JP2003034860A - 透明導電フィルム及びタッチパネル - Google Patents

透明導電フィルム及びタッチパネル

Info

Publication number
JP2003034860A
JP2003034860A JP2001223326A JP2001223326A JP2003034860A JP 2003034860 A JP2003034860 A JP 2003034860A JP 2001223326 A JP2001223326 A JP 2001223326A JP 2001223326 A JP2001223326 A JP 2001223326A JP 2003034860 A JP2003034860 A JP 2003034860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent conductive
film
coating layer
thin film
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001223326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4894103B2 (ja
Inventor
Yoshinori Iwabuchi
芳典 岩淵
Taichi Kobayashi
太一 小林
Yukihiro Kusano
行弘 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2001223326A priority Critical patent/JP4894103B2/ja
Priority to US10/194,963 priority patent/US6896981B2/en
Publication of JP2003034860A publication Critical patent/JP2003034860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4894103B2 publication Critical patent/JP4894103B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子フィルム上に透明導電薄膜が形成され
た透明導電フィルムであって、透明導電薄膜の損傷、剥
離の問題がなく、信頼性、耐久性の高いタッチパネルを
提供し得る透明導電フィルムと、この透明導電フィルム
を備えるタッチパネルを提供する。 【解決手段】 高分子フィルム4上に酸化亜鉛系透明導
電薄膜5が形成されてなる透明導電フィルム。透明導電
薄膜5上に、透明導電薄膜5とは異種の材料からなる被
覆層9が形成されている。この透明導電フィルムを上部
電極6A又は下部電極として備えるタッチパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子フィルム上
に透明導電薄膜が形成された透明導電フィルムであっ
て、透明導電薄膜の耐剥離、脱落性に優れ、電気特性及
びその耐久性に優れた透明導電フィルムと、この透明導
電フィルムを備えるタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】指で押したり、専用ペンで描画すると、
その部分が対面電極と接触、通電して信号が入力される
抵抗膜式タッチパネルは、小型、軽量、薄型化に有利で
あることから、各種の家電や携帯端末の入力機器として
広く用いられている。
【0003】抵抗膜式タッチパネルは、図4に示す如
く、ガラス板1の上に透明導電薄膜2を形成してなる下
部電極3の上に、高分子フィルム4に透明導電薄膜5を
形成してなる上部電極6を、透明導電薄膜2,5が対面
するようにスペーサ(マイクロドットスペーサ)7を介
して積層したものであり、上部電極6の表示面を指やペ
ンで押すと、上部電極6と下部電極3とが接触して通電
し信号が入力される。なお、上部電極6の表面には、高
分子フィルム4の保護のためにハードコート層8が設け
られている。即ち、このようなタッチパネルでは、上部
電極6上のタッチ面を指やペンで擦るため、その際の耐
擦傷性が極めて重要な特性となる。従来のタッチパネル
では、上部電極6の耐擦傷性を向上させるためにタッチ
面側にハードコート層8が設けられている。
【0004】なお、タッチパネル用途の透明導電フィル
ムの耐久性を向上させる目的で、特開平2−19494
3号公報には、ITO(スズインジウム酸化物)透明導
電薄膜を成膜した後、熱処理を施してITOを結晶化さ
せることが記載されているが、透明導電フィルムの基材
が高分子フィルムであるため、この熱処理温度にも限界
があり、例えば150℃で24時間というような、比較
