JP2003030704A - 課金装置及び課金方法 - Google Patents

課金装置及び課金方法

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JP2003030704A
JP2003030704A JP2001219314A JP2001219314A JP2003030704A JP 2003030704 A JP2003030704 A JP 2003030704A JP 2001219314 A JP2001219314 A JP 2001219314A JP 2001219314 A JP2001219314 A JP 2001219314A JP 2003030704 A JP2003030704 A JP 2003030704A
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charging
vehicle
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JP2001219314A
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English (en)
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Yoshihiro Furuyui
義浩 古結
Tetsuya Tomonaka
哲也 塘中
Michio Hamana
通夫 浜名
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のインフラを最大限に利用して有料道路
を通行する車両1に対して通行料金の課金処理を可能に
する。 【解決手段】 携帯電話2から無線基地局3に電波を発
信して携帯電話2の位置を特定する既存の機能を利用し
て課金エリアへの侵入を判断し、携帯電話2からのアク
セスにより有料道路の通行料金を課金し、既存のインフ
ラを最大限に利用して有料道路を通行する車両1に対し
て通行料金の課金処理を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定エリアに侵入
する場合の課金装置及び課金方法に関し、特に、有料道
路を通行する車両や特定領域である進入制限の対象地域
内に進入する車両に対して通行料金等の課金処理を行う
課金装置及び課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路の料金所での渋滞緩和等を目的
として、料金収受を無線通信により実現する課金装置と
してのノンストップ料金収受(Electronic Toll Collect
ion:ETC)システムが実用化されている。ETCシステム
においては、料金所に設置された路側アンテナと車両に
搭載され車両情報が記憶された車載器との間の無線通信
を行い、無線通信の情報に基づいて収受手段により車両
を特定して通行料金を徴収するようになっている。この
ため、通行車両は料金所での一時停止が不要になり、キ
ャッシュレスで料金所を通行可能となる。
【0003】一方、近年、大都市等においては交通量の
増加に伴い渋滞が慢性化してきており、交通渋滞は経済
効率の悪化や排気ガスによる環境悪化の原因となってい
る。このような状況により、交通混雑の激しい地域に進
入する車両に対して課金することによって当該地域に進
入する車両を抑制して交通渋滞を減らすことが考えられ
てきている。特定領域である進入が制限される対象地域
内に進入する車両への課金は、対象地域を仕切る境界線
の箇所で路側装置と車両側の車載器との間で通信を行
い、電子的な手段で停車することなく課金を行なう課金
装置が種々検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在実用化されている
課金装置は、路側アンテナと車載器との間の無線通信に
より料金収受を実現しているが、専用の路側インフラや
車載器、ICカード等が必要となり、コストがかかり利
用者にも高額な機器の購入やICカードに対応した初期
設定等の費用が必要となっていた。また、交通混雑の激
しい地域に進入する車両に対して課金する課金装置で
は、料金ゲートの数が非常に多くなりコストがかかって
しまい、車載器の普及が遅れると、撮影等により車両を
特定して課金を行う追徴業務の割合が膨大となってしま
う。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、既存のインフラを最大限に利用して特定エリアに侵
入する場合の課金処理を実施することができる課金装置
及び課金方法を提供することを目的とする。
【0006】特に、既存のインフラを最大限に利用して
有料道路を通行する車両や特定領域である進入制限の対
象地域内に進入する車両に対して通行料金等の課金処理
