JP2003032327A - 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法 - Google Patents

電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法

Info

Publication number
JP2003032327A
JP2003032327A JP2001214392A JP2001214392A JP2003032327A JP 2003032327 A JP2003032327 A JP 2003032327A JP 2001214392 A JP2001214392 A JP 2001214392A JP 2001214392 A JP2001214392 A JP 2001214392A JP 2003032327 A JP2003032327 A JP 2003032327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
power capacity
battery
time
telephone terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001214392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2001214392A priority Critical patent/JP2003032327A/ja
Publication of JP2003032327A publication Critical patent/JP2003032327A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池の交換時期を正確に算出して蓄電池の
交換を適切に行うことのできる電話端末を提供する。 【解決手段】 WLL端末1は、通信部10、CPU1
1、不揮発性メモリ12、ニッケルカドミウム(Ni-c
d)電池やニッケル水素(Ni-MH)電池等のバッテリ1
3、主電源又はバッテリ13から必要な電圧を取り出し
て各部に供給する電源部14等により構成される。CP
U11は、WLL端末1の各部の機能を制御し、バッテ
リ13の充電状態を判定し、WLL端末1がバッテリ1
3により連続動作したときの継続時間(所要時間)を計
測し、バッテリ13の電力容量を算出し、バッテリ13
の電力容量の時間変化を算出し、電力容量の時間変化と
バッテリ13の交換時期として設定された電力容量の限
界値とバッテリ13の種類や使用環境に応じて設定され
た補正値とからバッテリ13の交換時期を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主電源からの電力
供給が停止した場合に、接続された蓄電池から供給され
る電力により動作する電話端末に関する。
【0002】
【従来の技術】WLL(Wireless Local Loop)端末
は、主電源(例えばライフラインとしての商用電源)か
らの電力供給が不安定な地域で用いられることが多い電
話端末である。そのため、WLL端末には蓄電池が搭載
されていて、停電によって主電源から電力が供給されな
い場合は蓄電池から供給される電力により動作するよう
になっている。しかし、蓄電池は使用期間が長くなるに
つれて電力容量が減少して、充分な電力を供給すること
ができなくなるので、新しい蓄電池と交換する必要があ
る。
【0003】従来、例えば特開平11−2670号公報
には、蓄電池の交換時期を予測する方法が提案されてい
る。この方法では、蓄電池を定期的に放電させて蓄電池
の電力容量を算出し、算出された電力容量値の時間変化
(減少傾向)から蓄電池の電力容量が設定値以下となる
時期を予測して蓄電池の交換時期を算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蓄電池に
は、使用時間に対して電力容量が一定の割合で減少する
のではなく、寿命が近づくにつれて急激に減少するとい
う特性がある。しかしながら、上記従来の方法では、蓄
電池の電力容量が直線的に減少するものとして予測して
いるため、蓄電池の交換時期を正確に算出することがで
きず、蓄電池の交換を適切に行うことができなかった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、蓄電池の交換時期を正確に算出し、蓄電池の交換
を適切に行うことのできる電話端末及び通信制御装置、
並びに蓄電池の交換時期算出方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、主電源からの電力供給が停止した場合に、接続され
た蓄電池から供給される電力により動作する電話端末に
おいて、前記蓄電池の充電状態を判定する充電状態判定