的低い温度で長い時間での熱処理が必要となり、生産
性、コストの面で問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなタッチパネ
ルでは、指やペンによる入力に伴って、上部電極6の透
明導電薄膜5と下部電極3の透明導電薄膜2とが接触と
非接触とを繰り返すこととなるが、透明導電薄膜5,2
の形成材料であるITO等の透明導電性材料は、耐擦傷
性が低いために、透明導電薄膜2,5のうち、特にタッ
チパネルの入力時に繰り返し変形を受ける上部電極6の
透明導電薄膜5には亀裂が入り易く、また、同材質の透
明導電薄膜2,5同士の接触、非接触で透明導電薄膜5
が基材である高分子フィルム4から剥離して脱落し易い
という問題があった。
【0006】上部電極6の透明導電薄膜5が損傷した
り、剥離したりすると、透明導電薄膜5面の電気抵抗値
が変化し、また、その均一性が失われ、電気特性が損な
われることにより、正確な入力を行うことができなくな
り、このことがタッチパネルの信頼性を損ない、損傷、
欠陥、耐久性低下の原因となっていた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、高分
子フィルム上に透明導電薄膜が形成された透明導電フィ
ルムであって、透明導電薄膜の損傷、剥離の問題がな
く、信頼性、耐久性の高いタッチパネルを提供し得る透
明導電フィルムと、この透明導電フィルムを備えるタッ
チパネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の透明導電フィル
ムは、高分子フィルム上に透明導電薄膜が形成されてな
る透明導電フィルムにおいて、該透明導電薄膜が酸化亜
鉛系透明導電薄膜であり、該透明導電薄膜上に、該透明
導電薄膜とは異種の材料からなる被覆層が形成されてい
ることを特徴とする。
【0009】透明導電薄膜の表面を、透明導電薄膜とは
異種材料の被覆層で覆うことにより、タッチパネルの入
力時の物理的ないし化学的な応力が直接透明導電薄膜に
影響することがなくなり、透明導電薄膜の損傷、剥離が
防止される。
【0010】また、被覆層を形成することによる透明導
電フィルムの強度向上で耐擦傷性を高めることもでき
る。
【0011】なお、本発明において、被覆層は主に透明
導電薄膜の耐久性の向上のために設けられるものである
が、被覆層の材料の屈折率や膜厚、積層構成等を適宜設
計することにより、透明導電フィルムの全光線透過率の
向上や色調の制御等を行うことも可能であり、透明導電
フィルムの特性ないし機能性をより一層高めることがで
きる。本発明に係る被覆層は、1層に限らず、2層以上
に積層形成されていても良い。
【0012】本発明において、被覆層としては、酸化
物、窒化物、炭化物、カーボン及びこれらの複合材料
(例えば酸窒化物等)よりなる群から選ばれる1種又は
2種以上を主成分とするもの、より具体的にはC、CN
、BN、BC及びSiCよりなる群から選ばれ
る1種又は2種以上を主成分とするものが好ましい。ま
た、Si、Ti、Sn、Nb、In、Mg及びTaより
なる群から選ばれる1種又は2種以上の材料の酸化物、
窒化物或いは酸窒化物、より具体的には、SiO、T
iO、SnO、NbO、InO、MgF及び
TaOよりなる群から選ばれる1種又は2種以上で形
成される透明薄膜であっても良い。
【0013】このような被覆層の膜厚は0.5〜100
nmであることが好ましい。
【0014】本発明に係る被覆層は、好ましくは、真空
蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、レーザ
ーアブレーション等の物理蒸着法、又はCVD等の化学
蒸着法で形成され、特に、SiCをターゲットとするス
パッタリングにより形成されたSiC、SiC
、SiC、又はSiCよりなる
薄膜であることが好ましい。この場合、SiCターゲッ
トとしては、密度2.9g/cm以上のものが好まし
く、とりわけ、炭化ケイ素粉末と非金属系焼結助剤との
混合物を焼結させることにより得られたSiCターゲッ
トを用いることが好ましい。
【0015】本発明において、被覆層はまた、被覆層材
料をそのまま、或いはアルコール、ケトン、トルエン、
ヘキサン等の溶剤に溶解した液状物を透明導電薄膜上に
塗布することにより形成されていても良い。
【0016】本発明の透明導電フィルムは、被覆層側の
表面抵抗値が300〜2000Ω/Sqであり、リニア
リティ値が1.5%以下であることが好ましい。
【0017】リニアリティ値は、透明導電フィルムの抵
抗値の均一性を表す指標であり、リニアリティ値は次の
ようにして求めることができる。
【0018】透明導電フィルムの対向する2辺に銀ペー
スト等で電極を設け、両電極間に直流電圧を印加する。
