JP2003030925A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP2003030925A
JP2003030925A JP2001211953A JP2001211953A JP2003030925A JP 2003030925 A JP2003030925 A JP 2003030925A JP 2001211953 A JP2001211953 A JP 2001211953A JP 2001211953 A JP2001211953 A JP 2001211953A JP 2003030925 A JP2003030925 A JP 2003030925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に
関し、例えばビデオデータ、オーディオデータを記録す
るリムーバブルのハードディスク装置に適用して、記録
時に異常が発生した場合でも、記録済のデータを有効に
保護して確実にAVデータ等を記録することができるよ
うにする。 【解決手段】 本発明は、ホスト装置からの出力データ
を所定データ量だけ記録する毎に、所定領域に、記録し
たデータのデータ量の情報を記録すると共に、管理用デ
ータの更新時、このデータ量の情報をリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置及び
情報処理方法に関し、例えばビデオデータ、オーディオ
データを記録するリムーバブルのハードディスク装置に
適用することができる。本発明は、ホスト装置からの出
力データを所定データ量だけ記録する毎に、所定領域
に、記録したデータのデータ量の情報を記録すると共
に、管理用データの更新時、このデータ量の情報をリセ
ットすることにより、記録時に異常が発生した場合で
も、記録済みのデータを有効に保護して確実にAVデー
タ等を記録することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータのペリフ
ェラルとして使用されるハードディスク装置において
は、ハードディスクに記録された管理用のデータによ
り、複数セクタによるクラスタを単位にしてハードディ
スクに記録されたデータを管理できるようになされてお
り、この管理をホスト装置であるパーソナルコンピュー
タにより実行するようになされている。
【0003】すなわち図6に示すように、ハードディス
クは、通常、情報記録面を内周側領域と外周側領域とに
分割し、外周側領域がシステムエントリーエリアに割り
当てられる。
【0004】さらにハードディスクは、情報記録面が同
心円状に複数のゾーンに区切られ、さらに各ゾーンのト
ラックがそれぞれ円周方向に所定長で区切られて複数の
セクタに分割される。ハードディスク3は、これにより
この1トラック当たりのセクタ数が内周側のゾーンより
順次増大するようになされ、ゾーンに応じて記録周波数
を可変するゾーンビットレコーディングの手法を適用し
て情報記録面を効率良く利用できるようになされてい
る。
【0005】このようにしてゾーニングされ、セクタ化
されてなるハードディスクは、情報記録面の面番号、情
報記録面の外周側より連続して割り当てられるトラック
番号、各トラックにおけるセクタを特定するセクタ番号
により、物理アドレスが設定され、さらにこの物理アド
レスに対応して情報記録面の外周側より順次設定されて
なる論理アドレスによりユーザーデータがファイル管理
される。
【0006】ここで論理アドレスは、複数の論理セクタ
の集合によるクラスタを単位にしたクラスタ番号により
表される。すなわち論理セクタは、情報記録面における
先頭の領域(この場合は最外周である)を0セクタとし
て設定されるデータの記録単位に対応する領域であり、
例えば1の物理セクタが1の論理セクタに対応して、
(論理セクタ番号=1トラック当たりのセクタ数×(面
番号+面の数×トラック番号)+セクタ番号−1)の関
係式により論理セクタ番号を表すことができるようにな
されている。なおここで面番号、トラック番号、セクタ
番号は、物理アドレスによるものである。
【0007】ここで論理セクタは、ユーザーデータに換
算して1の論理セクタに512バイトのデータを記録で
きるように構成され、複数個の論理セクタにより1のク
ラスタが構成されるようになされている。なお1のクラ
スタは、一般に2のべき乗個のセクタにより構成され、
ユーザーデータを記録するデータエリアにおいて、ファ
イルエリアの先頭を2とする連番であるクラスタ番号に
より特定されるようになされている。
【0008】データエリアは、このようにして設定され
る各クラスタにクラスタ番号が割り当てられ、このクラ
スタ番号を基準にしてクラスタ単位でアクセスできるよ
うになされている。なおこの説明では、クラスタ番号を
4桁のヘキサ形式により示す。
【0009】これに対してシステムエントリーエリア
は、さらにブートエリア、FAT(Fail Allocation ta
ble )エリア、ディレクトリエリアに分割され、ブート
エリアには、ディスクの構造を定義するデータが記録さ
れる。これに対してFATエリア及びディレクトリエリ
アには、データエリアに記録したユーザーデータのアク
セスに必要なアドレス情報等が記録される。なおFAT
エリアは、メインFATとサブFATとに同一の情報が
重複して記録され、これにより信頼性を確保できるよう
になされている。
【0010】すなわちディレクトリエリアには、データ
エリアに記録された各ファイルのファイル名と、各ファ
イルの記録開始位置である先頭クラスタのクラスタ番号
等が記録される。これに対してFATエリアには、各フ
ァイルの先頭クラスタに連続する各クラスタのクラスタ
番号等が記録される。これによりハードディスク3は、
所望するファイル名の先頭クラスタ番号をディレクトリ
エリアから検出した後、この先頭クラスタ番号に続くク
ラスタ番号を順次FATエリアから検出することによ
り、1つのファイルを構成する連続するクラスタのアド
レスを検出できるようになされている。
【0011】かくするにつきこの図6においては、デー
タエリアのクラスタ番号1234h〜1240hまでの
クラスタにファイル1が記録されている場合に、ファイ
ル1の第1クラスタのクラスタ番号1234hを示すコ
ードがディレクトリエリアに記録され、さらにこのクラ
スタ番号1234hから続くクラスタ番号がFATエリ
アの対応する領域に順次記録されるようになされてい
る。なおこの図6においてEOF(End Of File )は、
1つのファイルの最終クラスタを示す識別情報である。
