JP2003027969A - 複胴型スロットルボデー - Google Patents

複胴型スロットルボデー

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JP2003027969A
JP2003027969A JP2001214833A JP2001214833A JP2003027969A JP 2003027969 A JP2003027969 A JP 2003027969A JP 2001214833 A JP2001214833 A JP 2001214833A JP 2001214833 A JP2001214833 A JP 2001214833A JP 2003027969 A JP2003027969 A JP 2003027969A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機関の雰囲気温度が大きく変化した際にあっ
ても、スロットルボデーの吸気路とスロットルバルブと
の間に形成される間隙を変化量を小さく制御し、適正な
アイドリング空気量を制御することのできる複胴型スロ
ットルボデーを提供する。 【解決手段】 スロットルボデー1に穿設される一側の
シャフト軸受孔3Aは、カラー部材収納孔4Aとベアリ
ング支持孔5Aを介して一側Aに開口する。スロットル
シャフト6の第1係止段部6Bから一側に摺動軸部6C
が形成され摺動軸部6Cの端部の第2係止段部6Aより
取着軸部6Eが一側Aに連設される。摺動軸部6Cにカ
ラー部材8と一側のベアリング9のインナーレース9A
が移動自在に配置され、第2係止段部6Dに係止部材1
0が固着される。一側のベアリング9のアウターレース
9Bは、ベアリング支持孔5Aに固定され、スロットル
シャフト6はスプリングSによって一側Aに付勢され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に向けて供給
される空気量を運転者の操作に応じて制御するスロット
ルボデーに関し、そのうち特に単一のスロットルボデー
に複数の吸気路が穿設され、各吸気路に配置されるスロ
ットルバルブが複数の吸気路を横断する単一のスロット
ルシャフトに取着され、同期的に全ての吸気路が開閉制
御される複胴型のスロットルボデーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複胴型スロットルボデーについ
て、図9によって説明する。30は、2個の吸気路31
A及び31Bが貫通して穿設されたスロットルボデーで
あり、両吸気路31A、31Bの中心を横断してシャフ
ト軸受孔32がスロットルボデー30に穿設される。以
後の説明において、説明を容易にする為に、長手方向の
中心を基準に左側を一側A、右側を他側Bという。31
Aは一側の吸気路、31Bは他側の吸気路となる。そし
て、一側のシャフト軸受孔32Aは、一側のベアリング
支持孔33Aを介して一側Aに向かって開口して穿設さ
れ、他側のシャフト軸受孔32Bは他側のベアリング支
持孔33Bを介して他側Bに向けて開口して穿設され
る。本例では、他側のベアリング支持孔33Bは更にプ
ラグ孔34を介して他側Bに開口される。35はシャフ
ト軸受孔32に回転自在に支承される回転軸部35Aを
備えるスロットルシャフトであり、回転軸部35Aの一
側Aには係止段部35Bを介して摺動軸部35Cが形成
され、更に摺動軸部35Cの一側Aより取着軸部35D
が一側Aに向けて形成される。尚、取着軸部35Dの一
側Aにはメネジ35Eが形成される。そして、一側のベ
アリング支持孔33A及び他側のベアリング支持孔33
Bにはインナーレース36A、ボール、アウターレース
36Bよりなるベアリング36が配置されるもので、こ
のときアウターレース36Bが各ベアリング支持孔33
A、33Bに圧入されて固定配置される。次いでスロッ
トルシャフト35がシャフト軸受孔32に配置されるも
ので、スロットルシャフト35の他側Bの回転軸部35
Aは、他側のシャフト軸受孔32Bと、他側Bのベアリ
ング36のインナーレース36Aに支持される。一方、
スロットルシャフト35の一側Aは、一側のシャフト軸
受孔32Aに回転軸部35Aが支持され、係止段部35
Bが一側のベアリング36のインナーレース36Aの他
端面に当接するとともに摺動軸部35Cの外周に前記イ
ンナーレース36Aが配置される。そして、取着軸部3
5Dにはスロットルレバー37がメネジ35Eにナット
38を螺着することによって固定配置されるもので、こ
のときスロットルレバー37の筒部の他端37Aがベア
リング36のインナーレース36Aの一端面に当接され
る。以上によると、一側のベアリング36のインナーレ
ース36Bは、スロットルシャフト35の係止段部35
Bと、スロットルレバー37の筒部の他端37Aとによ
