JP2003028756A - 反射光測定装置 - Google Patents

反射光測定装置

Info

Publication number
JP2003028756A
JP2003028756A JP2001210422A JP2001210422A JP2003028756A JP 2003028756 A JP2003028756 A JP 2003028756A JP 2001210422 A JP2001210422 A JP 2001210422A JP 2001210422 A JP2001210422 A JP 2001210422A JP 2003028756 A JP2003028756 A JP 2003028756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
light
receiving element
holding member
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001210422A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Uchida
龍男 内田
Hideaki Suzuki
英昭 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Motor Wheel Co Ltd
Chuo Seiki KK
Original Assignee
Central Motor Wheel Co Ltd
Chuo Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Motor Wheel Co Ltd, Chuo Seiki KK filed Critical Central Motor Wheel Co Ltd
Priority to JP2001210422A priority Critical patent/JP2003028756A/ja
Publication of JP2003028756A publication Critical patent/JP2003028756A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射角度と測定角度を僅かな刻みで変化させ
て反射光の測定を行う場合であっても短時間のうちに反
射光の測定を完了させることのできる反射光測定装置を
提供すること。 【解決手段】 試験対象の受光位置から等距離に位置す
る点の集合によって形成される円弧に沿って配設された
受光素子保持部材20に所定の間隔で複数の受光素子P
〜Pdを配備し、受光素子Pd〜Pdの各々
により、試験対象24に照射されたレーザー光の反射光
の強度を同時に測定する。1回の測定操作によって複数
の測定角度における反射光の強度を測定することが可能
となるため、レーザー光の照射角度と測定角度を僅かな
刻みで変化させて反射光の測定を行う場合であっても短
時間のうちに反射光の測定を完了させることができるよ
うになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型液晶ディス
プレイ,光散乱板,反射板,フィルム等の表面反射の状
態を測定する際に使用される反射光測定装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】反射型液晶ディスプレイ等の表面反射を
測定するための方法としては、積分球等を用いてあらゆ
る方向から均一な強度の拡散光を照射して測定を行う方
法と、光の入射角度および検出器(受光素子)の測定角
度を固定して特定の角度の反射光の強度のみを測定する
方法とが知られている。
【0003】しかし、これらの測定方法では入射光が散
乱特性に与える影響や散乱光の角度分布を測定すること
ができず、特に、散乱光の角度分布が重要な測定要素と
なる反射型液晶ディスプレイ等の性能評価に関しては、
ゴニオメトリックス方式を適用した測定が望ましいとさ
れている。
【0004】このゴニオメトリックス方式は、簡単に言
えば図12に示されるようなもので、光線を照射するた
めの光源101を試験対象102に対し揺動させて光の
入射角度を様々に変化させ、更に、各入射角度毎に受光
素子103を揺動させて測定を行うことで、試験対象1
02を基準とする様々な測定角度において反射光の強度
を測定し、全ての入射角度と全ての測定角度の組み合わ
せに対応して精密に散乱光の角度分布を測定することを
意図したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゴニオメトリックス方
式を適用した測定を行うための現実的な手段としては、
既に、図13に示されるような反射光測定装置104が
提案されている。
【0006】この反射光測定装置104は、概略におい
て、光源としてのレーザー発信器105と、試験対象1
02をセットするための試験片保持部106、および、
移動可能な受光素子107によって構成される。
【0007】具体的には、試験片保持部106は、試験
対象102を垂直面内で上下左右に移動させるためのク
ロステーブル106aと、このクロステーブル106a
を水平軸の周りに回転させるためのテーブル回転機構1
06bと、クロステーブル106aを鉛直軸の回りに揺
動させるためのテーブル揺動機構106cとによって構
成される。また、受光素子107は、アーム108を鉛
直軸の周りに揺動させるアーム揺動機構109によって
移動されるようになっており、試験対象102の受光位
置から一定の距離を保ち、かつ、受光面を常に試験対象
102の受光位置に向けた状態で、試験対象102の回
りを公転するようにして揺動する。
【0008】つまり、図12における光源101の移動
による入射角度の変更は、図13の反射光測定装置10
4ではテーブル揺動機構106cによる試験対象102
の姿勢変化によって達成され、また、図12における受
光素子103の移動による測定角度の変更は、図13の