【0012】より詳細には、ディレクトリエリアは、デ
ータエリアに記録した各ファイル毎に、図7に示す構成
のファイル管理用データが記録される。すなわちファイ
ル管理用データは、先頭8バイトにファイル名が割り当
てられ、続く3バイトに各ファイルの拡張子が割り当て
られる。さらに続く1バイトにファイルの属性を示すデ
ータが割り当てられ、続く10バイトがリザーブ用のデ
ータに割り当てられる。また続く2バイトが記録開始時
刻のデータに、続く2バイトが記録日時のデータに割り
当てられ、続く2バイトに先頭クラスタ番号であるクラ
スタ番号が割り当てられるようになされている。なお最
後の4バイトには、ファイル長のデータが割り当てられ
る。
【0013】これに対してFATエリアは(図6)、デ
ータエリアのクラスタ番号に対応してクラスタアドレス
が割り振られ、各クラスタアドレスに続くクラスタのク
ラスタ番号が記録されるようになされている。また図8
に示すように、これらクラスタ番号に割り当てられてい
ないコードのうち、所定のコードがそれぞれ空き領域、
欠陥クラスタ、EOFを示す識別情報に割り当てられる
ようになされている。
【0014】これによりハードディスクは、ディレクト
リエリアより所望のファイルの先頭クラスタ番号を検出
してFATエリアを順次辿ることにより、この所望する
ファイルを記録したクラスタのクラスタ番号を順次辿る
とができるようになされ、このようにして検出されるク
ラスタ番号によりこのファイルをアクセスできるように
なされている。また同様にFATエリアをアクセスして
データエリアの空き領域を検出できるようになされてい
る。これらによりハードディスクは、所定ブロック単位
で情報記録面を管理できるようになされている。
【0015】これに対してハードディスク装置をアクセ
スするインターフェースにおいては、ATA(AT Attac
hment )、SCSI(Small Computer System Interfac
e )等があり、これらのインターフェースによるパーソ
ナルコンピュータにおいては、例えば、電源起動時、ハ
ードディスクに記録された管理用データをアップロード
する。
【0016】すなわち図9は、この管理用データのアッ
プロードを示す処理手順であり、ハードディスク装置に
おいては、例えば電源の起動時、ステップSP1からス
テップSP2に移り、ホスト装置からシステムエントリ
ーエリアの読み出しコマンドが発行され、続くステップ
SP3において、このコマンドに応動してシステムエン
トリーエリアのデータがハードディスクより読み出され
てホスト装置に送信される。これにより従来のシステム
においては、続くステップSP4において、一連の書き
込み、読み出しのコマンド発行に利用できるように、こ
のシステムエントリーエリアのデータがホスト装置のメ
モリに記録された後、ステップSP5に移って、この処
理手順を終了する。
【0017】またパーソナルコンピュータにおいては、
このようにしてアップロードした管理用データを基準に
して、パラメータを設定してハードディスク装置にアク
セスを指示する。すなわち例えば所望のファイルを読み
出す場合には、このファイルの先頭アドレス(ディレク
トリのFATエントリー番号)、クラスタを単位にした
転送長をパラメータに設定して読み出しコマンドを発行
する。また書き込み時においても、同様にして書き込み
のコマンドを発行して記録に供するデータを順次送出す
る。
【0018】すなわち図10は、ホスト装置のメモリに
記録した管理用データを基準にした書き込みの処理を示
すフローチャートである。この場合、ホスト装置におい
ては、ステップSP11からステップSP12に移り、
ホストメモリに記録した管理用データを検索して空き領
域を示すコードが設定されてなるクラスタ番号(空きク
ラスタアドレス)を検出する。
【0019】このようにして空きクラスタアドレスを検
出すると、ホスト装置は、続くステップSP13におい
て、この空きクラスタアドレスと転送長とによりパラメ
ータ(LBA(論理ブロックアドレス)による書き込み
アドレスである)を設定して書き込みコマンドを発行し
た後、続くステップSP14で記録に供するデータを転
送長の分だけハードディスク装置に送出する。ハードデ
ィスク装置においては、続くステップSP15におい
て、書き込みのコマンドに応動して続いて伝送されるデ
ータをバッファメモリに記録し、続くステップSP16
において、このバッファメモリに記録したデータをホス
ト装置により指定された空きクラスタに順次記録する。
【0020】ハードディスク装置は、このようにしてホ
スト装置より伝送されたデータの記録を完了すると、ス
テップSP17において、ホスト装置に割り込みをかけ
る。ホスト装置においては、この割り込みによりステッ
プSP18に移り、ここで記録に供するデータの転送を
全て完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られる
と、ステップSP12に戻る。これによりホスト装置
は、データ量の大きなファイルについては、繰り返し書
き込みコマンドを発行してデータを送出し、ハードディ
スク装置においては、このコマンドに応動してホスト装
置により指定される空きクラスタに順次データを記録す
る。
【0021】これに対して記録に供するデータの転送を
全て完了すると、ステップSP18で肯定結果が得られ
ることにより、ホスト装置は、ステップSP19に移
り、ホストメモリに記録したシステムエントリーエリア
の内容をこのファイルの記録に対応するように更新し、
またこの更新に対応するようにハードディスク装置にシ
ステムエントリーエリアの更新を指示し、ステップSP
20に移ってこの処理手順を終了する。
【0022】これらの処理により従来のハードディスク
装置においては、ホスト装置の管理により書き込み、読
み出しの処理を実行するようになされている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のハー
ドディスク装置においては、近年、小型化、高記録密度
化されており、オーディオデータ、ビデオデータ(以
下、AVデータと呼ぶ)の記録についても、ハードディ
スク装置を利用することにより、携帯可能で、長時間記
録可能な記録装置を作成することができると考えられ
る。すなわちハードディスク装置をビデオテープレコー
ダの代わりに使用して、小型携帯可能なビデオカメラ等
の種々のAV機器を構成することができると考えられ
る。
【0024】ところがこのようにAVデータの記録に適
用して種々のAV機器を構成する場合にあっては、コン