を行うことができる課金装置及び課金方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の課金装置は、課金対象となり課金エリアの対
象地域情報が記憶される携帯電話手段と、携帯電話手段
の位置を特定する位置特定手段と、位置特定手段で特定
された位置情報に応じて課金エリアの対象地域に侵入し
たことが携帯電話手段で判断され携帯電話手段から侵入
の旨が通信された際に携帯電話手段に対して課金を実施
する課金制御局とからなることを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
課金装置は、車両に搭載され課金エリアの対象道路情報
が記憶される携帯電話手段と、車両の位置を特定する車
両位置特定手段と、携帯電話手段に記憶された課金エリ
アの対象道路に車両が侵入したことが車両位置特定手段
で特定された車両位置により携帯電話手段で判断され携
帯電話手段から侵入の旨が通信された際に携帯電話手段
に対して課金を実施する課金制御局とからなることを特
徴とする。
【0009】そして、車両位置特定手段は、携帯電話手
段の位置を特定する携帯電話手段事業者の無線基地局で
あることを特徴とする。また、車両位置特定手段は、車
両に搭載されたナビゲーションシステムであることを特
徴とする。また、車両位置特定手段は、車両に搭載され
た道路交通情報システムであることを特徴とする。
【0010】また、課金制御局には携帯電話手段の情報
及び車両情報が事前登録され、所定の口座から課金を実
施することを特徴とする。また、課金制御局には携帯電
話手段の情報及び車両情報が事前登録され、予め支払わ
れた料金から課金を実施することを特徴とする。また、
課金制御局は道路事業者であることを特徴とする。ま
た、課金制御局は携帯電話手段事業者であることを特徴
とする。また、携帯電話手段は、携帯電話もしくはPH
S、または、携帯電話もしくはPHSを内蔵した情報端
末であることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するための本発明の課金方
法は、車両情報及び携帯電話手段情報を予め登録し、携
帯電話手段に課金エリアの対象道路情報を記憶させ、携
帯電話手段に記憶させた課金エリアの対象道路への車両
の侵入が判断された際に携帯電話手段からの通信により
課金を実施することを特徴とする。
【0012】そして、携帯電話手段の所有者は支払い口
座を登録し、登録された支払い口座から課金を実施する
ことを特徴とする。また、携帯電話手段の所有者は支払
い金額を登録し、登録された支払い金額から課金分を差
し引いて課金を実施することを特徴とする。また、課金
は道路事業者が実施することを特徴とする。また、課金
は携帯電話手段事業者が実施することを特徴とする。ま
た、携帯電話手段は、携帯電話もしくはPHS、また
は、携帯電話もしくはPHSを内蔵した情報端末である
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1実施形態例
に係る課金装置の概略構成、図2には課金装置の処理フ
ローの概略を示してある。図示の課金装置は、均一料金
区間の有料道路入口部で車両との間で無線通信を行い、
車両を特定して課金処理を実施するETCシステムや、
特定領域である進入制限の対象地域内に進入する車両に
対して通行料金等の課金処理を行うことができる課金シ
ステムに適用される。
【0014】図1に示すように、車両1には携帯電話手
段としての携帯電話2が搭載される(運転者が携帯電話
2を持って乗車)。携帯電話2は、電源を入れると携帯
電話手段事業者(電話事業者)の複数の無線基地局3に
対して識別番号等の電波を発信する。これにより、無線
基地局3に対する携帯電話2の位置が特定され、交換局
4から携帯電話2の位置情報が得られる(既存の携帯電
話のインフラ:位置特定手段)。携帯電話2から課金制
御局としての道路事業者5にアクセスすることにより、
課金エリアの対象道路情報が得られ、課金エリアの対象
道路情報を携帯電話2に記憶させる(ダウンロード)。
【0015】携帯電話2に記憶された課金エリアの対象
道路情報及び得られた位置情報により、携帯電話2では
課金エリアの対象道路への侵入が判断される。携帯電話
2で課金エリアの対象道路への侵入が判断されると、携
帯電話2により道路事業者5にアクセスして車両1が課
金エリアの対象道路へ侵入した旨を通信する。この通信
を基に携帯電話2(持ち主)に対して課金を実施する。
運転者は、予め道路事業者5に対して車両1のライセン
スプレートの番号や携帯電話2の番号、及び所定の金融
機関口座6を登録しておき、車両1が有料道路に侵入し
た際には金融機関口座6から課金が実施される。
【0016】尚、携帯電話手段としては、一般に携帯電
話として称されている携帯電話2の他に、PHSや、携
