JP2003034328A - 組立容器 - Google Patents

組立容器

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JP2003034328A
JP2003034328A JP2001222080A JP2001222080A JP2003034328A JP 2003034328 A JP2003034328 A JP 2003034328A JP 2001222080 A JP2001222080 A JP 2001222080A JP 2001222080 A JP2001222080 A JP 2001222080A JP 2003034328 A JP2003034328 A JP 2003034328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ構造の組立時の展開を防止することが
できる組立容器を提供すること。 【解決手段】 底板1と側板2とをヒンジ構造30によ
り接続してなるとともに,合成樹脂により一体成形され
た組立容器7において,底板と側板との間には,側板を
底板に対して側方にずらすための側方ずらし片3を設け
てなり,側方ずらし片は,底板の周縁端及び側板の下端
に対して,それぞれ薄肉接続部51,52により連結さ
れており,側方ずらし片は,組立時に,側板と底板との
間に形成される空間に回動して収まる形状を有し,側方
ずらし片が上記空間に収まる際に,側方ずらし片と底
板,又は/及び側方ずらし片と側板は,係合孔41,4
2と突起部42,44のように互いに係合する構造を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,冷凍食品等を収容するために用
いられる展開可能な組立容器に関する。
【0002】
【従来技術】図17に示すごとく,冷凍食品等の収容箱
として,発泡スチロールにより底板91と側板92とを
一体成形した組立容器9がある。組立容器9は,底板9
1と側板92との間をヒンジ部93により連結して,組
立てや展開を自在にできるようにしたものである。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の組
立容器を一体成形するにあたっては,組立容器を展開し
た状態で成形する必要がある。このため,広大な面積の
金型及び大きな型締力を必要とし,生産効率の向上を妨
げていた。
【0004】そこで,発明者は,先に出願した特願20
00−342195において示すように,図18,図1
9に示すごとく,側板92を底板91に対して側方にず
らすための側方ずらし片93を設け,側板92と側方ず
らし片93との間,及び底板91と側方ずらし片93と
の間を薄肉接続部941,942により連結する構造を
発明した。この構造では,図20に示すごとく,薄肉接
続部941,942を自在に曲げることができる。この
ため,薄肉接続部941,942を支点として側方ずら
し片93を回転させて,側板92を,立設させたまま底
板91の外方へずらすことができる。
【0005】組立容器90の成形方法を説明すると,図
21に示すごとく,上型951と下型952との間に,
側板92を底板91の外方にずらして立設させた組立容
器の形状の成形用キャビティ953を設ける。まず,上
型951と下型952との間を開いて,その間に5〜8
mmの隙間957をあける。充填ガン954から予備発
泡粒子955及びエアー956を供給する。次に,図2
2,図23に示すごとく,上型951と下型952を閉
め,加熱して予備発泡粒子を発泡させて,キャビティ9
53の中に充満させて組立容器90を成形する。型開き
をして組立容器90を取り出す。この状態では,図23
に示すごとく,立設させた側板92と底板91との上下
方向の投影が重ならないため,成形の際に,従来のよう
なヒンジ部形成用のスライドコアを必要とせず,小スペ
ースで一体成形を行うことができる。
【0006】しかし,その一方で,図24に示すごと
く,組立時に,薄肉接続部941,942が屈曲した状
態になる。このため,薄肉接続部941,942に反発
力が働く。組立容器は発泡樹脂からなるため,その反発
力は大きい。このため,薄肉接続部941,942がま
っすぐに延びて,側板92が底板91に対して外方にス
ライドしてしまい,組立容器が展開してしまうという問
題がある。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,ヒン
ジ構造の組立時の展開を防止することができる組立容器