ピュータのペリフェラルとして使用される場合に比し
て、記録途中で異常終了する場合が格段的に増大すると
考えられる。すなわち記録中にバッテリー切れにより動
作が停止する場合も考えられ、また誤操作により記録中
に電源が立ち下げられる場合も考えられる。さらに記録
装置を誤って取り外す場合も考えられ、さらには振動、
落下等による異常も考えられる。
【0025】従来のハードディスク装置におけるインタ
ーフェースにおいては、上述したようにハードディスク
へのデータの記録を完了した後、システムエントリーエ
リアを更新し、さらにこのようにして更新したシステム
エントリーエリアの記録に従ってデータエリアを再生す
ることにより、このように異常が発生した場合、異常発
生の時点までハードディスクに正しく記録したデータを
再生できなくなる問題があった。
【0026】この問題を解決する1つの方法として、記
録時にデータを書き込む毎に、ディレクトリエリア及び
FATエリアを更新すれば、これらディレクトリエリア
及びFATエリアの記録により、異常が発生するまでの
間に記録したデータを保護することができると考えられ
る。
【0027】すなわちこの種のインターフェースにおい
ては、最大転送長が例えば256セクタ(ATA規格の
場合)であることにより、サイズの大きなファイルをア
クセスする場合、パーソナルコンピュータにおいては、
パラメータを順次更新して読み出しのコマンドを繰り返
し発行する。
【0028】ハードディスク装置においては、このコマ
ンドに対応して指示された先頭クラスタより転送長の分
だけデータを再生してパーソナルコンピュータに出力
し、サイズの大きなファイルを読み出す場合には、パー
ソナルコンピュータからの読み出しのコマンドに応動し
て同様の処理を繰り返すことにより、一連のデータをハ
ードディスクより再生してパーソナルコンピュータに出
力するようになされている。
【0029】また読み出し時と同様に、サイズの大きな
ファイルを書き込む場合、パーソナルコンピュータにお
いては、パラメータを順次更新して読み出しのコマンド
を繰り返し発行し、これに対応してハードディスク装置
においては、パーソナルコンピュータからの書き込みの
コマンドに応動して同様の処理を繰り返すことにより、
一連のデータをパーソナルコンピュータより入力してハ
ードディスクに記録するようになされている。
【0030】すなわち図11は、ホスト装置からの各コ
マンド毎にファイルを登録する場合の処理手順を示すフ
ローチャートである。この場合、ホスト装置において
は、ステップSP21からステップSP22に移り、ホ
ストメモリに記録した管理用データを検索して空き領域
を示すコードが設定されてなるクラスタ番号(空きクラ
スタアドレス)を検出する。
【0031】このようにして空きクラスタアドレスを検
出すると、ホスト装置は、続くステップSP23におい
て、この空きクラスタアドレスと転送長とによりパラメ
ータを設定して書き込みコマンドを発行した後、続くス
テップSP24で記録に供するデータを転送長の分だけ
ハードディスク装置に送出する。ハードディスク装置に
おいては、続くステップSP25において、書き込みの
コマンドに応動して続いて伝送されるデータをバッファ
メモリに記録し、続くステップSP26において、この
バッファメモリに記録したデータをホスト装置により指
定された空きクラスタに順次記録する。
【0032】ハードディスク装置は、このようにしてホ
スト装置より伝送されたデータの記録を完了すると、ス
テップSP27において、このデータの記録に対応する
ようにメインFATの記録を更新した後、続くステップ
SP28において、同様にサブFATの記録を更新す
る。また続くステップSP29においてディレクトリエ
リアの記録を更新する。なおハードディスク装置は、こ
れらメインFAT、サブFAT、ディレクトリエリアの
記録においては、直前の処理の完了によりホスト装置に
割り込みをかけ、この割り込みによりホスト装置から発
行されるコマンドにより、各書き込みの処理を実行する
ようになされている。
【0033】このようにしてシステムエントリーエリア
を更新すると、ハードディスク装置は、ステップSP3
0においてホスト装置に割り込みをかける。ホスト装置
においては、この割り込みによりステップSP31に移
り、ここで記録に供するデータの転送を全て完了したか
否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップS
P22に戻るのに対し、ステップSP31で肯定結果が
得られると、ステップSP32に移ってこの処理手順を
終了する。これによりホスト装置は、データ量の大きな
ファイルについては、繰り返し書き込みコマンドを発行
してデータを送出し、ハードディスク装置においては、
このコマンドに応動してホスト装置により指定される空
きクラスタに順次データを記録すると共に、これに対応
して管理用データを逐次更新するようになされている。
【0034】ところがこの方法の場合、メインFAT、
サブFAT、ディレクトリーエリアのアクセスに3回の
シークを実行することが必要になり、このシークに要す
るシーク時間、回転待ち時間により、コマンド毎に実行
するファイル登録に時間を要する。これによりこの方法
の場合、実際のAVデータの書き込み時間よりファイル
登録に要する時間の方が長くなってしまい、連続するA
Vデータを途切れることなく記録することが困難になる
問題がある。因みに、ハードディスク装置において、記
録速度は、線記録密度、ディスク回転速度、ディスク径
に依存することにより、近年のようにハードディスクの
直径が小さくなると、このような問題が顕著となる。
【0035】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録時に異常が発生した場合でも、記録済みのデー
タを有効に保護して確実にAVデータ等を記録すること
ができる情報処理装置及び情報処理方法を提案しようと
するものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、情報処理装置に適用し
て、出力データを所定データ量だけ記録する毎に、所定
領域に、記録した出力データのデータ量の情報を記録
し、所定のタイミングで、出力データによる1つのファ
イルのデータエリアへの記録に対応するように、管理用
データを更新すると共に、データ量の情報をリセットす
る。
【0037】また請求項6の発明においては、情報処理
方法に適用して、出力データを所定データ量だけ記録す
る毎に、所定領域に、記録した出力データのデータ量の
情報を記録し、所定のタイミングで、出力データによる
