JP2003031896A - 半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光無線通信システム - Google Patents

半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光無線通信システム

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JP2003031896A
JP2003031896A JP2002134403A JP2002134403A JP2003031896A JP 2003031896 A JP2003031896 A JP 2003031896A JP 2002134403 A JP2002134403 A JP 2002134403A JP 2002134403 A JP2002134403 A JP 2002134403A JP 2003031896 A JP2003031896 A JP 2003031896A
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semiconductor light
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driving
diode
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Naoyuki Morimoto
直行 森本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体発光素子が破損するのを阻止できると
共に、半導体発光素子の出射光で人が負傷するのを防止
できる半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光
無線通信システムを提供する。 【解決手段】 入力信号発生部VIとトランジスタTR
1のベースとの間にリミッタ回路LIを設けている。そ
の入力信号発生部VIが発生した入力信号をトランジス
タTR1のベースに与えて、半導体レーザLDの発光量
をトランジスタTR1で制御する。このとき、上記トラ
ンジスタTR1のベースに印加される信号電圧をリミッ
タ回路LIで制限している。これにより、半導体レーザ
LDに過大な電流が流れるの阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光素子を
駆動する半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた
光無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、半導体レーザLDを駆動する
半導体発光素子の駆動装置を示している。上記半導体発
光素子の駆動装置は、入力信号発生部VIが発生した入
力信号をトランジスタTR1のベースに与えて、半導体
レーザLDの発光量を制御している。上記入力信号発生
部VIは、トランジスタTR1のベースに接続されてい
る。上記トランジスタTR1において、コレクタは半導
体レーザLDのカソードに接続され、エミッタは抵抗R
1を介してグランドに接続されている。また、上記半導
体レーザLDのアノードは電圧源VCCに接続されてい
る。
【0003】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、トランジスタTR1のベース電圧は、直流成分
と、交流の入力信号成分とを加えたものとなる。これに
より、上記トランジスタTR1のベース電流も同様に、
直流成分と、交流の入力信号成分との和となる。そうす
ると、上記半導体レーザLDに流れる電流は、トランジ
スタTR1の増幅作用によりコレクタの直流成分と交流
成分の和となる。
【0004】ところで、上記半導体発光素子の駆動装置
では、直流のベース電圧、あるいは交流の入力信号電圧
が何らかの原因により過大に変化することがある。つま
り、ベース電流が過大に変化することがある。この場
合、上記ベース電流の変動分△IBが増幅され、hFE
×△IBだけ増大した過大な電流が半導体レーザLDに
流れてしまう。その結果、上記半導体レーザLDにダメ
ージ、あるいは破損を生じる恐れがある。また、上記半
導体レーザLDから過大な光が放射され、人の目に損傷
を与える可能性がある。
【0005】そこで、従来より、上記半導体レーザLD
の損傷、および、人の目への過大な光の照射を防ぐため
に、図14に示すような半導体発光素子の駆動装置を用
いている。この図14の半導体発光素子の駆動装置で
は、フィードバック制御により一定の光出力を得てい
る。具体的に説明すると、上記半導体レーザLDの出射
光を受光器PD2で受け、フィードバック制御部APC
がその受光器PD2からの信号を抵抗R21を介して受
ける。そして、上記フィードバック制御部APCが、受
光器PD2からの信号に応じた制御を入力信号発生部V
Iに対して行う。このように、上記半導体レーザLDの
光量を受光器PD2で検出し、この受光器PD2の検出
結果に応じてフィードバック制御部APCが入力信号発
生部VIを制御するから、半導体レーザLDの光出力が
一定になる。したがって、上記半導体レーザLDに過大
な電流が流れず、半導体レーザLDの破損、および、人
の目への過大な光の照射を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14の半導
体発光素子の駆動装置では、半導体レーザLDの光量を
検出した後、その検出結果に応じてフィードバック制御
部APCが入力信号発生部VIの制御を行うため、瞬時
の過大電流には対応できない。したがって、上記半導体
レーザLDに過大な電流が瞬時に流れる場合は、半導体
レーザLDが破損したり、人に害を及ぼす可能性がある
という問題がある。
【0007】このため、図14の半導体発光素子の駆動
装置を備えた光無線通信システムは、人が存在しない場
所に限定して用いるか、あるいは低い光出力の光源を用
いなければならない。
【0008】そこで、本発明の課題は、半導体発光素子
が破損するのを阻止できると共に、半導体発光素子の出
射光で人が負傷するのを防止できる半導体発光素子の駆
動装置およびそれを備えた光無線通信システムを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の半導体発光素子の駆動装置は、入力信号発
生部が発生した入力信号を制御素子の制御端子に与え
て、半導体発光素子の発光量を上記制御端子で制御する
半導体発光素子の駆動装置において、上記入力信号発生
部と上記制御素子の制御端子との間に、リミッタ回路が
設けられていることを特徴としている。
【0010】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、上記入力信号発生部と制御素子の制御端子との間
にリミッタ回路を設けているから、制御素子の制御端子
に印加する信号電圧をリミッタ回路で制御して、半導体
発光素子に過大な電流が流れるのを防止できる。したが
って、上記半導体発光素子が破損するのを阻止できると
共に、半導体発光素子の出射光で人が負傷するのを防止
できる。
【0011】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の上限を制御するためのツェナーダイオ
ードおよび抵抗を含む。
【0012】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路はツェナーダイオードおよ
び抵抗を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号
電圧の上限を制御することができる。
【0013】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵
抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のク
リッパを含む。
【0014】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗およ
び定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパ
を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の
上限を制御することができる。
【0015】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵
抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のク
リッパを含む。
【0016】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗およ
び定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパ
を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の
上限を制御することができる。
【0017】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の上限を制御するためのトランジスタお
よび抵抗を含む。
【0018】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路はトランジスタおよび抵抗
を含むから、トランジスタの静特性を利用して、制御素
子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御すること
ができる。
【0019】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵
抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のク
リッパを含む。
【0020】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗およ
び定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパ
を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の
下限をリミッタ回路で制御できる。
【0021】また、上記制御素子の制御端子に印加する