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,底板と側板とをヒンジ構
造により接続してなるとともに,合成樹脂により一体成
形された組立容器において,上記底板と上記側板との間
には,上記側板を上記底板に対して側方にずらすための
側方ずらし片を設けてなり,該側方ずらし片は,上記底
板の周縁端及び上記側板の下端に対して,それぞれ薄肉
接続部により連結されており,上記側方ずらし片は,組
立時に上記側板と上記底板との間に形成される空間に回
動して収まる形状を有し,上記側方ずらし片が上記空間
に収まる際に,上記側方ずらし片と上記底板,又は/及
び上記側方ずらし片と上記側板は,互いに係合する構造
を有することを特徴とする組立容器である(請求項
1)。
【0009】本発明においては,底板と側板とを接続す
る側方ずらし片が,組立時に上記側板と上記底板との間
に形成される空間に収まる形状を有している。このた
め,底板に対して側板を立てて組立容器を組立てたとき
に,側方ずらし片が底板と側板との間の空間に収容さ
れ,従来よりも確実に組立ての状態を維持することがで
きる。また,側方ずらし片が上記空間に収まる際に,側
方ずらし片と底板,又は/及び側方ずらし片と側板は,
互いに係合する構造を有する。このため,組立容器の組
立て状態をより確実に維持することができる。
【0010】側方ずらし片と底板との間を連結する薄肉
接続部,及び側方ずらし片と側板との間を連結する薄肉
接続部は,自在に曲げることができるため,薄肉接続部
を支点として側方ずらし片を回動させて,側板を立設さ
せたまま底板の外方へずらす。この状態では,立設させ
た側板と底板との上下方向の投影が重ならない。このた
め,この状態で組立容器が成形されるようなキャビティ
面を持つ成形用キャビティを用いることにより,従来の
ようなヒンジ部形成用のスライドコアを必要とせず,小
スペースで一体成形を行うことができる。また,側板
は,底板に対して平面方向に展開させることができる。
このため,組立容器を展開状態とすることにより,運搬
中に多数の組立容器を積み重ねることができ,運搬効率
が高い。
【0011】以上のように,本発明によれば,ヒンジ構
造の組立時の展開を防止することができる組立容器を提
供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において,側方ずらし片と
底板とは,互いに形状が合い,組立時に嵌まり合う。ま
た,側方ずらし片と側板とは,互いに形状が合い,組立
時に嵌まり合う。側方ずらし片と底板との間を連結する
薄肉接続部,及び側方ずらし片と側板との間を連結する
薄肉接続部の厚みは,0.2〜1mmであることが好ま
しい。0.2mm未満の場合には,薄肉接続部が破損す
るおそれがあり,1mmを超える場合には組立時の薄肉
接続部の反発力が大きくなり,組立容器が展開するおそ
れがある。上記薄肉接続部の幅は,1〜5mmであるこ
とが好ましい。1mm未満の場合には,薄肉接続部が曲
がりにくくなるおそれがあり,5mmを超える場合に
は,側方ずらし片と底板との間隙,側方ずらし片と側板
との間隙が大きくなり,組立容器の保冷効果が低下する
おそれがある。薄肉接続部の中央部の厚みは,その連結
端部の厚みよりも薄いことが好ましい。これにより,組
立て時に薄肉接続部の中央部で曲げることができる。
【0013】組立容器は,側板を底板に対して外方にず
らして立設させた状態で一体成形することができる。組
立容器に用いる合成樹脂は,例えば予備発泡粒子があ
る。予備発泡粒子としては,発泡ポリスチレン系樹脂,
発泡ポリプロピレン系樹脂,発泡ポリエチレン系樹脂な
どがある。なお,上記予備発泡粒子は,成形前の発泡粒
子を意味する。
【0014】上記側方ずらし片と上記底板,又は/及び
上記側方ずらし片と上記側板には,上記側方ずらし片が
上記空間に収まる際に,互いに係合する突起部及び係合
孔が点在していることが好ましい(請求項2)。突起部
と係合孔との係合により,組立容器は更に展開しにくく
なる。突起部は,側方ずらし片,底板,側板のいずれに
設けても良い。係合孔は,側方ずらし片,底板,側板に
おける,組立時に上記突起部に相対する位置に設ける。
【0015】上記側方ずらし片と上記底板,又は/及び
上記側方ずらし片と上記側板は,上記側方ずらし片が上
記空間に収まる際に,互いに当接し合う屈曲部を有し,
上記突起部及び上記係合孔は,上記側方ずらし片と上記
底板との上記屈曲部,又は/及び上記側方ずらし片と上
記側板との上記屈曲部に設けられていることが好ましい
