JP2003029432A - キャビティを有するエラストマー画像キャリア - Google Patents
キャビティを有するエラストマー画像キャリアInfo
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Abstract
の、キャビティを有する少なくとも1種のエラストマー
を含有する画像キャリアに関する。その画像キャリア
は、特にエレクトログラフィー、電子写真技術(光伝導
体として)、またはマグネトグラフィーにおいて、及び
カラー印刷法において使用することができる。 【解決手段】キャビティを有する少なくとも1種のエラ
ストマーを含有する画像キャリアによって達成する。
Description
ies)を有する少なくとも1種のエラストマーを含有する
画像キャリアに関する。その画像キャリアは、特にエレ
クトログラフィー(electrography)、電子写真技術また
はマグネトグラフィー(magnetography)に使用すること
ができる。
技術においてますます重要性を増してきている。その装
置の大部分は、まだモノクロのみで動作しているが、カ
ラー装置の割合は増大し続けている。カラー装置に関し
ては、モノクロ装置と比較して、より高い画像品質が本
質的に要求される。
は、光伝導体である。今日、実質的にすべての電子写真
カラープリンタでは、有機光伝導体が用いられている。
光伝導体の厚さは、アルミニウム製ドラム上で通常約2
0μmである。光伝導体は通常、弾性でもなく、圧縮性
でもない。電子写真法については、例えばL.B.シャイン
(Schein),スプリンガー・フェルラーク(Springer Verla
g)著、エレクトロフォトグラフィー・アンド・デベロッ
プメント・フィジクス(Electrophotography andDevelo
pment Physics)、1992、ISBN 0-387-55858-6に詳細に
説明されている。
像品質を達成するために、電子写真カラープリンタで
は、中間キャリアをしばしば使用する。中間キャリアを
使用する場合、最初に光伝導体から、中間キャリア上に
トナー画像を転写し、そこから紙の上に転写する。粗い
紙の不均一な形態が釣り合うように、これらの中間キャ
リアの一部は弾性および/または圧縮性である。かかる
中間キャリアは、例えば、以下に示す市販の電子写真プ
リンタで用いられる:ゼロックス(Xerox)社のDocu
Color 2060:中間キャリアとして、静電転写
において連続テープを使用する;ネクスプレス(NexPres
s)社のNexPress 2100:中間キャリアはド
ラムである(これも静電転写);インディゴ(Indigo)社
のE−Print 1000:中間キャリアは、シリン
ダ上に幅出しされる(tentered)印刷用ブランケットの1
種である。紙への転写は、圧力および熱を用いて行われ
る。
るが、多くの欠点も有する:このように、中間キャリア
は追加の構成部分および摩耗部品であるため、各印刷ペ
ージに対してかなりのコストがかかり、かつ機械の複雑
性を増す。さらに、カラープリンタは通常、黒、シア
ン、マゼンタおよび黄色の4つのプロセスカラー(proce
ss colors)を連続して紙(または中間キャリア)に付着
させる。高品質の画像には、色分離の間で100μm以
上の位置合わせ(registering)精度が必要とされる。こ
の精度を達成することは、中間キャリアによってさらに
難しくなる。
伝導体スリーブの下の可撓性層を2つの端板によって加
圧し、光伝導体スリーブをそれに取り付ける技術が記載
されている。
撓性光伝導体が記載されている。特定の形式の液体現像
法については、広い接触領域を得るために可撓性が必要
とされる。
れに対応するドイツ特許第19646348−A1号に
は、中間キャリアを用いることなく、より良い画像品質
を達成するために、光伝導体下に弾性層を設けることが
提案されている。特に、光伝導性層が、弾性層より硬く
なるように、弾性層と光伝導性層の硬さが規定されてい
る。
て、米国特許第5,828,931号によって、良好な
画像品質(弾性光伝導体は粗い紙に十分に適合する)な
らびに簡素化されたマシンのセットアップ、および中間
キャリアを使用しないことによるコスト低減が達成され
る。
つのプロセスカラーを連続して転写するシステムにおい