信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子
の応答速度が遅くならない。
【0022】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印
加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵
抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のク
リッパを含む。
【0023】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗およ
び定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパ
を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の
下限をリミッタ回路で制御できる。
【0024】また、上記制御素子の制御端子に印加する
信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子
の応答速度が遅くならない。
【0025】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記定電圧発生回路は、3端子レギュレータまたは
ICタイプのレギュレータである。
【0026】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記定電圧発生回路は3端子レギュレータま
たはICタイプのレギュレータであるから、新たに電源
を設けることなく、定電圧発生回路によって定電流を発
生させることができる。
【0027】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記定電圧発生回路は、上記制御素子と並列になる
ように接続され、抵抗とコンデンサとを有する並列回路
である。
【0028】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記定電圧発生回路は抵抗とコンデンサとを
有する並列回路であるから、新たに電源を設けることな
く、定電圧発生回路によって定電流を発生させることが
できる。
【0029】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続さ
れている。
【0030】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが
接続されているから、入力信号発生部が発生する入力信
号が変動しても、コンデンサに一定の電流を供給するこ
とができる。
【0031】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子およ
び半導体発光素子を搭載した実質的に平板状のプリント
基板を備えている。
【0032】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記プリント基板に、入力信号発生部、リミ
ッタ回路、制御素子および半導体発光素子を搭載するの
で、入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半
導体発光素子の夫々を異なるプリント基板に搭載しなく
てもよく、製造コストの上昇を抑制できる。
【0033】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記プリント基板には断面凹状の反射部が設けられ
ている。上記反射部は、上記半導体発光素子を載置する
金属製の底部と、上記底部に連なると共に、上記底部に
対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部と
からなる。そして、上記反射部が、上記プリント基板に
設けられ、かつ、上記プリント基板の表面と平行な方向
に延びる放熱層と連なっている。
【0034】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記反射部と放熱層とが連なっているので、半導体
発光素子の熱が反射部を介して放熱層に伝わる。この放
熱層はプリント基板の表面と平行な方向に延びているの
で、上記熱はこの放熱層から効率よく放散する。したが
って、上記半導体発光素子の高出力時の発熱による損傷
が阻止されて、半導体発光素子の高出力時の動作の信頼
性を向上させることができる。
【0035】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置に
おいて、上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った
層である。また、上記反射部は上記プリント基板の表面
から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成されて
いる。
【0036】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記放熱層はプリント基板の表面に沿った層
であるから、放熱層の形成は容易であり、製造コストの
上昇を抑制できる。
【0037】また、上記プリント基板の表面からプリン
ト基板を厚さ方向に窪ませて反射部を形成するので、プ
リント基板の表面に沿った放熱層に対して反射部を容易
に一体化できる。
【0038】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置に
おいて、上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれ
た層である。また、上記反射部は、上記プリント基板の
表面から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成さ
れ、上記反射部の底部は上記放熱層の一部からなってい
る。
【0039】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記放熱層はプリント基板内に埋め込んでい
る層であるから、上記放熱層に、プリント基板の表面で
は他の部材が存在するせいで確保できないような広い面
積を持たせることができる。したがって、上記放熱層の
放熱性を向上させることができる。
【0040】また、上記反射部の底部が放熱層の一部で
あるから、半導体発光素子の熱が放熱層へ直接伝わる。
したがって、上記半導体発光素子から放熱層への熱伝導
の効率を高めることができる。
【0041】また、上記プリント基板の表面からプリン
ト基板を厚さ方向に窪ませて反射部を形成するので、反
射部の形成が容易であり、製造コストの上昇を抑制でき
る。
【0042】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置に
おいて、上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った
層である。また、上記反射部は、底部が上記放熱層に接
触する態様で上記プリント基板上に取り付けられた部材
からなっている。
【0043】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記反射部は、底部が放熱層に接触する態様
でプリント基板上に取り付けられた部材からなっている
ので、反射部自体から半導体発光素子の熱が放散する。
その上、上記反射部の底部が放熱層に接触するから、半
導体発光素子の熱が反射部の底部を介して放熱層に伝わ
る。したがって、上記半導体発光素子の放熱の効率をよ
り向上させることができる。
【0044】また、上記放熱層はプリント基板の表面に
沿った層であるから、放熱層の形成は容易であり、製造
コストの上昇を抑制できる。
【0045】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置に
おいて、上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれ
た層である。また、上記プリント基板の表面から上記放
熱層に達する開口が形成されている。そして、上記反射
部は、上記開口に嵌め込まれた部材からなり、この部材
の底部が上記放熱層に接触している。
【0046】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置
によれば、上記放熱層はプリント基板内に埋め込んでい
る層であるから、上記放熱層に、プリント基板の表面で
は他の部材が存在するせいで確保できないような広い面
積を持たせることができる。したがって、上記放熱層の
放熱性を向上させることができる。
【0047】また、上記反射部はプリント基板の開口に
嵌め込まれた部材からなるので、反射部自体から半導体
発光素子の熱が放散する。その上、上記反射部の底部が
放熱層に接触するから、半導体発光素子の熱が反射部の
底部を介して放熱層に伝わる。したがって、上記半導体
発光素子の放熱の効率をより向上させることができる。
【0048】また、上記反射部はプリント基板の開口に
反射部を嵌め込む部材からなるので、プリント基板と反
射部とを組み合わせた物の高さが高くなるのを防げる。
【0049】また、本発明の光無線通信システムは、上
記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えた
ことを特徴としている。
【0050】上記構成の光無線通信システムは、上記送
信装置の半導体発光素子から過大な光が出射されないか
ら、人の存在する自由空間で安心して使用することがで
きる。
【0051】また、上記送信装置ではフィードバック制
御をしないから、応答性が遅いという問題がない。
【0052】また、上記送信装置の半導体発光素子の光
出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半
導体発光素子を光源として用いても、半導体発光素子の
出射光で人が負傷しない。したがって、高い光出力の半
導体発光素子を光源として用いることができる。
【0053】また、本発明の光無線通信システムは、上
記半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備え
たことを特徴としている。
【0054】上記構成の光無線通信システムによれば、
上記送受信装置の半導体発光素子から過大な光が出射さ
れないから、人の存在する自由空間で安心して使用する
