を用いる
場合、静止画モード時には、CCDから得られた全画素
を使用し、動画モード時には、静止画と画角を合わせな
がら所定のテレビジョン信号に変換するため、メモリな
どを用いて走査線変換処理が必須になってきている。ま
た、動画モードにおける走査線変換処理時においても、
従来の機能であるノイズ低減や電子ズームなどの機能が
要求されている。
【0004】しかしながら、従来の映像信号処理装置で
は、上記の様な走査線変換処理を含む場合に、単純に適
用することができなかった。
【0005】本発明は、走査線変換により、ライン数の
異なる信号を有する映像信号処理装置において、ノイズ
低減処理や電子ズーム処理を効率的に行うことを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明は、第1同期系と第2同期系の2つの異なる
同期系を有し、第1同期系では、入力される映像信号に
対して縮小処理を行う縮小回路と、縮小回路の出力信号
に対してノイズ低減を行うノイズ低減回路と、ノイズ低
減回路の出力信号を書き込むと共にフィールド期間遅延
させた信号を読み出しノイズ低減回路へ出力するメモリ
と、メモリを制御する書き込み制御部と、読み出し制御
部とを備え、第2同期系では、メモリに記録された映像
信号を出力するための読み出し制御部と、メモリの出力
信号に拡大処理を行う電子ズーム回路とを備えている。
【0007】これにより、走査線変換を含み異なる同期
系の映像信号を得る場合でも、1つのメモリでノイズ低
減処理や電子ズーム処理を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、第1同期系と第2同期
系の2つの異なる同期系を有し、前記第1同期系では、
入力される映像信号に対して縮小処理を行う縮小回路
と、前記縮小回路の出力信号に対してノイズ低減を行う
ノイズ低減回路と、前記ノイズ低減回路の出力信号を書
き込むと共にフィールド期間遅延させた信号を読み出し
前記ノイズ低減回路へ出力するメモリと、前記メモリへ
の書き込みを制御する書き込み制御部と、前記メモリか
らの読み出しを制御する読み出し制御部とを備え、前記
第2同期系では、前記メモリにおいて記録された映像信
号を出力するための読み出し制御部を備えている。
【0009】また、他の本発明は、第1同期系と第2同
期系の2つの異なる同期系を有し、前記第1同期系で
は、入力される映像信号に対して、縮小処理を行う縮小
回路と、前記縮小回路出力信号を書き込むメモリと、前
記メモリへの書き込みを制御する書き込み制御部とを備
え、前記第2同期系では、前記メモリにおいて記録され
た映像信号を出力するための読み出し制御回路と、前記
メモリから出力された信号に対して拡大処理を施す電子
ズーム回路とを備えている。
【0010】また、他の本発明は、第1同期系と第2同
期系の2つの異なる同期系を有し、前記第1同期系で
は、入力される映像信号に対して縮小処理を行う縮小回
路と、前記縮小回路の出力信号に対してノイズ低減を行
うノイズ低減回路と、前記ノイズ低減回路の出力信号を
書き込むと共にフィールド期間遅延させた信号を読み出
し前記ノイズ低減回路へ出力するメモリと、前記メモリ
への書き込みを制御する書き込み制御回路と、前記メモ
リからの読み出しを制御する読み出し制御回路とを備
え、前記第2同期系では、前記メモリにおいて記録され
た映像信号を出力するための読み出し制御回路と、前記
メモリから出力された信号に対して拡大処理を施す電子
ズーム回路とを備えている。
【0011】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による映像信号処理装置の構成を示すブロック図
である。本実施の形態は、走査線変換を有する構成にお
いて、特にノイズ低減処理を効率的に実現するものであ
る。
【0013】本実施の形態では、第1同期系と第2同期
系において走査線変換時の変換比が3:2である場合の
動作を示す。ここで、同期系とは、少なくとも垂直同期
系を意味し、第1同期系と第2同期系では、フレームま
たはフィールド当たりのライン数が異なる系である。
【0014】図1において、1は本装置の入力映像信
号、2は入力映像信号に対し縮小処理を行うと共に、メ
モリ制御信号WHOLD,RHOLDを作成する縮小回
路、3は縮小回路2の出力に対してノイズ低減を行うノ
イズ低減回路、4はライトポートW1とリードポートR
1,R2を備えたフィールドメモリ、5はフィールドメ
モリ4のリードポートR1からのデータの読み出しを制
