JP2003028179A - 車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法及び製造装置 - Google Patents

車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法及び製造装置

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    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押型26を使用した揺動鍛造により、ハブ本
体8aの端部にかしめ部14を形成する際に、第二の外
輪軌道6a及び第二の内輪軌道12aに圧痕が形成され
る事を防止する。 【解決手段】 サーボモータ36により外輪1aを回転
させて各玉32、32を、上記押型26の振れ回りの角
速度と同じ角速度で公転させる。そして、これら押型2
6から上記ハブ本体8aに加わる荷重の作用方向を、常
に円周方向に隣り合う玉32、32同士の中間部分に位
置させる。これにより、1個の玉32だけが上記荷重を
支承する事で当該玉32の転動面と上記第二の外輪軌道
6a及び第二の内輪軌道12aとの当接部の面圧が過度
に上昇する事を防止して、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪を
懸架装置に対して回転自在に支持する為の車輪支持用転
がり軸受ユニットの製造方法の改良と、この製造方法の
実施に使用する製造装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持する為に、車輪支持用転がり軸受ユニットを使
用する。この様な車輪支持用転がり軸受ユニットとして
特開2000−343905号公報には、図9の様な構
造が記載されている。この車輪支持用転がり軸受ユニッ
トは、外径側軌道輪部材である外輪1の内径側に、内径
側軌道輪部材であるハブ2を、第一列、第二列の両円す
いころ軸受3、4により回転自在に支持している。この
うちの外輪1は、内周面の一端(自動車への組み付け状
態で車両の幅方向外側となる端で、図9の左端。請求項
1に記載した一端とは異なる。)側部分に、第一列の円
すいころ軸受3を構成する為の、円すい凹面状の第一の
外輪軌道5を、同じく他端(自動車への組み付け状態で
車両の幅方向中央側となる端で、図9の右端。請求項1
に記載した他端とは異なる。)側部分に、第二列の円す
いころ軸受4を構成する為の、円すい凹面状の第二の外
輪軌道6を、それぞれ形成すると共に、外周面に懸架装
置に支持固定する為の取付部7を設けている。
【0003】又、上記ハブ2は、軸部材であるハブ本体
8と内輪9とを組み合わせて成る。このうちのハブ本体
8は、外周面の一端部に車輪を支持する為のフランジ1
0を、同じく中間部に上記第一列の円すいころ軸受3を
構成する為の、円すい凸面状の第一の内輪軌道11を、
同じく他端部にこの第一の内輪軌道11を形成した部分
よりも小径の段部13を、それぞれ形成している。尚、
上記第一の内輪軌道11は、上記ハブ本体8の中間部に
外嵌した別の内輪の外周面に形成する場合もある。又、
上記内輪9は、外周面に上記第二列の円すいころ軸受4
を構成する為の、円すい凸面状の第二の内輪軌道12を
有する。この様な内輪9は、上記段部13に圧入外嵌す
ると共に、上記ハブ本体8の他端部に設けたかしめ部1
4により、上記段部13の段差面15に向け抑え付けて
いる。この様なかしめ部14は、上記ハブ本体8の他端
部で、少なくとも上記段部13に圧入(締り嵌めで)外
嵌した内輪9の他端面よりも軸方向に突出する部分に形
成した円筒部16を、揺動プレス加工等により直径方向
外方に塑性変形させて形成する。
【0004】又、上記第一、第二の外輪軌道5、6と上
記第一、第二の内輪軌道11、12との間には、それぞ
れが転動体である複数個ずつの円すいころ17、17
を、それぞれ第一、第二の保持器18、19により転動
自在に保持した状態で設けている。これにより、上記第
一列、第二列の両円すいころ軸受3、4を構成してい
る。尚、トラック等の重量の嵩む自動車用の車輪支持用
転がり軸受ユニットの場合には、上記転動体として上述
の様な円すいころ17、17を使用するが、乗用車等の
比較的重量の軽い自動車用の車輪支持用転がり軸受ユニ
ットの場合には、上記転動体として、玉を使用する場合
が多い。又、図示の例では、上記外輪1の一端部に支持
したシールリング20により、上記複数個の円すいころ
17、17を設けた空間21の一端開口部を密閉してい
る。尚、図示は省略するが、この空間21の他端開口部
も、別のシールリングにより密閉するか、或は、上記外
輪1の他端部に装着したカバーにより塞ぐ。これによ
り、上記空間21に封入したグリース等の潤滑剤が外部
に漏洩するのを防止すると共に、外部からこの空間21
内に泥水等の異物が侵入するのを防止する。
【0005】上述の様に構成する車輪支持用転がり軸受
ユニットを組み立てる際には、先ず、上記ハブ本体8の
周囲に上記外輪1を配置すると共に、上記第一の内輪軌
道11と上記第一の外輪軌道5との間に上記複数個の円
すいころ17、17を、上記第一の保持器18により保
持した状態で設ける。これと共に、上記シールリング2