ことができる。
【0055】また、上記送受信装置ではフィードバック
制御をしないから、応答性が遅いという問題がない。
【0056】また、上記送受信装置の半導体発光素子の
光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の
半導体発光素子を光源として用いても、半導体発光素子
の出射光で人が負傷しない。したがって、高い光出力の
半導体発光素子を光源として用いることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】図1は本発明の半導体発光素子の
駆動装置の概念を示す概略回路図である。この半導体発
光素子の駆動装置は、図1に示すように、入力信号発生
部VIが発生した入力信号を制御素子の制御端子として
のトランジスタTR1のベースに与えて、半導体発光素
子としての半導体レーザLDの発光量を制御している。
そして、上記入力信号発生部VIとトランジスタTR1
との間にはリミッタ回路LIを設けている。つまり、上
記リミッタ回路LIは、入力信号発生部VIに接続され
ると共に、トランジスタTR1のベースに接続されてい
る。そのトランジスタTR1においては、コレクタは半
導体レーザLDのカソードに接続され、エミッタは抵抗
R1を介してグランドに接続されている。そして、上記
半導体レーザLDのアノードは電圧源VCCに接続され
ている。この場合、半導体レーザLDはn基板のジャン
クションダウン型を用いることで、一層放熱が促進され
る。また、従来のP基板発光ダイオード用の駆動回路
に、本願発明の駆動回路を適用すれば、一般的なn基板
の半導体レーザLDをジャンクションダウンで放熱良く
用いることができる。
【0058】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間
にリミッタ回路LIを設けているから、トランジスタT
R1のベースに印加する信号電圧の上限を制御して、半
導体レーザLDに過大な電流が流れるのを防げる。した
がって、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止でき
る。
【0059】また、上記半導体レーザLDに過大な電流
が流れないから、半導体レーザLDの発光量が過度に大
きくならない。したがって、上記半導体レーザLDの光
が人の目を傷つけるのを防止できる。つまり、上記半導
体レーザLDが人体へ及ぼす悪影響を防止することがで
きる。
【0060】また、上記入力信号発生部VIとトランジ
スタTR1との間にリミッタ回路LIを設けているか
ら、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の
下限を制御できる。
【0061】また、上記トランジスタTR1のベースに
印加する信号電圧の下限をリミッタ回路LIで制御する
ことにより、その信号電圧が過度に下がらないから、半
導体レーザLDの応答速度が遅くならない。
【0062】また、上記リミッタ回路LIの動作時にお
いても、入力信号発生部VIとトランジスタTR1との
間にリミッタ回路LIによって、トランジスタTR1の
ベースに入力する入力信号を制御するから、入力信号発
生部VIからトランジスタTR1のベースまで入力信号
が遮断されることなく伝達される。すなわち、上記入力
信号が有する情報は、リミッタ回路LIの動作時でも遮
断されない。
【0063】また、上記リミッタ回路LIは安価に製造
することができる。
【0064】以下、本発明の半導体発光素子の駆動装置
およびそれを備えた光無線通信システムを図示の実施の
形態により詳細に説明する。
【0065】(第1の実施の形態)図2は本発明の第1
の実施形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図で
ある。また、図2において、図1に示した構成部と同一
構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付し
て、詳しい説明を省略する。
【0066】上記半導体発光素子の駆動装置におけるリ
ミッタ回路は、図2に示すように、抵抗R2,R3、ツ
ェナーダイオードZD、ダイオードD1および定電圧発
生回路としての3端子レギュレータRE1からなってい
る。
【0067】上記抵抗R2は、一端が入力信号発生部V
Iに接続され、他端がトランジスタTR1のベースに接
続されている。その抵抗R2の他端とトランジスタTR
1のベースとの間を、ツェナーダイオードZDを介して
接地すると共に、ダイオードD1および抵抗R3を介し
て接地している。また、上記抵抗R2の他端とトランジ
スタTR1のベースとの間に対して、ツェナーダイオー
ドZD、ダイオードD1および抵抗R3は、トランジス
タTR1と並列になるように夫々接続されている。ま
た、上記ツェナーダイオードZDおよびダイオードD1
のカソードが、抵抗R2の他端とトランジスタTR1の
ベースとの間に接続している。また、上記3端子レギュ
レータRE1は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源
VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD1と抵
抗R3との間に接続し、接地端子がグランドに接続して
いる。ここでは、上記ツェナーダイオードZDのツェナ
ー電圧VZDと3端子レギュレータRE1の定電圧V
RE1とは、VZD>VRE1の関係になっている。
【0068】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、ツェナーダイオードZDが逆方向電圧の変化にか
かわらず一定値のツェナー電圧VZDを発生するから、
トランジスタTR1のベースに印加する入力電圧の上限
値が制限され、トランジスタTR1のベース側に過大な
電流が流れない。これにより、上記トランジスタTR1
のコレクタに接続された半導体レーザLDに過大な電流
が流れない。その結果、上記半導体レーザLDが破損す
るのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で
人が負傷するのを防止できる。
【0069】また、上記ダイオードD1の順方向電圧V
D1と3端子レギュレータRE1によるA点の電圧V
RE1との和より小さい入力電圧での動作時には、ダイ
オードD1は導通状態となり、一定電圧がトランジスタ
TR1のベースに供給されるので、半導体レーザLDに
流れ込む電流の下限を制御できる。すなわち、上記トラ
ンジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制
御できる。
【0070】また、上記トランジスタTR1のベースに
印加する信号電圧の下限を、ダイオードD1、抵抗R3
および3端子レギュレータRE1で制御することによ
り、その信号電圧が過度に下がらないから、半導体レー
ザLDの応答速度が遅くならない。
【0071】また、上記第1の実施の形態においては、
ダイオードD1、抵抗R3および3端子レギュレータR
E1を除いてもよい。この場合は、上記トランジスタT
R1のカットオフ動作により、半導体レーザLDに流れ
る電流の下限値が0Aとなる。
【0072】図9に、上記ダイオードD1、抵抗R3お
よび3端子レギュレータRE1を除いた場合において、
半導体レーザLDに流れる電流の時間的な変化を示して
いる。なお、図9のグラフは、上記抵抗R1,R2が1
00Ω、ツェナー電圧が6V、半導体レーザLDの内部
抵抗が5Ω、入力信号発生部VIが発生する入力信号の
バイアス電圧が5V、その入力信号の信号振幅が5V、
電圧源VCCの電圧が12Vとして求めた結果である。
【0073】上記ツェナーダイオードZDが無い場合
は、図9中の点線で示すように、半導体レーザLDを流
れる電流は正弦的に変化し最大約88mAとなる。一
方、上記ツェナーダイオードZDが有る場合、つまり、
入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間がツェ
ナーダイオードZDを介して接地された場合は、図9中
の実線で示すように、半導体レーザLDを流れる電流波
形の上部が制限され約55mAに抑えられていることが
確認できる。また、上記電流波形の下部はトランジスタ
TR1のカットフ動作により0mA以下には流れないよ
うに制限されている。
【0074】また、上記第1の実施の形態では、リミッ
タ回路を構成するためにツェナーダイオードを用いてい
たが、ツェナーダイオードの代わりに、例えば、バリス
タ、ガスチューブアレスタ、半導体アレスタ、シリコン
サージ防護素子などを用いてもよい。
【0075】図12に、上記第1の実施の形態の半導体
発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えた光無線通
信システムの構成を示す概略回路図である。
【0076】上記光無線通信システムは、図12に示す
ように、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装
置と、この送信装置からの光を受ける受信装置とを備え
ている。上記送信装置は、半導体レーザLDが出射する
光を、拡散板DPおよびレンズSLを介して送信装置に
向けて放射する。上記受信装置は、送信装置からの光を
受ける受光素子PD1を有している。この受光素子PD
1は、アノードがトランジスタTR4のベースに接続さ
れ、カソードが電圧源VCCに接続されている。上記ト
ランジスタTR4のコレクタは、受光素子PD1のカソ
ードと電圧源VCCとの間に抵抗R17を介して接続さ
れている。また、上記トランジスタTR4のコレクタと
抵抗R17との間をトランジスタTR3のベースに接続
しており、このトランジスタTR3のコレクタが、受光
素子PD1のカソードと電圧源VCCとの間に抵抗R1
8を介して接続されている。また、上記トランジスタT
R3のエミッタは抵抗R20を介して接地されている。
この抵抗R20とトランジスタTR3のエミッタとの間
と、受光素子PD1のアノードとトランジスタTR4の
ベースとの間とは、抵抗R19を介して接続されてい
る。また、上記抵抗R20とトランジスタTR3のエミ
ッタとの間は出力端子VOにも接続されている。
【0077】上記構成の光無線通信システムによれば、
送信装置により駆動される半導体レーザLDから出射し
た光は、拡散板DP、レンズSLを通って人の存在する
空間を伝搬した後、受信装置の受光素子PD1により受
光される。このとき、上記半導体発光素子の駆動装置の
