JP2003026139A - 包装容器及び包装体 - Google Patents

包装容器及び包装体

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JP2003026139A
JP2003026139A JP2001209795A JP2001209795A JP2003026139A JP 2003026139 A JP2003026139 A JP 2003026139A JP 2001209795 A JP2001209795 A JP 2001209795A JP 2001209795 A JP2001209795 A JP 2001209795A JP 2003026139 A JP2003026139 A JP 2003026139A
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shrink film
container
convex portion
thread tail
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JP2001209795A
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Akira Ishikawa
明 石川
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JAPAN XANPAK CORP
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装容器への直接印刷を不要とし、包装容器
を、リサイクル性の高いものとすると共に印刷が施され
たシュリンクフィルムの交換のみで多種多様の要望に対
処できる容器とすること。 【解決手段】 開口2が円形のどんぶり形状の包装容器
1であって、該包装容器1の底面に、四角形の糸尻状凸
部4を設けると共に、該包装容器1の側面に、上記底面
に設けた四角形の糸尻状凸部4の各辺と各々平行な平面
部5を4か所設けた包装容器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器に関し、
特に、包装容器内に内容物を収納して蓋体により塞いだ
後、その全体、或いはその一部をシュリンクフィルムに
よってシュリンク包装する包装容器、及びこのような包
装が成された包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、包装容器内に食品等の内容物
を収納し、該包装容器の開口を蓋体により塞いだ後、そ
の全体、或いはその一部をシュリンクフィルムによって
シュリンク包装することが成されている。
【0003】このシュリンクフィルムによる包装は、包
装容器内への異物の混入防止、また包装容器外周面の保
護及び汚れの防止、更には、包装容器の開封が確認で
き、悪戯の防止などの機能を果たすものであった。
【0004】また、上記包装容器の外周面に、内容物の
商品名、品質、有効期限などの表示や図柄を直接印刷し
たものもあるが、シュリンクフィルムに、予め上記商品
名や図柄などを印刷しておき、その印刷が施されたシュ
リンクフィルムによって、無着色及び無印刷の包装容器
をシュリンク包装することも成されている。
【0005】この場合には、シュリンクフィルムによる
包装は、内容物の表示や加飾の機能をも果たすものとな
り、包装容器への着色及び印刷は不要となる。このこと
は、包装容器を、印刷等による不純物を含まないリサイ
クル性の高い容器とすることができると共に、個々の需
要によりシュリンクフィルムの交換のみで多種多様の要
望に対処できる容器とすることができるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記シュリン
クフィルムによる包装は、シュリンクフィルムを熱収縮
させて被包装体に密着させる包装形態であるため、上記
した印刷が施されたシュリンクフィルムによって包装容
器を包装する場合には、シュリンクフィルムの収縮が安
定していなければ、シュリンクフィルムに印刷された図
柄が大きく変形してしまうことが生じる。
【0007】即ち、シュリンクフィルムの熱収縮が単に
均一に成されない場合には、シュリンクフィルムの部位
毎の収縮率を予め計算しておき、その部位毎の収縮率の
相違を加味した図柄を予めシュリンクフィルムに印刷す
るば対処できるが、シュリンクフィルムの収縮が安定し
ない、即ち、部位毎の収縮率がその都度異なる場合に
は、対処の仕様がなく、シュリンクフィルムに印刷され
た図柄が大きく変形してしまうことが生じていた。
