JP2003033074A - 同期電動機の制御方法及び制御装置 - Google Patents

同期電動機の制御方法及び制御装置

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JP2003033074A
JP2003033074A JP2001209395A JP2001209395A JP2003033074A JP 2003033074 A JP2003033074 A JP 2003033074A JP 2001209395 A JP2001209395 A JP 2001209395A JP 2001209395 A JP2001209395 A JP 2001209395A JP 2003033074 A JP2003033074 A JP 2003033074A
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synchronous motor
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English (en)
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Soki Kaku
双暉 郭
Ryuichi Oguro
龍一 小黒
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリングタイムが短縮される際も、エン
コーダの分解能を上げなくても良好な即応性及びロバス
ト性を得られる同期電動機の制御方法を提供する。 【解決手段】 同期電動機が実指令θrefに近づくよ
うに、電力変換回路に適切な実電圧指令Vuref、・
・・を提供する同期電動機の制御方法であって、実指令
θrefと回転子の実位置θと推定速度wとに基づいて
機械制御演算を行い、トルク指令Trefを提供し、回
転子の実位置θを用いて、同期電動機電流Iu、Iv、
Iwを回転子磁束ベクトルに同期して回転する回転座標
軸上のd軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変換し、実
位置θとトルク指令Trefとd軸実電流Idとq軸実
電流Iqとに基づいて演算を行い、d軸電圧指令Vdr
efとq軸電圧指令Vqrefとを提供し、実位置θを
用いて、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqr
efとを実電圧指令Vuref、・・・に変換し、q軸
実電流Iqとq軸電圧指令Vqrefとに基づいて推定
速度wを推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、工作機械
におけるテーブルやロボットのアームのような負荷機械
を駆動するリニアモータや同期電動機の制御方法及び制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同期電動機の制御装置は、次のよ
うな同期電動機の制御装置であった。以下、簡単に図3
を用いて説明する。図3において、1は同期電動機、2
は実位置観測器、3は実電流観測部、4は電力変換回
路、5は第2座標変換回路、6は第1座標変換回路、7
は電流制御部、8は機械制御部、11は微分器である。
実電流観測部3は、同期電動機1の2相以上の電流を観
測し、実電流Iu、Iv、Iwを提供する。実位置観測
器2はエンコーダのようなもので、同期電動機1の回転
子の実位置θを提供する。第1座標変換器6は、前記実
位置θと実電流Iu、Iv、Iwとに基づいて前記同期
電動機の回転子磁束ベクトルに同期して回転する回転座
標軸上のd軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変換す
る。第2座標変換器5は、前記実位置θを用いて、d軸
電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqrefとを実電
圧指令Vuref、Vvref、Vwrefに変換し、
電力変換回路4に提供するする。電流制御部7は、前記
トルク指令Trefと前記d軸実電流Idと前記q軸実
電流Iqと前記実位置θとに基づいて電流制御演算を行
い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqref
とを提供する。微分器11は、前記実位置θに基づいて
推定速度wを生成する。例えば、次のような方法は一般
的である。 w(k)=(θ(k)−θ(k−1))/T (1) ただし、Tはサンプリングタイム、・(k)は時刻k*
T時の信号値である。機械制御部8は、前記実指令θr
efと前記同期電動機の回転子の実位置θと推定速度w
とに基づいて機械制御演算を行い、トルク指令Tref
を提供する。機械制御部8に前記実位置θ、と推定速度
wを提供することによって、前記実指令θrefに対し
て、同期電動機1が安定かつ快速に応答することが可能
