JP2003028767A - 被処理物の処理方法 - Google Patents

被処理物の処理方法

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JP2003028767A
JP2003028767A JP2001214427A JP2001214427A JP2003028767A JP 2003028767 A JP2003028767 A JP 2003028767A JP 2001214427 A JP2001214427 A JP 2001214427A JP 2001214427 A JP2001214427 A JP 2001214427A JP 2003028767 A JP2003028767 A JP 2003028767A
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Shigeo Takei
繁夫 武井
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解析精度の向上を図ることができる被処理物の
処理方法を提供すること。 【解決手段】本発明の被処理物の処理方法は、被処理物
Sを付着させたスライドガラス(支持体)7上に、被処
理物Sと反応し得る処理液Rを供給するとともに、スラ
イドガラス7に処理液展開用部材1を接近させて、これ
らの間に形成された隙間9に処理液Rを展開させること
により、被処理物Sと処理液Rとを接触させる工程と、
被処理物Sと処理液Rとを、加熱しつつ、反応させる工
程と、保湿液Hを供給しつつ、スライドガラス7と処理
液展開用部材1とを離間させる工程とを有し、スライド
ガラス7と処理液展開用部材1とを離間させる工程の終
了後、さらに、被処理物Sと洗浄液とを接触させること
により、被処理物Sを洗浄する工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理物の処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、抗原抗体反応、核酸(RNA、
DNA)に対するハイブリダイゼーション等の処理を行
なう場合には、スライドガラス(支持体)上に、例え
ば、組織切片、細胞、核酸等の試料(被処理物)を付着
させ、かかる試料に様々な試薬(処理液)を付与して
(接触させて)処理することが行なわれる。
【0003】この場合、具体的には、以下のような操作
が行なわれる。 <1> まず、スライドガラス上に試薬を供給(滴下)
して、さらに、この上からカバーガラス(処理液展開用
部材)を重ね合わせ、それらの間に形成された隙間に試
薬を展開することにより、試料と試薬とを接触させる。 <2> 次に、この状態で、試料と試薬とを、加熱しつ
つ、反応させる。 <3> その後、スライドガラスからカバーガラスを取
り外す。 <4> 次に、スライドガラス上に残存する余剰の試薬
を除去する。 <5> そして、試料の反応結果を解析する。すなわ
ち、試薬と反応することにより、例えば、着色、蛍光、
放射能等による標識が施された試料を解析する。
【0004】ところが、前記工程<3>において、スラ
イドガラス上の試薬が空気と接触することにより乾燥
し、試薬の析出物がスライドガラス上に残存してしまう
場合がある。
【0005】その結果、前記工程<5>において、乾燥
状態でスライドガラス上に残存する試薬の析出物がバッ
クグランドとして検出され、試料の反応結果の解析精度
に低下を招く恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、解析
精度の向上を図ることができる被処理物の処理方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(15)の本発明により達成される。
【0008】(1) 被処理物を付着させた支持体上
に、前記被処理物と反応し得る処理液を供給するととも
に、前記支持体に処理液展開用部材を接近させて、これ
らの間に形成された隙間に前記処理液を展開させること
により、前記被処理物と前記処理液とを接触させる工程
と、前記被処理物と前記処理液とを、加熱しつつ、反応
させる工程と、保湿液を供給しつつ、前記支持体と前記
処理液展開用部材とを離間させる工程とを有することを
特徴とする被処理物の処理方法。
【0009】(2) 前記加熱の温度は、30〜75℃
である上記(1)に記載の被処理物の処理方法。
【0010】(3) 前記加熱の時間は、2〜20時間
である上記(1)または(2)に記載の被処理物の処理
方法。
【0011】(4) 前記被処理物と前記処理液とを反
応させる工程の終了後、2分以内に、前記支持体と前記