(請求項3)。側方ずらし片及び底板に互いに当接し合
う屈曲部は,組立時に側方ずらし片と底板との位置決め
の基準となる部分である。このため,屈曲部に突起部と
係合孔とを設けることにより両者を容易に嵌め合うこと
ができる。また,側方ずらし片及び側板に互いに当接し
合う屈曲部は,組立時に側方ずらし片と側板との位置決
めの基準となる部分である。このため,屈曲部に突起部
と係合孔とを設けることにより両者を容易に嵌め合うこ
とができる。
【0016】側方ずらし片と底板,側方ずらし片と側板
の嵌め合い構造の具体例としては,例えば,上記側方ず
らし片と上記底板,又は/及び上記側方ずらし片と上記
側板は,上記側方ずらし片が上記空間に収まる際に,互
いに嵌合する段形状を有することがある(請求項4)。
また,上記側方ずらし片は,上記底板と上記側板との間
の空間に収容し得る断面四角形状を有することがある
(請求項5)。また,上記側方ずらし片は,上記底板と
上記側板との間の空間に収容し得る断面円形状を有する
場合がある(請求項6)。
【0017】上記側方ずらし片と上記底板と上記薄肉接
続部,又は/及び上記側方ずらし片と上記側板と上記薄
肉接続部は,組立時にこれらの間に間隙があくように構
成されていることが好ましい(請求項7)。側方ずらし
片と底板と薄肉接続部との間,または/及び側方ずらし
片と側板と薄肉接続部との間に間隙があくと,組立時の
薄肉接続部の屈曲度合いが緩くなり,薄肉接続部の反発
力が弱まる。このため,組立時に薄肉接続部がその形状
を保持し易くなり,組立容器の展開を防止できる。
【0018】
【実施例】(実施例1)本発明の実施形態に係る組立容
器について,図1〜図10を用いて説明する。本例の組
立容器7は,図1,図2に示すごとく,底板1と側板2
とをヒンジ構造30により接続しているとともに,発泡
樹脂により一体成形された樹脂成形品である。底板1と
側板2との間には側板2を底板1に対して側方にずらす
ための側方ずらし片3を設けている。側方ずらし片3
は,底板1の周縁端17及び側板2の下端27に対し
て,それぞれ薄肉接続部51,52により連結されてい
る。
【0019】図3に示すごとく,側方ずらし片3は,組
立時に底板1と側板2との間に形成される空間300に
回動して収まる形状を有する。具体的には,側方ずらし
片3と底板1,及び側方ずらし片3と側板2は,互いに
嵌合する段形状を有する。図1に示すごとく,側方ずら
し片3は,組立て時に底板1の段部11と嵌合する第一
段部31と,底板1の内側底面13と当接する第一当接
面33と,容器内に露出する内側露出面35とを有する
とともに,組立て時に側板2の段部22と嵌合する第二
段部32と,側板2の下端面24に当接する第二当接面
34と,容器外側に露出する外側露出面36とを有す
る。側方ずらし片3の第一段部31と第一当接面33と
の間,及び側方ずらし片3の第二段部32と第二当接面
34との間には,それぞれ約90°に屈曲した屈曲部3
31,341を有する。
【0020】底板1の周縁端17は,組立て時に側方ず
らし片3の第一段部31と嵌合する段部11を有する。
底板1の段部11と内側底面13との間には,約90°
に屈曲した屈曲部130を有する。側板2の下端27
は,組立て時に側方ずらし片3の第二段部32と嵌合す
る段部22を有する。側板2の段部22と下端面24と
の間に約90°に屈曲した屈曲部240を有する。側方
ずらし片3は,組立て時に,薄肉接続部51,52を支
点にして回動させて,底板1と側板2との間に形成され
る空間に収容する。
【0021】側方ずらし片3と底板1,及び側方ずらし
片3と側板2は,側方ずらし片3が底板1と側板2との
間に形成される空間に収まる際に,互いに係合する構造
を有する。この係合構造について説明する。側方ずらし
片3の屈曲部331と底板1の屈曲部130とは,組立
て時に互いに当接する部分であり,ここには,互いに係
合する突起部42および係合孔41が点在している。側
方ずらし片3と底板1は,上記突起部42と係合孔41
とが係合することにより,組み立てた組立容器7が展開
することを抑制している。また,側方ずらし片3の屈曲
部341と側板2の屈曲部240とは,組立て時に互い
に当接する部分であり,ここには,互いに係合する突起
部43および係合孔44が点在している。側方ずらし片
3と側板2は,上記突起部43と係合孔44とが係合す
ることにより,展開を抑制している。
【0022】図3,図4に示すごとく,組立容器7を組
み立てると,側方ずらし片3の第一段部31と薄肉接続
部51と底板1の段部11との間,及び側方ずらし片3
