JP2003037074A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003037074A JP2001225286A JP2001225286A JP2003037074A JP 2003037074 A JP2003037074 A JP 2003037074A JP 2001225286 A JP2001225286 A JP 2001225286A JP 2001225286 A JP2001225286 A JP 2001225286A JP 2003037074 A JP2003037074 A JP 2003037074A
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Hidetoshi Fujimoto
英俊 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を介しての容量成分による高周波動作時
の性能の劣化、高出力動作時の放熱性の悪さからくる素
子の短寿命性が課題であった。 【解決手段】 熱伝導率の大きい窒化アルミニウムなど
の材料を結晶成長用の基板として用いる。そのための成
長方法として、基板表面をアルシン雰囲気での熱処理す
ることによるバッファ層、あるいは、通常単結晶が成長
しない程度の低温での多結晶体バッファ層を形成するこ
とにより、多結晶体基板上に良質な単結晶膜を形成する
ことができる。誘電率の小さい窒化アルミニウム基板を
用いることで、基板を介しての容量成分によるデバイス
性能劣化を抑制することができる。また、窒化アルミニ
ウムは熱伝導率の値が大きいので、特に高出力時におい
て発生する熱を、基板を通して逃がすことができ、素子
の長寿命化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波動作に用い
られる半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】III−V族化合物半導体であるGaAs
系のトランジスタは、Siトランジスタに比べて、高動
作周波数、低雑音、高出力、高利得、低動作電圧、高動
作効率、及び低消費電力など、さまざまな優れた特徴を
有している。これらの特徴のために、GaAs系電界効
果型トランジスタ(以下、FET:Field Effect Trans
istor)やヘテロ接合バイポーラ型トランジスタ(以
下、HBT:Heterojunction Bipolar Transistor)
は、移動体通信用のデバイスなどとしてすでに実用化さ
れている。その中でも、GaAs系MESFET(MEta
l-Semiconductor FET)あるいはヘテロ接合FETは、
デバイス設計の自由度が大きい点および優れた高周波特
性を示す点から、今後マイクロ波帯やミリ波帯における
移動体通信を支えるキーデバイスになるとして大いに期
待されている。
【0003】従来、このようなGaAs系の電子デバイ
スを形成する際には、結晶成長用基板として半絶縁性G
aAs基板を用いていることが通例である。これは、基
板と成長層とを同じ材料系で構成することにより結晶欠
陥の発生を抑制するためである。
【0004】しかしながら、近年のGSMなど携帯端末
の出現は、電子デバイスの高出力化を要求するものでも
あるとともに、デバイス内部での発熱を伴うものであ
る。この熱は、短期的には電子デバイスの特性を著しく
劣化させるとともに、長期的には素子寿命をも損なうも
のである。したがって、デバイス内部で発生する熱は、
速やかにデバイス外へ放出する必要がある。しかしなが
ら、例えばGaAsでは熱伝導率は50W/m・Kと大
きな値ではないため、放熱が行なわれにくいという欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の半絶縁性GaAs基板を用いた場合においては、熱伝
導率が小さいために放熱がされにくく、デバイス性能の
劣化が生じていた。
【0006】本発明の目的は、上記課題を克服する手段
の1つとして、大きな熱伝導率を有する基板上に電子デ
バイスを構成する半導体装置およびその製造方法を提供
することである。
【0007】本発明の目的は、
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体装
置は、結晶成長用基板と、前記結晶成長用基板上に形成
された少なくとも1層のGaAs層とを備え、前記結晶
成長用基板の熱伝導率が、前記GaAs層の熱伝導率よ