処理液展開用部材との離間を開始する上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の被処理物の処理方法。
【0012】(5) 前記保湿液の供給量は、前記処理
液の供給量の50〜200倍である上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載の被処理物の処理方法。
【0013】(6) 前記保湿液の温度は、25〜75
℃である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の被
処理物の処理方法。
【0014】(7) 前記保湿液は、前記被処理物の反
応結果に影響を与えないものである上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の被処理物の処理方法。
【0015】(8) 前記保湿液は、緩衝液を主とする
ものである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の
被処理物の処理方法。
【0016】(9) 前記保湿液は、界面活性剤を含ん
でいる上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の被処
理物の処理方法。
【0017】(10) 前記支持体と前記処理液展開用
部材とを離間させる工程の終了後、さらに、前記被処理
物と洗浄液とを接触させることにより、前記被処理物を
洗浄する工程を有する上記(1)ないし(9)のいずれ
かに記載の被処理物の処理方法。
【0018】(11) 前記洗浄液の供給量は、前記処
理液の供給量の50〜200倍である上記(10)に記
載の被処理物の処理方法。
【0019】(12) 前記洗浄液の組成は、前記保湿
液の組成とほぼ同一である上記(10)または(11)
に記載の被処理物の処理方法。
【0020】(13) 前記各工程の少なくとも1つの
工程は、前記支持体を鉛直方向または水平方向に設置し
た状態で行なわれる上記(1)ないし(12)のいずれ
かに記載の被処理物の処理方法。
【0021】(14) 前記被処理物は、生物から得ら
れたもの、または、これに化学処理を施したもの、これ
を基に合成されたものである上記(1)ないし(13)
のいずれかに記載の被処理物の処理方法。
【0022】(15) 前記生物から得られたものは、
生体組織、細胞、核酸、タンパク質、脂質、ホルモン類
である上記(14)に記載の被処理物の処理方法。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の被処理物の処理方
法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説
明する。
【0024】まず、本発明の被処理物の処理方法につい
て説明する前に、本発明で用いられる処理液展開用部材
の構成について説明する。
【0025】図1は、本発明で用いられる処理液展開用
部材の構成を示す斜視図(斜め下から見た図)である。
なお、以下の説明では、図1中の下側を「一端」、上側
を「他端」、上下方向を「長手方向」、左右方向を「幅
方向」と言う。
【0026】図1に示す処理液展開用部材1は、被処理
物Sが付着されたスライドガラス(平板状の支持体)7
に重ねることにより、該スライドガラス7との間に形成
された隙間9に処理液Rを導入(供給および展開)し、
これにより被処理物Sに処理液Rを付与する(接触させ
る)ものであり、処理装置に設置(セット)して使用さ
れる。
【0027】この処理液展開用部材1は、全体形状とし
て、図1中の上下方向に長い長方形の板状をなしてい
る。
【0028】処理液展開用部材1の内部の他端部側に
は、処理液Rを貯留可能な貯留部(貯留空間)11が形
成されている。貯留部11の容積は、特に限定されない
が、通常の大きさのスライドガラス7に対して使用する
ものの場合には、例えば、40〜250μL程度とする
ことができる。
【0029】処理液展開用部材1のスライドガラス7に
対面する方の面である処理液供給面12には、処理液供
給口(孔)13が開口している。この処理液供給口13
は、処理液展開用部材1の長手方向中央よりもやや他端
部寄りに配置されており、貯留部11の一端部に連通し
ている。また、処理液供給口13の開口面積は、スライ
ドガラス7に重ねない状態のときに、貯留部11内の処
理液Rが表面張力によって外部に流出しない程度に設定
されている。貯留部11内に貯留された処理液Rは、処
理液供給口13からスライドガラス7との隙間9に導入
(供給および展開)される。
【0030】貯留部11は、処理液展開用部材1の他端
部で外部に開放しており、開口部14が形成されてい