反射光測定装置104では、受光素子107を装着した
アーム108を揺動するアーム揺動機構109の回転動
作によって達成されていることになる。
【0009】従って、仮に、試験対象102の法線に対
して±90°の範囲で2°刻みでレーザー発信器105
の照射角度を変化させ、更に、レーザー発信器105の
各揺動位置において、夫々、試験対象102の法線に対
して±90°の範囲で2°刻みで反射光強度の測定を行
うと仮定すると、概ね、(90×2/2)=8100
回の測定操作を繰り返す必要が生じる。
【0010】つまり、従来型の反射光測定装置104に
は、照射角度と測定角度を僅かずつ変化させて精密な測
定作業を行おうとすると、測定に必要とされる所要時間
が著しく増大するといった問題がある。
【0011】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、照射角度と測定角度を僅かな刻みで変
化させて反射光の測定を行う場合であっても、短時間の
うちに反射光の測定を完了させることのできる反射光測
定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、試験対象に光
線を照射して反射光の強度を様々な測定角度から測定す
るための反射光測定装置であり、前記目的を達成するた
め、特に、試験対象の受光位置から等距離に位置する点
の集合によって形成される円弧に沿って所定の間隔で配
設された複数の受光素子と、これら複数の受光素子の各
々によって同時に測定された反射光の強度を各受光素子
の配設位置によって決まる測定角度に対応させて出力す
る測定結果出力手段とを備えたことを特徴とする構成を
有する。
【0013】このような構成によれば、円弧に沿って配
設された複数の受光素子によって試験対象からの反射光
の強度が同時に測定される。複数の受光素子は試験対象
の受光位置から等距離にあるので、測定角度の違いのみ
による反射光の強度の差異を検出することが可能であ
る。また、受光素子の配設間隔は決まっているので、各
受光素子に対応する測定角度は自明である。測定結果出
力手段は、各受光素子で測定された反射光の強度を読
み、その値を、各受光素子の配設位置によって決まる測
定角度に対応させて出力する。このように、1回の測定
操作によって複数の測定角度における反射光の強度が同
時に測定されるので、照射角度と測定角度を僅かな刻み
で変化させて反射光の測定を行う場合であっても、短時
間のうちに反射光の測定を完了させることができるよう
になる。
【0014】また、試験対象の受光位置から等距離に位
置する点の集合によって形成される円弧に沿って構成さ
れた受光素子保持部材に所定の間隔で複数の受光素子を
配備し、この受光素子保持部材を円弧の延長方向に揺動
させる保持部材駆動手段を設け、保持部材駆動手段で揺
動された受光素子保持部材の各位置で複数の受光素子に
よって反射光の強度を同時に測定し、反射光の強度を、
各受光素子の配設位置と受光素子保持部材の揺動角度に
よって決まる測定角度に対応させて出力するようにして
もよい。
【0015】このような構成を適用し、受光素子保持部
材を揺動させて測定操作を行うことにより、広い測定角
度の範囲で反射光の強度を測定することが可能となる。
受光素子保持部材を揺動させて各位置で反射光の強度を
測定するため、測定回数自体は複数回となるが、このよ
うにして測定範囲を領域分割することによって、受光素
子保持部材の円弧長の切り詰めと、受光素子の配設個数
の削減が可能となり、反射光測定装置の全体的な製造コ
ストの低減化が達成されることになる。
【0016】更に、試験対象を揺動する揺動テーブルを
設け、反射光の強度を、各受光素子の配設位置と受光素
子保持部材の揺動角度と揺動テーブルの揺動角度とによ
って決まる測定角度に対応させて出力するように構成す
ることが可能である。
【0017】揺動テーブルの姿勢を変化させて測定操作
を行うことにより、光の入射角の条件を様々に変えて反
射光の強度測定を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た一実施形態の反射光測定装置1の構成の概略を示した
右側面図、図2は同反射光測定装置1の構成の概略を示
した正面図、また、図3はその平面図である。
【0019】図1〜図3に示されるように、この反射光
測定装置1は、概略において、ベース部2と試料台部3
および測定部4によって構成される。
【0020】このうち、ベース部2は、溶接構造の架台
5とベースプレート6によって構成される。架台5の内
部には、図2に示されるように、光源としてのレーザー
発信器7と、干渉フィルタおよびカラーフィルタ等を内
蔵した波長切替ユニット8、および、濃度の異なるニュ
ートラルデンシティフィルタをタレット状に装備したN
Dフィルタユニット9が実装されている。
【0021】レーザー発信器7から出力されたレーザー
光は、波長切替ユニット8,NDフィルタユニット9を
介して反射ミラー10に照射され、反射ミラー10によ
って光路を変えられて、ベースプレート6上に立設され
たL字型のコラム11の内部に入る。
【0022】このレーザー光は、図1に示されるよう
に、コラム11のL字状の屈折部に配備された反射ミラ
ー12とコラム11の先端に位置する反射ミラー13で
再び光路を変えられ、コラム11の先端のコンデンサー
レンズ14を介して試料台部3の中央部に鉛直上方から
照射される。
【0023】試料台部3の主要部は、図2に示されると
おり、揺動テーブル15と、スイベルユニット16、お
よび、クロステーブル17によって構成される。
【0024】揺動テーブル15は、図2に示されるよう
に、揺動テーブル15の両側に位置するステー18,1
9に図示しないベアリングを介して揺動自在に軸支さ
れ、ステー19に固設されたステッピングモータMuに
よって図2のu軸の周りに回転駆動される。
【0025】また、スイベルユニット16は揺動テーブ
ル15上に固設され、公知のウォーム&ホイール機構と
ステッピングモータMθとを内蔵し、スイベルユニット