りも大きいことを特徴としている。
【0009】この発明による半導体装置の製造方法は、
窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化珪素、ダイヤ
モンドのいずれかからなる結晶成長用基板を砒素雰囲気
で熱処理する工程と、前記結晶成長用基板上にIII−V
族化合物半導体層を形成する工程とを具備することを特
徴としている。
【0010】また、この発明による半導体装置の製造方
法は、窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化珪素、
ダイヤモンドのいずれかからなる結晶成長用基板上に、
III−V化合物半導体を単結晶となる温度以下で成長さ
せてIII−V化合物半導体多結晶層を形成する工程と、
前記半導体多結晶層上に、III−V族化合物半導体を単
結晶となる温度で成長させてIII−V族化合物半導体単
結晶層を形成する工程とを具備することを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。なお、本発明における
「III−V族化合物半導体」とは、GaAsを基本に、
B、Al、Inとの3族混晶、あるいは、窒素、リンと
の5族混晶を指す。 (第1の実施の形態)本発明における第1の実施の形態
であるヘテロ接合型バイポーラトランジスタ(HBT)
について、図1の模式的な断面構造図を参照して説明す
る。
【0012】図1の構成では、窒化アルミニウム(Al
N)基板101上に、順に、バッファ層102、高温G
aAsバッファ層103(厚さ40nm)、n型GaA
sコレクタコンタクト層104(厚さ450nm、キャ
リア濃度5e18cm-3)、n型GaAsコレクタ層1
05(厚さ700nm、キャリア濃度1e16c
-3)、p型GaAsベース層106(厚さ60nm、
キャリア濃度3.5e19cm-3)、n型InGaPエ
ミッタ層107(厚さ25nm、キャリア濃度3e17
cm-3)、n型InGaPエミッタ抵抗層108(厚さ
100nm、キャリア濃度3e16cm-3)、n型Ga
As層109(厚さ50nm、キャリア濃度5e18c
-3)、n型InGaAsエミッタコンタクト層110
(厚さ100nm、キャリア濃度3e19cm-3)が形
成されている。n型GaAsコレクタコンタクト層10
4、p型GaAsベース層106およびn型InGaA
sエミッタコンタクト層110上には、それぞれオーミ
ック電極121,122,123が形成されている。
【0013】次に、半導体積層構造102〜110の形
成方法について述べる。成長に用いる原料は、次の通り
である。3族原料は、TMG(トリメチルガリウム(C
33Ga)、TEG(トリエチルガリウム(C25
3Ga)、TMI(トリメチルインジウム(CH33
n)を用いており、水素(H2)ガスによってバブリン
グしている。5族原料は、AsH3(アルシン)ガスお
よびPH3(ホスフィン)ガスを用いている。n型層の
ドーピングには、SiH4(シラン)ガスおよびDET
e(ジエチルテルル(C252Te)を用いている
が、p型層のドーピングは、GaAsの成長時の原料比
V/IIIを下げることで対応している。原料のキャリア
ガスには水素(H2)を用いており、反応管内の総流量
10L/分で原料を供給している。
【0014】まず、配向性多結晶であるAlN基板10
1を、MOCVD装置内の加熱可能なサセプタ上に配置
する。加熱方法は、抵抗加熱、RFコイルによる誘導加
熱、ランプ加熱等があるが、いずれの場合も可能であ
る。本実施の形態の説明では、ランプ加熱法を用いる。
なお、以下に記載する基板温度は、サセプタに取りつけ
た熱電対の指示温度であり、基板表面の温度とは異な
る。
【0015】AlN基板101を650℃程度の温度に
まで加熱し、水素雰囲気中で約10分間加熱し、表面に
ある酸化膜などを除去する。続いて、AsH3ガスを供
給し、その雰囲気下で約3分間放置する。この間、Al
N基板101の表面では、窒素原子と砒素原子との置換
が起こり、AlN基板101表面にAlAs単独、ある
いはAlAsとAlNとが混在したバッファ層102が
形成される。
【0016】次に、AsH3ガスに追加して、H2ガスに
よってバブリングされたTMGを供給し、高温GaAs
バッファ層103を成長させる。この層は、バッファ層
102が存在することによって、単結晶層となってい
る。
【0017】次に、これらの原料ガスにSiH4ガスを
加え、n型GaAsコレクタコンタクト層104および
