JP2003026630A - カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類の製造法 - Google Patents
カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類の製造法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】高純度であり、色相が良好でかつ写真性能に悪
影響を与える硫黄分を実質的に含まないカラーカプラー
中間体用カルボン酸クロリド類を工業的に容易に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 一価のカルボン酸からカルボン酸クロリ
ドを製造する方法において、炭素数10以下の芳香族系
溶媒中で、一価のカルボン酸1モルに対して0.2モル
から1.5モルのN,N−ジメチルホルムアミド存在下
に、0.5〜1.0モルのオキシ塩化燐と反応させた
後、分液処理により副生物を除去することを特徴とする
カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類の製造
法。
影響を与える硫黄分を実質的に含まないカラーカプラー
中間体用カルボン酸クロリド類を工業的に容易に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 一価のカルボン酸からカルボン酸クロリ
ドを製造する方法において、炭素数10以下の芳香族系
溶媒中で、一価のカルボン酸1モルに対して0.2モル
から1.5モルのN,N−ジメチルホルムアミド存在下
に、0.5〜1.0モルのオキシ塩化燐と反応させた
後、分液処理により副生物を除去することを特徴とする
カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類の製造
法。
Description
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、カラーカプラーの性能に悪影響
を及ぼす硫黄分を実質的に含まず、高純度で色相の良好
なカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリドの製造法
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】カラーカプラーとしては、少なくとも1
個のアミノ基を有する化合物と一価のカルボン酸クロリ
ドから合成されるカルボン酸アミド類が多く用いられて
いる。カラーカプラーの化学的性状としては化学的に高
純度であることのみならず、色相が良好でかつ写真性能
に悪影響を与える硫黄分を実質的に含まない化合物が求
められ、その中間体である一価のカルボン酸クロリドに
おいてもカラーカプラーと同等の性状が求められてい
る。 【0003】カルボン酸クロリドを製造する方法とし
て、クロル化剤として五塩化燐、三塩化燐、ホスゲン、
塩化チオニルおよびオキシ塩化燐をカルボン酸に反応さ
せる方法が知られている。 【0004】これらの内、五塩化燐は、吸湿性固体であ
り、他のクロル化剤に比べて、取り扱いに難がある。ま
た、高価であるため、経済的に不利である。 【0005】三塩化燐は、広く工業的に用いられている
が、反応性に劣り、高純度の酸クロリドが得にくく、且
つ高い収率は得られない。 【0006】ホスゲンは毒性が強い気体でボンベでの取
り扱いが難しい為、ホスゲンを製造している工場に近接
している所に製造場所が実質上限定される。 【0007】塩化チオニルは容易に酸クロリドが得られ
るが、写真性能に悪影響を与える硫黄分の混入が避けら
れず、カラーカプラー用原料として用いうるレベルまで
硫黄分を除去するには、収率の低下が避けられない。 【0008】オキシ塩化燐は、N,N−ジメチルホルムア
ルデヒドなどを触媒として用いてカルボン酸と反応させ
た場合、反応性にすぐれるが、副生成物が主に飴状のメ
タリン酸であり、反応混合物が高粘度のスラリー状にな
るため分液分離が難しく、副生成物を除去する際にカル
ボン酸クロリドが損失し、収率が低下することが特開平
10−287611号公報に記載されている。 【0009】また、オキシ塩化リンとカルボン酸のアル
カリ金属塩とを反応させて酸クロリドを合成する方法が
「METHODEN DER ORGANISCHEN
CHEMIE BAND VIII」に記載されてい
るが、カルボン酸から直接カルボン酸クロリドを合成す
る場合に比べ、カルボン酸アルカリ金属塩を合成する工
程が増えるため、経済的に不利となる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の事情に照らし、高純度であり、色相が良好でかつ写真
性能に悪影響を与える硫黄分を実質的に含まないカラー
カプラー中間体用カルボン酸クロリド類を工業的に容易
に製造する方法を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対して、鋭意検討した結果、一価のカルボン酸から
カルボン酸クロリドを製造する方法において、特定の芳
