JP2003028072A - 複数のターボ分子ポンプを備えた装置およびポンプシステム - Google Patents

複数のターボ分子ポンプを備えた装置およびポンプシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ分子ポンプを備える装置において、起
動時の最大消費電力を低減することができる装置の提
供。 【解決手段】 複数のターボ分子ポンプTMP1〜TMP3を備
える装置において、時刻t11,t21,t31にターボ分子
ポンプTMP1,TMP2,TMP3の順に起動を開始する。ターボ
分子ポンプTMP1〜TMP3の起動動作時間は全て等しいの
で、定格運転移行直前の消費電力のピークP1,P2,
P3の発生時刻がずれて、合計の消費電力のピーク値W
3は従来より低減される。その結果、装置側の電源容量
を従来よりも低くすることができ、装置のコスト低減を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置等
のように複数のターボ分子ポンプを備えた装置、およ
び、複数のターボ分子ポンプを備えるポンプシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置ではターボ分子ポンプが
真空ポンプとして使用される場合が多いが、半導体製造
装置は一般的に複数の真空チャンバを備えているためタ
ーボ分子ポンプも複数台使用される。装置起動の際に
は、複数のターボ分子ポンプの全てが同時に起動開始さ
れる。すなわち、半導体製造装置の主制御装置から各タ
ーボ分子ポンプの駆動制御装置に起動信号が送信され、
各ターボ分子ポンプは一斉にロータ回転を開始する。
【0003】図10は、ターボ分子ポンプの運転状態と
回転数および消費電力との関係を示したものである。起
動動作時のターボ分子ポンプの消費電力はロータ回転数
の増加とともに増大し、定格回転数となる直前にピーク
となる。定格運転時には、ロータ回転数が一定となるよ
うに制御されるので、消費電力は起動時のピークに比べ
てかなり小さくなる。そのため、駆動制御装置の電源部
は、この定格回転数直前のピーク電力を考慮して設計さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体製造
装置に同一仕様のターボ分子ポンプが複数用いられてい
る場合には、各ターボ分子ポンプは上述したように一斉
に起動されるため、定格回転数直前のピークもほぼ同時
に発生することになる。駆動制御装置には半導体製造装
置の電源装置を介して交流電力が供給されるので、半導
体製造装置の電源装置はターボ分子ポンプの起動時ピー
ク電力を考慮して設計をする必要があった。例えば、タ
ーボ分子ポンプのピーク電力が1kWでその台数が5台
であれば、ポンプ以外の消費電力も考慮して装置側電源
装置の容量は5kWよりも大きなものに設定される。そ
のため、電源装置の大型化やコストアップの要因となっ
ていた。また、半導体製造装置が設置される電力設備に
関しても、ピーク電力に合わせて配線等を容量の大きな
ものにする必要があった。
【0005】本発明の目的は、複数のターボ分子ポンプ
を備える装置やポンプシステムにおいて、起動時の最大
消費電力を低減することができる装置やポンプシステム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1,2および9に対応付けて説明する。 (1)図1,2に対応付けて説明すると、請求項1の発
明による装置は、複数のターボ分子ポンプTMP1〜TMP7の
起動時の消費電力ピーク発生時刻が各ターボ分子ポンプ
TMP1〜TMP7毎にそれぞれ異なるように、各ターボ分子ポ
ンプTMP1〜TMP7の起動開始時刻および起動動作時間の少
なくとも一方を制御する制御装置24を設けたことによ
り上述の目的を達成する。 (2)図9に対応付けて説明すると、請求項2の発明
は、複数のターボ分子ポンプ10と、複数のターボ分子
ポンプ10毎に設けられ、対応するターボ分子ポンプ1
0を駆動制御する複数の駆動装置30と、交流電力を直
流電力に変換し、変換した直流電力を複数の駆動装置3
0のそれぞれに供給する電力変換部31と、複数のター
ボ分子ポンプ10の起動時の消費電力ピーク発生時刻が
各ターボ分子ポンプ10毎にそれぞれ異なるように、各
ターボ分子ポンプ10の起動開始時刻および起動動作時
間の少なくとも一方を制御する制御部32とを備えたこ
