JP2003026541A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2003026541A
JP2003026541A JP2001209303A JP2001209303A JP2003026541A JP 2003026541 A JP2003026541 A JP 2003026541A JP 2001209303 A JP2001209303 A JP 2001209303A JP 2001209303 A JP2001209303 A JP 2001209303A JP 2003026541 A JP2003026541 A JP 2003026541A
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oil
poe
acid
hair cosmetic
alcohol
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JP2001209303A
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Taizo Fujiyama
泰三 藤山
Hiromi Tanaka
広美 田中
Hiroshi Momose
浩 百瀬
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セット力があり、セット剤化合物を配合した
場合においても詰り現象が起こらず、使用感も優れてい
る、ノンガスタイプの噴霧用毛髪化粧料を提供するこ
と。 【解決手段】 両性樹脂とカチオン性樹脂と油分とアル
コールと水とを含有し、ノンガスタイプの噴霧容器に充
填する毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関す
る。更に詳しくは、噴射剤を使用しないノンガスタイプ
の噴霧器に充填する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】整髪、セットキープを目的とするヘアス
プレーは、アルコール若しくはアルコール−水混合溶媒
中にセット剤樹脂化合物を含む原液と、噴射剤となる液
化ガスとを、エアゾール缶に密閉してエアゾール式ヘア
スプレーとして使用されている。
【0003】これらのエアゾール式ヘアスプレーは、 噴射剤として液化ガスを使用している、 原液中に多量のアルコールが存在する、 等の理由から、極度に高温になると最悪の場合は破裂す
る危険性がある。また、可燃性液化ガスの場合は引火す
る危険性もある。さらに、近年の地球環境を保護すると
いう立場からは、エアゾール式ヘアスプレーにおける液
化ガスの使用は必ずしも好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の観点から、噴射
剤の液化ガスを圧縮ガスに変更する方法が考えられる。
しかしながら、圧縮ガスに変更した場合、原液にセット
剤樹脂化合物が含まれると、アクチュエーター内穴で固
化し、詰まり現象(アクチュエーターを押しても中味が
噴出されない状態)を生じてしまうという問題点があ
る。
【0005】これに対して、ディスペンサー容器に充填
したノンガスタイプの整髪ローションが開発されてい
る。しかしながら、セット剤樹脂を十分に配合した良好
なセット力を有する毛髪化粧料は、ディスペンサー容器
の霧状にスプレーする能力の点から、必ずしも満足でき
るものは開発されていない。このディスペンサー容器の
スプレー能力の観点から、セット剤樹脂を十分に配合し
たセット力のある毛髪化粧料をスプレーすると、毛髪に
塗布したときにべたついたり、なめらかさがなくなった
り、さらには、好ましい霧状にスプレーすることが困難
であるといった問題点があった。
【0006】本発明は、上述の観点からなされたもので
あり、その目的は、十分なセット力を有する毛髪化粧料
であって、噴射剤を使用しないノンガスタイプの噴霧器
に充填する毛髪化粧料を提供することである。毛髪塗布
時のなめらかさがあり、べたつきがない毛髪化粧料の開
発は極めて困難であったが、本発明によって、十分なセ
ット力があって、かつその使用感にも優れた、ディスペ
ンサータイプの毛髪化粧料を提供できる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の通りであ
る。
【0008】(1)両性樹脂とカチオン性樹脂と油分と
アルコールと水とを含有し、ノンガスタイプの噴霧容器
に充填する毛髪化粧料 (2)前記油分がシリコーン油である上記の毛髪化粧料 (3)さらにグリセリンを含有する上記の毛髪化粧料 (4)前記噴霧容器が、チップ口径0.35〜0.7m
mのディスペンサー容器である上記の毛髪化粧料
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明の毛髪化粧料は、噴射剤を使用しな
いノンガスタイプの噴霧器に充填する原液である。
【0011】その主成分となる溶液は、水とアルコール
の混合溶液である。アルコールはエタノールが好まし
く、通常、95%エタノールを用いる。水とアルコール
の合計の配合量は、原液となる組成物全量に対して、7
0〜90%(質量百分率)が好ましい。また、水とアル
コールの量は、セット剤樹脂として機能する両性樹脂及
びカチオン性樹脂(セット剤樹脂:両者の合計)に対し
て、重量比で、セット剤樹脂:水及びアルコール=1:
25〜1:100である。
【0012】本発明に好ましい両性樹脂は以下の一般式
(1)で表されるジアルキルアミノエチルアクリレー
ト、ジアルキルアミノエチルメタクリレート、ダイアセ
トアクリルアミド等とアクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル等を共重合し、ハロゲン化酢酸で両性化した化合物が
挙げられる。
【化1】 (1)(式中、n:m=2:8〜8:2の範囲にある重
合単位数を表わす数であり、重量平均分子量は5000
0〜500000の範囲である。R1およびR6は水素
原子またはメチル基、R3およびR4は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル基、R2およびR5は1〜4個の
炭素原子を有するアルキレン基、R7は1〜24個の炭
素原子を有する飽和または不飽和のアルキル基、Aは酸
素原子またはNH基またはなし。)
【0013】本発明において、最も好ましい両性樹脂は
以下の一般式(2)で表わされる、N−メタクリロイル
オキシエチル−N、N’−ジメチルアンモニウム−α−
N−メチルカルボキシルベタイン・メタクリル酸ブチル
エステル共重合体である。上市品として、ユカフォーマ
ーR205S,ユカフォーマーR402、ユカフォーマ
ーSM,ユカフォーマーW,ユカフォーマー202、ユ
カフォーマー301、ユカフォーマー501(三菱化学
社製)がある。
【化2】 (2)(式中、n:m=3:7〜7:3の範囲にある重
合単位数を表わす数であり、重量平均分子量は10万〜
40万の範囲である。Rは1〜12個の炭素原子を有す
る飽和または不飽和のアルキル基を表わす。)
【0014】また、本発明において、最も好ましい両性
樹脂は以下の一般式(3)で表わされる、ベタイン型両
性高分子である。上市品として、RAMレジン(大阪有
機化学株式会社製)がある。
【化3】 (3)(式中、R1は炭素原子数1〜24のアルキル基
を表わす。a、b、cは、重合単位数を表わし、構成単
位数でa:b:c=30〜50:20〜30:25〜4
5の範囲にある。)
【0015】本発明に使用する好ましいカチオン性樹脂
としては、(1)ビニルピロリドン・ジメチルアミノエ
チルメタクリレート共重合体カチオン化物〔上市品とし
て、ガフコート755、ガフコート734(米国GAF
社製)等がある。〕、(2)一般式(4)で表わされ
る、メタクリル酸アルキルエステル−アクリル酸アルキ
ルエステル共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメ
チルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸液
である。上市品として、H.C.ポリマー1、H.C.
ポリマー1N、H.C.ポリマー2、H.C.ポリマー
2L(大坂有機化学株式会社製)がある。
【化4】 (4)(式中、R1、R6はそれぞれ独立に水素原子、炭
素原子数1〜6のアルキル基を表わす。R2は炭素原子
数1〜10のアルキレン基を表わし、R3、R4、R5
それぞれ独立に炭素原子数1〜24のアルキレン基を表
わす。Aは酸素原子またはNH基を表わすか、Aを有し
ない。Xはハロゲン原子、R’SO4(但しR’は炭素
原子数1〜6のアルキル基)を表わす。t、uは構成単
位数を表わし、t/u=2/8〜8/2である。重量平
均分子量は10万〜150万である。)
【0016】両性樹脂とカチオン性樹脂の配合量は毛髪
化粧料の原液全量中、0.1〜20%(質量百分率)で
あり、好ましくは2〜10%(質量百分率)である。両
性樹脂とカチオン性樹脂の配合比は適宜決定される。
【0017】本発明に用いる油分は、液体油脂、固体油
脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、
エステル油、シリコーン油である。液体油脂としては、
例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミ
アナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、
ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽
油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、
綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、
コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽
油、トリグリセリン等が挙げられる。固体油脂として
は、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パ
ーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛
骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化
ヒマシ油等が挙げられる。ロウとしては、例えば、ミツ
ロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイ
ベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカ
ロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラ
ノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピ
ル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロ
ウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコ
ールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POE
コレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレン
グリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル
等が挙げられる。炭化水素油としては、例えば、流動パ
ラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パ
ラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロ
クリスタリンワックス等が挙げられる。高級脂肪酸とし
ては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ウンデシ
レン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リ
ノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサ
ヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。高級アルコー
ルとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝
鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエー
テル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、
ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロー
ル、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。エステ
ル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オ
クタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パル
ミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン
酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシ
ル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、
乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチ
ル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステ
アリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレ
ングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステ
ル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカ
プリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステ
アリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-
2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチ
ルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘ
キサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリ
イソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸ト
リメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエー
ト、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸
グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライ
ド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイ
ル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウン
デシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グ
ルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸
ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシ
ン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデ
シル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘ
キシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-
エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン
(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポ
リシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメ
チルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形
成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性
ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエー
テル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサ
ン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
【0018】油分はシリコーン油が好ましい。シリコー
ン油の中でも、ジメチルポリシロキサンとメチルフェニ
ルポリシロキサンが好ましい。
【0019】油分の配合量は毛髪化粧料の原液全量中、
通常、0.1〜20%(質量百分率)であり、好ましく
は1〜10%(質量百分率)である。
【0020】本発明においては、さらにグリセリンを配
合することが好ましく、その配合量は毛髪化粧料の原液
全量中、通常、0.1〜20%(質量百分率)であり、
好ましくは1〜10%(質量百分率)である。本発明に
用いる原液には、製品目的に応じて、上記必須成分の他