0を、上記円筒状の空間21の一端開口部を塞ぐ状態で
装着する。尚、ここまでの組立作業の順序は、車輪支持
用転がり軸受ユニットの構造によって、多少異なる。
【0006】例えば、図9に示した車輪支持用転がり軸
受ユニットの場合には、先ず、上記第一の内輪軌道11
の周囲に上記複数個の円すいころ17、17を、上記第
一の保持器18に保持した状態で配置する。尚、この状
態で、上記第一の内輪軌道11と上記各円すいころ1
7、17の転動面とに、グリース等の潤滑剤を塗布して
おく。又、上記外輪1の一端部に、上記シールリング2
0を外嵌固定しておく。図示の例の場合、このシールリ
ング20は、断面L字形で全体を円環状に形成した芯金
22と、同じく円環状に形成して、この芯金22の内径
側部分に焼き付け、接着等により固定した弾性材23と
から成る。上記外輪1の一端部には、このうちの芯金2
2を外嵌固定する。
【0007】次いで、この様にシールリング20を外嵌
固定した上記外輪1に上記ハブ本体8を、その他端部側
から挿通し、この外輪1をハブ本体8の周囲に配置す
る。この挿通作業により、上記第一の外輪軌道5が上記
第一の保持器18により保持した複数個の円すいころ1
7、17の転動面と当接する。尚、この外輪1の挿通作
業を行なうのに先立ち、上記第一の外輪軌道5にも、グ
リース等の潤滑剤を塗布しておく。又、上述の様に外輪
1をハブ本体8の周囲に配置する事に伴い、上記シール
リング20を構成する弾性材23に設けた複数本のシー
ルリップの先端縁が、上記ハブ本体8の一端寄り部外周
面及び前記フランジ10の基端部側面に当接(運転時に
は摺接)し、上記円筒状の空間21の一端開口部を密閉
する。
【0008】上述の様にハブ本体8の周囲に外輪1を配
置しつつ、上記第一の内輪軌道11と上記第一の外輪軌
道5との間に上記第一の保持器18により保持した複数
個の円すいころ17、17を設けると共に、上記シール
リング20により前記空間21の一端開口部を塞いだな
らば、次いで、前記内輪9を上記ハブ本体8の他端部に
外嵌する。この外嵌作業に先立って、この内輪9の外周
面に形成した第二の内輪軌道12の周囲に複数個の円す
いころ17、17を、前記第二の保持器19により保持
した状態で設置しておく。そして、この状態で上記内輪
9を、上記ハブ本体8の他端部に形成した段部13に、
締り嵌めで外嵌する。この外嵌作業は、図10に示す様
に、上記ハブ本体8の一端面を支持台24の上面に載置
した状態で、上記内輪9を圧入治具25により上記段部
13に押し込む事により行なう。そして、上記外嵌作業
に伴って、上記第二の保持器19により保持した複数個
の円すいころ17、17の転動面を、上記外輪1の他端
寄り部内周面に形成した第二の外輪軌道6に当接させ
る。この際、上記外輪1を上記ハブ本体8に対し、回転
若しくは往復揺動させて、上記各円すいころ17、17
の転動面と上記各軌道5、6、11、12との当接状態
を安定させる。
【0009】次いで、上記ハブ本体8の他端部に形成し
た円筒部16を直径方向外方に塑性変形させて、かしめ
部14を形成する。このかしめ部14の形成作業は、図
11に示す様に、上記ハブ本体8の一端面を支持台24
の上面に載置した状態で、上記円筒部16を、請求項に
記載した加圧部材である押型26により押圧する事によ
り行なう。この押型26の先端面(図11の下端面)中
央部には、上記円筒部16の内側に押し込み自在な円錐
台状の凸部27を形成し、この凸部27の周囲に断面円
弧状の凹部28を、この凸部27の全周を囲む状態で形
成している。この様な形状の凸部27と凹部28とを有
する押型26を上記円筒部16の先端部に押し付けれ
ば、この円筒部16の先端部を直径方向外方にかしめ広
げて、上記かしめ部14を形成する事ができる。
【0010】上記押型26の中心軸αは、上記ハブ本体
8の中心軸βに対し、小さな(例えば1〜3度程度の)
角度θだけ傾斜している。上記かしめ部14の加工時に
上記押型26は、その中心軸αを上記ハブ本体8の中心
軸βの回りで(歳差運動による中心軸の軌跡の如く)振
れ回り運動させつつ、上記ハブ本体8に向け押し付けら
れる。この為、上記押型26から上記円筒部16へは、
軸方向に関して一端側に、径方向に関して外方に、それ
ぞれ向いた荷重が加えられ、この様に荷重を加えられる
部分が、上記円筒部16の円周方向に関して連続的に変
化する。この結果、上記押型26に加える力を特に大き
くしなくても、上記円筒部16を塑性変形させて、良質
のかしめ部14を得られる。そして、この様にして得た
かしめ部14により上記内輪9の他端面を軸方向に抑え
付ける事で、この内輪9を上記ハブ本体8に固定する。
この様に上記かしめ部14を形成する際にも、前記外輪
1を上記ハブ本体8に対し、回転若しくは往復揺動させ
て、上記各円すいころ17、17の転動面と上記各軌道
5、6、11、12との当接状態を安定させる。
【0011】更に、前記特開2000−343905号
公報には、上記かしめ部14の形成作業を、上述の様な
揺動鍛造に代えて、回転鍛造により行なう場合に就いて
も記載されている。この回転鍛造を行なう場合には、図
12に示す様に、ハブ本体8の一端部(反かしめ側端部
で図12の下端部。請求項1に記載した一端とは異な
る。)を支持軸受29により回転自在に支持すると共