とにより上述の目的を達成する。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態
の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態
に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。 −第1の実施の形態− 図1は半導体製造装置の構成の一例を示した平面図であ
る。図1に示した半導体製造装置1では、搬送室8を囲
むように4つのプロセスチャンバ2〜5とロード室6お
よびアンロード室7が設けられている。各チャンバ2〜
5、ロード室6、アンロード室7および搬送室8には、
ターボ分子ポンプTMP1〜TMP7が設けられている。通常、
プロセスチャンバ2〜5の排気には大型のターボ分子ポ
ンプが用いられ、ロード室6、アンロード室7および搬
送室8には小型のターボ分子ポンプが用いられる。な
お、以下では説明を簡単にするために、ターボ分子ポン
プTMP1〜TMP7は全て同一仕様のターボ分子ポンプである
として説明する。搬送室8内には基板搬送用アーム(不
図示)が設けられていて、このアームによって基板(シ
リコンウェハ基板や液晶パネル基板など)が各チャンバ
2〜5、ロード室6、アンロード室7に搬送される。
【0009】図1に示したターボ分子ポンプTMP1〜TMP7
は、それぞれ図2に示すようにポンプ本体10と電源装
置11とから成る。すなわち、半導体製造装置1には図
2に示すポンプ本体10と電源装置11の対が7セット
設けられており、各電源装置11は半導体製造装置1の
コントローラ22により制御されている。ポンプ本体1
0には、回転翼が取り付けられるロータシャフト12が
設けられている。図2に示したターボ分子ポンプは磁気
軸受式のターボ分子ポンプであり、ロータシャフト12
は磁気軸受13によって非接触支持されている。ロータ
シャフト12の浮上位置はギャップセンサ14により検
出される。磁気軸受制御回路15は、ギャップセンサ1
4の検出結果に基づいて磁気軸受13の励磁電流を制御
する。
【0010】電源装置11の電力変換部16は絶縁形の
AC/DCコンバータであり、コントローラ22の電源
部23から入力された交流電力を直流電力に変換してイ
ンバータ部17へ供給する。インバータ部17には、6
組のトランジスタ18およびダイオード19と、トラン
ジスタ18を駆動するための駆動制御回路20とが設け
られている。ロータシャフト12を回転駆動する高周波
モータ21は、インバータ部17から出力された交流電
力により駆動される。磁気軸受け13によるロータシャ
フト12の浮上/浮上停止およびモータ21の起動/停
止は、制御部24からのオンオフ信号により制御され
る。25はモータ停止時に用いられるブレーキ抵抗であ
り、通常はトランジスタ26がオフとされている、後述
するように回生ブレーキ動作時にはトランジスタ26を
オンしてブレーキ抵抗25に回生電流を流す。
【0011】図3は、コントローラ22によるターボ分
子ポンプTMP1〜TMP7の制御例を示した図である。図3の
(a)〜(c)は、7セットあるターボ分子ポンプTMP1
〜TMP7の中のターボ分子ポンプTMP1〜TMP3に関して、起
動から停止までの回転数および消費電力の変化を示した
ものである。また、図3の(d)は、ターボ分子ポンプ
TMP1〜TMP3の3台を合わせたトータルの消費電力の変化
を示したものである。図3の(a)〜(c)に示すよう
に、3台のターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の制御パターン
はいずれも同じであるが、起動開始時刻がそれぞれ異な
っている。
【0012】まず、図3(a)を参照してターボ分子ポ
ンプTMP1の制御パターンについて説明する。t11は半導
体製造装置1のコントローラ22からターボ分子ポンプ
TMP1に起動信号が送信された時刻であり、起動信号を受
信するとターボ分子ポンプTMPは起動動作(ロータ回転
の加速)を開始する。時刻t11以後は、回転数の増加と
ともに消費電力も増加し、定格回転数N(r.p.m.)と
なる時刻t12の直前にピークP1(消費電力W1(kW))
に達する。時刻t12からt13までは定格運転を表してお
り、ロータ回転数は一定(N)に保たれる。そのた
め、定格運転に移行すると回転を維持するだけで良いの
で、消費電力は低下してW2(<W1)となる。
【0013】その後、時刻t13に停止信号を受信し、停
