JP2003037356A - 微細ボール搭載装置及び方法 - Google Patents

微細ボール搭載装置及び方法

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JP2003037356A
JP2003037356A JP2001224816A JP2001224816A JP2003037356A JP 2003037356 A JP2003037356 A JP 2003037356A JP 2001224816 A JP2001224816 A JP 2001224816A JP 2001224816 A JP2001224816 A JP 2001224816A JP 2003037356 A JP2003037356 A JP 2003037356A
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fine
ball
work
suction
balls
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JP2001224816A
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Naoyuki Fujimura
直之 藤村
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 微細ボールが正常に転位されなかった不良個
所を自動補修する。 【解決手段】 複数の配列孔が形成された配列治具11
を有し、吸引手段25によって配列孔に微細ボールを吸
着し配列させるボール配列手段と、配列孔に配列・保持
された微細ボールをワーク上に転位させるボール転位手
段14と、ワークにおいて微細ボールが正常に転位され
なかった不良個所を検出する不良個所検出手段92と、
先端部に微細ボールを保持して不良個所に載置する修正
ヘッド91とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微細ボールを整
列してワーク上へ搭載させる微細ボール搭載装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】バンプとなる微細ボールを吸着して、基
板やチップ等のワークへ搭載させる微細ボール搭載装置
として、ワーク上の電極パッドと同一位置となるように
吸着治具に吸着させた微細ボール群をワークの電極パッ
ドに転位を行うものが知られている。例えば特開200
1−071218号公報(特願平11−246752
号)には、ワークの電極パッドへ微細ボールを効率良く
搭載させる微細ボール搭載装置が開示されている。
【0003】この装置では、保持孔が等間隔で形成され
た配列治具の各保持孔に微細ボールを落とし込むことに
よりに整列配置し、各微細ボールを真空吸着によって配
列治具上に保持する。そして、配列治具をワークの表面
に対向させて互いに平行度を十分に調節した状態で近接
させ、この状態にて、微細ボールの吸着を解除させるこ
とにより、配列治具上の微細ボールをワーク上に転位さ
せる。ワークの表面には、フラックスやハンダペースト
等が粘着層として塗布されているので、各微細ボールは
ワーク上に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、微細ボール
の直径が小さくなると、ワークの表面に対して配列治具
を高精度に平行度を保ちながらさらに近接させなければ
ならない。また、微細ボールの直径が小さくなると、保
持孔の加工精度のばらつきによって微細ボールの配列治
具表面からの突出量がばらつくので、全ての微細ボール
がワークの表面に確実に転位されない事態が生じる。さ
らには、粘着層の塗布厚に対する必要精度も管理できな
い程に高精度となる。
【0005】したがって、従来の装置を用いて微細ボー
ルをワークへ転位させても、結果として部分的にワーク
への微細ボールの転位ができないという不良品が発生し
易くなる。このような不良品が発生した場合、ワークを
廃棄してしまうか、あるいは作業者が拡大鏡を覗き込み
ながら静電気を帯電させた細い針を使って未転位箇所に
手作業で微細ボールを搭載するという大変な労力を使
い、部分修正を行う必要がある。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、微細ボールが正常に転位されなかった不良個所を
自動補修することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、微細ボール搭載装置に係わる第1の手
段として、複数の配列孔が形成された配列治具を有し、
吸引手段によって配列孔に微細ボールを吸着し配列させ
るボール配列手段と、配列孔に配列・保持された微細ボ
ールをワーク上に転位させるボール転位手段と、ワーク
において微細ボールが正常に転位されなかった不良個所
を検出する不良個所検出手段と、先端部に微細ボールを
保持してワークの不良個所に載置する修正手段とを具備
する手段を採用する。
【0008】また、微細ボール搭載装置に係わる第2の