16上のクロステーブル17を図2のθ軸の周りに回転
駆動する。
【0026】クロステーブル17は、実質的に、サドル
部17aとテーブル部17bとで構成され、サドル部1
7aに固設された図示しないボールナット&スクリュー
とステッピングモータMxとによりサドル部17aとテ
ーブル部17bが一体となって図2の紙面左右方向に移
動する。更に、テーブル部17bに固設された図示しな
いボールナット&スクリューとステッピングモータMy
とによって、サドル部17a上のテーブル部17bがサ
ドル部17aと独立して図2の紙面厚み方向に移動でき
るようになっている。いずれも公知技術の流用である。
【0027】なお、u軸の高さは、実質的に、テーブル
部17bの上面の高さ、より具体的には、テーブル部1
7b上に載置される試験対象の表面の高さと同一であ
る。
【0028】測定部4は、図2に示されるように、略円
弧状に形成された受光素子保持部材20と、この受光素
子保持部材20を支える略L字型のスイングアーム2
1、および、スイングアーム21を揺動自在に軸支して
図2におけるα軸の周りに回転駆動する保持部材駆動手
段22とで構成される。このα軸は、事実上、前述のu
軸と同一直線上に位置する。
【0029】受光素子保持部材20は、図1に示される
とおり、テーブル部17b上に載置される反射型液晶デ
ィスプレイ等の試験対象におけるレーザー光の受光位
置、つまり、u軸の位置から径方向にRだけ離れた等距
離に位置する点の集合によって形成される円弧に沿って
構成された円弧状の部材である。従って、受光素子保持
部材20上の各位置における法線の全ては、u軸(α
軸)の位置、要するに、試験対象におけるレーザー光の
受光位置において交差する。
【0030】受光素子保持部材20を拡大して構造の概
略を図4に示す。この受光素子保持部材20には、多数
の貫通孔23が所定の間隔をおいて法線方向に穿設さ
れ、各貫通孔23の内部に、フォトダイオードからなる
複数の受光素子Pd〜Pdが受光面を径方向内側に
向けて装着されている。つまり、試験対象の受光位置か
ら等距離Rに位置する点の集合によって形成される円弧
に沿って所定の間隔で各受光素子Pd〜Pdが配設
されていることになる。より厳密にいえば、前述の距離
Rは、u軸(α軸)から受光素子Pd〜Pdの受光
面までの距離である。
【0031】また、図4に示される通り、本実施形態に
おける受光素子保持部材20の円弧長は、1/4円弧に
比べて僅かに短く形成されている。これは、水平状態と
されたテーブル部17b上の試験対象24に対して図5
のように法線方向からレーザー光を照射したときに、こ
の法線から±90°の範囲の反射光を0°〜−90°の
範囲で1回、また、0°〜+90°の範囲で1回という
ように2回に分けて測定する際に都合がよいといった設
計上の理由に基くもので、発明の思想からすれば、受光
素子保持部材20の円弧の長さに格別の制限はない。但
し、受光素子保持部材20の円弧長を極端に短くした場
合には、製造コストは軽減されるが、多数回の測定操作
を繰り返さなければならないといった煩わしさがあり、
また、これとは逆に、受光素子保持部材20の円弧長を
極端に長くした場合には、測定回数は少なくて済むが、
製造コストが増大するといった弊害が生じる。
【0032】反射光を測定する際の受光素子保持部材2
0の姿勢に関しては様々な態様が考えられるが、本実施
形態においては、図5に示されるように、試験対象24
上の受光位置を通る鉛直線と水平線とで区切られる4つ
の領域の何れかに受光素子保持部材20を揺動させた状
態で反射光の強度測定を行うものとする。受光素子保持
部材20の円弧長を1/4円弧に比べて僅かに短く形成
しているのは、図5に示されるような位置に受光素子保
持部材20を揺動させた際に、レーザー光が受光素子保
持部材20の端部に干渉するのを防止するためである。
この実施形態に限定していえば、受光素子保持部材20
の円弧長は、中心角が90°−2|ε|°(εはレーザ
ー光の干渉防止のためのクリアランス)でRの半径を有
する扇形の円弧の長さに匹敵する。受光素子の配設ピッ
チの間隔は、例えば、2°である。
【0033】また、測定部4の保持部材駆動手段22
は、スイングアーム21を回転させるためのステッピン
グモータMαを備え、このスイングアーム21の回転に
よって、受光素子保持部材20を円弧の延長方向、つま
り、α軸(u軸)を中心とする半径Rの円周に沿って揺
動させる。
【0034】なお、図13の従来例と比較した場合、本
実施形態のクロステーブル17は図13のクロステーブ
ル106aに相当し、スイベルユニット16は図13の
テーブル回転機構106bに相当する。また、本実施形
態のステッピングモータMuは図13のテーブル揺動機
構106cに相当し、本実施形態の保持部材駆動手段2
2は図13のアーム揺動機構109に相当する。従っ
て、横型/竪型の区別を別にすれば、レーザー光の照射
方向に対する試験対象の姿勢変化の自由度、および、試
験対象に対する受光素子の移動の自由度に関しては、基
本的に、本実施形態の反射光測定装置1も図13の従来
型の反射光測定装置104も同様である。
【0035】図6は、各ステッピングモータMx,M
y,Mθ,Mu,Mαと受光素子Pd 〜Pdおよび
レーザー発信器7と波長切替ユニット8,NDフィルタ
ユニット9等の各種の周辺装置を駆動制御する制御系の
概略について簡単に示した機能ブロック図である。
【0036】このうち、反射光測定装置1の数値制御部
は、パーソナルコンピュータあるいはワークステーショ
ン等を初めとする市販のコンピュータ25によって構成
される。コンピュータ25の主要部はCPU(マイクロ
プロセッサ)26とROM27およびRAM28ならび
にハードディスク29等からなり、CPU26からのバ
スラインには、入出力回路30を介して、マン・マシン
・インターフェイスとしてのキーボード31,マウス3
2,モニタ33、および、プリンタ34が接続されてい
る。ハードディスク29には反射光測定装置1を駆動制