【0008】上記のことは、例えば図11に示した即席
麺を収納するどんぶり形状の包装容器の如く、上部も底
部共に円形で、側面も球面体の包装容器においては顕著
に現れ、このような包装容器においては、印刷が施され
たシュリンクフィルムによって包装することはできず、
包装容器に直接印刷を施すことが現在においても成され
ている。
【0009】本発明は、上述した従来の技術が有する課
題に鑑み成されたものであって、その目的は、印刷が施
されたシュリンクフィルムによって包装することが可能
な包装容器の形状を見出し、包装容器への直接印刷を不
要とし、包装容器を、リサイクル性の高いものとすると
共に印刷が施されたシュリンクフィルムの交換のみで多
種多様の要望に対処できる容器とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、例えどんぶり
形状の包装容器であっても、その底部にシュリンクフィ
ルムが熱収縮する初期の段階において引っ掛かる部分が
あれば、シュリンクフィルムの位置決めがなされ、シュ
リンクフィルムの収縮が安定して行われることを見出
し、本発明を完成させた。
【0011】即ち、請求項1の本発明は、開口が円形、
楕円形、或いは円、楕円に近い多角形の、どんぶり形状
或いは深皿形状の包装容器であって、該包装容器の底面
に、三乃至八角形の糸尻状凸部を設けた包装容器とし
た。この発明によれば、底面に設けた三乃至八角形の糸
尻状凸部に、シュリンクフィルムが熱収縮する初期の段
階において引っ掛かり、その位置決めが成されるため、
シュリンクフィルムの収縮が安定し、印刷が施されたシ
ュリンクフィルムによる包装が可能となる。
【0012】また、請求項2の本発明は、上記包装容器
の側面に、上記底面に設けた三乃至八角形の糸尻状凸部
の少なくとも一辺と平行な平面部(但し、糸尻状凸部の
辺が弧をえがいている場合には、その弧によって定まる
最も長い弦と平行な平面部)を設けた包装容器とした。
この発明によれば、側面に設けた平面部の存在により、
更にシュリンクフィルムの収縮を安定させることができ
る。
【0013】また、請求項3の本発明は、開口が円形或
いは円に近い多角形の、どんぶり形状の包装容器であっ
て、該包装容器の底面に、四角形の糸尻状凸部を設ける
と共に、該包装容器の側面に、上記底面に設けた四角形
の糸尻状凸部の各辺と各々平行な平面部(但し、糸尻状
凸部の各辺が弧をえがいている場合には、その各弧によ
って定まる最も長い弦と各々平行な平面部)を4か所設
けた包装容器とし、請求項4の本発明は、開口が楕円形
或いは楕円に近い多角形の、深皿形状の包装容器であっ
て、該包装容器の底面に、六角形の糸尻状凸部を設ける
と共に、該包装容器の側面に、上記底面に設けた六角形
の糸尻状凸部の各辺と各々平行な平面部(但し、糸尻状
凸部の各辺が弧をえがいている場合には、その各弧によ
って定まる最も長い弦と各々平行な平面部)を6か所設
けた包装容器とした。これらの発明によれば、熱湯を注
いで食す即席麺などを収納する容器として、従来の上部
も底部共に円形で、側面も球面体のどんぶり形状の包装
容器、或いは電子レンジで温めて食すスパゲッティ、カ
レーライスなどを収納する容器として、従来の上部も底
部共に楕円形で、側面も球面体の深皿形状の包装容器な
どと何ら違和感無く使用できると共に、上記と同様に、
シュリンクフィルムの収縮が安定し、印刷が施されたシ
ュリンクフィルムによる包装が可能となる。
【0014】また、請求項5の本発明は、上記包装容器
を、白色着色又は無着色、及び/又は、白色印刷又は無
印刷の合成樹脂から成るものとした。この発明によれ
ば、包装容器をリサイクル性の高い容器とすることがで
きる。
【0015】また、請求項6の本発明は、上記請求項1
乃至5のいずれか記載の包装容器内に食品を収納し、該
包装容器の開口を蓋体により塞ぎ、シュリンクフィルム
にて上記包装容器及び蓋体をシュリンク包装した包装体
とし、請求項7の本発明は、前記シュリンクフィルムと
して、印刷が施されたシュリンクフィルムを用いた包装
体とした。これらの発明によれば、包装容器内への異物
の混入防止、また包装容器外周面の保護及び汚れの防
止、更には、包装容器の開封が確認でき、悪戯の防止な
どの機能を有する包装体となり、また、印刷が施された
シュリンクフィルムによってシュリンク包装した包装体
にあっては、包装容器への着色、印刷などは不要とな
り、包装容器をリサイクル性の高い容器とすることがで
きると共に、個々の需要によりシュリンクフィルムの交
換のみで多種多様の要望に対処できる包装体となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、上記した本発明にかかる包