リミッタ回路によって、人の目に入射しても安全な光強
度となるように半導体レーザLDの出射光の上限が制御
されているから、その半導体レーザLDの高出力であっ
ても、人の存在する自由空間で安心して使用することが
できる。
【0078】上記半導体レーザLDの代わりに発光ダイ
オードを用いてもよい。この場合も、上記半導体レーザ
LDを用いた時と同様の効果を奏する。
【0079】また、上記光通信無線システムは、半導体
発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えていたが、
半導体発光素子の駆動装置を送受信装置を備えてもよ
い。
【0080】ところで、チップの半導体レーザLDをキ
ャンタイプにパッケージした場合、図2に示すように、
半導体レーザLDが電圧源VCCとトランジスタTR1
との間に配置されていれば、広い面積と持つグランドに
半導体レーザLDが接続されることになって、半導体レ
ーザLDの放熱に有利である。しかし、上記半導体レー
ザLDがトランジスタTR1と抵抗R1との間に配置さ
れた場合は、チップの半導体レーザLDがマウントされ
るステムでは半導体レーザLDの熱が十分に放散され
ず、半導体レーザLDの高出力動作に支障を来たす可能
性がある。また、上記半導体レーザLDの放熱が十分で
なければ、リミッタ回路により設定された電流値で半導
体レーザLD駆動しても、半導体レーザLDから所望の
光量の出射光を得ることができず、リミッタ回路の性能
を十分に発揮できない。
【0081】そこで、上記半導体レーザLDの熱を確実
かつ十分に放散させるために、チップの半導体レーザL
Dを広い面積を有する金属層に接続する。このように半
導体レーザLDを金属層にした場合は、金属層の放熱が
ステムの放熱よりも良好なので、電圧源VCCとトラン
ジスタTR1との間、トランジスタTR1と抵抗R1と
の間のどちらに半導体レーザLDを配置しても、半導体
レーザLDの熱を効率よく放散することができる。
【0082】以下、チップの半導体レーザLDを金属層
に接続する場合について説明する。
【0083】上記実施形態1において、図15に示すよ
うに、少なくとも入力信号発生部VI、リミッタ回路、
トランジスタTR1および半導体レーザLD(図15で
は半導体レーザLDのみ図示する)を、実質的に平板状
のプリント基板PB1に搭載する。これにより、上記入
力信号発生部VI、リミッタ回路、トランジスタTR1
および半導体レーザLDの夫々を異なるプリント基板に
搭載しなくてもよく、製造コストの上昇を抑制できる。
【0084】上記プリント基板PB1には断面凹状の反
射部RC1を設けている。この反射部RC1は、プリン
ト基板PB1の表面からプリント基板PB1を厚さ方向
に窪ませて形成されている。具体的には、上記反射部R
C1は、チップの半導体レーザLDを載置する金属製の
底部10と、この底部10に連なると共に、底部10に
対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部1
1,12とからなっている。また、上記反射部RC1の
側部11,12は、プリント基板PB1の表面に沿って
延びる放熱層の一例としての金属層MP1と連なってい
る。つまり、上記反射部RC1の底部10,側部11,
12と金属層MP1とが一体に形成されている。また、
上記金属層MP1は所定の面積を有している。
【0085】このような構成によれば、上記反射部RC
1の側部11,12が金属層MP1と連なっているの
で、半導体レーザLDの熱が反射部RC1の底部10お
よび側部11,12を順次経由して金属層MP1に伝わ
る。この金属層MP1はプリント基板PB1の表面と平
行な方向に延びているので、半導体レーザLDの熱は金
属層MP1から効率よく放散する。したがって、上記半
導体レーザLDの高出力時の発熱による損傷が阻止され
て、半導体レーザLDの高出力時の動作の信頼性を向上
させることができる。
【0086】また、上記金属層MP1はプリント基板P
B1の表面に沿った層であるから、放熱層の形成は容易
であり、製造コストの上昇を抑制できる。
【0087】また、上記プリント基板PB1の表面から
プリント基板PB1を厚さ方向に窪ませて反射部を形成
するので、プリント基板PB1の表面に沿った金属層M
P1に対して反射部RC1を容易に一体化できる。
【0088】また、上記反射部RC1の材料として例え
ばAuまたはAgを用いることにより、反射部RC1の
側部11,12の反射率が高くなる。このように側部1
1,12の反射率が高い場合、半導体レーザLDから出
射された光を十分に側部11,12で反射して、半導体
レーザLDの出射光の光取り出し効率を高めることがで
きる。特に、上記反射部RC1の材料としてAgを材料
として用いた場合は、Agは熱伝導率が高いので好まし
い。
【0089】また、上記プリント基板PB1の代わり
に、図16に示す実質的に平板状のプリント基板PB2
を用いてもよい。このプリント基板PB2内には、放熱
層の一例としての金属層MP2を埋め込んでいる。この
金属層MP2は、プリント基板PB2の表面に対して平
行な方向に延びて所定の面積を有している。
【0090】また、上記プリント基板PB2には断面凹
状の反射部RC2を設けている。この反射部RC2は、
プリント基板PB2の表面からプリント基板PB2を厚
さ方向に窪ませて形成している。具体的には、上記反射
部RC2は、チップの半導体レーザLDを載置する金属
製の底部20と、この底部20に連なると共に、底部2
0に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側
部21,22とからなっている。また、上記反射部RC
2の底部20は金属層MP2の一部から構成されてい
る。
【0091】このような構成によれば、上記金属層MP
2をプリント基板PB2内に埋め込んでいるので、上記
金属層MP2に、プリント基板PB2の表面では他の部
材が存在することで確保できないような広い面積を持た
せることができる。したがって、上記金属層MP2の放
熱性を向上させることができ、半導体レーザLDの熱を
放出する効率をさらに高めることができる。
【0092】また、上記反射部RC2の底部20が金属
層MP2の一部であるから、半導体レーザLDの熱が金
属層MP2へと直接伝わる。したがって、上記半導体レ
ーザLDから金属層MP2への熱伝導の効率を高めるこ
とができる。
【0093】また、上記プリント基板PB2の表面から
プリント基板PB2を厚さ方向に窪ませて反射部RC2
を形成するので、反射部RC2の形成が容易であり、製
造コストの上昇を抑制できる。
【0094】また、上記プリント基板PB2の代わり
に、図17に示すような平板状のプリント基板PB3を
用いてもよい。このプリント基板PB3上には、断面凹
状の反射部の一例としての金属製の反射構造体RC3を
取り付けている。上記反射構造体RC3は、チップの半
導体レーザLDを載置する金属製の底部30と、この底
部30に連なると共に、底部30に対して斜め上方に延
びる傾斜面を有する金属製の側部31,32とからなっ
ている。また、上記反射構造体RC3の底部30が、プ
リント基板PB3の表面に対して平行な方向に延びる放
熱層の一例としての金属層MP3と接触している。この
金属層MP3は所定の面積を有している。
【0095】このような構成によれば、上記反射構造体
RC3は、底部30が金属層MP3に接触する態様でプ
リント基板PB3上に取り付けられた部材であるので、
反射構造体RC3自体から半導体レーザLDの熱が放散
する。つまり、上記反射構造体RC3自体が半導体レー
ザLDの熱の放散を促進する。その上、上記反射構造体
RC3の底部30が金属層MP3に接触するから、半導
体レーザLDの熱が反射構造体RC3の底部30を介し
て金属層MP3に伝わる。したがって、上記半導体レー
ザLDの放熱の効率をより向上させることができる。
【0096】また、上記金属層MP3はプリント基板P
B3の表面に沿った層であるから、金属層MP3の形成
は容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。
【0097】また、上記反射構造体RC3の深さを調
節、つまり反射構造体RC3の底部30厚みを調節する
ことにより、反射構造体RC3の熱容量を大きくするこ
とができる。
【0098】図17では反射構造体RC3をプリント基
板PB3上に載置したが、図18に示すように、プリン
ト基板PB4に設けた開口41に反射構造体RC3を嵌
め込んでもよい。上記開口41は、プリント基板PB4
の表面から、プリント基板PB4内に埋め込まれた放熱
層の一例としての金属層MP4に達している。この金属
層MP4は、プリント基板PB4の表面に対して平行な
方向に延びて所定の面積を有している。
【0099】このような構成によれば、上記金属層MP
4をプリント基板PB4内に埋め込んでいるので、金属
層MP4に、プリント基板PB4の表面では他の部材が
存在するせいで確保できないような広い面積をに持たせ
ることができる。したがって、上記金属層MP4の放熱
性を向上させることができる。
【0100】また、上記反射構造体RC3はプリント基
板PB4の開口41に嵌め込んむ部材であるから、反射
構造体RC3自体が半導体レーザLDの熱の放散を促進
する。その上、上記反射構造体RC3の底部30が金属
層MP4に接触するから、半導体レーザLDの熱が反射
構造体RC3の底部30を介して金属層MP4に伝わ
る。したがって、上記半導体レーザLDの放熱の効率を
より向上させることができる。
【0101】また、上記反射構造体RC3をプリント基
板PB4の開口41に嵌め込んでいることにより、反射
構造体RC3とプリント基板PB4との組物の高さが高
くなるのを防止できる。したがって、上記半導体レーザ
LDをモジュール化する際に高さ制限があっても、モジ
ュール化に支障が生じない。
【0102】以上のように、図15〜図18に示すよう
な構成を用いることにより、半導体レーザLDの放熱が
十分に行われるので、半導体レーザLDから所望の光量
の出射光を得ることができ、リミッタ回路の性能を十分
に発揮することができる。
【0103】なお、図15〜図18に示したような半導
体レーザLDの実装方法は、本第1の実施の形態のみに
適用されるわけではなく、以降の各実施の形態にも適用
してもよい。
【0104】また、放熱性を有する材料からなる層であ
れば、その層を放熱層として用いてもよい。つまり、上
記放熱層は金属層に限定されない。
【0105】また、例えば、上記半導体レーザに対して
直列に抵抗が接続されていない場合、広い面積を持つ金