って固定して挟持され、且つ一側のベアリング36のア
ウターレース36Bがスロットルボデー30の一側のベ
アリング支持孔33Aに固定配置される。而して、スロ
ットルシャフト35のスロットルボデー30に対するス
ラスト方向の移動は抑止されて位置決めされることにな
る。そして前記スロットルシャフト35に一側のスロッ
トルバルブ39Aと他側のスロットルシャフト39Bが
取着され、一側、他側の吸気路31A、31Bが各スロ
ットルバルブ39A、39Bにて開閉制御される。尚、
プラグ孔34は皿状のプラグ40によって閉塞される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の複胴型ス
ロットルボデーによると以下の課題を有する。複胴型ス
ロットルボデー30は、一般的にアルミニウムダイカス
ト合金で形成される。これは主に材料の比重が比較的に
小であって、製品重量を軽量化できることより使用され
る。またスロットルシャフト35は一般的に快削鋼が用
いられる。これは材料費が安価であること及び切削性が
良く製造コストを低減できることより使用される。一
方、かかる複胴型スロットルボデーは機関に搭載されて
使用される際、機関の雰囲気温度に応じて温度変化する
もので、高温時にあっては100℃に達し、低温時にあ
っては、−40℃に達する。これは特に自動二輪車に搭
載される複胴型スロットルボデーにおいて顕著にあらわ
れるもので、これは複胴型スロットルボデーが機関の近
傍に配置されるとともに直接外部に向けて露出して配置
されることによる。
【0004】そして、複胴型スロットルボデーが前記
高、低温度状態にさらされることによると、吸気路の内
壁部とスロットルバルブの外周部との間に形成される間
隙が減少するものであり、これは以下の理由による。ま
ず、スロットルシャフト35はその一側Aの係止段部3
5Bが一側のベアリング36のインナーレース36Aの
他端面(図において右端面)にスロットルレバー37の
筒部の他端37Aをもって固定配置され、更にベアリン
グ36のアウターレース36Bがスロットルボデー30
の一側のベアリング支持孔33Aに固定配置される。す
なわち、スロットルシャフト35のスロットルボデー3
0に対するスラスト方向の位置決めが上記一側のベアリ
ング36によって成され、スロットルボデー30とスロ
ットルシャフト35の相対位置変化は一側のベアリング
36の他側端(右側端)を基準として変化することにな
る。これは、スラスト方向変位基準X−X(以下単にス
ラスト基準X−Xという)として図9に表示される。
【0005】そして、スロットルボデー30の温度変化
に対する吸気路とスロットルバルブとの間に形成される
間隙Cは以下の如く変化する。(この間隙Cの変化は特
にスラスト方向変位基準X−Xより離れた側にある他側
の吸気路31Bにおいて顕著に発生するので他側の吸気
路31Bにおいて説明する。)第1にスロットルボデー
30が30℃の如き常温状態について説明する。かかる
状態においてスラスト基準X−Xと、他側の吸気路31
Bの一側点a1との距離L1と、スラスト基準X−Xと
他側のスロットルバルブ39Bの一側点b1との距離L
2とは、L2>L1の関係にあって標準状態の間隙C1
が形成される。又、スラスト基準X−Xと他側の吸気路
31Bの他側点a2との距離L3とスラスト基準X−X
と他側のスロットルバルブ39Bの他側点b2との距離
L4とはL3>L4の関係にあって標準状態の間隙C2
が形成される。以上の如く、常温時にあっては、吸気路
とスロットルバルブとの間には適正な間隙Cが形成され
る。
【0006】第2にスロットルボデー30が常温状態よ
り100℃の如く昇温された高温度状態について説明す
る。かかる状態において、スロットルボデー30及びス
ロットルシャフト35は共に膨張して伸びるもので距離
L1は大きく伸び、一方距離L2の伸びは小さい。これ
はスロットルボデー30が熱膨張率の大なるアルミニウ
ムダイカスト合金によって形成され、一方スロットルシ
ャフト35が熱膨張率の小なる快削鋼によって形成さ
れ、その熱膨張率の差によるものである。以上による
と、間隙C1は減少し、一方間隙C2は増加する。
【0007】第3にスロットルボデー30が常温状態よ
り−40℃の如く低下した低温度状態について説明す
る。かかる状態において、スロットルボデー30及びス
ロットルシャフト35は共に収縮するもので距離L3は
大きく収縮し、一方距離L4の収縮は小さい。これはス
ロットルボデー30が熱膨張率の大なるアルミニウムダ
イカスト合金によって形成され、一方スロットルシャフ
ト35が熱膨張率の小なる快削鋼によって形成され、そ
の熱膨張率の差によるものである。以上によると、間隙
C2は減少し、一方間隙C1は増加する。
【0008】以上の如く、常温状態に比較して高温度状
