JP2003034432A - ピッキングシステム及びピッキング方法 - Google Patents

ピッキングシステム及びピッキング方法

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JP2003034432A
JP2003034432A JP2001216492A JP2001216492A JP2003034432A JP 2003034432 A JP2003034432 A JP 2003034432A JP 2001216492 A JP2001216492 A JP 2001216492A JP 2001216492 A JP2001216492 A JP 2001216492A JP 2003034432 A JP2003034432 A JP 2003034432A
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Yukihiro Imaeda
幸博 今枝
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータに入力することなく、パレット
上に積層された物品群から所望の物品をピックアップ装
置でピックアップすることのでき、かつ、確定した物品
を特定することができるピッキングシステム及びその方
法を提供することである。 【解決手段】 積層された物品群Wからピッキング装置
1により特定物品wをピッキングするピッキングシステ
ムであって、上記特定物品wを照射する照射装置7と、
物品群W全体を撮像する撮像装置11と、物品群Wの全
体画像における上記照射された特定物品wの相対位置を
認識する画像認識手段13と、画像認識手段13の認識
結果に基づきピッキング装置1を動作させて特定物品w
をピッキングするように制御する制御手段14とより成
り、上記照射装置7には、照射光を連続照射と断続照射
とに切り替える切り替えスイッチ73が設けられ、この
切り替え操作後に照射された物品を特定物品wと決定す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層された物品群
からピッキング装置により特定物品をピッキングするピ
ッキングシステム及びそのピッキング方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、パレット上に積層された多数の物
品のうち、所望の物品をコンピュータに記憶させた順序
に従ってピッキング装置によりピッキングするピッキン
グシステムが知られている。このようなシステムでは、
例えば、缶入りの清涼飲料水が入った同じサイズの段ボ
ール箱(物品)が、所定のパターンに基づいて、パレッ
ト上に多数積み付けられている。但し、箱毎の清涼飲料
水の種類は異なり、これらはランダムに積み付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのパレットから、所
望の種類の箱を所望の順番で、上から順にピッキングす
る場合に、運ばれてきたパレットを作業者が目視により
確認し、ピッキング位置及びその順序をコンピュータに
入力する必要があり、その手間が大変であった。このよ
うな問題点を解消するために、特定物品をレーザーポイ
ンタで照射し、特定物品群の全体画像中のその照射ポイ
ントを認識してピッキングの動作を制御する方法が考え
られるが、レーザーポインタの問題点として、連続照射
された単一色の照射光用いるため、特定物品として確定
照射しているのか、まだ、特定物品を探す途中なのか
を、画像により区別するのが困難であった。本発明は、
このような従来の技術に存在する問題点に着目して成さ
れたものである。その課題は、コンピュータに入力する
ことなく、パレット上に積層された物品群から所望の物
品をピックアップ装置でピックアップすることのでき、
かつ、確定した物品を特定することができるピッキング
システム及びその方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、積層された物品群から
ピッキング装置により特定物品をピッキングするピッキ
ングシステムであって、上記特定物品を照射する照射装
置と、物品群全体を撮像する撮像装置と、物品群の全体
画像における上記照射された特定物品の相対位置を認識
する画像認識手段と、画像認識手段の認識結果に基づき
ピッキング装置を動作させて特定物品をピッキングする
ように制御する制御手段とより成り、上記照射装置に
は、照射光を連続照射と断続照射とに切り替える切り替
えスイッチが設けられ、この切り替え操作後に照射され
