JP2003036411A - タクシーにおける通信販売システム、該システムを構成するためのタクシー側端末装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシーの乗客が該タクシーに備え付けられ
た商品カタログから所望の商品を選択し、該タクシーに
搭載された端末装置により当該商品の注文を行う。 【解決手段】 サーバ装置２０は、タクシー１０に搭載
されたタクシー側端末装置１２及び金融機関側端末装置
３０ａとネットワーク６０を介して接続され、タクシー
側端末装置１２は、タクシー１０に備え付けられた商品
カタログ１１に掲載された商品毎の商品番号に基づき商
品の注文要求の入力を受け付け、乗客のクレジットカー
ド情報又はデビットカード情報等のカード情報を読み取
り、前記注文要求をサーバ装置２０に送信するととも
に、前記カード情報を金融機関側端末装置３０ａに対し
て送信する。サーバ装置２０は、商品配送センタ側端末
装置４０ａとネットワーク６０を介して接続され、商品
配送センタ側端末装置４０ａに対し前記注文要求に含ま
れる乗客の指定する配送先に当該商品を配送するよう指
示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、タクシーにおける
通信販売システム、該システムを構成するためのタクシ
ー側端末装置、プログラム、及び記録媒体、より詳細に
は、タクシーに搭載されたタクシー側端末装置から商品
の注文を受け付けるサーバ装置を有するタクシーにおけ
る通信販売システム、該システムを構成するためのタク
シー側端末装置、プログラム、及び記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の通信販売において、ユーザは、会
員登録した通信販売業者等から商品カタログが提供さ
れ、該商品カタログに掲載された商品情報を見ながら自
分の気に入った商品を選択し、例えば、電話、ＦＡＸ、
郵便等により必要な注文情報を通信販売業者に対して通
知して注文を行っている。その注文を受けた通信販売業
者は、該当する商品をユーザに提供し、ユーザがその商
品代金を支払うようにしたものが一般的である。

【０００３】また、最近ではクレジットカード等に含ま
れる個人情報を暗号化してネットワークを介して送信す
る技術の向上に伴って、インターネット等を利用した通
信販売も普及してきており、Ｗｅｂサイト上で様々な商
品を紹介し、該Ｗｅｂサイトからオンラインで商品の注
文を受け付けることができる。その際の商品代金の決済
方法も、例えばクレジットカードをはじめ、商品と引き
替えの現金払い、銀行振り込み等の中から選択すること
ができる。

【０００４】しかしながら、通常、商品カタログは、ユ
ーザの自宅等に置かれていることが多く、ユーザが商品
の注文を行う際には、自宅で商品カタログを閲覧して、
気に入った商品を注文することになる。このように、ユ
ーザが商品カタログを閲覧したり、商品の注文を行う場
所が、ユーザの自宅等ある程度限定された場所になるこ
とから、通信販売を利用する機会が限られたものになっ
てしまいがちである。そこで、ユーザに対し通信販売を
利用する機会を出来るだけ多く提供するためには、ユー
ザが日常的に利用する頻度が高く、かつ気密性が高く落
ち着いて商品カタログを閲覧できるような空間が必要と
なる。

【０００５】上記の条件を満たすことができる空間とし
て、例えば、多数の乗客が利用するタクシーの車内があ
る。タクシーの車内に商品カタログを備えて、該タクシ
ーの乗客に対し通信販売によるショッピングを行えるよ
うにすることは、通信販売の利用機会を提供する上で効
果的であるとともに、競争の激しいタクシー業界にあっ
て、タクシー会社間の差別化に有効な手段となりえる。
しかしながら、これまでタクシーの車内においては、例
えば、商品のチラシ広告等が備え付けられている場合が
あっても、乗客がその場で気に入った商品の注文を行う
ことができるものではなかった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたものであり、タクシーの乗客が
該タクシーに備え付けられた商品カタログから所望の商
品を選択し、該タクシーに搭載された端末装置を用いて
当該商品の注文を行うことができるようにしたタクシー
における通信販売システム、該システムを構成するため
のタクシー側端末装置、該システムの機能をコンピュー
タに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを
記録した記録媒体を提供すること、を目的としてなされ
たものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、タク
シーに搭載されたタクシー側端末装置と、クレジットカ
ード又はデビットカードに関する情報を有する金融機関
側端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介して接
続されたタクシーにおける通信販売システムにおいて、
前記タクシー側端末装置は、タクシーに備え付けられた
商品カタログに掲載された商品毎の商品番号に基づいて
商品の注文要求の入力を受け付ける注文要求入力手段
と、乗客のクレジットカード情報又はデビットカード情
報を読み取るカード情報読み取り手段と、前記注文要求
入力手段により入力された注文要求を前記サーバ装置に
送信するとともに、前記カード情報読み取り手段により
読み取られたクレジットカード情報又はデビットカード
情報を前記金融機関側端末装置又は前記サーバ装置に対
して送信する送信手段とを有し、前記サーバ装置は、商
品の配送を行う商品配送センタの商品配送センタ側端末
装置とネットワークを介して接続され、該商品配送セン
タ側端末装置に対し前記注文要求に含まれる乗客の指定
する配送先に前記商品番号に応じた商品を配送するよう
指示を行う配送先指示手段を有することを特徴としたも
のである。

【０００８】請求項２の発明は、タクシーに搭載された
タクシー側端末装置と、クレジットカード又はデビット
カードに関する情報を有する金融機関側端末装置と、サ
ーバ装置とがネットワークを介して接続されたタクシー
における通信販売システムにおいて、前記タクシー側端
末装置は、タクシーに備え付けられた商品カタログに掲
載された商品毎の商品番号に基づいて商品の注文要求の
入力を受け付ける注文要求入力手段と、乗客のクレジッ
トカード情報又はデビットカード情報を読み取るカード
情報読み取り手段と、前記注文要求入力手段により入力
された注文要求を前記サーバ装置に送信するとともに、
前記カード情報読み取り手段により読み取られたクレジ
ットカード情報又はデビットカード情報を前記金融機関
側端末装置又は前記サーバ装置に対して送信する送信手
段とを有し、前記サーバ装置は、商品を販売し、配送を
行う商品販売店の商品販売店側端末装置とネットワーク
を介して接続され、該商品販売店側端末装置に対し前記
商品番号に応じた商品を発注する商品発注手段と、該発
注した商品を前記注文要求に含まれる乗客の指定する配
送先に配送するよう指示を行う配送先指示手段を有する
ことを特徴としたものである。