る。貯留部11内には、この開口部14から処理液Rを
注入することができる。
【0031】処理液供給面12における図1中の左端部
および右端部には、それぞれ、処理液展開用部材1とス
ライドガラス7との間の隙間(間隔)9を規定するスペ
ーサーとしての機能を有する凸条17が長手方向に沿っ
て形成されている。これにより、処理液供給面12とス
ライドガラス7との間隔が好適な寸法に規定され、処理
液Rが毛管現象(表面張力)により確実に導入(供給お
よび展開)されるとともに、スライドガラス7に付着さ
れた被処理物Sが損傷するのを好適に防止することがで
きる。
【0032】処理液展開用部材1の構成材料は、特に限
定されず、例えば、各種樹脂材料や各種金属材料等のう
ちの1種または2種以上組み合わせて使用することがで
きる。
【0033】処理液展開用部材1の大きさは、特に限定
されないが、通常のスライドガラス7に対して使用する
ものの場合には、例えば、長さ30〜80mm程度、幅
10〜30mm程度、厚さ2〜5mm程度とされる。
【0034】このような処理液展開用部材1の一端部に
は、余剰の処理液Rを保持し得る処理液保持手段として
の溝15が形成されている。これにより、被処理物Sを
付着させたスライドガラス7と重ねて、処理液Rを付与
したとき、処理液展開用部材1とスライドガラス7との
隙間9から溢れ出した余剰の処理液Rが溝15内に吸
収、保持される。
【0035】図1に示す処理液展開用部材1では、厚さ
方向の溝15が好ましくは等間隔で11列程度、幅方向
の溝15が好ましくは等間隔で3列程度形成されてお
り、これらの溝15は、幅方向および厚さ方向の全体に
渡って形成されている。すなわち、溝15は、格子状に
形成されており、各溝15は互いに連通(連続)してい
る。
【0036】これにより、余剰の処理液Rが多量の場合
でも、これを吸収、保持することができる。また、処理
液Rの垂れが局所的に生じ、溝15の一部から余剰の処
理液Rが入り込んだ場合でも、その処理液Rは毛管現象
により溝15の全域に自然に広がり、溝15全体の処理
液保持能力が活用される。
【0037】溝15の幅(図2中のLで示す長さ)は、
特に限定されないが、例えば、0.05〜2mm程度で
あるのが好ましく、0.5〜1mm程度であるのがより
好ましい。
【0038】また、溝15の深さは、特に限定されない
が、例えば、0.05〜5mm程度であるのが好まし
く、1〜3mm程度であるのがより好ましい。
【0039】溝15の幅や深さが前記範囲にあることに
より、余剰の処理液Rがより速やかに溝15内に吸収さ
れるとともに、吸収された処理液Rをより確実に保持す
ることができる。
【0040】また、このような処理液展開用部材1に
は、溝15と同様の構成の溝16が他端部にも形成され
ている。これにより、溝16においても余剰の処理液R
が吸収、保持される。なお、溝16は、貯留部11の開
口部14を避けて形成されている。
【0041】次に、本発明の被処理物の処理方法につい
て、前記の処理液展開用部材1を用いて行なう場合を一
例に、図2〜図6に基づいて説明する。
【0042】図2〜図6は、それぞれ、本発明の被処理
物の処理方法を説明するための図である。
【0043】ここで、本発明において処理される被処理
物Sとしては、好ましくは、生体組織、細胞、核酸、タ
ンパク質、脂質、ホルモン類のような生物から得られた
もの、または、これに化学処理(例えば、化学修飾等)
を施したもの、これを基に合成されたもの(例えば、c
DNA等)等を用いることができる。
【0044】特に、本発明では、被処理物Sである核酸
をスライドガラス(支持体)7上に固定(付着)し、い
わゆる、DNAチップ(DNAマイクロアレイ)として
使用するのが好適である。
【0045】一方、処理液Rとしては、検査目的等によ
り適宜選択されるものであり、特に限定されないが、例
えば、mRNA、cDNAのような核酸、抗体等を標識
(例えば色素、蛍光物質、放射性物質等により標識)し
た物質(以下、「プローブ」と言う。)を含む液を用い
ることができる。
【0046】よって、本発明を用いれば、例えば、遺伝
子DNA(核酸)の変異解析、多型解析、塩基配列解
析、発現解析(存在の有無)、さらに、これらに基づい
て各種疾患の診断等を、好適に行なうことができる。
【0047】[0] 被処理物の処理開始の準備図2に
示すように、一対の処理液展開用部材1、1を、それら
の処理液供給面12同士を向かい合わせ、図示しない支
持部材により支持された状態とし、処理装置(図示せ
ず)に設置(セット)する。
【0048】一方、被処理物Sを、それぞれ付着させた
2枚のスライドガラス7、7を背中合わせとした状態
で、それらの上端部を、前記処理装置が備えるホルダー
8に差し込んで設置(セット)する。これにより、2枚
