JP2003027480A - トレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法 - Google Patents

トレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下孔内に泥土モルタルを流し込んで打設す
る工法におけるトレミー管の保管と操作性を高め、打設
の進行に応じて長さの異なるトレミー管の供給と揚上す
るトレミー管の収納操作を容易にして、工事施工時の安
全性と能率アップをはかった泥土モルタルの打設工法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 掘削した地中孔1に所定の配筋をした
後、該地中孔1内に相互に連結したトレミー管10を挿
入し、このトレミー管10を介して泥土モルタルを流し
込んで打設する工法において、トレミー管10の供給・
保管ラック9を現場近傍に配置して、打設の進行に応じ
てラック本体20に起立した状態に収納された任意の長
さのトレミー管10をクレーンのフックを用いて吊り上
げて供給するとともに、揚上するトレミー管10を供給
・保管ラック9に収納するトレミー管を使用した泥土モ
ルタルの打設工法を基本手段としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は場所打ち杭や地中連
続壁の構築、更には地盤改良工事等に用いられるトレミ
ー管を使用した泥土モルタルの打設工法に関し、特には
打設に必要とする多数本のトレミー管が起立した状態に
収納された供給・保管ラックを現場近傍に設置して、打
設の進行に応じて該トレミー管を供給するとともに揚上
するトレミー管を供給・保管ラックに収納するようにし
た泥土モルタルの打設工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から各種建築物の基礎工事としての
場所打ち杭とか地中連続壁や地盤改良工事、或いは構築
方法としてリバース工法を採用する場合には、数十〜百
数十メートルの地中孔を掘削してから、該地中孔にトレ
ミー管を挿入して生コンクリートとか泥土モルタル等の
流動化材料を順次打設し、その後に鉄筋又はH型鋼等の
芯材を配設する方法、或いは掘削した地中孔に先に鉄筋
又はH型鋼等の芯材を配設し、その後にトレミー管を挿
入して生コンクリートとか泥土モルタル等の流動化材料
を順次打設して構築する工法が一般に採用されている。
地中孔の掘削法はベノト式工法とかアースドリル工法、
リバース工法等により高濃度泥水とか安定液を使用しな
がら掘削機により掘削を行い、掘削した土砂を泥水とと
もに吸引して地上に排出する方法が一般に行われてい
る。
【0003】トレミー管とは前記場所打ち杭とか地中連
続壁工事において掘削した地中孔に生コンクリートや泥
土モルタル等の流動化材料を流し込む際に使用する連結
されたパイプを指している。地中孔の深度は地下130
メートルにも達するケースもあるが、一般的には地下7
0メートル程度が普通である。そして掘削した地中孔に
崩壊防止のための泥水又はベントナイト液などの低比重
の土質安定液を入れ、トレミー管を挿入して高比重の生
コンクリートやソイルセメントを該トレミー管の先端部
から流し込む。この時に低比重の土質安定液と高比重の
生コンクリートの混合を防ぐため、トレミー管の先端が
常に打ち込む材料の上場より2メートルか3メートルラ
ップさせて下部にあるようにコントロールする。
【0004】トレミー管の長さは予め種々のものが用意
されており、地中孔の深度により6メートル管、5メー
トル管,4メートル管,3メートル管,2メートル管,
1メートル管の中から選択したトレミー管を上下方向に
所定長さとなるように連結して、掘削した地中孔の底部
近傍に達する長さに延ばして使用に供している。これら
のトレミー管は、通常は地面に臨木を敷いて横置きにし
て積載してあり、使用時にはクレーンのフックを利用し
て1本ずつ吊り上げて他のトレミー管と相互に連結し、
地中孔内に挿通させて使用に供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法は、
トレミー管の保管と操作性が良好であるとは言えず、現
場での工事施工時の能率アップをはかることが難しいと
いう課題がある。特に地中連続壁の構築には配筋材とし
てH型鋼を使用しており、各配筋材の間隙が小さいこと
によって泥土モルタルが回り込まないことがあるため、
この配筋材の間に全てトレミー管を挿入して泥土モルタ
ルを打設する必要があり、長さの異なる多数本のトレミ
ー管を常時用意しなければならない。
【0006】例えば前記したように地面に臨木を敷き、
各トレミー管を横置きにして積載した場合、使用時にク
レーンのフックを用いて縦方向に1本ずつ吊り上げるた
めの時間を必要とし、しかも施工現場に近接してトレミ
ー管保管用の広い場所を確保することが要求され、この