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の同期電動機の制御装置において、前記実位置θは量
子化されたものであり、θ(k)に量子化誤差が存在す
る。すなわち、 wm(k)≠w(k) (2) となる。ただし、wmは同期電動機の実速度である。例
えば、10000パルス/回転のエンコーダで実位置θ
の最高位置精度は1/10000回転である。サンプリ
ングタイムが100μsである場合、wの分解能は1パ
ルス/100μsとなり、10000パルス/sとな
り、60rpmとなる。サンプリングタイムが10μs
である場合、wの分解能は1パルス/10μsとなり、
100000パルス/sとなり、600rpmとなる。
従って、同一のエンコーダに対して、サンプリングタイ
ムの短縮によって、wの分解能は著しく低下してしま
う。よって、機械制御部8で生成されたトルク指令Tr
efに振動成分が大きくなり、速度ゲインを高く設定す
ることができなくなり、同期電動機の即応性が低下して
しまうという問題がある。この問題を解決するために、
従来は、エンコーダの分解能を上げることを行ってい
た。しかし、エンコーダの分解能を上げることは、コス
トがかかるので、問題がある。従って、この発明の目的
は、サンプリングタイムが短縮される際も、エンコーダ
の分解能を上げなくても、良好な即応性及びロバスト性
を得られる同期電動機の制御方法及び制御装置を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の同期電動機の制御方法の発明は、電
力変換回路により給電される同期電動機が実指令θre
fに近づくように、前記電力変換回路に適切な実電圧指
令Vuref、Vvref、Vwrefを提供する同期
電動機の制御方法であって、前記実指令θrefと前記
同期電動機の回転子の実位置θと推定速度wとに基づい
て機械制御演算を行い、トルク指令Trefを提供し、
同期電動機の回転子の実位置θを用いて、同期電動機に
流れる電流Iu、Iv、Iwを回転子磁束ベクトルに同
期して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸
実電流Iqに変換し、前記実位置θと前記トルク指令T
refと前記d軸実電流Idと前記q軸実電流Iqとに
基づいて電流制御演算を行い、d軸電圧指令Vdref
とq軸電圧指令Vqrefとを提供し、前記実位置θを
用いて、前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸電圧指
令Vqrefとを実電圧指令Vuref、Vvref、
Vwrefに変換し、前記q軸実電流Iqと前記q軸電
圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定するこ
とを特徴とするものである。上記の同期電動機の制御方
法によれば、サンプリングタイムが短縮される際も、エ
ンコーダの分解能を上げなくても、良好な即応性及びロ
バスト性を得られる。
【0005】請求項2記載の同期電動機の制御方法の発
明は、電力変換回路により給電される同期電動機が実指
令θrefに近づくように、前記電力変換回路に適切な
実電圧指令Vuref、Vvref、Vwrefを提供
する同期電動機の制御方法であって、前記実指令θre
fと前記同期電動機の回転子の実位置θと推定速度wと
に基づいて機械制御演算を行い、トルク指令Trefを
提供し、同期電動機の回転子の実位置θを用いて、同期
電動機に流れる電流Iu、Iv、Iwを回転子磁束ベク
トルに同期して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id
及びq軸実電流Iqに変換し、前記実位置θと前記トル
ク指令Trefと前記d軸実電流Idと前記q軸実電流
Iqとに基づいて電流制御演算を行い、d軸電圧指令V
drefとq軸電圧指令Vqrefとを提供し、前記実
位置θを用いて、前記d軸電圧指令Vdrefと前記q
軸電圧指令Vqrefとを実電圧指令Vuref、Vv
ref、Vwrefに変換し、前記d軸実電流Idと前
記q軸実電流Iqと前記d軸電圧指令Vdrefと前記
q軸電圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定
することを特徴とするものである。上記同期電動機の制
御方法によれば、サンプリングタイムが短縮される際
も、エンコーダの分解能を上げなくても、良好な即応性
及びロバスト性を得られる。また、推定速度wの推定精
度がより高くなるので、機械制御部の制御ゲインをより
高く設定することができる。請求項3記載の同期電動機
の制御装置の発明は、電力変換回路4により給電される
同期電動機1が実指令θrefに近づくように、前記電
力変換回路4に適切な実電圧指令Vuref、Vvre
f、Vwrefを提供する同期電動機の制御装置であっ
て、前記同期電動機1の実位置θを提供する実位置観測
器2と、前記同期電動機1の2相以上の電流を観測し、
実電流Iu、Iv、Iwを提供する実電流観測部3と、