帯電話もしくはPHSを内蔵したパソコン等の携帯端末
を含むものである。PHSを適用することで、一つの無
線基地局でより狭い範囲の車両1の位置を特定すること
ができ、位置制度を向上させることが可能となる。
【0017】図2に基づいて課金方法を説明する。
【0018】運転者は、車両1のライセンスプレートの
番号や携帯電話2の番号、及び所定の金融機関口座6を
登録し、携帯電話2を持って車両1に乗車する。携帯電
話2には課金エリアの対象道路情報を予めダウンロード
しておく(S1)。尚、携帯電話2の記憶容量に十分余
裕がある場合、必要な課金エリアの対象道路情報が予め
記憶されていることもある。
【0019】車両1の移動中、携帯電話2から無線基地
局3に対する電波の発信により携帯電話2の位置(車両
1の位置)は常時把握され、交換局4から携帯電話2の
位置情報が送られる(S2)。交換局4からの位置情報
を元に、予めダウンロードした課金エリアの対象道路の
情報から携帯電話2により課金エリアへの侵入を判断す
る。車両1が課金エリアの対象道路に侵入すると、携帯
電話2により道路事業者5にアクセスして車両1が課金
エリアの対象道路へ侵入した旨を通信する(S3)。
【0020】課金エリアの対象道路へ侵入した旨が携帯
電話2から道路事業者5に知らされると、道路事業者5
から金融機関口座6に対して課金信号(S4)が送ら
れ、これにより、金融機関口座6から課金が実施され
る。課金が実施された後、道路事業者5から携帯電話2
に対して課金の通知をすることも可能である。尚、金融
機関口座6に対しての課金は、クレジットカード機関を
介在させて行われる場合もある。
【0021】尚、課金制御局として道路事業者5を例に
挙げて説明したが、課金制御局を交換局4とし、交換局
4に対して携帯電話2により課金エリアの対象道路への
侵入の通信を行い、交換局4から金融機関口座6に対し
て課金信号を送るようにすることも可能である。また、
予め料金が支払われた情報が書き込まれたICカード等
の情報を携帯電話2に記憶させ、道路事業者5もしくは
交換局4から携帯電話2に対して課金信号(S3)を送
り、予め支払われた料金から課金を実施することも可能
である。この場合、金融機関口座6の登録が不要にな
る。ICカード等でプリペイドを用いた場合、前払いに
よる通行料金の割引き等が導入可能となり、利用促進を
大幅に向上させることができる。
【0022】従って、既存の携帯電話2の位置を特定す
る機能を利用して有料道路の通行料金が課金されるた
め、路側のインフラが不要になり、コストを低減するこ
とが可能になる。また、車両1には車載器が不要で、既
存のインフラを最大限に利用して有料道路を通行する車
両や特定領域である進入制限の対象地域内に進入する車
両に対して通行料金等の課金処理が可能になる。このた
め、ETCシステムや、特定領域である進入制限の対象
地域内に進入する車両に対して通行料金等の課金処理を
行うシステムの利便性が著しく向上する。
【0023】図3、図4に基づいて本発明の第2実施形
態例を説明する。図3には本発明の第2実施形態例に係
る課金装置の概略構成、図4には課金装置の処理フロー
の概略を示してある。尚、図1、図2に示した部材と同
一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
【0024】図3に示すように、車両1には携帯電話手
段としての携帯電話2が搭載される(運転者が携帯電話
2を持って乗車)。また、車両1にはナビゲーションシ
ステムのGPS受信器11が搭載され、GPS受信器1
1では衛星12からの電波を受信し、車両1の位置が特
定される(既存のカーナビゲーションシステムのインフ
ラ:位置特定手段)。GPS受信器11で得られた位置
情報は携帯電話2に送られる。携帯電話2から携帯電話
手段事業者(電話事業者)の無線基地局3及び交換局4
を介して課金制御局としての道路事業者5にアクセスす
ることにより、課金エリアの対象道路情報が得られ、課
金エリアの対象道路情報を携帯電話2に記憶させる(ダ
ウンロード)。
【0025】GPS受信器11で得られた位置情報によ
り携帯電話2で課金エリアの対象道路への侵入が判断さ
れ、携帯電話2で課金エリアの対象道路への侵入が判断
されると、携帯電話2により道路事業者5に車両1が課
金エリアの対象道路へ侵入した旨を通信する。そして、
第1実施形態例と同様に、携帯電話2(持ち主)に対し
て課金を実施する。運転者は、予め道路事業者5に対し
て車両1のライセンスプレートの番号や携帯電話2の番
号、及び所定の金融機関口座6を登録しておき、車両1
が有料道路に侵入した際には金融機関口座6から課金が
実施される。
【0026】図4に基づいて課金方法を説明する。
【0027】運転者は、車両1のライセンスプレートの
番号や携帯電話2の番号、及び所定の金融機関口座6を
登録し、携帯電話2を持って車両1に乗車する。携帯電