保管場所が乱雑となって工事進行上の支障になりやすい
という問題が生じる。
【0007】更にトレミー管の洗浄時には、横置きのト
レミー管を1本ずつ作業員がクルクル回転させながら中
腰で洗浄しなければならないので、多数本のトレミー管
洗浄作業は重労働になりやすく、洗浄も完璧を期すこと
が困難であるという難点がある。更にトレミー管が丸パ
イプで構成されているため、臨木の上に該トレミー管を
10数本も積み上げると崩落する危険性があり、所謂荷
崩れにより作業員がトレミー管に挟まれて怪我をする事
故が発生しやすくなり、安全性の面での問題がある。こ
のような崩落を防止するには臨木の上にトレミー管を1
列に並べるしかないが、移動時に台付けを掛けて吊り上
げるという操作ができなくなり、操作性が低下するとと
もに保管場所も一層広くなってしまうという課題が生じ
る。
【0008】そこで本発明は上記の問題点を解決して、
地中孔内に泥土モルタルを流し込んで打設する工法にお
けるトレミー管の保管と操作性を高め、打設の進行に応
じて長さの異なるトレミー管を供給するとともに揚上す
るトレミー管を容易に収納可能として、工事施工時の安
全性と能率アップをはかることができる泥土モルタルの
打設工法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、掘削した地中孔に所定の配筋をした後、該
地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、このト
レミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する工
法において、トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍
に配置して、打設の進行に応じてラック本体に起立した
状態に収納された任意の長さのトレミー管をクレーンの
フックを用いて吊り上げて供給するとともに、揚上する
トレミー管を供給・保管ラックに収納するトレミー管を
使用した泥土モルタルの打設工法、及びトレミー管の供
給・保管ラックを現場近傍に配置して、打設の進行に応
じてラック本体に起立した状態に収納された任意の長さ
のトレミー管をクレーンのフックを用いて吊り上げて、
複数本を連結した後、該連結した複数本を単位として地
中孔に供給するトレミー管を使用した泥土モルタルの打
設工法を提供する。
【0010】更に、トレミー管の供給・保管ラックを現
場近傍に配置して、この供給・保管ラックの作業用デッ
キを利用して、打設の進行に応じてラック本体の内部に
形成された区画部内に起立した状態に収納された任意の
長さのトレミー管をクレーンのフックを用いて吊り上げ
て供給するとともに、地中孔から揚上するトレミー管を
取り外して供給・保管ラックに収納するトレミー管を使
用した泥土モルタルの打設工法、及びトレミー管の供給
・保管ラックを現場近傍に配置して、この供給・保管ラ
ックの作業用デッキを利用して、打設の進行に応じてラ
ック本体の内部に形成された区画部内に起立した状態に
収納された任意の長さのトレミー管をクレーンのフック
を用いて吊り上げて、複数本を連結した後、該連結した
複数本を単位として地中孔に供給するトレミー管を使用
した泥土モルタルの打設工法を提供する。
【0011】前記トレミー管の供給・保管ラックは、長
さの異なるトレミー管を個別に収納する区画部が形成さ
れたラック本体と、このラック本体の周囲を取り囲む位
置に架設された作業用デッキとを具備している。該ラッ
ク本体は強度部材で構成され、内部に横桁材と底板を配
設して、長さの異なるトレミー管の下端部を該横桁材と
底板に支持した状態として収納してある。また、前記作
業用デッキは、ラック本体の周囲を取り囲む位置と、該
ラック本体の略中央部分を横断する位置に架設してあ
る。
【0012】かかる本発明によれば、掘削した地中孔に
H型鋼や鉄筋等の所定の配筋をした後、現場近傍に配置
したトレミー管の供給・保管ラックの中から打設の進行
に応じて任意の長さのトレミー管をクレーンのフックを
用いて吊り上げて供給し、かつ、地中孔から揚上するト
レミー管を収納することができるので、トレミー管の吊
り上げと収納動作がスムーズに行えるとともに現場が煩
雑になることがなく、施工能率がアップするとともに該
トレミー管の崩落事故を防止して安全性を高めることが
できる。更に、本発明によれば、トレミー管を1本ずつ
吊り上げてセットできると共に、事前に5〜6本のトレ
ミー管を連結して20m位の長さとしたものを準備して
おくことが可能となり、該複数本のトレミー管を連結し
たものを単位として地中孔内に建て込むことが可能とな
る。よって、地中孔内に建て込むトレミー管のセットは
例えば70m程度の地中孔であっても、2〜3回で終わ
ることができ、作業スピードが大きく向上する。また、
従来の横置きにして積載した場合のようにトレミー管保
管用の広い場所を取らず、トレミー管の崩落事故は発生