御する第1読み出し制御回路、6はフィールドメモリ4
のライトポートW1への書き込みを制御する書き込み制
御回路、7はフィールドメモリ4のリードポートR2か
らの読み出しを制御する第2読み出し制御回路、8は映
像信号の出力である。
【0015】ここで、フィールドメモリ4を介して前段
部分の縮小回路2、ノイズ低減回路3、第1読み出し制
御回路5、書き込み制御回路6が第1同期系であり、同
じく後段部分の第2読み出し制御回路7が第2同期系で
ある。
【0016】また、フィールドメモリ4は、ライトポー
トW1から書き込まれた信号をリードポートR1から出
力する際に、1フィールド期間遅延するものである。
【0017】また、ノイズ低減回路3は、縮小回路2の
出力と、フィールドメモリ4の出力によりノイズ低減を
行うもので、これらの信号は、少なくとも1フィールド
期間の遅延があるものとする。
【0018】以上のように構成された映像信号処理装置
について以下、図2〜図6を参照しながらその動作を述
べる。
【0019】図2は映像信号処理装置において走査線変
換時の縮小処理における映像信号のライン数の概要を示
したものである。第1同期系では、有効725ラインの
映像信号入力に対して、走査線変換の変換比が3:2な
ので、2/3倍の縮小処理(725×2/3≒483)
を行いメモリに書き込む。第2同期系では、メモリに書
き込まれた483ラインの信号をそのまま読み出し出力
する。この状態が走査線変換時の縮小処理を示し、走査
線変換処理における標準状態である。
【0020】即ち、静止画と動画を兼用するため、撮像
素子からは、多画素(多ライン)の映像信号を出力し、
これを縮小して、動画に対する標準状態として伝送や記
録に用いる。
【0021】次に第1同期系及び第2同期系における信
号処理について順を追って説明する。第1同期系につい
て、図3は走査線変換のために2/3の縮小処理を行っ
た時の、縮小回路2の入出力の関係を示す図である。
【0022】入力される映像信号に対し、2/3の縮小
処理を行う時、第2同期系が示す空間位置に映像信号の
データを作成する。但し、この状態では、ライン数は入
力信号と変わらないので、有効ラインと無効ラインの混
ざった映像信号が出力される。この信号に対し、フィー
ルドメモリ4への書き込みを制御することによって、有
効ラインと無効ラインの存在する映像信号の、有効ライ
ンだけを抜き取り(間引き処理)フィールドメモリ4に
書き込む。
【0023】図4は縮小回路2の出力信号に対するフィ
ールドメモリへの書き込み動作を示す。図4において、
書き込み制御回路6は、メモリ制御信号であるWHOL
D信号を用いてライトポートW1に入力される信号の無
効ラインを間引き、有効ラインのみを書き込む。
【0024】次に、縮小回路2の出力信号とフィールド
メモリ4により遅延された信号を用い、ノイズ低減回路
3によりノイズ低減処理を行う。図5は、縮小回路2の
出力信号とフィールドメモリ4の出力信号との関係を示
す。図5(a)は、走査線変換に伴う読み出しメモリ制
御を行わずに信号を出力した場合の、縮小回路2出力信
号とフィールドメモリ4の出力信号の関係を示す。図5
(b)は、走査線変換に伴う読み出しメモリ制御を行っ
た場合の縮小回路2の出力信号とフィールドメモリ4の
出力信号の関係を示す。
【0025】図5(a)のように読み出し制御なしの場
合、走査線変換による縮小処理により、縮小回路2の出
力信号とフィールドメモリ4の出力信号とのライン数が
異なるのでノイズ低減回路3で使用する2つの映像信号
のタイミングが合わず、ノイズ低減効果が得られない。
これに対し、本実施の形態では、図5(b)のように、
ノイズ低減処理で使用するフィールドメモリ4の信号を
出力するためのリードポートR1を制御するRHOLD
信号を縮小回路2が作成し、第1読み出し制御回路5
が、このRHOLD信号を用いてリードポートR1を制
御することにより、有効ラインについては、縮小回路2
の出力信号とフィールドメモリ4の出力信号の空間位置
は一致する。これにより、ノイズ低減処理に必要である
縮小回路2の出力信号とフィールドメモリ4の出力信号
の空間位置は一致するので、ノイズ低減処理を実現する
ことが出来る。
【0026】また、図6にWHOLD,RHOLD信号
による、メモリ動作のタイミングの一例を示す。図6
(a)は、メモリ書き込み処理においてのメモリ動作及
び制御信号の関係について、図6(b)は、メモリ読み
出し処理においてのメモリ動作及び制御信号の関係につ
いて示す。
【0027】図6(a)に示すように、WHOLD信号