n型GaAsコレクタ層105を成長させる。これら2
つの層のキャリア濃度は異なるが、これはSiH4ガス
の供給量を調整することで実現することができる。ある
いは、濃度の異なる2本のSiH4ガスボンベを用意
し、供給流量を一定にした状態で2本のガスの供給を切
り換えることによっても実現することができる。
【0018】次に、AsH3ガス雰囲気下でAlN基板
101の温度を520℃まで下げ、その状態で低流量の
AsH3ガスとTMGとを供給することによってp型G
aAsベース層106を成長させる。AsH3ガスとT
MGとの供給比率は、モル流量で約0.66である。p
型GaAsベース層106を形成する方法としては、C
Br4(四臭化炭素)をドーピングガスとして供給する
方法もある。
【0019】次に、AsH3ガス雰囲気下でAlN基板
101の温度を600℃まで上げ、その温度でTMG、
TMI、PH3ガスおよびSiH4ガスを供給し、n型I
nGaPエミッタ層107およびn型InGaPエミッ
タ抵抗層108を成長させる。この2つの層のキャリア
濃度は異なるが、前述した方法を用いて実現することが
できる。
【0020】次に、供給する原料ガスをTMG、AsH
3ガスおよびSiH4ガスに切り換え、n型GaAs層1
09を成長させる。
【0021】次に、AsH3ガス雰囲気下でAlN基板
101の温度を450℃まで下げ、原料ガスとしてTE
G、TMI、AsH3ガスおよびDETeを供給し、n
型InGaAsエミッタコンタクト層110を成長させ
る。
【0022】これら層を成長させたウエハーを成長装置
より取り出し、InGaAs層110およびGaAs層
109は燐酸と過酸化水素水と純水との混合溶液によっ
て、InGaP層107,108は塩酸と酢酸との混合
溶液を用いることによって、選択的にエッチング除去
し、p型GaAsベース層106およびn型GaAsコ
レクタコンタクト層104を露出させる。
【0023】このようにして形成した構造に、リフトオ
フプロセスを用いて適宜オーミック電極121〜123
を形成する。電極に用いる金属材料としては、例えば、
コレクタ電極121およびエミッタ電極123について
はAu/Ge/Niの積層構造、ベース電極122につ
いてはTi/Pt/Auの積層構造をあげることができ
る。
【0024】このようにして形成された素子構造を分
離、分割し、別に用意したAlNマウント用指示基板上
に配置し、他の素子と組み合わせ、結合し、モールドな
どの処理を施し、半導体装置としての一応の完成とな
る。
【0025】上述した構成をとることにより、高出力時
においても、高電流、高温にも関わらず、良好な放熱特
性を示し、熱的な暴走を起こすこともなく、安定した動
作を実現することができる。
【0026】尚、本実施の形態において、各層間にプロ
セス上必要となるエッチングストップ層などを適宜配す
ることも可能である。例えば、n型GaAsコレクタ層
105とn型GaAsコレクタコンタクト層104との
間に、厚さ20nm程度のn型InGaP層を置くこと
も可能である。このような構造をとることにより、n型
GaAsコレクタ層105とn型InGaP層とのエッ
チング選択性を利用し、GaAs層をほとんどエッチン
グすることなくn型GaAsコレクタコンタクト層10
4の表面を出すことができる。 (第2の実施の形態)図2は、本発明における第2の実
施の形態であるヘテロ接合型バイポーラトランジスタ
(HBT)の模式的な断面構造図である。第1の実施の
形態との違いは、バッファ層102を低温GaAs層2
02とした点にある。図2において、図1と同じ番号を
配した部分については説明を省略する。
【0027】本実施形態における積層構造の形成方法に
ついて述べる。まず、配向性多結晶AlN基板101を
MOCVD装置内の加熱可能なサセプタ上に配置する。
このAlN基板101を650℃程度の温度にまで加熱
し、水素中でサーマルクリーニングを行なう。このクリ
ーニング工程は、AlN基板101表面の酸化物を除去
する工程であり、基板の表面状態が良好な場合において
は必ずしも必要とするものではない。
【0028】次に、AlN基板101の温度を300℃
から400℃の間の温度、例えば350℃に設定し、こ
の温度でTMGおよびAsH3ガスを供給し、低温Ga
As層202を形成する。通常、この程度の温度ではG
aAs層は単結晶とならず、多結晶状態で形成される。
【0029】次に、AsH3ガス雰囲気下でAlN基板
101の温度を650℃まで上げ、その温度でTMGを
供給し、高温GaAsバッファ層203を成長させる。