た物品を特定物品と決定するようにした。
【0005】請求項2に記載の発明では、積層された物
品群からピッキング装置により特定物品をピッキングす
るピッキング方法であって、上記特定物品を照射装置に
より照射するステップと、物品郡全体を撮像装置により
撮像するステップと、物品群の全体画像における上記照
射された特定物品の相対位置を認識するステップと、こ
の認識結果に基づき上記ピッキング装置を作動させて特
定物品をピッキングするステップとより成り、上記照射
装置には、照射光を連続照射と断続照射とに切り替える
切り替えスイッチが設けられ、この切り替え操作後に照
射された物品を特定物品と決定するようにした。
【0006】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、照射装置により特定物品が連続して
決定された場合、特定物品を決定順番に従って連続して
取り出すようにピッキング装置を制御するようにした。
【0007】
【作用】従って、請求項1又は請求項2に記載の発明で
は、照射装置により物品群の中から目的の物品が連続照
射され、その後切り替え装置により断続照射に、又は、
目的の物品が断続照射され、その後連続照射に切り替え
られ、この断続照射又は連続照射された物品が特定物品
と決定する。撮像装置により断続照射された特定物品を
含む物品群の全体画像が撮像され、その全体画像から断
続照射された特定物品の物品群における相対位置が画像
認識手段により認識され、その認識結果に基づき、制御
手段がピッキング装置を制御して特定物品をピッキング
する。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の作用に加え、照射装置により物品群の中から特定物
品を連続的に特定させると、制御装置がピッキング装置
を制御して、特定された順番に従い特定物品をピッキン
グする。
【0009】
【実施の形態】本発明の実施の形態について図面を参照
しながら説明する。図1は、本実施の形態のピッキング
システムの側面図であり、図2は、物品群から特定物品
を照射装置で照射した斜視図であり、図3は、照射装置
の構成を示すブロック図であり、図4は、撮像装置及び
制御装置を示すブロック図であり、図5は、照射装置に
より照射した物品を特定する処理フローである。なお、
この説明においては、左とは図1紙面裏側を、右とは図
1紙面表側をいう。本実施の形態のピッキングシステム
は、例えば、図1及び図2に示すように、ピッキング装
置1と、照射装置7と、撮像装置11と、撮像装置11
の情報を基にピッキング装置1を制御する制御装置12
とを備えている。そして、例えば、パレット59上に、
同じ大きさの段ボール箱等の物品wが積層された物品群
Wのうち、目的の物品wを作業者が照射装置7により特
定物品wとして照射する。物品群W全体は、撮像装置1
1により撮像され、その画像データが制御装置12に送
られ、制御装置12の内部で画像処理され、特定物品w
の位置が認識され、その位置情報を基にピッキング装置
12を制御するようになっている。
【0010】ピッキング装置1は、図1に示すように、
自走することができる又はできない基台2と、この基台
2に軸心を左右方向に向けた枢軸3によって上下揺動自
在に設けられた伸縮自在な伸縮コンベア4と、この伸縮
コンベア4の自由端に物品掬い上げコンベア5とを有し
ている。なお、伸縮コンベア4の上下方向の作動は油圧
シリンダなどの公知の作動装置6によって行われる。ま
た、図1に示すごとく伸縮コンベア4の後端に続くよう
にして搬送コンベア57が設けられている。
【0011】伸縮コンベア4自体は公知のもので、基台
2に上下揺動自在に設けられた第1段基枠8と、この第
1段基枠8に入れ子式に伸縮自在に嵌められた第2段基
枠9と、この第2段基枠9に入れ子式に伸縮自在に嵌め
られた第3段基枠10とを有している。前記第2段基枠
9が不図示の作動装置によって第1段基枠8に対して摺
動作動させられるようになされ、第2段基枠9が動くと
不図示の連動機構の作用によって第2段基枠9に連動し
て第3段基枠10が第2段基枠9と同方向に同量摺動さ
せられるようになされている。掬い上げコンベア5は、
伸縮コンベア4の第3基枠10の自由端に設けられ、上
下揺動自在で、かつ、水平揺動自在なローラコンベア
と、このローラコンベアに水平揺動自在に設けられた、
ピックアップローラを含む先端コンベアとを備えてい
る。
【0012】照射装置7は、図3に示すように、携帯型
のレーザーポインタで点滅機構が設けられている。71
が、バッテリであり、72がレーザー光を照射するか否
かのスイッチであり、73がレーザー光を点滅させるか