属層に半導体レーザを直接接続することにより、半導体
レーザの放熱の効率を向上させてもよい。このように、
上記半導体レーザを金属層に直接接続することにより、
反射構造体が不要になり、部品点数が減少する。
【0106】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図3に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図3において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0107】上記第2の実施の形態の半導体発光素子の
駆動装置におけるリミッタ回路は、図3に示すように、
トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限
を制御するためのダイオードD3、抵抗R4,R6およ
び定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE3か
らなる並列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トラ
ンジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制
御するためのダイオードD2、抵抗R5および定電圧発
生回路としての3端子レギュレータRE2からなる並列
ダイオード型のクリッパを含んでいる。
【0108】上記抵抗R4は、一端が入力信号発生部V
Iに接続され、他端がトランジスタTR1のベースに接
続されている。そして、上記抵抗R4の他端とトランジ
スタTR1のベースとの間を、ダイオードD2および抵
抗R5を介して接地すると共に、ダイオードD3および
抵抗R6を介して接地している。上記抵抗R4の他端と
トランジスタTR1のベースとの間に対して、ダイオー
ドD2,D3および抵抗R5,R6は、トランジスタT
R1と並列になるように接続されている。上記ダイオー
ドD2のカソードが抵抗R4の他端とトランジスタTR
1のベースとの間に接続し、ダイオードD3のアノード
が抵抗R4とトランジスタTR1のベースとの間に接続
している。そして、上記ダイオードD2のアノードが抵
抗R5を介して接地され、ダイオードD3のカソードが
抵抗R6を介して接地されている。また、上記3端子レ
ギュレータRE2は、入力端子が半導体レーザLDと電
圧源VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD2
と抵抗R5との間に接続し、接地端子がグランドに接続
している。また、上記3端子レギュレータRE3は、入
力端子が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続
し、出力端子がダイオードD3と抵抗R6との間に接続
し、接地端子がグランドに接続している。ここでは、B
点での電位をVRE2、C点での電位をVRE3とする
と、VRE2<VRE3の関係になっている。
【0109】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、ダイオードD3の順方向電圧VD3とC点の電圧
RE3との和より大きな入力電圧の動作時には、ダイ
オードD2が非導通状態となり、ダイオードD3が導通
状態となる。そうすると、上記トランジスタTR1のベ
ースに与える入力信号の電圧は、ダイオードD3の順方
向電圧VD3とC点の電圧VRE3との和の一定値に保
たれる。このように、上記トランジスタTR1に与える
入力信号の上限値が制限されるから、トランジスタTR
1のベース側に過大な電流が流れない。これにより、上
記トランジスタTR1のコレクタに接続された半導体レ
ーザLDに流れる電流の上限値が制御される。その結
果、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると
共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防
止できる。
【0110】また、上記ダイオードD3の順方向電圧V
D3とC点の電圧VRE3との和以下、かつ、ダイオー
ドD2の順方向電圧VD2とB点の電圧VRE2との差
以上の入力電圧の動作時には、ダイオードD2およびダ
イオードD3の双方とも非導通状態になる。つまり、上
記ダイオードD2,D3に電流は流れない。このとき、
上記抵抗R4の印加電圧に比例した波形の電圧がそのま
まトランジスタTR1のベースに印加される。
【0111】また、上記ダイオードD2の順方向電圧V
D2とB点の電圧VRE2との差より小さい入力電圧の
動作時には、ダイオードD2は導通状態となり、ダイオ
ードD3は非導通状態となる。そうすると、上記トラン
ジスタTR1のベースに与える入力信号の電圧は、ダイ
オードD2の順方向電圧VD2とB点の電圧VRE2
の差の一定値に保たれる。このように、上記トランジス
タTR1のベースに印加する信号電圧の下限することが
できる。
【0112】また、上記トランジスタTR1のベースに
印加する信号電圧の下限をリミッタ回路LIで制御する
ことにより、その信号電圧が過度に下がらないから、半
導体レーザLDの応答速度が遅くならない。
【0113】上記第2の実施の形態においては、ダイオ
ードD2、抵抗R5および3端子レギュレータRE2を
除いてもよい。この場合は、上記トランジスタTR1の
カットオフ動作により、半導体レーザLDに流れる電流
の下限値が0Aとなる。
【0114】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0115】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図3に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図3において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0116】上記第3の実施の形態の半導体発光素子の
駆動装置におけるリミッタ回路は、図4に示すように、
トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限
を制御するためのダイオードD5、抵抗R8および定電
圧発生回路としての3端子レギュレータRE5からなる
直列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トランジス
タTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御する
ためのダイオードD4、抵抗R7および定電圧発生回路
としての3端子レギュレータRE4からなる直列ダイオ
ード型のクリッパを含んでいる。
【0117】上記ダイオードD4,D5は、カソード同
士が接続されるように、入力信号発生部VIとトランジ
スタTR1との間に設けられている。そして、上記ダイ
オードD4のアノードを入力信号発生部VIに接続し、
ダイオードD5のアノードをトランジスタTR1のベー
スに接続している。上記ダイオードD4とダイオードD
5との間を、抵抗R7を介して接地すると共に、ダイオ
ードD5とトランジスタTR1のベースとの間を、抵抗
R8を介して接地している。また、上記3端子レギュレ
ータRE4は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源V
CCとの間に接続し、出力端子がダイオードD4と抵抗
R7との間に接続し、接地端子がグランドに接続してい
る。また、上記3端子レギュレータRE5は、入力端子
が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続し、出
力端子がダイオードD5と抵抗R8との間に接続し、接
地端子がグランドに接続している。ここでは、D点の電
圧をVRE4、E点の電圧をVRE5とすると、V
RE4<VRE5の関係になっている。
【0118】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、ダイオードD5の順方向電圧VD5とE点の電圧
RE5との差より大きな入力電圧の動作時には、ダイ
オードD4は導通状態となり、ダイオードD5は非導通
状態になる。そうすると、上記トランジスタTR1のベ
ースに与えられる入力信号の電圧は、ダイオードD4の
順方向電圧VD4とE点の電圧VRE5との和で一定値
に保たれる。このように、上記トランジスタTR1のコ
レクタに接続された半導体レーザLDに流れる電流の上
限値が制御されるから、上記半導体レーザLDが破損す
るのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で
人が負傷するのを防止できる。
【0119】また、上記ダイオードD5の順方向電圧V
D5とE点の電圧VRE5との差以下、かつ、ダイオー
ドD4の順方向電圧VD4とD点の電圧VRE4との和
以上の入力電圧の動作時には、ダイオードD4、ダイオ
ードD5ともに導通状態となる。このとき、上記抵抗R
7では電流がグランド方向へ流れ、抵抗R8では電流が
ベース方向へ流れて、電流ループが形成される。この場
合は、上記入力信号発生部VIが発生した入力電圧に比
例した電圧が、トランジスタのゲートに印加される。
【0120】また、上記ダイオードD4の順方向電圧V
D4とD点の電圧VRE4との和より小さい入力電圧の
動作時には、つまり、上記トランジスタR1に与えるべ
き信号電圧が低くなってダイオードD4においてカソー
ド側よりアノード側が低電位になった時には、ダイオー
ドD4は非導通状態になり、ダイオードD5は導通状態
となる。このとき、上記抵抗R8、ダイオードD5およ
び抵抗R7の順に電流が流れる。このとき、上記トラン
ジスタTR1のベースに印加される電圧は一定値を取
る。図4の抵抗R7、抵抗R8を含む閉回路において抵
抗R8を上向きに流れる電流をI、抵抗R8、抵抗R
1を含む閉回路において抵抗R8を上向きに流れる電流
をI、トランジスタTR1、抵抗R1を含む閉回路に
おいて抵抗R1を下向きに流れる電流をI、トランジ
スタ入力電圧の下限値をVtrとするとキルヒホッフの
法則より網目方程式は以下のようになる。
【0121】VRE5=(I+I)×R8+VD5
×RR7+VRE4RE5=I×(RR8+RR1) VVCC=VCE+I×RR1+I×RR1VCC:上記電圧源VCCの直流電圧 hFE:直流電流増幅率 VCE:トランジスタTR1のコレクタ−エミッタ間の
