JP2003030543A - キャンペーン参加者管理サーバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】商品別、キャンペーン種別に拘わらず、キャン
ペーン参加者の個人情報を容易に一元的に収集管理する
ことが可能なキャンペーン参加者管理サーバーを提供す
ることを課題とする。 【解決手段】キャンペーン参加者管理用のサーバーコン
ピュータに、登録応募者の個人情報をキャンペーン参加
予定者として蓄積管理する登録者マスターと、実施する
キャンペーン毎にキャンペーンを特定する情報を記録す
るキャンペーンマスターと、登録された者の個々のキャ
ンペーンへの参加履歴を記録する参加履歴テーブルとを
含んで構成されるキャンペーン参加者データベースを設
け、キャンペーン参加者のキャンペーン参加履歴を一元
管理することにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、キャンペーンに参
加する参加者の情報をネットワークを利用して収集し、
登録管理するキャンペーン参加者管理サーバーに関す
る。

【０００２】

【従来技術】キャンペーンは、商品の知名度や売上げを
上げたり、キャンペーンに応募した人の情報を後のマー
ケティングに活用するといった目的で行われる。キャン
ペーンには誰でも応募できるオープンキャンペーンと、
商品を購入するなどして得た購買証明（シールなど）を
応募はがきに貼付けて応募するクローズドキャンペーン
の形態がある。１つのメーカーが年間を通して幾つかの
キャンペーンを実施することが多いが、現状では、商品
別、キャンペーン別にキャンペーン参加者の個人データ
は別々に管理されている。アナログデータのまま管理さ
れていることもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、このようなキ
ャンペーン方法では、個人情報をデジタル化しさらに一
元管理して最大限有効に活用しようとすれば、大きなコ
ストを費やさなければならないという問題があった。本
発明はこのような問題点を考慮してなされたものであ
り、商品別、キャンペーン種別に拘わらず、キャンペー
ン参加者の個人情報を容易に一元的に収集管理すること
が可能なキャンペーン参加者管理サーバーを提供するこ
とを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
１の発明は、登録応募者から発信される個人情報を受付
け、キャンペーン参加予定者の登録およびキャンペーン
参加者の管理を行うサーバーコンピュータであって、そ
の第１の態様は、前記サーバーコンピュータは、登録応
募者の個人情報をキャンペーン参加予定者として蓄積管
理する登録者マスターと、実施するキャンペーン毎にキ
ャンペーン番号他のキャンペーンを特定する情報を記録
するキャンペーンマスターと、登録されたキャンペーン
参加予定者の個々のキャンペーンへの参加履歴を記録す
る参加履歴テーブルとを含んで構成されるキャンペーン
参加者データベースと、登録応募者毎にユニークな番号
を付与して前記登録応募者の個人情報とともに前記登録
者マスターに登録する参加者登録手段と、コード化情報
を付した電子化されたキャンペーン応募用紙をキャンペ
ーン参加応募者のコンピュータに送信する応募用紙配信
手段と、を具備することを特徴とするキャンペーン参加
者管理サーバーである。

【０００５】第１の発明のより好ましい第２の態様は、
前記キャンペーン参加応募者によって購買証明が貼り付
けられたキャンペーン応募用紙上のコード化情報と、前
記登録者マスターにおいて個々の登録者に割当てられた
番号およびキャンペーンを特定するキャンペーン番号と
を照合し、該当する登録者が存在する場合は、前記参加
履歴テーブルの該当する登録者に関するレコードデータ
に該当するキャンペーンに参加した旨を記録する参加者
認証記録手段と、を備える第１の態様のキャンペーン参
加者管理サーバーである。

【０００６】課題を解決する第２の発明は、サーバーコ
ンピュータを第１の発明のいずれかの態様の参加者管理
サーバーとして動作させるコンピュータプログラムを記
録したコンピュータ可読な記録媒体である。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の一実
施形態である装置１を説明してゆく。図１は、本発明の
実施の形態に係るキャンペーン参加者管理システム１
（以下システム１）の概略構成図である。ここで企業９
が自社のある商品のキャンペーンを行い、消費者７がそ
のキャンペーンへの参加者であるとして以下に説明す
る。

【０００８】システム１は、ネットワーク３、ネットワ
ーク３と接続されるサーバーコンピュータ１１、コンピ
ュータ２１、コンピュータ４１等から構成される。ネッ
トワーク３はインターネット等である。