が(H)の状態の時、書き込み制御回路6は次のライン
時にメモリアドレスカウンタをインクリメントしない。
これによりWHOLD信号が図中の(H)の状態の場
合、フィールドメモリ4では、その次のラインの信号が
現ラインの信号を上書きする。また、第1読み出し制御
回路5は、図6(b)に示すように、RHOLD信号が
(H)の状態の時、次のライン時にメモリアドレスカウ
ンタをインクリメントしない。これによりRHOLD信
号が図中の(H)の場合、フィールドメモリ4からは、
次のラインに現ラインの信号と同様の信号が出力され
る。これにより図5(b)のように縮小回路2の出力と
フィールドメモリ4の出力の有効ラインが一致する。有
効ライン同士でノイズ低減処理を行う事で、ノイズ低減
効果が得られる。また、無効ラインはフィールドメモリ
4の書き込み動作により間引かれるので、無効ラインに
おける2つの映像信号のライン位置関係は、一致しなく
てもよい。
【0028】次に第2同期系では、上記の処理により書
き込まれたフィールドメモリ4内のデータを、第2同期
系のリードポートR2から出力して、映像信号出力9が
出力される。
【0029】以上説明したように、本実施の形態による
映像信号処理装置は、縮小回路2がメモリ制御信号RH
OLDを作成し、第1読み出し制御回路5により、フィ
ールドメモリ4のリードポートR1を制御し、ノイズ低
減回路3に入力される2種類の映像信号の有効ラインの
空間位置を合わせ、また縮小回路2がメモリ制御信号W
HOLD信号を作成し、書き込み制御回路6により無効
ラインの間引き処理を行うことによって、同期系の異な
る映像信号を有する映像信号処理装置において、1つの
メモリでライン数変換処理とノイズ低減処理を実現する
事が出来る。
【0030】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2である映像信号処理装置のブロック図を示すもの
で、特に電子ズーム処理に関するものである。
【0031】本実施の形態では、第1同期系と第2同期
系において走査線変換時の変換比が3:2である場合の
動作を示す。
【0032】図7において、実施の形態1(図1)で示
した構成と対応する部分には同一の符号を付け、異なる
点について簡単に示す。
【0033】第1同期系は、縮小回路2、書き込み制御
回路6及びライトポートW1を有するフィールドメモリ
11から成り、第2同期系は、電子ズーム回路9、第2
読み出し制御回路10及びリードポートR2を有する前
記フィールドメモリ11から成る。電子ズーム回路9で
は、リードポートR2から出力された信号を用いて拡大
処理を行い、その拡大処理を行うためのメモリ制御信号
を作成する。
【0034】以上のように構成された映像信号処理装置
について以下、図8〜図10を参照しながらその動作を
述べる。
【0035】図7において、縮小回路2が入力される映
像信号に対し、2/3の縮小処理を行う時、第2同期系
が示す空間位置に映像信号のデータを作成する。但し、
この状態では、ライン数は入力信号と変わらないので、
有効ラインと無効ラインの混ざった映像信号が出力され
る。この信号に対しフィールドメモリ11を用いて、有
効ラインと無効ラインの存在する映像信号の、有効ライ
ンだけを抜き取り(間引き処理)フィールドメモリ11
に書き込む。そのために縮小回路2でメモリ制御信号で
あるWHOLD信号を作成し、書き込み制御回路6にお
いて書き込み制御を行う。
【0036】第2同期系では、電子ズーム回路9で拡大
処理を施す。拡大処理のため、電子ズーム回路9がメモ
リ制御信号を作成し、このメモリ制御信号を用いて第2
読み出し制御回路10が、拡大時のメモリ制御を行うこ
とで、リードポートR2から、拡大処理するのに必要な
映像信号を出力する。
【0037】電子ズーム回路の動作としては、複数のラ
インを用いて内挿処理を行い、拡大処理後の空間位置に
信号を作成する。
【0038】図8は、走査線変換時の電子ズーム処理に
ついての説明図である。
【0039】図8(a)においては、第1同期系では、
有効725ラインの映像信号入力に対して走査線変換の
変換比が3:2なので、2/3倍の縮小処理を行いメモ
リに書き込む。第2同期系では、メモリに書き込まれた
483ラインの信号をそのまま読み出し出力する。この
状態が走査線変換時の縮小処理を示し、走査線変換処理
における標準状態である。
【0040】図8(b)においては、第1同期系では、
有効725ラインの映像信号入力に対して、中央の48
3ラインを切り出しメモリに書き込む。第2同期系で