電圧 RR1:抵抗R1の抵抗値 RR8:抵抗R8の抵抗値 また、I+I=hFE×Iの関係があることよ
り、ベースに加わる一定の入力電圧Vtrは、 Vtr=((hFE×(VRE4+VD5)−VVCC+V
CE)/(RR7+RR8))+(VVCC−VCE)/(R
R1×hFE))×RR8+VRE5 となる。これにより、上記半導体レーザLDに流れる電
流の下限を制御できる。したがって、上記トランジスタ
TR1のベースに印加する信号電圧が過度に下がらない
から、半導体レーザLDの応答速度が遅くならない。
【0122】また、上記第2の実施の形態の回路構成で
は、負荷インピーダンスが低い場合、ダイオードがオフ
の状態でも抵抗での電圧降下が起こり、クリップレベル
の両側における信号の伝達特性の比が小さくなるが、第
3の実施の形態ではこれを防ぐことができる。
【0123】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0124】(第4の実施の形態)図5は本発明の第4
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図5に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図5において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0125】上記第4の半導体発光素子の駆動装置は、
第2の実施の形態のリミッタ回路において3端子レギュ
レータを取り除き、図5に示すリミッタ回路を用いてバ
イアスを自動化したものである。具体的には、上記第4
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミ
ッタ回路は、トランジスタTR1のベースに印加する信
号電圧の上限を制御するためのダイオードD6、抵抗R
12および定電圧発生回路としての第1の並列回路から
なる並列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トラン
ジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御
するためのダイオードD7、抵抗R9および定電圧発生
回路としての第2の並列回路からなる直列ダイオード型
のクリッパを含んでいる。
【0126】上記第1の並列回路は、抵抗R10と、こ
の抵抗R10に並列に接続されたコンデンサC1とから
なっている。また、上記第2の並列回路は、抵抗R11
と、この抵抗R11に並列に接続されたコンデンサC2
とからなっている。そして、上記第1,第2の並列回路
は、トランジスタTR1と並列になるように接続されて
いる。また、上記抵抗R12は、一端が入力信号発生部
VIに接続され、他端がダイオードD7を介してトラン
ジスタTR1のベースに接続されている。そのダイオー
ドD7は、抵抗R12およびトランジスタTR1と直列
になるように、抵抗R12の他端にアノードが接続され
ると共に、トランジスタTR1のベースにカソードが接
続されている。また、上記抵抗R12とダイオードD7
との間を、ダイオードD6および第1の並列回路を介し
て接地すると共に、ダイオードD7とトランジスタTR
1のベースとの間を、抵抗R9および第2の並列回路を
介して接地している。上記ダイオードD6は、カソード
がグランド側になるように第1の並列回路と接続されて
いる。
【0127】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、トランジスタTR1のベースに与える入力信号が
同一波形の繰り返しである場合、コンデンサC1と抵抗
R10の時定数が入力信号の繰り返し周期より十分に大
きくなるように設定する。そうすると、上記コンデンサ
C1に発生するバイアス電圧VC1はほぼ一定となり、
抵抗R10を流れる電流はVC1/RR10の一定値を
とる。このRR10は抵抗R10の抵抗値である。ま
た、上記ダイオードD6が非導通状態の時間△t1にコ
ンデンサC1より放電される電荷は、VC1×△t1/
R10である。また、上記ダイオードD6が導通状態
の時間△t2にコンデンサC1に充電される電荷は、
【数1】 で与えられる。なお、上記VD6はダイオードD6の順
方向電圧であり、R12は抵抗RR12の抵抗値であ
る。
【0128】以上から充電される電荷と放電される電荷
が等しいと置くことにより、
【数2】 となる。
【0129】そして、上記ダイオードD7、抵抗R9,
R11およびコンデンサC2を用いた場合も同様に定電
圧EC2が求められ、
【数3】 となる。
【0130】このように、上記第1,第2の並列回路を
備えているから、3端子レギュレータ等の定電圧発生回
路を用いることなくバイアス電圧を自動化することがで
きる。
【0131】また、上記ダイオードD6、コンデンサC
1および抵抗R10の回路によって、トランジスタTR
1に与える入力信号の上限値を制限できる。したがっ
て、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると
共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防
止できる。
【0132】また、上記ダイオードD7、コンデンサC
2および抵抗R11の回路によって、トランジスタTR
1に与える入力信号の下限値を制限できる。したがっ
て、上記半導体レーザLDに流れる電流が発振閾値以下
にならず、半導体レーザLDの応答速度が遅くなるのを
防ぐことができる。
【0133】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0134】(第5の実施の形態)図6は本発明の第5
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図6に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図6において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0135】上記第5の実施の形態の半導体発光素子の
駆動装置におけるリミッタ回路は、図6に示すように、
トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限
を制御するためのダイオードD8、抵抗R12および定
電圧発生回路としての第1の並列回路からなる並列ダイ
オード型のクリッパを含むと共に、トランジスタTR1
のベースに印加する信号電圧の下限を制御するためのダ
イオードD9、抵抗R9および定電圧発生回路としての
第2の並列回路からなる直列ダイオード型のクリッパを
含んでいる。
【0136】上記第1の並列回路は、抵抗R10と、こ
の抵抗R10に並列に接続された定電流ダイオードCR
D1およびコンデンサC3とからなっている。また、上
記第2の並列回路は、抵抗R11と、この抵抗R11に
並列に接続された定電流ダイオードCRD1およびコン
デンサC4とからなっている。そして、上記第1,第2
の並列回路は、トランジスタTR1と並列になるように
接続されている。また、上記抵抗R12は、一端が入力
信号発生部VIに接続され、他端がダイオードD9を介
してトランジスタTR1のベースに接続されている。そ
のダイオードD9は、抵抗R12およびトランジスタT
R1に直列になるように、抵抗R12の他端とアノード
が接続されると共に、トランジスタTR1のベースとカ
ソードが接続されている。また、上記抵抗R12とダイ
オードD9との間を、ダイオードD8および第1の並列
回路を介して接地すると共に、ダイオードD9とトラン
ジスタTR1のベースとの間を、抵抗R9および第2の
並列回路を介して接地している。上記ダイオードD8
は、カソードがグランド側になるように第1の並列回路
と接続されている。また、上記定電流ダイオードCRD
1とコンデンサC3とは互いに直列に接続されていると
共に、定電流ダイオードCRD2とコンデンサC4とは
互いに直列に接続されている。
【0137】図10は、上記定電流ダイオードCRD
1,CRD2における電圧V−電流I特性を示すグラフ
である。図10に示すように、上記定電流ダイオードC
RD1,CRD2は、ブレークダウン電圧VB以下の領
域で使用し、素子の劣化や破壊を遊けるため通常は動作
限界電圧P0V以下で用いられ、その時一定電流IPが
得られる特徴を有する。
【0138】上記構成の半導体発光素子の駆動装置は、
上記第4の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置と同
様の効果を奏することができると共に、トランジスタT
R1に与えられる入力信号が変動している場合において
も、定電流ダイオードCRD1,CRD2を通った電流
は一定となってコンデンサC3,C4に流れ込むので、
上記第4の実施の形態ほど大きな時定数を有するコンデ
ンサ、抵抗を用いなくても、コンデンサC3,C4に一
定電圧を発生させることができる。
【0139】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0140】(第6の実施の形態)図7は本発明の第6
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図7に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図7において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0141】上記第6の実施の形態の半導体発光素子の
駆動装置におけるリミッタ回路は、トランジスタTR1
のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのト
ランジスタTR2および抵抗R13,R14を含んでい
る。上記抵抗R14は、入力信号発生部VIに一端が接
続されると共に、トランジスタTR1のベースに他端が
接続されている。そして、上記トランジスタTR2は、
抵抗R14の一端と入力信号発生部VIとの間にベース
が接続されると共に、抵抗R14の他端とトランジスタ
TR1のベースとの間にコレクタが接続されている。ま
た、上記トランジスタTR2のエミッタは、抵抗R13
を介して接地されている。
【0142】図11は、上記トランジスタTR2の静特
性を示すグラフである。なお、図11のグラフにおい
て、横軸はトランジスタTR2のベース電流IBにあた
り、グラフの縦軸はトランジスタTR2のコレクタ電流