止動作を開始する。この停止動作において、駆動制御回
路20によりトランジスタ18のスイッチングの位相が
逆転され、モータ21の回転エネルギーが電気エネルギ
ーに変換されて回生される。回生ブレーキ動作時に図2
のトランジスタ26をオンすると、ブレーキ抵抗25に
回生電流が流れて回転エネルギーが熱として放出され
る。図3(a)に示す例では、時刻t13から時刻t14ま
で回生ブレーキを動作させる。その結果、時刻t13から
時刻t14までは、減速のための消費電力が低減される。
その後、時刻t15にロータ回転が停止する。
【0014】なお、図2の例では、ダイオード27を設
けることにより、通常は電力変換部16からの電流が磁
気軸受制御回路15に供給されるが、ブレーキ動作時に
は電圧が上昇するので、回生電流による電力が磁気軸受
制御回路15に供給されることになる。
【0015】ターボ分子ポンプTMP2,TMP3に関しても全
く同様のパターンで制御されるが、ターボ分子ポンプTM
P2は時刻t21に起動動作が開始され、ターボ分子ポンプ
TMP3は時刻t31に起動動作が開始される。時刻t11に対
する起動開始時刻t21,t31のタイミングは、各ターボ
分子ポンプTMP1〜TMP3の消費電力のピークP1〜P3が
図示左右にずれてトータルの消費電力のピークが図3
(d)のように抑えられるように設定される。図3に示
した例では、ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3は同一仕様の
ポンプであり、起動動作時間Δtは全て等しく、Δt=
t12−t11=t22−t21=t32−t31になっている。な
お、ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の仕様が異なると起動
動作時間も異なる場合があるので、そのような場合に
は、ピークP1〜P3の発生時刻が適切にずれるよう
に、各ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の起動開始時刻を設
定すれば良い。
【0016】図4はターボ分子ポンプTMP1〜TMP3のトー
タルの消費電力を従来の場合と比較したものであり、実
線は本実施の形態の場合を、破線は3台同時に起動開始
した場合の消費電力をそれぞれ表している。3台同時起
動の場合の時刻t12におけるピーク値W4は、図3
(a)に示したピークP1の消費電力値W1の3倍にな
る。一方、本実施の形態の場合には、図3の(a)〜
(c)に示すようにピークP1〜3がそれぞれずれてい
るため、図3(d)および図4に示すトータルの消費電
力のピークP4’の値W3は、W3<W4となる。な
お、図3(d)および図4に示すようにピーク4’は平
坦になっているが、このような場合もピークと呼ぶこと
にする。
【0017】なお、上述した説明ではターボ分子ポンプ
TMP1〜TMP3について説明したが、図1のターボ分子ポン
プTMP4〜TMP7についても同様に考え、ターボ分子ポンプ
TMP1〜TMP7の順に起動開始時刻をずらす。その結果、タ
ーボ分子ポンプTMP1〜TMP7の起動時のピークが互いにず
れて、消費電力ピークの大きさを従来より低減すること
ができる。
【0018】「変形例1」図5は第1の実施の形態の変
形例を示す図であり、(a)〜(c)はターボ分子ポン
プTMP1〜TMP3の運転状態と回転数および消費電力との関
係を示したものである。上述した図3に示す例では、タ
ーボ分子ポンプTMP1〜TMP7の起動開始時刻を互いにずら
すことによってトータルの消費電力のピーク値を低減す
るようにした。一方、この変形例では、起動動作時間Δ
t’=t11−t42を図3(a)の場合の起動動作時間Δ
t=t11−t12よりも長くすることにより、消費電力ピ
ーク時の電力値を低減させるようにした。図5(a)に
示すように、起動動作時間が長くなったことによりピー
クP5の値W5は図3(a)の場合のピーク値W1より
も小さくなる。
【0019】ターボ分子ポンプTMP2,TMP3もターボ分子
ポンプTMP1と同様の起動制御を行うので、図6の実線で
示すように3台の合計消費電力W6(=3×W5)は、
図6の破線で示す消費電力W4(図3(a)のような制
御を行った場合の消費電力)よりも小さくなる。なお、
起動動作以外の制御は図3(a)の場合と同様としたの
で、定格運転時および停止時の消費電力はいずれの場合
も同じになる。なお、ターボ分子ポンプTMP4〜TMP7につ