は、メモリに書き込まれた483ラインの信号をそのま
ま読み出し出力する。この状態が走査線変換時の切り出
し処理を示し、走査線変換処理における標準状態に対し
て、1.5倍拡大した映像信号になる。
【0041】図8(c)においては、第1同期系では、
有効725ラインの映像信号入力に対して、中央の48
3ラインを切り出しメモリに書き込む。第2同期系で
は、メモリに書き込まれた483ラインの信号の中央を
切り出し、切り出した映像信号に対して拡大処理を行
う。この状態が走査線変換時の拡大処理を示し、走査線
変換処理における標準状態に対して、1.5倍以上拡大
した映像信号になる。
【0042】次に図9において、本映像信号処理装置に
おけるメモリ動作を説明する。図9は、図8(a)に示
す走査線変換時における縮小処理のメモリ動作、図10
は、図8(b)に示す走査線変換時における切り出し処
理状態で、図中のメモリ余分領域が少ないときのメモリ
動作、図11は、図8(c)に示す走査線変換時におけ
る切り出し処理状態で、図中のメモリ余分領域が多いと
きのメモリ動作を示す。走査線変換処理では、書き込み
ラインの方が読み出しラインよりも多いが、1フィール
ド期間が同一なので、書き込みに要する1ライン期間よ
りも読み出しに要する1ラインの期間の方が長くなる。
【0043】図9の走査線変換時における縮小処理で
は、この1ラインの期間の差により書き込みアドレス更
新スピードより、読み出しアドレス更新スピードの方が
遅くなるが、書き込み時には図6(a)に示したWHO
LD信号により、メモリ制御が行われるので、2/3倍
の縮小ズームであると、3ライン毎に、書き込みアドレ
ス更新スピードと読み出しアドレス更新スピードが一緒
になる。よって、走査線変換処理がない場合と同等の動
作になる。
【0044】次に図10の走査線変換切り出し時では、
画面中央切り出しの場合、図9aの走査線変換時におい
ての縮小処理の場合に比べ、書き込み期間は図中t1→
t2,t4→t3に移動する。また1ラインの期間の差
により書き込みアドレス更新スピードより、読み出しア
ドレス更新スピードの方が遅くなり、WHOLD信号に
よるメモリ制御が行われないので、書き込みアドレスが
読み出しアドレスを追い越す可能性が発生し、正規のデ
ータを出力することが出来ない。そこで、図11のよう
に、メモリ余分領域を多く確保することで、書き込みア
ドレスが読み出しアドレスを追い越すことはなくなり正
規の動作を行うことが出来る。
【0045】次に走査線変換処理においてズーム処理を
行う時に、最もメモリ容量が必要な場合について説明す
る。まず図8(a)に示す走査線変換処理での縮小領域
の時は、W系(書き込み系)アドレスの方がR(読み出
し)アドレスの更新スピードよりも早く動くが、WHO
LD信号により書き込みアドレスがインクリメントされ
ない時が生じるので、トータルで見るとW系のアドレス
更新スピードとR系のアドレス更新スピードは変わらな
い。
【0046】次に図8(b)に示す走査線変換処理での
切り出し時はメモリ容量は縮小ズーム処理時と同一に必
要であり、間引き処理を行わないので、W系のアドレス
更新スピードとR系のアドレス更新スピードではW系の
方が早くなる。また図8(c)に示す走査線変換処理で
の拡大ズーム時はW系とR系のアドレス更新スピードは
切り出し時と同等であるが、拡大ズーム処理を行うの
で、R系で使用するメモリ容量が少なくなり、R系で使
用しない領域はW系で使用することができ、W系でのメ
モリ容量が余っていく傾向になる。このことから、走査
線変換処理でのメモリ容量が最も必要な時は図8(b)
に示す切り出し時である。
【0047】次に1つのメモリで、走査線変換処理及び
電子ズーム動作を実現するために、必要なメモリ容量に
ついて説明する。図12はメモリ容量を算出するための
説明図である。
【0048】まず書き込み側での、1フィールド期間に
おける信号の流れについて説明する。
【0049】走査線変換縮小処理時(図8(a))は、
映像信号有効スタートまでの期間Bと、書き込み側の有
効ライン数Aと有効ライン以外(下側)の期間Cから成
り、書き込み側の有効ライン数Aは、読み出し側の有効
ライン数×(1/走査線変換時縮小倍率)で求めること
が出来る。
【0050】また走査線変換切り出し処理時(図8
(b)、(c))は、映像信号有効スタートまでの期間
Bと読み出し側の有効ライン数Dと切り出し処理によっ
て生じる無効ライン数Eと有効ライン以外(下側)の期
間Cから成る。これは走査線変換切り出し時においては