1つのファイルのデータエリアへの記録に対応するよう
に、管理用データを更新すると共に、データ量の情報を
リセットする。
【0038】請求項1の構成によれば、出力データを所
定データ量だけ記録する毎に、所定領域に、記録した出
力データのデータ量の情報を記録し、所定のタイミング
で、出力データによる1つのファイルのデータエリアへ
の記録に対応するように、管理用データを更新すると共
に、データ量の情報をリセットすることにより、種々の
異常により、この所定のタイミングにおける管理用デー
タの更新が困難になった場合でも、データ量の情報にお
けるリセットの有無により、記録済みのデータが存在す
るか否か判断することができる。また管理用データよ
り、このような記録済みデータの記録開始位置を検出す
ることができ、さらにデータ量の情報によりこの記録開
始位置より記録済みデータの末尾を検出することができ
る。これによりこのようにして検出される記録開始位置
から記録済みデータの末尾までを1つのファイルとして
取り扱うようにして、記録時に異常が発生した場合で
も、記録済みのデータを有効に保護して確実にAVデー
タ等を記録することができる。
【0039】これにより請求項6の構成によれば、記録
時に異常が発生した場合でも、記録済みのデータを有効
に保護して確実にAVデータ等を記録することができる
情報処理方法を提供することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0041】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係るハードディスク装置
を示すブロック図である。このハードディスク装置1
は、撮像装置、セットトップボックス等のAV機器2、
パーソナルコンピュータ(PC)等に装着されて、これ
らの機器より出力される各種データを記録する。またこ
れらの機器に装着された状態で、又はこれらの装置より
取り外されて他のAV機器、パーソナルコンピュータ等
に装着された状態で、記録したデータを再生して出力す
る。
【0042】このためこのハードディスク装置1は、A
V機器等に着脱自在に保持され、AVデータを所定フォ
ーマットによりデータ圧縮してなるデータ、テキストデ
ータ等をこれらのAV機器2との間で入出力し、またこ
れらのデータの入出力に伴う制御コマンド、ステータス
データ、アドレス等をこれら機器との間で入出力する。
さらにこれらのデータをハードディスク3に記録し、ま
たこのハードディスク3に記録したデータを再生して出
力する。
【0043】ここでハードディスク3は、図6〜図8に
ついて上述したフォーマットによりAV機器2より出力
されるAVデータdataを記録し、また記録したAV
データdataを再生してAV機器2に出力する。
【0044】サーボ回路4は、ハードディスク制御回路
5の制御によりモータ(M)6を駆動し、これによりハ
ードディスク3を所定の回転速度により回転駆動する。
またサーボ回路4は、同様にしてモータ(M)8を駆動
することにより磁気ヘッドをシークさせ、さらにトラッ
キング制御する。
【0045】リードライトデータチャンネル部9は、ハ
ードディスク制御回路5の制御により、記録時、ハード
ディスク制御回路5の出力データを記録再生系の特性に
適した方式により符号化処理してビット系列のデータを
生成し、このデータにより磁気ヘッドを駆動する。また
再生時、リードライトデータチャンネル部9は、磁気ヘ
ッドより得られる再生信号を信号処理して再生データを
生成し、この再生データをハードディスク制御回路5に
出力する。
【0046】ハードディスク制御回路5は、インターフ
ェース制御回路11の指示によりハードディスク3上の
データを管理する制御回路であり、バッファメモリ10
を介して入力されるAVデータに応じてサーボ回路4の
動作を制御すると共に、このAVデータをリードライト
データチャンネル部9に出力することにより、インター
フェース制御回路11により指示されるクラスタにこれ
らのAVデータを記録する。また再生時、同様にしてサ
ーボ回路4の動作を制御してリードライトデータチャン
ネル部9の出力データをバッファメモリ10に出力し、
これによりインターフェース制御回路11により指示さ
れたクラスタを再生する。
【0047】インターフェース制御回路(IF制御)1
1は、例えばSCSIコントローラ、IDEコントロー
ラ、ATAコントローラ等により形成され、AV機器2
との間で送受するデータ、制御コマンド等の入出力回路
を構成する。すなわちインターフェース制御回路11
は、AV機器2より入力されるコマンドcomman
d、このコマンドに設定されたパラメータを解析し、ハ
ードディスク制御回路5等の動作を制御する。また書き
込み時にあっては、バッファメモリ10を介して、AV
機器2より入力されるAVデータをハードディスク制御
回路5に出力し、また再生時にあっては、バッファメモ
リ10を介して、ハードディスク制御回路5より出力さ
れるAVデータをAV機器2に出力する。
【0048】これに対応してAV機器2においては、メ
モリ2Bにワークエリアを確保した中央処理ユニット
(CPU)2Aの処理により、上位のコントローラから
の指示に応じてハードディスク装置1に種々のコマンド
等を送出する。
【0049】この処理において中央処理ユニット2A
は、電源起動時、所定の処理手順の実行により、ハード
ディスク3のシステムエントリーエリアに記録されてな
る管理用データであるブートエリア、FATエリア、デ
ィレクトリエリアのデータをメモリ2Bにアップロード
し、このアップロードしたデータを基準にしたパラメー
タの設定により種々のコマンドを送出する。
【0050】すなわち図1は、メモリ2Bに記録した管
理用データを基準にした書き込みの処理を示すフローチ
ャートである。この場合、AV機器2の中央処理ユニッ
ト2Aにおいては、ステップSP41からステップSP
42に移り、メモリ2Bに記録した管理用データを検索
して空き領域を示すコードが設定されてなるクラスタ番
号(空きクラスタアドレス)を検出する。
【0051】このようにして空きクラスタアドレスを検
出すると、ホスト装置は、続くステップSP43におい
て、この空きクラスタアドレスと転送長とによりパラメ
ータを設定して書き込みコマンドを発行した後、続くス
テップSP44で記録に供するデータを転送長の分だけ
ハードディスク装置に送出する。ハードディスク装置に
おいては、続くステップSP45において、書き込みの
コマンドに応動して続いて伝送されるデータをバッファ
メモリ10に記録し、続くステップSP46において、