手段と、前記蓄電池が所定の充電状態である場合に、前
記電話端末が前記蓄電池の電力により動作を開始してか
ら前記蓄電池の放電により動作を停止するまでの連続動
作の所要時間を計測する計測手段と、前記所要時間と、
前記電話端末の動作電流値とから前記蓄電池の電力容量
を算出する電力容量算出手段と、算出された電力容量値
を、前記電話端末の連続動作中の時刻情報と関連付けて
記憶する電力容量記憶手段と、複数の前記電力容量値か
ら、前記蓄電池の電力容量の時間変化を算出し、さらに
前記蓄電池の交換時期として設定された電力容量の限界
値と所定の補正値とを用いて前記蓄電池の交換時期を算
出する交換時期算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記補正値は、前記蓄電池の種類又は
使用環境に基づいて設定された値であることを特徴とす
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記交換時期算出手段
は、最新の電力容量値と、他の電力容量値のうち1つと
から算出される電力容量の2点間時間変化を、2個以上
の前記他の電力容量値についてそれぞれ行い、各2点間
時間変化を平均して前記電力容量の時間変化を算出する
ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の発明において、所定の通信制御
装置から前記蓄電池の交換時期の送信要求を受信した場
合に、前記交換時期算出手段により算出された蓄電池の
交換時期を前記通信制御装置へ送信する送信手段を備え
たことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の電話端末に対し、前記蓄電池の交換時期の送信要求を
送信する送信手段と、前記電話端末から送信される前記
蓄電池の交換時期を受信する受信手段と、受信した前記
蓄電池の交換時期を閲覧可能に表示する表示手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、主電源からの電
力供給が停止した場合に、接続された蓄電池から供給さ
れる電力により動作する電話端末において、前記蓄電池
の充電状態を判定する処理と、前記蓄電池が所定の充電
状態である場合に、前記電話端末が前記蓄電池の電力に
より動作を開始してから前記蓄電池の放電により動作を
停止するまでの連続動作の所要時間を計測する処理と、
前記所要時間と、前記電話端末の動作電流値とから前記
蓄電池の電力容量を算出する処理と、算出された電力容
量値を、前記電話端末の連続動作中の時刻情報と関連付
けて記憶する処理と、複数の前記電力容量値から、前記
蓄電池の電力容量の時間変化を算出し、さらに前記蓄電
池の交換時期として設定された電力容量の限界値と所定
の補正値とを用いて前記蓄電池の交換時期を算出する処
理とを有することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記補正値は、前記蓄電池の種類又は
使用環境に基づいて設定された値であることを特徴とす
る。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項6又は請
求項7に記載の発明において、前記電力容量の時間変化
は、最新の電力容量値と、他の電力容量値のうち1つと
から算出される電力容量の2点間時間変化を、2個以上
の前記他の電力容量値についてそれぞれ行い、各2点間
時間変化を平均して算出することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、一般的に、蓄電池の
電力容量は、蓄電池が完全に充電された状態から放電を
開始して、電力の供給ができなくなるまで放電するまで
の経過時間と、放電時の放電電流とを求めることで正確
に算出することができる。従って、本発明では、好まし
くは、充電状態の蓄電池により電話端末を動作させてか
ら、電話端末が完全に動作を停止するまで蓄電池を放電
させたときの所要時間を計測して蓄電池の電力容量を算
出し、蓄電池による電話端末の動作中に主電源からの電
力供給が再開された場合には、所要時間の計測等は行わ
ないようにする。図1は本発明の一実施形態によるWL
L端末及び基地局を用いたWLL(Wireless Local Loo
p)システム全体の構成を示したブロック図である。こ
の図において、本システムはWLL端末1(電話端
末)、WLL端末1と無線により通信接続する基地局2
(通信制御装置)、基地局2と通信可能に接続された有
線電話回線網50、有線電話回線網50と通信接続する
有線電話端末60とから構成される。また、WLL端末
1は、例えば電力会社などから供給される商用電源を主
電源として動作する。
【0015】WLL端末1は、通信部10(送信手
段)、CPU11(充電状態判定手段、計測手段、電力
容量算出手段、交換時期算出手段)、不揮発性メモリ1