態において間隙C1が減少し、低温度状態において間隙
C2が減少することによると、前記間隙における他側の
吸気路31Bの内壁部分とスロットルシャフト35に取
着された他側のスロットルバルブ39Bの外周部分との
間隙が小となる。そして、この間隙が小と成った際にお
いても、スロットルバルブ39Bと吸気路31Bとが干
渉することのないよう、この間隙をみこしてスロットル
バルブの外径を予め小径に形成して大きな間隙を確保す
ることが行なわれ、一方スロットルバルブの外径を小径
にしたことによる空気の洩れ量の増加を抑止する為に例
えばスロットルバルブの外径部分に間隙より洩れる空気
を減少させる為のモリブデン等が塗布される。
【0009】従って、それぞれのスロットルバルブに対
して前記モリブデンの塗布作業を必要とするもので、塗
布作業及び塗布の確認作業の為に、その組付け工数の削
減が困難で製造コストを効果的に低減できないものであ
った。
【0010】本発明は前記不具合に鑑み成されたもの
で、機関の雰囲気温度が大きく変化した際にあっても、
スロットルボデーの吸気路とスロットルバルブとの間に
形成される間隙の変化量を小さく抑制し、もって製造コ
ストの低減を図ることのできる複胴型スロットルボデー
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を達成する為の手段】本発明になる複胴型スロッ
トルボデーは、前記目的達成の為に、単一のスロットル
ボデーに複数の吸気路が穿設され、各吸気路に配置され
るスロットルバルブが、スロットルボデーに穿設される
シャフト軸受孔に回転自在に支承される単一のスロット
ルシャフトに取着された複胴型のスロットルボデーにお
いて、スロットルボデーに穿設される一側のシャフト軸
受孔は、カラー部材収納孔とベアリング支持孔を介して
スロットルボデーの一側に開口し、一方スロットルシャ
フトの回転軸部の一側には、第1係止段部を介して摺動
軸部が一側に向けて形成されるとともに摺動軸部の一側
に第2係止段部を介して取着軸部が形成され、前記スロ
ットルシャフトの摺動軸部に、スロットルシャフトの熱
膨張率より大なる熱膨張率を有する材料によって形成さ
れるカラー部材と、ベアリングのインナーレースとが移
動自在に配置されるとともに取着軸部に配置される係止
部材を第2係止段部に向けて固定配置し、スロットルシ
ャフトの回転軸部を、一側のシャフト軸受孔を含むシャ
フト軸受孔に回転自在に配置し、カラー部材をカラー部
材収納孔内に臨んで配置するとともにベアリングのアウ
ターレースをベアリング支持孔に固定配置し、更に係止
部材には、スロットルシャフトを一側に向けて押圧する
スプリングを係止したことを第1の特徴とする。
【0012】又、本発明の複胴型スロットルボデーは、
単一のスロットルボデーに複数の吸気路が穿設され、各
吸気路に配置されるスロットルバルブが、スロットルボ
デーに穿設されるシャフト軸受孔に回転自在に支承され
る単一のスロットルシャフトに取着された複胴型のスロ
ットルボデーにおいて、スロットルボデーに穿設される
一側のシャフト軸受孔及び他側のシャフト軸受孔はそれ
ぞれベアリング支持孔を介して一側及び他側に開口し、
一方スロットルシャフトの回転軸部の一側には、一側の
ベアリングのインナーレースと、スロットルシャフトの
熱膨張率より小なる熱膨張率を有する材料によって形成
されるカラー部材とが移動自在に配置されるとともに一
端部に係止部材が固定配置され、又、スロットルシャフ
トの回転軸部の他側には、他側のベアリングのインナー
レースが移動自在に配置されるとともに他端部にレバー
部材が固定配置され、前記スロットルシャフトの回転軸
部を、一側及び他側のシャフト軸受孔を含むシャフト軸
受孔内に回転自在に配置し、一側のベアリングのアウタ
ーレースを一側のベアリング支持孔に固定配置するとと
もに他側のベアリングのアウターレースを他側のベアリ
ング支持孔に固定配置し、更にレバーには、スロットル
シャフトを他側に向けて押圧するスプリングを係止した
ことを第2の特徴とする。
【0013】更に本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記係止部材をアクセルワイヤーに連結されるスロットル
レバーとするとともにスプリングをスロットルバルブに
対して閉方向の回転力を付与するスロットルリターンス
プリングとしたことを第3の特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の特徴によると、複胴型スロット
ルボデーの温度変化時において、スロットルシャフト
は、一側のベアリングの他側端をスラスト基準としてス
ラスト方向に移動するもので、このスロットルシャフト
の移動はカラー部材のスラスト方向の変形量とスロット