書き込み側の有効ライン数Aと読み出し側の有効ライン
数Dは等しいためである。
【0051】また書き込み切り出し無効ライン数(上
側)Fは映像信号有効スタートまでの期間Bと切り出し
処理によって生じる無効ライン数(上側)Eから成り、
書き込み切り出し無効ライン数(下側)Gは切り出し処
理によって生じる無効ライン数(下側)Eと有効ライン
以外(下側)の期間Cから成る。
【0052】次に読み出し側での1フィールド期間にお
ける信号の流れについて説明する。
【0053】すべての場合において、読み出しスタート
までの期間Hと読み出し側の有効ライン数Dと読み出し
無効ライン(下側)Iから成る。
【0054】また上記の書き込み側の1フィールド期間
は走査線変換前垂直ライン数であり、読み出し側の1フ
ィールド期間は走査線変換後垂直ライン数である。
【0055】上記の信号の関係から、書き込み切り出し
無効ライン数(下側)と読み出し無効ライン数(下側)
は次の式で表すことが出来る。
【0056】書き込み切り出し無効ライン数(下側)=
走査線変換前垂直ライン数−映像信号有効スタートタイ
ミング−(有効ライン数(R)×(1/走査線変換次縮
小倍率))+((有効ライン数(R)×(1/走査線変
換時縮小倍率))−有効ライン数(R))/2読み出し
無効ライン数(下側)=走査線変換後垂直ライン数−
(読み込みスタートタイミング+有効ライン数(R)) 次に必要なメモリ容量について説明すると、図12の走
査線変換切り出し時において、有効信号の書き込みが読
み出しよりも早く終わると書き込みアドレスが読み出し
アドレスを更新することとなるので、その早く終わる分
だけ余分にメモリの容量が必要であるので、書き込み切
り出し無効ライン数(下側)Gと読み出し無効ライン数
(下側)Iとの差分が余分に必要なメモリ容量になる。
但し1ラインの更新スピードは、書き込みと読み出しで
は違うので、書き込みのライン数を読み出しのライン数
として計算すると、(走査線変換後垂直ライン数/走査
線変換前垂直ライン数)倍のライン数と同等になる。よ
って必要なメモリ容量は、読み出し有効ライン数と上記
で説明したメモリ余分容量との加算になる。
【0057】このことから走査線変換処理時での電子ズ
ーム処理を行うときのメモリ容量は、メモリ容量=書き
込み切り出し無効ライン数(下側)×(走査線変換後垂
直ライン数/走査線変換前垂直ライン数)−読み出し無
効ライン数(下側)+有効ライン数(R)、となる。
【0058】具体例として、次の条件の時の必要なメモ
リ容量を算出する。
【0059】条件1:NTSC [信号系]NTSC有効ライン数(R)=243,走査
線変換時縮小倍率=2/3倍,(W側)映像信号有効ス
タートタイミング20H,(R側)読み出しスタートタ
イミング19.5H=262.5−243 [同期系]走査線変換前垂直ライン数=385,走査線
変換後垂直ライン数=262.5 条件1はNTSC方式において、走査線変換時の縮小倍
率が2/3で、読み出しスタートタイミングを遅らせる
ことで、書き込み切り出し無効ライン数(下側)と読み
出し無効ライン数(下側)との差分を大きくし、書き込
み側映像信号有効スタートタイミングは略標準値で、読
み出しスタートタイミングとしては最も厳しい条件にお
いて上記の式を用いてメモリ容量を算出した。
【0060】書き込み切り出し無効ライン数(下側)=
385−20−(243×(3/2))+((243×
(3/2))−243)/2=61.25 読み出し無効ライン数(下側)=262.5−(19.
5+243)=0 メモリ容量=61.3×(262.5/385)−0+
243=284.7条件2:PAL [信号系]PAL有効ライン数(R)=288,走査線
変換時縮小倍率=2/3倍,(W側)映像信号有効スタ
ートタイミング18H,(R側)読み出しスタートタイ
ミング24.5H=312.5−288 [同期系]走査線期間前垂直ライン数=450,走査線
期間後垂直ライン数=312.5 条件2はPAL方式において、走査線変換時の縮小倍率
が2/3で、読み出しスタートタイミングを遅らせるこ
とで、書き込み切り出し無効ライン数(下側)と読み出
し無効ライン数(下側)との差分を大きくし、書き込み
側映像信号有効スタートタイミングは略標準値で、読み
出しスタートタイミングとしては最も厳しい条件におい
て上記の式を用いてメモリ容量を算出した。
【0061】書き込み切り出し無効ライン数(下側)=
450−18−(288×(3/2))+((288×
(3/2))−288)/2=72 読み出し無効ライン数(下側)=312.5−(24.