話2には課金エリアの対象道路情報を予めダウンロード
しておく(S1)。尚、携帯電話2の記憶容量に十分余
裕がある場合、必要な課金エリアの対象道路情報が予め
記憶されていることもある。
【0028】車両1の移動中、GPS受信器11で車両
1の位置が特定され、GPS受信器11から携帯電話2
に位置情報が送られる(S2)。GPS受信器11から
の位置情報を元に、予めダウンロードした課金エリアの
対象道路の情報から携帯電話2により課金エリアへの侵
入を判断する。車両1が課金エリアの対象道路に侵入す
ると、携帯電話2により道路事業者5にアクセスして車
両1が課金エリアの対象道路へ侵入した旨を通信する
(S3)。
【0029】課金エリアの対象道路へ侵入した旨が携帯
電話2から道路事業者5に知らされると、道路事業者5
から金融機関口座6に対して課金信号(S4)が送ら
れ、これにより、金融機関口座6から課金が実施され
る。課金が実施された後、道路事業者5から携帯電話2
に対して課金の通知をすることも可能である。尚、金融
機関口座6に対しての課金は、クレジットカード機関を
介在させて行われる場合もある。
【0030】尚、課金制御局として道路事業者5を例に
挙げて説明したが、課金制御局を交換局4とし、交換局
4に対して携帯電話2により課金エリアの対象道路への
侵入の通信を行い、交換局4から金融機関口座6に対し
て課金信号を送るようにすることも可能である。また、
予め料金が支払われた情報が書き込まれたICカード等
の情報を携帯電話2に記憶させ、道路事業者5もしくは
交換局4から携帯電話2に対して課金信号(S3)を送
り、予め支払われた料金から課金を実施することも可能
である。この場合、金融機関口座6の登録が不要にな
る。ICカード等でプリペイドを用いた場合、前払いに
よる通行料金の割引き等が導入可能となり、利用促進を
大幅に向上させることができる。
【0031】従って、既存のカーナビゲーションシステ
ムの車両1の位置を高い制度で特定する機能を利用して
有料道路の通行料金が課金されるため、路側のインフラ
が不要になり、コストを低減することが可能になる。従
って、既存のインフラを最大限に利用して有料道路を通
行する車両や特定領域である進入制限の対象地域内に進
入する車両に対して通行料金等の課金処理が可能にな
る。
【0032】図5、図6に基づいて本発明の第3実施形
態例を説明する。図5には本発明の第3実施形態例に係
る課金装置の概略構成、図6には課金装置の処理フロー
の概略を示してある。尚、図1、図2に示した部材と同
一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
【0033】図5に示すように、車両1には携帯電話手
段としての携帯電話2が搭載される(運転者が携帯電話
2を持って乗車)。また、車両1には道路交通情報シス
テムの受信器21が搭載され、受信器21では道路側に
設置された光ビーコン22からの情報を受信し、車両1
の位置が特定される(既存の道路交通情報システムのイ
ンフラ:位置特定手段)。受信器21で得られた位置情
報は携帯電話2に送られる。携帯電話2から携帯電話手
段事業者(電話事業者)の無線基地局3及び交換局4を
介して課金制御局としての道路事業者5にアクセスする
ことにより、課金エリアの対象道路情報が得られ、課金
エリアの対象道路情報を携帯電話2に記憶させる(ダウ
ンロード)。
【0034】受信器21で得られた位置情報により携帯
電話2で課金エリアの対象道路への侵入が判断され、携
帯電話2で課金エリアの対象道路への侵入が判断される
と、携帯電話2により道路事業者5に車両1が課金エリ
アの対象道路へ侵入した旨を通信する。そして、第1,
第2実施形態例と同様に、携帯電話2(持ち主)に対し
て課金を実施する。運転者は、予め道路事業者5に対し
て車両1のライセンスプレートの番号や携帯電話2の番
号、及び所定の金融機関口座6を登録しておき、車両1
が有料道路に侵入した際には金融機関口座6から課金が
実施される。
【0035】図6に基づいて課金方法を説明する。
【0036】運転者は、車両1のライセンスプレートの
番号や携帯電話2の番号、及び所定の金融機関口座6を
登録し、携帯電話2を持って車両1に乗車する。携帯電
話2には課金エリアの対象道路情報を予めダウンロード
しておく(S1)。尚、携帯電話2の記憶容量に十分余
裕がある場合、必要な課金エリアの対象道路情報が予め
記憶されていることもある。
【0037】車両1の移動中、受信器21で車両1の位
置が特定され、受信器21から携帯電話2に位置情報が
送られる(S2)。受信器21からの位置情報を元に、
予めダウンロードした課金エリアの対象道路の情報から
携帯電話2により課金エリアへの侵入を判断する。車両
1が課金エリアの対象道路に侵入すると、携帯電話2に
より道路事業者5にアクセスして車両1が課金エリアの
対象道路へ侵入した旨を通信する(S3)。