香族系溶媒中で一価のカルボン酸1モルに対して特定量
のN,N−ジメチルホルムアミド存在下に特定量のオキ
シ塩化燐と反応させた後、分液処理により副生物を除去
することにより、従来の欠点である反応混合物が高粘度
のスラリー状になるため分液分離が難しく、副生成物を
除去する際にカルボン酸クロリドが損失し、収率が低下
するという問題が解決でき、高純度であり、色相が良好
でかつ写真性能に悪影響を与える硫黄分を実質的に含ま
ないカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類が工
業的に容易に得られることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、 一価のカルボン酸か
らカルボン酸クロリドを製造する方法において、炭素数
10以下の芳香族系溶媒中で、一価のカルボン酸1モル
に対して0.2モルから1.5モルのN,N−ジメチル
ホルムアミド存在下に0.5〜1.0モルのオキシ塩化
燐と反応させた後、分液処理により副生物を除去するこ
とにより、カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド
類を製造する方法に関するものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる炭素数10以下の芳香族系溶媒として
は、トルエン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼン、
クロロベンゼン等が挙げられ、好ましくはトルエン、キ
シレンが用いられる。また、炭素数10以下の芳香族系
溶媒は通常カルボン酸100重量部に対して50重量部
〜200重量部用いられる。50重量部より少ない場合
には反応後の副生成物の除去時にカルボン酸クロリドが
損失し、収率が低下し、200重量部より多い場合は、
生産性が低下し、経済的に好ましくない。 【0013】本発明で用いられる一価のカルボン酸とし
ては、カラーカプラー用原料として使用される一価のカ
ルボン酸が適用され、好ましくはパルミチン酸、ステア
リン酸、2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
キシ)酪酸、2−(2−メチルフェノキシ)ミリスチン
酸等が用いられる。 【0014】本発明で用いられるN,N−ジメチルホル
ムアミドは、カルボン酸1モル対して0.2〜1.5モ
ル使用され、好ましくは0.3〜1.0モルの範囲で使
用される。N,N−ジメチルホルムアミドの量が0.2
モルより少ない場合は反応が完結しないか、反応時間が
長くなり過ぎ、1.5モルより量が多い場合は不純物が
増加し、経済的にも好ましくない。 【0015】本発明に用いられるオキシ塩化燐は、カル
ボン酸1モル対して0.5〜1.0モル使用され、好ま
しくは、カルボン酸1モルに対して0.5〜0.7モル
の範囲で使用される。オキシ塩化燐の量が0.5モルよ
り少ない場合は反応が完結しないか、反応時間が長くな
り過ぎ、反応後の副生物の粘度が高くなり過ぎて、有機
溶媒層と副生成物含有層の分液が難くなり、1.0モル
より多い場合は不純物が増加するので好ましくない。 【0016】反応原料の仕込み方法は特に限定されるも
のではなく、N,N−ジメチルホルムアミドとオキシ塩
化燐を混合したものにカルボン酸を加える方法やN,N
−ジメチルホルムアミドとカルボン酸の混合物にオキシ
塩化燐を加える方法が可能であり、炭素数10以下の芳
香族系溶媒は最初に仕込んでおいても、最後に注入して
もよく、上記反応原料の少なくとも、1つを溶解した溶
液で注入してもよい。 【0017】本発明におけるカルボン酸クロリドの合成
反応は、通常0〜80℃でおこなわれ、好ましくは20
〜50℃でおこなわれる。温度が0℃より低いと反応が
完結しないか、反応時間が長くなり過ぎ、80℃より高
いと生成した酸クロリドが着色し易くなり、不純物が増
加するので好ましくない。 【0018】 【発明の効果】本発明のカラーカプラー中間体用カルボ
ン酸クロリドの製造法によれば、高純度で、色相が良好
であり、かつ写真性能に悪影響を与える硫黄分を実質的
に含まないカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド
類が工業的に容易に得られる。 【0019】 【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。硫黄分は、試料を酸素
炎燃焼の前処理をした後、硫酸イオンとしてイオンクロ
マトグラフィーにより定量した分析値を硫黄に換算し、
酸クロリド重量を基準とした濃度で示した。 また、色
相(APHA)はJIS K 0071に準拠した方法
で測定した。 【0020】 【実施例1】パルミチン酸256.4g(1.0モル)と
トルエン256.4gを1Lフラスコに仕込み、N,N−
ジメチルホルムアミド49.0g(0.67モル)を仕込
む。窒素雰囲気下、25℃に保温してオキシ塩化燐10
7.3g(0.70モル)を2時間で滴下し、更に30℃
で3時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。