否かを切り替える切り替えスイッチ、74が断続回路、
75がレーザー光を照射させるレーザーユニットであ
る。
【0013】照射装置7は、スイッチ72をONする
と、バッテリ71の電力が切り替えスイッチ73を経て
レーザーユニット75に印加され、レーザーユニット7
5からレーザー光が発射されるようになっている。切り
替えスイッチ73は、例えば、スイッチを押している間
だけ導通する回路を切り替える装置であり、連続照射回
路と断続照射回路74とを切り替えるようになってい
る。つまり、切り替えスイッチ73のスイッチを押さな
い状態では、直接レーザーユニット75に電力が印加さ
れることで、連続したレーザー光が照射され、スイッチ
を押した状態では、断続回路74を経てレーザーユニッ
ト75に電力を印加されることで、断続したレーザー光
が照射される。なお、断続回路74は、電力を断続的に
入り切りするものであり、その回路構成は公知のもので
良い。また、スイッチ72と切り替えスイッチ73は一
体型でも良い。例えば、2ノッチ式になっていて、1つ
のスイッチで、1段目で連続照射、2段目で断続照射と
なるように設定する。この結果、作業性の向上を図るこ
とができる。
【0014】照射装置7としては、作業者が容易に持ち
運べ、さらに、照射光が、撮像装置11で撮像した画像
データ上で、後述する制御装置12の画像処理部13で
容易に認識できるレーザーポインタが好ましい。なぜな
ら、レーザー光は、その照射光が拡散することなく、そ
の光の強さが略一定となるため、画像処理部13で画像
データを処理する際に、照射光か外乱光かの判断が付き
やすいからである。さらに、照射した物品群Wから特定
物品wを容易に決定できるように、照射装置7には、連
続照射回路と断続回路74を設け、この両者を切り替え
ることにより、連続照射と断続照射とを切り替えること
が好ましい。照射した物品群Wから特定物品wを決定す
るためには、作業者が照射光を連続光から断続光に切り
替える以外に、照射光の位置を所定時間固定する、特定
する瞬間だけ物品wを照射する、照射光の色を変えるこ
とが考えられる。しかしながら、例えば、照射光の位置
を所定時間固定する場合、作業者の手ぶれによりレーザ
ー光(輝点)が一カ所に停止しない可能性が強く、特定
に非常に時間が掛かる、もしくは、特定そのものができ
ない恐れがある。また、特定する瞬間だけレーザー光を
照射するようにした場合では、作業者は、レーザー光が
照射される位置を類推して、レーザー光のスイッチを入
れるため、実際には別の物品を照射する可能性がある。
このため、何度もやり直さなければならない恐れがあ
る。また、照射光の色を変えるようにした場合、別の色
を照射するためには、レーザーユニットをもう1セット
設けなければならず、しかも、安価で小型化できる赤色
以外のユニットが必要なため、装置が大がかりとなると
ともに、コストが非常に高くなるという問題がある。
【0015】照射装置7で照射された照射光の位置を認
識し、その位置情報を基にピッキング装置1を制御する
ために、本実施の形態では、図4に示すように、物品群
W全体を撮像する撮像装置11と、撮像された画像デー
タを基にピッキング装置1を制御する制御装置12とが
設けられている。制御装置12には、撮像装置11で撮
像された画像データを処理し、照射装置7で決定された
特定物品wの物品群W中の画像データ上での相対位置を
認識する画像処理部13と、画像処理部13で認識され
た位置情報を基にピッキング装置1を制御する制御部1
4とが設けられている。撮像装置11は、例えば、CC
Dカメラであり、パレット59上の物品群W全体を撮像
するように調整されている。撮像装置11は、立体的に
処理できるように複数配置されても良く、1つのカメラ
で処理するようにしても良い。撮像された画像データ
は、制御装置12の画像処理部13に随時送信されるよ
うになっている。撮像装置11は、本実施の形態では、
ピッキング装置1の動作の障害とならない床に固定され
た制御装置12の上に配置しているが、床の所定位置に
直接固定しても良いし、例えば、伸縮コンベア4の伸縮
に合わせてピントを自動調整するオートフォーカス機能
を設けてピッキング装置1に取り付けても良く、さらに
は、本システムが設置されるフレーム上に取り付けても
良い。
【0016】画像処理部13は、撮像装置11で撮像さ
れた画像データを基に、パレット59上に積まれた物品
群Wのうち、作業者により照射装置7で照射・決定され
た特定物品wの画像データ中の相対位置を認識し、その
ピッキングポイントのデータを作成するためのユニット
である。パレット59上の物品群Wは、図示しない荷積