2(電力容量記憶手段)、ニッケルカドミウム(Ni-c
d)電池やニッケル水素(Ni-MH)電池等のバッテリ13
(蓄電池)、主電源又はバッテリ13から必要な電圧を
取り出して各部に供給する電源部14、WLL端末1の
各種状態を表示する表示部15、発信時のダイヤル入力
等に使用する操作部16、音声通話時の音声を入力する
マイク17及び音声を出力するスピーカ18から構成さ
れ、停電により主電源から電力が供給されない場合はバ
ッテリ13から供給される電力により動作(以下、バッ
クアップ動作という)する無線端末である。また、バッ
クアップ動作中または、バッテリ13が放電してバック
アップ動作が停止した場合に、主電源からの電力供給が
再開された場合には、主電源による通常動作に戻る。な
お、バッテリ13は主電源から供給される電力により充
電される。
【0016】通信部10は、無線通信により基地局2と
各種データを送受信するもので、受信した基地局2から
の送信要求に応じてバッテリ13の交換時期を送信す
る。CPU11は、WLL端末1の各部の機能を制御す
る制御部で、バッテリ13の充電状態を判定する機能
と、WLL端末1がバッテリ13により連続動作したと
きの継続時間(所要時間)を計測するタイマ及び連続動
作中の時刻情報を取得するための時計機能と、バッテリ
13の電力容量を算出する機能と、バッテリ13の電力
容量の時間変化を算出する機能と、電力容量の時間変化
とバッテリ13の交換時期として設定された電力容量の
限界値とバッテリ13の種類や使用環境に応じて設定さ
れた補正値とからバッテリ13の交換時期を算出する機
能とを有する。なお、CPU11は専用のハードウェア
により実現するものであってもよく、また、メモリ及び
CPU(中央演算装置)により構成され、上記機能を実
現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロード
して実行することによりその機能を実現させるものであ
ってもよい。不揮発性メモリ12は、バッテリ13の電
力容量を記憶する記憶部で、WLL端末1のバッテリ1
3による連続動作中の時刻情報(例えば連続動作の開始
時刻)と関連付けてバッテリ13の電力容量を記憶す
る。また、このメモリ12には、CPU11によりバッ
テリ13による連続動作の継続時間や交換時期等が適宜
記憶される。
【0017】基地局2は、WLL端末1からの発信要求
を受けて所定の接続先と通信可能に接続する通信制御装
置で、WLL端末1へバッテリ13の交換時期の送信要
求を送信し、これに応じてWLL端末1から送信される
バッテリ13の交換時期を受信する通信部20(送信手
段、受信手段)と、受信したバッテリ13の交換時期を
閲覧可能に表示する表示部21(表示手段)と、基地局
2の各部の機能を制御する制御部22から構成される。
【0018】以下、本システムの動作について図面を参
照して説明する。 a)バックアップ動作の継続時間(所要時間)の計測 図2は、WLL端末1のバックアップ動作時間の計測動
作を示したフロー図である。まず、CPU11は主電源
によるバッテリ13の最前の充電開始時から現在時刻ま
での充電時間の実測値と、予めバッテリ13が完全に充
電されると見なした設定時間とを比較して、バッテリ1
3が完全に充電されているかどうかを判定する(ステッ
プS1)。ここで、上記実測値が設定値よりも大きいと
き、CPU11はバッテリ13が完全に充電されている
と判定し(YES)、次いで、主電源から供給される電
圧の実測値と主電源の電力供給停止と見なす閾値(例え
ばAC80V)とを比較して、主電源からの電力供給が
停止したかどうかを判定する(ステップS2)。主電源
の電圧の実測値が閾値(例えばAC80V)以下のと
き、CPU11は主電源からの電力供給が停止したと判
定し(YES)、バッテリ13から電源部14に電力を
供給してバックアップ動作を開始する(ステップS
3)。そして、CPU11はバックアップ動作を開始し
てから停止するまでの継続時間を、タイマを起動して計
測するとともに、当該動作中の時刻情報(例えば当該動
作の開始時刻、終了時刻、あるいは開始〜終了の中間の
時刻等、一定の規則に従っていれば何でもよい)を取得
して不揮発性メモリ12に書き込む(ステップS4)。
以後、CPU11は、定期的に(例えば1分間隔で)ス
テップ2の処理と同様な比較を行い、比較結果に基づい
てバックアップ動作中かどうかを判定する(ステップS
5)。バックアップ動作中と判定された場合(YE
S)、CPU11は当該判定時における最新の継続時間
を不揮発性メモリ12に書き込む(ステップS6)。な
お、バッテリ13の放電によりバックアップ動作が停止
すると、CPU11を含むWLL端末1の全ての動作は
停止して(ステップS7)、継続時間の計測は終了す
る。継続時間は不揮発性メモリ12に記憶されているの
で、バックアップ動作の停止によりWLL端末1の全て
の動作が停止した場合でも失われることはない。