同温度で0.5時間静置することによりトルエン層と副
生成物層は容易に分液された。次いで、下層に分離する
副生物を分液除去し、パルミチン酸クロリドのトルエン
溶液532.0gを得た。パルミチン酸クロリドの含有
量を分析した結果、パルミチン酸基準で収率は99.5
%で、上記トルエン溶液を50w/w%に濃度調整した
ものの色相(APHA)は30であり、硫黄の含有量を
分析した結果、1.0ppm未満(検出限界以下)であ
った。 【0021】 【参考例1】実施例1で得られたパルミチン酸クロリド
のトルエン溶液(50w/w%)55.0g(0.1モ
ル)と2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェ
ノール20.6g( 0.1モル)を45℃で4時間反応
し、溶媒を留去、晶析、濾過することにより白色結晶の
N−(3,5−ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロキシ
フェニル)ヘキサデカンアミドが42.3g得られた。純
度は99.8%で、パルミチン酸クロリド基準で収率95
%であった。 【0022】 【実施例2】2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフ
ェノキシ)酪酸320.5g(1.0モル)とキシレン
500gを1Lフラスコに仕込み、N,N−ジメチルホ
ルムアミド24.1g(0.33モル)を仕込む。窒素
雰囲気下、35℃に保温してオキシ塩化燐107.3g
(0.70モル)を2時間で滴下し、更に50℃で12
時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。同温
度で0.5時間静置することによりキシレン層と副生成
物層は容易に分液された。次いで、下層に分離する副生
物を分液除去し、2−(2,4−ジ−tert−ペンチ
ルフェノキシ)酪酸クロリドのキシレン溶液830gを
得た。2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキ
シ)酪酸クロリドの含有量を分析した結果、2−(2,
4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ)酪酸基準で収
率は99.0%で、上記キシレン溶液を50w/w%に濃
度調整したものの色相(APHA)は100であり、硫
黄の含有量を分析した結果、1.0ppm未満(検出限
界以下)であった。 【0023】 【参考例2】実施例2で得られた2−(2,4−ジ−t
ert−ペンチルフェノキシ)酪酸クロリドのキシレン
溶液(50w/w%)67.8g(0.1モル)と2−ア
ミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェノール20.
6g( 0.1モル)を45℃で4時間反応し、溶媒を留
去、晶析、濾過することにより白色結晶の2−(2,4
−ジ−tert−アミルフェノキシ)−N−(3,5−
ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンアミドが48.4g得られ、純度は99.9%で、2−
(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ)酪酸ク
ロリド基準で収率95%であった。 【0024】 【比較例1】パルミチン酸256.4g(1.0モル)と
トルエン256.4gを1Lフラスコに仕込み、N,N−
ジメチルホルムアミド0.7g(0.01モル)を仕込
む。窒素雰囲気下、50℃に保温して塩化チオニル14
2.8g(1.20モル)を2時間で滴下し、更に50℃
で5時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。
更に、同温度で、3 Kpaの減圧下で濃縮し、未反応の塩
化チオニルとトルエンを留去して、パルミチン酸クロリ
ド280.1gを得た。パルミチン酸クロリドの含有量を
分析した結果、パルミチン酸基準で収率は99.0%で、
トルエンにて50w/w%に濃度調整したものの色相
(APHA)は150であった。硫黄の含有量を分析し
た結果、1000ppm含まれていた。 【0025】 【参考例3】比較例1で調整したパルミチン酸クロリド
のトルエン溶液(50w/w%)55.0g(0.1モ
ル)と2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェ
ノール20.6g( 0.1モル)とを45℃で4時間反
応し、溶媒を留去、晶析、濾過することにより、褐色結
晶のN−(3,5−ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ヘキサデカンアミドが42.5g得られ、
純度は99.3%で、パルミチン酸クロリド基準で収率9
5%であった。白色結晶を得る為にジクロロエタンを用
いて再結晶処理をおこなったが微黄色結晶しか得られ
ず、再結晶処理後の収率も80%となった。 【0026】 【比較例2】オキシ塩化燐の代わりに三塩化燐を96.