このバッファメモリ10に記録したデータをAV機器2
により指定された空きクラスタに順次記録する。
【0052】ハードディスク装置は、このようにしてA
V機器2より伝送されたデータの記録を完了すると、ス
テップSP47において、このようにして記録するファ
イルについて、記録を完了したAVデータの記録処理情
報を所定領域に記録する。ここでこの実施の形態におい
て、記録領域は、図6との対比により図3に示すよう
に、システムエントリーエリア中の事前に設定された領
域である。これに対して記録処理情報は、記録の完了し
たデータ量の情報が割り当てられ、ハードディスク3の
記録単位であるクラスタを単位にしてこのデータ量(ク
ラスタ数である)が表されるようになされている。
【0053】このようにして記録処理情報を記録する
と、ハードディスク装置は、ステップSP48に移り、
AV機器2に割り込みをかける。AV機器2において
は、この割り込みによりステップSP49に移り、ここ
で記録に供するデータの転送を全て完了したか否か判断
し、ここで否定結果が得られると、ステップSP42に
戻る。これによりAV機器2は、データ量の大きなファ
イルについては、繰り返し書き込みコマンドを発行して
データを送出し、ハードディスク装置においては、この
コマンドに応動して記録処理情報を更新しながら、AV
機器2により指定される空きクラスタに順次データを記
録するようになされている。
【0054】これに対して記録に供するデータの転送を
全て完了すると、ステップSP49で肯定結果が得られ
ることにより、AV機器2は、ステップSP50に移
り、このファイルの記録に対応するように、メモリ2B
の記録を更新し、またハードディスク装置1にシステム
エントリーエリアの更新を指示する。さらに続くステッ
プSP51において、記録処理情報のリセットを指示
し、ハードディスク装置1においては、この指示により
記録処理情報によるクラスタ数の値を値0に更新し、そ
の後ステップSP52に移ってこの処理手順を終了す
る。
【0055】これらの処理によりハードディスク装置に
おいては、AV機器2により連続する書き込みのコマン
ドに対して、順次、記録済みみのデータ量の情報をハー
ドディスク3のシステムエントリーエリアに記録しなが
ら、AV機器2より出力されるAVデータを記録し、A
V機器2の指示によりFATエリア等を更新すると共
に、記録処理情報をリセットするようになされ、これに
より記録途中で異常が発生した場合でも、必要に応じて
データの修復処理を実行できるようになされている。
【0056】図4は、ハードディスク装置1の起動時の
処理手順を示すフローチャートである。ハードディスク
装置1では、この起動時の処理において、上述した記録
処理情報により必要に応じて修復処理を実行し、これに
より異常終了による記録済みのデータを有効に保護す
る。
【0057】すなわちハードディスク装置においては、
電源の起動時、ステップSP61からステップSP62
に移り、AV機器2からシステムエントリーエリアの読
み出しコマンドが発行され、続くステップSP63にお
いて、このコマンドに応動してシステムエントリーエリ
アのデータがハードディスクより読み出されてAV機器
2に送信される。これによりAV機器2においては、続
くステップSP64において、このシステムエントリー
エリアのデータがメモリ2Bに記録される。
【0058】このようにして従来の電源起動時と同様の
処理を実行すると、ハードディスク装置1においては、
続くステップSP65において、記録処理情報を読み出
し、続くステップSP66において、この記録処理情報
がリセットされているか否か、すなわちこの実施の形態
ではファイルサイズであるクラスタ数が値0に設定され
ているか否か判断する。
【0059】ここで肯定結果が得られると、この場合、
何ら異常により記録途中で動作を終了することなく、デ
ータエリアの記録に対応するようにシステムエントリー
エリアが更新されて終了してなる場合であることによ
り、ハードディスク装置1は、ステップSP66からス
テップSP67に移ってこの処理手順を終了する(図
5)。
【0060】これに対してステップSP66で否定結果
が得られると、この場合、何らかの異常により記録途中
で動作を終了し、データエリアの記録に対応するように
システムエントリーエリアが更新されていない場合であ
ることにより、ハードディスク装置1は、ステップSP
66からステップSP68に移る。ここでハードディス
ク装置1は、AV機器2において実行される空きクラス
タ検出のアルゴリズムと同一のアルゴリズムにより、シ
ステムエントリーエリアのデータより、空き領域の先頭
を検出する。また同様にして、この空き領域の先頭か
ら、記録処理情報より得られるクラスタ数の分だけ、順
次空きクラスタを検出する。
【0061】このようにして記録情報処理のクラスタ数
に対応する空き領域をシステムエントリーエリアのデー
タより検出すると、ハードディスク装置は、続くステッ
プSP69において、このようにして検出した空き領域
を1つのファイルが記録されてなる領域に設定し、この
1つのファイルに対応するように所定のメモリ上でFA
Tのデータを更新する。また続くステップSP70(図
5)において、この1つのファイルに対応するように、
メモリ上においてディレクトリエリアのデータを更新す
る。
【0062】このようにしてハードディスク装置1は、
異常終了による記録済みデータを1つのファイルとし
て、メモリ上でシステムエントリーエリアのデータを更
新し、この更新をAV機器2に通知する。
【0063】これによりハードディスク装置1は、続く
ステップSP71において、AV機器2からFATエリ
アの更新を指示する書き込みコマンドが得られ、このコ
マンドにより続くステップSP72において、メモリ上
の記録に対応するようにメインFAT及びサブFATの
記録を更新する。またこの記録の更新により、続くステ
ップSP73において、AV機器2に割り込みをかけ
る。
【0064】またこの割り込みにより、続くステップS
P74において、AV機器2からディレクトリーエリア
の更新を指示する書き込みコマンドが得られ、このコマ
ンドにより続くステップSP75において、メモリ上の
記録に対応するようにディレクトリーエリアの記録を更
新する。またこれらの処理により、続くステップSP7
6において、記録処理情報をリセットした後、ステップ
SP77に移って、AV機器2に割り込みをかけ、ステ
ップSP67に移ってこの処理手順を終了する。
【0065】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、ハードディスク装置1は(図