て、この解決策には問題がある:弾性材料は、いわゆる
変形すべり(deformation slip)を示す。この作用を、
図1を参照してさらに説明する:ローラー1は、(例え
ばゴム製の)エラストマーライニング3を有し、そのロ
ーラー1は、ローラー2上に支持される。ローラー2お
よびローラー1の芯は、ライニング3に比べて弾性でな
い材料(例えば、鋼)製である。軸受の関係のために、
ニップとも呼ばれる接触領域4が形成され、そこでエラ
ストマーライニングが変形する。ここで、摩擦によって
ローラー2がローラー1によって動くように、ローラー
1を運転すると、エラストマーライニングを有するロー
ラー1と比較して、硬質ローラー2が、より速い表面速
度で動くことを観察することができる。この作用は、正
の変形すべり(positive deformation slip)と呼ばれ
る。ゴムやポリウレタンなどの弾性材料は、圧縮性では
ないが、ライニングの厚さよりも薄いニップによって圧
縮されるという事実が本質的に原因となり、正の変形す
べりが生じる。原則として、正の変形すべりは、2つの
ローラーが共に加圧される強さに伴って増大する。さら
に、正の変形すべりは、ライニングの厚さの増大に伴っ
て減少する。
の図2に図示するような、米国特許第5,828,93
1号の方法によるカラー印刷において好ましくない作用
を有する:ローラー5aおよび5bは、米国特許第5,
828,931号による光伝導体である。本明細書に示
していない公知の手段を用いて、第1カラーのトナー画
像を光伝導体5a上に生成し、第2カラーの画像を光伝
導体5b上に生成する。紙7は、矢印8の方向に進み、
バックアップロール6aによって、光伝導体5aに対し
て最初に押し付けられ、その結果、第1カラーの画像が
紙上に転写される。続いて、その紙は、バックアップロ
ール6bによって光伝導体5bに対して押し付けられ
て、第2カラーがその紙上に転写される。
伝導体5aおよび5bの製造における変形すべりおよび
作業許容差(work tolerance)から、問題が生じる。良好
な画像品質を得るためには、位置合わせ精度が100μ
m以上(つまり、さらに正確)でなければならない。さ
らに、これは、紙表面全体にわたって達成されなければ
ならない。通常の条件下では、変形すべりは約1%であ
る。長さA4(29.7cm)のシートでは、これは、
所望の100μmよりもかなり大きい2970μmの長
さの差に相当する。従来技術では、変形すべりを最小限
にするために、3つの技術が使用している:加圧力が分
かっている場合には、変形すべりを測定することができ
る。変形すべりが画像を引き伸ばすため、光伝導体に付
す際に画像を縮めることにより、紙に転写された画像が
正確な長さを有する。位置合わせ誤差を低減するための
第2技術として、バックアップロール6aおよび6bに
対して同じ軸受圧力を選択する。つまり光伝導体5bに
対するセットアップロール6bの軸受における力と同じ
力で、光伝導体5b上に支持されるようにバックアップ
ロール6aをセットする。第3の補正(correction)の可
能性は、ライニングをできる限り厚くデザインすること
である。なぜなら、正の変形すべりが、それによって比
較的小さく保たれるからである。
所望の位置合わせ精度を達成することは非常に難しい。
実際には、すべての(通常4種の)カラーで正確に同じ
軸受圧力を達成することは通常不可能である。軸受圧力
の小さな差によって、かなりの位置合わせ誤差が既に生
じている。米国特許第5,828,931号によれば、
誤差の他の本質的な原因は、光伝導体の作業許容差であ
る。エラストマーライニングを有する非常に精密なロー
ラーの作製は複雑であり、かつコストが高くつく。さら
に、厚さが厚いライニング(通常1cm以上)が必要で
あり、その結果、ローラーは、大きく、かつ重くなる。
光伝導体は、比較的頻繁に取り替えなければならない
(例えば、A4を50,000ページ印刷した後)摩耗
部品であるため、実際には、このことは大きな欠点であ
る。したがって、この構成部分は、安価で、かつ取替え
のための取り扱いが容易でなければならない。
合わせ精度の問題とそれに関連する欠点を克服するよう
に、全く変形すべりを示さないか、あるいは極めて少な
い変形すべりしか示さない画像キャリアを提供すること