に、外輪1を図示しない抑え治具等により固定して、内
輪9及び上記ハブ本体8が、この外輪1の内側で回転す
る事を自在とする。そして、このハブ本体8の他端部
(かしめ側端部で図12の上端部。請求項1に記載した
他端とは異なる。)に設けた円筒部16の先端部の一部
に、請求項に記載した加圧部材であるロール30の先端
寄り部を強く押し付ける。このロール30の先端寄り部
外周面には、全周に亙り凹部31を形成している。従っ
て、この状態で、上記内輪9及びハブ本体8と上記ロー
ル30とを、それぞれの中心軸を中心として回転させれ
ば、上記円筒部16の先端部を直径方向外方にかしめ広
げて、上記かしめ部14を形成する事ができる。この様
な場合も、上記かしめ部14を上記内輪9及びハブ本体
8と上記外輪1とを相対回転させつつ行なって、このか
しめ部14により上記内輪9の他端面を押圧する際に、
各円すいころ17、17の転動面と各軌道5、6、1
1、12との当接部の潤滑状態を良好にする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ハブ本体8の端部に形
成した円筒部16を塑性変形させてかしめ部14とする
場合、この塑性変形作業を、図11に示す様な揺動鍛造
で行なうにしても、図12に示す様な回転鍛造により行
なうにしても、上記ハブ本体8に押型26(図11に示
した揺動鍛造の場合)或はロール30(図12に示した
回転鍛造の場合)から、径方向及び軸方向に向いた荷重
が加わる。そして、この荷重は、荷重の作用方向に存在
する円すいころ17を介して上記外輪1が支承する事に
なる。この場合に荷重を支承する円すいころ17は、上
記かしめ部14に近い、第二列の円すいころ軸受4を構
成する円すいころ17となる。
【0013】この様に第二列の円すいころ軸受4を構成
する円すいころ17、17の一部が上記荷重を支承する
場合に、複数の円すいころ17、17が支承すれば特に
問題を生じないが、1個の円すいころだけがこの荷重の
殆どを支承する場合に問題を生じる。即ち、上記荷重の
作用線上に単一の円すいころ17だけが存在していた場
合には、この荷重の殆ど総てが、当該円すいころ17の
転動面と第二の内輪軌道6及び第二の外輪軌道12との
当接部に加わる。この結果、これら両当接部の面圧が高
くなり、これら各軌道6、12に圧痕が形成され易くな
る。そして、圧痕が形成された場合には、車輪支持用転
がり軸受ユニットの使用時に発生する振動並びに騒音が
大きくなるだけでなく、上記各軌道の転がり疲れ寿命が
低下する。特に、車輪支持用転がり軸受ユニットを構成
する転動体として、上述の様な円すいころ17、17に
代えて玉を使用した場合には、これら各玉の転動面と内
輪軌道及び外輪軌道との当接部の面圧が高くなる為、上
述の様な問題が顕著になり易い。本発明の車輪支持用転
がり軸受ユニットの製造方法及び製造装置は、この様な
事情に鑑みて発明したものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となる車輪
支持用転がり軸受ユニットは、前述の図9に示した従来
構造と同様に、内周面に第一、第二の外輪軌道を有する
外径側軌道輪部材と、外周面に第一、第二の内輪軌道を
有する内径側軌道輪部材と、これら第一、第二の内輪軌
道と上記第一、第二の外輪軌道との間にそれぞれ複数個
ずつ転動自在に設けられた転動体とを備える。そして、
上記内径側軌道輪部材は、その中間部外周面に直接又は
別の内輪を介して上記第一の内輪軌道を設けた軸部材
と、その外周面に上記第二の内輪軌道を設けた内輪とか
ら成る。又、この内輪は、上記軸部材の一端部に外嵌
し、更にこの軸部材の一端部に設けた円筒部を直径方向
外方に塑性変形させる事で形成したかしめ部によりその
軸方向一端面を抑え付けられる事で、上記軸部材に対し
支持固定されている。
【0015】又、請求項1に記載した車輪支持用転がり
軸受ユニットの製造方法は、前述の図11〜12に示し
た従来方法と同様に、上記車輪支持用転がり軸受ユニッ
トを造る為、加圧部材により上記円筒部の円周方向の一
部に、軸方向に関して他端側に、径方向に関して外方
に、それぞれ向いた荷重を加えると共に、この荷重を加
える部分を上記円筒部の円周方向に関して連続的に変化
させる事によりこの円筒部を徐々に塑性変形させて上記
かしめ部とする。
【0016】特に、請求項1に記載した車輪支持用転が
り軸受ユニットの製造方法に於いては、上記加圧部材が
上記円筒部を押圧する事に基づく荷重を、上記第二の内
輪軌道の周囲に配置された複数個の転動体のうちの単一
の転動体が強く支承する事を防止する事を考慮してい
る。この為、上記荷重の作用方向が単一の転動体だけに
向かない様に、上記円周方向に関する上記加圧部材の位
相と上記複数個の転動体の位相とを規制した状態で、こ
れら各転動体の公転角速度と、上記加圧部材と上記円筒
部との相対変位の角速度とを一致させるべく、上記外径
側軌道部材を一方向に回転させつつこの加圧部材により
上記円筒部を押圧して、上記かしめ部の加工を行なう。
【0017】又、請求項4に記載した車輪支持用転がり
軸受ユニットの製造装置は、上記内径側軌道部材の他端
部を支える支持台と、この内径側軌道部材の一端部に形
成した円筒部を塑性変形する為の加圧部材と、この加圧