手段として、上記第1の手段において、修正機構は真空
吸着によって微細ボールを保持するという手段を採用す
る。
【0009】微細ボール搭載装置に係わる第3の手段と
して、上記第第1または2の手段において、不良個所検
出手段はワークの表面画像を画像処理することにより不
良個所を検出するという手段を採用する。
【0010】一方、本発明では、微細ボール搭載方法に
係わる第1の手段として、微細ボールを吸着して複数の
配列孔上に配列させる行程と、配列孔に配列した微細ボ
ールをワーク上に転位させる行程と、ワーク上に微細ボ
ールが正常に転位されなかった不良個所を検出する行程
と、不良個所の検出結果に基づいて微細ボールを1つず
つ保持して各不良個所に載置する行程とを有する手段を
採用する。
【0011】また、微細ボール搭載方法に係わる第2の
手段として、上記第1の手段において、真空吸着によっ
て微細ボールを1つずつ保持して各不良個所に載置する
という手段を採用する。
【0012】微細ボール搭載方法に係わる第3の手段と
して、上記第1または第2の手段において、ワークの表
面画像を画像処理することに不良個所部位を検出すると
いう手段を採用する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる微細ボール搭載装置及び方法の一実施形態につい
て説明する。
【0014】図1は、本実施形態の微細ボール搭載装置
の構成を示す斜視図である。この図1において、符号1
1はボール配列機構、12はボール供給機構、13はボ
ール分配機構、14はボール転位機構、15は修正機構
である。
【0015】ボール配列機構11は、互いに直交する方
向へ移動する支持台21、22からなる移動機構23
と、移動機構23の上部の支持台22上に設けられたケ
ース24とから構成されている。ケース24は、一辺を
除いた周囲に壁部24aを有し、図2に示すように、そ
の下面には、吸引孔24bが形成されている。吸引孔2
4bには、第1の吸引装置25に接続されたチューブ2
5aが接続されており、チューブ25aにはチューブ2
5aの流路を開閉するバルブ25bが設けられている。
【0016】ケース24には、上面に吸着ヘッド31が
配設されている。吸着ヘッド31は、上方側が開口され
た箱形のケース32と、ケース32の上部の開口部分に
固定された板状の吸着治具33とを有し、ケース32に
は、第2の吸引装置34に接続されたチューブ34aが
接続されている。
【0017】吸着ヘッド31の吸着治具33には、吸着
治具33とケース32とによって囲われた空間Sと連通
する複数の吸着孔35が形成されている。吸着孔35
は、その上方側が、微細ボールBよりも僅かに大径に形
成されたボール保持孔部35aを形成し、下方側が、微
細ボールBよりも小径に形成された通気孔部35bを形
成する。ボール保持孔部35aは、その深さ寸法が微細
ボールBの直径より小さくかつ半径以上に設定されてい
る。つまり、ボール保持孔部35bは、微細ボールBを
一つだけ、また当該微細ボールBの一部を吸着治具33
の表面から突出させた状態に保持する。また、上記吸着
ヘッド31を構成するケース32には、その両側部に位
置決め凹部36が形成されている。
【0018】ボール供給機構12は、互いに直交する方
向へ移動する支持台41、42からなる移動機構43
と、移動機構43の上部の支持台42上に設けられたブ
ラケット44と、ブラケット44に設けられた微細ボー
ルBが投入されるボール投入ケース45と、ボール投入
ケース45の下端部に接続された送出管46と、送出管
46に超音波振動を付与させることにより、送出管46
を楕円振動させ、送出管46の先端部から微細ボールB
を送出させる超音波モータ47とを有している。
【0019】ボール供給機構12は、送出管46の先端
部をボール配列機構11のケース24上に配設される吸
着ヘッド31の上部に配置させた状態において、超音波
モータ47を駆動させて送出管46に楕円振動を付与さ
せて送出管46の先端部から微細ボールBを送出させる
ことにより、微細ボールBをケース24上の吸着ヘッド
31の上部に供給する。
【0020】ボール分配機構13は、互いに直交する方
向へ移動する支持台51、52からなる移動機構53
と、L字状に形成された支持台52の上部に設けられ
て、支持台52に対して上下方向へ移動する昇降部54
と、昇降部54にブラケット55を介して固定された分
配筒56とを有している。分配筒56は、図示しない超
音波発振装置によって超音波振動する超音波振動体57
と、超音波振動体57によって超音波振動される筒体5
8とを有する。
【0021】図3に示すように、分配筒56を構成する
筒体58は、有底円筒状に形成され、その底部側に超音
波振動体57が設けられ、開口側が下方へ向けて配置さ
れている。また、筒体58の先端部分は、先端方向へ向
かって次第に窄まるテーパ状に形成されており、これに
より、筒体58の先端部の肉厚が薄くされている。
【0022】ここで、筒体58内の超音波振動の状態を
説明する。図3は、筒体58の平断面と筒体58の中心
断面における超音波の振幅を表している。超音波振動体
57が超音波振動すると、その超音波振動によって、筒