1g用いる以外は実施例2と同様に行った結果、反応が
完結せず、収率は85%であった。しかも副生物の粘度
が高くなり過ぎて分液除去することが出来なかった。 【0027】 【比較例3】パルミチン酸256.4g(1.0モル)を
1Lフラスコに仕込み、N,N−ジメチルホルムアミド
0.7g(0.01モル)を仕込む。窒素雰囲気下、2
5℃に保温してオキシ塩化燐107.3g(0.70モ
ル)を2時間で滴下し、更に30℃で3時間保温撹拌し
たが、反応が完結せず、反応液も褐色に着色し、収率も
50%であった。しかも副生物の粘度が高くなり過ぎて
分液除去することができなかった。
を及ぼす硫黄分を実質的に含まず、高純度で色相の良好
なカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリドの製造法
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】カラーカプラーとしては、少なくとも1
個のアミノ基を有する化合物と一価のカルボン酸クロリ
ドから合成されるカルボン酸アミド類が多く用いられて
いる。カラーカプラーの化学的性状としては化学的に高
純度であることのみならず、色相が良好でかつ写真性能
に悪影響を与える硫黄分を実質的に含まない化合物が求
められ、その中間体である一価のカルボン酸クロリドに
おいてもカラーカプラーと同等の性状が求められてい
る。 【0003】カルボン酸クロリドを製造する方法とし
て、クロル化剤として五塩化燐、三塩化燐、ホスゲン、
塩化チオニルおよびオキシ塩化燐をカルボン酸に反応さ
せる方法が知られている。 【0004】これらの内、五塩化燐は、吸湿性固体であ
り、他のクロル化剤に比べて、取り扱いに難がある。ま
た、高価であるため、経済的に不利である。 【0005】三塩化燐は、広く工業的に用いられている
が、反応性に劣り、高純度の酸クロリドが得にくく、且
つ高い収率は得られない。 【0006】ホスゲンは毒性が強い気体でボンベでの取
り扱いが難しい為、ホスゲンを製造している工場に近接
している所に製造場所が実質上限定される。 【0007】塩化チオニルは容易に酸クロリドが得られ
るが、写真性能に悪影響を与える硫黄分の混入が避けら
れず、カラーカプラー用原料として用いうるレベルまで
硫黄分を除去するには、収率の低下が避けられない。 【0008】オキシ塩化燐は、N,N−ジメチルホルムア
ルデヒドなどを触媒として用いてカルボン酸と反応させ
た場合、反応性にすぐれるが、副生成物が主に飴状のメ
タリン酸であり、反応混合物が高粘度のスラリー状にな
るため分液分離が難しく、副生成物を除去する際にカル
ボン酸クロリドが損失し、収率が低下することが特開平
10−287611号公報に記載されている。 【0009】また、オキシ塩化リンとカルボン酸のアル
カリ金属塩とを反応させて酸クロリドを合成する方法が
「METHODEN DER ORGANISCHEN
CHEMIE BAND VIII」に記載されてい
るが、カルボン酸から直接カルボン酸クロリドを合成す
る場合に比べ、カルボン酸アルカリ金属塩を合成する工
程が増えるため、経済的に不利となる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の事情に照らし、高純度であり、色相が良好でかつ写真
性能に悪影響を与える硫黄分を実質的に含まないカラー
カプラー中間体用カルボン酸クロリド類を工業的に容易
に製造する方法を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対して、鋭意検討した結果、一価のカルボン酸から
カルボン酸クロリドを製造する方法において、特定の芳
香族系溶媒中で一価のカルボン酸1モルに対して特定量
のN,N−ジメチルホルムアミド存在下に特定量のオキ
シ塩化燐と反応させた後、分液処理により副生物を除去
することにより、従来の欠点である反応混合物が高粘度
のスラリー状になるため分液分離が難しく、副生成物を
除去する際にカルボン酸クロリドが損失し、収率が低下
するという問題が解決でき、高純度であり、色相が良好
でかつ写真性能に悪影響を与える硫黄分を実質的に含ま
ないカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類が工
業的に容易に得られることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、 一価のカルボン酸か
らカルボン酸クロリドを製造する方法において、炭素数
10以下の芳香族系溶媒中で、一価のカルボン酸1モル
に対して0.2モルから1.5モルのN,N−ジメチル
ホルムアミド存在下に0.5〜1.0モルのオキシ塩化
燐と反応させた後、分液処理により副生物を除去するこ
とにより、カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド
類を製造する方法に関するものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる炭素数10以下の芳香族系溶媒として
は、トルエン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼン、
クロロベンゼン等が挙げられ、好ましくはトルエン、キ
シレンが用いられる。また、炭素数10以下の芳香族系
溶媒は通常カルボン酸100重量部に対して50重量部
〜200重量部用いられる。50重量部より少ない場合
には反応後の副生成物の除去時にカルボン酸クロリドが
損失し、収率が低下し、200重量部より多い場合は、
生産性が低下し、経済的に好ましくない。 【0013】本発明で用いられる一価のカルボン酸とし
ては、カラーカプラー用原料として使用される一価のカ
ルボン酸が適用され、好ましくはパルミチン酸、ステア