しないので安全性が高いという作用が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るトレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法の具体
的な実施形態を説明する。従来の地中孔に先に泥土モル
タル等の流動化材料を打設した後に、芯材としてのH型
鋼等を建て込む工法では、建て込み途中において、流動
化材料の固化が始まるために、例えば70メートル程度
の深さの地中孔と構築が不可能であった。そこで、近時
は地中孔に芯材としての鉄筋やH型鋼を先に建て込み、
後からトレミー管を組み立てて、流動化材料を打設する
工法が主流となってきている。特に地中連続壁の構築に
は配筋材としてH型鋼を使用しており、各配筋材の間隙
が小さいことによって泥土モルタルが回り込まないこと
があるため、この配筋材の間に全てトレミー管を挿入し
て泥土モルタルを打設する必要があり、長さの異なる多
数本のトレミー管を常時用意しなければならない。この
工法では大数量のトレミー管を迅速に挿入することが必
要となるため、本発明によって初めて多量のトレミー管
を迅速に所定長さにまで連結して組み立てて、該連結し
た複数本を単位として地中孔に挿入することが可能とな
ったものである。
【0014】図1〜図8は本実施形態による場所打ち杭
工事などの地中孔への芯材建込及び泥土モルタルを打設
する工法を説明する概要図であり、先ず図1(B)に示
すように図外の掘削機を用いて地中孔1の掘削を行って
から、オーガマシンのクレーン2を利用して地中孔1の
上面に芯材ガイドベース3をセットする。同図(A)に
拡大して示したように、芯材ガイドベース3上には芯材
仮受材3aと芯材ガイドアングル3bとが縦横に配設さ
れている。
【0015】次に図2(A)(B)に示すように、クレ
ーンのフック2aを用いて各芯材仮受材3a間に形成さ
れた空間部にH形鋼でなる芯材4,4の仮建込を行う。
この時点で各芯材4,4の側面の上端部近傍にネジコン
ナット4aを溶接する。次に図3(A)(B)に示すよ
うに芯材吊上セットであるメイントラバーサ5及び該メ
イントラバーサ5から懸垂された複数本のネジコン用ト
ラバーサ6,6の懸垂具6aの下端部を前記ネジコンナ
ット4aに連結して、図4(A)(B)に示すようにク
レーンのフック2aを用いて芯材4,4を一定の高さま
で吊り上げながら該芯材4,4の側部に幅止めプレート
7を溶接する。
【0016】次に図5(A)(B)に示したように地中
孔1内に芯材4,4の建込を完了し、ネジコン受8を芯
材ガイドベース3に固定する。次に図6(C)に示すト
レミー管の供給・保管ラック9を現場近傍に配置して、
この供給・保管ラック9の作業用デッキ24上に作業員
が立ち、ラック本体20の内部に形成された区画部21
内に起立して収納された任意の長さのトレミー管10を
選択し、クレーンのフックを用いて該トレミー管10を
吊り上げ可能な状態にセットする。作業用デッキ24は
ラック本体20の周囲を取り囲む位置と、該ラック本体
20の略中央部分を横断する位置に架設されているの
で、作業員によるトレミー管10の選択とクレーンのフ
ックへのセット操作は容易である。
【0017】このとき、トレミー管を1本ずつ吊り上げ
てセットできると共に、事前に5〜6本のトレミー管を
連結して20m位の長さとしたものを準備しておくこと
が可能となり、該複数本のトレミー管を連結したものを
単位として地中孔内に建て込むことが可能となる。よっ
て、地中孔内に建て込むトレミー管のセットは例えば7
0m程度の地中孔であっても、2〜3回で終わることが
でき、作業スピードが大きく向上する。このようにトレ
ミー管の複数本を連結した後、該連結した複数本のトレ
ミー管を単位として地中孔に建て込むことができること
が本発明の特徴である。
【0018】そして同図(A)(B)に示すようにクレ
ーンのフック2aの操作によって各芯材4,4間に該ト
レミー管10を建込み、図7(A)(B)に示すように
各トレミー管10に近接して泥土モルタルの分配機11
を配置して、コンクリートミキサー12で製造された泥
土モルタルをシュート12aを用いて各トレミー管10
内に流し込み、各トレミー管10の先端が打ち込む泥土
モルタルの上場より2メートルか3メートルラップさせ
て下部にあるようにコントロールしながら打設を行う。
打設後はトレミー管10を引抜き、一定期間の養生後に
芯材固定枠を撤去して、図8に示すように泥土モルタル
40の打設が完了する。
【0019】図9は前記トレミー管の供給・保管ラック
9を示す平面図、図10は同正面図、図11は同右側面
図、図12は図10のA−A線に沿う断面図である。図
中の20はラック本体であり、このラック本体20は鉄
材等の強度部材で構成され、該ラック本体20の内部に
はトレミー管を個別に収納するための区画部21,21
が形成されていて、各区画部21,21内にトレミー管