御するための制御プログラムが格納されており、この制
御プログラムは、必要に応じてハードディスク29から
RAM28に読み込まれ、CPU26によって実行され
る。ハードディスク29に格納された制御プログラムと
CPU26は、本実施形態における測定結果出力手段の
主要な構成要素である。また、本実施形態においては、
モータ制御用の市販の7軸コントローラ35がコンピュ
ータ25の内部に実装されている。
【0037】一方、ステッピングモータMx,My,M
θ,Mu,Mαのドライバ36〜40は反射光測定装置
1側のベース部2の内部に実装されており、これらのド
ライバ36〜40とインターフェイス41および7軸コ
ントローラ35を介して、各軸のステッピングモータM
x,My,Mθ,Mu,MαがCPU26からの指令で
駆動制御される。当然、所定周期毎のパルス分配処理に
よる複数軸の実質的な同時制御が可能である。なお、ス
テッピングモータMx,Myを実装したクロステーブル
17がスイベルユニット16によって旋回自在とされて
いる関係上、ステッピングモータMx,Myとドライバ
36,37との間の電気的な接続は、クロステーブル1
7の回転中心を通る市販のスリップリング42を介して
行われるようになっている。
【0038】受光素子Pd〜Pdはアンプ内蔵型の
フォトダイオードであり、この受光素子Pd〜Pd
によって検出された反射光の強度、要するに、各受光素
子Pd〜Pdのアンプからの出力電圧の値が、各々
のA/D変換器C〜Cとインターフェイス41を介
してCPU26に読み込まれる。
【0039】レーザー発信器7のON/OFF制御と波
長切替ユニット8,NDフィルタユニット9等の各種の
周辺装置の駆動制御に関しては従来と同様である。
【0040】次に、図7〜図9のフローチャートと図1
0の作用原理図を参照して、本実施形態における反射光
測定装置1の実際的な動作について説明する。なお、こ
の段階では既に保持部材駆動手段22のステッピングモ
ータMαを除く各軸のステッピングモータMx,My,
Mθ,Muの駆動制御が完了し、試験対象24を載置し
たテーブル部17bがステッピングモータMx,Myに
よって適切な位置に位置決めされ、テーブル部17bの
旋回位置もスイベルユニット16のステッピングモータ
Mθによって特定され、更に、テーブル部17bに対す
るレーザー光の入射角uも、揺動テーブル15を揺動さ
せるステッピングモータMuによって特定されているも
のとする。また、レーザー発信器7のON/OFF制御
のタイミングと波長切替ユニット8,NDフィルタユニ
ット9等の駆動制御については、本発明の要旨とは直接
の関わりがないので説明を省略する。
【0041】前述したようにして各軸のステッピングモ
ータMx,My,Mθ,Muの駆動制御が完了すると、
コンピュータ25のCPU26は、まず、テーブル部1
7bに対するレーザー光の入射角uの値を読み込み、こ
の値が0°であるのか(ステップs1)、0°よりも小
さいのか、あるいは、0°よりも大きいのかを判定する
(ステップs7)。
【0042】この実施形態では、レーザー光の光路を鉛
直方向に固定し、CPU26の処理操作でテーブル部1
7bの傾斜を変化させることによって試験対象24に対
するレーザー光の入射角uを図13の従来例と同様に±
90°の範囲で変え、更に、実施形態に固有の処理とし
て、各入射角uに対し、試験対象24の法線を基準とし
て±90°の範囲を90°の刻み幅で2回もしくは3回
に分けて測定操作を行うようにしている。従って、入射
角uの取り得る値は試験対象24の法線方向を0°とし
て−90°<u<90°の範囲であり、図7〜図9の処
理は、入射角uを変更する度に固定サイクル(サブルー
チン)の処理として実行されることになる。
【0043】ステップs1の判定結果が真となった場
合、つまり、テーブル部17bに対してレーザー光が垂
直に入射している場合には、CPU26は、まず、保持
部材駆動手段22のステッピングモータMαに駆動指令
を出力して受光素子保持部材20の左端部を図10
(a)のに示されるように機械座標系上の−90°+
|ε|°の位置にまで揺動させ(ステップs2)、図4
に示されるようにして受光素子保持部材20上の0°の
位置から90°−2|ε|°の位置に配備された受光素
子Pdから受光素子Pdの各々で測定された反射光
強度の値を、試験対象24の法線を基準とする測定角度
−90°+|ε|°から−|ε|°に対応させてRAM
28に一時記憶する(ステップs3)。
【0044】次いで、CPU26は、保持部材駆動手段
22のステッピングモータMαに駆動指令を出力して、
受光素子保持部材20の左端部を図10(a)のに示
されるように機械座標系上の+|ε|°の位置にまで揺
動させ(ステップs4)、図4に示されるようにして受
光素子保持部材20上の0°の位置から90°−2|ε
|°の位置に配備された受光素子Pdから受光素子P
の各々で測定された反射光強度の値を、試験対象2
4の法線を基準とする測定角度+|ε|°から90°−
|ε|°に対応させてRAM28に一時記憶する(ステ
ップs5)。
【0045】以上に述べた受光素子保持部材20の2回
の揺動および位置決め操作によって、試験対象24の法
線を基準とする測定角度−90°+|ε|°から90°
−|ε|°までの範囲、つまり、試験対象24の法線を
基準とした概ね±90°の範囲での反射光の測定が行わ
れることになる。
【0046】このように、試験対象24の法線を基準と
する測定角度は、受光素子保持部材20上における受光
素子Pd〜Pdの配設位置(0°〜90°−2|ε
|°)と、機械座標系上における受光素子保持部材20
の揺動角度(−90°+|ε|°または+|ε|°)、
および、テーブル部17bに対するレーザー光の入射角
u(0°)、言い換えれば、テーブル部17bの傾斜角
とによって一義的に決まる。つまり、受光素子保持部材
20の左端部を基準とした受光素子Pd〜Pdの各
配設位置の角度を、機械座標系上における受光素子保持
部材20の揺動角度とテーブル部17bの傾斜角とに基
いて試験対象24の法線を基準とする測定角度に変換