この昇温工程において、低温GaAs層202表面は再
結晶化により一部単結晶化し、単結晶成長の成長核とな
る。
【0030】n型GaAsコレクタコンタクト層104
以降の成長および装置の形成については、第1の実施の
形態と同様の方法を用いて成長、形成することが可能で
あるので、ここでは省略する。
【0031】第1の実施の形態においては、AlN基板
101表面の改質を行なっており、単結晶の成長核とな
るべきものがないが、第2の実施の形態においては、低
温GaAs層202表面に単結晶成長核を形成している
ため、高温GaAsバッファ層203の結晶品質は若干
まさっている。これは素子の寿命に関係し、高温GaA
sバッファ層203の膜厚によっては10%程度の素子
の長寿命化に結びつくこともある。
【0032】なお、素子の性能については、第1の実施
の形態と同様、高電流、高出力下においても安定的な動
作が得られる点では差異は見られない。
【0033】第1および第2の実施の形態においては、
結晶成長用基板としてAlNを用いている。従来のよう
に結晶成長用基板がGaAsの場合には、基板の誘電率
が13.1と大きな値であるために、デバイスを高周波
で動作させる場合に、基板を介する容量成分を無視する
ことができず、デバイス性能を劣化させるという課題も
あった。本実施の形態のように基板にAlNを使う場合
には、誘電率が7.1〜8.9と小さいために、基板を
介する容量成分の影響を低減することができ、高周波動
作における性能劣化を抑制することができる。
【0034】一方で、これまで、サファイアのような低
誘電率基板が提案されたこともあったが、基板自身が単
結晶のために、基板と半導体結晶層との格子定数の差異
の大きさや、大口径基板が存在していないなどが問題視
され、基板の長所である高熱伝導率や低誘電率が生かさ
れていなかった。本実施の形態のように適当なバッファ
層を介することにより、基板の非単結晶性の影響を除外
することができるようになった。
【0035】また、第1および第2の実施の形態におい
ては、結晶成長用基板としてAlNを用いた例を示し
た。AlNは、熱伝導率が100〜240W/m・Kと
GaAsの50W/m・Kと比べて大きい。したがっ
て、GaAsを基板として用いるよりも放熱性にすぐれ
ている。
【0036】結晶成長用基板としては、熱伝導率が大き
く、誘電率の小さい材料を用いることができる。例え
ば、AlSiC、β型炭化珪素、ダイヤモンド等があ
る。AlSiCではSic含有率63%の場合で180
W/m・K、β型炭化珪素で490W/m・K、ダイヤ
モンドに至っては2000〜15000W/m・Kとい
う大きい熱伝導率を有している。AlSiCを用いた場
合には、AlNよりも熱伝導率が大きく、また大口径化
可能、安価という点で有利である。逆に、β型炭化珪
素、ダイヤモンドを用いた場合には、熱伝導率がAlN
やAlSiCよりもさらに大きく、放熱性にすぐれてい
る。また、基板が単結晶であるために、へき開できると
いう加工面の有利さがある。
【0037】次に、第2の実施の形態における変形例に
ついて述べる。AlN基板101上に低温GaAs層2
02を成長する前に、基板と同じ材料であるAlN層
を、AlNが単結晶となる温度、例えば、成長原料とし
てTMA(トリメチルアルミニウム(CH33Al)、
および、アンモニア(NH3)ガスを用いる場合には1
100℃程度以下の温度、例えば600℃、あるいは、
成長原料としてTMAおよびDMHy(ジメチルヒドラ
ジンNH2N(CH32)を用いる場合には単結晶が成
長する程度以下の温度、例えば400℃において、Al
N低温成長層を形成する。このAlN低温成長層はc軸
に配向した多結晶層となっている。
【0038】この層が存在することにより、この上に成
長する低温GaAs層202を挟んで、高温GaAsバ
ッファ層203の結晶欠陥が減少し、さらには上層の結
晶欠陥も低減することができるので、素子全体としては
長寿命化を図ることができる。
【0039】本発明の特徴は、大きな熱伝導率を有する
結晶成長用基板として、具体的には、熱伝導率の大きい
材料である窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化珪
素、あるいは、ダイヤモンド等を用いる。
【0040】また、これら材料を基板として用いた場合
に、基板表面内における原子間隔が、基板のそれと、基
板上に形成する半導体層とのそれとでは一致しないこと
から、いわゆるエピタキシャル成長ができない。したが