【０００９】請求項３の発明は、請求項２の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記商品カタログに対応した商
品情報を格納可能な商品情報データベースにアクセス可
能とし、該商品情報データベースに商品情報を登録する
商品情報登録手段を有し、前記商品発注手段は、前記商
品番号に応じて該商品情報データベースの中から該当す
る商品情報を抽出し、該抽出した商品情報に基づいて発
注指示を行うことを特徴としたものである。

【００１０】請求項４の発明は、請求項１または２の発
明において、前記タクシー側端末装置は、前記注文要求
入力手段により入力された注文要求及び前記カード情報
読み取り手段により読み取られたクレジットカード情報
又はデビットカード情報を前記金融機関側端末装置又は
前記サーバ装置に対して送信する際に、該クレジットカ
ード情報又はデビットカード情報を暗号化するカード情
報暗号化手段を有することを特徴としたものである。

【００１１】請求項５の発明は、請求項１ないし４のい
ずれか１の発明において、前記タクシー側端末装置は、
タクシーの走行距離又は所要時間に応じて料金が加算表
示される料金メータの任意の位置に、前記注文要求入力
手段により受け付けた商品の金額を表示させるようにし
たことを特徴としたものである。

【００１２】請求項６の発明は、請求項５の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記タクシー側端末装置にて受
け付けた商品金額を乗客毎に格納可能な購買情報データ
ベースにアクセス可能とし、該購買情報データベースに
乗客の購買情報を登録する購買情報登録手段を有し、前
記タクシー側端末装置は、前記購買情報データベースに
アクセス可能とし、該購買情報データベースに格納され
た商品金額の合計が予め設定された金額を越えると、該
設定金額に応じて前記商品金額の合計から所定金額を割
り引くことができるようにしたことを特徴としたもので
ある。

【００１３】請求項７の発明は、請求項１ないし６のい
ずれか１の発明において、前記金融機関側端末装置は、
前記タクシー側端末装置から送信された乗客のクレジッ
トカード情報又はデビットカード情報に基づき該乗客の
商品金額に対する支払い能力の有無を判断可能とし、前
記サーバ装置は、前記金融機関側端末装置に対しその判
断結果を確認する支払い能力確認手段を有し、該支払い
能力確認手段により支払い能力有りと確認された場合
に、前記商品配送センタ側端末装置又は前記商品販売店
側端末装置に対して当該商品の配送先を指示することを
特徴としたものである。

【００１４】請求項８の発明は、請求項７の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記支払い能力確認手段により
支払い能力無しと確認された場合に、前記タクシー側端
末装置に対して前記クレジットカード又はデビットカー
ドにより決済が出来ない旨を通知することを特徴とした
ものである。

【００１５】請求項９の発明は、請求項１ないし８のい
ずれか１に記載のタクシーにおける通信販売システムを
構成するためのタクシー側端末装置である。

【００１６】請求項１０の発明は、タクシーに搭載され
たタクシー側端末装置と、商品の配送を行う商品配送セ
ンタの商品配送センタ側端末装置と、サーバ装置とがネ
ットワークを介して接続されたタクシーにおける通信販
売システムにおいて、前記サーバ装置は、タクシーの乗
客に関するＩＤ情報を格納した乗客情報データベース
と、商品カタログ情報を格納した商品カタログ情報デー
タベースと、該商品カタログ情報をＷｅｂ上で前記タク
シー側端末装置に提示する商品カタログ情報提示手段
と、前記タクシー側端末装置から乗客のＩＤ情報の入力
を受け付ける乗客情報入力受付手段と、前記商品カタロ
グ情報提示手段により提示された商品カタログ情報の中
から乗客が所望する商品の注文要求の入力を前記タクシ
ー側端末装置から受け付ける注文要求入力受付手段と、
前記タクシー側端末装置に対し商品代金の決済方法を選
択させる決済方法選択手段と、前記商品配送センタ側端
末装置に対し前記注文要求に含まれる乗客の指定する配
送先に前記商品番号に応じた商品を配送するよう指示を
行う配送先指示手段とを有し、前記決済方法選択手段に
より選択された決済方法に基づいて当該商品に対する課
金を行えるようにしたことを特徴としたものである。

【００１７】請求項１１の発明は、タクシーに搭載され
たタクシー側端末装置と、商品を販売し、配送を行う商
品販売店の商品販売店側端末装置と、サーバ装置とがネ
ットワークを介して接続されたタクシーにおける通信販
売システムにおいて、前記サーバ装置は、タクシーの乗
客に関するＩＤ情報を格納した乗客情報データベース
と、商品カタログ情報を格納した商品カタログ情報デー
タベースと、該商品カタログ情報をＷｅｂ上で前記タク
シー側端末装置に提示する商品カタログ情報提示手段
と、前記タクシー側端末装置から乗客のＩＤ情報の入力
を受け付ける乗客情報入力受付手段と、前記商品カタロ
グ情報提示手段により提示された商品カタログ情報の中
から乗客が所望する商品の注文要求の入力を前記タクシ
ー側端末装置から受け付ける注文要求入力受付手段と、
前記タクシー側端末装置に対し商品代金の決済方法を選
択させる決済方法選択手段と、前記商品販売店側端末装
置に対し前記商品番号に応じた商品を発注する商品発注
手段と、前記注文要求に含まれる乗客の指定する配送先
に前記商品番号に応じた商品を配送するよう指示を行う
配送先指示手段とを有し、前記決済方法選択手段により
選択された決済方法に基づいて当該商品に対する課金を
行えるようにしたことを特徴としたものである。

【００１８】請求項１２の発明は、請求項１０または１
１の発明において、前記タクシー側端末装置は、タクシ
ーの走行距離又は所要時間に応じて料金が加算表示され
る料金メータの任意の位置に、前記注文要求入力受付手
段により受け付けた商品の金額を表示させるようにした
ことを特徴としたものである。

【００１９】請求項１３の発明は、請求項１２の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記タクシー側端末装置に
て受け付けた商品金額を乗客毎に格納可能な購買情報デ
ータベースにアクセス可能とし、該購買情報データベー
スに乗客の購買情報を登録する購買情報登録手段を有
し、前記タクシー側端末装置は、前記購買情報データベ
ースにアクセス可能とし、該購買情報データベースに格
納された商品金額の合計が予め設定された金額を越える
と、該設定金額に応じて前記商品金額の合計から所定金
額を割り引くことができるようにしたことを特徴とした
ものである。