し、試験対象24の法線を基準とする測定角度に対応さ
せて、各受光素子Pd〜Pdの測定データを記憶さ
せるということである。
【0047】次いで、測定結果出力手段としてのCPU
26は、ステップs3およびステップs5の処理で一時
記憶した−90°+|ε|°から90°−|ε|°まで
の範囲の反射光強度の値をハードディスク29に出力し
て保存し(ステップs6)、レーザー光の入射角u=0
°(法線方向)に対応した反射光強度の測定処理を終了
する。
【0048】また、ステップs1の判定結果が偽でステ
ップs7の判定結果が真となった場合、つまり、テーブ
ル部17bの法線に対してレーザー光がマイナスの角度
−|u|(但し、u<90)で入射している場合には、
CPU26は、保持部材駆動手段22のステッピングモ
ータMαに駆動指令を出力して受光素子保持部材20の
左端部を図10(b)のに示されるように機械座標系
上の−90°+|ε|°の位置にまで揺動させ(ステッ
プs8)、受光素子保持部材20上の|u|°−|ε|
°の位置から90°−2|ε|°の位置に配備された受
光素子の各々で測定された反射光強度の値を、試験対象
24の法線を基準とする測定角度−90°から−|u|
°−|ε|°に対応させてRAM28に一時記憶する
(ステップs9)。この場合、図10(b)から明らか
なように、受光素子保持部材20上の|ε|°から|u
|°−|ε|°までの区間の受光素子にはレーザー光が
反射しないので、これらの受光素子からの出力は無視す
る。
【0049】次いで、CPU26は、保持部材駆動手段
22のステッピングモータMαに駆動指令を出力して、
受光素子保持部材20の左端部を図10(b)のに示
されるように機械座標系上の+|ε|°の位置にまで揺
動させ(ステップs10)、図4に示されるようにして
受光素子保持部材20上の0°の位置から90°−2|
ε|°の位置に配備された受光素子Pdから受光素子
Pdの各々で測定された反射光強度の値を、試験対象
24の法線を基準とする測定角度−|u|°+|ε|°
から90°−|u|°−|ε|°に対応させてRAM2
8に一時記憶する(ステップs11)。
【0050】そして、CPU26は、更に、保持部材駆
動手段22のステッピングモータMαに駆動指令を出力
して、受光素子保持部材20の左端部を図10(b)の
に示されるように機械座標系上の90°+|ε|°の
位置にまで揺動させ(ステップs12)、受光素子保持
部材20上の0°の位置から|u|°−|ε|°の位置
に配備された受光素子の各々で測定された反射光強度の
値を、試験対象24の法線を基準とする測定角度90°
−|u|°+|ε|°から90°に対応させてRAM2
8に一時記憶する(ステップs13)。この場合、図1
0(b)から明らかなように、受光素子保持部材20上
の|u|°−|ε|°から90°−2|ε|°までの区
間の受光素子にはレーザー光が反射しないので、これら
の受光素子からの出力は無視する。
【0051】以上に述べた受光素子保持部材20の3回
の揺動および位置決め操作によって、試験対象24の法
線を基準とする測定角度−90°から90°までの範囲
での反射光の測定が行われることになる。
【0052】このように、試験対象24の法線を基準と
する測定角度は、受光素子保持部材20上における受光
素子Pd〜Pdの配設位置(0°〜90°−2|ε
|°)と、機械座標系上における受光素子保持部材20
の揺動角度(−90°+|ε|°または+|ε|°もし
くは90°+|ε|°)、および、テーブル部17bに
対するレーザー光の入射角u(負の値)、言い換えれ
ば、テーブル部17bの傾斜角とによって一義的に決ま
る。つまり、受光素子保持部材20の左端部を基準とし
た受光素子Pd〜Pdの各配設位置の角度を、機械
座標系上における受光素子保持部材20の揺動角度とテ
ーブル部17bの傾斜角とに基いて試験対象24の法線
を基準とする測定角度に変換し、試験対象24の法線を
基準とする測定角度に対応させて、各受光素子Pd
Pdの測定データを記憶させるということである。
【0053】次いで、測定結果出力手段としてのCPU
26は、ステップs9およびステップs11とステップ
s13の処理で一時記憶した−90°から90°までの
範囲の反射光強度の値をハードディスク29に出力して
保存し(ステップs6)、レーザー光の負の入射角u°
に対応した反射光強度の測定処理を終了する。
【0054】一方、ステップs1およびステップs2の
判定結果が共に偽となった場合、つまり、テーブル部1
7bの法線に対してレーザー光がプラスの角度+|u|
(但し、u<90)で入射している場合には、CPU2
6は、保持部材駆動手段22のステッピングモータMα
に駆動指令を出力して受光素子保持部材20の左端部を
図10(c)のに示されるように機械座標系上の−1
80°+|ε|°の位置にまで揺動させ(ステップs1
4)、受光素子保持部材20上の90°−|u|°−|
ε|°の位置から90°−2|ε|°の位置に配備され
た受光素子の各々で測定された反射光強度の値を、試験
対象24の法線を基準とする測定角度−90°から−9
0°+|u|°−|ε|°に対応させてRAM28に一
時記憶する(ステップs15)。この場合、図10
(c)から明らかなように、受光素子保持部材20上の
|ε|°から90°−|u|°−|ε|°までの区間の
受光素子にはレーザー光が反射しないので、これらの受
光素子からの出力は無視する。
【0055】次いで、CPU26は、保持部材駆動手段
22のステッピングモータMαに駆動指令を出力して、
受光素子保持部材20の左端部を図10(c)のに示
されるように機械座標系上の−90°+|ε|°の位置
にまで揺動させ(ステップs16)、図4に示されるよ
うにして受光素子保持部材20上の0°の位置から90
°−2|ε|°の位置に配備された受光素子Pdから
受光素子Pdの各々で測定された反射光強度の値を、
試験対象24の法線を基準とする測定角度−90°+|
u|°+|ε|°から+|u|°−|ε|°に対応させ