前記実位置θと実電流Iu、Iv、Iwとに基づいて前
記同期電動機の回転子磁束ベクトルに同期して回転する
回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変
換する第1座標変換回路6と、前記実指令θrefと前
記同期電動機の回転子の実位置θと推定速度wとに基づ
いて機械制御演算を行い、トルク指令Trefを提供す
る機械制御部8と、前記トルク指令Trefと前記d軸
実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記実位置θとに基
づいて電流制御演算を行い、d軸電圧指令Vdrefと
q軸電圧指令Vqrefとを提供する電流制御部7と、
前記実位置θと前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸
電圧指令Vqrefとに基づいて実電圧指令Vure
f、Vvref、Vwrefを提供する第2座標変換回
路5と、前記q軸実電流Iqと前記q軸電圧指令Vqr
efとに基づいて推定速度wを推定する第1速度推定部
9とを有することを特徴とするものである。上記同期電
動機の制御装置によれば、サンプリングタイムが短縮さ
れる際も、エンコーダの分解能を上げなくても、良好な
即応性及びロバスト性を得られる。
【0006】請求項4記載の同期電動機の制御装置の発
明は、電力変換回路4により給電される同期電動機1が
実指令θrefに近づくように、前記電力変換回路4に
適切な実電圧指令Vuref、Vvref、Vwref
を提供する同期電動機の制御装置において、前記同期電
動機1の実位置θを提供する実位置観測器2と、前記同
期電動機1の2相以上の電流を観測し、実電流Iu、I
v、Iwを提供する実電流観測部3と、前記実位置θと
実電流Iu、Iv、Iwとに基づいて前記同期電動機の
回転子磁束ベクトルに同期して回転する回転座標軸上の
d軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変換する第1座標
変換回路6と、前記実指令θrefと前記同期電動機の
回転子の実位置θと推定速度wとに基づいて機械制御演
算を行い、トルク指令Trefを提供する機械制御部8
と、前記トルク指令Trefと前記d軸実電流Idと前
記q軸実電流Iqと前記実位置θとに基づいて電流制御
演算を行い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令V
qrefとを提供する電流制御部7と、前記実位置θと
前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸電圧指令Vqr
efとに基づいて実電圧指令Vuref、Vvref、
Vwrefを提供する第2座標変換回路5と、前記d軸
実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記d軸電圧指令V
drefと前記q軸電圧指令Vqrefとに基づいて推
定速度wを推定する第2速度推定部10とを有すること
を特徴とするものである。上記同期電動機の制御装置に
よれば、サンプリングタイムが短縮される際も、エンコ
ーダの分解能を上げなくても、良好な即応性及びロバス
ト性を得られる。また、推定速度wの推定精度がより高
くなるので、機械制御部の制御ゲインをより高く設定す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の同
期電動機の制御装置および制御方法について図1に基づ
いて説明する。以下、同期電動機の制御装置は同期電動
機の制御方法の一実施形態である。図1に示すように、
この実施の形態の同期電動機の制御装置は、電力変換回
路4により給電される同期電動機1が実指令θrefに
近づくように、前記電力変換回路4に適切な実電圧指令
Vuref、Vvref、Vwrefを提供する同期電
動機の制御装置であって、前記同期電動機1の実位置θ
を提供する実位置観測器2と、前記同期電動機1の2相
以上の電流を観測し、実電流Iu、Iv、Iwを提供す
る実電流観測部3と、前記実位置θと実電流Iu、I
v、Iwとに基づいて前記同期電動機の回転子磁束ベク
トルに同期して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id
及びq軸実電流Iqに変換する第1座標変換回路6と、
前記実指令θrefと前記同期電動機の回転子の実位置
θと推定速度wとに基づいて機械制御演算を行い、トル
ク指令Trefを提供する機械制御部8と、前記トルク
指令Trefと前記d軸実電流Idと前記q軸実電流I
qと前記実位置θとに基づいて電流制御演算を行い、d
軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqrefとを提
供する電流制御部7と、前記実位置θと前記d軸電圧指
令Vdrefと前記q軸電圧指令Vqrefとに基づい
て実電圧指令Vuref、Vvref、Vwrefを提