装容器及び包装体の実施の形態を、詳細に説明する。
【0017】本発明に係る包装容器は、図1乃至図3に
示したような、上部開口が円形、楕円形、或いは円、楕
円に近い多角形の、どんぶり形状或いは深皿形状の包装
容器が対象となる。このような包装容器は、従来におい
てはシュリンクフィルムによるシュリンク包装をした場
合、シュリンクフィルムの収縮が安定せず、印刷が施さ
れたシュリンクフィルムによる包装ができないものであ
った。
【0018】なお、図1乃至図3に示した容器において
は、各々の容器開口部に蓋体をヒートシールする目的の
フランジを形成したものを示したが、蓋体を嵌合させる
目的の成形外縁部を有するもの、或いはこれらのフラン
ジや成形外縁部を有しない包装容器であっても、本発明
の対象容器となる。また、本発明で言う円、楕円に近い
多角形の開口とは、五角形以上の開口、また弧をえがく
曲線を連結した三角形以上の開口、更には各角部にアー
ルが施された、五角形以上或いは弧をえがく曲線を連結
した三角形以上の開口をも含む概念である。但し、八角
形以上の開口、また弧をえがく曲線を連結した五角形以
上の開口、更には各角部にアールが施された、六角形以
上或いは弧をえがく曲線を連結した五角形以上の開口と
することが、より円、楕円に近い開口となり、本発明の
対象容器として好ましい。
【0019】本発明は、上記した開口が円形、楕円形、
或いは円、楕円に近い多角形の、どんぶり形状或いは深
皿形状の包装容器であって、該包装容器の底面に、三乃
至八角形の糸尻状凸部を設けたことを第1の特徴とす
る。
【0020】この三乃至八角形の糸尻状凸部を包装容器
の底面に設けることにより、該包装容器をシュリンクフ
ィルムを用いてシュリンク包装する際、シュリンクフィ
ルムは、その熱収縮の初期の段階においてこの三乃至八
角形の糸尻状凸部に当接して引っ掛かり、包装容器表面
上において位置決めされることとなる。そのため、シュ
リンクフィルムの収縮は、その大部分が位置決めされた
状態でその各部位が包装容器の形状に添った熱収縮を行
うこととなり、そのシュリンクフィルムの各部位の収縮
率は安定し、印刷が施されたシュリンクフィルムによる
包装が可能となる。
【0021】ここで、本発明において八角形の糸尻状凸
部を上限としたのは、八角形を越える多角形の糸尻状凸
部では、従来の円形或いは楕円形の底面形状の包装容器
と差ほど差異が無く、上記したシュリンクフィルムを熱
収縮する初期の段階において引っ掛かけ、その位置決め
を行う機能が劣るためである。また、本発明で言う三乃
至八角形とは、正三角形、正四角形などの正多角形に限
らず、長方形、偏平な六角形などの種々の多角形を含
み、更には各角部にアールが施されたもの、各辺が弧を
えがいているものなども含む概念である。なお、各角部
にアールを施した場合には、被覆するシュリンクフィル
ムの破れ防止などの効果が期待できる。
【0022】また、本発明は、上記包装容器の側面に、
上記底面に設けた三乃至八角形の糸尻状凸部の少なくと
も一辺と平行な平面部(但し、糸尻状凸部の辺が弧をえ
がいている場合には、その弧によって定まる最も長い弦
と平行な平面部)を設けたことを第2の特徴とする。こ
のような平面部を包装容器の側面に設けることにより、
シュリンクフィルムはこの平面部と面接触することとな
り、よりシュリンクフィルムの収縮が安定し、印刷が施
されたシュリンクフィルムを用いて該包装容器をシュリ
ンク包装した場合においても、シュリンクフィルムに印
刷された図柄が大きく変形してしまうことが生じ難い容
器となる。
【0023】ここで、上記本発明において包装容器の側
面に設ける平面部は、開口はあくまで円形、楕円形、或
いは円、楕円に近い多角形とするため、上方ほどその平
面部の占める割合が小さくなる、略三角形状の平面部を
側面に形成することとなる。なお、この平面部は、上記
底面に設けた三乃至八角形の糸尻状凸部の各辺と各々平
行に形成することにより、包装容器下部を、三乃至八角
形の多面体とすることが、包装容器の側面全周におい
て、シュリンクフィルムの収縮が安定したものとなるた
めに好ましい。
【0024】上記本発明に係る包装容器の材質は、何ら
限定されるものではなく、例えば、従来より一般的に食
品等を収納する包装容器において多用されている、ポリ
スチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂組成物、ポリエチ
レン系樹脂、ポリエチレン系樹脂組成物、ポリプロピレ
ン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物などを基材
樹脂とする各種の熱可塑性樹脂の発泡体、或いはこれら