てRAM28に一時記憶する(ステップs17)。
【0056】そして、CPU26は、更に、保持部材駆
動手段22のステッピングモータMαに駆動指令を出力
して、受光素子保持部材20の左端部を図10(c)の
に示されるように機械座標系上の+|ε|°の位置に
まで揺動させ(ステップs18)、受光素子保持部材2
0上の0°の位置から90°−|u|°−|ε|°の位
置に配備された受光素子の各々で測定された反射光強度
の値を、試験対象24の法線を基準とする測定角度|u
|°+|ε|°から90°に対応させてRAM28に一
時記憶する(ステップs19)。この場合、図10
(c)から明らかなように、受光素子保持部材20上の
90°−|u|°−|ε|°から90°−2|ε|°ま
での区間の受光素子にはレーザー光が反射しないので、
これらの受光素子からの出力は無視する。
【0057】以上に述べた受光素子保持部材20の3回
の揺動および位置決め操作によって、試験対象24の法
線を基準とする測定角度−90°から90°までの範囲
での反射光の測定が行われることになる。
【0058】このように、試験対象24の法線を基準と
する測定角度は、受光素子保持部材20上における受光
素子Pd〜Pdの配設位置(0°〜90°−2|ε
|°)と、機械座標系上における受光素子保持部材20
の揺動角度(−180°+|ε|°または−90°+|
ε|°もしくは+|ε|°)、および、テーブル部17
bに対するレーザー光の入射角u(正の値)、言い換え
れば、テーブル部17bの傾斜角とによって一義的に決
まる。つまり、受光素子保持部材20の左端部を基準と
した受光素子Pd〜Pdの各配設位置の角度を、機
械座標系上における受光素子保持部材20の揺動角度と
テーブル部17bの傾斜角とに基いて試験対象24の法
線を基準とする測定角度に変換し、試験対象24の法線
を基準とする測定角度に対応させて、各受光素子Pd
〜Pdの測定データを記憶させるということである。
【0059】次いで、測定結果出力手段としてのCPU
26は、ステップs15およびステップs17とステッ
プs19の処理で一時記憶した−90°から90°まで
の範囲の反射光強度の値をハードディスク29に出力し
て保存し(ステップs6)、レーザー光の正の入射角u
°に対応した反射光強度の測定処理を終了する。
【0060】図11は特定の入射角u、例えば、テーブ
ル部17bの法線に沿って0°の入射角でレーザー光を
照射した場合の測定角度と反射光強度との対応関係の一
例を示したグラフの一例である。このようなグラフは、
CPU26にレーザー光の照射角uの値を指定し、uに
対応してハードディスク29に保存されたデータを順次
読み出し、測定角度を横軸また反射光強度(入射光強度
に対する百分率)を縦軸としてプリンタ34によるプロ
ット操作を行うことによって容易に取得することができ
る。
【0061】既に述べた通り、この実施形態では、レー
ザー光の光路を鉛直方向に固定し、CPU26の処理操
作でテーブル部17bの傾斜を変化させることによって
試験対象24に対するレーザー光の入射角uを±90°
の範囲で変え、その都度、各入射角uに対し、試験対象
24の法線を基準として±90°の範囲を90°の刻み
幅で2回もしくは3回に分けて測定操作を行うようにし
ている。
【0062】従って、仮に、試験対象24に対して±9
0°の範囲で2°刻みでレーザー光の入射角uを変化さ
せるとするなら、まず、試験対象24に対して(90×
2/2)=90回の姿勢変更操作が必要となる。更に、
試験対象24の法線に対して±90°の範囲で2°刻み
で反射光強度の測定を行うと仮定すると、各姿勢毎の反
射光の測定操作、つまり、同一の入射角uに対して行う
べき測定操作の回数は、図10(a)のような条件下で
は2回、また、図10(b)もしくは図10(c)のよ
うな条件下では共に3回であり、いずれにしても、その
回数が3回を越えることはない。従って、試験対象24
に対して±90°の範囲で2°刻みでレーザー光の入射
角uを変化させ、更に、同一の入射角uに対し、試験対
象24の法線に対して±90°の範囲で2°刻みで反射
光強度の測定を行うと仮定した場合の測定回数は、最大
でも90×3=270回であり、図13に示した従来例
の8100回と比べ、著しく測定回数が少ないことが分
かる。単純計算にして、測定に必要とされる所要時間は
従来の1/30である。
【0063】更に、図10(a),図10(b),図1
0(c)の,,の各位置での測定操作に加え、
,,の各位置から受光素子保持部材20を測定の
刻み幅の1/2、つまり、1°ずらせた位置での測定操
作を行えば、更に分解能の高い(2°/2)=1°を刻
み幅として反射光強度の測定を行うことも可能である。
【0064】以上の実施形態では、受光素子保持部材2
0の長さを1/4円弧弱として2°刻みで受光素子を配
備した例について述べたが、受光素子保持部材20の長
さを短くした場合、例えば、1/8円弧等とした場合で
あっても、同一の入射角uに対する測定回数が1/4円
弧の場合の2倍となるだけのことであり、図13に示し
た従来例と比べれば測定の所要時間は依然として1/1
5であり、十分に測定所要時間の優位性が保証される。
【0065】また、これとは逆に、レーザー光を照射す
る光路を除く略360°の全域に亘って受光素子を配備
することも技術的に可能であり、当然、このような構成
も本発明の要旨を逸脱するものではない。このような構
成を適用した場合、同一の入射角uに対する測定回数は
1回で済むが、多数の受光素子が必要となるため、コス
トパフォーマンスの点からは一定の問題がある。
【0066】
【発明の効果】本発明の反射光測定装置は、試験対象の
受光位置から等距離に位置する点の集合によって形成さ
れる円弧に沿って配設された複数の受光素子の各々によ
って反射光の強度を同時に測定するようにしたので、1
回の測定操作によって複数の測定角度における反射光の
強度を同時に測定することが可能となり、照射角度と測
定角度を僅かな刻みで変化させて反射光の測定を行う場
合であっても、短時間のうちに反射光の測定を完了させ