ルシャフトのスラスト方向の変形量との差分に相当して
移動する。そしてこのときカラー部材の熱膨張率をスロ
ットルシャフトの熱膨張率より大としたので、高温時に
あっては前記差分に相当してスロットルシャフトが他側
へ移動し、吸気路の一側の内壁部とスロットルバルブの
一側の外周部との間の間隙の減少が緩和される。一方、
低温時にあっては、前記差分に相当してスロットルシャ
フトが一側へ移動し、吸気路の他側の内壁部とスロット
ルバルブの他側の外周部との間の間隙の減少が緩和され
る。
【0015】本発明の第2の特徴によると、複胴型スロ
ットルボデーの温度変化時において、スロットルシャフ
トは、一側のベアリングの一側端をスラスト基準として
スラスト方向に移動するもので、このスロットルシャフ
トの移動はカラー部材のスラスト方向の変形量とスロッ
トルシャフトのスラスト方向の変形量との差分に相当し
て移動する。そしてこのときカラー部材の熱膨張率をス
ロットルシャフトの熱膨張率より小としたので、高温時
にあっては前記差分に相当してスロットルシャフトが他
側へ移動し、吸気路の一側の内壁部とスロットルバルブ
の一側の外周部との間の間隙の減少が緩和される。一
方、低温時にあっては、前記差分に相当してスロットル
シャフトが一側へ移動し、吸気路の他側の内壁部とスロ
ットルバルブの他側の外周部との間の間隙の減少が緩和
される。
【0016】本発明の第3の特徴によると、係止部材と
してスロットルレバーを利用し、またスロットルシャフ
トを他側に押圧するスプリングとしてスロットルリター
ンスプリングを利用したので、従来の部品の共用化を図
ることができ、製造コストを低減できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明になる複胴型スロットルボデー
の一実施例を図1により説明する。1は複胴型スロット
ルボデー(以下単にスロットルボデーという)であり、
内部に一側の吸気路2Aと他側の吸気路2Bが貫通して
穿設される。以下の説明において一側Aは図において左
方をいい、他側Bは右方をいう。3はスロットルボデー
1の一側及び他側の吸気路2A、2Bを横断して穿設さ
れるシャフト軸受孔であり、一側のシャフト軸受孔3A
は、カラー部材収納孔4A及びベアリング支持孔5Aを
もって一側Aに向けて開口する。又、他側のシャフト軸
受孔3Bはベアリング支持孔5Bをもって他側Bに向け
て開口する。(尚より具体的にはベアリング支持孔5B
はプラグ孔34をもって他側Bに開口する)前記カラー
部材収納孔4Aは一側のシャフト軸受孔3Aより大径で
あり、ベアリング支持孔5Aはカラー部材収納孔4Aよ
り大径に形成される。6は前記シャフト軸受孔3及び一
側、他側のシャフト軸受孔3A、3Bに摺動自在に支障
される回転軸部6Aを備えるスロットルシャフトであ
り、回転軸部6Aの一側端の第1係止段部6Bより一側
Aに向けて回転軸部6Aより小径をなす摺動軸部6Cが
形成され、さらに摺動軸部6Cの一側端の第2係止段部
6Dより取着軸部6Eが一側Aに向けて形成される。尚
6Fは取着軸部6Eに刻設されたメネジである。
【0018】そして、スロットルシャフト6の回転軸部
6Aの他側の外周に、他側のベアリング7のインナーレ
ース7Aが摺動自在に配置される。又、摺動軸部6Cの
外周に、第1係止段部6Bに臨む環状をなすカラー部材
8が摺動自在に配置され、さらにその一側方に一側のベ
アリング9のインナーレース9Aが摺動自在に配置され
る。スロットルシャフト6の第1係止段部6Bに臨んで
カラー部材8が配置されることになる。そして、前記ス
ロットルシャフトの他側のベアリング7のアウターレー
ス7Bはベアリング支持孔5Bに圧入配置され、一側の
ベアリング9のアウターレース9Bはベアリング支持孔
5Aに圧入配置され、更に取着軸部6Eに配置される係
止部材10はメネジ6Fにナット11が螺着されること
によって第2係止段部6Dに当接して固定され、これに
よって係止部材10とスロットルシャフト6とは同期的
に移動できる。又、Sは一端が係止部材10に係止さ
れ、他端がスロットルボデー1に係止されるスプリング
であり、係止部材10を含むスロットルシャフト6は少
なくとも一側Aに向かうスラスト力が付与される。以上
によると、スロットルシャフト6にはスプリングSによ
って一側Aに向かうスラスト力が付与され、カラー部材
8の一側端が一側のベアリング9の他側端9Cに当接
し、更にカラー部材8の他側端に第1係止段部6Bが当
接した状態で、スロットルシャフト6の一側方Aへの移
動が位置決め規制される。いいかえると、一側のベアリ
ング9の他側端9Cに向けてカラー部材8、スロットル
シャフト6の第1係止段部6Bが押圧配置される。尚、
カラー部材8はカラー部材収納孔4A内に配置されるも
ので、カラー部材8の移動が阻害されることはない。そ