5+288)=0 メモリ容量=72×(312.5/450)−0+28
8=338 よってNTSCの時はメモリ容量を285ライン、PA
Lの時はメモリ容量を338ライン以上確保すること
で、1つのメモリで走査線変換処理及び電子ズーム処理
が実現出来る。
【0062】以上説明したように、本実施の形態による
映像信号処理装置は、第1同期系では、縮小回路2で作
成した書き込み制御信号WHOLD信号の使用、及び中
央部分の切り出し処理を行い、書き込み制御回路6がラ
イトポートW1を制御することで、有効信号のみを書き
込み映像信号のライン数を変換でき、また第2同期系で
は、電子ズーム回路9で作成した読み出し制御信号を用
いて、第2読み出し制御回路10がリードポートR2を
制御することで拡大処理が行え、1つのメモリでライン
数変換処理及び電子ズーム処理が実現可能である。
【0063】(実施の形態3)図13は本発明の実施の
形態3による映像信号処理装置のブロック図を示すもの
で、特にノイズ低減処理及び電子ズーム処理を同時に実
現する装置に関するものである。
【0064】本実施の形態では、第1同期系と第2同期
系において動作走査線変換時の変換比が3:2である場
合の動作を示す。
【0065】図13において、実施の形態1の図1,実
施の形態2の図7で示した構成と対応する部分には同一
の符号を付け、異なる点について簡単に示す。
【0066】第1同期系は、縮小回路2、ノイズ低減回
路3、ライトポートW1とリードポートR1を有するフ
ィールドメモリ4、第1読み出し制御回路5及び書き込
み制御回路6から成り、第2同期系においては、リード
ポートR2を有するフィールドメモリ4、電子ズーム回
路9及び第2読み出し制御回路10から成る。
【0067】このように縮小回路2で作成した書き込み
制御信号WHOLD信号を用い、書き込み制御回路6が
ライトポートW1を制御し、前記縮小回路2で作成した
読み出し制御信号RHOLD信号を用い、第1読み出し
制御回路5がリードポートR1を制御し、また電子ズー
ム回路9で作成した読み出し制御信号を用い、第2読み
出し制御回路10がリードポートR2を制御するとい
う、3つの制御を同時に実現する。
【0068】以上のように構成された映像信号処理装置
について以下、図14〜図16を参照し、その動作を述
べる。
【0069】図14〜図16は本実施の形態でのメモリ
の動作を示す。図14は、走査線変換時の縮小処理での
ライトアドレスと、2つのリードアドレスのタイミング
説明図、図15は、走査線変換時の切り出し処理でのラ
イトアドレスと、2つのリードアドレスのタイミング説
明図、図16は、走査線変換時の拡大処理でのライトア
ドレスと、2つのリードアドレスのタイミング説明図で
ある。図14〜16に関して、フィールドメモリ4のラ
イトポートW1に対するライトアドレス(Write Addres
s)とリードポートR2に対するリードアドレス2(Rea
d Address 2)については、第1同期系のW1のライト
アドレスの更新スピードと第2同期系のリードアドレス
2の更新スピードは実施の形態2と同様で、第1同期系
では縮小回路2で作成した書き込み制御信号WHOLD
信号を用いて、書き込み制御回路6がライトポートW1
を制御し、また第2同期系では電子ズーム回路9で作成
した読み出し制御信号を用いて、第2読み出し制御回路
10がリードポートR2を制御することで、書き込みア
ドレスが読み出しアドレスを追い越すことはない。
【0070】また、図14〜16に関して、フィールド
メモリ4のライトアドレスとリードアドレス1(Read A
ddress 1)について説明すると、ライトポートW1から
書き込むスピードとリードポートR1から読み出すスピ
ードは、メモリ制御信号であるライトポートW1を制御
するWHOLD信号とリードポートR1を制御するRH
OLD信号の動作は同じなので変わらない。よって、書
き込むスピードと読み出すスピードはどのズーム領域で
も同一なので、図14〜図16のどの状態でも書き込み
アドレスが読み出しアドレスを追い越す事はない。また
図16のように走査線変換拡大時では、拡大処理におい
てリードポートR2から読み出す信号の有効アドレスの
終了位置から書き込むので、ノイズ低減処理で読み出す
信号を上書きしてしまうが、上書きする部分は拡大処理
の時に発生する映像信号の無効ライン部分なので、映像
信号出力には影響しない。よって上記の構成により、走
査線変換時における、ノイズ低減処理及び電子ズーム処
理の両立が可能である。
【0071】以上説明したように、本実施の形態による
映像信号処理装置では、異なる同期系を有し走査線変換
処理を行う装置において、第1同期系では、縮小回路2
で作成した書き込み制御信号を用いて、書き込み制御回
路6がライトポートW1を制御することで、有効信号の
みを抜き取り映像信号のライン数を変換でき、また縮小
回路2で作成した読み出し制御信号を用いて、第1読み
出し制御回路5がリードポートR1を制御することで、
縮小回路2の出力信号とリードポートR1から出力され
る映像信号の空間位置を合わせノイズ低減処理が行え、
また第2同期系では、電子ズーム回路9で作成した読み
