JP2003034008A - 易開封性包装材料 - Google Patents

易開封性包装材料

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JP2003034008A JP2001222719A JP2001222719A JP2003034008A JP 2003034008 A JP2003034008 A JP 2003034008A JP 2001222719 A JP2001222719 A JP 2001222719A JP 2001222719 A JP2001222719 A JP 2001222719A JP 2003034008 A JP2003034008 A JP 2003034008A
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Takeshi Takahara
健 高原
Osamu Tokinoya
修 時野谷
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開封部分に一軸延伸フィルムのささくれ状が現
れず、かつ、基材フィルムと一軸延伸フィルム、及び一
軸延伸フィルムとヒートシール性樹脂フィルムの間に剥
離現象が生じることがない易開封性包装材料と該包装材
料を用いた包装袋を提供すること。 【解決手段】基材フィルム(11)、一軸延伸フィルム
(12)、ヒートシール性樹脂フィルム(13)が順次
積層された易開封性包装材料において、一軸延伸フィル
ム(12)とヒートシール性樹脂フィルム(13)の間
に、密度0.910〜0.929g/cm3 のLDPE
樹脂層を溶融押し出し法により介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は易開封機能を付与し
た包装材料と該包装材料を用いて作製した包装袋に関す
るものであり、特に、食品、医薬品、電子部品などの包
装袋に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、ポテトチップス等のスナック菓子
に代表される包装袋は、内容物の変質を防ぐために外気
を遮断して内容物の酸化を防止したり、遮光によりその
促進を防止する機能を有している。また、内容物が保存
中に吸湿したり、逆に乾燥したりして品質が劣化するこ
とを防止する機能も有している。
【0003】これらの包装袋は、内面に施されたヒート
シール樹脂層によって熱融着することで封止する方法が
一般的に用いられている。従って、前述の包装袋の目的
を達成するためには、このヒートシール樹脂層は十分な
密封性を有することが必要であり、また、輸送等の過程
でこのシール部が剥がれないよう十分なヒートシール強
度を有することが必要とされている。
【0004】しかしながら、内容物を保護するための過
剰なヒートシール強度は逆に消費者が利用する際、容易
に手で開封することができず、そのための改善策とし
て、包装袋のシール部分にノッチを入れたり、微細な傷
や孔を設けて、このような易開封加工を施したシール部
分から開封していた。あるいは、フィルムを真っ直ぐに
切れ易くするように、層構成中に一軸延伸フィルムを用
いた積層フィルムを利用していた。
【0005】シール部に易開封加工を施すことは、作業
工程が増え、コストアップにつながるという問題を有す
る。また、積層フィルムに用いる一軸延伸フィルムは、
主にポリオレフィン樹脂系の一軸延伸フィルムが使用さ
れるが、一方向にのみフィルムが伸ばされているため、
その異方性からフィルム自体の凝集力が弱くなってい
る。そのため一軸延伸フィルムを中間層に用いて易開封
性包装材料を作製しようとする場合、基材フィルム及び
ヒートシール性樹脂フィルムと一軸延伸フィルムをドラ
イラミネート法、あるいはノンソルベントラミネート法
で貼り合わせた包装材料を用いた包装袋を開封しようと
すると、開封の仕方によっては凝集力の弱い一軸延伸フ
ィルムの層間で剥離現象が起こり、開封部分に一軸延伸
フィルムがささくれ状に現れ、外観を悪くしたり、ある
いは最悪の場合には一軸延伸フィルムの層間剥離によっ
てヒートシール樹脂フィルムの引き裂き抵抗が大きくな
り、十分な易開封性が得られないことがあった。
【0006】この問題は、一軸延伸フィルム特有の物性
から生じるものであり、基材フィルムやヒートシール性
樹脂フィルムとの接着強度を向上させたり、ヒートシー
ル性樹脂フィルムに引き裂き性の良いフィルムを用いて
改善することは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一軸延伸フ
ィルムを中間層に用いた易開封性包装材料に関する以上
のような問題点を解決するためになされたもので、開封
部分に一軸延伸フィルムのささくれ状が現れず、かつ、
基材フィルムと一軸延伸フィルム、及び一軸延伸フィル
ムとヒートシール性樹脂フィルムの間に剥離現象が生じ
ることがない易開封性包装材料と、該包装材料を使用し
た包装袋を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、基材フィルム、一軸延伸フィルム、ヒートシール性
樹脂フィルムが順次積層された易開封性包装材料におい
て、前記一軸延伸フィルムとヒートシール性樹脂フィル
ムとの間に、密度が0.910〜0.929g/cm3
の低密度ポリエチレン樹脂層を溶融押し出し法により介
在させたことを特徴とする易開封性包装材料である。
【0009】また、請求項2の発明は、基材フィルム、
一軸延伸フィルム、ヒートシール性樹脂フィルムが順次
積層された易開封性包装材料において、前記基材フィル
ムと一軸延伸フィルムとの間、及び一軸延伸フィルムと
ヒートシール性樹脂フィルムとの間に、密度が0.91
0〜0.929g/cm3 の低密度ポリエチレン樹脂層
を溶融押し出し法により介在させたことを特徴とする易
開封性包装材料である。
【0010】このように、一軸延伸フィルムとヒートシ
ール性樹脂フィルムとの間に、あるいは基材フィルムと
一軸延伸フィルムとの間、及び一軸延伸フィルムとヒー
トシール性樹脂フィルムとの間に、密度が0.910〜
0.929g/cm3 の低密度ポリエチレン樹脂層を溶
融押し出し法により介在させているので、一軸延伸フィ
ルムの凝集破壊が防止でき、ヒートシール性樹脂フィル
ムの引き裂き抵抗が軽減され、比較的容易に包装材料を
引き裂くことができる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明において、前記一軸延伸フィルムがポリオレフィ
ン系樹脂フィルムから成ることを特徴とする、易開封性
包装材料である。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の発明において、前記低密度ポリエチレン樹脂層の
厚さは、1〜60μm、より好ましくは5〜40μmで
あることを特徴とする、易開封性包装材料である。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項1、2、
3又は4記載の易開封性包装材料を用いて作製した包装
袋である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の易開封性包装材料を一実
施形態に基づいて以下に詳細に説明する。本発明の易開
封性包装材料(10)は、例えば図1に示すように、基
材フィルム(11)、一軸延伸フィルム(12)、ヒー
トシール性樹脂フィルム(13)が順次積層された包装
フィルムであり、前記一軸延伸フィルム(12)とヒー
トシール性樹脂フィルム(13)との間に、密度が0.
910〜0.929g/cm3 の低密度ポリエチレン樹
脂層(14)を溶融押し出し法により介在させた層構成
を有するものである。
【0015】基材フィルム(11)は、易開封性包装材
料のベースとなるフィルムで、延伸ポリプロピレン(O
PP)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム、ナイロン(Ny)フィルム、一軸ないし
二軸延伸されたPETフィルム、Nyフィルム、ポリオ
レフィン系樹脂フィルムなどの延伸フィルム上に、酸化
アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を物
理蒸着あるいは化学蒸着などの蒸着法により20〜10
0nm程度の厚さに設けた無機化合物蒸着プラスチック
フィルム、セロファン等が好ましく使用できる。基材フ
ィルム(11)の表面または裏面には、必要に応じて印
刷層(図示せず)を設けることができる。
【0016】一軸延伸フィルム(12)は、易開封性包
装材料に方向性のある易引き裂き性を付与する層で、一
軸延伸ポリエチレン(O−PE)フィルム、一軸延伸ポ
リプロピレン(O−PP)フィルムなどが好ましく使用
できる。
【0017】ヒートシール性樹脂フィルム(13)は、
易開封性包装材料にヒートシール性を付与するフィルム
で、直鎖低密度ポリエチレン(L−LDPE)フィル
ム、未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、低密度
ポリエチレン(LDPE)フィルム、中密度ポリエチレ
ン(MDPE)フィルムなどが好ましく使用できる。易
開封性をさらに安定させるため、引き裂き性に優れた引
き裂き強度が300N/cm以下のヒートシール性樹脂
フィルムを用いてもよい。
【0018】ヒートシール性樹脂フィルム(13)の厚
さは1〜60μm程度、好ましくは5〜40μm程度で
ある。厚さが1μm以下になると押し出し加工性や接着
性能が不十分であり、60μm以上の厚さになると、経
済性や易開封性の観点から好ましくなくなる。
【0019】一軸延伸フィルム(12)とヒートシール
性樹脂フィルム(13)との間に介在させる低密度ポリ
エチレン樹脂層(14)は、密度が0.910〜0.9
29g/cm3 の高圧法により作製した低密度ポリエチ
レン樹脂による層で、低密度ポリエチレン樹脂層(1
4)を溶融押し出し法により介在させることにより、一
軸延伸フィルム(11)の凝集破壊が防止でき、ヒート
シール性樹脂フィルム(13)の引き裂き抵抗が軽減さ
れ、比較的容易に包装材料を引き裂くことができる。
【0020】密度が0.910〜0.929g/cm3
の高圧法低密度ポリエチレン樹脂層以外のポリエチレン
系樹脂の場合、密度が0.930g/cm3 以上の中密
度・高密度ポリエチレン樹脂では、押し出しラミネート
加工性や、コスト面で劣り、また、L−LDPE樹脂で
は、自身の引き裂き抵抗が大きいため十分な開封性が得
られない場合がある。
【0021】また、図2に示すように、基材フィルム
(11)と一軸延伸フィルム(12)との間、及び一軸
延伸フィルム(12)とヒートシール性樹脂フィルム
(13)との間に、密度が0.910〜0.929g/
cm3 の低密度ポリエチレン樹脂層(14)を溶融押し
出し法により介在させた層構成からなる易開封性包装材
料としてもよい。
【0022】また図3に示すように、高圧法低密度ポリ
エチレン樹脂層(14)がヒートシール性樹脂フィルム
(13)を兼ねた構成としてもよい。
【0023】一軸延伸フィルム(12)に高圧法低密度
ポリエチレン樹脂層(14)を溶融押し出しラミネート
した後、ヒートシール性樹脂フィルム(13)を溶融押
し出し法により、高圧法低密度ポリエチレン樹脂層(1
4)の上にラミネートしてもよい。
【0024】このようなヒートシール性樹脂としては、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、アイオノマー樹脂、L−LDPE樹脂など高圧法低
密度ポリエチレン樹脂層より比較的低温シール性を有す
る樹脂が好ましく例示できる。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明の易開封性包装材料
をさらに詳細に説明する。 〈実施例1〉まず、基材フィルム(11)として厚さ1
2μmのPETフィルムを、一軸延伸フィルム(12)
としてO−PEフィルムである厚さ20μmのハイブロ
ンP(三井化学株式会社製)を、また、ヒートシール性
樹脂フィルム(13)としてL−LDPEフィルムであ
る厚さ30μmのUB−1フィルム(タマポリ株式会社
製)をそれぞれ準備した。
【0026】PETフィルムとO−PEフィルムをウレ
タン樹脂系接着剤を用いてドライラミネートし2層フィ
ルムとし、この2層フィルムのO−PEフィルム面とL
−LDPEフィルムとを高圧法低密度ポリエチレン樹脂
(14)であるミラソン14P(密度0.919g/c
3 、三井化学株式会社製)を用いて溶融押し出し法
(押し出し温度;330°C)によりサンドウィッチラ
ミネート(厚さ;20μm)して、PETフィルム(1
2μm)/接着剤/O−PEフィルム(20μm)/L
DPE(20μm)/L−LDPEフィルム(30μ
m)の層構成からなる実施例1の包装材料を作製した
(図1参照)。
【0027】〈実施例2〉ヒートシール性樹脂フィルム
(13)として、UB−1フィルムに代えて、易裂L−
LDPEフィルムである厚さ30μmのA701フィル
ム(アイセロ株式会社製)を用いた以外は、実施例1と
同じ材料、方法により、PETフィルム(12μm)/
接着剤/O−PEフィルム(20μm)/LDPE(2
0μm)/易裂L−LDPEフィルム(30μm)の層
構成からなる実施例2の包装材料を作製した(図1参
照)。
【0028】〈実施例3〉まず、基材フィルム(11)
として厚さ15μmの二軸延伸ナイロン(O−Ny)フ
ィルムを準備した。ウレタン樹脂系アンカーコート剤
(AC)を塗布したO−Nyフィルムと、実施例1で使
用した一軸延伸フィルム(12)である厚さ20μmの
O−PEフィルムとを、実施例1と同様のミラソン14
Pを用いて溶融押し出し法(押し出し温度;330°
C)によりサンドウィッチラミネートして3層構成の複
合フィルムとし、この複合フィルムのO−PEフィルム
面と実施例1で使用したヒートシール性樹脂フィルム
(13)である厚さ30μmのL−LDPEフィルムと
を、前記のミラソン14Pを用いて溶融押し出し法(押
し出し温度;330°C)によりサンドウィッチラミネ
ート(厚さ;15μm)して、O−Nyフィルム(15
μm)/AC/LDPE(15μm)/O−PEフィル
ム(20μm)/LDPE(15μm)/L−LDPE
フィルム(30μm)の5層構成からなる実施例3の包
装材料を作製した(図2参照)。
【0029】〈実施例4〉まず、基材フィルム(11)
として厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレン(OP
P)フィルムを準備した。ブタジエン系アンカーコート
剤(AC)を塗布したOPPフィルムと実施例1で使用
した一軸延伸フィルム(12)である厚さ20μmのO
−PEフィルムとを、実施例1と同様のミラソン14P
を用いて溶融押し出し法(押し出し温度;330°C)
によりサンドウィッチラミネートして3層構成の複合フ
ィルムとし、この複合フィルムのO−PEフィルム面に
実施例1で使用したミラソン14Pを用いて溶融押し出
し法(押し出し温度;320°C)により押し出しラミ
ネートして(厚さ;40μm)ヒートシール性樹脂層
(13)とし、OPPフィルム(20μm)/AC/L
DPE(15μm)/O−PEフィルム(20μm)/
LDPE(40μm)の4層構成からなる実施例4の包
装材料を作製した(図3参照)。
【0030】〈実施例5〉まず実施例4と同様に、OP
Pフィルム(20μm)/AC/LDPE(15μm)
/O−PEフィルム(20μm)からなる3層構成の複
合フィルムを作製し、この複合フィルムのO−PEフィ
ルム面に実施例1で使用したミラソン14Pを用いて溶
融押し出し法(押し出し温度;320°C)により押し
出しラミネートして(厚さ;20μm)、さらにこのL
DPE樹脂面に、押し出し温度;240°CでEVA樹
脂である、ミラソンM252(密度;0.925g/c
3)を押し出しラミネートし(厚さ;20μm)、ヒ
ートシール性樹脂層(13)とし、OPPフィルム(2
0μm)/AC/LDPE(15μm)/O−PEフィ
ルム(20μm)/LDPE(20μm)/EVA(2
0μm)の5層構成からなる実施例5の包装材料を作製
した(図2参照)。
【0031】〈比較例1〉実施例1において、PETフ
ィルムとO−PEフィルムの複合フィルムのO−PEフ
ィルム面と、L−LDPEフィルムを溶融押し出し法に
よりラミネートする代わりに、ウレタン樹脂系接着剤を
用いてドライラミネートした以外は、実施例1と同じ材
料・方法を用いて、PETフィルム(12μm)/接着
剤/O−PEフィルム(20μm)/接着剤/L−LD
PEフィルム(30μm)の3層構成からなる比較例1
の包装材料を作製した。
【0032】〈比較例2〉実施例4において、OPPフ
ィルム(20μm)/AC/LDPE(15μm)/O
−PEフィルム(20μm)からなる複合フィルムのO
−PEフィルム面に、溶融押し出し法により(押し出し
温度;320°C)LDPE樹脂を厚さ40μmで押し
出しラミネートする代わりに、L−LDPE樹脂であ
る、SC00100(三井化学株式会社製、密度;0.
900g/cm3 )を溶融押し出し法により(押し出し
温度;300°C)厚さ40μmで押し出しラミネート
した以外は、実施例3と同じ材料・方法により、OPP
フィルム(20μm)/AC/LDPE(15μm)/
O−PEフィルム(20μm)/L−LDPE樹脂(4
0μm)からなる4層構成の比較例2の包装材料を作製
した。
【0033】こうして作製した実施例5種類、比較例2
種類、合計7種類の包装材料の開封性を下記の方法によ
り測定・観察した。その結果を表1に示す。 開封性測定方法 ‥ 縦10cm、横10cmのピロー
包装袋を作製し、袋の中に菓子を詰めた。ピロー包装袋
のシール部分の一端に開封用のノッチを入れ、ノッチよ
り袋を開封し、開封感を官能的に評価した。 ○ : 容易に開封可能。開封面の外観も良好 × : ヒートシール樹脂の伸びによる引き裂き抵抗あ
り。または、開封面にフィルムのささくれ発生し、外観
低下
【0034】
【表1】
【0035】このように、基材フィルム、一軸延伸フィ
ルム、ヒートシール性樹脂フィルムが順次積層された包
装材料の、少なくとも一軸延伸フィルムとヒートシール
性樹脂フィルムの間、好ましくは、基材フィルムと一軸
延伸フィルムの間にも高圧法により作製された密度が
0.910〜0.929g/cm3 の低密度ポリエチレ
ン樹脂層を溶融押し出し法により介在させた包装材料
は、易開封性があり、かつ、引き裂き面にささくれ状が
あらわれず、きれいに開封できる。
【0036】
【発明の効果】上記のように、本発明の易開封性包装材
料を用いて包装袋等を作製することにより、容易に真っ
直ぐに開封でき、中身が取り出しやすく、さらに開封し
た際の切り口もきれいな包装袋を提供することができ
る。バリアフリー包装材料として有用で、広範な分野に
利用が可能な包装材料である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性包装材料の一実施例を示す、
断面説明図である。
【図2】本発明の易開封性包装材料の別の実施例を示
す、断面説明図である。
【図3】本発明の易開封性包装材料のさらに別の実施例
を示す、断面説明図である。
【符号の説明】
10‥‥易開封性包装材料 11‥‥基材フィルム 12‥‥一軸延伸フィルム 13‥‥ヒートシール性樹脂フィルム 14‥‥低密度ポリエチレン樹脂層
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 AB41 AB81 BA12A BB14A BB15A BB18A BB25A CA24 EA06 EA11 EB10 3E086 AC16 AD01 BA04 BA15 BA33 BB51 CA01 CA28 CA31 4F100 AK01B AK01C AK03B AK04B AK06C AK06D AK06E AK41A AK51G AT00A BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C CB00 EH17 EJ37B GB15 GB16 GB23 GB66 JA13D JA13E JL12C JL14 YY00D YY00E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム、一軸延伸フィルム、ヒート
    シール性樹脂フィルムが順次積層された易開封性包装材
    料において、 前記一軸延伸フィルムとヒートシール性樹脂フィルムと
    の間に、密度が0.910〜0.929g/cm3 の低
    密度ポリエチレン樹脂層を溶融押し出し法により介在さ
    せたことを特徴とする、易開封性包装材料。
  2. 【請求項2】基材フィルム、一軸延伸フィルム、ヒート
    シール性樹脂フィルムが順次積層された易開封性包装材
    料において、 前記基材フィルムと一軸延伸フィルムとの間、及び一軸
    延伸フィルムとヒートシール性樹脂フィルムとの間に、
    密度が0.910〜0.929g/cm3 の低密度ポリ
    エチレン樹脂層を溶融押し出し法により介在させたこと
    を特徴とする、易開封性包装材料。
  3. 【請求項3】前記一軸延伸フィルムがポリオレフィン系
    樹脂フィルムから成ることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の易開封性包装材料。
  4. 【請求項4】前記低密度ポリエチレン樹脂層の厚さは、
    1〜60μm、より好ましくは5〜40μmであること
    を特徴とする、請求項1、2又は3記載の易開封性包装
    材料。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の易開封性包
    装材料を用いて作製した包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012514A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 凸版印刷株式会社 易開封性パウチ及びその製造方法

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