【0038】課金エリアの対象道路へ侵入した旨が携帯
電話2から道路事業者5に知らされると、道路事業者5
から金融機関口座6に対して課金信号(S4)が送ら
れ、これにより、金融機関口座6から課金が実施され
る。課金が実施された後、道路事業者5から携帯電話2
に対して課金の通知をすることも可能である。尚、金融
機関口座6に対しての課金は、クレジットカード機関を
介在させて行われる場合もある。
【0039】尚、課金制御局として道路事業者5を例に
挙げて説明したが、課金制御局を交換局4とし、交換局
4に対して携帯電話2により課金エリアの対象道路への
侵入の通信を行い、交換局4から金融機関口座6に対し
て課金信号を送るようにすることも可能である。また、
予め料金が支払われた情報が書き込まれたICカード等
の情報を携帯電話2に記憶させ、道路事業者5もしくは
交換局4から携帯電話2に対して課金信号(S3)を送
り、予め支払われた料金から課金を実施することも可能
である。この場合、金融機関口座6の登録が不要にな
る。ICカード等でプリペイドを用いた場合、前払いに
よる通行料金の割引き等が導入可能となり、利用促進を
大幅に向上させることができる。
【0040】従って、既存の道路交通情報システムの車
両1の位置を特定する機能を利用して有料道路の通行料
金が課金されるため、課金のための路側のインフラが不
要になり、コストを低減することが可能になる。従っ
て、既存のインフラを最大限に利用して有料道路を通行
する車両や特定領域である進入制限の対象地域内に進入
する車両に対して通行料金等の課金処理が可能になる。
また、道路交通情報システムのカメラ等を併用すること
で、課金が実行できなかった場合に追加課金を実施でき
る割合を高めることができる。
【0041】上述した実施形態例では、車両1の通行料
金の課金を例に挙げて説明したが、携帯電話の所持者が
特定の課金エリアに侵入した際に課金を行う場合、例え
ば、有料の屋外施設の使用等に適用することが可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の課金装置は、課金対象となり課
金エリアの対象地域情報が記憶される携帯電話手段と、
携帯電話手段の位置を特定する位置特定手段と、位置特
定手段で特定された位置情報に応じて課金エリアの対象
地域に侵入したことが携帯電話手段で判断され携帯電話
手段から侵入の旨が通信された際に携帯電話手段に対し
て課金を実施する課金制御局とからなるので、既存の携
帯電話手段の位置を特定する機能を利用して課金エリア
の料金が課金され、既存のインフラを最大限に利用して
低コストで課金処理が可能になる。
【0043】また、本発明の課金装置は、車両に搭載さ
れ課金エリアの対象道路情報が記憶される携帯電話手段
と、車両の位置を特定する車両位置特定手段と、携帯電
話手段に記憶された課金エリアの対象道路に車両が侵入
したことが車両位置特定手段で特定された車両位置によ
り携帯電話手段で判断され携帯電話手段から侵入の旨が
通信された際に携帯電話手段に対して課金を実施する課
金制御局とからなるので、既存の携帯電話手段の位置を
特定する機能を利用して課金エリアの対象道路の通行料
金が課金され、既存のインフラを最大限に利用して低コ
ストで通行料金の課金処理が可能になる。
【0044】本発明の課金方法は、車両情報及び携帯電
話手段情報を予め登録し、携帯電話手段に課金エリアの
対象道路情報を記憶させ、携帯電話手段に記憶させた課
金エリアの対象道路への車両の侵入が判断された際に携
帯電話手段からの通信により課金を実施するようにした
ので、既存の携帯電話手段の機能を利用して課金エリア
の対象道路の通行料金が課金され、既存のインフラを最
大限に利用して低コストで通行料金の課金処理が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る課金装置の概略
構成図。
【図2】課金装置の処理フローの概略図。
【図3】本発明の第2実施形態例に係る課金装置の概略
構成図。
【図4】課金装置の処理フローの概略図。
【図5】本発明の第3実施形態例に係る課金装置の概略
構成図。
【図6】課金装置の処理フローの概略図。
【符号の説明】
1 車両 2 携帯電話 3 無線基地局 4 交換局 5 道路事業者 6 金融機関口座 11 GPS受信器 12 衛星 13 受信器 14 光ビーコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜名 通夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3E027 EA01 EC06 EC07 5H180 AA01 BB02 BB05 BB12 EE10 FF05 FF27 5K067 AA29 BB04 BB36 DD17 EE10 EE16 FF02 HH23 JJ53 JJ56