のスライドガラス7、7は、一体的にホルダー8に支持
される。
【0049】なお、このホルダー8は、図示しない昇降
機構により、図2〜図6中、上下左右前後(三次元的)
に移動可能とされている。
【0050】次いで、図示しない処理開始ボタンをオン
すると、2枚のスライドガラス7、7上の各被処理物S
に対して、それぞれ処理を開始し、順次、以下の各工程
を行なう。
【0051】なお、本実施形態では、各被処理物Sおよ
び各処理液Rは、同一のものを用いる場合について説明
するが、各被処理物Sおよび各処理液Rは、検査目的等
に応じて、それぞれ互いに異なるものを用いることもで
きる。
【0052】また、図2〜図6では、それぞれ、左右対
称の構成となっているため、以下では、一方を代表して
説明する。
【0053】[1] 被処理物と処理液との接触 例えば、図示しない分注装置により、処理液Rを処理液
展開用部材1の貯留部11に注入する。これにより、注
入された処理液Rは、貯留部11に貯留されるが、その
表面張力により処理液供給口13から漏れ出すことはな
い(図2参照)。
【0054】次いで、図2に示すように、前記昇降機構
によって、スライドガラス7を、徐々に下方に向って移
動して、処理液展開用部材1同士の間に挿入する。
【0055】これにより、図示しない移動機構を作動さ
せて、この移動機構によって、スライドガラス7に処理
液展開用部材1を接近させ、図3に示す状態とする。
【0056】このとき、処理液展開用部材1とスライド
ガラス7との間には、隙間9が形成され、貯留部11内
に貯留された処理液Rは、処理液供給口13から流出し
て、隙間9に毛管現象(表面張力)により自然に広がっ
ていく。
【0057】このようにして、隙間9のほぼ全域に処理
液Rを導入(供給および展開)し、スライドガラス7上
に付着された被処理物Sと処理液Rとを接触させる。
【0058】このような構成とすることにより、必要最
小限の量の処理液Rで確実に被処理物Sを処理すること
ができ、処理液Rの無駄がなく、高価で貴重な処理液R
を用いる場合には特に有効である。
【0059】なお、余剰の処理液Rは、隙間9から図3
中下端部に溢れ出した場合でも、それぞれ、処理液展開
用部材1の溝15内に吸収、保持される。よって、図3
中の矢印X部に処理液Rが溜まることを防止(抑制)す
ることができる。
【0060】このため、図3中、左右の矢印X部同士の
間で処理液Rが互いに回り込むことを防止(阻止)する
ことができるので、互いに異なる処理液Rを用いる場合
には、それらのコンタミネーションを防止(阻止)し
て、正確な処理を行うことができる。
【0061】また、処理液展開用部材1の図3中上端部
においても、溝16によって余剰の処理液Rが吸収、保
持されるので、矢印X部に流出する量を減少(低減)す
ることができる。
【0062】なお、本実施形態では、処理液Rは、スラ
イドガラス7上への供給とほぼ同時に展開がなされる
が、これに限定されず、例えば、スライドガラス7に処
理液展開用部材1を接近させ、これらの間に隙間9を形
成した後、処理液Rを処理液展開用部材1の貯留部11
を介して隙間9に導入(供給および展開)するようにし
てもよいし、さらに、処理液Rを各貯留部11を介する
ことなく、隙間9に、直接供給(注入)するようにして
もよい。
【0063】[2] 被処理物と処理液との反応 次に、被処理物Sと処理液Rとを、加熱しつつ、反応さ
せる。具体的には、図示しないヒーターにより、処理液
展開用部材1および/またはスライドガラス7を加熱す
ると、これらを介して、被処理物Sと処理液Rとに熱が
伝達され、被処理物Sと処理液Rとが加熱される。この
加熱状態を維持しつつ、被処理物Sと処理液Rとを反応
させる。
【0064】被処理物Sと処理液Rとを、加熱しつつ、
反応させることにより、この反応を効率よく(精度よ
く)進行させることができるとともに、処理時間の短縮
を図ることができる。
【0065】また、被処理物Sと処理液Rとを、加熱し
つつ、反応させる他の方法としては、例えば、スライド
ガラス7と処理液展開用部材1とを接合した全体を加熱
(加温)室に入れるようにしてもよいし、処理液R自体
を加熱した状態で被処理物Sに接触させるようにしても
よい。
【0066】この加熱の温度(加熱温度)としては、特
に限定されないが、例えば、30〜75℃程度とするの
が好ましくは、37〜65℃程度とするのがより好まし
い。加熱温度が低くすぎると、被処理物Sと処理液Rと
を十分に反応させることができない場合がある。一方、
加熱温度を高くし過ぎると、処理液R中のプローブの種
類等によっては、プローブに熱分解が生じ、解析精度の
低下を招く場合がある。
【0067】また、加熱の時間(加熱時間)も、前記加