み装置により、特定パターンとなるように積み付けられ
る。そして、積み付けられた物品群Wは、撮像装置11
により撮像され、画像データとして画像処理部13に送
信される。画像処理部13は、送信された画像から、先
ず、物品群Wには、物品がどのように、どれだけ積まれ
ているかを認識する。具体的には、画像データの明暗に
より外形(輪郭)を認識するとともに、物品間の境界
(隙間)が画像データにおいて暗くなることを利用し
て、物品の境界を判断する。より具体的には、画像デー
タにおいて、積み付けられた物品の外形(輪郭)と、そ
の内部にある暗い線から、例えば、物品は、何段まで積
み付けられているかや、一番上の段で積み付けられてい
ないところを認識するとともに、予め記憶している積み
付けパターンの中から実際に積み付けられているパター
ンを類推する。積み付けパターンを類推するのは、画像
データからでは、光のあたり具合により隙間を認識でき
ない場所がある可能性があるからである。
【0017】このように個々の物品の位置を、画像処理
部13が認識することで、作業者が、照射装置7により
特定物品wを照射した際に、例えば、特定物品wの中央
以外の場所を照射しても、どの物品が特定物品wとして
照射されているかを確実に把握することができる。そし
て、画像認識部13は、点滅する輝点が在ればその物品
を特定物品wと認識し、そのピッキングデータを作成す
る。ピッキングデータを作成する際に、積み付けパター
ンを認識した上で、特定物品wをピックアップ装置1で
ビッピアップするためのピッキングポイントを認識する
ため、ピッキングポイントのデータを正確に作成するこ
とができる。また、画像処理部13は、画像データの中
に点滅が現れると、つまり、作業者が、照射装置7の切
り替えスイッチ73を押し、照射されたレーザー光(輝
点)が点滅に変わると、画像データを解析し始め、特定
物品wの物品群W中の画像データ中の相対位置を分析す
るようにプログラムされている。
【0018】制御部14は、画像処理部13で作成され
たピッキングポイントのデータを基に、ピッキング装置
1がその特定物品wをピッキングするように制御するユ
ニットである。ピッキング装置1は、最初に、予め決め
られた原点位置に正確に配置される。そして、画像処理
部13から送信されたデータを基に、ピッキング装置1
の前記伸縮コンベア4の伸縮量、作動装置6の上昇量又
は下降量、及び物品掬い上げコンベア5の左右方向の移
動量を算出し、算出結果に基づき、物品掬い上げコンベ
ア5のピッキングローラが物品Wのピッキングポイント
に挿入されるように、伸縮コンベア4を上下揺動させる
とともに伸張させ、また、物品掬い上げコンベア5を左
右方向に移動させるようになっている。
【0019】本実施の形態のピッキングシステムで物品
群Wから特定物品wをピッキングする動作を図面を参照
しながら以下に説明する。先ず、ピッキング装置1を予
め決められた原点位置に正確に配置する。この作業は、
ピッキング装置1を最初に据え付けた際に行われる。次
に、パレット59上に所定のパターンで積み付けられた
物品群Wを、例えば、不図示の搬送装置により所定の位
置に配置する。パレット59が所定の位置に配置される
と、作業者は、撮像装置11を作動させる。撮像装置1
1が作動すると、撮像装置11から制御装置12の画像
処理部13へ物品群Wの画像データが随時送信される。
作業者は、照射装置7のスイッチ72を入れ、ピッキン
グすべき物品(特定物品w)にレーザー光を連続照射す
る。
【0020】次に、図5に基づき、照射された物品の特
定処理フローについて説明する。画像処理部13では、
送信された画像を基に、積み付けられている一番外側の
物品の形状(輪郭)を認識することで、物品が積み付け
られている高さを認識する。さらに、画像処理部13
は、前記物品の形状(輪郭)と、物品の境界線とから、
物品Wの積み付けパターンを認識し、個々の物品の位置
を認識する(S1)。積み付けパターンの認識方法とし
ては、例えば、制御装置に記憶手段を設け、記憶手段に
予め積み付けパターンを記憶させ、そのパターンと実際
に認識したパターンとを比較することで、この物品群W
の積み付けパターンが、どのパターンに該当するかを認
識する。そして、画像処理部13は、画像データ上で輝
点を認識する(S2)。作業者は、照射装置7を移動さ
せることで、輝点を視認しながら目的の物品(特定物品
w)へと移動させる。そして、輝点が特定物品wに到達
すると、作業者は、照射装置7の切り替えスイッチ73
を作動させる。照射装置7の断続回路74が作動し、輝
点が点滅する。
【0021】輝点が点滅している画像データが撮像装置