ICにあたる。図11に示すように、上記トランジスタ
TR2は、ベース電流IBが増加していくと、ベース電
流値IBS以上ではコレクタ電流ICが飽和し、ICM
AX以上には増大しなくなる特徴を有する。
【0143】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、トランジスタTR2のベースに入力される入力信
号が過大な場合、トランジスタTR2のコレクタ電流I
Cが飽和するから、半導体レーザLDに流れる電流レベ
ルの上限値を制御することができる。したがって、上記
半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半
導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止でき
る。ここでは、上記半導体レーザLDに流れる電流レベ
ルの上限値を制御するために、ICMAX値が半導体レ
ーザLDが破損しないレベルに設定されたトランジスタ
TR2を用いている。
【0144】また、上記トランジスタTR2のベースに
入力される入力信号が減少していった場合、トランジス
タTR2のベースに入力する電流が減少してカットオフ
の状態になることにより、入力レベルの下限を制御する
ことができる。
【0145】また、上記第6の実施の形態は、より大き
な増幅度を得るための2段増幅回路ではないので、トラ
ンジスタTR2の増幅率は大きい値である必要はない。
【0146】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0147】(第7の実施の形態)図8は本発明の第7
の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図
である。この半導体発光素子の駆動装置は、図8に示す
ように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光
素子の駆動装置と異なる。したがって、図8において、
図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成
部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0148】上記第7の実施の形態の半導体発光素子の
駆動装置におけるリミッタ回路は、トランジスタTR1
のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのト
ランジスタTR2および抵抗R15,R16を含んでい
る。上記トランジスタTR2は、ベースが入力信号発生
部VIに接続され、コレクタが抵抗R15の一端に接続
されている。上記抵抗R15の他端は、半導体レーザL
Dのアノードに接続されている。また、上記トランジス
タTR2のエミッタは抵抗R16を介して接地されてい
る。
【0149】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によ
れば、トランジスタTR2のコレクタとトランジスタT
R1のベースが結合しているから、トランジスタTR2
の飽和特性により、トランジスタTR1のベースに印加
される入力電圧の上限値を制御することができる。これ
により、上記トランジスタTR1のコレクタに接続され
た半導体レーザLDに流れる電流の上限値が制御され
る。その結果、上記半導体レーザLDが破損するのを阻
止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷
するのを防止できる。
【0150】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通
信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよ
い。
【0151】上記第1〜第3の実施の形態においては、
3端子レギュレータRE1,…,RE5を省略してもよ
い。また、上記3端子レギュレータRE1,…,RE5
の代わりに、ICタイプのレギュレータ、あるいは、抵
抗とコンデンサの並列回路などを用いてもよい。
【0152】また、複数個のダイオードを用いてリミッ
タ回路を構成してもよい。この場合、定電圧発生回路を
省略してもよい。
【0153】本発明では、上記リミッタ回路LIは、ト
ランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限,
下限をクリップしていたが、信号電圧の上限,下限のう
ち少なくとも一方をクリップしてもよい。
【0154】また、上記リミッタ回路LIが含む直列ダ
イオード型,並列ダイオード型のクリッパは上記実施の
形態に限定されない。つまり、種々の直列ダイオード
型,並列ダイオード型のクリッパをリミッタ回路に用い
ることができる。
【0155】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の半導
体発光素子の駆動装置は、入力信号発生部と制御素子の
制御端子との間に、リミッタ回路が設けられているか
ら、制御素子の制御端子に印加される信号電圧の上限を
リミッタ回路で制御して、半導体発光素子が破損するの
を阻止できると共に、半導体発光素子の出射光で人が負
傷するのを防止できる。
【0156】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路がツェナーダイオードおよび抵抗
を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の
上限を制御することができる。
【0157】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路がダイオード、抵抗および定電圧
発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むか
ら、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制
御することができる。
【0158】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路がダイオード、抵抗および定電圧
発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むか
ら、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制
御することができる。
【0159】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路がトランジスタおよび抵抗を含む
から、トランジスタの静特性を利用して、制御素子の制
御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができ
る。
【0160】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電
圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含む
から、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を
リミッタ回路で制御できる。
【0161】また、上記制御素子の制御端子に印加する
信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子
の応答速度が遅くなるのを防止できる。
【0162】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電
圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含む
から、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を
リミッタ回路で制御できる。
【0163】また、上記制御素子の制御端子に印加する
信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子
の応答速度が遅くなるのを阻止できる。
【0164】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記定電圧発生回路が3端子レギュレータまたはI
Cタイプのレギュレータであるから、新たに電源を設け
ることなく、定電流を発生させることができる。
【0165】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記定電圧発生回路が、抵抗とコンデンサとを有す
る並列回路であるから、新たに電源を設けることなく、
定電流を発生させることができる。
【0166】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置
は、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続さ
れているから、入力信号発生部が発生する入力信号が変
動しても、コンデンサに一定の電流を供給することがで
きる。
【0167】また、本発明の光無線通信システムは、上
記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えて
いるから、その送信装置の半導体発光素子から過大な光
が出射されず、人の存在する自由空間で安心して使用す
ることができる。
【0168】また、上記送信装置ではフィードバック制
御をしないから、応答性が遅くなるのを防止できる。
【0169】また、上記送信装置の半導体発光素子の光
出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半
導体発光素子を光源として用いることができる。
【0170】また、本発明の光無線通信システムは、上
記半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備え
ているから、その送受信装置の半導体発光素子から過大
な光が出射されず、人の存在する自由空間で安心して使
用することができる。
【0171】また、上記送受信装置ではフィードバック
制御をしないから、応答性が遅くなるのを阻止できる。
【0172】また、上記送受信装置の半導体発光素子の
光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の