熱温度等により適宜設定され、特に限定されないが、例
えば、2〜20時間程度とするのが好ましく、16〜1
8時間程度とするのがより好ましい。加熱時間が短すぎ
ると、被処理物Sと処理液Rとを十分に反応させること
ができない場合がある。一方、加熱時間を長くしても、
それ以上、効果の増大が認められず、加熱温度等によっ
ては、処理液R中のプローブに熱分解が生じ、解析精度
の低下を招く場合がある。
【0068】[3] スライドガラスと処理液展開用部
材との離間 例えば、前記分注機構により、処理液展開用部材1の貯
留部11に保湿液Hを注入する(図4参照)。
【0069】次いで、図5に示すように、前記昇降機構
によって、スライドガラス7を、徐々に上方に向って移
動する。
【0070】これにより、前記移動機構を作動させて、
この移動機構によって、処理液展開部材1をスライドガ
ラス7から離間させる。このとき、処理液供給口13か
らは、保湿液Hが徐々に隙間9へ流出する。
【0071】このようにして、保湿液Hを供給しつつ、
スライドガラス7と処理液展開用部材1とを離間させ
る。
【0072】この保湿液Hは、スライドガラス7と処理
液展開用部材1とを離間させるのに際し、スライドガラ
ス7の被処理物Sの付着部位が空気と接触するのを防止
して、乾燥状態となるのを防止(阻止)するものであ
る。
【0073】また、スライドガラス7と処理液展開用部
材1との離間は、前記工程[2](被処理物Sと処理液
Rとの反応)の終了後、例えば、2分以内程度に開始す
るのが好ましく、1分以内程度に開始するのがより好ま
しい。
【0074】前記工程[2]において、スライドガラス
7および処理液展開用部材1は、それぞれ、加熱された
状態となっており、スライドガラス7と処理液展開用部
材1との離間を前記範囲の時間内に開始することによ
り、これらが比較的高温にある状態で、その操作を行な
うことができる。
【0075】これにより、例えば、被処理物Sが処理液
展開用部材1の処理液供給面12に接触しているような
場合であっても、被処理物Sと反応したプローブ、この
プローブが有する標識、あるいは、被処理物S自体が処
理液供給面12へ付着(移行)してしまうことを防止
(抑制)することができる。その結果、被処理物Sの反
応結果の解析に際し、その解析精度の低下を防止(抑
制)することができる。
【0076】特に、この場合、スライドガラス7の被処
理物Sの付着部位は、乾燥状態となり易くなっており、
前記保湿液Hを供給しないで、スライドガラス7と処理
液展開用部材1とを離間させると、処理液Rが空気と接
触することにより、急激に乾燥して、処理液R中のプロ
ーブ(処理液Rの析出物)がスライドガラス7上に残存
してしまう。
【0077】かかる状態となると、後述する工程[4]
の洗浄では、乾燥状態でスライドガラス7上に残存した
プローブを洗い流すことが困難となる。その結果、被処
理物Sの反応結果の解析に際し、不要なプローブがバッ
ググラウンドとして検出され、その解析精度の低下を招
く恐れがある。
【0078】これに対し、本発明では、保湿液Hを供給
しつつ、スライドガラス7と処理液展開用部材1とを離
間させるので、処理液Rが空気と接触して急激に乾燥す
ることが防止(抑制)され、スライドガラス7上への不
要なプローブ(処理液Rの析出物)の残存を、好適に防
止(抑制)することができる。このため、被処理物Sの
反応結果の解析に際し、その解析精度を極めて優れたも
のとすることができる。
【0079】さらに、前述したような観点からは、スラ
イドガラス7と処理液展開用部材1との離間を、その開
始時点の温度が急激に低下するのを防止(抑制)しつつ
行なうのが好ましい。
【0080】したがって、保湿液Hとしては、比較的高
温のものを使用するのが好ましい。この保湿液Hの温度
としては、前記工程[2]における加熱温度を前記範囲
とする場合、例えば、25〜75℃程度とするのが好ま
しく、40〜75℃程度とするのがより好ましく、40
〜65℃程度とするのがさらに好ましい。
【0081】また、保湿液Hの供給量としては、特に限
定されないが、例えば、処理液Rの供給量の50〜20
0倍程度であるのが好ましく、100〜150倍程度で
あるのがより好ましい。保湿液Hの供給量が少なすぎる
と、過剰に入っているプローブ(未反応のプローブ)が
完全に落としきれず、バックグラウンドとして検出され
る恐れがある。一方、保湿液Hの供給量が多すぎると、
目的とするシグナル(本来、検出されなければならない
場所からのシグナル)が減少または消失する恐れがあ
る。
【0082】このような保湿液Hとしては、被処理物S
の反応結果に影響を与えないものを用いるのが好まし
く、例えば、クエン酸緩衝液、リン酸緩衝液、ホウ酸緩
衝液、トリス緩衝液等の緩衝液を主とするものであるの