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 課金対象となり課金エリアの対象地域情
    報が記憶される携帯電話手段と、携帯電話手段の位置を
    特定する位置特定手段と、位置特定手段で特定された位
    置情報に応じて課金エリアの対象地域に侵入したことが
    携帯電話手段で判断され携帯電話手段から侵入の旨が通
    信された際に携帯電話手段に対して課金を実施する課金
    制御局とからなることを特徴とする課金装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載され課金エリアの対象道路情
    報が記憶される携帯電話手段と、車両の位置を特定する
    車両位置特定手段と、携帯電話手段に記憶された課金エ
    リアの対象道路に車両が侵入したことが車両位置特定手
    段で特定された車両位置により携帯電話手段で判断され
    携帯電話手段から侵入の旨が通信された際に携帯電話手
    段に対して課金を実施する課金制御局とからなることを
    特徴とする課金装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、車両位置特定手段
    は、携帯電話手段の位置を特定する携帯電話手段事業者
    の無線基地局であることを特徴とする課金装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、車両位置特定手段
    は、車両に搭載されたナビゲーションシステムであるこ
    とを特徴とする課金装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、車両位置特定手段
    は、車両に搭載された道路交通情報システムであること
    を特徴とする課金装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に
    おいて、課金制御局には携帯電話手段の情報及び車両情
    報が事前登録され、所定の口座から課金を実施すること
    を特徴とする課金装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に
    おいて、課金制御局には携帯電話手段の情報及び車両情
    報が事前登録され、予め支払われた料金から課金を実施
    することを特徴とする課金装置。
  8. 【請求項8】 請求項6もしくは請求項7において、課
    金制御局は道路事業者であることを特徴とする課金装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6もしくは請求項7において、課
    金制御局は携帯電話手段事業者であることを特徴とする
    課金装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一項
    において、携帯電話手段は、携帯電話もしくはPHS、
    または、携帯電話もしくはPHSを内蔵した情報端末で
    あることを特徴とする課金装置。
  11. 【請求項11】 車両情報及び携帯電話手段情報を予め
    登録し、携帯電話手段に課金エリアの対象道路情報を記
    憶させ、携帯電話手段に記憶させた課金エリアの対象道
    路への車両の侵入が判断された際に携帯電話手段からの
    通信により課金を実施することを特徴とする課金方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、携帯電話手段の
    所有者は支払い口座を登録し、登録された支払い口座か
    ら課金を実施することを特徴とする課金方法。
  13. 【請求項13】 請求項11において、携帯電話手段の
    所有者は支払い金額を登録し、登録された支払い金額か
    ら課金分を差し引いて課金を実施することを特徴とする
    課金方法。
  14. 【請求項14】 請求項12もしくは請求項13におい
    て、課金は道路事業者が実施することを特徴とする課金
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項12もしくは請求項13におい
    て、課金は携帯電話手段事業者が実施することを特徴と
    する課金方法。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至請求項15のいずれか
    一項において、携帯電話手段は、携帯電話もしくはPH
    S、または、携帯電話もしくはPHSを内蔵した情報端
    末であることを特徴とする課金方法。
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