【0019】なお、ステップS1又はステップS2で
「NO」の場合はステップS1の処理に戻る。また、主
電源からの電力供給の再開によりバックアップ動作が停
止した場合(ステップS5で「NO」)、前述のよう
に、これにより得られた継続時間からはバッテリ13の
電力容量を正確に算出することができないので、CPU
11は不揮発性メモリ12に記憶された継続時間と上記
時刻情報とを破棄して(ステップS5a)、ステップS
1の処理に戻る。
【0020】b)バッテリ13の電力容量の算出 図3は、バッテリ13の電力容量の算出動作を示したフ
ロー図である。バックアップ動作が停止した後、主電源
からの電源供給の再開によりWLL端末1が動作を開始
すると(ステップS11)、CPU11は不揮発性メモ
リ12から、バックアップ動作が停止する前に記憶され
た最新の継続時間を取得する(ステップS12)。そし
て、取得した継続時間に対し、予め設定されたWLL端
末1の動作電流値を乗じて、バッテリ13の電力容量を
算出する(ステップS13)。この動作電流値は、予め
実際の使用環境下において測定した値を用いるとよい。
また、通話時と待機時とでそれぞれ動作電流値を設定し
てもよい。後者の場合、バックアップ動作の経過時間の
計測もそれぞれ行い、動作状態別に電力容量を算出した
後に合算してバッテリ13の電力容量値を求めるように
する。このようにすることで、通話時と待機時とで動作
電流値が大きく変化する場合でもより正確にバッテリ1
3の電力容量値の算出が可能になる。CPU11は、算
出した電力容量値と、前記時刻情報(例えばバックアッ
プ動作の開始時刻)とを関連付けて不揮発性メモリ12
に書き込む(ステップS14)。図4はステップS14
におけるデータ構成の一例を示し、ここではバックアッ
プ動作開始時刻の新しい順に継続時間と電力容量値とが
記憶されている。
【0021】c)バッテリ13の交換時期の算出 上記ステップS1〜ステップS14の処理が繰り返さ
れ、不揮発性メモリ12にバッテリ13の複数の電力容
量値が記憶されると、次式により、時刻Tで動作してい
るバッテリ13が、交換を必要とする時間になるまでの
使用可能時間を予測可能になる。この式では、分母にお
いてバッテリ13の電力容量値の時間変化の平均を算出
している。一方、分子において時刻Tにおけるバッテリ
13の電力容量値とバッテリ13の交換時期として設定
されている電力容量値の限界値との差分を算出し、後述
する加速係数(補正値)を乗じている。このようにし
て、上記使用可能時間の予測値が算出される。
【数1】 数1において、Cap(T)は、最新のバックアップ動
作(時刻T)によるバッテリ13の電力容量値である。
また、Cap(T−n)(n=1、2、・・・)は、そ
れぞれ時刻T以前のバックアップ動作によるバッテリ1
3の電力容量値で、nの値が小さいものほど最近の電力
容量値であることを示している。また、Cap(En
d)は、バッテリ13の交換時期として設定された電力
容量値の限界値(定数)で、例えばバッテリ13の電力
容量値の定格値に対する60%の値が予め設定されてい
る。加速係数Aは、バッテリ13が寿命に近づくにつれ
て電力容量値が急激に減少する傾向を示すことに対応し
た補正を行うための補正値であり、予めバッテリ13の
種類や使用環境に基づくシミュレーションにより決定さ
れる(例えば0<A≦1)。電力容量値の限界値Cap
(End)の値、及び加速係数Aの値は予めCPU11
内のテーブル等に書き込まれている。
【0022】次に、数1を用いたバッテリ13の使用可
能時間の予測方法について図5を参照しながら説明す
る。まずCap(T)と、Cap(T−1)〜Cap
(T−3)の内の1つの値との差分から、電力容量値の
時間変化(図中、傾きCap1〜Cap3に相当)がそ
れぞれ算出される。なお、Cap1〜Cap3は数1の
分母の各中括弧に相当する。また、Cap(Ave)は
Cap1〜Cap3を平均化した値である(数1で分母
の各中括弧をnで除した値に相当)。他方、Cap’
(Ave)はCap(Ave)を加速係数Aで除した
(数1の分子におけるAの乗算に相当)値で、この補正
により、時刻T以降におけるバッテリ13の電力容量値
の時間変化の実測値(図中、傾きCap(Real)に
相当)に近い値の予測が可能となる。そして、CPU1
1は、予測した使用可能時間と時刻Tからバッテリ13
の交換時期(図中、時刻Endに相当)を算出して不揮
発性メモリ12に書き込む。
【0023】ここで、加速係数Aの値をシミュレーショ
ンによって決定する方法について説明する。図6は、実
際にバッテリ13の電力容量率(電力容量の公称値に対
する比率)が使用時間の経過とともに減少する傾向を示
した図で、例えばバッテリ13のメーカ等から提供され
る。ここでは、バッテリ13の電力容量率が60%を下
回った時間を理論交換時期(使用時間=1200)と見
なす。図7は、加速係数に相当する値(例えばA=0.