がより好ましい。このような緩衝液を主とする保湿液H
は、プローブとの反応性に乏しく、また、被処理物Sへ
のダメージ(損傷)も極めて小さくすることができると
いう利点がある。
【0083】また、保湿液Hは、界面活性剤を含んでい
るのが好ましい。これにより、スライドガラス7と処理
液展開用部材1との離間を、より容易かつ確実に行なう
ことができる。この界面活性剤としては、特に限定され
ないが、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、
硫酸デキストラン、Tweenー20、Triton X-100等が挙げら
れる。
【0084】また、この界面活性剤の保湿液H中の含有
量(濃度)としては、特に限定されないが、例えば、
0.1〜3wt%程度であるのが好ましく、0.1〜1
wt%程度であるのがより好ましい。界面活性剤の種類
等によっては、保湿液H中の含有量が低すぎると、界面
活性剤がその機能を十分に発揮できない場合があり、一
方、界面活性剤の含有量が多すぎると、界面活性剤によ
る被処理物Sへのダメージ(損傷)を増大することがあ
る。
【0085】なお、本実施形態では、保湿液Hは、処理
液展開用部材1の貯留部11を介して隙間9に供給され
る場合について示したが、これに限定されず、例えば、
前記分注装置により隙間9に、直接供給(注入)するよ
うにしてもよい。
【0086】また、処理装置には、例えば、保湿液Hお
よび前記処理液Rを供給するための供給口を設けるよう
にしてもよい。
【0087】さらに、処理装置には、例えば、隙間9を
通過した保湿液Hおよび処理液Rを排出するための排出
口を設けるようにしてもよい。
【0088】[4] 被処理物の洗浄 前記工程[3]の終了後、前記昇降機構によって、スラ
イドガラス7を移動させ、図6に示すように、スライド
ガラス7ごと被処理物Sを洗浄液Wに浸漬する。これに
より、被処理物Sに洗浄液を接触させ、被処理物Sを洗
浄する。
【0089】このような洗浄方法(浸漬法)を用いるこ
とにより、被処理物Sから処理液R(未反応のプロー
ブ)をより容易かつ確実に除去することができる。その
結果、被処理物Sの反応結果の解析に際し、その解析精
度をより向上することができる。
【0090】この場合、かかる洗浄は、スライドガラス
7および/または洗浄液Wに、例えば、揺動、超音波振
動のような振動を付加しつつ、行なうようにしてもよ
い。
【0091】また、被処理物Sの他の洗浄方法として
は、例えば、被処理物Sのみを洗浄液Wに浸漬する方
法、被処理物Sに洗浄液Wを直接噴霧(シャワー)する
方法等が挙げられる。
【0092】このような洗浄液Wの組成は、前記工程
[3]で用いた保湿液Hとほぼ同一の組成であっても、
異なる組成であってもよいが、ほぼ同一の組成であるの
が好ましい。洗浄液Wとして、保湿液Hとほぼ同一の組
成のものを用いれば、別途、保湿液Hと異なる組成の洗
浄液を用いる場合に比べて、洗浄液Wの準備の手間を省
略することができる。
【0093】この洗浄液Wの供給量としては、特に限定
されないが、例えば、処理液Rの供給量の50〜200
倍程度であるのが好ましく、100〜150倍程度であ
るのがより好ましい。洗浄液Wの供給量が少なすぎる
と、被処理物Sを十分に洗浄できない場合があり、一
方、洗浄液Wの供給量が多すぎると、目的とするシグナ
ル(本来、検出されなければならない場所からのシグナ
ル)が減少または消失する恐れがある。
【0094】さらに、被処理物Sは、2回以上(複数
回)繰り返して洗浄してもよい。これにより、被処理物
Sから処理液R(未反応のプローブ)をさらに確実に除
去することができる。
【0095】この場合、用いる洗浄液の条件(例えば、
濃度、組成、温度等)は、前記洗浄液Wと同一のもので
あっても、異なるものであってもよい。
【0096】 洗浄液の条件として濃度(含有量)を
変更する場合には、例えば、次のようにするのが好まし
い。すなわち、第2回目の洗浄液は、第1回目の洗浄液
(洗浄液W)より溶質(例えば、界面活性剤等)の含有
量が少ないものを、さらに、第3回目の洗浄液は、第2
回目の洗浄液より溶質の含有量が少ないものを、という
ように、後に使用する洗浄液では、順次、前回に使用す
る洗浄液より溶質の含有量が少ないものとするのが好ま
しい。これにより、被処理物Sに対して複数回の洗浄を
行なっても、被処理物Sへのダメージ(損傷)を防止
(抑制)することができる。
【0097】 洗浄液の条件として組成を変更する場
合には、各回での洗浄液に用いる緩衝液、界面活性剤等
の種類を適宜変更するようにすればよい。
【0098】 洗浄液の条件として温度を変更する場
合(洗浄を3回行なう場合)には、例えば、次のように