に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、毛髪化粧
料に配合可能な成分、例えば、界面活性剤、キレート
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、ビタミン、ホ
ルモンなどの薬剤、香料等を添加し、常法により製造出
来る。
【0021】原液の剤形は乳化組成物が好ましい。以下
に挙げる界面活性剤が本発明も効果を損なわないように
適宜選択されて配合される。好ましい界面活性剤は親水
性非イオン界面活性剤とカチオン性界面活性剤である。
具体的にはPOE硬化ヒマシ油、塩化ステアリルトロエ
イルアンモニウム塩である。 (1)アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セ
ッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸
ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例え
ば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム
等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-
ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸
ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウ
ロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドス
ルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリ
ンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウ
ム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸
エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、
POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩
(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリ
ウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシ
エチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロ
ピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アル
キルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼン
スルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル
塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウ
ム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイ
ルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタ
ミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸
モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油
等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキル
アリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン
酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコー
ル硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。 (2)カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキル
トリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモ
ニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セ
チルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアン
モニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ
(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキ
ル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアン
モニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキル
モリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン
塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸
誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。 (3)両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン
系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒド
ロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリ
ウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-
1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン
系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシ
メチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベ
タイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げ
られる。 (4)親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソ
ルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオ
レエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタ
ンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキ
シル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポ
リグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリ
セリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレ
イン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸
グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸
エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリ
コール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキル
エーテル等が挙げられる。 (5)親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、PO
E-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタ
ンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、
POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテトラオ
レエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例え
ば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモ
ノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-
ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪
酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレー
ト、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセ
リントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート
等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレ
ート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレン
グリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、PO
E-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステ
アリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチ
ルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル
等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);
POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチ
ルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテ
ル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノ
リン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラPOE・
テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロ
ニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例え
ば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ
油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モ
ノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレ
イン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、
POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例
えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モ
ノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド
等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-
アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エス
テル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリ
オレイルリン酸等が挙げられる。
【0022】本発明の毛髪化粧料は上記原液を液化ガス
を使用しない噴霧器に充填する。本発明において、ノン
ガスタイプの噴霧容器とは、本発明の毛髪化粧料は、液
化石油ガス、エーテル、フロンガスなどの液化ガスエア
ゾール式の容器には充填しないという意味である。した
がって、本発明は、安全性、環境保全に対する意義が高
い。噴霧容器には、ディスペンサー、エアスプレー(空
気を圧縮する蓄圧式容器)、ゴム弾性利用の噴霧容器、
電動スプレー、手動アトマイザー等が利用できる。特に
チップ口径0.35〜0.7mmのディスペンサー容器
が好ましい。
【0023】本発明の最も好ましい態様は、ハードタイ
プの乳化整髪料である。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例によっ
て限定されない。配合量は、特に断りのない限り%(質
量百分率)である。
【0025】下記に示す配合処方で常法により毛髪化粧
料(整髪料)を製造し、チップ口径0.5mmのディス
ペンサー容器に充填した。(1)セット力(整髪力)、
(2)使用時のなめらかさ、(3)使用時のべたつき、
(4)安定性について、評価した。
【0026】(評価方法)パネリスト10人に、セッ
ト力、なめらかさ、べたつき、について使用テスト
後、アンケートを行った。各パネリストが、それぞれの
項目に対し、以下の基準で判定し、その合計点数で評価
した。 よい:2点 普通:1点 悪い:0点 合計点数 11点以上:○ 5〜10点:△ 5点未満:× 安定性については、ディスペンサーに充填し、50
℃、37℃、室温、0℃に、各1つずつ放置し1ヶ月後
の経時変化を観察した。 ○:全温度において問題なし △:1温度で若干分離がみられる。 ×:いずれかの温度において分離が認められる。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】 *1: 非イオン性高分子(アイエスピー・ジャパン社)
【0030】上記の表の結果から、本発明の実施例はセ
ット力に優れた毛髪化粧料であることが分かる。特に、
両性樹脂にN−メタクリロイルオキシエチル−N、N'
−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシル
ベタイン・メタクリル酸ブチルエステル共重合体を用
い、また、カチオン性樹脂にビニルピロリドン・N,N
−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体を用いた
組み合わせが好ましい。油分にジメチルポリシロキサン
とメチルフェニルポリシロキサンを使用すると使用感が
好ましい。また、ディスペンサーの使用に際して、つま
りなどの現象は起こらず、好ましい霧質であった。以下
に本発明のその他の実施例を挙げる。
【0031】 〔実施例13〕整髪ノンガススプレー 配合成分 重量% 1.イオン交換水 適量 2.95%アルコール 14 3.グリセリン 4 4.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1 5.H.C.ポリマー1 0.5 6.H.C.ポリマー2 1 7.ユカフォーマーSM 2 8.ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 1 9.メチルフェニルポリシロキサン 4 10.香料 適量 製造方法 室温(20℃)にて各成分を混合し、ホモジナイザーを
用いて乳化する。これをディスペンサー容器に充填す
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の効果は以下の通りである。 (1)セット剤樹脂を十分に配合したセット力がある毛
髪化粧料を、ディスペンサー容器に問題なく充填でき
る。 (2)詰り現象が起こらない。 (3)使用感(毛髪に対するなめらかさ、べたつきのな
さ)が優れた毛髪化粧料である。 (4)安全性が高いスプレー式毛髪化粧料を提供でき
る。 (5)環境保全に対してやさしいスプレー式毛髪化粧料
を提供出来る。 (6)スプレー式毛髪化粧料であるため、使い易い。
フロントページの続き (72)発明者 田中 広美 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 (72)発明者 百瀬 浩 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 Fターム(参考) 4C083 AC022 AC102 AC121 AC122 AC422 AC432 AD132 AD151 AD152 BB11 BB34 BB35 CC31 CC32 DD08 DD47 EE01 EE06 EE07 EE25 EE28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両性樹脂とカチオン性樹脂と油分とアル
    コールと水とを含有し、ノンガスタイプの噴霧容器に充
    填する毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 油分がシリコーン油である請求項1記載
    の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 さらにグリセリンを含有する請求項1ま
    たは2記載の毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 前記噴霧容器が、チップ口径0.35〜
    0.7mmのディスペンサー容器である請求項1、2ま
    たは3記載の毛髪化粧料。
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