このときの両電極間の距離をL、印加電圧をVとする。
次に、透明導電フィルム上の任意の点について、マイナ
ス電極からの距離lとその点におけるマイナス電極との
電位差vを測定する。
【0019】リニアリティ値は下記式で算出され、小さ
いほど抵抗値の均一性が良好であり、0%であれば抵抗
値は完全に均一である。一般に、抵抗膜式のアナログタ
ッチパネルでは、このリニアリティ値が1.5%以下で
あることが好ましい。 リニアリティ(%)=|l/L−v/V|×100
【0020】なお、本発明に係る酸化亜鉛系透明導電薄
膜としては、ドーピングした酸化亜鉛、例えばアルミニ
ウムをドープした酸化亜鉛が挙げられる。
【0021】本発明のタッチパネルは、このような本発
明の透明導電フィルムを備えるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1,2は本発明の透明導電フィルムを上
部電極として用いたタッチパネルの実施の形態を示す断
面図であり、図3は本発明の透明導電フィルムを上部電
極及び下部電極として用いたタッチパネルの実施の形態
を示す断面図である。図1〜3において、図4に示す部
材と同一機能を奏する部材には同一符号を付してある。
【0024】本発明の透明導電フィルムは、高分子フィ
ルム4,4A上に形成した透明導電薄膜5,5Aの上
に、被覆層(保護層)9,9Aを形成したものである。
【0025】本発明の透明導電フィルムにおいて、基材
となる高分子フィルムの樹脂材料としては、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート(PM
MA)、アクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリス
チレン、トリアセテート(TAC)、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラール、金属イオン架橋エチレン−メタクリル酸共重合
体、ポリウレタン、セロファン等が挙げられるが、特に
強度面でPET、PC、PMMA、TAC、とりわけP
ET、TACが好ましい。
【0026】このような高分子フィルムの厚さは、透明
導電フィルムの用途等によっても異なるが、タッチパネ
ルの上部電極としての用途には、通常の場合13μm〜
0.5mm程度とされる。この高分子フィルムの厚さが
13μm未満では、上部電極としての十分な耐久性を得
ることができず、0.5mmを超えると得られるタッチ
パネルの厚肉化を招き、また、上部電極としての柔軟性
も損なわれ、好ましくない。
【0027】なお、透明導電フィルムをタッチパネルの
下部電極として用いる場合、高分子フィルムの厚さは、
上記範囲よりも厚く、0.5〜2mm程度とすることも
できるが、後述の如く、プラスチック板等の基板に貼り
合わせることにより、上部電極として用いる場合と同等
の厚さを採用することもできる。
【0028】高分子フィルム4,4A上に形成する透明
導電薄膜5,5Aは、酸化亜鉛系透明導電薄膜(ドーピ
ングを含む)であり、ZnO、Ga、In、B、Alを
ドープしたZnO等、好ましくはAlをドープしたZn
Oが挙げられる。この透明導電薄膜5の膜厚が薄過ぎる
と十分な導電性を得ることができず、過度に厚くても導
電性には差異はなく、成膜コストが高くつく上に透明導
電フィルムの厚みが厚くなって好ましくない。このた
め、透明導電薄膜5の膜厚は1〜500nm、特に5〜
200nmであることが好ましい。
【0029】本発明において、透明導電薄膜5,5A上
に形成する被覆層9,9Aとしては、透明導電薄膜5,
5Aの導電性を損なうことのない材料であり、かつ、透
明導電フィルムに必要とされる透明性を維持できるもの
が挙げられる。
【0030】被覆層材料としては、酸化物、窒化物、炭
化物、カーボン及びこれらの複合材料(例えば酸窒化物
等)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を主成分
とするもの、より具体的にはC(カーボン)、CN
(x≦1.4)、BN(x≦1.1)、BC(x
=1×10〜2)、SiC等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上を主成分とするものが用いられる。
【0031】また、導電性の低い材料や絶縁性の材料で
あっても、透明導電薄膜の膜面に垂直方向の導電性に影
響を及ぼすことのない極く薄い膜厚の被覆層を形成すれ
ば良く、このような被覆層材料としては、Si、Ti、
Sn、Nb、In、Mg及びTaよりなる群から選ばれ
る1種又は2種以上の材料の酸化物、窒化物或いは酸窒
化物、より具体的には、SiO(x=1.6〜2.
0)、TiO(x=1.6〜2.0)、SnO(x
=1.6〜2.0)、NbO(x=1.0〜2.