【００２０】請求項１４の発明は、請求項１０または１
１の発明において、前記サーバ装置は、購買者へ商品を
配送した時における現金払い、購買者へ商品を納品する
前又は納品した後に購買者による指定口座への振り込
み、購買者へ商品を納品した後に指定口座からの引き落
としのいずれかの決済方法を選択するためのＷｅｂペー
ジを前記タクシー側端末装置に提示することを特徴とし
たものである。

【００２１】請求項１５の発明は、請求項１ないし１４
のいずれか１の発明において、前記サーバ装置は、前記
タクシー側端末装置からの乗客の注文要求に基づいてタ
クシーの乗務員毎に商品の売上金額を算出する売上金額
算出手段を有し、該売上金額に応じて乗務員の給料に反
映させるようにしたことを特徴としたものである。

【００２２】請求項１６の発明は、請求項１ないし８又
は請求項１０ないし１５のいずれか１に記載のタクシー
における通信販売システムの機能をコンピュータに実行
させるためのプログラムである。

【００２３】請求項１７の発明は、請求項１６に記載の
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。

【００２４】

【発明の実施の形態】図１は、本発明が適用されるタク
シーにおける通信販売システムの一実施形態を示す図
で、図中、１０はタクシーで、該タクシー１０は、紙媒
体の商品カタログ１１、タクシー側端末装置１２を備
え、該タクシー側端末装置１２は、注文要求入力手段１
２ａ、カード情報読み取り手段１２ｂ、カード情報暗号
化手段１２ｃ、送信手段１２ｄ、表示手段１２ｅ、ユー
ザＩ／Ｆ１２ｆとを有している。２０はサーバ装置で、
該サーバ装置２０は、商品情報登録手段２０ａ、購買情
報登録手段２０ｂ、配送先指示手段２０ｃ、支払い能力
確認手段２０ｄ、商品情報ＤＢ２１、購買情報ＤＢ２２
とを有している。３０はクレジットカード情報やデビッ
トカード情報を有する金融機関で、該金融機関３０は、
金融機関側端末装置３０ａを有し、４０は商品の配送を
行う商品配送センタで、該商品配送センタ４０は、商品
配送センタ側端末装置４０ａを有し、５０はタクシー１
０の乗客で、通信販売を利用するユーザ、６０はネット
ワークである。

【００２５】サーバ装置２０は、タクシー側端末装置１
２、金融機関側端末装置３０ａ、商品配送センタ側端末
装置４０ａの各端末装置とネットワーク６０を介して接
続されており、さらに、サーバ装置２０は、商品情報Ｄ
Ｂ２１及び購買情報ＤＢ２２にアクセス可能とする。こ
こで、説明のため、商品情報ＤＢ２１及び購買情報ＤＢ
２２がサーバ装置２０に内蔵された形態としているが、
各ＤＢを外部に有し、ネットワークを介してアクセスで
きるような形態でも構わない。また、本発明における金
融機関とは、銀行、クレジットカード会社、信販会社等
の金融に係わる各種機関の総称とする。

【００２６】また、本例では、サーバ装置２０、商品情
報ＤＢ２１及び購買情報ＤＢ２２とが、通信販売サービ
スを提供するタクシー会社側に設置されているものとし
て説明するが、サーバ装置２０が各端末装置にネットワ
ーク６０を介して接続されていればよく、必ずしもタク
シー会社に設置されている必要はなく、例えば、外部サ
ーバをレンタルして、その外部サーバにサーバ装置２０
の機能を実行させるような形態も可能である。また、商
品配送センタ４０は、通信販売により注文を受け付けた
商品を準備し、該商品の配送を行うためのもので、タク
シー会社側で商品配送センタ４０を有していてもよく、
また、商品配送センタ４０が行う商品配送業務を外注業
者に委託する形態も可能である。

【００２７】上記の形態として、サーバ装置２０に商品
情報ＤＢ２１及び購買情報ＤＢ２２が物理的に含まれて
いる場合や、ネットワーク６０を介して接続され、物理
的に離散している場合のどちらの形態も取りうる。サー
バ装置２０の形態としては、ネットワーク６０に接続す
るためのサーバ、各端末装置を認証するためのサーバ
等、階層構造を持ったサーバ機能を有するコンピュータ
としてもよく、後述する各手段が有する機能を実行する
ためのプログラムが格納されていればよい。これらのプ
ログラムには、各手段をユーザが使用する際に、操作が
容易になるようにＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフ
ェイス）を備えるようにするとよい。

【００２８】また、本発明における各実施形態の説明に
際し、サーバ装置２０を１つの装置として示している
が、上述のネットワークを介してその機能を分散させて
もよい。また、各端末装置は、ディスクトップ型パーソ
ナルコンピュータとして図示しているが、ネットワーク
接続可能な携帯電話やモバイルコンピュータであっても
よく、それぞれの使用形態に応じた形態であればよい。

【００２９】また、図１に示すネットワーク６０として
は、タクシー１０からの通信を可能とする無線により接
続されたインターネットや専用回線を利用する。また、
このネットワーク６０には、専用回線の使用、伝送デー
タの暗号化、各端末装置を使用するユーザの認証等、様
々な方法によるセキュリティの強化が必要となる。

【００３０】本実施形態におけるタクシー側端末装置１
２が有する注文要求入力手段１２ａは、タクシー１０に
備え付けられた商品カタログ１１に掲載された商品毎の
商品番号に基づいて商品の注文要求の入力を受け付ける
手段であり、カード情報読み取り手段１２ｂは、乗客の
クレジットカード情報又はデビットカード情報を読み取
る手段であり、送信手段１２ｄは、注文要求入力手段１
２ａにより入力された注文要求をサーバ装置２０に送信
するとともに、カード情報読み取り手段１２ｂにより読
み取られたクレジットカード情報又はデビットカード情
報を金融機関側端末装置３０ａ又はサーバ装置２０に対
して送信する手段である。また、表示手段１２ｅは、タ
クシー側端末装置１２の有する表示画面を制御し、ユー
ザＩ／Ｆ１２ｆを介して乗客からの注文を受け付けるた
めの手段である。