10が起立した状態に収納されている。
【0020】図10に示したようにラック本体20には
横桁材22,22と底板23が配設されていて、長さの
異なるトレミー管10の下端部が横桁材22,22と底
板23に支持された状態として収納されている。図10
に示した例では、トレミー管10の中で10aは1メー
トル管、10bは2メートル管、10cは3メートル管
となっている。
【0021】24はラック本体20の上部に架設された
作業用デッキであり、この作業用デッキ24の平面寸法
はラック本体20の平面寸法よりも大きくなるように構
成されており、支持部材25により作業用デッキ24の
周縁部がラック本体20の側面部に支持されている。2
6は手摺り部である。図9に示すように作業用デッキ2
4は平面視がラック本体20の周囲を取り囲む位置と、
該ラック本体20の略中央部分を横断する位置に架設さ
れている。
【0022】本発明で用いたトレミー管の供給・保管ラ
ック9は、各トレミー管10a,10b,10cが各区
画部21,21内に起立して収納されているため、従来
の横置きにして積載した場合のようにトレミー管保管用
の広い場所を取らず、作業用デッキ24に乗った作業員
による各トレミー管10の洗浄操作も簡単に行える上、
トレミー管10の崩落事故は発生しないので安全性が高
いという特徴がある。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば現場近傍に配置したトレミー管の供給・保管ラック
の中から打設の進行に応じて任意の長さのトレミー管を
吊り上げて供給し、かつ、地中孔から揚上するトレミー
管をそのまま供給・保管ラック内に収納することが可能
であり、特に作業用デッキを利用して作業員がラック本
体内に収納されたトレミー管の選択と、吊り上げ可能な
状態にセットする操作及びラック本体内へのトレミー管
の収納操作が容易であり、トレミー管の吊り上げと収納
動作がスムーズに行えて、現場での工事施工時の能率を
高めることができる。
【0024】更に、本発明によれば、トレミー管を1本
ずつ吊り上げてセットできると共に、事前に5〜6本の
トレミー管を連結して20m位の長さとしたものを準備
しておくことが可能となり、該複数本のトレミー管を連
結したものを単位として地中孔内に建て込むことが可能
となる。よって、地中孔内に建て込むトレミー管のセッ
トは例えば70m程度の地中孔であっても、2〜3回で
終わることができ、作業スピードが大きく向上する。よ
って、トレミー管の複数本を連結した後、該連結した複
数本のトレミー管を単位として地中孔に建て込むことが
できる。
【0025】各トレミー管はラック本体内の各区画部内
に起立して収納されているため、各トレミー管の洗浄操
作も簡単に行えて作業員の負担を軽減することができ
る。また、トレミー管を臨木の上に横置きにして積載し
た場合のようにトレミー管保管用の広い場所を取らず、
保管場所が乱雑になることが防止され、更にトレミー管
の崩落事故は発生しないので、作業員の安全性が高めら
れるという大きな効果が得られる。
【0026】従って本発明によれば、地中孔内に生コン
クリート又は泥土モルタル等を流し込んで打設する工法
におけるトレミー管の操作性を高めるとともに該トレミ
ー管の洗浄作業を容易とし、保管時における崩落事故を
なくして安全性と能率アップをはかったトレミー管を使
用した泥土モルタルの打設工法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた地中孔への芯材建込及び泥土モ
ルタル打設例を示す概要図。
【図2】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図3】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図4】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図5】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図6】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図7】本発明を用いた泥土モルタル打設例を示す概要
図。
【図8】泥土モルタルの打設完了図。
【図9】本発明で用いたトレミー管の供給・保管ラック
を示す平面図。
【図10】図9の供給・保管ラックの正面図。
【図11】図9の供給・保管ラックの右側面図。
【図12】図10のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】 1…地中孔 2…クレーン 2a…フック 3…芯材ガイドベース 3a…芯材仮受材 3b…芯材ガイドアングル 4…芯材 5…メイントラバーサ 6…ネジコン用トラバーサ 7…幅止めプレート 8…ネジコン受 9…(トレミー管の)供給・保管ラック 10,10a,10b,10c…トレミー管 11…分配機 12…コンクリートミキサー 20…ラック本体 21…区画部 22…横桁材 23…底板 24…作業用デッキ 25…支持部材 26…手摺り部 整理番号 P3303