5)、InO(x=1.0〜1.5)、MgF(x
=0.7〜1.0)、TaO(x=1.0〜2.5)
等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。この透明材料は、上記導電性保護材料の1種
又は2種以上とを併用しても良い。
【0032】被覆層9,9Aの膜厚は、用いた材料、透
明導電フィルムに要求される光透過率、必要とされる耐
久性等に応じて適宜決定されるが、被覆層9の膜厚が過
度に薄いと被覆層を形成したことによる透明導電薄膜の
保護効果を十分に得ることができず、逆に過度に厚いと
透明性が低下したり、特に絶縁性の材料を用いた場合に
は、透明導電薄膜の導電性が低下したりする上に、透明
導電フィルム自体の厚さも厚くなり、好ましくない。従
って、被覆層9,9Aの膜厚は0.5〜100nm、特
に0.5〜50nmとするのが好ましい。
【0033】なお、透明導電フィルムの光透過率につい
ては、通常、発光の弱いPDPや液晶に用いられる透明
導電フィルムにあっては、光透過率80%以上であるこ
とが望まれるため、このような光透過率を維持できる範
囲で被覆層の膜厚が決定される。ただし、発光の強いブ
ラウン管等の用途では、輝度調整が必要となる場合もあ
り、このような場合には、透明導電フィルムの光透過率
は80%以下であっても良い。
【0034】また、導電性については、透明導電フィル
ムをタッチパネルとして用いる場合、被覆層9,9Aを
形成した後の被覆層9,9A側の表面抵抗値が300〜
2000Ω/Sq、特に400〜1000Ω/Sqであ
ることが望まれる。
【0035】なお、本発明においては、被覆層9,9A
を形成することにより透明導電薄膜の耐久性を高め、長
期使用後もリニアリティ値が1.5%以下を維持するよ
うな高い耐久性を得ることが望まれる。
【0036】従って、本発明においては、上記表面抵抗
値、リニアリティ値及び光透過率を得ることができるよ
うに、被覆層の材料膜厚、層構成を適宜設計する。
【0037】このような被覆層は、真空蒸着、スパッタ
リング、イオンプレーティング、レーザーアブレーショ
ン等の物理蒸着法、又はCVD等の化学蒸着法、特に好
ましくはスパッタリング法で成膜するのが、得られる被
覆層の緻密性、透明導電薄膜に対する接着性に優れ、成
膜時のコンタミが少なく、また高速での成膜が可能で、
しかも透明導電薄膜の成膜後同一の装置内で連続的に被
覆層の成膜を行うことができ、成膜効率にも優れる点で
望ましい。
【0038】スパッタリング法によりC又はCN被覆
層を形成する場合、ターゲットとしては高純度カーボン
(グラファイト)を用い、雰囲気ガスや反応性ガスの種
類及び流量を調整することにより、所望の組成の被覆層
を形成することができる。
【0039】SiCターゲットを用い、雰囲気ガスや反
応性ガスの種類及び流量を調整することにより成膜した
SiC(x=1×10−6〜10)、SiC
(x=1×10−6〜10、y=1×10−6
5)、SiC(x=1×10 〜10、z=1
×10−6〜5)、SiC(x=1×10
−6〜10、y=1×10−6〜5、z=1×10−6
〜5)は、被覆層として特に好適である。
【0040】このSiCターゲットとしては、SiC粉
末をコールタールピッチ、フェノール樹脂、フラン樹
脂、エポキシ樹脂、グルコース、蔗糖、セルロース、デ
ンプン等の非金属系焼結助剤で焼結して得られる、密度
2.9g/cm以上のSiCターゲットが好ましい。
即ち、成膜速度を向上するために、スパッタリング成膜
時に高入力化すると、グロー放電がアーク放電となり、
高分子フィルム上に形成された透明導電薄膜の傷付きの
原因となるが、このような高密度かつ均一なSiCター
ゲットであれば、スパッタリング成膜時に高入力で安定
放電を行うことができ、成膜速度を高めることができ
る。
【0041】このようなSiCターゲットは、SiC粉
末に上述の非金属系焼結助剤を3〜30重量%程度均一
に混合し、混合物を1700〜2200℃程度で焼結さ
せることにより製造することができる。このようなSi
Cターゲットの密度は通常2.9g/cm以上であ
り、このような理論密度に近いSiCターゲットであれ
ば、スパッタリング成膜時にガス発生の問題がなく、安
定なスパッタリング成膜を行える。
【0042】被覆層成膜時のスパッタリング条件には特
に制限はなく、真空度0.05〜1Pa、投入電力密度
2〜500kW/m程度で実施することができ、この
スパッタリング成膜時の反応性ガス流量及び成膜時間を
調整することにより、所望の組成、所望の膜厚の被覆層
を形成することができる。
【0043】なお、透明導電薄膜は、常法に従って成膜
することができるが、一般的には、被覆層と同様にスパ
ッタリング法で成膜するのが好ましく、この場合には、
ターゲットのみを変えて、同一のスパッタリング装置内
で透明導電薄膜及び被覆層を順次連続的にスパッタリン
グ成膜することができる。
【0044】なお、被覆層はまた、被覆層材料をそのま
ま、或いはアルコール、ケトン、トルエン、ヘキサン等
の溶剤に溶解した液状物を透明導電薄膜上に塗布するこ
とにより形成されていても良い。
【0045】本発明の透明導電フィルムは、図1〜3に
示す如く、高分子フィルム4の透明導電薄膜5を成膜す
る面とは反対側の面にハードコート層8を形成しても良
い。このハードコート層8としては、アクリル層、エポ
キシ層、ウレタン層、シリコン層等が挙げられ、通常そ
の厚さは1〜50μm程度である。
【0046】また、透明導電薄膜は高分子フィルムに直
接成膜しても良いが、図2,3に示す如く、高分子フィ
ルム4,4Aと透明導電薄膜5,5Aとの間に下地層1
0,10Aを介在させても良く、このような下地層1
0,10Aを形成することにより、高分子フィルム4,
4Aに対する透明導電薄膜5,5Aの密着性を高め、繰
り返し変形による透明導電薄膜5,5Aの剥離を防止す
ることができる。即ち、高分子フィルム4,4Aに下地
層10,10Aを形成することにより、成膜時に高分子
フィルム4,4Aからガスが発生することを防止して、
高分子フィルム4,4Aに対して透明導電薄膜5,5A
を密着性良く形成することができるようになる。また、