して前記状態にあり、一側の吸気路2A内にあるスロッ
トルシャフト6の回転軸6Aに一側のスロットルバルブ
12が取着され、他側の吸気路2B内にあるスロットル
シャフト6の回転軸6Aに他側のスロットルバルブ13
が取着される。以上によると、スロットルシャフト6に
回転力が付与されてスロットルシャフト6が回転する
と、一側のスロットルバルブ12はその回転方向に応じ
て一側の吸気路2Aを開閉制御し、他側のスロットルバ
ルブ13もまたその回転方向に応じて他側の吸気路2B
を開閉制御する。
【0019】ここで本発明にあってはカラー部材8を熱
膨張率の大なる材料で形成し、スロットルシャフト6を
熱膨張率の小なる材料で形成するものであり、例えばカ
ラー部材8としてポリアセタール樹脂を用い、スロット
ルシャフト6として真鍮を用いる。そしてスロットルシ
ャフト6のスロットルボデー1に対する相対位置変化は
スロットルボデー1に固着された一側のベアリング9の
他側端9Cを基準として変化するもので、これはスラス
ト方向変位基準X−X(以下単にスラスト基準X−Xと
いう)として図1に表示される。
【0020】そして、スロットルボデー1の温度変化に
対する吸気路とスロットルバルブとの間に形成される間
隙Cは以下の如く変化するもので、間隙Cが大きく変化
する他側の吸気路2Bについて説明する。第1にスロッ
トルボデー1が30℃の如き常温状態について図1、図
2により説明する。かかる状態において、スラスト基準
X−Xと他側の吸気路31Bの一側点a1との距離L1
とスラスト基準X−Xと他側のスロットルバルブ13の
一側点b1との距離L2とはL2>L1の関係にあって
標準状態の間隙C1が形成される。又、スラスト基準X
−Xと他側の吸気路2Bの他側点a2との距離L3と、
スラスト基準X−Xと他側のスロットルバルブ13の他
側点b2との距離L4とはL3>L4の関係にあって標
準状態の間隙C2が形成される。以上の如く、常温時に
あっては、吸気路の内壁部分とスロットルバルブの外周
部分との間には適正な間隙C1、C2が形成される。
【0021】一方、かかる常温状態において、スラスト
基準X−Xとカラー部材8の他端面8Aとの距離L8
(カラー部材8の長さという)と、スラスト基準X−X
とスロットルシャフト6の第1係止段部6Bとの距離L
6(スロットルシャフト6の係止段部長さという)は一
定長さ状態に保持される。これは、図2によく示され
る。
【0022】次にスロットルボデー1が前記常温状態よ
り100℃の如く昇温された高温度状態について説明す
る。図3によって説明すると、カラー部材8の長さは熱
膨張によりその距離L8がL8hへと△8h分増長し、
スロットルシャフト6の係止段部長さは熱膨張によりそ
の距離L6がL6hへと△6h分増長する。ここでカラ
ー部材8の熱膨張率をスロットルシャフト6の熱膨張率
より大としたことにより前記増長分は△8h>△6hと
なるもので、これによると、スロットルシャフト6はス
ラスト基準X−Xを基準にして△8h−△6h分に相当
して他側B方向へ移動するものである。以上によると、
図1に戻って間隙C1において他側のスロットルバルブ
13の一側点b1がスロットルシャフト6の前記移動に
より他側B方向へ△8h−△6h分移動するので、かか
る高温状態における間隙C1の減少を△8h−△6h分
抑止することができたものである。一方、間隙C2にあ
っては、△8h−△6h分に相当して間隙の増加を抑止
できる。
【0023】次にスロットルボデー1が前記常温状態よ
り−40℃の如く低下した低温度状態について説明す
る。図4によって説明すると、カラー部材8の長さは熱
膨張によりその距離L8がL8Cへと△8C分減少し、
スロットルシャフト6の係止段部長さは熱膨張によりそ
の距離L6がL6Cへと△6C分減少する。ここでカラ
ー部材8の熱膨張率をスロットルシャフト6の熱膨張率
より大としたことにより前記減少分は△8C>△6Cと
なるもので、これによると、スロットルシャフト6はス
ラスト基準X−Xを基準にして△8C−△6C分に相当
して一側A方向へ移動するものである。以上によると、
図1に戻って間隙C2において他側のスロットルバルブ
13の他側点b2がスロットルシャフト6の前記移動に
より一側A方向へ△8C−△6C分移動できるので、か
かる低温状態における間隙C2の減少を△8C−△6C
分抑止することができたものである。一方、間隙C1に
あっては、△8C−△6C分に相当して間隙の増加を減
少できる。尚、前記スロットルシャフトがスラスト方向
に自動的に移動できるのは、スロットルシャフト6がス
ラスト方向において固定されることがなく、スプリング
Sによって一側Aに弾性的に押圧されていることによ
る。
【0024】又、前記実施例において、係止部材10と
して、図示せぬアクセルグリップにアクセルワイヤーを