【００３１】また、サーバ装置２０が有する配送先指示
手段２０ｃは、乗客からの注文要求に応じて、商品配送
センタ側端末装置４０ａに対し該注文要求に含まれる乗
客の指定する配送先に商品番号に応じた商品を配送する
よう指示を行う手段である。

【００３２】図２は、本発明に係わる商品カタログ１１
の一例を示す図で、商品カタログ１１は、例えばファッ
ション関係、コンサートや映画等の各種チケット、生活
インテリア用品、書籍、音楽、アルコール類、食材等、
様々なジャンルの商品情報を掲載することができる。こ
の商品カタログ１１には、商品情報１１ａに示すように
商品毎に、商品番号、商品名、価格が記載されており、
タクシーの乗客は、商品番号を指定することで簡単に商
品を注文することができる。また、この商品カタログの
内容は適宜更新されるようにし、最新の商品情報を掲載
するようにする。

【００３３】図３は、本発明のタクシー側端末装置１２
に表示された注文要求入力画面の一例を示す図で、図
中、１は注文要求入力画面である。乗客は、例えば、図
２に示した商品情報１１ａのバッグを注文したい場合、
注文要求入力画面１に商品番号、注文個数、希望する配
送先を入力し、サーバ装置２０に対し送信する。さら
に、本実施形態では商品代金の決済方法として、クレジ
ットカード又はデビットカードを用いるものとし、タク
シー側端末装置１２は、それぞれのカードに含まれる情
報を読み取るカードリーダ等を備える構成とすることが
できる。また、タクシー側端末装置１２は、注文要求入
力手段１２ａにより入力された注文要求及びカード情報
読み取り手段１２ｂにより読み取られたクレジットカー
ド情報又はデビットカード情報を金融機関側端末装置３
０ａ又はサーバ装置２０に対して送信する際に、クレジ
ットカード情報又はデビットカード情報を暗号化するカ
ード情報暗号化手段１２ｃを有する。

【００３４】また、金融機関側端末装置３０ａは、タク
シー側端末装置１２から直接送信、又はサーバ装置２０
を介して送信された乗客のクレジットカード情報又はデ
ビットカード情報に基づき乗客の商品金額に対する支払
い能力の有無を判断可能とし、サーバ装置２０は、金融
機関側端末装置３０ａに対しその判断結果を確認するた
めの支払い能力確認手段２０ｄにより支払い能力有りと
確認された場合に、商品配送センタ側端末装置４０ａに
対して当該商品の配送先を指示することができる。ま
た、支払い能力確認手段２０ｄにより支払い能力無しと
確認された場合に、タクシー側端末装置１２に対してク
レジットカード又はデビットカードにより決済が出来な
い旨を通知するようにする。

【００３５】図４は、本発明が適用されるタクシーにお
ける通信販売システムの他の実施形態を示す図で、タク
シー１０は、紙媒体の商品カタログ１１、タクシー側端
末装置１２を備え、該タクシー側端末装置１２は、注文
要求入力手段１２ａ、カード情報読み取り手段１２ｂ、
カード情報暗号化手段１２ｃ、送信手段１２ｄ、表示手
段１２ｅ、ユーザＩ／Ｆ１２ｆとを有している。２０は
サーバ装置で、該サーバ装置２０は、商品情報登録手段
２０ａ、購買情報登録手段２０ｂ、配送先指示手段２０
ｃ、支払い能力確認手段２０ｄ、商品発注手段２０ｅ、
商品情報ＤＢ２１、購買情報ＤＢ２２とを有している。
金融機関３０は、金融機関側端末装置３０ａを有し、７
０は商品を販売し、該商品の配送を行う商品販売店で、
該商品販売店７０は、商品販売店側端末装置７０ａを有
している。

【００３６】本例に示す実施形態では、サーバ装置２０
が、図１に示した商品配送センタ側端末装置４０ａの代
わりに商品販売店７０が使用する商品販売店側端末装置
７０ａとネットワーク６０を介して接続されている。サ
ーバ装置２０は、商品販売店側端末装置７０ａに対し商
品番号に応じた商品を発注する商品発注手段２０ｅによ
り該当する商品の発注を行うものである。ここで、サー
バ装置２０は、商品カタログ１１に対応した商品情報を
格納可能な商品情報ＤＢ２１に商品情報を登録する商品
情報登録手段２０ａを有しており、商品発注手段２０ｅ
は、商品番号に応じて商品情報ＤＢ２１の中から該当す
る商品情報を抽出し、抽出した商品情報に基づいて発注
指示を行うことができる。

【００３７】本実施形態によると、タクシー会社側で予
め商品を準備する必要がなく、乗客からの注文毎に、該
当する商品を商品販売店７０に対し注文すればよいた
め、商品在庫を持たずにすみ、また、商品を置いておく
商品倉庫も必要なくなるため、タクシー会社側の設備負
担を軽減することができる。

【００３８】図１及び図４に示した各実施形態における
タクシー側端末装置１２は、タクシーの走行距離又は所
要時間に応じて料金が加算表示される料金メータの任意
の位置に、注文要求入力手段１２ａにより受け付けた商
品の金額を表示させることができる。これにより、乗客
は、タクシー料金と注文した商品の金額がすぐにわか
り、その場で現金等により決済を行うようにしてもよ
い。また、注文要求入力手段１２ａにより受け付けた商
品の金額に応じて該商品金額から所定金額を割り引くよ
うにしてもよい。例えば、１０，０００円未満、１０，
０００円以上３０，０００円未満等、商品の注文金額に
応じて該商品の注文金額から所定の金額を割り引くよう
にする。

【００３９】また、サーバ装置２０は、タクシー側端末
装置１２にて受け付けた商品金額を乗客毎に格納可能な
購買情報ＤＢ２２に乗客の購買情報を登録する購買情報
登録手段２０ｂを有しており、タクシー側端末装置１２
から購買情報ＤＢ２２にアクセスすることができる。購
買情報ＤＢ２２に格納された商品金額の合計が予め設定
された金額を越えると、その設定金額に応じて該商品金
額の合計から所定金額を割り引くようにする形態も可能
である。また、割引サービスの他の形態として、注文さ
れた商品金額に応じてタクシークーポン券を発行しても
よい。