体58には、縦振動と横振動とが加わり、これにより、
筒体58は半径方向に伸び縮みする。
【0023】筒体58の内径を振動周波数と音速により
決まる波長λの整数倍となるように設定すると、筒体5
8内に定在波が発生し、振動の節58aが同心円状に現
れる。一番外側の同心円の位置は筒体58の内面から1
/4波長の位置であり、そこから1/2波長の間隔で同
心円が現れ、一番内側の円の直径は1/2波長となる。
このように筒体58内に定在波を発生させると、この発
生した定在波の節58aの部分に微細ボールBが集束す
るようになっている。つまり、筒体58内には、超音波
引導によって微細ボールBが隙間なく同心円状に集束す
るようになっている。
【0024】図1に戻り、説明する。ボール転位機構1
4は、ベースに固定された支持部61と、支持部61に
対して水平方向へ移動可能に支持されたアーム62とか
らなる移動機構63を有しており、移動機構63には、
アーム62に、その長手方向及び上下方向へ移動可能に
設けられた昇降機構64が設けられている。昇降機構6
4には、その正面に、ヘッド把持機構65および修正機
構15の1構成要素である修正ヘッド91が保持されて
いる。ヘッド把持機構65は、昇降機構64の正面に対
向して設けられた支持板66と、これら支持板66同士
の間に設けられたコ字状の把持ブロック67とを有して
いる。
【0025】把持ブロック67は、図4に示すように、
その両側部に回転軸68が設けられており、回転軸68
の一方は、支持板66にベアリング69によって回転可
能に支持されており、回転軸68の他方は、支持板66
に設けられたサーボモータ71の回転軸72に継手部材
73を介して連結されている。また、把持ブロック67
には、その両側部を構成する把持板部67aの内面側
に、係止部74が設けられている。係止部74は、把持
板部67aに形成された穴部75内に設けられたスプリ
ング76と、スプリング76によって穴部75の開口側
へ付勢された係止ボール77とを有している。係止部7
4は、例えば、穴部75の開口縁部を小径に形成する等
により、係止ボール77が、穴部75から脱落すること
なく、一部が突出するようになっている。
【0026】修正機構15は、修正ヘッド91、CCD
カメラ92、チューブ93、第3の吸引装置94および
画像処理装置95を有している。修正ヘッド91は、昇
降機構64に設けられており、上述したヘッド把持機構
65と共に移動自在とされている。修正ヘッド91は、
図10に示すように、先端に微細ボールBを吸着・保持
する細管状のヘッド先端部91aと、ヘッド先端部91
aを支持するヘッド本体91bとから構成されている。
ヘッド本体91bの内部にはヘッド先端部91aに連通
するように中空部が形成されており、またヘッド本体9
1bの後端部には上記中空部に連通するチューブ93が
接続されている。チューブ93の途中には、チューブ9
3の流路を開閉するバルブ93aが設けられている。
【0027】また、CCDカメラ92は、修正ヘッド9
1と同様に昇降機構64上に設けられており、ワークW
の表面画像を取得する。CCDカメラ92は、画像処理
装置95と共に不良個所検出手段を構成している。CC
Dカメラ92によって取得されたワークWの表面画像
は、画像処理装置95によって画像処理されることによ
り、微細ボールBが正常に転位されなかった不良個所が
上記ワークW表面画像の特徴部分として検出される。
【0028】さらに、本微細ボール搭載装置のベース上
には、ワーク保持台81およびケース82が設けられて
いる。ワーク保持台81には、その上部にワークWが保
持される。つまり、ワーク保持台81上に保持されたワ
ークWに微細ボールBが搭載される。ケース82には、
修復用の微細ボールBが多数収容されている。
【0029】次に、このように構成された本微細ボール
搭載装置の動作について、図1から図10を参照して説
明する。
【0030】まず、ボール供給機構12によってボール
配列機構11のケース24上に配設された吸着ヘッド3
1上に微細ボールBが供給される。なお、このとき、吸
着ヘッド31は、ケース32が第1の吸引装置25によ
って吸引されてケース24に吸着された状態となってい
る。また、第2の吸引装置34も駆動され、これによ
り、吸着ヘッド31の吸着治具33の吸着孔35にて空
気が吸引された状態となる。
【0031】つまり、このように、吸着ヘッド31がケ
ース24に配置された状態にて、ボール供給機構12が
移動されて、送出管46が吸着ヘッド31の上部に配置
され、超音波モータ47が駆動されて送出管46に楕円
振動が付与され、これにより、送出管46の先端部から
微細ボールBが吸着ヘッド31の上部に所定量送出され
る。
【0032】このように、微細ボールBが吸着ヘッド3
1の上部に送出されると、ボール供給機構12が移動さ
れて、送出管46が吸着ヘッド31上から退避され、そ
の後、ボール分配機構13の分配筒56が移動機構53
によって、吸着ヘッド31上へ配置され、さらに昇降部
54によって下降され、筒体58の先端部が吸着ヘッド
31の上面に近接された位置に配置され、この状態に