部材がこの円筒部を押圧している部分の円周方向に関す
る位相を検出する為の加圧部材位相検出手段と、円周方
向に関する各転動体の位相を検出する為の転動体位相検
出手段と、外径側軌道部材を回転させる為の回転駆動手
段とを備える。そして、この回転駆動手段は、上記加圧
部材位相検出手段と上記転動体位相検出手段とが検出し
た加圧部材及び転動体の位相に基づき、上記加圧部材が
上記円筒部を押圧する事に基づく荷重の作用方向が単一
の転動体にだけ向かない様に上記加圧部材の位相と上記
複数個の転動体の位相とを規制した状態で、これら各転
動体の公転速度と上記加圧部材の変位速度とを一致させ
るべく、上記外径側軌道部材を一方向に回転させる。
【0018】
【作用】上述の様に構成する本発明の車輪支持用転がり
軸受ユニットの製造方法及び製造装置によれば、円筒部
を径方向外方に塑性変形してかしめ部とする際に、内径
側軌道部材から外径側軌道部材に伝わる荷重を、常に複
数個の転動体により、均等若しくは均等に近い状態で支
承できる。この為、これら各転動体の転動面と、第二の
内輪軌道及び第二の外輪軌道との当接部に加わる面圧を
低く抑えて、これら各軌道に圧痕が形成されにくくでき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、前述した通り、転動体とし
て玉を使用した場合に、かしめ部を加工する事に伴い軌
道面に圧痕が形成され易い。逆に言えば、転動体として
玉を使用した車輪支持用転がり軸受ユニットに関して本
発明を適用した場合に、特に顕著な効果を得られる。こ
の為、図示の例は、転動体として玉32、32を使用し
ている。これに合わせて、外輪1aの内周面の第一、第
二の外輪軌道5a、6a、及び、ハブ本体8aと内輪9
aとから成るハブ2aの外周面に形成した第一、第二の
内輪軌道11a、12aの断面形状を、それぞれ円弧形
としている。車輪支持用転がり軸受ユニットの基本構成
に関しては、この点を除いて、前述の図9に示した従来
構造と同様であるから、同等部分には同一符号を付して
重複する説明は省略し、以下、本発明に就いて説明す
る。
【0020】先ず、製造装置の構成に就いて、図1によ
り説明する。本発明の製造装置は、内径側軌道部材であ
る上記ハブ2aを構成する上記ハブ本体8aの外端(自
動車への組み付け状態で車両の幅方向外側となる端で、
図1〜2の下端、請求項1に記載した他端)部を支える
支持台24を有する。
【0021】上記支持台24の上方には、上記ハブ本体
8aの内端部に形成した円筒部16を塑性変形する為の
加圧部材である、押型26を設けている。この押型26
は、図示しない加圧装置のラムの下端部の支持されてい
る。この押型の中心軸αは、前述の図11に示した従来
装置の場合と同様に、上記ハブ本体8aの中心軸βに対
し、小さな角度θだけ傾斜している。上記ハブ本体8a
の内端部にかしめ部14を加工する際に上記押型26
は、その中心軸αを上記ハブ本体8の中心軸βの回りで
振れ回り運動させつつ、上記ハブ本体8に向け押し付け
られる。そして、上記押型26から上記円筒部16の円
周方向の一部に、軸方向に関して外方(図1の下方で請
求項1に記載した他端側)に、径方向に関して外方に、
それぞれ向いた荷重を加える。この様にして上記円筒部
16に荷重を加える位置は、上記中心軸αの振れ回り運
動に伴って、この円筒部16の円周方向に関して連続的
に変化する。
【0022】又、上記押型26には、請求項4に記載し
た加圧部材位相検出手段である変位センサ33を設置し
て、上記押型26の揺動変位方向を検出自在としてい
る。この変位センサ33としては、接触式の変位計の
他、静電容量型、レーザ式等の非接触式の変位計も使用
できる。更には、上記加圧部材位相検出手段は、上記押
型26の中心軸αの方向を知る事ができれば良いので、
この押型26を支持してこれを揺動変位させる加圧装置
の側から、上記中心軸αの方向に関する信号を取り出し
ても良い。何れにしても上記変位センサ33等の加圧部
材位相検出手段は、上記押型26が上記円筒部16を押
圧する位相に一致する、上記中心軸αが上記中心軸βに
対し傾斜している方向を求め、この方向を表す信号を、
図示しない制御器に送り込む。
【0023】又、上記押型26の側方には、請求項4に
記載した転動体位相検出手段である位置検知センサ34
を設けている。この位置検知センサ34としては、例え
ばレーザ反射式、或は静電容量式等の非接触式センサ、
更には接触子を前記玉32に接触させる接触式のもの等
のうちから適宜のものを選択使用する。何れの構造のも
のを使用する場合でも、上記位置検知センサ34は、前
記第二の外輪軌道6aと前記第二の内輪軌道12aとの
間に設けられた複数の玉32、32の円周方向に関する
位相を検出する。尚、これら複数の玉32、32は、保
持器35により円周方向に関して等間隔に配置されてい
るので、何れか1個の玉32の位相を検知すれば、他の
玉32の位相は自動的に求められる。従って、上記位置
検知センサ34は、円周方向に関して1個のみ設ければ
足りる。
【0024】又、前記外輪1aは、請求項に記載した回
転駆動手段である、サーボモータ36と無端ベルト37
とにより、前記ハブ2aの周囲で回転駆動自在としてい
る。即ち、図示しないフレーム等に支持固定した上記サ
ーボモータ36の回転軸38の先端部(図5の上端部)