供する第2座標変換回路5と、前記q軸実電流Iqと前
記q軸電圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推
定する第1速度推定部9とから構成されている。同期電
動機1、実位置観測器2、実電流観測部3、電力変換回
路4、第2座標変換器5、第1座標変換器6、電流制御
部7、機械制御部8は従来装置のものと同一である。第
1速度推定部9において、推定速度wを次のように生成
する。ただし、sは微分演算子、Rqはq軸等価抵抗、
Lqはq軸等価インタクタンスを示す。Lq1、Lq2
は電流オブザーバのゲインであり、極配置で設定すれば
よい。ただし、Iqobはq軸推定電流、Vqobはq
軸推定電圧外乱。 Iqob*s=−Rq*Iqob/Lq+Lq1*(Iq−Iqob) +(Vqob+Vqref)/Lq (3) Vqob*s=Lq2*(Iqfb−Iqob) (4) w=―Vqob/φ (5) この第1の実施の形態の同期電動機の制御装置によれ
ば、微分器11の代わりに、第1速度推定部で前記q軸
実電流Iqと前記q軸電圧指令Vqrefとに基づいて
推定速度wを推定することによって、推定速度wの精度
は実位置θの分解能などに直接依存しなくなる。従っ
て、サンプリングタイムが短縮される際も、エンコーダ
の分解能を上げなくても、良好な即応性及びロバスト性
を得られる。
【0008】この発明の第2の実施の形態の同期電動機
の制御装置および制御方法について図2に基づいて説明
する。以下、同期電動機の制御装置は同期電動機の制御
方法の一実施形態である。図2に示すように、この実施
の形態の同期電動機の制御装置は電力変換回路4により
給電される同期電動機1が実指令θrefに近づくよう
に、前記電力変換回路4に適切な実電圧指令Vure
f、Vvref、Vwrefを提供する同期電動機の制
御装置であって、前記同期電動機1の実位置θを提供す
る実位置観測器2と、前記同期電動機1の2相以上の電
流を観測し、実電流Iu、Iv、Iwを提供する実電流
観測部3と、前記実位置θと実電流Iu、Iv、Iwと
に基づいて前記同期電動機の回転子磁束ベクトルに同期
して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸実
電流Iqに変換する第1座標変換回路6と、前記実指令
θrefと前記同期電動機の回転子の実位置θと推定速
度wとに基づいて機械制御演算を行い、トルク指令Tr
efを提供する機械制御部8と、前記トルク指令Tre
fと前記d軸実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記実
位置θとに基づいて電流制御演算を行い、d軸電圧指令
Vdrefとq軸電圧指令Vqrefとを提供する電流
制御部7と、前記実位置θと前記d軸電圧指令Vdre
fと前記q軸電圧指令Vqrefとに基づいて実電圧指
令Vuref、Vvref、Vwrefを提供する第2
座標変換回路5と、前記d軸実電流Idと前記q軸実電
流Iqと前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸電圧指
令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定する第2速
度推定部10とから構成されている。第2速度推定部1
0において、推定速度wを次のように生成する。ただ
し、Rdはd軸等価抵抗、Ldはd軸等価インタクタン
スを示す。Ld1、Ld2は電流オブザーバのゲインで
あり、極配置で設定すればよい。Idobはd軸推定電
流、Vdobはd軸推定電圧外乱。 Idob*s=−Rd*Idob/Ld+Ld1*(Id−Idob) −w*Iqob*Lq/Ld+(Vdref+Vdob)/Ld (6) Vdob*s=Ld2*(Id−Idob) (7) Iqob*s=−Rq*Iqob/Lq+Lq1*(Iq−Iqob) +w*Idob*Ld/Lq+(Vqob+Vqref)/Lq (8) Vqob*s=Lq2*(Iq−Iqob) (9) w=―Vqob/φ (10)
【0009】この第2の実施の形態の同期電動機の制御
装置によれば、微分器11の代わりに、第2速度推定部
10で前記d軸実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記
d軸電圧指令Vdrefと前記q軸電圧指令Vqref
とに基づいて推定速度wを推定することによって、推定
速度wの精度は実位置θの分解能などに直接依存しなく
なる。従って、サンプリングタイムが短縮される際も、
エンコーダの分解能を上げなくても、良好な即応性及び
ロバスト性を得られる。また、第2速度推定部10は、
第1速度推定部9よりも、推定速度wの推定精度がより
高くなるので、機械制御部の制御ゲインをより高く設定
することができる。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の同期電動機の制御方法に
よれば、第1速度推定部で前記q軸実電流Iqと前記q