出し制御信号を用いて、第2読み出し制御回路10でリ
ードポート2を制御することで拡大処理が行え、1つの
メモリでライン変換処理及び電子ズーム処理及びノイズ
低減処理が実現可能である。
【0072】なお、本実施の形態ではメモリ制御信号を
縮小回路及び電子ズーム回路で作成し、ノイズ低減処理
や電子ズーム処理を行う場合を説明したが、メモリ制御
信号は他の回路で作成しても同様の効果を得ることがで
き、メモリ動作を直接マイコンで制御し実現することも
可能である。
【0073】また、本実施の形態は走査線変換するとき
の縮小倍率が2/3の場合を説明したが、他の縮小倍率
においても同様の効果を得ることが可能である。
【0074】また、本実施の形態ではフィールドメモリ
を用いた場合を説明したが、少なくとも1フィールド以
上の容量を持つメモリであれば、同様の効果を得ること
が可能である。
【0075】また、本実施の形態では入力信号について
は説明しなかったが、例えばCCD等の撮像機器出力に
対して、本発明の効果を得ることが可能である。
【0076】また、本実施の形態では縮小回路の内挿処
理のライン数が2ラインの場合を説明したが、2ライン
に限るものでなく2ライン以上のライン数であれば同様
の効果を得ることが可能である。また、内挿処理による
位相関係も図3に示したものに限る必要はない。
【0077】また、本実施の形態での電子ズーム回路の
構成については説明しなかったが、2ライン以上のライ
ン数を用いて内挿処理を行うことによって同様の効果を
得ることが可能である。
【0078】また、本実施の形態ではライン数変換のた
めの縮小処理によって生じる無効ラインを間引く構成と
して、フィールドメモリの書き込み制御を行う場合につ
いて説明したが、有効ラインと無効ラインの両方をフィ
ールドメモリに書き込み、第2読み出し制御回路を用い
て、リードポートR2から出力される映像信号に対し
て、間引くラインの映像信号を飛ばして読み出すこと
で、縮小回路で作成したWHOLD信号及びRHOLD
信号が必要なく、同様の効果を得ることが可能である。
【0079】また、本実施の形態では、メモリ制御信号
WHOLD信号を用いて、図6(a)のように映像信号
を上書きすることで映像信号の間引き処理を行いライン
数変換を実現したが、メモリのライトイネーブル信号を
用い、間引き処理を行うラインではメモリに信号を書き
込まないようにすることで、同様の効果を得ることが可
能である。
【0080】また、本実施の形態では、メモリ制御信号
WHOLD信号とRHOLD信号を同一の信号で作成し
たが、別の信号でWHOLD信号とRHOLD信号を作
成してメモリ制御しても、同様の効果を得ることが可能
である。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、走査線変
換処理を必要とする映像信号処理装置においても、電子
ズーム処理やノイズ低減処理を1つのメモリで実現でき
るという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形態1による映像信号処理装
置の構成を示すブロック図
【図2】同映像信号処理装置における走査線変換時の映
像出力信号の概要説明図
【図3】同映像信号処理装置における縮小回路の動作説
明図
【図4】同映像信号処理装置における走査線変換による
メモリ間引き処理説明図
【図5】同映像信号処理装置における縮小回路の出力と
フィールドメモリの出力との関係図
【図6】同映像信号処理装置におけるメモリ動作処理の
詳細説明図
【図7】本発明の実施例の形態2による映像信号処理装
置の構成を示すブロック図
【図8】同映像信号処理装置における走査線変換時の各
処理での映像信号出力説明図
【図9】同映像信号処理装置における走査線変換時の縮
小処理でのメモリ動作説明図
【図10】同映像信号処理装置における走査線変換時の
切り出し状態でのメモリ動作説明図
【図11】同映像信号処理装置における走査線変換時の
切り出し状態でのメモリ動作説明図
【図12】同映像信号処理装置におけるメモリ容量算出
式の説明図
【図13】本発明の実施例の形態3による映像信号処理
装置の構成を示すブロック図
【図14】同映像信号処理装置での縮小処理のメモリ動
作説明図
【図15】同映像信号処理装置での切り出し処理のメモ
リ動作説明図
【図16】同映像信号処理装置での拡大処理のメモリ動
作説明図
【符号の説明】
1 映像信号入力 2 縮小回路 3 ノイズ低減回路 4、11 フィールドメモリ 5 第1読み出し制御回路 6 書き込み制御回路 7、10 第2読み出し制御回路 8 映像信号出力 9 電子ズーム回路
フロントページの続き (72)発明者 山本 靖利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渋谷 文紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉岡 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA28 PA79 PA82 RC02 SA02 SA03 SA23 YA01 YB04 YC04 ZA01 ZA03 5C023 AA02 AA37 CA02 DA04 EA02 EA03 5C076 AA21 AA22 BA03 BA04 BA06 CB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1同期系と第2同期系の2つの異なる