下地層10,10Aが高分子フィルム4,4Aと透明導
電薄膜5,5Aとの中間層として両者の密着性を高め
る。更に、下地層10,10Aを形成することによる透
明導電フィルムの強度向上で耐擦傷性を高めることもで
きる。
【0047】この場合、下地層10,10Aの形成材料
としては、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系などの
樹脂層や、有機珪素化合物の加水分解物等が挙げられ
る。
【0048】また、高分子フィルム4,4Aに下地層1
0,10Aや透明導電薄膜5,5Aを成膜するに先立
ち、形成される薄膜の接着強度を高めるために、高分子
フィルム4,4Aの表面に常法に従ってプラズマ処理、
コロナ処理や溶剤洗浄等の処理を施しても良い。
【0049】また、透明導電フィルムの光学特性の向上
を目的として、透明導電薄膜5の下地層10を低屈折率
膜と高屈折率膜の2層膜、或いはこれらの交互積層膜と
したり、ハードコート層8の表面をアンチグレア加工し
たり、AR処理したりしても良い。
【0050】図1に示すタッチパネルは、上部電極6A
として、高分子フィルム4の一方の面に透明導電薄膜5
と被覆層9とを積層し、他方の面にハードコート層8を
形成した本発明の透明導電フィルムを用いたものであ
り、信号入力による上部電極6Aの透明導電薄膜5の損
傷、剥離が防止され、電気特性の耐久性、信頼性に優れ
る。
【0051】図2に示すタッチパネルは、上部電極6B
として、高分子フィルム4の一方の面に下地層10、透
明導電薄膜5及び被覆層9を積層し、他方の面にハード
コート層8を形成した本発明の透明導電フィルムを用い
たものであり、図1のタッチパネルに比べて、更に透明
導電薄膜5の密着性が良好であり、より一層耐久性、信
頼性に優れる。
【0052】図3に示すタッチパネルは、図2におい
て、更に下部電極としても本発明の透明導電フィルムを
用いたものである。このタッチパネルの下部電極3A
は、高分子フィルム4A上に下地層10Aを介して透明
導電薄膜5Aを形成し、この透明導電薄膜5Aの上に被
覆層9Aを形成してなる本発明の透明導電フィルムの被
覆層9A上に、マイクロドットスペーサ7を形成し、粘
着剤11により、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂
等のプラスチック板12に貼り合わせたものであり、こ
のタッチパネルであれば、上部電極6B及び下部電極3
Aの透明導電薄膜5,5Aが共に被覆層9,9Aで保護
されると共に下地層10,10Aで密着性が高められ、
耐久性、信頼性が著しく高いものとなる。
【0053】なお、本発明の透明導電フィルムは、タッ
チパネルの上部電極又は下部電極としての用途の他、透
明スイッチングデバイス、その他の各種の光学系透明導
電フィルム用途に有効に使用することができる。
【0054】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0055】実施例1 基材として厚み188μmのPETフィルムを用い、ま
ず片面に湿式塗工によりJSR製アクリル系光硬化型ハ
ードコート剤(Z7501:固形分濃度35重量%、溶
剤MEK)を用いて厚み5μmのハードコート層を形成
した。
【0056】このフィルムを、マグネトロンRFスパッ
タリング装置に、透明導電薄膜のターゲットとしてのA
を2重量%含んだ純度99.99%のZnO−
Al焼結体ターゲットと、純度99%のグラファイトタ
ーゲットと共にセットした。
【0057】まず、装置内をターボ分子ポンプで1×1
−4Paまで排気した後、Arガスを200sccm
の流量で導入して0.3Paの雰囲気圧力となるように
調整した。その後、ZnO−Al焼結体ターゲットにR
F電圧を印加して、PETフィルムのハードコート層形
成面と反対側の面に表面抵抗値が約500Ω/Sqとな
るように約80nm厚さのAlドープZnO薄膜を成膜
した。その後、チャンバー内をArガスに置換した後、
雰囲気圧力0.5Paに調整し、グラファイトターゲッ
トにDCパルス電圧を印加して、AlドープZnO薄膜
上に被覆層として約3nm厚さのカーボン薄膜を成膜し
た。
【0058】なお、スパッタリング装置のDC投入電力
は2kWとした。
【0059】得られた透明導電フィルムについて、表面
抵抗測定装置(三菱化学(株)製「ロレスタAP」)に
より被覆層側の表面抵抗値を測定すると共に、下記方法
で摺動筆記試験を行い、結果を表1に示した。
【0060】<摺動筆記試験>透明導電フィルムの透明
導電薄膜(被覆層)面側をマイクロドットスペーサ付の
ITOガラス基板と対向させてこれらを張り合わせ、透
明導電フィルムのハードコート層形成面をポリアセター
ル樹脂製の入力ペン(先端部0.8R)を用い、250
gfの荷重をかけて往復摺動筆記試験を行った。試験
後、リニアリティ値の測定を行い、リニアリティ値が
1.5%以下のものを良好、1.5%を超えるものを不
良とした。また、外観を観察した。
【0061】実施例2 実施例1において、グラファイトターゲットの代りにS
iCターゲットを用い、被覆層として約3nm厚さのS
iC薄膜を成膜したこと以外は同様にして透明導電フィ
ルムを作製した。
【0062】この透明導電フィルムについて、実施例1
と同様にして表面抵抗値を測定すると共に摺動筆記試験
を行い、結果を表1に示した。
【0063】なお、用いたSiCターゲットは、SiC
粉末に焼結助剤として20重量%のフェノール樹脂を均
一に混合したものを2100℃で焼結して得られた密度
2.92g/cmのものである。
【0064】実施例3 実施例2において、AlドープZnO透明導電薄膜の成
膜後、チャンバー内にArガス170sccm,O
ス30sccmの混合ガスを導入し、0.5Paの雰囲
気圧力となるように調整し、その後、SiCターゲット
にDCパルス電圧を印加することにより、被覆層として
約3nm厚さのSiC(x=0.05,y=1.
9)薄膜を成膜したこと以外は同様にして透明導電フィ
ルムを作製した。
【0065】この透明導電フィルムについて、実施例1
と同様にして表面抵抗値を測定すると共に摺動筆記試験
を行い、結果を表1に示した。