いてもターボ分子ポンプTMP1〜TMP3と同様に起動動作時
間を長くする。通常、ターボ分子ポンプでは、起動動作
時間は図2の駆動制御回路20において設定されてい
る。そこで、装置1に搭載するポンプの台数に応じて、
各電源装置11の駆動制御回路20に設定されている起
動動作時間を変更すれば良い。この変更を装置1のコン
トローラ22側から設定するようにしても良い。
【0020】「変形例2」図7は第2の変形例を示す図
であり、図3と同様の図である。第2の変形例では、装
置起動時に全てのターボ分子ポンプTMP1〜TMP7を同時に
起動するが、起動動作時間を各々異なるようにした。図
7はターボ分子ポンプTMP1〜TMP3について示したもので
あるが、各ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3を時刻t11に起
動開始させる。しかし、各ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3
の起動動作時間Δt1,Δt2,Δt3は、Δt1<Δ
t2<Δt3のように設定した。そのため、各ターボ分
子ポンプTMP1〜TMP3のピークP1,P7,P8の発生時
刻がずれるとともに、ピークP7,P8の消費電力W
7,W8はピークP1の消費電力W1よりも小さくな
り、W8<W7<W1となっている。3台合計したトー
タルの消費電力は図7(d)のようになり、ピーク時の
消費電力が従来よりも小さくなる。なお、図7に示す変
形例において、さらに、起動開始時刻をターボ分子ポン
プTMP1〜TMP7毎に変えても良い。
【0021】上述したように、第1の実施の形態では、
装置起動時に複数のターボ分子ポンプTMP1〜TMP7の起動
開始時刻を互いにずらしたり起動動作時間を長くしたり
することによって、装置起動時におけるターボ分子ポン
プTMP1〜TMP7の全体に関するピーク電力を従来より低減
することができる。その結果、半導体製造装置1の電源
部23(図2参照)の容量を小さくすることが可能とな
り、電源部の小型化およびコストダウンを図ることがで
きる。
【0022】−第2の実施の形態− 第2の実施の形態では、複数のターボ分子ポンプが一つ
の装置の排気装置として使用されることを前提としたポ
ンプシステムについて説明する。図8はポンプシステム
の構成を示す図である。なお、図2と同様の部分には同
一の符号を付した。上述した第1の実施の形態では、図
1,2に示すように半導体製造装置1にポンプ本体10
と電源装置11とから成るターボ分子ポンプ単体を7台
搭載している。一方、図8に示すポンプシステムでは、
7台のポンプ本体10と、各ポンプ本体10に対応して
設けられた7台の駆動装置30と、7台の駆動装置30
に直流電力を供給する共通の電力変換部31とから成
る。駆動装置30は図2の電源部11から電力変化部1
6を除いた部分に相当するものであり、電力変換部31
からの電力により磁気軸受け13およびモータ21をそ
れぞれ駆動制御する。
【0023】電力変換部31には、半導体製造装置の電
源部23を介して交流電力が供給される。一方、各駆動
装置30の磁気軸受制御回路15および駆動制御回路2
0のオン・オフは制御部24によって制御される。各ポ
ンプ本体10は第1の実施の形態で説明したのと同様の
方法で駆動制御される。すなわち、7台合計したときの
ピーク電力が低減されるように、各ポンプ本体10の起
動開始時刻を互いにずらしたり起動動作時間を長くした
りする。
【0024】そのため、第1の実施の形態と同様に、半
導体製造装置の電源部23の容量を従来より小さくする
ことができ、小型化および低コスト化を図ることができ
る。さらに、第2の実施の形態では、7台のポンプ本体
10および駆動装置30に対して共通の電力変換部31
から電力を供給するようにしたので、7つの電力変換部
16を設ける場合に比べて小型化およびコストダウンを
図ることができる。さらに、電力変換部31に対するピ
ーク電力を電力変換部16(図2)のピーク電力W1の
7倍よりもかなり小さくすることができ、単に7台分の
電力変換部16を一つにまとめた以上の小型化、コスト
ダウンを図ることができる。
【0025】なお、図8に示した例では装置側の制御部
24によって各駆動装置30のオン・オフを制御した
が、図9のようにポンプシステム側に別にポンプ制御部
32を設けて、このポンプ制御部32により各駆動装置
30のオン・オフを制御するようにしても良い。この場
合、ポンプ制御部32は、装置側制御部24からの装置