軸電圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定す
ることによって、推定速度wの精度は実位置θの分解能
などに直接依存しなくなる。従って、サンプリングタイ
ムが短縮される際も、エンコーダの分解能を上げなくて
も、良好な即応性及びロバスト性を得られる。請求項2
記載の同期電動機の制御方法によれば、d軸実電流Id
とq軸実電流Iqとd軸電圧指令Vdrefとq軸電圧
指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定すること
によって、推定速度wの精度は実位置θの分解能などに
直接依存しなくなる。従って、サンプリングタイムが短
縮される際も、エンコーダの分解能を上げなくても、良
好な即応性及びロバスト性を得られる。また、d軸実電
流Idとq軸実電流Iqとd軸電圧指令Vdrefとq
軸電圧指令Vqrefとを利用することによって、推定
速度wの推定精度がより高くなるので、機械制御部の制
御ゲインをより高く設定することができる。請求項3記
載の同期電動機の制御装置によれば、微分器11の代わ
りに、第1速度推定部で前記q軸実電流Iqと前記q軸
電圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定する
ことによって、推定速度wの精度は実位置θの分解能な
どに直接依存しなくなる。従って、サンプリングタイム
が短縮される際も、エンコーダの分解能を上げなくて
も、良好な即応性及びロバスト性を得られる。請求項4
記載の同期電動機の制御装置によれば、微分器11の代
わりに、第2速度推定部10で前記d軸実電流Idと前
記q軸実電流Iqと前記d軸電圧指令Vdrefと前記
q軸電圧指令Vqrefとに基づいて推定速度wを推定
することによって、推定速度wの精度は実位置θの分解
能などに直接依存しなくなる。従って、サンプリングタ
イムが短縮される際も、エンコーダの分解能を上げなく
ても、良好な即応性及びロバスト性を得られる。また、
第2速度推定部10は、第1速度推定部9よりも、推定
速度wの推定精度がより高くなるので、機械制御部の制
御ゲインをより高く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の同期電動機の制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の同期電動機の制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来の同期電動機の制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1:同期電動機 2:実位置観測器 3:実電流観測部 4:電力変換回路 5:第2座標変換器 6:第1座標変換器 7:電流制御部 8:機械制御部 9:第1速度推定部 10:第2速度推定部 11:微分器
フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 AA07 BB04 DA07 DB12 DC12 EB01 RR03 UA01 XA02 XA04 XA05 XA12 XA13 5H576 AA17 BB09 DD02 DD07 EE01 EE11 FF07 GG01 GG02 GG04 HB02 JJ03 JJ04 JJ08 LL14 LL15 LL22 LL41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換回路により給電される同期電動
    機が実指令θrefに近づくように、前記電力変換回路
    に適切な実電圧指令Vuref、Vvref、Vwre
    fを提供する同期電動機の制御方法において、 前記実指令θrefと前記同期電動機の回転子の実位置
    θと推定速度wとに基づいて機械制御演算を行い、トル
    ク指令Trefを提供し、 同期電動機の回転子の実位置θを用いて、同期電動機に
    流れる電流Iu、Iv、Iwを回転子磁束ベクトルに同
    期して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸
    実電流Iqに変換し、 前記実位置θと前記トルク指令Trefと前記d軸実電
    流Idと前記q軸実電流Iqとに基づいて電流制御演算
    を行い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqr
    efとを提供し、 前記実位置θを用いて、前記d軸電圧指令Vdrefと
    前記q軸電圧指令Vqrefとを実電圧指令Vure
    f、Vvref、Vwrefに変換し、 前記q軸実電流Iqと前記q軸電圧指令Vqrefとに
    基づいて推定速度wを推定することを特徴とする同期電
    動機の制御方法。
  2. 【請求項2】 電力変換回路により給電される同期電動
    機が実指令θrefに近づくように、前記電力変換回路
    に適切な実電圧指令Vuref、Vvref、Vwre