リン酸、2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
キシ)酪酸、2−(2−メチルフェノキシ)ミリスチン
酸等が用いられる。 【0014】本発明で用いられるN,N−ジメチルホル
ムアミドは、カルボン酸1モル対して0.2〜1.5モ
ル使用され、好ましくは0.3〜1.0モルの範囲で使
用される。N,N−ジメチルホルムアミドの量が0.2
モルより少ない場合は反応が完結しないか、反応時間が
長くなり過ぎ、1.5モルより量が多い場合は不純物が
増加し、経済的にも好ましくない。 【0015】本発明に用いられるオキシ塩化燐は、カル
ボン酸1モル対して0.5〜1.0モル使用され、好ま
しくは、カルボン酸1モルに対して0.5〜0.7モル
の範囲で使用される。オキシ塩化燐の量が0.5モルよ
り少ない場合は反応が完結しないか、反応時間が長くな
り過ぎ、反応後の副生物の粘度が高くなり過ぎて、有機
溶媒層と副生成物含有層の分液が難くなり、1.0モル
より多い場合は不純物が増加するので好ましくない。 【0016】反応原料の仕込み方法は特に限定されるも
のではなく、N,N−ジメチルホルムアミドとオキシ塩
化燐を混合したものにカルボン酸を加える方法やN,N
−ジメチルホルムアミドとカルボン酸の混合物にオキシ
塩化燐を加える方法が可能であり、炭素数10以下の芳
香族系溶媒は最初に仕込んでおいても、最後に注入して
もよく、上記反応原料の少なくとも、1つを溶解した溶
液で注入してもよい。 【0017】本発明におけるカルボン酸クロリドの合成
反応は、通常0〜80℃でおこなわれ、好ましくは20
〜50℃でおこなわれる。温度が0℃より低いと反応が
完結しないか、反応時間が長くなり過ぎ、80℃より高
いと生成した酸クロリドが着色し易くなり、不純物が増
加するので好ましくない。 【0018】 【発明の効果】本発明のカラーカプラー中間体用カルボ
ン酸クロリドの製造法によれば、高純度で、色相が良好
であり、かつ写真性能に悪影響を与える硫黄分を実質的
に含まないカラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド
類が工業的に容易に得られる。 【0019】 【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。硫黄分は、試料を酸素
炎燃焼の前処理をした後、硫酸イオンとしてイオンクロ
マトグラフィーにより定量した分析値を硫黄に換算し、
酸クロリド重量を基準とした濃度で示した。 また、色
相(APHA)はJIS K 0071に準拠した方法
で測定した。 【0020】 【実施例1】パルミチン酸256.4g(1.0モル)と
トルエン256.4gを1Lフラスコに仕込み、N,N−
ジメチルホルムアミド49.0g(0.67モル)を仕込
む。窒素雰囲気下、25℃に保温してオキシ塩化燐10
7.3g(0.70モル)を2時間で滴下し、更に30℃
で3時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。
同温度で0.5時間静置することによりトルエン層と副
生成物層は容易に分液された。次いで、下層に分離する
副生物を分液除去し、パルミチン酸クロリドのトルエン
溶液532.0gを得た。パルミチン酸クロリドの含有
量を分析した結果、パルミチン酸基準で収率は99.5
%で、上記トルエン溶液を50w/w%に濃度調整した
ものの色相(APHA)は30であり、硫黄の含有量を
分析した結果、1.0ppm未満(検出限界以下)であ
った。 【0021】 【参考例1】実施例1で得られたパルミチン酸クロリド
のトルエン溶液(50w/w%)55.0g(0.1モ
ル)と2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェ
ノール20.6g( 0.1モル)を45℃で4時間反応
し、溶媒を留去、晶析、濾過することにより白色結晶の
N−(3,5−ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロキシ
フェニル)ヘキサデカンアミドが42.3g得られた。純
度は99.8%で、パルミチン酸クロリド基準で収率95
%であった。 【0022】 【実施例2】2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフ
ェノキシ)酪酸320.5g(1.0モル)とキシレン
500gを1Lフラスコに仕込み、N,N−ジメチルホ
ルムアミド24.1g(0.33モル)を仕込む。窒素
雰囲気下、35℃に保温してオキシ塩化燐107.3g
(0.70モル)を2時間で滴下し、更に50℃で12
時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。同温
度で0.5時間静置することによりキシレン層と副生成
物層は容易に分液された。次いで、下層に分離する副生
物を分液除去し、2−(2,4−ジ−tert−ペンチ
ルフェノキシ)酪酸クロリドのキシレン溶液830gを
得た。2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキ
シ)酪酸クロリドの含有量を分析した結果、2−(2,
4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ)酪酸基準で収
率は99.0%で、上記キシレン溶液を50w/w%に濃
度調整したものの色相(APHA)は100であり、硫
黄の含有量を分析した結果、1.0ppm未満(検出限
界以下)であった。 【0023】 【参考例2】実施例2で得られた2−(2,4−ジ−t
ert−ペンチルフェノキシ)酪酸クロリドのキシレン
溶液(50w/w%)67.8g(0.1モル)と2−ア
ミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェノール20.