の第二段部32と薄肉接続部52と側板2の段部22と
の間には間隙6があく。図5に示すごとく,薄肉接続部
51,52の長さLに対する組立時の薄肉接続部両端の
距離lの比(l/L)は,0.3である。
【0023】図6に示すごとく,側板2の側面25は,
組立時に,隣接する側板2の側面25と当接するよう
に,外側から内側に向かって45°の傾斜αがつけてあ
る。また,図7,図8に示すごとく,側方ずらし片3の
長手方向の両端部39は,互いに向かい合うように傾斜
している。底板1は四角形状の平板であり,その四方の
内側周縁端17には,側方ずらし片3及び薄肉接続部5
1,52を介して4枚の側板2が連結している。
【0024】図1に示すごとく,底板1の大きさは,縦
420mm,横280mm,厚み13mmである。側板
2の高さは120mm,厚み13mmである。側方ずら
し片3は,最大幅Aが13mm,最大高さBが13mm
の断面略S字形の棒状体である。段形状の第一段部31
及び第二段部32は,側方ずらし片3の最大幅Aの約半
分の幅であり,最大高さBの約半分の高さである。
【0025】薄肉接続部51,52は,いずれも厚み
0.5〜1.5mm,幅3mmである。図1に示すごと
く,薄肉接続部51,52は,幅方向の中央部で曲げる
ため,その中央部が周縁部よりも薄くなっている。薄肉
接続部51,52の幅方向の中央部の厚みは0.5m
m,周縁部の厚みは1.5mmである。突起部42,4
4は,直径3mm,高さ1.5mmであり,係合孔4
1,43は突起部42,44を嵌合し得る形状をしてい
る。
【0026】本例の組立容器は,上型と下型の間に設け
た成形用キャビティの中に,スチレン系予備発泡粒子を
供給するとともに空気を吹き込み,型締めすることによ
り,一体成形される(図21〜図23参照)。成形用キ
ャビティは,側板を立設させたまま底板に対して外方に
ずらした状態の組立容器と同じ形状である。図9に示す
ごとく,組立容器7は,紙ケース8の中に入れ,食品な
どの収納品を収容した後に,発泡樹脂からなる蓋75を
被せて用いることができる。運搬時には,図10に示す
ごとく,側板2を底板1の平面方向と同方向に倒して組
立容器7を展開する。この状態の組立容器7を多数個積
み重ねて,運搬,保管する。
【0027】本例においては,底板1と側板2とを接続
する側方ずらし片3に,組立時に,側板2と底板1との
間に形成される空間に収まる形状を有している。このた
め,組立時に,側方ずらし片3が底板1及び側板2に対
して嵌合して,従来よりも確実に組立ての状態を維持す
ることができる。また,突起部42,44と係合孔4
1,43との係合により,更に展開しにくくなり,組立
て状態をより確実に維持することができる。側方ずらし
片3の屈曲部331,341は,底板1及び側板2と嵌
め合うときに位置決めの基準となる部分である。このた
め,この屈曲部331,341に係合孔41,43を設
けることにより,突起部42,44と容易に係合させる
ことができる。
【0028】側方ずらし片3と底板1と薄肉接続部51
との間,及び側方ずらし片3と側板2と薄肉接続部52
との間には,組立時に隙間6があく。このため,組立時
の薄肉接続部51,52の屈曲度合いが緩くなり,薄肉
接続部の反発力が弱まる。このため,組立時に薄肉接続
部がその形状を保持し易くなり,組立容器の展開を効果
的に防止できる。
【0029】組立容器7は,図2に示すごとく,側板2
を立設させたまま底板1に対して外方にずらした状態で
成形している。この状態では,立設させた側板2と底板
1との上下方向の投影が重ならないため,成形の際に,
従来のようなヒンジ部形成用のスライドコアを必要とせ
ず,小スペースで一体成形を行うことができる。
【0030】(実施例2)本例は,図11に示すごと
く,底板1が凹部10を有する組立容器71である。凹
部10の深さは20mmである。図12に示すごとく,
底板1と側板2との間には,実施例1と同様の側方ずら
し片3が介在している。底板1と側方ずらし片3との
間,側板2と側方ずらし片3との間は,実施例1と同様
の薄肉接続部51,52により連結されている。本例に
おいても,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0031】(実施例3)本例は,図13に示すごと
く,側方ずらし片3が断面四角形状の例である。断面四
角形状の側方ずらし片3は,薄肉接続部51,52を挟
んでその間にある隣接する2辺311,312は,それ
ぞれ段状に窪んだ空間を形成する底板1の2辺111,
112と当接する。また,側方ずらし片3の他の2辺3