介して連絡されるスロットルレバーを用い、又スプリン
グSとしてスロットルバルブに対して閉方向の回転力を
付与するスロットルリターンスプリングを用いると、従
来のスロットルボデーに備えられる部品を流用すること
ができ、部品点数及び部品コストの低減を図ることがで
き、製造コストを効果的に低減できる。
【0025】次に図5により他の実施例について説明す
る。尚、図1と同一構造部分は同一符号を使用し、説明
は省略する。一側のシャフト軸受孔3Aは一側のベアリ
ング支持孔3Aを介して一側Aに開口し、他側のシャフ
ト軸受孔3Bは、他側のベアリング支持孔5Bを介して
他側Bに開口する。スロットルシャフト6は一側及び他
側のシャフト軸受孔3A、3B更にシャフト軸受孔3に
移動自在に配置され、回転軸部6Aの一側6Gには、一
側のベアリング9のインナーレース9Aが移動自在に配
置され回転軸部6Aの他側6Hには他側のベアリング7
のインナーレース7Aが移動自在に配置される。そして
一側のベアリング9のアウターレース9Bが一側のベア
リング支持孔5Aに圧入固定配置され、他側のベアリン
グ7のアウターレース7Bが他側のベアリング支持孔5
Bに圧入固定配置される。又、一側のベアリング9から
一側Aにのびる回転軸部6Aの一側6Gの外周にはカラ
ー部材20が移動自在に配置され、更に回転軸部6Aの
一側6Gの一端部6Jには係止部材10がナット11に
よって螺着されて固定される。
【0026】又、他側のベアリング7から他側Bにのび
る回転軸部6Aの他側6Hの端部にはレバー部材21が
固定配置され、スプリングSの一端はスロットルボデー
1に係止され、他端はレバー部材21に係止される。こ
れによると、スロットルシャフト6は前記スプリングS
によって他側Bへのスラスト力を受けるとともに後述す
るスロットルバルブに対して閉方向の回転力が付与され
る。前記によってスロットルシャフト6が他側Bへのス
ラスト力を受けることによると、カラー部材20は係止
部材10によって一側のベアリング9に押圧され、これ
によってスロットルシャフト6のスラスト方向の移動が
規制される。そして、一側の吸気路2A内のスロットル
シャフト6に一側のスロットルバルブ12が取着され、
他側の吸気路2B内のスロットルシャフト6に他側のス
ロットルバルブ13が取着されるもので、レバー部材2
1によってスロットルシャフト6に回転力が付与される
と、各スロットルバルブ12、13はその回転方向に応
じて各吸気路2A、2Bを開閉制御する。
【0027】ここで、前記スロットルシャフトはカラー
部材20の熱膨張率より大なる材料に選択される。例え
ばスロットルシャフト6の材料は真鍮で形成され、カラ
ー部材20の材料は快削鋼で形成された。
【0028】そしてスロットルシャフト6のスロットル
ボデー1に対する相対位置変化は、スロットルボデー1
に固着された一側のベアリング9の一側面9Dを基準と
して変化するもので、これはスラスト変位基準(以下単
にスラスト基準X−Xという)として図5に示される。
【0029】そして、スロットルボデー1の温度変化に
対する吸気路とスロットルバルブとの間に形成される間
隙Cは以下の如く変化するもので、間隙Cが大きく変化
する他側の吸気路2Bについて説明する。第1にスロッ
トルボデー1が30℃の如き常温状態について図5、図
6により説明する。かかる状態において、スラスト基準
X−Xと他側の吸気路2Bの一側点a1との距離L1と
スラスト基準X−Xと他側のスロットルバルブ13の一
側点b1との距離L2とはL2>L1の関係にあって標
準状態の間隙C1が形成される。又、スラスト基準X−
Xと他側の吸気路2Bの他側点a2との距離L3と、ス
ラスト基準X−Xと他側のスロットルバルブ13の他側
点b2との距離L4とはL3>L4の関係にあって標準
状態の間隙C2が形成される。以上の如く、常温時にあ
っては、吸気路の内壁部分とスロットルバルブの外周部
分との間には適正な間隙C1、C2が形成される。
【0030】一方、かかる常温状態において、スラスト
基準X−Xとカラー部材20の一端面20Aとの距離L
5(カラー部材20の長さという)と、スラスト基準X
−Xとスロットルシャフト6の一端部6Jとの距離L7
(スロットルシャフト6の一端部長さという)は、一定
長さ状態に保持される。これは、図6によく示される。
【0031】次にスロットルボデー1が前記常温状態よ
り100℃の如く昇温された高温度状態について説明す
る。図7によって説明すると、カラー部材20の長さは
熱膨張によりその距離L5がL5hへと△5h分増長
し、スロットルシャフト6の一端部長さは熱膨張により
その距離L7がL7hへと△7h分増長する。ここでカ
ラー部材20の熱膨張率をスロットルシャフト6の熱膨
張率より小としたことにより前記増長分は△7h>△5
hとなるもので、これによると、スロットルシャフト6