11から画像処理部13に送られ、画像処理部13が輝
点の点滅を認識する(S3)。そして、画像処理部13
は、既に認識した物品群Wの全体画像の中から特定物品
wの相対位置を認識する(S4)。画像処理部13は、
特定物品wの相対位置を認識すると、ピッキング装置1
でピッキングするためのデータを作成し、制御部14に
そのデータを送信する(S5)。ピッキングするための
データの作成方法としては、例えば、前述の記憶手段
に、予め積み付けパターンとともに物品個々のピッキン
グポイントの位置データを記憶させておき、実際に認識
した物品の位置と、該当する積み付けパターン中の物品
の位置とを比較して、どの物品の位置に該当するかを判
断し、その物品の位置データを読み出すことで目的の位
置データを読み出す。
【0022】制御部14は、位置データを受信すると、
位置データを基に、伸縮コンベアの伸縮量と、伸縮コン
ベア4の昇降量(作動装置6の作動量)と、物品掬い上
げコンベア5の左右の移動量を算出し、算出結果に従い
伸縮コンベア4,作動装置6,物品掬い上げコンベア5
を制御して特定物品wをピックアップする。特定物品w
は、物品掬い上げコンベア5,伸縮コンベア4上を搬送
されて、搬送コンベア57に送られ、搬送コンベア57
により、例えば、不図示の自動倉庫等に搬送される。1
つの特定物品がピッキングされ、搬送されると、作業者
は、ピッキングする別の物品に照射装置7を再び照射
し、切り替えスイッチ73を押すことで、目的の物品
(特定物品w)上の輝点を点滅させる。以下同様に、特
定物品wをピッキングし、それを搬送する。
【0023】また、本実施の形態のピッキングシステム
は、ピッキング装置1のピッキングが完了するのを待た
ずに、次々と物品を特定し、ピッキングすることができ
る。作業者は、1つの物品を照射装置7で連続照射し、
断続照射に切り替えることでそれを特定物品wとして特
定した後、続いて別の物品を照射装置7で連続照射し、
断続照射に切り替えて特定物品wとし、この特定操作を
連続して繰り返す。画像処理部13では、断続照射され
る毎に、それを認識し、その位置データを制御部14に
送信する。制御部14は、時間とともに位置データを前
述の記憶手段に記憶させておく。そして、ピッキング装
置1のピッキングが完了すると、処理部14は、位置デ
ータを記憶された時間が古いものから順に呼び出し、処
理する。このことにより、作業者が照射装置7により特
定物品wを連続して特定すると、その順番通りにピッキ
ング装置1で特定物品wを取り出すことができ、ピッキ
ング装置1のピッキングが完了するのを待って次のピッ
キングを行う場合に比し、効率良くピッキングすること
ができる。
【0024】なお、この発明は以下のようにして具体化
しても良い。本実施の形態では、物品群Wの画像データ
を基に画像処理部13で物品群Wの積み付けパターンを
認識するようにしているが、予め制御装置12が積み付
けパターンのデータを上位のコントローラから受け取る
ようにしても良い。また、本実施の形態では、基台2
は、移動させずに制御していたが、伸縮コンベア4及び
物品掬い上げコンベア5の左右方向の移動に加えて、基
台2を前後左右に所定量動かすように制御しても良い。
基台2を動かすことで、ピッキング装置1本体を大きく
することなく、より広い範囲の物品Wをピッキングする
ことができるようになる。
【0025】また、本実施の形態では、1つ又は複数の
撮像装置11により撮像された全体画像データを基に、
画像処理部13で物品群Wの全体画像データから特定物
品wの相対位置を認識し、その相対位置から予め記憶し
ているピッキングポイントの位置データを取り出して、
制御部14に送信するようにしているが、位置データ
は、撮像装置の実際の画像データから得るようにしても
良い。このようにすることで、不特定の物品が積層され
ている場合でも対応することができる。例えば、ピッキ
ング装置1の物品掬い上げコンベア5にブラケットを介
して、ピッキングする物品の境界線(ピッキングポイン
ト)を撮像するための、撮像装置11より倍率の高いオ
ートフォーカスのCCDカメラを配置する。そして、撮
像装置11により物品群Wの全体画像を撮像し、その全
体画像データを画像処理部13に送信し、画像処理部1
3で照射装置7により特定された特定物品wの位置を認
識し、おまかな位置データを制御部14に送る。制御部
14は、大まかな位置データを基にピッキング装置1を
制御し物品掬い上げコンベア5を特定物品wに向ける。
すると、別設した撮像装置が特定物品w及びその境界線
(ピッキングポイント)を大きく、確実にとらえ、その
画像データを画像処理部13に送信する。画像処理部1