21,322は,それぞれ段状に窪んだ空間を形成する
側板2の2辺221,222と当接する。
【0032】そして,側方ずらし片3の2辺311,3
12の間の屈曲部313,及び他の2辺321,322
の間の屈曲部323には,それぞれ突起部411,43
1が点在している。底板1の2辺111,112の間に
は,側方ずらし片3の屈曲部313と当接する屈曲部1
13を有する。屈曲部113には,上記突起部411と
係合する係合孔421が点在している。側板2の2辺2
21,222の間には,屈曲部323と当接する屈曲部
223を有する。屈曲部223には,上記突起部431
と係合する係合孔441が点在している。
【0033】組立容器を組み立てるときには,図14に
示すごとく,薄肉接続部51,52を支点にして側方ず
らし片3を回動させて,底板1と側板2との間に形成さ
れている空間300に収容する。このとき,側方ずらし
片3の突起部411と底板1の係合孔421とが係合す
る。また,側方ずらし片3の突起部431と側板2の係
合孔441とが係合する。断面四角形状の側方ずらし片
3が底板1と側板2との間の空間300に収容されると
ともに,突起部411,431が係合孔421,441
に係合することにより,底板1に対して側板2が立設し
た状態が安定して維持される。その他,本例においても
実施例1と同様である。
【0034】(実施例4)本例は,図15に示すごと
く,側方ずらし片3が断面円形状の例である。底板1及
び側板2には,断面円形状の側方ずらし片3を収容し得
るように扇形に湾曲した当接面114,224を有して
いる。この当接面114,224には,係合孔422,
442が点在している。側方ずらし片3における底板1
及び側板2と当接する当接面314,324には,係合
孔422,442と係合する突起部412,432が点
在している。
【0035】組立容器を組み立てるときには,図16に
示すごとく,薄肉接続部51,52を支点にして側方ず
らし片3を回動させて,底板1と側板2との間に形成さ
れる空間の中に側方ずらし片3を収容する。このとき,
側方ずらし片3の突起部412は底板の係合孔422
と,側方ずらし片3の突起部432は側板2の係合孔4
42と係合する。断面円形状の側方ずらし片3が底板1
と側板2との間の空間300に収容されるとともに,突
起部412,432と係合孔422,442との係合に
より,底板1に対して側板2が立設した状態が安定して
維持される。その他,本例においても実施例1と同様で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,展開時の組立容器の要部断
面斜視図。
【図2】実施例1における,展開時の組立容器の断面
図。
【図3】実施例1における,組立時の組立容器の断面
図。
【図4】実施例1における,組立時の組立容器の要部断
面図。
【図5】実施例1における,側方ずらし片と底板と薄肉
接続部との間に形成された間隙の説明図。
【図6】実施例1における,組立容器の平面図。
【図7】実施例1における,展開した状態の組立容器を
コーナー部からみた斜視図。
【図8】実施例1における,組み立てた状態の組立容器
をコーナー部からみた斜視図。
【図9】実施例1における,紙ケースに入れられる組立
容器の斜視図。
【図10】実施例1における,運搬,保管時の組立容器
の断面図。
【図11】実施例2における,組立時の組立容器の断面
図。
【図12】実施例2における,展開時の組立容器の要部
断面図。
【図13】実施例3における,展開時の組立容器の断面
図。
【図14】実施例3における,組立時の組立容器の断面
図。
【図15】実施例4における,展開時の組立容器の断面
図。
【図16】実施例4における,組立時の組立容器の断面
図。
【図17】従来例の組立容器の一部切欠斜視図。
【図18】他の従来例の組立容器の斜視図。
【図19】他の従来例における,組立容器の要部拡大断
面図。
【図20】他の従来例における,組立容器の展開,組立
ての説明図。
【図21】他の従来例における,予備発泡粒子をキャビ
ティ内に充填する際の金型の一部断面図。
【図22】他の従来例における,型締めの際の金型の一
部断面図。
【図23】他の従来例における,型締めの際の金型の断
面説明図。
【図24】他の従来例における,組立時の組立容器の要
部断面図。
【符号の説明】