1、0.5、1.0)をパラメータとし、図6の各デー
タを実際に数1に代入して得られた、上記各データの使
用時間に対するLimit値(使用可能時間)をプロッ
トして得られた曲線を示した図である。ここで、データ
のサンプリング数(数1のn+1に相当)を「4」に固
定して曲線を求め、横軸を600時間以上としている。
また、上記理論交換時期に基づいたLimit値の理論
値(「理論交換時期」−「使用時間」)を太線で示して
いる。
【0024】具体的には、図7の各曲線を次のようにし
て求める。まず、図6上の各データは、使用時間Tに対
し容量がCap(T)である点を示している。従って、
図6のデータをサンプリングして数1の右辺に代入する
わけであるが、ここで、サンプリング数(数1のn+1
に相当)を仮に「4」に固定したとする。すると、使用
時間TでのLimit値は、使用時間T、T−1、T−
2、T−3に対する各容量(Cap(T)〜Cap(T
−3))を数1の右辺に代入して求められる。同様に、
使用時間(T−1)でのLimit値は、使用時間T−
1、T−2、T−3、T−4に対する各容量(Cap
(T−1)〜Cap(T−4))を数1の右辺に代入し
て求められる。このようにして、使用時間に対するLi
mit値、すなわち各曲線が求められる。そして、上記
各曲線のうち太線との偏差が最も少ない曲線のもつA値
(例えばA=0.1)を最も確からしい加速係数として
採用する。このようにして決定された加速係数Aを用い
ることで、実際のバッテリ13の交換時期を正確に予測
することができる。
【0025】上記した例ではサンプリング数を仮に
「4」としたが、この数が多いほど各電力容量値の算出
時の環境(例えば温度等)によるバラツキの影響が低減
されるものの、計算時間が長くなるという問題がある。
そこで、適切なサンプル数をシミュレーションにより決
定する方法について説明する。図8は、加速係数を一定
とし、サンプル数(例えばn=3、5、8)をパラメー
タとして、前述のシミュレーションと同様にして得られ
たLimit値をプロットして得られた曲線を示した図
である。この場合も、上記と同様に各曲線のうち太線と
の偏差が最も少ない曲線のもつn値(例えばn=3)を
サンプリング数として採用する。
【0026】d)バッテリ13の交換時期の送信 図9はWLL端末1から基地局2へのバッテリ13の交
換時期の送信動作を示したフロー図である。まず、基地
局2からWLL端末1に対してバッテリ13の交換時期
の送信要求が送信される(ステップS21)。WLL端
末1は基地局2からの送信要求に応じて不揮発性メモリ
12から交換時期Tchを読み出し、通信部10を介し
て基地局2へ送信する(ステップS22)。基地局2は
WLL端末1から受信した交換時期Tchを表示部21
に閲覧可能に表示する(ステップS23)。これによ
り、基地局2のオペレータは表示されたWLL端末1の
バッテリ13の交換時期を確認して、交換時期が迫って
いる場合には、交換用のバッテリを手配したり、WLL
端末1のユーザにバッテリ交換を指示したりすることが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電話端末
によれば、電力容量算出手段は所定の充電状態の蓄電池
により電話端末が動作を開始してから蓄電池が放電して
電話端末の動作が停止するまでの所要時間と電話端末の
動作電流値とから蓄電池の電力容量を算出するので、蓄
電池の電力容量を正確に算出することができる。そし
て、交換時期算出手段は算出された蓄電池の電力容量と
交換時期として設定された電力容量の限界値と所定の補
正値とに基づいて蓄電池の交換時期を算出するので、蓄
電池の電力容量の時間変化の特性に応じた正確な交換時
期の算出を可能にし、蓄電池の交換を適切に行うことが
できる。
【0028】また、本発明において、蓄電池の種類又は
使用環境に基づいて補正値を設定すれば、電話端末に使
用される蓄電池や端末の使用環境に応じて、より正確に
交換時期を算出することができる。
【0029】また、本発明において、交換時期算出手段
は電力容量算出手段により算出された蓄電池の最新の電
力容量値と他の電力容量値の2点間時間変化を平均した
時間変化を用いて蓄電池の交換時期を算出すれば、端末
の周囲温度等の使用環境の違いにより生じる蓄電池の電
力容量値のバラツキによる影響が低減され、より正確に
交換時期を算出することができる。
【0030】また、本発明において、所定の通信制御装
置からの送信要求に応じて、送信手段により蓄電池の交
換時期を送信すれば、通信制御装置側で電話端末の蓄電
池の交換時期がわかるので、通信制御装置の管理者は、
交換時期が迫っている場合に交換用の蓄電池の手配や、
電話端末のユーザに対する蓄電池の交換指示を適切に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるWLLシステム全
体の構成を示すブロック図である。
【図2】 バックアップ動作の所要時間の計測動作を示
すフロー図である。
【図3】 バッテリ13の電力容量の算出動作を示すフ
ロー図である。
【図4】 不揮発性メモリ12のデータ構成を示す図で
ある。
【図5】 バッテリ13の交換時期が算出される態様を
示す図である。
【図6】 バッテリ13の電力容量が減少する傾向を示
す図である。