である。本発明による画像キャリアは、光伝導体として
も適しているはずである。
目的は、キャビティを有する少なくとも1種のエラスト
マーを含有する画像キャリアによって達成される。
発泡ポリウレタン、シリコーン、EPDMゴムおよび/
またはNBRであることが好ましい。本明細書で用いら
れる「発泡」とは、例えば、ガス、例えば窒素またはC
O2を製造プロセスで放出するような方法でポリマーを
製造することを意味する。または、ポリマー製造中に、
ガスを導入することも可能である。どちらの場合にも、
キャビティを含有し、かつ比較的低密度であるエラスト
マーが形成される。
のキャビティは、膨張気泡またはその後に膨張する非膨
張気泡を導入することによって生じる。エラストマーに
は、特に、上述の材料、ポリウレタン、シリコーン、E
PDMゴムおよび/またはNBRが含まれる。かかるポ
リウレタン系システムは、ドイツ特許出願101116
18.7号に記載されている。熱可塑性気泡は、アクリ
レート‐フッ化ビニリデンコポリマーから製造され、例
えばブタンなどのガスを含有することが好ましい。
は、5〜95%、特に20〜80%であることが好まし
い。キャビティとエラストマー材料との比は、変形すべ
りを最小限にすることによって簡単に最適化することが
できる。キャビティを有するエラストマーが、光伝導性
材料または磁性材料などの更なる成分を有する場合に
は、エラストマーおよび添加剤を含有する材料中のキャ
ビティの体積含有率は、5〜95%、特に20〜80%
であることが好ましい。
体である。本発明による光伝導体は、以下の態様の1つ
により提供されることが好ましい:
層が光伝導特性を有し、かつ少なくとも1つの層がキャ
ビティを有するエラストマーを含有する、少なくとも2
つの層を有することができる。他方では、画像キャリア
は、キャビティを有するエラストマーを含有し、かつ同
時に光伝導特性を有する層を含むことができる。
膨張気泡を含むポリウレタンからなる、厚さ1mmで比
較的固有電気抵抗が低い(例えば、109Ωm未満)エ
ラストマー層に付される。それに対して、第2の態様で
は、キャビティを有するエラストマー層は、それ自体が
光伝導特性を有する。
を超える以下の利点を有する:非発泡または、一般に非
圧縮性エラストマーは、硬質ローラー上に支持されるよ
うセットした場合には、正の変形すべりを示す(つま
り、硬質ローラーは、エラストマーローラーよりも速く
回転する)のに対し、圧縮性材料は、負の変形すべりを
示す(つまり、硬質ローラーは、エラストマーローラー
よりもゆっくりと回転する)。
場合には、変形すべりは通常、キャビティとエラストマ
ーとの比を適切に選択することによって、完全に回避さ
れる。したがって、光伝導体から紙への静電転写におい
て、異なる色に対するバックアップロールの軸受圧力
と、作業許容差(例えば、同心性(concentricity))の
どちらにも実質的に依存しない、高い位置合わせ精度が
達成される。位置合わせ精度が高いことにより、転写に
おいて、極めて優れた画像品質が達成される。
28,931号による光伝導体と比較して)エラストマ
ー材料の消費量が低減される。本発明による光伝導体で
は、いくつかの点でこれが達成される。第1に、キャビ
ティを導入すると、材料が節減される。第2に、全く変
形すべりを示さない本発明による材料では、キャビティ
を含まない材料を使用した場合と同様に、変形すべりを
最小限にするために、特に厚くデザインされたライニン
グを設ける必要がない。第3に、キャビティを有する材
料では、低いショア硬さ(Shore hardness)を達成するの
がかなり容易である。比較的広いニップが、低い軸受圧
力で既に形成されているため、これは有利である。通常
数ミリメートルの比較的広いニップは、電子写真技術に
おいて、光伝導体から紙への静電転写で非常に有利であ
る。エラストマー材料の消費量が少ないことは、特に、
低コストとなり、かつ光伝導体が簡単に取り替えられる
ようになるという点で、利点を有する。
を有するエラストマー層は、1mmの厚さを有する。そ
の層は、ショアA硬さ20および固有電気抵抗108Ω
mを有する。この値は、約0.5m/sまでの速度範囲
で保持される。それより高い速度では、それより低い固
有電気抵抗が必要であり、一次近似において、それは速
度に反比例する。光伝導体の構造は、一次近似では、従