って、本発明では、(1)基板を砒素雰囲気で熱処理
後、あるいは、(2)基板上にIII−V族化合物半導体
層が単結晶となる温度以下の温度でIII−V族化合物半
導体多結晶層を成長した後、あるいは、(3)基板上に
基板と同じ材料とIII−V族化合物半導体結晶層とを、
それぞれが単結晶とならないような低温で成長した後、
これら(1)〜(3)の処理後にIII−V族化合物半導
体単結晶層を成長することを特徴としている。
【0041】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明におい
て、これまで難しいとされていた低誘電率・高熱伝導率
を有する絶縁体多結晶基板上にGaAs系のデバイス構
造を構成することができる。これにより、基板を介して
の容量成分に起因する高周波動作領域の拡大を図ること
ができ、高出力時の安定動作および素子の長寿命化を図
ることができる。
【0043】また、AlNや炭化珪素など砒素を含まな
い材料を基板として用いることで、環境に悪影響を与え
る砒素の排出を抑制することができるため、地球環境に
対して負荷を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるヘテロ接合型バイポー
ラトランジスタの模式的な断面構造図。
【図2】第2の実施の形態であるヘテロ接合型バイポー
ラトランジスタの模式的な断面構造図。
【符号の説明】
101…AlN基板 102…バッファ層 103,203…高温GaAsバッファ層 104…n型GaAsコレクタコンタクト層 105…n型GaAsコレクタ層 202…低温GaAs層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G077 AA03 BE46 DB01 EA02 ED01 ED06 EE01 EF03 TK01 TK08 5F045 AA04 AB10 AC01 AC08 AD09 AD10 AF02 AF07 CA02 CA05 CA07 DA53 HA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶成長用基板と、 前記結晶成長用基板上に形成された少なくとも1層のG
    aAs層とを備え、 前記結晶成長用基板の熱伝導率が、前記GaAs層の熱
    伝導率よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記結晶成長用基板が、 窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化珪素、あるい
    は、ダイヤモンドのいずれかであることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化
    珪素、ダイヤモンドのいずれかからなる結晶成長用基板
    を砒素雰囲気で熱処理する工程と、 前記結晶成長用基板上にIII−V族化合物半導体層を形
    成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化
    珪素、ダイヤモンドのいずれかからなる結晶成長用基板
    上に、III−V化合物半導体を単結晶となる温度以下で
    成長させてIII−V化合物半導体多結晶層を形成する工
    程と、 前記半導体多結晶層上に、III−V族化合物半導体を単
    結晶となる温度で成長させてIII−V族化合物半導体単
    結晶層を形成する工程とを具備することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】窒化アルミニウム、AlSiC、β型炭化
    珪素、ダイヤモンドのいずれかからなる結晶成長用基板
    上に、前記結晶成長用基板が結晶成長によって単結晶層
    となりうる温度以下で、前記結晶成長用基板と同じ材料
    からなる低温成長層を成長する工程と、 前記低温成長層上に、III−V族化合物半導体を単結晶
    となる温度以下で成長させてIII−V族化合物半導体多
    結晶層を形成する工程と、 前記半導体多結晶層上に、III−V族化合物半導体を単
    結晶となる温度で成長させてIII−V族化合物半導体単
    結晶層を成長する工程とを具備することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
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