はスラスト基準X−Xを基準にして△7h−△5h分に
相当して他側B方向へ移動するものである。以上による
と、図1に戻って間隙C1において他側のスロットルバ
ルブ13の一側点b1がスロットルシャフト6の前記移
動により他側B方向へ△7h−△5h分移動するので、
かかる高温状態における間隙C1の減少を△7h−△5
h分抑止することができたものである。一方、間隙C2
にあっては、△7h−△5h分に相当して間隙の増加を
抑止できる。
【0032】次にスロットルボデー1が前記常温状態よ
り−40℃の如く低下した低温度状態について説明す
る。図8によって説明すると、カラー部材20の長さは
熱膨張によりその距離L5がL5Cへと△5C分減少
し、スロットルシャフト6の一端部長さは熱膨張により
その距離L7がL7Cへと△7C分減少する。ここでカ
ラー部材20の熱膨張率をスロットルシャフト6の熱膨
張率より小としたことにより前記減少分は△5C>△7
Cとなるもので、これによると、スロットルシャフト6
はスラスト基準X−Xを基準にして△5C−△7C分に
相当して一側A方向へ移動するものである。以上による
と、図5に戻って間隙C2において他側のスロットルバ
ルブ13の他側点b2がスロットルシャフト6の前記移
動により一側A方向へ△5C−△7C分移動できるの
で、かかる低温状態における間隙C2の減少を△5C−
△7C分抑止することができたものである。一方、間隙
C1にあっては、△5C−△7C分に相当して間隙の増
加を減少できる。尚、前記スロットルシャフトがスラス
ト方向に自動的に移動できるのは、スロットルシャフト
6がスラスト方向において固定されることがなく、スプ
リングSによって他側Bに弾性的に押圧されていること
による。
【0033】尚、カラー部材及びスロットルシャフトの
材料限定は本実施例に限定されるものでなく、相互の熱
膨張率の条件範囲の中で適宜選択されればよい。又、吸
気路の数についても2個に限定されるものでなく、それ
以上であってもよく、更にスロットルボデーを気化器の
気化器本体としても同様の効果を達成できる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる複胴型スロッ
トルボデーによると、スロットルシャフトの一側の摺動
軸部に、第1係止段部に向けてカラー部材と一側のベア
リングのインナーレースを移動自在に配置し、前記一側
のベアリングのアウターレースをベアリング支持孔に圧
入固定することによってスロットルシャフトをシャフト
軸受孔にスラスト方向及び回転方向に自在に配置すると
ともにスロットルシャフトに一側に向かうスラスト力を
付与し、前記カラー部材の熱膨張率をスロットルシャフ
トの熱膨張率より大としたので、機関雰囲気温度の高温
度状態及び低温度状態において、各スロットルバルブの
外径を小径化することなく吸気路と適正な間隙に保持す
ることができたものである。而して、従来の如く、スロ
ットルバルブを予め小径化し、この小径部分にモリブデ
ン等のシール材を塗布する必要がなくなったもので、適
正なアイドリング空気量を制御することのできる複胴型
スロットルボデーを安価に提供できる。
【0035】又、スロットルシャフトの一側に係止部材
を固定配置するとともに一側のベアリングのインナーレ
ースとカラー部材とを移動自在に配置し、一方スロット
ルシャフトの他側に、他側のベアリングのインナーレー
スを移動自在に配置し、前記一側のベアリングのアウタ
ーレース及び他側のベアリングのアウターレースをスロ
ットルボデーに固定配置し、更にスロットルシャフトに
他側に向けてスラスト力を付与するとともに前記カラー
部材の熱膨張率をスロットルシャフトの熱膨張率より小
としたことにより前記と同様なる効果を達成できる。
【0036】そして前記における効果は、複胴型のスロ
ットルボデーの如く、ボデーが一体で側方に大きく延
び、且つスロットルシャフトが一本で形成されるものに
おいて熱膨張による変形が大きいものにおいて特に効果
的であり、これは気化器における気化器本体にも転用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる複胴型スロットルボデーの第一実
施例を示す縦断面図。
【図2】第1実施例の常温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図3】第1実施例の高温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図4】第1実施例の低温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図5】本発明になる複胴型スロットルボデーの第二実
施例を示す縦断面図。