来の光伝導体ドラムの場合と同様である。つまりエラス
トマー層は、1mm未満の厚さのバリヤー層でコーティ
ングされ、約1μmの厚さの電荷担体生成(charge-carr
ier generation)層(電荷担体が、衝突光(impinging li
ght)によって生成される)で再度コーティングされ、最
後に、最上層として、厚さ約20μmの電荷担体輸送(c
harge-carrier transport)層でコーティングされる。任
意に、薄い(例えば厚さ約3μm)および硬質の摩耗保
護層を、その最上層に付すことができる。上述の層の1
つに複数の機能を取り入れた場合には、層の数を減らす
ことができることは明らかである。
たは4層に対しては、現在多種多様な材料を用いること
ができる(例えば、L.B.シャイン(Schein)、スプ
リンガー・フェルラーク(Springer Verlag)著、エレ
クトロフォトグラフィー・アンド・デベロップメント・
フィジクス(Electrophotography and Development Phys
ics)、1992、ISBN 0-387-55858-6、またはドイツ特許第
19951522号を参照)。本発明による光伝導体に
は、損傷を生じることなく、ニップを通る通路で生じる
屈曲および負荷に耐えるために軟質である材料が好まし
い。したがって、より硬く、そのため可撓性に劣る無機
光伝導体よりも、有機光伝導体のほうが好ましい。
体では、キャビティとエラストマー材料との比を最適化
することが有利である。キャビティの割合が高すぎる場
合には、負の変形すべりを生じ、一方、キャビティの割
合が低すぎると、正の変形すべりを生じる。変形すべり
を回避するために必要なキャビティの割合は、特に、使
用するエラストマーの種類および硬さによって異なる。
特に、その割合は、5〜95%の間で変動する。
て、様々な物:ソリッド(solid)ドラム、硬質スリーブ
(例えば、肉厚1mmのアルミニウム)、可撓性スリー
ブ(例えば、肉厚50μmのステンレス鋼)、または可
撓性テープ(例えば、厚さ100μmのPET)が従来
技術で用いられている。基材上にエラストマー層を接着
させるために、接着促進剤を用いることができる。
ない。次いで、例えばドラム上に上述の形状でスリーブ
として光伝導体を作製した後、再度剥離する。基材を省
くことができるので、これは、コストが低いという利点
を有する。既に記述したように、光伝導体は、比較的頻
繁に(例えば、A4を50,000ページ印刷した後)
取り替えなければならない摩耗部品であるので、本明細
書においてはコストが重要な役割を果たす。この態様で
は、印刷機械の受取りドラムに対する良好な電気接点
(光伝導体を機能させるために不可欠である)を確保す
るために、2つの態様:第1には、同程度に低いエラス
トマー材料の固有電気抵抗(例えば、10 7Ωm未満)
または、第2に、スリーブ内側の「高伝導性」コーティ
ング(例えば、厚さ約1μmのグラファイト層)、が好
ましい。
径をできる限り大きく維持する。したがって、光伝導性
材料上の負荷をできる限り少なく維持する。ドラムの場
合は、例えば大きな外径(例えば、200mm)を有す
ることによって、このことを達成することができる。テ
ープの場合は、テープが十分な長さおよび適切なガイド
(guiding)を有することにより、このことを達成するこ
とができる。
は、エラストマーおよびキャビティを含有する層は、光
伝導体もまた含有する。次いで、そのエラストマー層
は、電荷担体のための輸送層である。この場合、以下の
構造が可能である:例えば、厚さ1μm未満のバリヤー
層を、基材上にコーティングする。同時に電荷担体の輸
送層としての役割を果たす、厚さ約1mmのエラストマ
ー層で、これをコーティングした後、電荷担体生成層
(厚さ約1μm)をコーティングする。かかる層は通
常、低い機械的負荷(紙との接触による大きな摩擦)に
しか耐えることができないので、ここでは、上述の摩耗
保護層を使用する。
は、一般に、画像キャリアが光伝導体ではない態様でも
得られる。本発明による画像キャリアは、エレクトログ
ラフィーおよびマグネトグラフィーに使用することも好
ましい。エレクトログラフィー(またはL.B.シャイン(S
chein)、スプリンガー・フェルラーク(Springer Verla