【0066】比較例1 実施例1において、被覆層を成膜しなかったこと以外は
同様にして透明導電フィルムを作製した。
【0067】この透明導電フィルムについて、実施例1
と同様にして表面抵抗値を測定すると共に摺動筆記試験
を行い、結果を表1に示した。
【0068】
【表1】
【0069】表1より、本発明によれば、電気特性の劣
化の問題がなく、耐久性に優れた透明導電フィルムが提
供されることがわかる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、透
明導電フィルムの酸化亜鉛系透明導電薄膜の損傷、剥離
が、透明導電薄膜上の被覆層により有効に防止され、こ
のような透明導電フィルムを用いて透明導電薄膜の損
傷、剥離による電気特性の劣化の問題がなく、耐久性、
信頼性に優れたタッチパネルが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明導電フィルムを備えるタッチパネ
ルの実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の透明導電フィルムを備えるタッチパネ
ルの別の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の透明導電フィルムを備えるタッチパネ
ルの他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】従来のタッチパネルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 透明導電薄膜 3,3A 下部電極 4,4A 高分子フィルム 5,5A 透明導電薄膜 6,6A,6B 上部電極 7 スペーサ 8 ハードコート層 9,9A 被覆層 10,10A 下地層 11 粘着剤 12 プラスチック板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/06 C23C 14/06 P H01B 5/14 H01B 5/14 A Fターム(参考) 4F100 AA12C AA15C AA17C AA18C AA20C AA21C AA25B AA28C AA37C AK01A AK42A AR00B AR00C AR00D BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D EH66C GB41 JG01 JG01B JG01C JG04 JK12D JL00 JN01 JN01B JN01C YY00 4K029 AA11 AA25 BA34 BA41 BA43 BA45 BA46 BA48 BA49 BA54 BA55 BA56 BA58 BA59 BA60 BB02 BC09 BD00 CA01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 DB20 DC05 EA01 5G307 FA02 FB01 FC02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子フィルム上に透明導電薄膜が形成
    されてなる透明導電フィルムにおいて、該透明導電薄膜
    が酸化亜鉛系透明導電薄膜であり、該透明導電薄膜上
    に、該透明導電薄膜とは異種の材料からなる被覆層が形
    成されていることを特徴とする透明導電フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該被覆層が酸化物、
    窒化物、炭化物、カーボン及びこれらの複合材料よりな
    る群から選ばれる1種又は2種以上を主成分として構成
    されることを特徴とする透明導電フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該被覆層がC、CN
    、BN、BC及びSiCよりなる群から選ばれ
    る1種又は2種以上を主成分とすることを特徴とする透
    明導電フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、該被覆層がSi、T
    i、Sn、Nb、In、Mg及びTaよりなる群から選
    ばれる1種又は2種以上の材料の酸化物、窒化物或いは
    酸窒化物で形成される透明薄膜であることを特徴とする
    透明導電フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、該被覆層の膜厚が0.5〜100nmであることを
    特徴とする透明導電フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、該被覆層は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプ
    レーティング、レーザーアブレーション等の物理蒸着
    法、又はCVD等の化学蒸着法で形成されることを特徴
    とする透明導電フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、被覆層材料をそのまま、或いはアルコール、ケト
    ン、トルエン、ヘキサン等の溶剤に溶解した液状物を透
    明導電薄膜上に塗布することにより該被覆層が形成され
    ていることを特徴とする透明導電フィルム。
  8. 【請求項8】 請求項6において、該被覆層はSiCを
    ターゲットとするスパッタリングにより形成されたSi
    、SiC、SiC、又はSiC
    よりなる薄膜であることを特徴とする透明導電フィ
    ルム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、SiCターゲットの
    密度が2.9g/cm以上であることを特徴とする透
    明導電フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9において、SiCター
    ゲットが、炭化ケイ素粉末と非金属系焼結助剤との混合
    物を焼結させることにより得られたものであることを特