に駆動プーリ39を固定し、この駆動プーリ39と上記
外輪1aの外端部外周面との間に上記無端ベルト37を
掛け渡している。又、上記サーボモータ36が上記外輪
1aを回転駆動するトルクは、このサーボモータ36に
組み込んだトルクセンサにより、或はこのサーボモータ
36を所定速度で回転させる為に要する通電量により求
められる様にしている。
【0025】この様なサーボモータ36への通電は、図
示しない制御器により制御するが、この制御器には、前
記変位センサ33等の加圧部材位相検出手段からの、前
記押型26の中心軸αの傾斜方向を表す信号と、上記位
置検知センサ34等の転動体位相検出手段からの上記各
玉32、32の位相を表す信号とを入力している。そし
て上記制御器は、これら両信号に基づき、上記押型26
から前記ハブ本体8aの円筒部16に加えられる荷重の
作用方向が単一の玉32にだけ向かない様に、上記サー
ボモータ36により上記外輪1aを一方向に回転させ
る。この点に就いて、図2〜3を参照しつつ説明する。
【0026】図2及び図3(A)に示す様に、上記押型
26の中心軸αが、ハブ本体8aの中心軸βに対して各
図の左方向に傾斜している場合に就いて考える。この場
合、これら両中心軸α、βを含む仮想平面は、上記図2
及び図3(A)を表した紙面上に存在し、これら図2及
び図3(A)の上方から見た状態を示す図3(B)の直
線γを含む、この図3(B)で紙面に直角方向に存在す
る。そして、上記押型26から上記円筒部16に加えら
れる荷重は、図3(B)の矢印F方向に作用する。この
様な荷重の作用方向を表す矢印F上に上記玉32が1個
だけ存在すると、当該玉32がこの荷重の殆どを受ける
為、前述した様に、第二の外輪軌道6aと第二の内輪軌
道12aとの一部で、上記1個の玉32の転動面と当接
している部分に圧痕が形成され易くなる。これに対し
て、図3(B)に示す様に、上記矢印Fの方向が、円周
方向に隣り合う1対の玉32、32の中間部分になった
場合には、上記荷重がこれら両玉32、32に振り分け
られて支承される為、これら各玉32、32の転動面と
上記第二の外輪軌道6a及び第二の内輪軌道12aとの
当接部の面圧が低くなる。この結果、これら第二の外輪
軌道6a及び第二の内輪軌道12aの一部に、上述の様
な圧痕が形成されにくくなる。
【0027】そこで、本発明の場合には、上記押型26
の変位に基づく、上記荷重の作用方向の移動に拘らず、
常に上記荷重の作用方向を表す矢印Fの方向が図3
(B)に示す様に円周方向に隣り合う1対の玉32、3
2の中間部分となる様に、これら各玉32、32を前記
ハブ本体8aの周囲で公転させつつ、上記押型26を変
位させる。この為に、先ず、前記変位センサ33等の加
圧部材位相検出手段からの、前記押型26の中心軸αの
傾斜方向を表す信号と、前記位置検知センサ34等の転
動体位相検出手段からの上記各玉32、32の位相を表
す信号とに基づき、前記サーボモータ36により前記外
輪1aを回転させて上記各玉32、32を転動させ、上
記図3(B)に示す様に、上記荷重の作用方向を表す矢
印Fの方向が円周方向に隣り合う1対の玉32、32の
中間部分となる様にする。そして、この状態から、やは
り上記両信号に基づいて上記サーボモータ36を制御す
る事により、上記各玉32、32が、上記押型26の振
れ回り方向と同じ方向に、この振れ回りの角速度と同じ
角速度で公転する様に、上記外輪1aを回転させる。
【0028】この場合にこの外輪1aの回転角速度Ω
は、上記各玉32、32の転動面と上記第二の外輪軌道
6a及び第二の内輪軌道12aとの転がり接触部に、不
可避なスピン以外の滑りが存在しないと仮定した場合
に、Ω=ω×(1+R/r)となる。尚、この式中、ω
は上記押型26の振れ回りの角速度並びに上記角玉3
2、32の公転角速度を、Rは上記各玉32、32の転
動面と上記第二の外輪軌道6aとの転がり接触部の中心
を結ぶ円の直径を、rは上記各玉32、32の転動面と
上記第二の内輪軌道12aとの転がり接触部の中心を結
ぶ円の直径を、それぞれ表している。そこで、上記外輪
1aを上記回転速度Ωで上記押型26の振れ回り方向と
同じ方向に回転させて、上記各玉32、32をこの振れ
回りの角速度と同じ角速度で公転させつつ、上記押型2
6により前記円筒部16を押圧して、かしめ部14を形
成する。この結果、上記第二の外輪軌道6a及び第二の
内輪軌道12aに圧痕を生じさせずに、上記かしめ部1
4を形成できる。尚、各転がり接触部で生じる滑り等に
基づくずれは、前記各センサ33、34からの信号に基
づいて修正する。
【0029】この様にしてかしめ部14を形成し、この
かしめ部14により前記内輪9aの外端面をハブ本体8
aの段差面15に押し付ける結果、上記第二の外輪軌道
6aと第二の内輪軌道12aとの間、並びに前記第一の
外輪軌道5aと前記第一の内輪軌道11aとの間で、上
記各玉32、32が挟持され、これら各玉32、32に
予圧が付与される。そして、この予圧が付与されるのに
伴って、上記外輪1aを回転駆動する為に要するトルク
が大きくなる。そこで、前記図示しないトルクセンサ或
は通電量により、上記かしめ部14の加工を完了した状
態での上記外輪1aを所定速度で回転させる為に要する
トルクを測定し、この測定値と予め設定した標準トルク