【０００９】サーバーコンピュータ１１は管理会社５に
よって管理される。サーバーコンピュータ１１は、コー
ド化情報読取装置１３、ハードディスク１５を接続して
おり、ハードディスク１５にはキャンペーン参加者デー
タベース３０が格納されている。コード化情報読取装置
１３は、応募用紙２５に印刷されたコード化情報６３を
読取るものである。コード化情報６３は、キャンペーン
参加者７に付けられたユニークな識別番号や参加するキ
ャンペーンの識別情報をコード化したものである。通常
はバーコード等である。

【００１０】２１は消費者７（登録応募者、キャンペー
ン参加応募者）が使用するコンピュータである。キャン
ペーンに参加するための応募用紙２５を出力するプリン
タ２３が接続されている。４１は企業９が使用するコン
ピュータである。コンピュータ４１が管理するデータベ
ース４３にはサーバーコンピュータ１１によって分析さ
れたキャンペーンに関するデータ等が保持される。

【００１１】図２は管理会社５の設備を更に詳しく描い
た構成図である。サーバーコンピュータ１１には、消費
者７から与えられた個人情報を受付けて、この個人情報
にユニークな顧客番号を付与して参加者管理データベー
ス３０に登録する参加者登録手段１１０、消費者７が選
択した参加キャンペーンの応募用紙をデジタルデータの
形で消費者７に配布する応募用紙配信手段１１１、キャ
ンペーン参加者が郵送した応募用紙のコード化情報読取
り結果を受けて参加者認証を行い、キャンペーン参加者
のキャンペーン参加履歴を更新する参加者認証記録手段
１１２が備えられている。参加者登録手段１１０、参加
者認証記録手段１１２は参加者管理データベース３０を
参照・検索あるいは更新するソフトウエアモジュールを
含むコンピュータプログラムである。応募用紙配信手段
１１１は消費者７からのリクエストに応じて指定された
キャンペーンの応募用紙データを転送するコンピュータ
プログラムである。応募用紙データはハードディスク１
５等にデータファイルとして用意しておく。

【００１２】データベース３０は、登録者マスター３
１、キャンペーンマスター３２、参加履歴テーブル３３
を保持する。図３は登録者マスターの内容を説明する図
である。登録者マスター３１の1レコードには、顧客番
号３１０、氏名３１１、住所３１２、生年月日３１３、
性別３１４、職業３１５、電子メールアドレス３１７、
その他のキャンペーン参加予定者の個人情報を個人毎に
記録する。

【００１３】図４はキャンペーンマスターの内容を説明
する図である。キャンペーンマスター３２は、キャンペ
ーン識別番号３２０、キャンペーン名３２１、実施期間
３２２、種別３２３、規模３２４、応募資格３２５、そ
の他の個々のキャンペーンの情報を１レコードとして記
録する。応募資格はキャンペーンへの参加資格条件であ
る。例えば、「商品についているシールを８枚集める」
といったものである。

【００１４】図５は参加履歴テーブルの内容を説明する
図である。参加履歴テーブル３３は、顧客番号毎にその
顧客がどのキャンペーンに参加したかを示すフラグの列
をキャンペーン参加履歴３３３として１レコードに含め
て記録する。

【００１５】次に、図６の流れ図により、システム１の
動作について説明する。システム１ではコード化情報６
３としてバーコードを使用することとして説明する。従
ってコード化情報読取り装置１３として市販のバーコー
ド読取装置を用いる。

【００１６】企業９のコンピュータ４１は、キャンペー
ン情報を管理会社５のサーバーコンピュータ１１に通知
する（ステップ２０１）。サーバーコンピュータ１１は
送られたキャンペーン情報をデータベース３０のキャン
ペーンマスター３２に保持する（ステップ２０２）。

【００１７】次に、企業９のコンピュータ４１は、これ
から展開するキャンペーン情報を自社のホームページ
（ＨＰ）等で告知する。この時ネットワーク３を通じて
Ｗｅｂ上でキャンペーン参加者を募ることも告知する
（ステップ２０３）。よって、コンピュータ４１がネッ
トワーク３上で提供するＨＰでは、キャンペーンに関す
る情報が紹介され、キャンペーンへの参加登録を募るバ
ナー広告等が掲載される。