の発泡体と各種合成樹脂フィルムとの積層体、更には塩
化ビニル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系
樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアミド樹脂、或いはこれらの組成物を基材樹脂とする
非発泡体を用いることができる。中でも、本発明におい
ては、即席麺等の食品用容器として使用頻度の高い熱可
塑性樹脂発泡体及び該発泡体と合成樹脂フィルムとの積
層体が、包装容器の材質として好ましい。通常、包装容
器は、上記した基材樹脂をシート状に押出して得られた
発泡シートや非発泡シートを素材とし、成形金型を用い
て包装容器形状に熱成形することにより得られるが、イ
ンジェクション成形して得られたものであっても良い。
また、包装容器として、紙製のもの、パルプモールド品
などであっても良い。
【0025】上記した本発明に係る包装容器は、即席麺
などの食品を収納する包装容器として好適に用いること
ができ、該包装容器内に食品等の内容物を収納し、該包
装容器の開口を蓋体により塞いだ後、シュリンクフィル
ムにて上記包装容器及び蓋体をシュリンク包装した包装
体とすることができる。
【0026】この際、本発明に係る包装容器は、無着色
及び無印刷の合成樹脂から成るものとし、印刷が施され
たシュリンクフィルムを用いて該包装容器をシュリンク
包装することが好ましい。これは、本発明に係る包装容
器は、上述した如く、シュリンクフィルムを用いてシュ
リンク包装した場合、そのシュリンクフィルムの収縮は
安定し、印刷が施されたシュリンクフィルムによって包
装した場合においても、そのシュリンクフィルムに印刷
された図柄が大きく変形してしまうことが生じ難い。そ
のため、内容物の商品名、品質、有効期限などの表示や
図柄はシュリンクフィルムに印刷することとし、この印
刷が施されたシュリンクフィルムによって、無着色及び
無印刷の合成樹脂から成る本発明に係る包装容器を包装
した包装体とすることにより、包装容器を着色或いは印
刷による不純物を含まないリサイクル性の高い容器とす
ることができ、また個々の需要によりシュリンクフィル
ムの交換のみで多種多様の要望に対処できる包装体とす
ることができる。なお、包装容器は、無着色及び無印刷
のものでなくとも、白色インキで印刷が施されたもの、
白色フィルムが積層された素材又は白色印刷部を有する
透明フィルムが積層された素材からなるものであれば、
熱可塑性樹脂発泡体の基材樹脂として無着色及び無印刷
のものとリサイクル性において遜色がないため、このよ
うな白色着色、或いは白色印刷が施された合成樹脂製で
あっても良い。
【0027】ここで、上記本発明に係る包装容器の開口
を塞ぐ蓋体の材質としては、従来より使用されている、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ハイインパクトポリスチレン等のポリスチレ
ン系樹脂を使用することができ、好ましくは本発明に係
る包装容器の開口部上縁に形成されたフランジとの接触
面に熱融着性フィルムを使用し、包装容器上縁とのヒー
トシールが可能なものが好ましい。また紙、アルミニウ
ム泊、その他の合成樹脂フィルムなど、任意の素材を積
層したものも使用できる。
【0028】また、上記本発明に係る包装容器をシュリ
ンク包装するシュリンクフィルムとしては、例えばポリ
塩化ビニルデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等が挙げられ
る。シュリンクフィルムの厚みも特には限定されない
が、一般的には8μm以上、200μm以下程度のもの
が使用される。また、本発明に係る包装容器をシュリン
ク包装する方法も、従来と同様で良く、例えば包装装置
にセットされたロール状のシュリンクフィルムを引き出
し、フォーマーにより包装容器の形状に適合させて包装
容器を包囲させると共に、その両側端部をヒートシール
し、包装容器を被覆する前記シュリンクフィルムの前後
端部をヒートカッター等で適宜寸法に溶断・溶着し、更
に、熱収縮機によりシュリンクフィルムを加熱収縮させ
れば良い。
【0029】以下、本発明に係る包装容器を、図面を示
してより具体的に説明する。図4乃至図7は、本発明に
係る包装容器の第1の実施例を示したものであり、該包
装容器1は、開口2が円形のどんぶり形状の容器であ
る。
【0030】上記容器1の上縁には、蓋体(図示せず)
をヒートシールする目的の外方へ広がるフランジ3が形
成されている。また、容器1の底面には、四角形の糸尻
状凸部4が形成されている。この四角形の糸尻状凸部4
は、4つの角部にいずれもアール4aが施され、容器内