することができる。すなわち、第2回目の洗浄液は、第
1回目の洗浄液(洗浄液W)より温度が若干(例えば、
5〜15℃程度)高いものを用い、第3回目の洗浄液で
は、第1回目の洗浄液の温度に近いものを用いる。この
場合、被処理物Sからの処理液R(未反応のプローブ)
の除去効率を向上することができるとともに、被処理物
Sへのダメージ(損傷)も防止(抑制)することができ
るという利点がある。
【0099】また、洗浄液の条件を変更する場合には、
濃度、組成、温度等のうちの任意の2以上の条件を組み
合わせるようにしてもよい。
【0100】なお、被処理物Sの洗浄は、図5に示す状
態で、例えば前記分注装置により、洗浄液Wを、処理液
展開用部材1の貯留部11を介して、あるいは、隙間9
に直接、供給(注入)するようにして行なうこともでき
る。この場合、保湿液Hと洗浄液Wとは、同一で区別が
なくてもよい。これにより、スライドガラス7と処理液
展開用部材1との離間と、被処理物Sの洗浄とを連続し
て、または、ほぼ同時に行なうことができ、処理時間の
短縮に寄与する。
【0101】また、この場合、洗浄液Wは、前述した供
給口を介して供給し、前述した排出口を介して排出する
ようにしてもよい。
【0102】以上のような工程を経て、被処理物Sを処
理液Rにより処理し、次いで、その反応結果の解析を行
なう。
【0103】なお、本実施形態では、前記工程[1]〜
[4]のいずれの工程も、スライドガラス(支持体)7
を鉛直方向に設置した状態で行なわれるものであった
が、これに限定されず、前記工程[1]〜[4]の少な
くとも1つの工程は、スライドガラス7を水平方向に設
置した状態で行なわれてもよい。また、スライドガラス
7の設置方向を変更する理由が特にない場合には、前記
全工程において、スライドガラス7を鉛直方向または水
平方向に維持(保持)した状態で行なうようにすればよ
い。
【0104】また、本実施形態では、一対のスライドガ
ラス7、7の一組を処理する場合について示したが、こ
れに限定されることはなく、例えば、複数組を同時に処
理するようにしてもよい。さらに、スライドガラス7
は、一対で処理される場合に限定されず、一方のみであ
ってもよい。
【0105】以上、本発明の被処理物の処理方法を図示
の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定
されるものではない。
【0106】例えば、被処理物を付着させる支持体は、
その形状が平板状のものに限定されず、例えば球状等の
いかなるものであってもよい。
【0107】また、本発明では、必要に応じて、被処理
物を洗浄する工程を省略してもよく、任意の工程を追加
することもできる。
【0108】なお、本発明は、特願2000−3209
30号に記載のサンプル処理装置に適用することもでき
る。
【0109】また、本発明は、前述したような処理装置
を用いることなく、人手によって実施してもよいこと
は、言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、被
処理物と処理液とを反応させた後、保湿液を供給しつ
つ、支持体と処理液展開用部材とを離間させるので、支
持体の被処理物の付着部位が乾燥した状態となることを
防止(抑制)することができ、これにより、処理液の析
出物が乾燥状態となって支持体上に残存するのを防止
(抑制)することができる。その結果、被処理物の反応
結果の解析に際し、その解析精度の向上を図ることがで
きる。
【0111】また、保湿液の条件(例えば、濃度、組
成、温度等)を適宜設定することにより、前記効果をよ
り向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる処理液展開用部材の
構成を示す斜視図(斜め下から見た状態)である。
【図2】本発明の被処理物の処理方法を説明するための
図(処理液展開用部材をスライドガラスに接近させる前
の状態)である。
【図3】本発明の被処理物の処理方法を説明するための
図(処理液展開用部材をスライドガラスに接近させた後
の状態)である。
【図4】本発明の被処理物の処理方法を説明するための
図(処理液展開用部材をスライドガラスから離間させる
前の状態)である。
【図5】本発明の被処理物の処理方法を説明するための
図(処理液展開用部材をスライドガラスから離間させて
いる途中の状態)である。
【図6】本発明の被処理物の処理方法を説明するための
図(スライドガラスを洗浄液に浸漬した状態)である。
【符号の説明】
1 処理液展開用部材 11 貯留部 12 処理液供給面 13 処理液供給口 14 開口部 15、16 溝 17 凸条 7 スライドガラス 8 ホルダー S 被処理物 R 処理液 H 保湿液 W 洗浄液