【００４０】図５は、本発明が適用されるタクシーにお
ける通信販売システムの他の実施形態を示す図で、タク
シー１０は、タクシー側端末装置１３を備え、該タクシ
ー側端末装置１３は、注文要求入力手段１３ａ、送信手
段１３ｂ、表示手段１３ｃ、ユーザＩ／Ｆ１３ｄとを有
している。８０はサーバ装置で、該サーバ装置８０は、
商品カタログ情報提示手段８０ａ、乗客情報入力受付手
段８０ｂ、注文要求入力受付手段８０ｃ、決済方法選択
手段８０ｄ、配送先指示手段８０ｅ、購買情報ＤＢ２
２、乗客情報ＤＢ２３、商品カタログ情報ＤＢ２４とを
有し、商品配送センタ４０は、商品配送センタ側端末装
置４０ａを有している。

【００４１】サーバ装置８０は、タクシー側端末装置１
３、商品配送センタ側端末装置４０ａの各端末装置とネ
ットワーク６０を介して接続されており、さらに、サー
バ装置８０は、購買情報ＤＢ２２、乗客情報ＤＢ２３、
商品カタログ情報ＤＢ２４にアクセス可能とする。

【００４２】本実施形態における通信販売システムは、
タクシーの乗客に提供する各種商品カタログ情報をイン
ターネット上のポータルサイトに公開する。このポータ
ルサイトとは、インターネットの入り口となる巨大なＷ
ｅｂサイトのことを示し、検索エンジンやリンク集を核
として、例えば、ニュースや株価等の情報提供サービ
ス、Ｗｅｂブラウザから利用できるＷｅｂメールサービ
ス、電子掲示板、チャットといったユーザがインターネ
ットで必要とする機能を全て無料で提供して利用者数を
増やし、例えば、広告や電子商取引仲介サービス等によ
り収入を得るサイトのことをいう。

【００４３】サーバ装置８０は、タクシーの乗客に関す
るＩＤ情報を格納した乗客情報ＤＢ２３と、商品カタロ
グ情報を格納した商品カタログ情報ＤＢ２４にアクセス
可能とし、商品カタログ情報提示手段８０ａは、商品カ
タログ情報をＷｅｂ上でタクシー側端末装置１３に提示
する手段であり、乗客情報入力受付手段８０ｂは、タク
シー側端末装置１３から乗客のＩＤ情報の入力を受け付
ける手段であり、注文要求入力受付手段８０ｃは、商品
カタログ情報提示手段８０ａにより提示された商品カタ
ログ情報の中から乗客が所望する商品の注文要求の入力
をタクシー側端末装置１３から受け付ける手段であり、
決済方法選択手段８０ｄは、タクシー側端末装置１３に
対し商品代金の決済方法を選択させる手段であり、配送
先指示手段８０ｅは、商品配送センタ側端末装置４０ａ
に対し注文要求に含まれる乗客の指定する配送先に商品
番号に応じた商品を配送するよう指示を行う手段であ
る。

【００４４】決済方法選択手段８０ｄにより選択された
決済方法に基づいて当該商品に対する課金を行えるよう
にする。ここで、サーバ装置８０は、購買者（乗客）へ
商品を配送した時における現金払い、購買者（乗客）へ
商品を納品する前又は納品した後に購買者による指定口
座への振り込み、購買者（乗客）へ商品を納品した後に
指定口座からの引き落としのいずれかの決済方法を選択
するためのＷｅｂページをタクシー側端末装置１３に対
し提示することができ、乗客は、これらの中から所望す
る決済方法を選択するようにする。もちろん、乗客のク
レジットカード番号を入力して、クレジットカードによ
る決済を行うことも可能である。この場合、クレジット
カード番号等の情報をＳＳＬ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｓｏｃｋ
ｅｔｓＬａｙｅｒ）と呼ばれる認証サービスを用いて暗
号化して安全に送信することができる。

【００４５】Ｗｅｂブラウザ上でクレジットカード番
号、パスワード、電話番号等の個人情報を入力し、これ
らの情報を相手先に送信する際に、インターネットの場
合、ネットワーク上のどこかで通信内容を傍受された
り、改ざんされる危険を伴うことになる。上記ＳＳＬと
は、暗号と電子認証を用いてインターネット上のデータ
交換を安全に行うための通信プロトコルのことである。

【００４６】図６は、本発明が適用されるタクシーにお
ける通信販売システムの他の実施形態を示す図で、タク
シー１０は、タクシー側端末装置１３を備え、該タクシ
ー側端末装置１３は、注文要求入力手段１３ａ、送信手
段１３ｂ、表示手段１３ｃ、ユーザＩ／Ｆ１３ｄとを有
している。８０はサーバ装置で、該サーバ装置８０は、
商品カタログ情報提示手段８０ａ、乗客情報入力受付手
段８０ｂ、注文要求入力受付手段８０ｃ、決済方法選択
手段８０ｄ、配送先指示手段８０ｅ、商品発注手段８０
ｆ、購買情報ＤＢ２２、乗客情報ＤＢ２３、商品カタロ
グ情報ＤＢ２４とを有し、商品販売店７０は、商品販売
店側端末装置７０ａを有している。

【００４７】サーバ装置８０は、タクシー側端末装置１
３、商品販売店側端末装置７０ａの各端末装置とネット
ワーク６０を介して接続されており、さらに、サーバ装
置８０は、購買情報ＤＢ２２、乗客情報ＤＢ２３、商品
カタログ情報ＤＢ２４にアクセス可能とする。

【００４８】本例に示す実施形態では、サーバ装置８０
が、図５に示した商品配送センタ側端末装置４０ａの代
わりに商品販売店７０が使用する商品販売店側端末装置
７０ａとネットワーク６０を介して接続されている。サ
ーバ装置８０は、商品販売店側端末装置７０ａに対し商
品番号に応じた商品を発注する商品発注手段８０ｆによ
り該当する商品の発注を行うものである。ここで、商品
発注手段８０ｆは、商品番号に応じて商品カタログ情報
ＤＢ２４の中から該当する商品情報を抽出し、抽出した
商品情報に基づいて発注指示を行うことができる。