とを比較する。そして、上記各玉32、32に付与され
た予圧の適否を判定する。尚、上記標準トルクとは、予
め適正予圧を付与した同一仕様の車輪支持用転がり軸受
ユニットを造ってその外輪1aを回転させる為に要する
トルクを求める事により設定しておく。この場合に適正
予圧を付与する為の作業は、多少面倒になっても良く、
従来から知られている各種方法を採用できる。上述の様
にしてかしめ部14を形成する事により得られた車輪支
持用転がり軸受ユニットの外輪1aを回転させる為に要
するトルクが、上記標準トルクを基準として定めた一定
範囲以内に収まっている場合には、当該車輪支持用転が
り軸受ユニットは良品と判定し、収まっていない場合に
は不良品と判定する。
【0030】次に、図4は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合には、外径側軌道輪部材で
ある外輪1aの外周面に加振器40の加振腕41の先端
部を突き当て、この外輪1aに、その固有振動数に一致
する周波数の振動を加えつつ、ハブ本体8aの内端部に
かしめ部14を形成する様にしている。上記加振器40
により上記外輪1aに、この外輪1aの固有振動数に一
致する周波数の振動(好ましくは径方向の振動)を加え
つつ上記かしめ部14を加工すると、各玉32、32の
転動面と各軌道5a、6a、11a、12aとの当接状
態を均一にして、上記かしめ部14を形成した状態で上
記各玉32、32に付与した予圧を安定させる事ができ
る。尚、上記加振器40から上記外輪1aに付与する振
動の周波数は、この外輪1aの固有振動数を基本とする
が、上記かしめ部14の加工作業の進行に伴って上記周
波数を変化させても良い。
【0031】次に、図5は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。前述の第1例及び上述の第2例が、何
れも従動輪(FR車及びRR車の前輪、FF車の後輪)
を支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットの製造に
本発明を適用する場合に就いて示しているが、本例の場
合には、駆動輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の前
輪、4WD車の全輪)を支持する為の車輪支持用転がり
軸受ユニットの製造に本発明を適用する場合に就いて示
している。この為に本例の場合には、ハブ2bを構成す
るハブ本体8bの中心部に、等速ジョイントに付属のス
プライン軸を挿入する為のスプライン孔42を形成して
いる。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合
と同様である。
【0032】次に、図6は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。本例の場合には、サーボモータ36の
回転を、歯車減速機44と伝達ピン45とにより外輪1
aに伝達し、各玉32、32の公転速度を押型26の振
れ回りの角速度に一致させるべく、上記外輪1aを回転
駆動する様に構成している。上記歯車減速機44を構成
する減速大歯車46は、図示しないアクチュエータによ
り昇降駆動自在とされた昇降支持ブラケット55の下面
に、深溝型玉軸受の如く、ラジアル荷重及びアキシアル
荷重を支承自在な軸受47により回転自在に支持してい
る。そして、上記サーボモータ36の出力軸に固定した
減速小歯車48と上記減速大歯車46とを噛合させて、
上記歯車減速機44を構成している。又、上記伝達ピン
45は上記減速大歯車46の下面に開口したシリンダ孔
49内に昇降自在に嵌装し、ばね50により下方に向い
た弾力を付与している。位置検知センサ34は、上記昇
降支持ブラケット55の上面に支持している。又、この
昇降支持ブラケット55の一部には、上記位置検知セン
サ34により上記玉32、32の位相検出を可能にすべ
く、通孔を形成している。
【0033】この様に構成する本例の構造により上記外
輪1aを回転駆動するには、先ず、上記昇降支持ブラケ
ット55を下降させて、上記減速大歯車46の下面と、
上記外輪1aの外周面に設けた取付部7の上面とを近接
対向させる。この状態では、必ずしも上記伝達ピン45
が、この取付部7に形成した取付孔51に係合している
とは限らない。係合していない場合に上記伝達ピン45
は、上記ばね50の弾力に抗して上方に変位した状態と
なっている。そこで、上記両面同士を近接対向させた状
態のまま、上記サーボモータ36により上記減速大歯車
46を回転させる。すると、上記伝達ピン45と上記取
付孔51との位相が合致した状態で、この伝達ピン45
がこの取付孔51内に入り込み、上記減速大歯車46の
回転が上記外輪1aに伝達自在となる。尚、伝達ピン4
5の自重のみで、この伝達ピン45と上記取付孔51と
の係合を確実に行なえるのであれば、上記ばね50を省
略しても良い。その他の構成及び作用は、前述した第1
例の場合と同様である。
【0034】次に、図7〜8は、本発明の実施の形態の
第5例を示している。本例の場合には、円周方向等間隔
3個所位置に設けたガイドローラ52、52により外輪
1aを回転自在に支持すると共に、1個のガイドローラ
52を、サーボモータ36の出力軸に設けた駆動ローラ