    同期系を有し、 前記第1同期系では、入力される映像信号に対して縮小
    処理を行う縮小回路と、前記縮小回路の出力信号に対し
    てノイズ低減を行うノイズ低減回路と、前記ノイズ低減
    回路の出力信号を書き込むと共にフィールド期間遅延さ
    せた信号を読み出し前記ノイズ低減回路へ出力するメモ
    リと、前記メモリへの書き込みを制御する書き込み制御
    回路と、前記メモリからの読み出しを制御する読み出し
    制御回路とを備え、 前記第2同期系では、前記メモリにおいて記録された映
    像信号を出力するための読み出し制御回路を備えること
    を特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 第1同期系と第2同期系の2つの異なる
    同期系を有し、 前記第1同期系では、入力される映像信号に対して、縮
    小処理を行う縮小回路と、前記縮小回路の出力信号を書
    き込むメモリと、前記メモリへの書き込みを制御する書
    き込み制御回路とを備え、 前記第2同期系では、前記メモリにおいて記録された映
    像信号を出力するための読み出し制御回路と、前記メモ
    リから出力された信号に対して拡大処理を施す電子ズー
    ム回路とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 第1同期系と第2同期系の2つの異なる
    同期系を有し、 前記第1同期系では、入力される映像信号に対して縮小
    処理を行う縮小回路と、前記縮小回路の出力信号に対し
    てノイズ低減を行うノイズ低減回路と、前記ノイズ低減
    回路の出力信号を書き込むと共にフィールド期間遅延さ
    せた信号を読み出し前記ノイズ低減回路へ出力するメモ
    リと、前記メモリへの書き込みを制御する書き込み制御
    回路と、前記メモリからの読み出しを制御する読み出し
    制御回路とを備え、 前記第2同期系では、前記メモリにおいて記録された映
    像信号を出力するための読み出し制御回路と、前記メモ
    リから出力された信号に対して拡大処理を施す電子ズー
    ム回路とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 縮小回路は、入力される映像信号に対し
    て、有効信号と無効信号が存在する映像信号を作成し、
    前記有効信号が第2同期系における空間位置に一致する
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の映像信号
    処理装置。
  5. 【請求項5】 縮小回路は、前記縮小回路の出力信号で
    ある有効信号と無効信号が存在する映像信号に対して、
    有効信号を書き込むメモリ制御信号を作成し、前記メモ
    リを制御することを特徴とする請求項1、2または3記
    載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 縮小回路は、ノイズ低減回路に入力され
    る前記縮小回路の出力信号とメモリから出力されるメモ
    リ出力信号との空間位置を合わせるため、メモリ読み出
    し制御信号を作成し、第1同期系における前記メモリの
    読み出しを制御することを特徴とする請求項1または3
    記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 電子ズーム回路は、映像信号に拡大処理
    を施すために必要なメモリ制御信号を作成し、第2同期
    系におけるメモリの読み出しを制御することを特徴とす
    る請求項2または3記載の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 第1同期系は、入力される映像信号と同
    等のライン数を持つ信号が存在し、第2同期系は、テレ
    ビジョン信号等の走査方式と同一のライン数を持つ信号
    が存在し、第1同期系のライン数が第2同期系のライン
    数より多いことを特徴とする請求項1、2または3記載
    の映像信号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064870A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置

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JP2008064870A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置

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