て、超音波発振装置によって超音波振動体57が超音波
振動する。このように超音波振動体57が振動すると、
筒体58内には、定在波が発生し、この定在波の節58
aの部分に微細ボールBが隙間なく同心円上に集束する
(図2参照)。
【0033】次に、図5に示すように、移動機構53に
よって分配筒56が移動され、これにより、微細ボール
Bは、筒体58内に集束した状態で吸着孔35上を移動
する。このとき、吸着治具33の吸着孔35では、空気
吸引されていることにより、吸着孔35のボール保持孔
部35aに保持された状態に吸着孔35に吸着された状
態となる。
【0034】ここで、吸着孔35の形状は、1つの吸着
孔35に、1つの微細ボールBしか入らない寸法のボー
ル保持孔部35aを有する段付き形状になっているの
で、1つの吸着孔35に複数の微細ボールBが入りかけ
ても超音波によるボール移動により運び去られる。
【0035】上述のように分配筒56を吸着治具33上
で平行移動させると、図6に示すように、吸着治具33
の吸着孔35には、それぞれ1つずつ微細ボールBが保
持される。なお、図2、5、6では、定在波による同心
円の節58aが1つの場合を示している。このように節
58aが1つの場合、この節58aは1回の直進動作
で、1つの吸着孔35上を2回通過するため、微細ボー
ルBが吸着されていない抜け孔の予防に効果的である。
さらに、節58aの数を複数個に設定すれば、抜け孔の
予防により有効である。微細ボールBが吸着治具33の
複数の吸着孔35に配列された後、分配筒56が移動機
構53によって吸着ヘッド31上から外される。
【0036】その後、ボール配列機構11の移動機構2
3及びボール転位機構14の移動機構63によってボー
ル搭載機構14のヘッド把持機構65が、吸着ヘッド3
1の上方に配置される。この状態にて、ボール転位機構
14の昇降機構64によってヘッド把持機構65が下降
され、図7に示すように、このヘッド把持機構65の把
持ブロック67内に、吸着ヘッド31が配置された状態
とされる。
【0037】このように把持ブロック67内に吸着ヘッ
ド31が配置されると、把持ブロック67の把持板部6
7aの内面側に設けられた係止部74の係止ボール77
が、吸着ヘッド31のケース32の両側面に形成された
位置決め凹部36に係合され、これにより、吸着ヘッド
31が、把持ブロック67に把持された状態となる。そ
の後、バルブ25bによって第1の吸引装置25による
吸引が停止され、ケース24における吸着ヘッド31の
保持状態が解除される。この状態にて、ボール転位機構
14の昇降機構64によってヘッド把持機構65が上昇
され、吸着ヘッド31がボール配列機構11から離され
る。
【0038】このように吸着ヘッド31を把持して上昇
させたら、ボール転位機構14は、移動機構63によっ
て、ヘッド把持機構65をワーク保持台81に保持され
ているワークWの上部へ移動させる。さらに、ヘッド把
持機構65のサーボモータ71が駆動され、これによ
り、把持ブロック67が回転軸68の軸線を中心として
半回転され、これにより、吸着ヘッド31は、図8に示
すように、その吸着治具33を下方へ向けられた反転し
た状態とされる。
【0039】その後、図9に示すように、ボール転位機
構14の昇降機構64によってヘッド把持機構65が下
降されて吸着治具33がワークWに近接され、この状態
にて、第2の吸引装置34による微細ボールBの吸引が
解除され、これにより、吸着ヘッド31に吸着されてい
た微細ボールBがワークWの粘着層106へ受け渡され
て所定位置に転位される。以上の動作によって、微細ボ
ールBのワークW上への転位動作が終了する。
【0040】次に、上記転位動作によって微細ボールB
がワークW上に正常に転移されなかった場合の追加動作
について説明する。
【0041】微細ボールBが正常に転移されないワーク
W上の不良個所を修復する場合、まず最初にCCDカメ
ラ92によってワークWの表面画像が撮像され、当該表
面画像が画像処理装置95によって画像処理されること
により、微細ボールBが正常に転位されなかった不良個
所が検出される。
【0042】そして、図10に示すように、修正ヘッド
91は、アーム62の作動によってケース82上に移動
し、昇降機構64の作動によりケース82内の微細ボー
ルB降近傍まで下し、さらにバルブ93aの開放により
1つの微細ボールBを吸着保持する。そして、アーム6
2の作動によって微細ボールBを保持した状態で上昇
し、図11に示すようにワークWの未転位部分の上方へ
移動する。そして昇降機構64の作動により下降して微
細ボールBがワークWへ接触した時点でバルブ93aを
閉鎖されて不良個所に微細ボールBを搭載する。そし
て、不良個所がワークW上に複数箇所ある場合には、こ
のような動作を繰り返すことにより全ての不良個所に微
細ボールBを順次搭載する。
【0043】このような不良個所の修復によれば、人手
によらず不良個所が自動修復されるので、修復に要する
時間を短縮することができる。また、修正ヘッド91が
微細ボールBを真空吸着によって保持するので、従来の
静電気を帯びたピンを用いて修復する場合に比較して、
静電気によるワークWの配線パターン破壊の危険がなく