53により回転駆動する様に構成している。上記各ガイ
ドローラ52、52は、それぞれ揺動腕43、43の先
端部に枢支されて上記外輪1aの外周面に進退自在であ
る。又、上記駆動ローラ53、並びに残り2個のガイド
ローラ52、52に付属のバックアップローラ54、5
4も、上記外輪1aの径方向に変位する事により、この
外輪1aの外周面に対し進退自在である。
【0035】この様に構成する本例の場合、支持台24
上にハブ2aを載置する際には、上記各ローラ52〜5
4を上記外輪1aの径方向外方に退避させておく。これ
に対して、かしめ部14の加工時には、上記各ローラ5
2〜54を上記外輪1aの径方向内方に移動させ、この
うちのガイドローラ52、52の外周面をこの外輪1a
の外周面に当接させる。そして、この状態で上記サーボ
モータ36により上記駆動ローラ53を回転駆動し、各
玉32、32の公転速度を押型26の振れ回りの角速度
に一致させるべく、上記外輪1aを回転駆動する。その
他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様であ
る。
【0036】尚、かしめ部の加工時に大きな荷重が加わ
るのは、複列に配置した転がり軸受のうち、このかしめ
部側の転がり軸受のみである。このかしめ部から遠い側
の転がり軸受には、軌道面に圧痕を生じさせる程に大き
な荷重が加わる事はない。従って、上記かしめ部から遠
い側の転がり軸受に関しては、転動体の位相と押型の傾
斜方向の位相とを規制する為の考慮は不要である。又、
本発明の製造方法を、前述の図12に示した様な、回転
鍛造によりかしめ部14を形成する場合に適用するに
は、外輪1をハブ8と反対方向に回転させ、このかしめ
部14側に存在する複数個の転動体(図12では円すい
ころ17、17)の公転速度をゼロにする(自転するの
みで公転させない)。勿論、ロール30からハブ8に加
わる荷重の作用方向は、隣り合う転動体同士の中間に位
置させる。
【0037】又、本発明は、前述した通り、転動体とし
て玉を使用した車輪支持用転がり軸受ユニットを対象と
して実施した場合に最も大きな効果を得られるが、転動
体として円すいころを使用した車輪支持用転がり軸受ユ
ニットを対象として実施する事もできる。更には、懸架
装置に支持されて回転する事のない内径側軌道部材の周
囲で、車輪と共に回転する外径側軌道部材を支持した、
所謂外輪回転型の車輪支持用転がり軸受ユニットを対象
として実施する事もできる。
【0038】
【発明の効果】上述の様に本発明の車輪支持用転がり軸
受ユニットの製造方法及び製造装置によれば、かしめ部
の加工作業に伴って各軌道に圧痕が形成される事を防止
できる。この為、運転時に発生する振動や騒音が低く、
しかも優れた耐久性を有する車輪支持用転がり軸受ユニ
ットを得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】かしめ部の加工時にハブに加わる荷重を説明す
る為の断面図。
【図3】同様にかしめ部の加工時にハブに加わる荷重を
説明する為の図で、(A)は図2のA部拡大図、(B)
は図2の拡大B−B断面図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図5】同第3例を示す断面図。
【図6】同第4例を示す断面図。
【図7】同第5例を示す断面図。
【図8】一部を省略して図7の上方から見た図。
【図9】従来から知られている車輪支持用転がり軸受ユ
ニットの1例を示す断面図。
【図10】従来から知られている車輪支持用転がり軸受
ユニットの製造方法の第1例でハブに対して内輪を外嵌
固定する状態を示す断面図。
【図11】同じくかしめ部を形成する状態を示す断面
図。
【図12】従来から知られている車輪支持用転がり軸受
ユニットの製造方法の第2例でかしめ部を形成する状態
を示す断面図。
【符号の説明】
1、1a 外輪 2、2a、2b ハブ 3 第一列の円すいころ軸受 4 第二列の円すいころ軸受 5、5a 第一の外輪軌道 6、6a 第二の外輪軌道 7 取付部 8、8a、8b ハブ本体 9、9a 内輪 10 フランジ 11、11a 第一の内輪軌道 12、12a 第二の内輪軌道 13 段部 14 かしめ部 15 段差面 16 円筒部 17 円すいころ 18 第一の保持器 19 第二の保持器 20 シールリング 21 空間 22 芯金 23 弾性材 24 支持台 25 圧入治具 26 押型 27 凸部 28 凹部 29 支持軸受 30 ロール 31 凹部 32 玉 33 変位センサ 34 位置検知センサ 35 保持器 36 サーボモータ 37 無端ベルト 38 回転軸 39 駆動プーリ 40 加振器 41 加振腕 42 スプライン孔 43 揺動腕 44 歯車減速機 45 伝達ピン 46 減速大歯車 47 軸受 48 減速小歯車 49 シリンダ孔 50 ばね 51 取付孔 52 ガイドローラ 53 駆動ローラ 54 バックアップローラ 55 昇降支持ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀家 章史 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 中村 敏男 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J017 AA02 DA01 DB08 3J101 AA13 AA25 AA43 AA54 AA62 AA72 DA09 FA44 GA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に第一、第二の外輪軌道を有する