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/566 G01N 37/00 102 37/00 102 1/28 J Fターム(参考) 2G052 AA28 AA33 AB16 AB18 AB20 AC11 AD34 AD54 DA07 EB11 ED11 FB02 FC02 FC06 FC15 FD17 GA11 GA18 JA09 3B201 AA01 AA46 AB03 AB44 BB01 BB21 BB82 BB96 CB12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を付着させた支持体上に、前記
    被処理物と反応し得る処理液を供給するとともに、前記
    支持体に処理液展開用部材を接近させて、これらの間に
    形成された隙間に前記処理液を展開させることにより、
    前記被処理物と前記処理液とを接触させる工程と、 前記被処理物と前記処理液とを、加熱しつつ、反応させ
    る工程と、 保湿液を供給しつつ、前記支持体と前記処理液展開用部
    材とを離間させる工程とを有することを特徴とする被処
    理物の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱の温度は、30〜75℃である
    請求項1に記載の被処理物の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱の時間は、2〜20時間である
    請求項1または2に記載の被処理物の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記被処理物と前記処理液とを反応させ
    る工程の終了後、2分以内に、前記支持体と前記処理液
    展開用部材との離間を開始する請求項1ないし3のいず
    れかに記載の被処理物の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記保湿液の供給量は、前記処理液の供
    給量の50〜200倍である請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の被処理物の処理方法。
  6. 【請求項6】 前記保湿液の温度は、25〜75℃であ
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の被処理物の処理
    方法。
  7. 【請求項7】 前記保湿液は、前記被処理物の反応結果
    に影響を与えないものである請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の被処理物の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記保湿液は、緩衝液を主とするもので
    ある請求項1ないし7のいずれかに記載の被処理物の処
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記保湿液は、界面活性剤を含んでいる
    請求項1ないし8のいずれかに記載の被処理物の処理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記支持体と前記処理液展開用部材と
    を離間させる工程の終了後、さらに、前記被処理物と洗
    浄液とを接触させることにより、前記被処理物を洗浄す
    る工程を有する請求項1ないし9のいずれかに記載の被
    処理物の処理方法。
  11. 【請求項11】 前記洗浄液の供給量は、前記処理液の
    供給量の50〜200倍である請求項10に記載の被処
    理物の処理方法。
  12. 【請求項12】 前記洗浄液の組成は、前記保湿液の組
    成とほぼ同一である請求項10または11に記載の被処
    理物の処理方法。
  13. 【請求項13】 前記各工程の少なくとも1つの工程
    は、前記支持体を鉛直方向または水平方向に設置した状
    態で行なわれる請求項1ないし12のいずれかに記載の
    被処理物の処理方法。
  14. 【請求項14】 前記被処理物は、生物から得られたも
    の、または、これに化学処理を施したもの、これを基に
    合成されたものである請求項1ないし13のいずれかに
    記載の被処理物の処理方法。
  15. 【請求項15】 前記生物から得られたものは、生体組
    織、細胞、核酸、タンパク質、脂質、ホルモン類である
    請求項14に記載の被処理物の処理方法。
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