【図7】 加速係数をパラメータとしたシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図8】 サンプリング数をパラメータとしたシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図9】 バッテリ13の交換時期の送信動作を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 WLL端末(電話端末) 2 基地局(通信制御装置) 10 通信部(送信手段) 11 CPU(充電状態判定手段、計測手段、電力容量
算出手段、交換時期算出手段) 12 不揮発性メモリ(電力容量記憶手段) 13 バッテリ(蓄電池) 20 通信部(送信手段、受信手段) 21 表示部(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/24 H04M 3/00 E 5K037 3/00 3/08 5K051 3/08 19/08 5K067 19/08 H04B 7/26 L Fターム(参考) 2G016 CA00 CB12 CB22 CC24 CC27 CC28 CE00 5G003 AA01 BA01 DA05 DA18 EA08 GC05 5H030 AA00 AS03 AS11 FF41 FF52 5K019 AA01 BA62 CA06 DB05 5K027 AA00 BB01 CC08 GG04 GG05 5K037 AA07 AB00 BA01 DA05 DA07 5K051 AA09 BB01 DD15 5K067 AA27 BB02 EE02 FF02 FF05 FF19 FF23 HH23 KK06 KK15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源からの電力供給が停止した場合
    に、接続された蓄電池から供給される電力により動作す
    る電話端末において、 前記蓄電池の充電状態を判定する充電状態判定手段と、 前記蓄電池が所定の充電状態である場合に、前記電話端
    末が前記蓄電池の電力により動作を開始してから前記蓄
    電池の放電により動作を停止するまでの連続動作の所要
    時間を計測する計測手段と、 前記所要時間と、前記電話端末の動作電流値とから前記
    蓄電池の電力容量を算出する電力容量算出手段と、 算出された電力容量値を、前記電話端末の連続動作中の
    時刻情報と関連付けて記憶する電力容量記憶手段と、 複数の前記電力容量値から、前記蓄電池の電力容量の時
    間変化を算出し、さらに前記蓄電池の交換時期として設
    定された電力容量の限界値と所定の補正値とを用いて前
    記蓄電池の交換時期を算出する交換時期算出手段とを備
    えたことを特徴とする電話端末。
  2. 【請求項2】 前記補正値は、前記蓄電池の種類又は使
    用環境に基づいて設定された値であることを特徴とする
    請求項1に記載の電話端末。
  3. 【請求項3】 前記交換時期算出手段は、最新の電力容
    量値と、他の電力容量値のうち1つとから算出される電
    力容量の2点間時間変化を、2個以上の前記他の電力容
    量値についてそれぞれ行い、各2点間時間変化を平均し
    て前記電力容量の時間変化を算出することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の電話端末。
  4. 【請求項4】 所定の通信制御装置から前記蓄電池の交
    換時期の送信要求を受信した場合に、前記交換時期算出
    手段により算出された蓄電池の交換時期を前記通信制御
    装置へ送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載の電話端末。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電話端末に対し、前記
    蓄電池の交換時期の送信要求を送信する送信手段と、 前記電話端末から送信される前記蓄電池の交換時期を受
    信する受信手段と、 受信した前記蓄電池の交換時期を閲覧可能に表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】 主電源からの電力供給が停止した場合
    に、接続された蓄電池から供給される電力により動作す
    る電話端末において、 前記蓄電池の充電状態を判定する処理と、 前記蓄電池が所定の充電状態である場合に、前記電話端
    末が前記蓄電池の電力により動作を開始してから前記蓄
    電池の放電により動作を停止するまでの連続動作の所要
    時間を計測する処理と、 前記所要時間と、前記電話端末の動作電流値とから前記
    蓄電池の電力容量を算出する処理と、 算出された電力容量値を、前記電話端末の連続動作中の
    時刻情報と関連付けて記憶する処理と、 複数の前記電力容量値から、前記蓄電池の電力容量の時
    間変化を算出し、さらに前記蓄電池の交換時期として設
    定された電力容量の限界値と所定の補正値とを用いて前
    記蓄電池の交換時期を算出する処理とを有することを特
    徴とする蓄電池の交換時期算出方法。
  7. 【請求項7】 前記補正値は、前記蓄電池の種類又は使
    用環境に基づいて設定された値であることを特徴とする
    請求項6に記載の蓄電池の交換時期算出方法。
  8. 【請求項8】 前記電力容量の時間変化は、最新の電力
    容量値と、他の電力容量値のうち1つとから算出される
    電力容量の2点間時間変化を、2個以上の前記他の電力
    容量値についてそれぞれ行い、各2点間時間変化を平均