面側から見ると四角形の凹部に形成されている。
【0031】また、容器1の側面には、上記容器1の底
面に形成された四角形の糸尻状凸部4の各辺と各々平行
な平面部5が、図6及び図7に示したように、外観をど
んぶり形状とする曲面部6に連なる状態で4か所形成さ
れている。この平面部5は、開口2をあくまで円形とす
るため、上方ほどその平面部5の占める割合が曲面部6
に比して小さくなる、略三角形状の平面部5とされ、こ
の平面部5を、上記底面に設けた四角形の糸尻状凸部4
の各辺と各々平行に形成することにより、包装容器1の
下部を、図6及び図7に示したように、四角形状の多面
体としている。
【0032】上記した形状の本発明に係る包装容器1
は、ポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン系樹脂組成
物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂発泡シートを素材と
し、成形金型を用いて熱成形することにより一体成形さ
れている。
【0033】上記のように形成された本発明にかかる包
装容器1は、上部開口2は円形のままであるため、熱湯
を注いで食す即席麺などを収納する容器として、従来の
上部も底部共に円形で、側面も球面体のどんぶり形状の
包装容器と何ら違和感無く使用できると共に、底面に設
けた四角形の糸尻状凸部4の存在、及び側面の一部に設
けた平面部5の存在により、シュリンクフィルムの収縮
が安定し、印刷が施されたシュリンクフィルムによる包
装が可能な包装容器となる。
【0034】次に、本発明に係る包装容器の第2の実施
例を、図8乃至図10に示す。この第2の実施例に係る
包装容器11は、開口12が楕円形の深皿形状の容器で
ある。
【0035】この容器11の上縁には、蓋体(図示せ
ず)をヒートシールする目的の外方へ広がるフランジ1
3が形成され、容器11の底面には、六角形の糸尻状凸
部14が形成されている。この六角形の糸尻状凸部14
は、楕円形の開口2にあわせるため、対向する2辺14
a,14aが他の辺14bに比して長く、且つ偏平に形
成されていると共に、6つの角部にいずれもアール14
cが施され、容器内面側から見ると六角形の凹部に形成
されている。
【0036】また、容器11の側面には、上記容器11
の底面に形成された六角形の糸尻状凸部14の各辺と各
々平行な平面部15が、曲面部16に連なる状態で6か
所形成されている。この平面部15は、開口2をあくま
で楕円形とするため、図10に示したように、上方ほど
その平面部15の占める割合が曲面部16に比して小さ
くなる、略三角形状の平面部15とされ、この平面部1
5を、上記底面に設けた六角形の糸尻状凸部14の各辺
と各々平行に形成することにより、包装容器11の下部
を、シュリンクフィルムが引っ掛かり易い多面体として
いる。
【0037】上記した形状の本発明に係る包装容器11
は、耐熱性に優れたポリプロピレン系樹脂或いはポリプ
ロピレン系樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂発
泡シートを素材とし、成形金型を用いて熱成形すること
により一体成形されている。
【0038】上記のように形成された本発明にかかる包
装容器11は、上部開口12は楕円形のままであるた
め、電子レンジで温めて食すスパゲッティ、カレーライ
スなどを収納する容器として、従来の上部も底部共に楕
円形で、側面も球面体の深皿形状の包装容器と何ら違和
感無く使用できると共に、底面に設けた六角形の糸尻状
凸部14の存在、及び側面の一部に設けた平面部15の
存在により、シュリンクフィルムの収縮が安定し、印刷
が施されたシュリンクフィルムによる包装が可能な包装
容器となる。
【0039】以上、本発明の実施の形態につき説明した
が、本発明は何ら既述の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想、即ち、開口が円形、楕円
形、或いは円、楕円に近い多角形の、どんぶり形状或い
は深皿形状の包装容器であって、該包装容器の底面に、
三乃至八角形の糸尻状凸部を設ける、或いは、該包装容
器の底面に三乃至八角形の糸尻状凸部を設けると共に、
該三乃至八角形の糸尻状凸部の各辺と平行な平面部を包
装容器の側面に設けることにより、シュリンクフィルム
の収縮を安定させると言う技術的思想の範囲内におい
て、種々の変形及び変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上、説明した本発明に係る包装容器に
よれば、シュリンク包装を施した場合のシュリンクフィ
ルムの収縮が安定して行われるため、印刷が施されたシ