【図6】第2実施例の常温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図7】第2実施例の高温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図8】第2実施例の低温状態におけるスロットルシャ
フトの動作図。
【図9】従来の複胴型スロットルボデーの縦断面図。
【符号の説明】 1 複胴型スロットルボデー 3A 一側のシャフト軸受孔 4A カラー部材収納孔 5A ベアリング支持孔 6 スロットルシャフト 6B 第1係止段部 6C 摺動軸部 8、20 カラー部材 9 ベアリング 10 係止部材 A 一側 B 他側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のスロットルボデーに複数の吸気路
    が穿設され、各吸気路に配置されるスロットルバルブ
    が、スロットルボデーに穿設されるシャフト軸受孔に回
    転自在に支承される単一のスロットルシャフトに取着さ
    れた複胴型のスロットルボデーにおいて、スロットルボ
    デー1に穿設される一側のシャフト軸受孔3Aは、カラ
    ー部材収納孔4Aとベアリング支持孔5Aを介してスロ
    ットルボデー1の一側Aに開口し、一方スロットルシャ
    フト6の回転軸部6Aの一側には、第1係止段部6Bを
    介して摺動軸部6Cが一側Aに向けて形成されるととも
    に摺動軸部6Cの一側Aに第2係止段部6Dを介して取
    着軸部6Eが形成され、前記スロットルシャフトの摺動
    軸部6Cに、スロットルシャフト6の熱膨張率より大な
    る熱膨張率を有する材料によって形成されるカラー部材
    8と、ベアリング9のインナーレース9Aとが移動自在
    に配置されるとともに取着軸部6Eに配置される係止部
    材10を第2係止段部6Dに向けて固定配置し、スロッ
    トルシャフト6の回転軸部6Aを、一側のシャフト軸受
    孔3Aを含むシャフト軸受孔3に回転自在に配置し、カ
    ラー部材8をカラー部材収納孔4A内に臨んで配置する
    とともにベアリング9のアウターレース9Bをベアリン
    グ支持孔5Aに固定配置し、更に係止部材10には、ス
    ロットルシャフト6を一側Aに向けて押圧するスプリン
    グSを係止したことを特徴とする複胴型スロットルボデ
    ー。
  2. 【請求項2】 単一のスロットルボデーに複数の吸気路
    が穿設され、各吸気路に配置されるスロットルバルブ
    が、スロットルボデーに穿設されるシャフト軸受孔に回
    転自在に支承される単一のスロットルシャフトに取着さ
    れた複胴型のスロットルボデーにおいて、スロットルボ
    デー1に穿設される一側のシャフト軸受孔3A及び他側
    のシャフト軸受孔3Bはそれぞれベアリング支持孔5
    A、5Bを介して一側A及び他側Bに開口し、一方スロ
    ットルシャフト6の回転軸部6Aの一側Aには、一側の
    ベアリング9のインナーレース9Aと、スロットルシャ
    フト6の熱膨張率より小なる熱膨張率を有する材料によ
    って形成されるカラー部材20とが移動自在に配置され
    るとともに一端部6Jに係止部材10が固定配置され、
    又、スロットルシャフト6の回転軸部6Aの他側Bに
    は、他側のベアリング7のインナーレース7Aが移動自
    在に配置されるとともに他端部にレバー部材21が固定
    配置され、前記スロットルシャフト6の回転軸部6A
    を、一側A及び他側Bのシャフト軸受孔3A、3Bを含
    むシャフト軸受孔3内に回転自在に配置し、一側のベア
    リング9のアウターレース9Bを一側のベアリング支持
    孔5Aに固定配置するとともに他側のベアリング7のア
    ウターレース7Bを他側のベアリング支持孔5Bに固定
    配置し、更にレバー21には、スロットルシャフト6を
    他側Bに向けて押圧するスプリングSを係止したことを
    特徴とする複胴型スロットルボデー。
  3. 【請求項3】 前記係止部材をアクセルワイヤーに連結
    されるスロットルレバーとするとともにスプリングSを
    スロットルバルブ12、13に対して閉方向の回転力を
    付与するスロットルリターンスプリングとしたことを特
    徴とする請求項1記載の複胴型スロットルボデー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015172365A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社ケーヒン エンジンの吸気量制御装置

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