起動信号を受信すると、予め設定された時間間隔で順に
ポンプ本体10を起動する。すなわち、装置側の制御部
24は、装置起動時のターボ分子ポンプの起動順序を考
慮する必要のない従来の構成のままで良い。そのため、
従来の独立した7台のターボ分子ポンプから図9に示す
ポンプシステムへの置き換えが容易となる。
【0026】以上説明した実施の形態では、半導体製造
装置を例に説明したがターボ分子ポンプが複数用いられ
る装置ならば本発明を適用することができる。また、装
置に搭載されるターボ分子ポンプの数は7台に限らな
い。
【0027】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、半導体製造装置1は請求項1
の装置を、制御部24は制御装置を、ポンプ本体10は
請求項2のターボ分子ポンプを、ポンプ制御部32は制
御部をそれぞれ構成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のターボ分子ポンプを起動させたときに、ポンプ起
動時における定格回転直前の消費電力ピークの発生時刻
がポンプ毎に異なるため、ポンプ全体の消費電力のピー
ク値を低減することができる。その結果、ターボ分子ポ
ンプが搭載された装置の電源容量を低く抑えることがで
き、装置のコスト低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体製造装置の構成の一例を示した平面図で
ある。
【図2】ターボ分子ポンプTMP1〜TMP7の概略構成を示す
図である。
【図3】ターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の制御例を示した
図であり、(a)〜(c)は運転状態と回転数および消
費電力との関係を示し、(d)はトータルの消費電力を
示す。
【図4】トータルの消費電力を従来の場合と比較して示
した図である。
【図5】第1の変形例を示す図であり、(a)〜(c)
はターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の運転状態と回転数およ
び消費電力との関係を示したものである。
【図6】第1の変形例におけるトータルの消費電力を従
来の場合と比較して示した図である。
【図7】第2の変形例を示す図であり、(a)〜(c)
はターボ分子ポンプTMP1〜TMP3の運転状態と回転数およ
び消費電力との関係を示し、(d)ははトータルの消費
電力を示す。
【図8】第2の実施の形態おけるポンプシステムの構成
を示す図である。
【図9】図8に示すポンプシステムの変形例を示す図で
ある。
【図10】ターボ分子ポンプの運転状態と回転数および
消費電力との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体製造装置 2〜5 プロセスチャンバ 6 ロード室 7 アンロード室 8 搬送室 10 ポンプ本体 11 電源装置 16,31 電力変換部 22 コントローラ 23 電源部 24 制御部 30 駆動装置 32 ポンプ制御部 TMP1〜TMP7 ターボ分子ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のターボ分子ポンプの起動時の消費
    電力ピーク発生時刻が各ターボ分子ポンプ毎にそれぞれ
    異なるように、前記各ターボ分子ポンプの起動開始時刻
    および起動動作時間の少なくとも一方を制御する制御装
    置を設けたことを特徴とする複数のターボ分子ポンプを
    備えた装置。
  2. 【請求項2】 複数のターボ分子ポンプと、 前記複数のターボ分子ポンプ毎に設けられ、対応するタ
    ーボ分子ポンプを駆動制御する複数の駆動装置と、 交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を前記
    複数の駆動装置のそれぞれに供給する電力変換部と、 前記複数のターボ分子ポンプの起動時の消費電力ピーク
    発生時刻が各ターボ分子ポンプ毎にそれぞれ異なるよう
    に、前記各ターボ分子ポンプの起動開始時刻および起動
    動作時間の少なくとも一方を制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とするポンプシステム。
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