ることができる。
【0067】また、円弧に沿って構成された受光素子保
持部材に所定の間隔で複数の受光素子を配備すると共
に、この受光素子保持部材を円弧の延長方向に揺動させ
る保持部材駆動手段を設け、保持部材駆動手段で揺動さ
れた受光素子保持部材の各位置で複数の受光素子によっ
て反射光の強度を同時に測定し、反射光の強度を、各受
光素子の配設位置と受光素子保持部材の揺動角度によっ
て決まる測定角度に対応させて出力するようにしている
ため、受光素子保持部材の円弧長を長くしたり受光素子
を大量に装備したりしなくても、広い測定角度の範囲で
反射光の強度を測定することができる。
【0068】更に、試験対象を揺動する揺動テーブルを
設け、反射光の強度を、各受光素子の配設位置と受光素
子保持部材の揺動角度および揺動テーブルの揺動角度と
によって決まる測定角度に対応させて出力するように構
成したので、測定に用いる光の入射角の条件を様々に変
えて反射光の強度測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の反射光測定装置
のハードウェア構成の概略を示した右側面図である。
【図2】同実施形態の反射光測定装置のハードウェア構
成の概略を示した正面図である。
【図3】同実施形態の反射光測定装置のハードウェア構
成の概略を示した平面図である。
【図4】同実施形態の反射光測定装置に設けられた受光
素子保持部材を拡大して構造の概略を示した図である。
【図5】同実施形態の反射光測定装置の受光素子保持部
材の揺動位置について例示した概念図である。
【図6】同実施形態の反射光測定装置の制御系の概略に
ついて簡単に示した機能ブロック図である。
【図7】同実施形態の反射光測定装置を駆動制御するコ
ンピュータの処理操作の概略について示したフローチャ
ートである。
【図8】同実施形態の反射光測定装置を駆動制御するコ
ンピュータの処理操作の概略について示したフローチャ
ートの続きである。
【図9】同実施形態の反射光測定装置を駆動制御するコ
ンピュータの処理操作の概略について示したフローチャ
ートの続きである。
【図10】図10(a),図10(b),図10(c)
の各々は同実施形態の反射光測定装置による反射光測定
の作用原理について示した作用原理図である。
【図11】同実施形態の反射光測定装置から出力される
測定角度と反射光強度との対応関係を示したグラフの一
例である。
【図12】ゴニオメトリックス方式の作用原理について
示した概念図である(一般例)。
【図13】ゴニオメトリックス方式を適用した従来型の
反射光測定装置について示した模式図である(従来
例)。
【符号の説明】
1 反射光測定装置 2 ベース部 3 試料台部 4 測定部 5 架台 6 ベースプレート 7 レーザー発信器 8 波長切替ユニット 9 NDフィルタユニット 10 反射ミラー 11 コラム 12 反射ミラー 13 反射ミラー 14 コンデンサーレンズ 15 揺動テーブル 16 スイベルユニット 17 クロステーブル 17a サドル部 17b テーブル部 18,19 ステー 20 受光素子保持部材 21 スイングアーム 22 保持部材駆動手段 23 貫通孔 24 試験対象 25 コンピュータ 26 CPU(マイクロプロセッサ) 27 ROM 28 RAM 29 ハードディスク 30 入出力回路 31 キーボード 32 マウス 33 モニタ 34 プリンタ 35 7軸コントローラ 36〜40 ドライバ 41 インターフェイス 42 スリップリング 101 光源 102 試験対象 103 受光素子 104 反射光測定装置 105 レーザー発信器 106 試験片保持部 106a クロステーブル 106b テーブル回転機構 106c テーブル揺動機構 107 受光素子 108 アーム 109 アーム揺動機構 Mu ステッピングモータ Mθ ステッピングモータ Mx ステッピングモータ My ステッピングモータ Mα ステッピングモータ Pd〜Pd 受光素子(フォトダイオード) C〜C A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 英昭 埼玉県上尾市川112−5 中央精機株式会 社上尾技術センター内 Fターム(参考) 2G059 AA05 BB08 BB15 BB16 EE02 GG01 JJ02 JJ03 JJ11 JJ13 JJ25 KK03 MM05 MM09 MM10 2G086 EE10 EE12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象に光線を照射して反射光の強度
    を様々な測定角度から測定するための反射光測定装置で
    あって、前記試験対象の受光位置から等距離に位置する
    点の集合によって形成される円弧に沿って所定の間隔で
    配設された複数の受光素子と、前記複数の受光素子の各
    々によって同時に測定された反射光の強度を、各受光素
    子の配設位置によって決まる測定角度に対応させて出力
    する測定結果出力手段とを備えたことを特徴とする反射
    光測定装置。
  2. 【請求項2】 試験対象に光線を照射して反射光の強度
    を様々な方向から測定するための反射光測定装置であっ
    て、前記試験対象の受光位置から等距離に位置する点の
    集合によって形成される円弧に沿って構成された受光素
    子保持部材に所定の間隔で配備された複数の受光素子
    と、前記受光素子保持部材を前記円弧の延長方向に揺動
    させる保持部材駆動手段と、前記保持部材駆動手段で揺
    動された前記受光素子保持部材の各位置で前記複数の受
    光素子の各々によって同時に測定された反射光の強度
    を、各受光素子の配設位置と前記受光素子保持部材の揺
    動角度によって決まる測定角度に対応させて出力する測
    定結果出力手段とを備えたことを特徴とする反射光測定
    装置。
  3. 【請求項3】 試験対象に光線を照射して反射光の強度
    を様々な方向から測定するための反射光測定装置であっ