【００４９】図７は、決済方法を選択させるためのＷｅ
ｂページの一例を示す図である。本例によると、指定口
座への振り込みが選択されており、乗客は自宅等に注文
商品が納品される前又は納品された後に、商品代金を指
定口座へ振り込むようにする。また、他の決済方法とし
て、タクシー会社が発行するタクシーチケットを利用す
る法人会員の場合に、タクシー会社は、法人に対し、例
えば毎月単位でタクシー料金の精算を一括して行ってお
り、法人会員が通信販売を利用して購入した商品代金の
決済もタクシーチケットによるタクシー料金の精算時に
合わせて行うような形態も可能である。この場合、タク
シー会社と法人との決済となり、法人は、その商品代金
を各購買者（乗客）に対して請求するようにする。

【００５０】図８は、サーバ装置２０の他の実施形態を
示す図である。ここでサーバ装置２０は、タクシー側端
末装置１２からの乗客の注文要求に基づいてタクシーの
乗務員毎に商品の売上金額を算出する売上金額算出手段
２０ｆを有している。この売上金額算出手段２０ｆによ
り商品の売上金額に応じて乗務員の給料に反映させるよ
うにして、乗務員に対するインセンティブを与えること
ができるようにする。

【００５１】図９は、本発明が適用されるタクシーにお
ける通信販売方法の一例を説明するためのフローチャー
トである。まず、タクシーの乗客は、タクシー側端末装
置１２から注文要求の入力を行う（ステップＳ１）。次
に乗客のクレジットカード又はデビットカードの読み取
りを行い（ステップＳ２）、カード情報の暗号化を行う
（ステップＳ３）。サーバ装置２０に対して注文要求の
送信を行うとともに（ステップＳ４）、ステップＳ３で
暗号化したカード情報を金融機関側端末装置３０ａに送
信する（ステップＳ５）。さらに、金融機関側端末装置
３０ａでは、乗客の商品金額に対する支払い能力の有無
を判定して、その判定結果をサーバ装置２０に通知する
（ステップＳ６）。

【００５２】サーバ装置２０は、金融機関側端末装置３
０ａからの判定結果に基づいて、乗客の支払い能力の有
無を判断し（ステップＳ７）、乗客に支払い能力が有る
場合（ＹＥＳの場合）、商品配送センタ側端末装置４０
ａ又は商品販売店側端末装置７０ａに当該商品の配送先
を指示し（ステップＳ８）、商品配送センタ又は商品販
売店は当該商品を購買者（乗客）の指定する配送先に発
送する（ステップＳ９）。また、乗客に支払い能力が無
い場合（ＮＯの場合）、タクシー側端末装置１２に対し
てカード決済ができない旨を通知する（ステップＳ１
０）。

【００５３】図１０は、本発明が適用されるタクシーに
おける通信販売方法の他の例を説明するためのフローチ
ャートである。ここではＷｅｂ上で通信販売サービスを
提供する実施形態について説明する。まず、サーバ装置
８０は、商品カタログ情報をＷｅｂ上でタクシー側端末
装置１３に提示する（ステップＳ１１）。タクシー側端
末装置１３から乗客のＩＤ情報を入力させ（ステップＳ
１２）、同様に商品の注文要求を入力させる（ステップ
Ｓ１３）。次に、決済方法を選択するためのＷｅｂペー
ジをタクシー側端末装置１３に提示し、乗客は所望する
決済方法を選択する（ステップＳ１４）。サーバ装置８
０は、タクシー側端末装置１３からの乗客のＩＤ情報及
び注文要求の入力を受け付けし（ステップＳ１５）、商
品配送センタ側端末装置４０ａ又は商品販売店側端末装
置７０ａに当該商品の配送先を指示し（ステップＳ１
６）、選択された決済方法に基づき購買者（乗客）に対
して課金するようにする（ステップＳ１７）。

【００５４】以上、本発明のタクシーにおける通信販売
システムにおける各機能を中心に各実施形態を説明して
きたが、本発明は、上記システムの各機能を方法として
も説明したように、各機能を実現させるための通信販売
方法としての形態も取りうる。また、本発明は、この各
機能を有するタクシーにおける通信販売システムと同様
に、コンピュータにタクシーにおける通信販売システム
として機能させるためのプログラムとしての形態も可能
である。

【００５５】本発明によるタクシーにおける通信販売の
機能を実現するためのプログラムやデータを記憶した記
録媒体の実施形態を説明する。記録媒体としては、具体
的には、ＣＤ−ＲＯＭ、光磁気ディスク、ＤＶＤ−ＲＯ
Ｍ、フロッピー（登録商標）ディスク、フラッシュメモ
リ、メモリカード、やメモリスティック及びその他各種
ＲＯＭやＲＡＭ等が想定でき、これら記録媒体に上述し
た本発明の各実施形態のシステムの機能をコンピュータ
に実行させ、タクシーにおける通信販売の機能を実現す
るためのプログラムを記録して流通させることにより、
当該機能の実現を容易にする。そしてコンピュータ等の
情報処理装置に上記のごとくの記録媒体を装着して情報
処理装置によりプログラムを読み出すか、若しくは情報
処理装置が備えている記憶媒体に当該プログラムを記憶
させておき、必要に応じて読み出すことにより、本発明
に関わるタクシーにおける通信販売機能を実行すること
ができる。

【００５６】

【発明の効果】本発明によると、タクシーの乗客が該タ
クシーに備え付けられた商品カタログから所望の商品を
選択し、該タクシーに搭載された端末装置を用いて当該
商品の注文を行うことができ、乗客はタクシーの車内に
居ながらにして通信販売を利用することができる。ま
た、タクシー会社にとっても、この通信販売サービスを
提供することにより競争の激しいタクシー業界にあっ
て、タクシー会社間の差別化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明が適用されるタクシーにおける通信販
売システムの一実施形態を示す図である。