    徴とする透明導電フィルム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    おいて、該被覆層側の表面抵抗値が300〜2000Ω
    /Sqであり、リニアリティ値が1.5%以下であるこ
    とを特徴とする透明導電フィルム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    おいて、該透明導電薄膜がドーピングした酸化亜鉛より
    なることを特徴とする透明導電フィルム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    おいて、該透明導電薄膜がアルミニウムをドープした酸
    化亜鉛よりなることを特徴とする透明導電フィルム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載の透明導電フィルムを備えることを特徴とするタッ
    チパネル。
JP2001223326A 2001-07-24 2001-07-24 透明導電フィルム及びタッチパネル Expired - Fee Related JP4894103B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223326A JP4894103B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 透明導電フィルム及びタッチパネル
US10/194,963 US6896981B2 (en) 2001-07-24 2002-07-15 Transparent conductive film and touch panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223326A JP4894103B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 透明導電フィルム及びタッチパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034860A true JP2003034860A (ja) 2003-02-07
JP4894103B2 JP4894103B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=19056682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001223326A Expired - Fee Related JP4894103B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 透明導電フィルム及びタッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4894103B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116446A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kaneka Corp 透明導電膜を用いたタッチパネル
JP2009114478A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kaneka Corp 透明導電膜の製造方法
WO2009069695A1 (ja) 2007-11-30 2009-06-04 Kaneka Corporation 透明導電膜およびその製造方法
JP2009135003A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kaneka Corp 透明導電膜とその製造方法
JP2009158288A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Sanyo Electric Co Ltd 透明導電膜及び透明導電膜を用いた太陽電池
JP2009527643A (ja) * 2006-02-23 2009-07-30 ピコデオン・リミテッド・オサケユキテュア エレメント
JP2009173962A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sony Corp スパッタリング複合ターゲット及びこれを用いた透明導電膜の製造方法
JP2009211888A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Kaneka Corp 透明導電膜
CN104204271A (zh) * 2011-09-16 2014-12-10 皮科德昂有限公司 涂镀材料
KR20160092432A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 엘지이노텍 주식회사 터치 윈도우

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107649831A (zh) * 2017-08-29 2018-02-02 西安理工大学 一种铝‑铜双金属材料导电头的制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143827A (ja) * 1986-12-08 1988-06-16 Nec Corp ダイオ−ドの製造方法
JPH02213006A (ja) * 1989-02-10 1990-08-24 Nitto Denko Corp 透明導電性積層体
JPH0497837A (ja) * 1990-08-14 1992-03-30 Nitto Denko Corp 透明導電性耐透湿フイルムとel発光装置
JPH11224539A (ja) * 1998-02-03 1999-08-17 Toyobo Co Ltd 透明導電性フィルム及びこれを用いたタッチパネル