半導体発光素子を光源として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の半導体発光素子の駆動装置の
概念を示す概略回路図である。
【図2】 図2は本発明の第1の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図3】 図3は本発明の第2の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図4】 図4は本発明の第3の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図5】 図5は本発明の第4の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図6】 図6は本発明の第5の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図7】 図7は本発明の第6の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図8】 図8は本発明の第7の実施の形態の半導体発
光素子の駆動装置の概略回路図である。
【図9】 図9は上記第1の実施の形態の半導体発光素
子の駆動装置における半導体レーザに流れる電流の時間
的な変化を示すグラフである。
【図10】 図10は定電流ダイオードにおける電圧V
−電流I特性を示すグラフである。
【図11】 図11はトランジスタのベース電流−コレ
クタ電流特性を示すグラフである。
【図12】 図12は本発明の光無線通信システムの構
成を示す概略回路図である。
【図13】 図13は従来の半導体発光素子の駆動装置
の概略回路図である。
【図14】 図14は他の従来の半導体発光素子の駆動
装置の概略回路図である。
【図15】 図15は上記第1の実施の形態におけるプ
リント基板の使用例を説明するための図である。
【図16】 図16は上記第1の実施の形態におけるプ
リント基板の他の使用例を説明するための図である。
【図17】 図17は上記第1の実施の形態におけるプ
リント基板の他の使用例を説明するための図である。
【図18】 図18は上記第1の実施の形態におけるプ
リント基板の他の使用例を説明するための図である。
【符号の説明】
LD 半導体レーザ TR1,…,TR4 トランジスタ R1,…,R21 抵抗 C1,…,C4 コンデンサ D1,…,D9 ダイオード ZD ツェナーダイオード CRD1,CRD2 定電流ダイオード LI リミッタ回路 RE1,…,RE5 3端子レギュレータ VI 入力信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 10/28

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号発生部が発生した入力信号を制
    御素子の制御端子に与えて、半導体発光素子の発光量を
    上記制御端子で制御する半導体発光素子の駆動装置にお
    いて、 上記入力信号発生部と上記制御素子の制御端子との間
    に、リミッタ回路が設けられていることを特徴とする半
    導体発光素子の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動
    装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の上限を制御するためのツェナーダイオード
    および抵抗を含むことを特徴とする半導体発光素子の駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動
    装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗お
    よび定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッ
    パを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動
    装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗お
    よび定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッ
    パを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動
    装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の上限を制御するためのトランジスタおよび
    抵抗を含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の
    半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗お
    よび定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッ
    パを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の
    半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加す
    る信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗お
    よび定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッ
    パを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項3、4、6、7のいずれか1つに
    記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記定電圧発生回路は、3端子レギュレータまたはIC
    タイプのレギュレータであることを特徴とする半導体発
    光素子の駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項3、4、6、7のいずれか1つに
    記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記定電圧発生回路は、上記制御素子と並列になるよう
    に接続され、抵抗とコンデンサとを有する並列回路であ
    ることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体発光素子の駆
    動装置において、 上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続されて
    いることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆
    動装置において、 上記入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半
    導体発光素子を搭載した実質的に平板状のプリント基板
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体発光素子の
    駆動装置において、 上記プリント基板には、上記半導体発光素子を載置する
    金属製の底部と、上記底部に連なると共に、上記底部に
    対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部と
    からなる断面凹状の反射部が設けられ、 上記反射部が、上記プリント基板に設けられ、かつ、上
    記プリント基板の表面と平行な方向に延びる放熱層と連
    なっていることを特徴とする半導体発光素子の駆動装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の半導体発光素子の
    駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層であ
    り、 上記反射部は、上記プリント基板の表面から上記プリン
    ト基板を厚さ方向に窪ませて形成されていることを特徴
    とする半導体発光素子の駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の半導体発光素子の
    駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層であ
    り、 上記反射部は、上記プリント基板の表面から上記プリン
    ト基板を厚さ方向に窪ませて形成され、 上記反射部の底部は上記放熱層の一部からなることを特
    徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の半導体発光素子の
    駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層であ
    り、 上記反射部は、底部が上記放熱層に接触する態様で上記
    プリント基板上に取り付けられた部材からなることを特
    徴とする半導体発光素子の駆動装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の半導体発光素子の
    駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層であ
    り、 上記プリント基板の表面から上記放熱層に達する開口が
    形成され、 上記反射部は、上記開口に嵌め込まれた部材からなり、
    この部材の底部が上記放熱層に接触していることを特徴
    とする半導体発光素子の駆動装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか1つに記
    載の半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備え
    たことを特徴とする光無線通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至16のいずれか1つに記
    載の半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備
    えたことを特徴とする光無線通信システム。
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