なる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワーク上の不良箇所を自動修復できるので、作業者が手
作業で拡大鏡を覗き込みながら不良箇所の修正を行う必
要がなく、よって修復に要する時間を短縮することがで
きる。また、ワークを廃棄する必要がなくなるので、ワ
ークの有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
構成及び構造を説明する微細ボール搭載装置の斜視図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
構成及び構造を説明するボール配列機構に保持された吸
着ヘッド及びボール分配機構の分配筒の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
ボール分配機構にて発生される定在波の状態説明図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
構成及び構造を説明するボール転位機構のヘッド把持機
構の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するボール配列機構に保持された吸着ヘッド
及びボール分配機構の分配筒の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するボール配列機構に保持された吸着ヘッド
及びボール分配機構の分配筒の断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するボール転位機構のヘッド把持機構に把持
される吸着ヘッドの断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するボール転位機構のヘッド把持機構に把持
されて反転された吸着ヘッドの断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するボール転位機構のヘッド把持機構に把持
されてワークへの微細ボールの受け渡しを行う吸着ヘッ
ドの断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置
の動作を説明する修正ヘッドの構成を示す断面図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置
の動作を説明する修正ヘッドによる未転位部分の修正動
作を説明する断面図である。
【符号の説明】
15……修正機構 82……ケース 91……修正ヘッド 91a……ヘッド先端部 91b……ヘッド本体 92……CCDカメラ(不良個所検出手段) 93……チューブ 93a……バルブ 94……第3の吸引装置 95……画像処理装置(不良個所検出手段) B……微細ボール W……ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の配列孔が形成された配列治具を
    有し、吸引手段によって配列孔に微細ボールを吸着し配
    列させるボール配列手段と、 配列孔に配列・保持された微細ボールをワーク上に転位
    させるボール転位手段と、 ワークに微細ボールが正常に転位されなかった不良個所
    を検出する不良個所検出手段と、 先端部に微細ボールを保持してワークの不良個所に載置
    する修正手段と、 を具備することを特徴とする微細ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 修正機構は、真空吸着によって微細ボ
    ールを保持することを特徴とする請求項1記載の微細ボ
    ール搭載装置。
  3. 【請求項3】 不良個所検出手段は、ワークの表面画
    像を画像処理することにより不良個所を検出する、こと
    を特徴とする請求項1または2記載の微細ボール搭載装
    置。
  4. 【請求項4】 微細ボールを吸着して複数の配列孔上
    に配列させる行程と、 配列孔に配列した微細ボールをワーク上に転位させる行
    程と、 ワーク上において微細ボールが正常に転位されなかった
    不良個所を検出する行程と、 不良個所の検出結果に基づいて微細ボールを1つずつ保
    持して各不良個所に載置する行程と、 を有することを特徴とする微細ボール搭載方法。
  5. 【請求項5】 真空吸着によって微細ボールを1つず
    つ保持して各不良個所に載置することを特徴とする請求
    項4記載の微細ボール搭載方法。
  6. 【請求項6】 ワークの表面画像を画像処理すること
    により不良個所を検出することを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の微細ボール搭載方法。
JP2001224816A 2001-07-25 2001-07-25 微細ボール搭載装置及び方法 Withdrawn JP2003037356A (ja)

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