3は送信された画像データを基に、ピッキングポイント
まで物品掬い上げコンベア5を誘導するためのデータを
作成し、そのデータを制御部14に送信し、制御部14
は送信されたデータを基にピッキング装置1を制御する
ようにしても良い。なお、別設する撮像装置は、システ
ムが設置されるフレーム上に設けても良い。また、撮像
装置11をズーム機能を備えたCCDカメラとし、倍率
を変えることで、物品群W全体の画像と、特定物品wの
境界をとらえるための画像とを切り替えるようにしても
良い。また、本実施の形態では、照射装置7を連続照射
から断続照射に切り替えることで、物品を特定するよう
にしているが、断続照射から連続照射に切り替えること
で物品を特定するようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成したので、請求項1及
び請求項2に記載の発明では、物品群の中から所望の物
品を照射装置で照射して、その照射位置を確認しながら
特定物品を決定し、その特定物品をピッキングするよう
にピッキング装置の動作を制御するようにしたので、従
来のようにピッキング位置を制御装置にプログラミング
するような煩わしい作業が不要とされ、所望の物品を効
率良くピッキングすることができる。さらに、照射装置
は、連続照射と断続照射とが切り替えられるようになっ
ており、作業者が、連続照射(断続照射)により照射光
の位置を視認しながら所望の物品を照射し、確認した上
で断続照射(連続照射)に切り替えることで、確実に所
望の物品を特定物品とすることができる。その上、画像
認識部においても、例えば、照射光が所定時間固定され
た場合を特定物品と認識する場合に比し、作業者の手ぶ
れなどによる誤認識がなく、断続照射された照射光を特
定物品と容易に認識することができる。
【0027】請求項3に記載の発明では、請求項3の効
果に加えて、物品を連続して特定させることで、ピッキ
ング装置のピッキング完了を待つことなく、次の物品を
特定することができ、作業効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のピッキングシステムの側面図で
ある。
【図2】特定物品を照射装置で照射した斜視図である。
【図3】照射装置の構成を示すブロック図である。
【図4】撮像装置及び制御装置を示すブロック図であ
る。
【図5】照射装置により照射した物品を特定する処理フ
ローである。
【符号の説明】
1 ピッキング装置 7 照射装置 11 撮像装置 12 制御装置 13 画像処理部 14 制御部 W 物品群 w 特定物品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された物品群からピッキング装置に
    より特定物品をピッキングするピッキングシステムであ
    って、上記特定物品を照射する照射装置と、物品群全体
    を撮像する撮像装置と、物品群の全体画像における上記
    照射された特定物品の相対位置を認識する画像認識手段
    と、画像認識手段の認識結果に基づきピッキング装置を
    動作させて特定物品をピッキングするように制御する制
    御手段とより成り、上記照射装置には、照射光を連続照
    射と断続照射とに切り替える切り替えスイッチが設けら
    れ、この切り替え操作後に照射された物品を特定物品と
    決定するようにしたことを特徴とするピッキングシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 積層された物品群からピッキング装置に
    より特定物品をピッキングするピッキング方法であっ
    て、上記特定物品を照射装置により照射するステップ
    と、物品郡全体を撮像装置により撮像するステップと、
    物品群の全体画像における上記照射された特定物品の相
    対位置を認識するステップと、この認識結果に基づき上
    記ピッキング装置を作動させて特定物品をピッキングす
    るステップとより成り、上記照射装置には、照射光を連
    続照射と断続照射とに切り替える切り替えスイッチが設
    けられ、この切り替え操作後に照射された物品を特定物
    品と決定するようにしたことを特徴とするピッキング方
    法。
  3. 【請求項3】 照射装置により特定物品が連続して決定
    された場合、特定物品を決定順番に従って連続して取り
    出すようにピッキング装置を制御することを特徴とする
    請求項2に記載のピッキング方法。
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