【００１８】消費者７は、誰でも参加できるオープンキ
ャンペーンに参加するためコンピュータ２１からＷｅｂ
登録画面にアクセスする（ステップ２０４）。この最初
のアクセス先は企業９のコンピュータ４１である。消費
者７がコンピュータ２１上でキャンペーン参加のバナー
をクリックすると、コンピュータ２１の接続先が企業９
のＨＰから管理会社５のＨＰ、即ちサーバーコンピュー
タ１１に切り替わり、サーバーコンピュータ１１は登録
画面を提供する（ステップ２０５）。

【００１９】消費者７は登録画面から個人情報データを
入力し送信する（ステップ２０６）。登録画面から、氏
名、住所、生年月日、性別、その他を入力し、送信キーを
選択すると、入力した個人情報データはサーバーコンピ
ュータ１１に送付され、参加者登録手段１１０の働きに
より、自動的に生成される顧客番号３１０とともに登録
者マスター３１に登録される（ステップ２０７）。これ
は、図３の登録者マスターの説明図において、１行新し
いレコードが加わえられることを意味する。こうして、
消費者７は企業９が主催する様々なキャンペーンの参加
者予定者としてデータベース３０に登録される。またこ
のとき、消費者７に、付与された顧客番号３１０を通知
する。

【００２０】登録した消費者７が、特定のキャンペーン
に参加する場合は、消費者７は通知された登録番号を使
って、登録者だけがアクセスできるＷｅｂ頁にアクセス
し、選択ボタンまたはバナーをクリックすることにより
キャンペーン参加を意思表示する（ステップ２１０）。
サーバコンピュータ１１では応募用紙配信手段１１１が
呼出され、該当するキャンペーンのバーコード付き応募
用紙データをコンピュータ２１に送付する（ステップ２
１１）。

【００２１】キャンペーン参加者７は、コンピュータ２
１に接続されたプリンタ２３から応募用紙２５を出力す
る（ステップ２１２）。図７は出力された応募用紙２５
の一例を示す図である。応募用紙２５は、シール等の購
買証明を貼付する台紙部分６２、バーコード６３等を有
する。台紙部分６２には個人情報を登録した特典として
購買証明６４が１枚サービスされていてもよい。キャン
ペーン参加者７は、キャンペーン対象商品を購入し、商
品に貼付されているシール（購買証明）を貼付し、管理
会社５に郵送する。

【００２２】バーコード６３は、登録者マスターに記録
されている登録番号と参加するキャンペーンのキャンペ
ーン識別番号から作成される。即ち、バーコード６３を
読み取れば、キャンペーン参加者が誰なのか、どのキャ
ンペーンに参加するのかがわかる。

【００２３】管理会社５では、担当者がコード化情報読
取装置１３を用いて応募用紙２５のバーコード３１を読
み取る。サーバーコンピュータ１１の参加者認証記録手
段１１２は、読取ったバーコードデータとデータベース
１５に登録された個人ＩＤとを照合し（ステップ２１
３）、照合された登録番号の登録者に関しての参加履歴
テーブル３３のデータ内容を更新する（ステップ２１
４）。

【００２４】以上がシステム１の動作の流れである。登
録されたキャンペーン参加者が別のキャンペーンに参加
するときはステップ２１０に戻ればよい。

【００２５】システム１のキャンペーン参加者データベ
ース３０は参加履歴テーブル３３を含むので、登録者マ
スター３１に登録された登録者のキャンペーン参加履歴
を一元的に管理蓄積することができる。従ってデータベ
ース３０に登録された人の中から、過去の多くのキャン
ペーンに参加した登録者など、必要な検索をかけて、企
業９のブランドに関心の高い登録者を選んで、新商品開
発等のためのアンケート調査候補者、モニター候補者を
検索することも可能である。

【００２６】図８は、キャンペーン参加者データベース
３０の中からパーミッション９１、顧客年代９２、顧客
性別９３、過去のキャンペーン参加回数９４それぞれの
条件設定を行い、検索をかけ、設定した条件を満たす登
録者を抽出した結果を９６に表示する検索ダイアログ画
面の例を示す。サーバーコンピュータ１１にこのような
検索ダイアログ画面を提供し、指定された検索条件によ
り検索を実行するプログラムを用意すれば、コンピュー
タ４１から９１から９４の条件を設定して検索を行い、
結果として得られる９６をデータとして入手してデータ
ベース４３に保存するような運用を行うことが可能であ
る。