2)、例えば撮像装置、セットトップボックス等のAV
機器2に装着されて、電源が立ち上げられると、ハード
ディスク3のシステムエントリーエリアに記録されたデ
ータが読み出され、このデータがAV機器2に転送され
てメモリ2Bに記録される。
【0066】このようにしてデータエリアの管理用デー
タがハードディスク3よりダウンロードされた状態で、
ハードディスク3に記録されたデータを再生してAV機
器2に出力する場合、AV機器2において、メモリ2B
の記録より、ディレクトリエリアのデータが検索されて
所望するファイルの先頭アドレスが検出され(図3)、
さらにこの先頭アドレスを基準にしてFATエリアのデ
ータを順次辿って連続するクラスタアドレスが検出さ
れ、これらによりこのファイルが記録されているクラス
タアドレスがAV機器2で検出される。ハードディスク
装置1では、このようにして検出したクラスタアドレス
による再生コマンドがAV機器2より出力され、このア
ドレスにより指定されたクラスタを順次再生して再生デ
ータを得、この再生データをAV機器2に出力する。こ
れによりこのシステムにおいては、ハードディスク3に
記録されたAVデータ等を再生することができる。
【0067】これに対して記録時においては、メモリ2
Bに記録されたFATエリアのデータより、AV機器2
において、ハードディスク3上における空き領域が順次
検出される。またこのようにして検出した空き領域のク
ラスタを指定した書き込みのコマンドがAV機器2より
出力され、ハードディスク装置1においては、このコマ
ンドにより指定された空きクラスタに順次入力されるA
Vデータを記録し、記録の完了したデータ量の情報によ
る記録処理情報を記録する。また記録を完了すると、A
V機器2の指示により、システムエントリーエリアの記
録が更新され、またAV機器2にロードされてなるシス
テムエントリーエリアのデータが更新され、記録処理情
報がリセットされる。
【0068】データ量の大きなファイルを記録する場
合、このファイルが所定のデータ量単位で区切られ、書
き込みのコマンドがAV機器2より繰り返し発行されて
各データ量のAVデータの記録が繰り返され、またこの
AVデータの記録の繰り返しに対応して、順次、記録処
理情報が更新される。またこのようにして1つのファイ
ルの記録を完了すると、AV機器2の指示により、シス
テムエントリーエリアの記録が更新され、またAV機器
2にロードされてなるシステムエントリーエリアのデー
タが更新され、記録処理情報がリセットされる。
【0069】このようにしてデータ量の大きなファイル
を繰り返しの書き込みコマンドにより記録する際に、例
えば落下、バッテリ切れ等の異常により記録困難となっ
た場合、ハードディスク3では、システムエントリーエ
リアのデータが更新されていないことにより、システム
エントリーエリアの記録によっては、この異常時までに
記録した記録済みデータについては、再生することが困
難になる。
【0070】しかしながらこの実施の形態においては、
所定のデータ量だけハードディスク3にAVデータを記
録すると、記録処理情報を更新し、1つのファイルの記
録の完了により管理用データを更新すると共に記録処理
情報をリセットすることにより、この記録処理情報のリ
セットの有無により、このような異常により管理用デー
タを更新しないで終了した記録済みデータの有無を検出
することができる。またこのような記録済みデータの記
録開始位置については、管理用データにより検出するこ
とができ、記録処理情報によるデータ量の分、この管理
用データを順次辿って記録済みデータの末尾を確認する
ことができる。これによりこのようにして検出される記
録開始位置から記録済みみデータの末尾の領域までのデ
ータを1つのファイルとして処理して、この記録処理情
報により異常発生時点までに記録した記録済みデータの
修復を図ることができ、これによりこの記録済みデータ
を有効に保護することが可能となる。
【0071】またこの実施の形態においては、このよう
なファイルの記録が空き領域を順次辿って実行されるこ
とにより、ハードディスク3における記録単位であるク
ラスタ数により記録したデータ量を表すようにして、こ
のクラスタ数を記録処理情報に設定して記録済み領域の
末尾が示され、これにより何れの領域にこの種の記録済
みデータが記録されているかを簡易かつ確実に検出する
ことができる。これによりこの実施の形態においては、
記録時の処理を簡略化するようになされ、その分、全体
構成を簡略化することができる。またこの記録処理情報
に割り当てられたクラスタ数が値0か否か判断すること
により、システムエントリーエリアを正しく更新しない
で動作を終了したか否か、すなわち異常による記録済み
データが存在するか否かを簡易に判断できるようになさ
れている。
【0072】すなわちハードディスク装置1において
は、電源起動時、システムエントリーエリアのデータを
AV機器2に転送した後、記録処理情報に設定されたク
ラスタ数が値0か否か判断し、これにより異常により動
作を終了して、記録済みのデータがハードディスク3に
記録されているか否か判断する。さらにこのような記録
済みのデータがハードディスク3に残っている場合、シ
ステムエントリーエリアの記録より、先頭の空きクラス
タを検出し、さらに記録処理情報に記録されたクラスタ
数の分だけ、この先頭の空きクラスタより順次空きクラ
スタを検出し、このようにして検出したクラスタの記録
を1つのファイルに設定し、この設定に対応するように
システムエントリーエリアの記録を更新する。これによ
りこのハードディスク装置においては、記録時に異常が
発生した場合でも、記録済みのデータを有効に保護して
確実にAVデータを記録することができる。
【0073】このようにして処理するにつき、この実施
の形態においては、システムエントリーエリアにアクセ
スして単に記録処理情報を更新するだけの処理であるこ
とにより、書き込みのコマンドの都度、システムエント
リーエリアのメインFAT、サブFAT、ディレクトリ
ーエリアをアクセスして更新する場合のような(図12
について説明した処理である)、シークに多大な時間を
要することなく、連続するAVデータを記録することが
できる。
【0074】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、ホスト装置からの出力データを所
定データ量だけ記録する毎に、所定領域に、記録したデ
ータのデータ量の情報を記録すると共に、管理用データ
の更新時、このデータ量の情報をリセットすることによ