【図２】 本発明に係わる商品カタログの一例を示す図
である。

【図３】 本発明のタクシー側端末装置に表示された注
文要求入力画面の一例を示す図である。

【図４】 本発明が適用されるタクシーにおける通信販
売システムの他の実施形態を示す図である。

【図５】 本発明が適用されるタクシーにおける通信販
売システムの他の実施形態を示す図である。

【図６】 本発明が適用されるタクシーにおける通信販
売システムの他の実施形態を示す図である。

【図７】 決済方法を選択させるためのＷｅｂページの
一例を示す図である。

【図８】 サーバ装置の他の実施形態を示す図である。

【図９】 本発明が適用されるタクシーにおける通信販
売方法の一例を説明するためのフローチャートである。

【図１０】 本発明が適用されるタクシーにおける通信
販売方法の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１…注文要求入力画面、１０…タクシー、１１…商品カ
タログ、１２，１３…タクシー側端末装置、１２ａ，１
３ａ…注文要求入力手段、１２ｂ…カード情報読み取り
手段、１２ｃ…カード情報暗号化手段、１２ｄ，１３ｂ
…送信手段、１２ｅ，１３ｃ…表示手段、１２ｆ，１３
ｄ…ユーザＩ／Ｆ、２０，８０…サーバ装置、２０ａ…
商品情報登録手段、２０ｂ…購買情報登録手段、２０
ｃ，８０ｅ…配送先指示手段、２０ｄ…支払い能力確認
手段、２０ｅ，８０ｆ…商品発注手段、２０ｆ…売上金
額算出手段、２１…商品情報ＤＢ、２２…購買情報Ｄ
Ｂ、２３…乗客情報ＤＢ、２４…商品カタログ情報Ｄ
Ｂ、３０…金融機関、３０ａ…金融機関側端末装置、４
０…商品配送センタ、４０ａ…商品配送センタ側端末装
置、５０…ユーザ、６０…ネットワーク、７０…商品販
売店、７０ａ…商品販売店側端末装置、８０ａ…商品カ
タログ情報提示手段、８０ｂ…乗客情報入力受付手段、
８０ｃ…注文要求入力受付手段、８０ｄ…決済方法選択
手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ Ｇ０７Ｇ 1/12 ３２１ Ｇ０７Ｇ 1/12 ３２１Ｐ (72)発明者 玉置 晴美 神奈川県横浜市中区本牧間門37−３ 株式 会社たまき内 (72)発明者 藤井 嘉一郎 神奈川県横浜市中区山元町４−188番地 アサヒタクシー株式会社内 Ｆターム(参考） 3E042 AA05 AA06 CC03 CD04 EA01