1...底板, 10...凹部, 11,22...段部, 13...内側底面, 130,240,331,341...屈曲部, 2...側板, 24...下端, 3...側方ずらし片, 30...ヒンジ構造, 31...第一段部, 32...第二段部, 33...底板当接面, 34...側板当接面, 35...内側露出面, 36...外側露出面, 300...空間, 41,43,421,422,441,442,...
係合孔, 42,44,411,412,431,432,...
突起部, 51,52...薄肉接続部, 6...間隙, 7,71...組立容器,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB16 BC04 DA24 DA25 EA06 EA13 3E061 AA02 AB09 AD04 CA09 CA21 DB12 3E067 AB01 BA02A BB17A BC06A CA18 EA32 EB27 EE60 FC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と側板とをヒンジ構造により接続し
    てなるとともに,合成樹脂により一体成形された組立容
    器において,上記底板と上記側板との間には,上記側板
    を上記底板に対して側方にずらすための側方ずらし片を
    設けてなり,該側方ずらし片は,上記底板の周縁端及び
    上記側板の下端に対して,それぞれ薄肉接続部により連
    結されており,上記側方ずらし片は,組立時に上記側板
    と上記底板との間に形成される空間に回動して収まる形
    状を有し,上記側方ずらし片が上記空間に収まる際に,
    上記側方ずらし片と上記底板,又は/及び上記側方ずら
    し片と上記側板は,互いに係合する構造を有することを
    特徴とする組立容器。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記側方ずらし片と
    上記底板,又は/及び上記側方ずらし片と上記側板に
    は,上記側方ずらし片が上記空間に収まる際に,互いに
    係合する突起部及び係合孔が点在していることを特徴と
    する組立容器。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記側方ずらし片と
    上記底板,又は/及び上記側方ずらし片と上記側板は,
    上記側方ずらし片が上記空間に収まる際に,互いに当接
    し合う屈曲部を有し,上記突起部及び上記係合孔は,上
    記側方ずらし片と上記底板との上記屈曲部,又は/及び
    上記側方ずらし片と上記側板との上記屈曲部に設けられ
    ていることを特徴とする組立容器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記側方ずらし片と上記底板,又は/及び上記側方ずら
    し片と上記側板は,上記側方ずらし片が上記空間に収ま
    る際に,互いに嵌合する段形状を有することを特徴とす
    る組立容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記側方ずらし片は,上記底板と上記側板との間の空間
    に収容し得る断面四角形状を有することを特徴とする組
    立容器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記側方ずらし片は,上記底板と上記側板との間の空間
    に収容し得る断面円形状を有することを特徴とする組立
    容器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
    上記側方ずらし片と上記底板と上記薄肉接続部,又は/
    及び上記側方ずらし片と上記側板と上記薄肉接続部は,
    組立時にこれらの間に間隙があくように構成されている
    ことを特徴とする組立容器。
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JPH061342A (ja) * 1992-01-17 1994-01-11 Schoeller Plast Ag 折返し可能な側部壁を有する特に野菜収納用の合成樹脂製の容器
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JP2002002688A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Sanko Co Ltd 外開き展開式コンテナー

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