    して算出することを特徴とする請求項6又は請求項7に
    記載の蓄電池の交換時期算出方法。
JP2001214392A 2001-07-13 2001-07-13 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法 Withdrawn JP2003032327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214392A JP2003032327A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214392A JP2003032327A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003032327A true JP2003032327A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19049224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001214392A Withdrawn JP2003032327A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003032327A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329854A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Hitachi Ltd 無線通信システム、ノード位置算出方法及びノード
JP2006352405A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遠隔操作端末
CN110794314A (zh) * 2019-11-14 2020-02-14 东莞市振华新能源科技有限公司 提高锂离子电池容量测试准确性的方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329854A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Hitachi Ltd 無線通信システム、ノード位置算出方法及びノード
JP4568641B2 (ja) * 2005-05-27 2010-10-27 株式会社日立製作所 無線通信システム、ノード位置算出方法及びノード
JP2006352405A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遠隔操作端末
JP4654786B2 (ja) * 2005-06-15 2011-03-23 パナソニック株式会社 遠隔操作端末
CN110794314A (zh) * 2019-11-14 2020-02-14 东莞市振华新能源科技有限公司 提高锂离子电池容量测试准确性的方法
CN110794314B (zh) * 2019-11-14 2022-03-08 东莞市振华新能源科技有限公司 提高锂离子电池容量测试准确性的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3310581B2 (ja) バッテリ監視方法及び装置
JP5816906B2 (ja) 蓄電池状態監視システム
EP1344074B1 (en) Battery capacity calibration
US7133703B2 (en) Small electronic device having battery level detection unit
US6538449B2 (en) Battery life estimation
BRPI0314482B1 (pt) método e aparelho de estimativa de capacidade de bateria
JPWO2008069046A1 (ja) 電子機器、電池、および電池残量表示方法
JPH09233711A (ja) 充電装置
JP2021179397A (ja) 電池寿命予測システム、装置及び電池寿命予測方法
JP4233077B2 (ja) バッテリパック及び実時間情報供給方法
JP2003032327A (ja) 電話端末及び通信制御装置、並びに蓄電池の交換時期算出方法
JP2723873B2 (ja) 電池残量表示装置付携帯無線機
JP2007201732A (ja) 電池状態表示機能を有する携帯端末装置
JP2011062028A (ja) 充電可能な装置及びその充電方法
JP4178141B2 (ja) 充電装置及び充電方法
WO2021085433A1 (ja) 蓄電池管理装置、蓄電池システム、及び蓄電池管理方法
JP3730784B2 (ja) 電子機器装置
JP2003101466A (ja) 携帯端末装置
JP3182310B2 (ja) 携帯電話装置
JP2018005572A (ja) 電子機器
JPH03145343A (ja) 携帯用電子機器
JP2002365348A (ja) 電池残量表示装置
JPH08181647A (ja) 無線電話装置
JP3194278B2 (ja) 電子機器
AU2003269651B2 (en) System and method of battery capacity estimation

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007