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 タクシーに搭載されたタクシー側端末装
   置と、クレジットカード又はデビットカードに関する情
   報を有する金融機関側端末装置と、サーバ装置とがネッ
   トワークを介して接続されたタクシーにおける通信販売
   システムにおいて、前記タクシー側端末装置は、タクシ
   ーに備え付けられた商品カタログに掲載された商品毎の
   商品番号に基づいて商品の注文要求の入力を受け付ける
   注文要求入力手段と、乗客のクレジットカード情報又は
   デビットカード情報を読み取るカード情報読み取り手段
   と、前記注文要求入力手段により入力された注文要求を
   前記サーバ装置に送信するとともに、前記カード情報読
   み取り手段により読み取られたクレジットカード情報又
   はデビットカード情報を前記金融機関側端末装置又は前
   記サーバ装置に対して送信する送信手段とを有し、前記
   サーバ装置は、商品の配送を行う商品配送センタの商品
   配送センタ側端末装置とネットワークを介して接続さ
   れ、該商品配送センタ側端末装置に対し前記注文要求に
   含まれる乗客の指定する配送先に前記商品番号に応じた
   商品を配送するよう指示を行う配送先指示手段を有する
   ことを特徴とするタクシーにおける通信販売システム。
2. 【請求項２】 タクシーに搭載されたタクシー側端末装
   置と、クレジットカード又はデビットカードに関する情
   報を有する金融機関側端末装置と、サーバ装置とがネッ
   トワークを介して接続されたタクシーにおける通信販売
   システムにおいて、前記タクシー側端末装置は、タクシ
   ーに備え付けられた商品カタログに掲載された商品毎の
   商品番号に基づいて商品の注文要求の入力を受け付ける
   注文要求入力手段と、乗客のクレジットカード情報又は
   デビットカード情報を読み取るカード情報読み取り手段
   と、前記注文要求入力手段により入力された注文要求を
   前記サーバ装置に送信するとともに、前記カード情報読
   み取り手段により読み取られたクレジットカード情報又
   はデビットカード情報を前記金融機関側端末装置又は前
   記サーバ装置に対して送信する送信手段とを有し、前記
   サーバ装置は、商品を販売し、配送を行う商品販売店の
   商品販売店側端末装置とネットワークを介して接続さ
   れ、該商品販売店側端末装置に対し前記商品番号に応じ
   た商品を発注する商品発注手段と、該発注した商品を前
   記注文要求に含まれる乗客の指定する配送先に配送する
   よう指示を行う配送先指示手段を有することを特徴とす
   るタクシーにおける通信販売システム。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のタクシーにおける通信
   販売システムにおいて、前記サーバ装置は、前記商品カ
   タログに対応した商品情報を格納可能な商品情報データ
   ベースにアクセス可能とし、該商品情報データベースに
   商品情報を登録する商品情報登録手段を有し、前記商品
   発注手段は、前記商品番号に応じて該商品情報データベ
   ースの中から該当する商品情報を抽出し、該抽出した商
   品情報に基づいて発注指示を行うことを特徴とするタク
   シーにおける通信販売システム。
4. 【請求項４】 請求項１または２に記載のタクシーにお
   ける通信販売システムにおいて、前記タクシー側端末装
   置は、前記注文要求入力手段により入力された注文要求
   及び前記カード情報読み取り手段により読み取られたク
   レジットカード情報又はデビットカード情報を前記金融
   機関側端末装置又は前記サーバ装置に対して送信する際
   に、該クレジットカード情報又はデビットカード情報を
   暗号化するカード情報暗号化手段を有することを特徴と
   するタクシーにおける通信販売システム。
5. 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか１に記載の
   タクシーにおける通信販売システムにおいて、前記タク
   シー側端末装置は、タクシーの走行距離又は所要時間に
   応じて料金が加算表示される料金メータの任意の位置
   に、前記注文要求入力手段により受け付けた商品の金額
   を表示させるようにしたことを特徴とするタクシーにお
   ける通信販売システム。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のタクシーにおける通信
   販売システムにおいて、前記サーバ装置は、前記タクシ
   ー側端末装置にて受け付けた商品金額を乗客毎に格納可
   能な購買情報データベースにアクセス可能とし、該購買
   情報データベースに乗客の購買情報を登録する購買情報
   登録手段を有し、前記タクシー側端末装置は、前記購買
   情報データベースにアクセス可能とし、該購買情報デー
   タベースに格納された商品金額の合計が予め設定された
   金額を越えると、該設定金額に応じて前記商品金額の合
   計から所定金額を割り引くことができるようにしたこと
   を特徴とするタクシーにおける通信販売システム。
7. 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれか１に記載の
   タクシーにおける通信販売システムにおいて、前記金融
   機関側端末装置は、前記タクシー側端末装置から送信さ
   れた乗客のクレジットカード情報又はデビットカード情
   報に基づき該乗客の商品金額に対する支払い能力の有無
   を判断可能とし、前記サーバ装置は、前記金融機関側端
   末装置に対しその判断結果を確認する支払い能力確認手
   段を有し、該支払い能力確認手段により支払い能力有り
   と確認された場合に、前記商品配送センタ側端末装置又
   は前記商品販売店側端末装置に対して当該商品の配送先
   を指示することを特徴とするタクシーにおける通信販売
   システム。
8. 【請求項８】 請求項７に記載のタクシーにおける通信
   販売システムにおいて、前記サーバ装置は、前記支払い
   能力確認手段により支払い能力無しと確認された場合
   に、前記タクシー側端末装置に対して前記クレジットカ
   ード又はデビットカードにより決済が出来ない旨を通知
   することを特徴とするタクシーにおける通信販売システ
   ム。
9. 【請求項９】 請求項１ないし８のいずれか１に記載の
   タクシーにおける通信販売システムを構成するためのタ
   クシー側端末装置。
10. 【請求項１０】 タクシーに搭載されたタクシー側端末
    装置と、商品の配送を行う商品配送センタの商品配送セ
    ンタ側端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介し
    て接続されたタクシーにおける通信販売システムにおい
    て、前記サーバ装置は、タクシーの乗客に関するＩＤ情
    報を格納した乗客情報データベースと、商品カタログ情
    報を格納した商品カタログ情報データベースと、該商品
    カタログ情報をＷｅｂ上で前記タクシー側端末装置に提
    示する商品カタログ情報提示手段と、前記タクシー側端
    末装置から乗客のＩＤ情報の入力を受け付ける乗客情報
    入力受付手段と、前記商品カタログ情報提示手段により
    提示された商品カタログ情報の中から乗客が所望する商
    品の注文要求の入力を前記タクシー側端末装置から受け
    付ける注文要求入力受付手段と、前記タクシー側端末装
    置に対し商品代金の決済方法を選択させる決済方法選択
    手段と、前記商品配送センタ側端末装置に対し前記注文
    要求に含まれる乗客の指定する配送先に前記商品番号に
    応じた商品を配送するよう指示を行う配送先指示手段と
    を有し、前記決済方法選択手段により選択された決済方
    法に基づいて当該商品に対する課金を行えるようにした
    ことを特徴とするタクシーにおける通信販売システム。
11. 【請求項１１】 タクシーに搭載されたタクシー側端末
    装置と、商品を販売し、配送を行う商品販売店の商品販
    売店側端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介し
    て接続されたタクシーにおける通信販売システムにおい
    て、前記サーバ装置は、タクシーの乗客に関するＩＤ情
    報を格納した乗客情報データベースと、商品カタログ情
    報を格納した商品カタログ情報データベースと、該商品
    カタログ情報をＷｅｂ上で前記タクシー側端末装置に提
    示する商品カタログ情報提示手段と、前記タクシー側端
    末装置から乗客のＩＤ情報の入力を受け付ける乗客情報
    入力受付手段と、前記商品カタログ情報提示手段により
    提示された商品カタログ情報の中から乗客が所望する商
    品の注文要求の入力を前記タクシー側端末装置から受け
    付ける注文要求入力受付手段と、前記タクシー側端末装
    置に対し商品代金の決済方法を選択させる決済方法選択
    手段と、前記商品販売店側端末装置に対し前記商品番号
    に応じた商品を発注する商品発注手段と、前記注文要求
    に含まれる乗客の指定する配送先に前記商品番号に応じ
    た商品を配送するよう指示を行う配送先指示手段とを有
    し、前記決済方法選択手段により選択された決済方法に
    基づいて当該商品に対する課金を行えるようにしたこと
    を特徴とするタクシーにおける通信販売システム。
12. 【請求項１２】 請求項１０または１１に記載のタクシ
    ーにおける通信販売システムにおいて、前記タクシー側
    端末装置は、タクシーの走行距離又は所要時間に応じて
    料金が加算表示される料金メータの任意の位置に、前記
    注文要求入力受付手段により受け付けた商品の金額を表
    示させるようにしたことを特徴とするタクシーにおける
    通信販売システム。
13. 【請求項１３】 請求項１２に記載のタクシーにおける
    通信販売システムにおいて、前記サーバ装置は、前記タ
    クシー側端末装置にて受け付けた商品金額を乗客毎に格
    納可能な購買情報データベースにアクセス可能とし、該
    購買情報データベースに乗客の購買情報を登録する購買
    情報登録手段を有し、前記タクシー側端末装置は、前記
    購買情報データベースにアクセス可能とし、該購買情報
    データベースに格納された商品金額の合計が予め設定さ
    れた金額を越えると、該設定金額に応じて前記商品金額
    の合計から所定金額を割り引くことができるようにした
    ことを特徴とするタクシーにおける通信販売システム。
14. 【請求項１４】 請求項１０または１１に記載のタクシ
    ーにおける通信販売システムにおいて、前記サーバ装置
    は、購買者へ商品を配送した時における現金払い、購買
    者へ商品を納品する前又は納品した後に購買者による指
    定口座への振り込み、購買者へ商品を納品した後に指定
    口座からの引き落としのいずれかの決済方法を選択する
    ためのＷｅｂページを前記タクシー側端末装置に提示す
    ることを特徴とするタクシーにおける通信販売システ
    ム。
15. 【請求項１５】 請求項１ないし１４のいずれか１に記
    載のタクシーにおける通信販売システムにおいて、前記
    サーバ装置は、前記タクシー側端末装置からの乗客の注
    文要求に基づいてタクシーの乗務員毎に商品の売上金額
    を算出する売上金額算出手段を有し、該売上金額に応じ
    て乗務員の給料に反映させるようにしたことを特徴とす
    るタクシーにおける通信販売システム。
16. 【請求項１６】 請求項１ないし８又は請求項１０ない
    し１５のいずれか１に記載のタクシーにおける通信販売
    システムの機能をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラム。
17. 【請求項１７】 請求項１６に記載のプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。