【００２７】尚、本実施の形態は、従来の応募ハガキ郵
送のみによるキャンペーンとも併用可能である。また、
ネットワークを利用したキャンペーン登録の告知は店頭
やマスメディア等によって行われても良い。また、管理
会社５自身ががキャンペーン専用のサイトを設けて、登
録の告知をおこなっても良い。

【００２８】参加者登録手段１１０、応募用紙配信手段
１１１、参加者認証記録手段１１２の各コンピュータプ
ログラムを磁気記録媒体に記録し、これを他のサーバー
コンピュータに読取らせインストールし、キャンペーン
マスター３２、および必要な応募用紙データファイル等
をそのコンピュータのハードディスク等に用意すれば、
他のサーバコンピュータを管理会社５に設置されるサー
バーコンピュータ１１として活用することが可能とな
る。

【００２９】尚、本実施の形態では、管理会社５と企業
９とは契約を結び、企業９はキャンペーン参加予定者の
データ収集、応募用紙集計、応募状況の分析に対する料
金を管理会社５に支払うものである。

【００３０】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、登録された消費者がキャンペーンに参加する度
に、サーバーコンピュータが自動的に登録者のキャンペ
ーン参加履歴情報を更新するので、登録者の参加履歴に
関する情報を容易に一元管理できるという顕著な効果を
奏する。さらに、過去のキャンペーンへの参加履歴に基
づいて、自社ブランドに忠実な優良顧客を特定して、新
しいマーケティングのためのアンケート送付先としたり
モニタを依頼するなどの形で活用できるという顕著な効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態に係るキャンペーン参加
者管理システム１の概略構成図

【図２】 キャンペーン参加者管理システム１の管理会
社設備の構成図

【図３】 登録者マスター３１の説明図

【図４】 キャンペーンマスター３２の説明図

【図５】 参加履歴テーブル３３の説明図

【図６】 キャンペーン参加者管理システム１の運用フ
ロー図である。

【図７】 キャンペーン応募用紙の一例である。

【図８】 キャンペーン参加者管理データベース３０の
検索ダイアログ画面例。

【符号の説明】 １………キャンペーン参加者管理システム ３………ネットワーク（インターネット） ５………管理会社 ７………消費者 ９………企業 １１………サーバコンピュータ １３………コード化情報読取装置 １５………ハードディスク ２１………コンピュータ ２３………プリンタ ２５………応募用紙 ３０………キャンペーン参加者データベース ３１………登録者マスター ３２………キャンペーンマスター ３３………参加履歴テーブル ４１………コンピュータ ４３………データベース ６３………コード化情報（バーコード）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 登録応募者から発信される個人情報を受
   付け、キャンペーン参加予定者の登録およびキャンペー
   ン参加者の管理を行うサーバーコンピュータであって、
   前記サーバーコンピュータは、登録応募者の個人情報を
   キャンペーン参加予定者として蓄積管理する登録者マス
   ターと、実施するキャンペーン毎にキャンペーン番号他
   のキャンペーンを特定する情報を記録するキャンペーン
   マスターと、登録されたキャンペーン参加予定者の個々
   のキャンペーンへの参加履歴を記録する参加履歴テーブ
   ルとを含んで構成されるキャンペーン参加者データベー
   スと、登録応募者毎に、ユニークな番号を付与して前記
   登録応募者の個人情報とともに前記登録者マスターに登
   録する参加者登録手段と、コード化情報を付した電子化
   されたキャンペーン応募用紙をキャンペーン参加応募者
   のコンピュータに送信する応募用紙配信手段と、を具備
   することを特徴とするキャンペーン参加者管理サーバ
   ー。
2. 【請求項２】 キャンペーン参加応募者によって購買証
   明が貼り付けられたキャンペーン応募用紙上のコード化
   情報と、前記登録者マスターにおいて個々の登録者に割
   当てられた番号およびキャンペーンを特定するキャンペ
   ーン番号とを照合し、該当する登録者が存在する場合
   は、前記参加履歴テーブルの該当する登録者に関するレ
   コードデータに該当するキャンペーンに参加した旨を記
   録する参加者認証記録手段と、を備える請求項１に記載
   のキャンペーン参加者管理サーバー。
3. 【請求項３】 サーバーコンピュータを請求項１または
   請求項２のいずれかのキャンペーン参加者管理サーバー
   として動作させるコンピュータプログラムを記録したコ
   ンピュータ可読な記録媒体。