ュリンクフィルムによる包装が可能となり、包装容器自
体への着色或いは印刷が不要となる。このことは、包装
容器を着色或いは印刷などによる不純物を含まないリサ
イクル性の高い容器とすることができると共に、個々の
需要により印刷が施されたシュリンクフィルムの交換の
みで多種多様の要望に対処できる包装体を提供できる効
果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とする包装容器の上部開口の一例
を示した斜視図である。
【図2】本発明が対象とする包装容器の上部開口の他の
例を示した斜視図である。
【図3】本発明が対象とする包装容器の上部開口の更に
他の例を示した斜視図である。
【図4】本発明に係る包装容器の第1の実施例を示した
平面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う部分の断面図である。
【図6】図5のB−B線に沿う部分の断面図である。
【図7】本発明に係る包装容器の第1の実施例を示した
斜視図である。
【図8】本発明に係る包装容器の第2の実施例を示した
平面図である。
【図9】図8のA−A線に沿う部分の断面図である。
【図10】本発明に係る包装容器の第2の実施例を示し
た斜視図である。
【図11】従来のどんぶり形状の包装容器を示した斜視
図である。
【符号の説明】
1 包装容器 2 円形の開口 3 フランジ 4 四角形の糸尻状凸部 5 平面部 6 曲面部 11 包装容器 12 楕円形の開口 13 フランジ 14 六角形の糸尻状凸部 15 平面部 16 曲面部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA08 BA15 BA16 BA21 BA22 BA26 BB08 BB10 DD05 FA04 GA03 3E067 AA11 AB01 BA10A BA18A BB14A BB15A BB16A BB17A BB18A CA01 CA24 EA06 EA32 EB27 EE03 FB01 FC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口が円形、楕円形、或いは円、楕円に
    近い多角形の、どんぶり形状或いは深皿形状の包装容器
    であって、該包装容器の底面に、三乃至八角形の糸尻状
    凸部を設けたことを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 上記包装容器の側面に、上記底面に設け
    た三乃至八角形の糸尻状凸部の少なくとも一辺と平行な
    平面部(但し、糸尻状凸部の辺が弧をえがいている場合
    には、その弧によって定まる最も長い弦と平行な平面
    部)を設けたことを特徴とする、請求項1記載の包装容
    器。
  3. 【請求項3】 開口が円形或いは円に近い多角形の、ど
    んぶり形状の包装容器であって、該包装容器の底面に、
    四角形の糸尻状凸部を設けると共に、該包装容器の側面
    に、上記底面に設けた四角形の糸尻状凸部の各辺と各々
    平行な平面部(但し、糸尻状凸部の各辺が弧をえがいて
    いる場合には、その各弧によって定まる最も長い弦と各
    々平行な平面部)を4か所設けたことを特徴とする包装
    容器。
  4. 【請求項4】 開口が楕円形或いは楕円に近い多角形
    の、深皿形状の包装容器であって、該包装容器の底面
    に、六角形の糸尻状凸部を設けると共に、該包装容器の
    側面に、上記底面に設けた六角形の糸尻状凸部の各辺と
    各々平行な平面部(但し、糸尻状凸部の各辺が弧をえが
    いている場合には、その各弧によって定まる最も長い弦
    と各々平行な平面部)を6か所設けたことを特徴とする
    包装容器。
  5. 【請求項5】 上記包装容器が、白色着色又は無着色、
    及び/又は、白色印刷又は無印刷の合成樹脂から成るこ
    とを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか記載の包装
    容器。
  6. 【請求項6】 上記請求項1乃至5のいずれか記載の包
    装容器内に食品を収納し、該包装容器の開口を蓋体によ
    り塞ぎ、シュリンクフィルムにて上記包装容器及び蓋体
    をシュリンク包装したことを特徴とする包装体。
  7. 【請求項7】 上記シュリンクフィルムが、印刷が施さ
    れたシュリンクフィルムであることを特徴とする、請求
    項6記載の包装体。
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