6g( 0.1モル)を45℃で4時間反応し、溶媒を留
去、晶析、濾過することにより白色結晶の2−(2,4
−ジ−tert−アミルフェノキシ)−N−(3,5−
ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンアミドが48.4g得られ、純度は99.9%で、2−
(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ)酪酸ク
ロリド基準で収率95%であった。 【0024】 【比較例1】パルミチン酸256.4g(1.0モル)と
トルエン256.4gを1Lフラスコに仕込み、N,N−
ジメチルホルムアミド0.7g(0.01モル)を仕込
む。窒素雰囲気下、50℃に保温して塩化チオニル14
2.8g(1.20モル)を2時間で滴下し、更に50℃
で5時間保温撹拌することにより反応を完結せしめた。
更に、同温度で、3 Kpaの減圧下で濃縮し、未反応の塩
化チオニルとトルエンを留去して、パルミチン酸クロリ
ド280.1gを得た。パルミチン酸クロリドの含有量を
分析した結果、パルミチン酸基準で収率は99.0%で、
トルエンにて50w/w%に濃度調整したものの色相
(APHA)は150であった。硫黄の含有量を分析し
た結果、1000ppm含まれていた。 【0025】 【参考例3】比較例1で調整したパルミチン酸クロリド
のトルエン溶液(50w/w%)55.0g(0.1モ
ル)と2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−エチルフェ
ノール20.6g( 0.1モル)とを45℃で4時間反
応し、溶媒を留去、晶析、濾過することにより、褐色結
晶のN−(3,5−ジクロロ−4−エチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ヘキサデカンアミドが42.5g得られ、
純度は99.3%で、パルミチン酸クロリド基準で収率9
5%であった。白色結晶を得る為にジクロロエタンを用
いて再結晶処理をおこなったが微黄色結晶しか得られ
ず、再結晶処理後の収率も80%となった。 【0026】 【比較例2】オキシ塩化燐の代わりに三塩化燐を96.
1g用いる以外は実施例2と同様に行った結果、反応が
完結せず、収率は85%であった。しかも副生物の粘度
が高くなり過ぎて分液除去することが出来なかった。 【0027】 【比較例3】パルミチン酸256.4g(1.0モル)を
1Lフラスコに仕込み、N,N−ジメチルホルムアミド
0.7g(0.01モル)を仕込む。窒素雰囲気下、2
5℃に保温してオキシ塩化燐107.3g(0.70モ
ル)を2時間で滴下し、更に30℃で3時間保温撹拌し
たが、反応が完結せず、反応液も褐色に着色し、収率も
50%であった。しかも副生物の粘度が高くなり過ぎて
分液除去することができなかった。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 一色 恒喜
大阪市淀川区西三国4丁目2番11号 田岡
化学工業株式会社内
Fターム(参考) 4H006 AA02 AA03 AB84 AC30 AC47
AD16 BA51 BB11 BC31 BC34
BE54
4H039 CA65 CD30
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一価のカルボン酸からカルボン酸クロリド
を製造する方法において、炭素数10以下の芳香族系溶
媒中で、一価のカルボン酸1モルに対して0.2モルか
ら1.5モルのN,N−ジメチルホルムアミド存在下
に、0.5〜1.0モルのオキシ塩化燐と反応させた
後、分液処理により副生物を除去することを特徴とする
カラーカプラー中間体用カルボン酸クロリド類の製造
法。
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