JP2003109434A (ja) * 2001-06-27 2003-04-11 Bridgestone Corp 透明導電フィルム及びタッチパネル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143827A (ja) * 1986-12-08 1988-06-16 Nec Corp ダイオ−ドの製造方法
JPH02213006A (ja) * 1989-02-10 1990-08-24 Nitto Denko Corp 透明導電性積層体
JPH0497837A (ja) * 1990-08-14 1992-03-30 Nitto Denko Corp 透明導電性耐透湿フイルムとel発光装置
JPH11224539A (ja) * 1998-02-03 1999-08-17 Toyobo Co Ltd 透明導電性フィルム及びこれを用いたタッチパネル
JP2003109434A (ja) * 2001-06-27 2003-04-11 Bridgestone Corp 透明導電フィルム及びタッチパネル

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527643A (ja) * 2006-02-23 2009-07-30 ピコデオン・リミテッド・オサケユキテュア エレメント
JP2009116446A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kaneka Corp 透明導電膜を用いたタッチパネル
JP2009114478A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kaneka Corp 透明導電膜の製造方法
WO2009069695A1 (ja) 2007-11-30 2009-06-04 Kaneka Corporation 透明導電膜およびその製造方法
JP2009135003A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kaneka Corp 透明導電膜とその製造方法
JP2009158288A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Sanyo Electric Co Ltd 透明導電膜及び透明導電膜を用いた太陽電池
JP2009173962A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sony Corp スパッタリング複合ターゲット及びこれを用いた透明導電膜の製造方法
JP2009211888A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Kaneka Corp 透明導電膜
CN104204271A (zh) * 2011-09-16 2014-12-10 皮科德昂有限公司 涂镀材料
KR20160092432A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 엘지이노텍 주식회사 터치 윈도우
KR102275889B1 (ko) * 2015-01-27 2021-07-12 엘지이노텍 주식회사 터치 윈도우

Also Published As

Publication number Publication date
JP4894103B2 (ja) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6896981B2 (en) Transparent conductive film and touch panel
KR100788775B1 (ko) 투명 도전성 필름 및 터치 패널
JP4086132B2 (ja) 透明導電性フィルムおよびタッチパネル
US7153544B2 (en) Method of manufacturing transparent electro-conductive film
EP1944386B1 (en) Transparent conductive film and method for producing the same
US20060003188A1 (en) ITO thin film, method of producing the same, transparent conductive film, and touch panel
JP4917897B2 (ja) 透明導電フィルムおよびその製造方法
JP5432501B2 (ja) 透明導電フィルム及びその製造方法
JP2003109434A (ja) 透明導電フィルム及びタッチパネル
JP4894103B2 (ja) 透明導電フィルム及びタッチパネル
JPH11110110A (ja) タッチパネル用透明導電性フィルム
JP2004149884A (ja) Ito透明導電薄膜の成膜方法とito透明導電薄膜、透明導電性フィルム及びタッチパネル
JP4068993B2 (ja) 透明導電性積層フィルム
JP2003151366A (ja) 透明導電フィルム及びその製造方法並びにタッチパネル
JP3483355B2 (ja) 透明導電性積層体
JP4917906B2 (ja) 透明導電フィルムおよびその製造方法
JP4929541B2 (ja) 透明導電フィルム及びタッチパネル
JP3501820B2 (ja) 屈曲性に優れた透明導電性フィルム
JP2005071901A (ja) 透明導電性積層フィルム
JPH06349338A (ja) 透明導電性積層体
JP2004193008A (ja) 透明導電薄膜の成膜方法と透明導電薄膜、透明導電性フィルム及びタッチパネル
JP2003109432A (ja) 透明導電フィルム及びタッチパネル
JP3654841B2 (ja) 透明導電性フィルムおよびその製造方法
JP4410846B2 (ja) SiO2膜を有する積層体と透明導電積層体の製造方法
JP2002197924A (ja) 透明導電フィルム及びその製造方法並びにタッチパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees