JP2003033243A5

JP2003033243A5 - 航空機のための座席

Info

Publication number: JP2003033243A5
Application number: JP2002128796A
Authority: JP
Filing date: 2002-04-30
Publication date: 2005-09-15

Description

航空機の座席は固定された構造体（以下、固定構造体）１を備え、この固定構造体１は、フック形状要素２と、脚部として知られる要素３とを含んでおり、両要素は点４で交差している。
背もたれ６及び調整可能な座板７は固定構造体１に取り付けられている。

第１の実施形態（図３参照）によれば、背もたれ６及び座板７の並進運動はそれぞれスライド装置（滑動装置）１０、１１によって案内されている。背もたれ６及び座板７は背もたれ及び座板の構造の一部を形成する２つの平行なスライド装置を備えることが可能である。

「休息」位置への運動の際に、背もたれ６の後方への傾斜及び座板７の下方への傾斜が軸のジャック２０によって制御される。
第２の実施形態による座席の機能は、当該実施形態には設けられていない腰支え８の調整を除いて、既に記載された座席の機能と類似である。

Claims

調整可能な座板（７）及び背もたれ（６）が固定される固定された構造体を備える航空機のための座席であって、該座席は、
−予め定められた小さいサイズの乗客に適した第１の極端位置（Ａ）と、
−予め定められた大きいサイズの乗客に適した第２の極端位置（Ｂ）と、
−中間のサイズの乗客に適した２つの極端位置（Ａ、Ｂ）の間の中間位置（Ｃ）との間で前記座板（７）の運動を制御するための第１の制御手段を備え、任意の位置において、
−前記背もたれ（６）と前記座板（７）の前縁端（７ａ）との間の距離（ｄ１、ｄ２、ｄ３）が、前記座席上で着座姿勢をとり且つ前記位置の１つに対応するサイズである前記乗客の背中の基部と膝の窪んだ部分との間の距離に対応すると同時に、
−前記座板の前記前縁端（７ａ）と床（５）との間の距離（ａ１、ａ２、ａ３）が、前記位置に対応するサイズの前記乗客の膝の窪んだ部分と足裏との間の距離に対応するようになっていることを特徴とする座席。
前記背もたれ（６）が腰支え（８）を備え、該腰支えは、前記背もたれ（６）に対して固定されており、任意の位置において、前記座板（７）と前記腰支えの中央との間の距離（ｂ１、ｂ２、ｂ３）が前記位置に対応するサイズの乗客の臀部と腰部領域の中央との間の距離に対応するように、前記第１の制御手段によって前記座板（７）と同時に調整可能となっていることを特徴とする、請求項１に記載の座席。
前記背もたれ（６）及び前記座板（７）の並進運動がそれぞれスライド装置（１０、１１）によって案内されていることを特徴とする、請求項２に記載の座席。
前記座席は、作動器（１３）を備えており、該作動器（１３）の出口軸（１４）は、前記座席に対して横断方向に延び、接続ロッド（１６）によって前記背もたれの並進スライド装置（１０）の本体に関節状に結合されこれに連結されている上側アーム（１５）と、他の接続ロッド（１８）によって前記座板（７）に関節状に結合されこれに連結されている下側アーム（１７）とを支持していることを特徴とする、請求項３に記載の座席。
前記座板（７）が入れ子状になっており、該座板（７）の後縁端が前記背もたれ（６）と一体的になった軸（１４ａ）周りに関節状に結合され、該座板（７）の前縁端（７ａ）が前記固定された構造体（１）に対して上方及び前方へ向かってスライド運動するように配置され、前記座板が該座板（７）の入れ子式動作を保証するように構成された作動器（１３）を備えていることを特徴とする、請求項１に記載の座席。
前記作動器（１３）が、前記座板（７）の前縁端（７ａ）に配置されており、ラック（３０ｂ）と関連付けられている作動ピニオン（３０ａ）を含んでいることを特徴とする、請求項５に記載の座席。
前記背もたれ（６）が腰支え（８）を備え、該腰支え（８）は、前記背もたれ（６）に対して固定されており、前記座板（７）と独立して調整され得ることを特徴とする、請求項１又は請求項６に記載の座席。
前記座板（７）の持ち上げ運動が前記座板の前縁端（７ａ）に隣接して位置する２つの固定されたスライド装置（１２）によって制御され、該スライド装置（１２）は、前記座板の前縁端と協働して、前記座板（７）が前方へ並進する際に前記座板を傾き約４５°で持ち上げるようになっていることを特徴とする、請求項３から請求項７の何れか一項に記載の座席。
前記極端位置（Ａ、Ｂ）は、該極端位置並びに前記中間位置が前記乗客の身長の約９５％に適合するように決定されることを特徴とする、請求項１から請求項８の何れか一項に記載の座席。
前記座席は、前記背もたれが後方へ僅かに傾けられ且つ前記座板（７）が下方へ僅かに傾けられた第１の「離着陸」位置と、前記背もたれ（６）がさらに後方へ傾けられ且つ前記座板（７）がさらに下方へ傾けられた「休息」位置（Ｒ１、Ｒ２、・・・）との間で、前記背もたれ（６）及び前記座板（７）の運動を同時に制御するための第２の制御手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項１から請求項９の何れか一項に記載の座席。
前記第２の制御手段は前記第１の制御手段と独立しており、前記第２の制御手段の作動が、前記第１の制御手段の作動によって得られた前記乗客のサイズに適合した調整を変更させることがないようになっていることを特徴とする、請求項１０に記載の座席。
前記背もたれ（６）がその下側部分においてジャッキ（２０）の本体に接続されており、該ジャッキ（２０）のロッドが前記座席の前記構造体（１）に関節状に結合、固定されていることを特徴とする、請求項１１に記載の座席。
前記制御手段が手動で又はモータによって駆動されることを特徴とする、請求項１から請求項１２の何れか一項に記載の座席。
前記背もたれ（６）が、前記乗客のサイズに従って、前記背もたれ（６）と独立して手動で又はモータによって駆動される調整可能な頭支えを備えていることを特徴とする、請求項１から請求項１３の何れか一項に記載の座席。
前記座席が、前記乗客のサイズに合わせて調整され得るレッグレスト（９）を備え、該レッグレストの傾きが手動で又はモータで駆動される手段によって調整され得ることを特徴とする、請求項１から請求項１４の何れか一項に記載の座席。