    fを提供する同期電動機の制御方法において、 前記実指令θrefと前記同期電動機の回転子の実位置
    θと推定速度wとに基づいて機械制御演算を行い、トル
    ク指令Trefを提供し、 同期電動機の回転子の実位置θを用いて、同期電動機に
    流れる電流Iu、Iv、Iwを回転子磁束ベクトルに同
    期して回転する回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸
    実電流Iqに変換し、 前記実位置θと前記トルク指令Trefと前記d軸実電
    流Idと前記q軸実電流Iqとに基づいて電流制御演算
    を行い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqr
    efとを提供し、 前記実位置θを用いて、前記d軸電圧指令Vdrefと
    前記q軸電圧指令Vqrefとを実電圧指令Vure
    f、Vvref、Vwrefに変換し、 前記d軸実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記d軸電
    圧指令Vdrefと前記q軸電圧指令Vqrefとに基
    づいて推定速度wを推定することを特徴とする同期電動
    機の制御方法。
  3. 【請求項3】 電力変換回路4により給電される同期電
    動機1が実指令θrefに近づくように、前記電力変換
    回路4に適切な実電圧指令Vuref、Vvref、V
    wrefを提供する同期電動機の制御装置において、 前記同期電動機1の実位置θを提供する実位置観測器2
    と、 前記同期電動機1の2相以上の電流を観測し、実電流I
    u、Iv、Iwを提供する実電流観測部3と、 前記実位置θと実電流Iu、Iv、Iwとに基づいて前
    記同期電動機の回転子磁束ベクトルに同期して回転する
    回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変
    換する第1座標変換回路6と、 前記実指令θrefと前記同期電動機の回転子の実位置
    θと推定速度wとに基づいて機械制御演算を行い、トル
    ク指令Trefを提供する機械制御部8と、 前記トルク指令Trefと前記d軸実電流Idと前記q
    軸実電流Iqと前記実位置θとに基づいて電流制御演算
    を行い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqr
    efとを提供する電流制御部7と、 前記実位置θと前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸
    電圧指令Vqrefとに基づいて実電圧指令Vure
    f、Vvref、Vwrefを提供する第2座標変換回
    路5と、 前記q軸実電流Iqと前記q軸電圧指令Vqrefとに
    基づいて推定速度wを推定する第1速度推定部9と、を
    有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  4. 【請求項4】 電力変換回路4により給電される同期電
    動機1が実指令θrefに近づくように、前記電力変換
    回路4に適切な実電圧指令Vuref、Vvref、V
    wrefを提供する同期電動機の制御装置において、 前記同期電動機1の実位置θを提供する実位置観測器2
    と、 前記同期電動機1の2相以上の電流を観測し、実電流I
    u、Iv、Iwを提供する実電流観測部3と、 前記実位置θと実電流Iu、Iv、Iwとに基づいて前
    記同期電動機の回転子磁束ベクトルに同期して回転する
    回転座標軸上のd軸実電流Id及びq軸実電流Iqに変
    換する第1座標変換回路6と、 前記実指令θrefと前記同期電動機の回転子の実位置
    θと推定速度wとに基づいて機械制御演算を行い、トル
    ク指令Trefを提供する機械制御部8と、 前記トルク指令Trefと前記d軸実電流Idと前記q
    軸実電流Iqと前記実位置θとに基づいて電流制御演算
    を行い、d軸電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqr
    efとを提供する電流制御部7と、 前記実位置θと前記d軸電圧指令Vdrefと前記q軸
    電圧指令Vqrefとに基づいて実電圧指令Vure
    f、Vvref、Vwrefを提供する第2座標変換回
    路5と、 前記d軸実電流Idと前記q軸実電流Iqと前記d軸電
    圧指令Vdrefと前記q軸電圧指令Vqrefとに基
    づいて推定速度wを推定する第2速度推定部10と、を
    有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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