り、記録時に異常が発生した場合でも、記録済みのデー
タを有効に保護して確実にAVデータ等を記録すること
ができる。
【0075】またこのとき、ハードディスクの記録単位
であるクラスタを単位にして、このようなデータ量を示
すことにより、管理用データによるファイル管理と対応
付けて、記録済みデータの末尾を特定することができ、
その分、全体の処理を簡略化することができる。
【0076】またホスト装置からのコマンドにより管理
用データを更新すると共に、データ量の情報をリセット
することにより、データ量の大きなファイルをホスト装
置により管理して、1つのファイルの書き込みの終了に
より管理用データを更新することができ、これによりこ
のハードディスク装置を他のホスト装置に接続して従来
によるファイル管理システムとの間で互換を図ることが
できる。
【0077】また起動時、データ量の情報のリセットの
有無を判断して記録済みデータを修復することにより、
必要に応じて記録済みデータを修復して、無駄な処理を
有効に回避することができる。
【0078】またこの修復の処理において、管理用デー
タにより空き領域の先頭領域を検出し、この先頭領域か
ら1つのファイルを設定して管理用データを更新するこ
とにより、この種のファイル管理システムのアルゴリズ
ムを有効に利用して、修復の処理を実行することができ
る。
【0079】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、クラスタ数によりデ
ータ量を記録する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えばセクタ数によりデータ量を記録する場
合等、必要に応じてハードディスクの記録単位でデータ
量を記録する場合、さらには種々の表現方法によりデー
タ量を記録する場合に広く適用することができる。
【0080】また上述の実施の形態においては、記録処
理情報に単にデータ量の情報を割り当てる場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、その他にFATエン
トリ番号、ディレクトリ位置(そのファイルのディレク
トリが書き込まれている位置)等も一緒に書込むように
してもよい。なおこのようにFATエントリ番号を記録
するようにすれば、修復処理において、先頭の空き領域
を検出する処理を省略することができる。
【0081】また上述の実施の形態においては、ホスト
装置の管理により1つのファイルを記録して記録処理情
報をリセットすると共に、管理用データを更新する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばハー
ドディスクの取り外し時、電源の立ち下げ時等にこれら
の処理を実行するようにしてもよい。
【0082】また上述の実施の形態においては、記録処
理情報を単に記録する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、記録処理情報を2度書、3度書するよう
にし、またこれらを複数箇所に記録するようにし、信頼
性を向上するようにしてもよい。
【0083】また上述の実施の形態においては、本発明
をハードディスク装置に適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、光ディスク、光磁気ディス
ク等、種々のディスク状記録媒体にデータを記録する情
報処理装置に広く適用することができる。
【0084】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ホスト装
置からの出力データを所定データ量だけ記録する毎に、
所定領域に、記録したデータのデータ量の情報を記録す
ると共に、管理用データの更新時、このデータ量の情報
をリセットすることにより、記録時に異常が発生した場
合でも、記録済みのデータを有効に保護して確実にAV
データ等を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハードディスク装置
における書き込み時の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係るハードディスク装置
を示すブロック図である。
【図3】図2のハードディスク装置におけるハードディ
スクのフォーマットを示す図表である。
【図4】図2のハードディスク装置における起動時の処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】図4の続きの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】従来のハードディスクにおける記録フォーマッ
トを示す図表である。
【図7】図6のディレクトリーエリアに記録されるデー
タを示す図表である。
【図8】図6のFATエリアに記録されるコードを示す
図表である。
【図9】従来のシステムにおける起動時の処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】従来のシステムにおける書き込み時の処理手
順を示すフローチャートである。
【図11】繰り返しのコマンドによるシステムエントリ
ーエリアの更新処理の説明に供するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1……ハードディスク装置、2……AV機器、2A……
中央処理ユニット、2B、3……ハードディスク、10
……バッファメモリ
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月26日(2002.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】さらにハードディスクは、情報記録面が同
心円状に複数のゾーンに区切られ、さらに各ゾーンのト
ラックがそれぞれ円周方向に所定長で区切られて複数の
セクタに分割される。ハードディスクは、これによりこ
の1トラック当たりのセクタ数が内周側のゾーンより順
次増大するようになされ、ゾーンに応じて記録周波数を
可変するゾーンビットレコーディングの手法を適用して
情報記録面を効率良く利用できるようになされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】すなわちディレクトリエリアには、データ
エリアに記録された各ファイルのファイル名と、各ファ
イルの記録開始位置である先頭クラスタのクラスタ番号
等が記録される。これに対してFATエリアには、各フ