    外径側軌道輪部材と、外周面に第一、第二の内輪軌道を
    有する内径側軌道輪部材と、これら第一、第二の内輪軌
    道と上記第一、第二の外輪軌道との間にそれぞれ複数個
    ずつ転動自在に設けられた転動体とを備え、上記内径側
    軌道輪部材は、その中間部外周面に直接又は別の内輪を
    介して上記第一の内輪軌道を設けた軸部材と、その外周
    面に上記第二の内輪軌道を設けた内輪とから成り、この
    内輪は、上記軸部材の一端部に外嵌し、更にこの軸部材
    の一端部に設けた円筒部を直径方向外方に塑性変形させ
    る事で形成したかしめ部によりその軸方向一端面を抑え
    付けられる事で、上記軸部材に対し支持固定されている
    車輪支持用転がり軸受ユニットを造る為、加圧部材によ
    り上記円筒部の円周方向の一部に、軸方向に関して他端
    側に、径方向に関して外方に、それぞれ向いた荷重を加
    えると共に、この荷重を加える部分を上記円筒部の円周
    方向に関して連続的に変化させる事によりこの円筒部を
    徐々に塑性変形させて上記かしめ部とする車輪支持用転
    がり軸受ユニットの製造方法に於いて、上記加圧部材が
    上記円筒部を押圧する事に基づく荷重を、上記第二の内
    輪軌道の周囲に配置された複数個の転動体のうちの単一
    の転動体が強く支承する事を防止する為、上記荷重の作
    用方向が単一の転動体にだけ向かない様に、上記円周方
    向に関する上記加圧部材の位相と上記複数個の転動体の
    位相とを規制した状態で、これら各転動体の公転角速度
    と、上記加圧部材と上記円筒部との相対変位の角速度と
    を一致させるべく、上記外径側軌道部材を一方向に回転
    させつつこの加圧部材により上記円筒部を押圧して上記
    かしめ部の加工を行なう事を特徴とする車輪支持用転が
    り軸受ユニットの製造方法。
  2. 【請求項2】 外径側軌道部材を回転させる為に要する
    トルクを測定して、かしめ部の加工を完了した状態での
    このトルクの測定値と予め設定した標準トルクとを比較
    する事により、各転動体に付与された予圧の適否を判定
    する、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニッ
    トの製造方法。
  3. 【請求項3】 外径側軌道輪部材に、この外径側軌道輪
    部材の固有振動数に一致する周波数の振動を加えつつか
    しめ部を加工する、請求項1〜2の何れかに記載した車
    輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した車輪支持用転がり軸
    受ユニットの製造方法を実施する為、内径側軌道部材の
    他端部を支える支持台と、この内径側軌道部材の一端部
    に形成した円筒部を塑性変形する為の加圧部材と、この
    加圧部材がこの円筒部を押圧している部分の円周方向に
    関する位相を検出する為の加圧部材位相検出手段と、円
    周方向に関する各転動体の位相を検出する為の転動体位
    相検出手段と、外径側軌道部材を回転させる為の回転駆
    動手段とを備え、この回転駆動手段は、上記加圧部材位
    相検出手段と上記転動体位相検出手段とが検出した加圧
    部材及び転動体の位相に基づき、上記加圧部材が上記円
    筒部を押圧する事に基づく荷重の作用方向が単一の転動
    体にだけ向かない様に上記加圧部材の位相と上記複数個
    の転動体の位相とを規制した状態で、これら各転動体の
    公転速度と上記加圧部材の変位速度とを一致させるべく
    上記外径側軌道部材を一方向に回転させる車輪支持用転
    がり軸受ユニットの製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載した車輪支持用転がり軸
    受ユニットの製造方法を実施する為、回転駆動手段が外
    径側軌道部材を回転させる為に要するトルクを測定する
    トルク測定手段と、このトルク測定手段によるトルクの
    測定値と予め設定した標準トルクとを比較する比較手段
    とを備えた、請求項4に記載した車輪支持用転がり軸受
    ユニットの製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載した車輪支持用転がり軸
    受ユニットの製造方法を実施する為、外径側軌道輪部材
    に、この外径側軌道輪部材の固有振動数に一致する周波
    数の振動を加える為の加振装置を備えた、請求項4〜5
    の何れかに記載した車輪支持用転がり軸受ユニットの製
    造装置。
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