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    打設の進行に応じてラック本体に起立した状態に収納さ
    れた任意の長さのトレミー管をクレーンのフックを用い
    て吊り上げて供給することを特徴とするトレミー管を使
    用した泥土モルタルの打設工法。
  2. 【請求項2】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    打設の進行に応じてラック本体に起立した状態に収納さ
    れた任意の長さのトレミー管をクレーンのフックを用い
    て吊り上げて供給するとともに、揚上するトレミー管を
    供給・保管ラックに収納することを特徴とするトレミー
    管を使用した泥土モルタルの打設工法。
  3. 【請求項3】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    打設の進行に応じてラック本体に起立した状態に収納さ
    れた任意の長さのトレミー管をクレーンのフックを用い
    て吊り上げて、複数本を連結した後、該連結した複数本
    を単位として地中孔に供給することを特徴とするトレミ
    ー管を使用した泥土モルタルの打設工法。
  4. 【請求項4】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    この供給・保管ラックの作業用デッキを利用して、打設
    の進行に応じてラック本体の内部に形成された区画部内
    に起立した状態に収納された任意の長さのトレミー管を
    クレーンのフックを用いて吊り上げて供給することを特
    徴とするトレミー管を使用した泥土モルタルの打設工
    法。
  5. 【請求項5】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    この供給・保管ラックの作業用デッキを利用して、打設
    の進行に応じてラック本体の内部に形成された区画部内
    に起立した状態に収納された任意の長さのトレミー管を
    クレーンのフックを用いて吊り上げて供給するととも
    に、地中孔から揚上するトレミー管を取り外して供給・
    保管ラックに収納することを特徴とするトレミー管を使
    用した泥土モルタルの打設工法。
  6. 【請求項6】 掘削した地中孔に所定の配筋をした後、
    該地中孔内に相互に連結したトレミー管を挿入し、この
    トレミー管を介して泥土モルタルを流し込んで打設する
    工法において、 トレミー管の供給・保管ラックを現場近傍に配置して、
    この供給・保管ラックの作業用デッキを利用して、打設
    の進行に応じてラック本体の内部に形成された区画部内
    に起立した状態に収納された任意の長さのトレミー管を
    クレーンのフックを用いて吊り上げて、複数本を連結し
    た後、該連結した複数本を単位として地中孔に供給する
    ことを特徴とするトレミー管を使用した泥土モルタルの
    打設工法。
  7. 【請求項7】 前記トレミー管の供給・保管ラックは、
    長さの異なるトレミー管を個別に収納する区画部が形成
    されたラック本体と、このラック本体の周囲を取り囲む
    位置に架設された作業用デッキとを具備してなる請求項
    4,5又は6に記載のトレミー管を使用した泥土モルタ
    ルの打設工法。
  8. 【請求項8】 前記ラック本体は強度部材で構成され、
    内部に横桁材と底板を配設して、長さの異なるトレミー
    管の下端部を該横桁材と底板に支持した状態として収納
    した請求項7に記載のトレミー管を使用した泥土モルタ
    ルの打設工法。
  9. 【請求項9】 前記作業用デッキは、ラック本体の周囲
    を取り囲む位置と、該ラック本体の略中央部分を横断す
    る位置に架設した請求項7に記載のトレミー管を使用し
    た泥土モルタルの打設工法。
JP2001216772A 2001-07-17 2001-07-17 トレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法 Expired - Fee Related JP3445981B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101216716B1 (ko) * 2010-11-03 2012-12-28 주식회사 동아지질 지중 연속벽 및 이의 시공방법

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