ァイルの先頭クラスタに連続する各クラスタのクラスタ
番号等が記録される。これによりハードディスクは、所
望するファイル名の先頭クラスタ番号をディレクトリエ
リアから検出した後、この先頭クラスタ番号に続くクラ
スタ番号を順次FATエリアから検出することにより、
1つのファイルを構成する連続するクラスタのアドレス
を検出できるようになされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】より詳細には、ディレクトリエリアは、デ
ータエリアに記録した各ファイル毎に、図7に示す構成
のファイル管理用データが記録される。すなわちファイ
ル管理用データは、先頭8バイトにファイル名が割り当
てられ、続く3バイトに各ファイルの拡張子が割り当て
られる。さらに続く1バイトにファイルの属性を示すデ
ータが割り当てられ、続く10バイトがリザーブ用のデ
ータに割り当てられる。また続く2バイトが記録開始時
刻のデータに、続く2バイトが記録日のデータに割り当
てられ、続く2バイトに先頭クラスタ番号であるクラス
タ番号が割り当てられるようになされている。なお最後
の4バイトには、ファイル長のデータが割り当てられ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】これによりハードディスクは、ディレクト
リエリアより所望のファイルの先頭クラスタ番号を検出
してFATエリアを順次辿ることにより、この所望する
ファイルを記録したクラスタのクラスタ番号を順次辿る
とができるようになされ、このようにして検出される
クラスタ番号によりこのファイルをアクセスできるよう
になされている。また同様にFATエリアをアクセスし
てデータエリアの空き領域を検出できるようになされて
いる。これらによりハードディスクは、所定ブロック単
位で情報記録面を管理できるようになされている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】これらの処理によりハードディスク装置に
おいては、AV機器2により連続する書き込みのコマン
ドに対して、順次、記録済みのデータ量の情報をハード
ディスク3のシステムエントリーエリアに記録しなが
ら、AV機器2より出力されるAVデータを記録し、A
V機器2の指示によりFATエリア等を更新すると共
に、記録処理情報をリセットするようになされ、これに
より記録途中で異常が発生した場合でも、必要に応じて
データの修復処理を実行できるようになされている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】このようにして処理するにつき、この実施
の形態においては、システムエントリーエリアにアクセ
スして単に記録処理情報を更新するだけの処理であるこ
とにより、書き込みのコマンドの都度、システムエント
リーエリアのメインFAT、サブFAT、ディレクトリ
ーエリアをアクセスして更新する場合のような(図1
について説明した処理である)、シークに多大な時間を
要することなく、連続するAVデータを記録することが
できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 G11B 27/00 D H04N 5/765 H04N 5/781 510L 5/781

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置の制御に応じてディスク状記録
    媒体をアクセスする情報処理装置であって、 前記ディスク状記録媒体は、 情報記録面が同心円状に分割されて、前記ホスト装置の
    出力データを記録するデータエリアと、前記データエリ
    アに記録されたデータを管理する管理用データを記録す
    る管理用データの記録エリアとが設定され、 前記情報処理装置は、 前記出力データを所定データ量だけ記録する毎に、所定
    領域に、記録した前記出力データのデータ量の情報を記
    録し、 所定のタイミングで、前記出力データによる1つのファ
    イルの前記データエリアへの記録に対応するように、前
    記管理用データを更新すると共に、前記データ量の情報
    をリセットすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記ディスク状記録媒体は、 情報記録面が所定の記録単位で区切られ、 前記データ量の情報は、 前記記録単位により表されるデータ量であることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記所定のタイミングが、 前記出力データによる1つのファイルの書き込みの完了
    により、前記ホスト装置から前記管理用データの更新が
    指示されるタイミングであることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】起動時、前記データ量の情報のリセットの
    有無を判定し、 該判定結果に基づいて、前記管理用データを更新すると
    共に、前記データ量の情報をリセットすることを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記管理用データを更新する処理は、 前記管理用データにより、空き領域に設定されてなる先
    頭領域を検出し、 前記先頭領域から前記データ量の情報により特定される
    領域までの間に記録されたデータを、1つのファイルに
    設定して、前記管理用データを更新する処理であること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】ホスト装置の制御に応じてディスク状記録
    媒体をアクセスする情報処理方法であって、 前記ディスク状記録媒体は、 情報記録面が同心円状に分割されて、前記ホスト装置の
    出力データを記録するデータエリアと、前記データエリ
    アに記録されたデータを管理する管理用データを記録す
    る管理用データの記録エリアとが設定され、 前記情報処理方法は、 前記出力データを所定データ量だけ記録する毎に、所定
    領域に、記録した前記出力データのデータ量の情報を記
    録し、 所定のタイミングで、前記出力データによる1つのファ
    イルの前記データエリアへの記録に対応するように、前
    記管理用データを更新すると共に、前記データ量の情報
    をリセットすることを特徴とする情報処理方法。
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