    て、前記試験対象を揺動する揺動テーブルと、前記試験
    対象の受光位置から等距離に位置する点の集合によって
    形成される円弧に沿って構成された受光素子保持部材に
    所定の間隔で配備された複数の受光素子と、前記受光素
    子保持部材を前記円弧の延長方向に揺動させる保持部材
    駆動手段と、前記保持部材駆動手段で揺動された前記受
    光素子保持部材の各位置で前記複数の受光素子の各々に
    よって同時に測定された反射光の強度を、各受光素子の
    配設位置と前記受光素子保持部材の揺動角度と前記揺動
    テーブルの揺動角度とによって決まる測定角度に対応さ
    せて出力する測定結果出力手段とを備えたことを特徴と
    する反射光測定装置。
JP2001210422A 2001-07-11 2001-07-11 反射光測定装置 Withdrawn JP2003028756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210422A JP2003028756A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 反射光測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210422A JP2003028756A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 反射光測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003028756A true JP2003028756A (ja) 2003-01-29

Family

ID=19045896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001210422A Withdrawn JP2003028756A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 反射光測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003028756A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008210787A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 二次電池と、その負極の検査方法と検査装置および製造方法と製造装置
CN100464210C (zh) * 2006-02-09 2009-02-25 三菱电机株式会社 反射率测定装置、反射率测定方法及显示面板的制造方法
JP2012220795A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
CN104458655A (zh) * 2014-11-18 2015-03-25 北京环境特性研究所 材料双向散射特性测量装置及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100464210C (zh) * 2006-02-09 2009-02-25 三菱电机株式会社 反射率测定装置、反射率测定方法及显示面板的制造方法
JP2008210787A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 二次電池と、その負極の検査方法と検査装置および製造方法と製造装置
JP2012220795A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
CN104458655A (zh) * 2014-11-18 2015-03-25 北京环境特性研究所 材料双向散射特性测量装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006047310A (ja) ゴニオフォトメーター
JP2003028756A (ja) 反射光測定装置
US20030147076A1 (en) Rotating head ellipsometer
JPH0966520A (ja) ワイヤソー装置
CN111024713A (zh) 一种用于表面缺陷检测的可旋转光源
JP3446120B2 (ja) 試料横置式ゴニオフォトメータ装置
JP2013148514A (ja) 角度可変測定装置
CN101592519A (zh) 一种同步反射分布光度计
JPH0613999B2 (ja) 光学部品の偏心測定装置
JP3702733B2 (ja) 光学検査装置のアライメント方法およびその機構
US20210190385A1 (en) Condensing device
JPH08166361A (ja) θ−θスキャン型X線装置及びそのX線装置のためのゴニオ初期位置設定方法
JPH0340472Y2 (ja)
WO2019069926A1 (ja) 表面形状測定装置、表面形状測定方法、構造物製造システム、構造物製造方法、及び表面形状測定プログラム
JPS6356385A (ja) レ−ザ加工機の光軸位置決め装置
CN113933029B (zh) 一种离轴非球面元件的加工检测系统和制造方法
CN201206998Y (zh) 一种同步反射分布光度计
JPH0560561A (ja) 自動整準装置
JP2572120Y2 (ja) 傾斜測定装置
TW202407792A (zh) 雙面研磨裝置
CN118123588A (zh) 检测工装
JPH0545134A (ja) 光学式形状測定方法及び装置
JPH06194152A (ja) 形状測定機
JPH0518723A (ja) 半田付け状態の外観検査装置
JPH11190615A (ja) レーザ走査装置及び形状測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007