g)著、エレクトログラフィー・アンド・デベロップメン
ト・フィジクス(Electrophotography and Development
Physics)、1992、ISBN 0-387-55858-6に記載のイオノグ
ラフィー(ionography))では、光伝導体よりもむしろ、
電気絶縁層が使用される。本発明は、ここで用いても、
光伝導体の場合と同じ利点を得ることができる。また
は、エラストマー材料の代わりに高絶縁材料を用いるこ
とによって、絶縁コーティングを省くこともできる。
ャイン(Schein)、スプリンガー・フェルラーク(Springe
r Verlag)著、エレクトログラフィー・アンド・デベロ
ップメント・フィジクス(Electrophotography and Deve
lopment Physics)、1992、ISBN 0-387-55858-6に記載さ
れている)に適用する。ここでは、光伝導性層よりもむ
しろ、磁性層が使用される。または、1種以上の磁性材
料(例えば、磁鉄鉱)をエラストマー材料中に組み込む
ことができる。上述の印刷法(電子写真技術、エレクト
ログラフィー、マグネトグラフィー)以外に、トナー画
像を画像キャリア上に形成し、中間キャリアを用いるこ
となく、そこから印刷基材上に転写する、他のいずれか
の印刷方法、特にカラー印刷において、本発明による画
像キャリアを用いることもできる。
つまりトナーを加熱して溶融し、紙との接触の際に紙の
上に貼り付ける。これは、2つの利点を有する:第1
に、転写段階および定着段階を1つの段階にまとめるこ
とにより、プロセスが簡素化される。第2に、静電転写
で生じ得る誤差が、この変形では避けられる。この変形
では、エラストマー層および光伝導性層は、温度に対す
る充分な安定性を有さなければならない。さらに、表面
エネルギーが低い材料を最上層に用いるため、紙への転
写において、溶融トナーが伝導体から容易に引き離され
る。
ある。
の配置の概要である。
Claims (10)
- 【請求項1】 キャビティを有する少なくとも1種のエ
ラストマーを含有することを特徴とする画像キャリア。 - 【請求項2】 エラストマー中のキャビティの体積含有
率が、5〜95%、好ましくは20〜80%であること
を特徴とする、請求項1に記載の画像キャリア。 - 【請求項3】 前記エラストマーが、発泡ポリマー、特
にポリウレタン、シリコーン、EPDMゴムおよび/ま
たはNBRであることを特徴とする、請求項1または2
に記載の画像キャリア。 - 【請求項4】 前記エラストマーが、膨張熱可塑性気泡
を含有するポリウレタンであることを特徴とする、請求
項1または2に記載の画像キャリア。 - 【請求項5】 前記熱可塑性気泡が、アクリレート‐フ
ッ化ビニリデンコポリマーからなることを特徴とする、
請求項4に記載の画像キャリア。 - 【請求項6】 光伝導特性を有する少なくとも1つの層
と、キャビティを有するエラストマーを含有する少なく
とも1つの層との少なくとも2つの層を含有することを
特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエレ
クトログラフィーで使用される光伝導体。 - 【請求項7】 キャビティを有するエラストマーを含有
し、かつ光伝導特性を有する層を含有することを特徴と
する、請求項1から5のいずれか一項に記載のエレクト
ログラフィーで使用される光伝導体。 - 【請求項8】 キャビティを有するエラストマーを含有
し、かつ光伝導特性を有する層中のキャビティの体積含
有率が、9〜95%、好ましくは20〜80%であるこ
とを特徴とする、請求項7に記載の光伝導体。 - 【請求項9】 電子写真、エレクトログラフィーまたは
マグネトグラフィー法および/またはカラー印刷法にお
ける、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光伝導体の
使用。 - 【請求項10】 画像キャリアまたは光伝導体から印刷
基材上へのトナーの転写が熱によって行われる方法にお
ける、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像キャリ
アまたは光伝導体の使用。
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